JPWO2018167913A1 - トランジションピース - Google Patents

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Abstract

支柱の固定部分に大きな熱応力が発生することを抑制することが可能であって、支柱の交換を容易に実現することができる、トランジションピースを提供する。実施形態のトランジションピースは、ガスタービン設備において燃焼器ライナで生成された燃焼ガスをタービン部へ導く。トランジションピースにおいて燃焼ガスがタービン部へ流出する出口部分は、タービン部の径方向において内側に位置している内周壁と、径方向において内周壁よりも外側に位置している外周壁と、内周壁と外周壁との間に設けられた支柱とを備える。内周壁は、第1の差込溝が形成されている。外周壁は、第2の差込溝が形成されている。支柱は、径方向において内側に位置する第1の端部が第1の差込溝に差し込まれて固定されていると共に、径方向において外側に位置する第2の端部が第2の差込溝に差し込まれて固定されている。

Description

本発明の実施形態は、トランジションピースに関する。
ガスタービン発電プラントは、タービン部に圧縮機が同軸に設けられており、圧縮機において圧縮された圧縮媒体(圧縮空気)が、燃料と共に燃焼器に案内される。そして、燃焼器では、燃焼器ライナにおいて燃焼が生ずることによって、高温の燃焼ガスが生成される。その燃焼ガスは、トランジションピースを経て、タービン部に作動媒体として導入される。これにより、タービン部において燃焼ガスが膨張してタービンロータが回転することによって、発電が行われる。ガスタービン発電プラントは、圧縮機の出口圧力と入口圧力との圧力比(出口圧力/入口圧力)が大きいほど、発電効率が向上する。このため、圧縮機の出口圧力の高圧化が推進されている。
トランジションピース20Jに関して図6を用いて説明する。
トランジションピース20Jは、燃焼ガスが流入する入口側20Aの部分が円筒状の管状体であって、燃焼ガスが流出する出口側20Bの部分が扇形状の管状体である。
トランジションピース20Jは、圧縮機から吐出された燃焼用媒体の圧力が外側から作用すると共に、燃焼器ライナから導入された燃焼ガスの圧力が内側から作用する。外側から作用する燃焼用媒体の圧力と、内側から作用する燃焼ガスの圧力との間は互いに相違しているため、トランジションピース20Jは、外側と内側との間で圧力差が生じる。このため、トランジションピース20Jは、円筒状である入口側20Aの部分では、圧力が均一に作用するが、扇形形状である出口側20Bの部分では、圧力の作用が不均一である。その結果、出口側20Bの部分においては、図6において一点鎖線で示すように、外周側(図6では上側部分)と内周側(下側部分)とが近づくように、変形が生じやすい。
また、トランジションピース20Jは、入口側20Aのガス流路の面積よりも出口側20Bのガス流路の面積の方が小さくなっている。このため、出口側20Bの部分では、メタル温度が上昇して高温環境下に曝されるために、クリープ変形が顕著に発生しやすい。トランジションピース20Jを継続して使用することによってクリープ変形が生じることにより、出口側20Bの部分の内径が小さくなる場合がある。これにより、損傷の増加、出力低下、および、効率低下が発生する場合がある。
このため、トランジションピース20Jにおいては、上記の変形を防止するための技術が提案されている。たとえば、トランジションピース20Jの出口部分の変形を防止するために、支柱を出口部分の通路の中央に一本配置することが提案されている。ここでは、支柱は、溶接によって、トランジションピースの内周壁と外周壁とのそれぞれに一体的に接合されている(たとえば、特許文献1)。
特開平1−155120号公報
上記したように、支柱は、溶接によって、トランジションピースの内周壁と外周壁とのそれぞれに一体的に接合されている。トランジションピースの内部を流れる燃焼ガスは、温度が極めて高い。このため、トランジションピースにおいて支柱を固定した固定部分には、大きな熱応力が発生し、破損が生ずる場合がある。また、支柱が溶接で接合されているので、支柱をトランジションピースから容易に分解できないので、支柱の交換が困難である。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、支柱の固定部分に大きな熱応力が発生することを抑制することが可能であって、支柱の交換を容易に実現することができる、トランジションピースを提供することである。
実施形態のトランジションピースは、ガスタービン設備において燃焼ガスをタービン部へ導く。トランジションピースにおいて燃焼ガスがタービン部へ流出する出口部分は、タービン部の径方向において内側に位置している内周壁と、径方向において内周壁よりも外側に位置している外周壁と、内周壁と外周壁との間に設けられた支柱とを備える。内周壁は、第1の差込溝が形成されている。外周壁は、第2の差込溝が形成されている。支柱は、径方向において内側に位置する第1の端部が第1の差込溝に差し込まれて固定されていると共に、径方向において外側に位置する第2の端部が第2の差込溝に差し込まれて固定されている。
第1実施形態に係るガスタービン設備100の要部を模式的に示す部分断面図である。 第1実施形態に係るガスタービン設備100において、トランジションピース部10を模式的に示す断面図である。 第1実施形態に係るガスタービン設備100において、トランジションピース部10を模式的に示す断面図である。 第1実施形態に係るガスタービン設備100において、トランジションピース部10を模式的に示す断面図である。 第1実施形態に係るガスタービン設備100において、支柱70を拡大して示す断面図である。 第1実施形態に係るガスタービン設備100において、支柱70を拡大して示す断面図である。 第1実施形態の変形例に係る支柱70を模式的に示す図である。 第2実施形態に係るガスタービン設備100において、トランジションピース20が設置された部分を模式的に拡大して示す図である。 関連技術に係るトランジションピースの要部を示す図である。
<第1実施形態>
第1実施形態に係るガスタービン設備100について、図1を用いて例示する。図1において、横方向は、回転軸に沿った軸方向(スラスト方向)に相当し、縦方向は、回転軸に直交する径方向(ラジアル方向)の一部に相当する。
図1に示すように、ガスタービン設備100は、外気を圧縮する圧縮機110と、圧縮機110で圧縮された空気と燃料とを混合して燃焼させる燃焼器ライナ120と、燃焼器ライナ120で生成した燃焼ガスをタービン部130に導くトランジションピース部10と、トランジションピース部10を通過した燃焼ガスが作動媒体として流入することによって駆動するタービン部130とを備えている。
圧縮機110は、圧縮機ケーシング111の内部に圧縮機ロータ113を備えている。圧縮機ロータ113は、複数の動翼112が周方向に配置された動翼翼列を含み、複数の動翼翼列が軸方向に配列している。圧縮機ケーシング111は、複数の静翼114が周方向に配置された静翼翼列を含み、複数の静翼翼列が軸方向に配列している。ここでは、複数の動翼翼列と複数の静翼翼列とが軸方向において交互に並ぶように設けられている。圧縮機110では、動翼112が圧縮機ロータ113と共に回転することで、外部の空気が圧縮される。
燃焼器ライナ120は、圧縮機110の周囲において複数が周方向に配置されている。燃焼器ライナ120では、燃料と圧縮機110で圧縮された空気とが混合されて燃焼することによって、燃焼ガスが生成される。
トランジションピース部10は、燃焼器ライナ120に接続されている。トランジションピース部10は、燃焼器ライナ120から燃焼ガスが流入し、燃焼ガスを整流してタービン部130へ導くように構成されている。トランジションピース部10の詳細については後述する。
タービン部130は、タービンケーシング131の内部にタービンロータ133を備えている。タービンロータ133は、複数の動翼132が周方向に配置された動翼翼列を含み、複数の動翼翼列が軸方向に配列している。タービンケーシング131は、複数の静翼134が周方向に配置された静翼翼列を含み、複数の静翼翼列が軸方向に配列している。ここでは、複数の動翼翼列と複数の静翼翼列とが軸方向において交互に並ぶように設けられている。つまり、静翼翼列と動翼翼列とを含むタービン段落が回転軸に沿って複数並んでいる。トランジションピース部10からタービン部130に導入された燃焼ガスは、静翼134を経て動翼132に噴射される。これにより、タービン部130では、動翼132およびタービンロータ133が回転する。タービンロータ133は、発電機(図示省略)が連結されており、タービンロータ133の回転エネルギが発電機で電気エネルギに変換される。
トランジションピース部10の詳細に関して、図2A、図2B、および、図2Cを用いて説明する。図2Aにおいては、横方向が軸方向に相当し、縦方向が径方向の一部に相当する。図2Bは、図2Aに示すX−X部分の断面について図示しており、紙面に垂直な方向が軸方向に相当する。図2Cは、図2Aに示すY−Y部分の断面について図示しており、紙面に垂直な方向が径方向の一部に相当し、横方向が軸方向に相当し、縦方向が周方向に相当する。
図2Aに示すように、トランジションピース部10は、トランジションピース20(内筒)と、トランジションピース20を内部に収容するように配置されている外筒30とを備える。つまり、トランジションピース部10は、二重管構造である。トランジションピース部10は、連結部材500を介して、タービン部130に連結されている。具体的には、トランジションピース部10は、初段のタービン段落において、静翼134を挟んでいるダイアフラム内輪134Aとダイアフラム外輪134Bとのそれぞれに連結されている。
トランジションピース部10のうち、トランジションピース20は、燃焼器ライナ120から流入した燃焼ガスCGをタービン部130に導くために設けられている。
ここでは、トランジションピース20は、燃焼ガスCGが流れる流路の断面が、入口から出口へ向かって円形から扇形へ徐々に変形するように構成されている。つまり、図示を省略しているが、トランジションピース20において、燃焼ガスCGが流入する入口部分は、円筒状の管状体であって、円形の開口を備える。これに対して、トランジションピース20において、燃焼ガスCGが流出する出口部分は、扇形状の管状体である。
具体的には、トランジションピース20の出口部分は、図2Bに示すように、円弧状の内周壁211と、円弧状の外周壁212とが径方向において間隙(開口)を介して対面している。また、トランジションピース20の出口部分は、径方向に沿った一対の側壁213a,213bを含み、一対の側壁213a,213bが周方向の両端において間隙(開口)を介して対面している。
トランジションピース20の出口部分において、内周壁211は、タービン部130の径方向において内側に位置しており、内周壁211において外周壁212側に位置する面には、第1の差込溝T20aが形成されている。そして、外周壁212は、径方向において内周壁211よりも外側に位置しており、外周壁212において内周壁211側に位置する面には、第2の差込溝T20bが形成されている。
外筒30は、内筒であるトランジションピース20と同様な形状で形成されている。つまり、外筒30は、入口部分が円筒状の管状体であって、出口部分が扇形状の管状体である。
図1および図2Aに示すように、外筒30には、複数の噴出孔31が形成されている。複数の噴出孔31は、たとえば、圧縮機110から流入する空気の一部を冷却媒体CAとしてトランジションピース20の外表面に向けて噴出するために設けられている。
本実施形態では、トランジションピース部10は、更に、複数の支柱70を備えている。複数の支柱70は、図2Bに示すように、トランジションピース20の出口部分において内周壁211と外周壁212との間に位置する間隙に設けられている。ここでは、たとえば、3つの支柱70が周方向において間を隔てて並ぶように配置されている。具体的には、トランジションピース20の出口部分において、周方向の中央部に支柱70が配置されていると共に、その中央部の支柱70を周方向で挟むように、一対の支柱70が両側部に配置されている。両側部に配置された一対の支柱70は、周方向において、中央部の支柱70を軸として対称に配置されている。
複数の支柱70のそれぞれは、たとえば、円筒形状の管状体であって、径方向に沿って延在している。複数の支柱70のそれぞれは、径方向において内側に位置する一端(第1の端部)に第1の固定プレート部701aが設けられていると共に、径方向において外側に位置する他端(第2の端部)に第2の固定プレート部701bが設けられている。第1の固定プレート部701aおよび第2の固定プレート部701bは、矩形状の板状体である。支柱70において径方向の内側に位置する一端は、第1の固定プレート部701aが第1の差込溝T20aに差し込まれて固定されている。支柱70において径方向の外側に位置する他端は、第2の固定プレート部701bが第2の差込溝T20bに差し込まれて固定されている。
具体的には、図2Cに示すように、第2の差込溝T20bは、第2の固定プレート部701bと共に、ブロック711を収容している。第2の差込溝T20bは、長手方向が燃焼ガスCGの流れ方向(軸方向)に沿っており、燃焼ガスCGの入口側に第2の固定プレート部701bが位置し、燃焼ガスCGの出口側にブロック711が位置している。第2の差込溝T20bにおいて周方向(図2Cでは縦方向)の幅は、第2の固定プレート部701bの周方向の幅に一致している。そして、第2の差込溝T20bにおいて軸方向(図2Cでは横方向)の幅は、第2の固定プレート部701bの周方向の幅とブロック711の周方向の幅とを合計した値に一致している。第1の差込溝T20aの拡大図については省略しているが、第2の差込溝T20bと同様である。
支柱70をトランジションピース20に装着する際には、第1の固定プレート部701aを第1の差込溝T20aに差し込むと共に、第2の固定プレート部701bを第2の差込溝T20bに差し込む。その後、第1の差込溝T20aと第2の差込溝T20bとのそれぞれにブロック711を差し込む。これによって、支柱70がトランジションピース20に固定される。
また、支柱70は、冷却媒体CAが流れる冷却流路P70が、径方向に貫通するように設けられている。
支柱70の冷却流路P70に関して図3Aおよび図3Bを用いて説明する。図3Aでは、横方向が軸方向に相当し、紙面に垂直な方向が径方向に相当する。図3Bでは、横方向が軸方向に相当し、縦方向が径方向に相当する。
図3Aおよび図3Bに示すように、冷却流路P70が設けられた支柱70の内周面には、フィン721とピン722とが設けられている。
フィン721は、支柱70の内周面のうちトランジションピース20の入口側(図3A、図3Bでは、右側)に複数が設けられている。フィン721は、円弧状の板状体であって、複数が径方向において間を隔てて設けられている。
ピン722は、支柱70の内周面のうちフィン721よりもトランジションピース20の出口側(図3A、図3Bでは、左側)に設けられている。ピン722は、円柱状の棒状体であって、複数が径方向および軸方向において間を隔てて設けられている。
この他に、支柱70は、軸方向貫通孔K70が設けられている。軸方向貫通孔K70は、支柱70のうちトランジションピース20の入口側に位置する部分に形成されており、軸方向に貫通している。つまり、軸方向貫通孔K70は、支柱70の内部に設けられた冷却流路P70と、支柱70においてトランジションピース20の入口側に位置する外部との間を連通している。軸方向貫通孔K70は、複数が径方向において間を隔てて設けられている。軸方向貫通孔K70は、支柱70のうちトランジションピース20の入口側に位置する部分において、フィン721が設けられた部分以外の部分に設けられている。
冷却媒体CAは、支柱70の冷却流路P70において径方向の一端および他端から流入する。冷却流路P70の内部において、冷却媒体CAは、フィン721およびピン722によって乱流化するため、対流冷却の作用が強化される。そして、冷却媒体CAは、支柱70においてトランジションピース20の入口側に形成された軸方向貫通孔K70からトランジションピース20の内部へ排出される。このため、支柱70において、出口側よりも高い温度になる入口側がフィルム冷却の作用によって効果的に冷却される。
以上のように、本実施形態のトランジションピース20のうち、燃焼ガスCGがタービン部130へ流出する出口部分は、タービン部130の径方向において内側に位置している内周壁211と、径方向において内周壁211よりも外側に位置している外周壁212と、内周壁211と外周壁212との間に設けられた支柱70とを備える。ここでは、内周壁211は、第1の差込溝T20aが形成されており、外周壁212は、第2の差込溝T20bが形成されている。そして、支柱70は、一端部が第1の差込溝T20aに差し込まれて固定されていると共に、他端部が第2の差込溝T20bに差し込まれて固定されている。支柱70は、溶接によってトランジションピース20に接合されていない。
したがって、本実施形態のトランジションピース20においては、支柱70の固定部分に大きな熱応力が発生することを抑制することが可能である。また、本実施形態においては、支柱70の交換を容易に実現することができる。
また、本実施形態では、複数の支柱70がトランジションピース20に設置されている。このため、トランジションピース20の内部と外部との間の差圧に起因して、トランジションピース20が変形することを効果的に防止することができる。
支柱70の変形例に関して、図4を用いて説明する。図4においては、図2Aと同様に、横方向が軸方向に相当し、縦方向が径方向の一部に相当する。
図4に示す変形例のように、支柱70は、更に、インピンジ冷却が行われるように構成されていていることが好ましい。本変形例では、支柱70は、冷却流路P70が径方向に延在しているが、貫通していない。支柱70において、冷却流路P70は、径方向において外側に位置する他端部が開口しているが、径方向において内側に位置する一端部が閉じた状態になっている。支柱70においてトランジションピース20の入口側および出口側には、軸方向貫通孔K70が形成されている。具体的には、トランジションピース20の入口側(図4では左側)および出口側(右側)においては、たとえば、2つの軸方向貫通孔K70が径方向において間を隔てて設けられている。トランジションピース20の入口側に設けられた2つの軸方向貫通孔K70は、トランジションピース20の出口側に設けられた2つの軸方向貫通孔K70に径方向で挟まれるように設けられている。そして、支柱70において冷却流路P70として機能する内部には、インサート部材71が径方向の外側から挿入されている。
本変形例において、インサート部材71は、円筒形状の管状体である。インサート部材71の外径は、支柱70の内径よりも小さく、インサート部材71の外周面と支柱70の内周面との間に空隙が介在している。また、インサート部材71において、径方向の外側に位置する他端部には、フランジ71Fが設けられている。インサート部材71のフランジ71Fは、トランジションピース20の内周壁211において径方向の外側に位置する面に支持されている。インサート部材71は、支柱70と同様に、冷却流路P71が径方向に延在しているが、貫通していない。インサート部材71において、冷却流路P71は、径方向において外側に位置する他端部が開口した状態であるが、径方向において内側に位置する一端部が閉じた状態になっている。インサート部材71には、軸方向貫通孔K71が設けられている。軸方向貫通孔K71は、インサート部材71のうちトランジションピース20の入口側に位置する部分に形成されており、軸方向に貫通している。軸方向貫通孔K71は、複数が径方向において間を隔てて設けられている。
本変形例において、冷却媒体CAは、インサート部材71の冷却流路P71において径方向の外側に位置する開口から流入する。冷却媒体CAは、インサート部材71においてトランジションピース20の入口側に形成された軸方向貫通孔K71から支柱70の冷却流路P70へ排出されることによって、支柱70を冷却する。その後、冷却媒体CAは、支柱70の冷却流路P70においてトランジションピース20の入口側および出口側に設けられた軸方向貫通孔K70を流れることによって、支柱70を冷却する。このように、フィルム冷却と共にインピンジ冷却を行うことで、支柱70を冷却してもよい。
なお、上記の実施形態では、支柱70が円筒形状である場合について例示したが、これに限らない。燃焼ガスCGの流れが支柱70で阻害されることを抑制するために、たとえば、支柱70の外形を流線形状にしてもよい。
その他、上記の実施形態では、トランジションピース20に複数の支柱70を設置する場合について説明したが、これに限らない。トランジションピース20に設置する支柱70は、単数でもよい。
<第2実施形態>
第2実施形態に係るトランジションピース20の詳細に関して、図5を用いて説明する。図5では、トランジションピース20の支柱70とタービン部130において初段のタービン段落を構成する静翼134との配置関係を示しており、縦方向が周方向に相当し、横方向が軸方向に相当し、紙面に垂直な方向が径方向に相当する。本実施形態において、上記した実施形態と同一の部材については同一の符号を付し、重複する部分の説明に関しては適宜省略する。
図5に示すように、複数の支柱70のそれぞれは、軸方向において複数の静翼134のそれぞれの前縁よりも上流側に位置するように配置されている。つまり、支柱70と静翼134の前縁とが軸方向に沿って並んでいる。
本実施形態では、複数の静翼134の間において燃焼ガスCGが作動媒体として流れる流路の上流側には、支柱70が配置されていない。このため、本実施形態では、支柱70に起因する、燃焼ガスCGの流れ損失を低減することができる。
なお、本実施形態では、支柱70の数と静翼134の数とが互いに同じ場合について例示したが、これに限らない。支柱70の数が静翼134の数よりも少なくてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…トランジションピース部、20…トランジションピース、20A…入口側、20B…出口側、20J…トランジションピース、30…外筒、31…噴出孔、70…支柱、721…フィン、722…ピン、71…インサート部材、71F…フランジ、100…ガスタービン設備、110…圧縮機、111…圧縮機ケーシング、112…動翼、113…圧縮機ロータ、114…静翼、120…燃焼器ライナ、130…タービン部、131…タービンケーシング、132…動翼、133…タービンロータ、134…静翼、211…内周壁、212…外周壁、701a…第1の固定プレート部、701b…第2の固定プレート部、711…ブロック、CA…冷却媒体、K70…軸方向貫通孔、K71…軸方向貫通孔、P70…冷却流路、P71…冷却流路、T20a…第1の差込溝、T20b…第2の差込溝。

Claims (2)

  1. ガスタービン設備において燃焼ガスをタービン部へ導くトランジションピースであって、
    当該トランジションピースにおいて前記燃焼ガスが前記タービン部へ流出する出口部分は、
    前記タービン部の径方向において内側に位置している内周壁と、
    前記径方向において前記内周壁よりも外側に位置している外周壁と、
    前記内周壁と前記外周壁との間に設けられた支柱と
    を備え、
    前記内周壁は、第1の差込溝が形成されており、
    前記外周壁は、第2の差込溝が形成されており、
    前記支柱は、前記径方向において内側に位置する第1の端部が前記第1の差込溝に差し込まれて固定されていると共に、前記径方向において外側に位置する第2の端部が前記第2の差込溝に差し込まれて固定されている、
    トランジションピース。
  2. 前記支柱は、前記タービン部に軸方向において初段のタービン段落を構成する静翼の前縁よりも上流側に位置するように配置されている、
    請求項1のトランジションピース。
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