JPWO2018138818A1 - 非接触型情報記録媒体及びその読取装置 - Google Patents

非接触型情報記録媒体及びその読取装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2018138818A1
JPWO2018138818A1 JP2018564003A JP2018564003A JPWO2018138818A1 JP WO2018138818 A1 JPWO2018138818 A1 JP WO2018138818A1 JP 2018564003 A JP2018564003 A JP 2018564003A JP 2018564003 A JP2018564003 A JP 2018564003A JP WO2018138818 A1 JPWO2018138818 A1 JP WO2018138818A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
code
reader
recording medium
information
noncontact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018564003A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6609070B2 (ja
Inventor
政男 玖村
政男 玖村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
E&e Japan
Original Assignee
E&e Japan
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by E&e Japan filed Critical E&e Japan
Publication of JPWO2018138818A1 publication Critical patent/JPWO2018138818A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6609070B2 publication Critical patent/JP6609070B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K19/00Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings
    • G06K19/06Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code
    • G06K19/067Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components
    • G06K19/07Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components with integrated circuit chips
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K7/00Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
    • G06K7/10Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/59Responders; Transponders

Abstract

コリジョンを効果的に解決するための、非接触型情報記録媒体(1)と読取装置(10)との情報通信を許可する許可コードを記憶している記憶部(8)と、読取装置(10)から情報通信の用途別に割り当てられている用途IDコードを取得して、許可コードと取得した用途IDコードが一致しているか否か判別する判別部(9)と、許可コードと取得した用途IDコードが一致した場合に、情報通信を開始する情報通信開始指示情報を読取装置(10)へ送信する情報送信部(6)と、を備える非接触型情報記録媒体(1)、及び、用途IDコードを記憶している記憶部(15)と、用途IDコードを非接触型情報記録媒体(1)へ送信する情報送信部(13)と、非接触型情報記録媒体(1)から、非接触型情報記録媒体(1)と読取装置(10)との情報通信を開始する情報通信開始指示情報を受信する情報受信部(12)と、を備える読取装置(10)。

Description

この発明は、非接触通信方式により情報通信を行う非接触型情報記録媒体及びその読取装置に関する。
非接触型情報記録媒体として非接触ICカードが知られている。非接触ICカードは読取装置であるリーダライタと電磁誘導により結合することで動作する。すなわち、非接触ICカードのアンテナコイルとリーダライタのアンテナコイルが重なるように非接触ICカードをリーダライタにかざすことにより、両アンテナコイルコイルが電力や電気信号を授受する。
非接触ICカードは、通信距離に応じて複数のタイプに分類されている。そのうち、13.56MHzの搬送周波数を利用し、0〜十数cmの通信距離に対応するタイプが近接型である。近接型の非接触ICカードの方式は、ISO/IEC14443 TypeA(以下、「TypeA」という)、ISO/IEC14443 TypeB(以下、「TypeB」という)、ISO/IEC18092として規格化されている。日本では、TypeAとTypeB方式の非接触ICカードは主に種々の認証用として利用されており、ISO/IEC18092方式の非接触ICカードは「FeliCa(登録商標)」として知られ、交通機関や決済用に利用されている。
近年、非接触ICカードの利用が増加している。特に複数の非接触ICカードを鞄や財布等に収容して所持する人が増えている。
複数のISO/IEC18092方式の非接触ICカードを財布に収容した状態で鉄道機関を利用する場合において、駅構内に設置されている自動改札機のリーダライタに財布をかざすとリーダライタからのリクエストコマンドに対して複数の非接触ICカードが同時に応答するので、リーダライタが非接触ICカードを正しく認識することができない状態となる。この状態をコリジョンという。
コリジョンを解決するため種々の提案がされている。例えば、2枚の非接触ICカード間に電磁波を吸収するセパレータを挟み、電磁波を1枚の非接触ICカードにのみ届かせる方法がある。しかしこの方法は、非接触ICカードのかざす方向を表と裏とで使い分けなければならない。また、3枚の非接触ICカードに対応できない。
また、コリジョンが発生した時、リーダライタから不適切な非接触ICカードに対し、発信を停止する命令を出す方法も考えられる。しかし、どの非接触ICカードに対して発信を停止すべきかを選択するのは難しい。そもそもコリジョンが発生しているので、リーダライタが正しく信号を読み取ること自体が難しい。例えば、2枚のISO/IEC18092方式の非接触ICカードを使用してコリジョンが発生し、一方のISO/IEC18092方式の非接触ICカードの発信を停止しようとする場合、その一方の非接触ICカードが不適切であることをリーダライタ側で判別する必要がある。しかし、コリジョンが発生した状態で、どれが適切な非接触ICカードでどれが不適切な非接触ICカードかをリーダライタ側で判別するのは困難である。
さらに、コリジョンが発生した時、タイムスロット方式等リーダライタから乱数による応答のタイミングを非接触ICカードによりずらす等の対策が提案されているが、問題の解決には至っていない。
特開2000−99655号公報
この発明はコリジョンを効果的に解決できる非接触型情報記録媒体及びその読取装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、
非接触通信方式により読取装置と情報通信を行う非接触型情報記録媒体であって、
前記非接触型情報記録媒体と前記読取装置との前記情報通信を許可する許可コードを記憶している情報記録媒体側記憶部と、
前記読取装置から前記情報通信の用途別に割り当てられている固有のIDである用途IDコードを取得して、前記許可コードと前記取得した用途IDコードが一致しているか否か判別する判別部と、
前記許可コードと前記取得した用途IDコードが一致した場合に、前記非接触型情報記録媒体と前記読取装置との前記情報通信を開始する情報通信開始指示情報を前記読取装置へ送信する情報送信部と、
を備える非接触型情報記録媒体である。
請求項5の発明は、
非接触通信方式により非接触型情報記録媒体と情報通信を行う読取装置であって、
前記情報通信の用途別に割り当てられていて、前記非接触型情報記録媒体の非接触型情報記録媒体側記憶部に記憶されている前記読取装置との前記情報通信を許可する許可コードと対比される固有のIDである用途IDコードを記憶している読取装置側記憶部と、
前記用途IDコードを前記非接触型情報記録媒体へ送信する情報送信部と、
前記非接触型情報記録媒体から、前記非接触型情報記録媒体と前記読取装置との前記情報通信を開始する情報通信開始指示情報受信する情報受信部と、
を備える読取装置である。
この発明によれば、コリジョンを効果的に解決できる非接触型情報記録媒体及びその読取装置を提供することができる。
本発明の非接触型情報記録媒体及び読取装置の構成の一例を表すである。 (a)発行元ごとの非接触型情報記録媒体の記憶部に記憶されている許可コードの一例を表す図である。(b)図2(a)図示の許可コードと照合用優先順位コードの組み合わせの一例を表す図である。(c)発行元ごとの読取装置の記憶部に記憶されている用途IDコードと優先順位コードの一例を表す図である。 読取装置が非接触型情報記録媒体を読み取る処理の一例を表す。 読取装置が非接触型情報記録媒体を読み取る処理の他の例を表す。 読取装置が非接触型情報記録媒体を読み取る処理の他の例を表す。 本発明に係る非接触型情報記録媒体と読取装置の情報通信の処理フローの一例を表す。 本発明に係る非接触型情報記録媒体と読取装置の情報通信の処理フローの他の例を表す。 図7に続く処理フローを表す。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態の一例を説明する。本実施形態に係る非接触型情報記録媒体とこれを読み取る読取装置は、例えば、TypeA、TypeB、ISO/IEC18092等の非接触通信機能を備える。これにより非接触型情報記録媒体と読取装置は互いに情報の送受信を行う。
[非接触型情報記録媒体の構成]
本発明の非接触型情報記録媒体は、非接触通信方式により読取装置と情報通信を行う。本実施形態では、非接触型情報記録媒体としてICカード1としている。ICカード1は、TypeA、TypeB、ISO/IEC18092等の規格に対応している。
ICカード1は、図1図示のように、アンテナコイル2、ICチップ3を備えている。アンテナコイル2、ICチップ3はいずれもICカード1本体内に配備されている。
アンテナコイル2は、後述するリーダライタ10のアンテナコイル11との電磁誘導によってリーダライタ10と情報の送受信を行う情報送受信部である。
ICチップ3は、図1図示のように、電力供給部4、受信情報復調部5、送信情報変調部6、制御部7、記憶部8、判別部9を備えている。
電力供給部4は、アンテナコイル2が受けたリーダライタ10のアンテナコイル11からの交流磁界によって発生する交流電圧を直流に変換し、定電圧化した電力を各処理部に供給する。
受信情報復調部5は、リーダライタ10のアンテナコイル11から受信する所定の信号を復調する。
送信情報変調部6は、リーダライタ10のアンテナコイル11へ送信する所定の信号を変調(増幅)する。
制御部7は、CPU7a、RAM7b、ROM7cを備え、各処理部が行う動作処理を制御する。
記憶部8は、FEPROMなどの不揮発性のメモリである。記憶部8には、ICカード1とリーダライタ10との情報通信の用途に応じた制御プログラムや種々のデータが記憶されている。本実施形態では、コリジョンを解決するため、ICカード1とリーダライタ10との情報通信を許可する許可コードが記憶されている。許可コードは、ICカード1の発行元ごとに異なる複数の許可コードからなる。
図2(a)図示の例では、ICカード1を発行する事業者(以下、「発行元」という)が三者あり、発行元A、B、Cそれぞれが発行するICカード1の記憶部8に5つの8bitの許可コードが記憶されている。
各許可コードは、後述する図2(c)図示の発行元A、B、Cそれぞれのリーダライタ10の記憶部15に記憶されている8bitの用途IDコードに対応している。
例えば、図2(a)図示の発行元Aが発行するICカード1の許可コード「00000001」は、図2(c)図示の発行元Aのリーダライタ10が有する用途IDコード「00000001」に対応している。
すなわち、図2(c)図示の用途IDコード「00000001」が記憶されている発行元Aのリーダライタ10と情報通信を行うためには、これに対応する許可コード「00000001」が必要であり、この許可コードが図2(a)図示の発行元A、BそれぞれのICカード1の記憶部8に記憶されている。また、図2(c)図示の用途IDコード「11000001」が記憶されている発行元Cのリーダライタ10と情報通信を行うための許可コード「11000001」が図2(a)図示の発行元A、B、CそれぞれのICカード1の記憶部8に記憶されている。このように、記憶される許可コードは、各発行元のICカード1によって異なる。
また、本実施形態では、各許可コードに照合用優先順位コードが組み合わされて記憶部8に記憶されている。
各許可コードと照合用優先順位コードの組み合わせは、後述する図2(c)図示の発行元A、B、Cの各用途IDコードと優先順位コードとの組み合わせに対応している。
例えば、図2(b)図示の発行元AのICカード1では、許可コード「00000001」に照合用優先順位コード「1」が組み合わされている。この組み合わせは、図2(c)図示の発行元Aのリーダライタ10の用途IDコード「00000001」と優先順位コード「1」との組み合わせに対応している。また、許可コード「01000000」に照合用優先順位コード「3」が組み合わされている。この組み合わせは、図2(c)図示の発行元Bのリーダライタ10の用途IDコード「01000000」と優先順位コード「3」との組み合わせに対応している。
また、図2(b)図示の発行元BのICカード1では、許可コード「01000000」に照合用優先順位コード「1」が組み合わされている。この組み合わせは、図2(c)図示の発行元Bのリーダライタ10の用途IDコード「01000000」と優先順位コード「1」との組み合わせに対応している。また、許可コード「00000001」に照合用優先順位コード「3」が組み合わされている。この組み合わせは、図2(c)図示の発行元Aのリーダライタ10の用途IDコード「00000001」と優先順位コード「3」との組み合わせに対応している。
これら許可コードと照合用優先順位コードとの組み合わせは、例えば以下のように定められる。
発行元AがICカード1を発行する場合、発行元Aのリーダライタ10との情報通信を許可する許可コード「00000001」に照合用優先順位コード「1」が組み合わされて発行元AのICカード1の記憶部8に記憶される。
発行元BがICカード1を発行する場合、発行元Bのリーダライタ10との情報通信を許可する許可コード「01000000」に照合用優先順位コード「1」が組み合わされて発行元BのICカード1の記憶部8に記憶される。
発行元CがICカード1を発行する場合、発行元Cのリーダライタ10との情報通信を許可する許可コード「11000001」に照合用優先順位コード「1」が組み合わされて発行元CのICカード1の記憶部8に記憶される。
発行元Aが発行元Bのリーダライタ10との情報通信を可能に設定したい場合、上述したように許可コード「01000000」に発行元Bの照合用優先順位コード「1」が組み合わされている。そこで、許可コード「01000000」に発行元Bの照合用優先順位コード「1」以外の照合用優先順位コード、例えば「3」が組み合わされて発行元AのICカード1の記憶部8に記憶される。
発行元Aが発行元Cのリーダライタ10との情報通信を可能に設定したい場合、上述したように許可コード「11000001」に発行元Cの照合用優先順位コード「1」が組み合わされている。そこで、許可コード「11000001」に発行元Cの照合用優先順位コード「1」以外の照合用優先順位コード、例えば「4」が組み合わされて発行元AのICカード1の記憶部8に記憶される。
発行元Bが発行元Aのリーダライタ10との情報通信を可能に設定したい場合、上述したように許可コード「00000001」に発行元Aの照合用優先順位コード「1」が組み合わされている。そこで、許可コード「00000001」に発行元Aの照合用優先順位コード「1」以外の照合用優先順位コード、例えば「3」が組み合わされて発行元BのICカード1の記憶部8に記憶される。
発行元Bが発行元Cのリーダライタ10との情報通信を可能に設定したい場合、上述したように許可コード「11000001」に発行元Aの照合用優先順位コード「4」が組み合わされている。また、上述したように許可コード「11000001」に発行元Cの照合用優先順位コード「1」が組み合わされている。そこで、発行元Aの照合用優先順位コード「4」と発行元Cの優先順位コード「1」以外の照合用優先順位コード、例えば「5」が許可コード「11000001」に組み合わされて発行元BのICカード1の記憶部8に記憶される。
発行元Cが発行元Bのリーダライタ10との情報通信を可能に設定したい場合、上述したように許可コード「01000000」に発行元Aの照合用優先順位コード「3」が組み合わされている。また、上述したように許可コード「01000000」に発行元Bの照合用優先順位コード「1」が組み合わされている。そこで、発行元Aの照合用優先順位コード「3」と発行元Bの優先順位コード「1」以外の照合用優先順位コード、例えば「5」が許可コード「01000000」に組み合わされて発行元CのICカード1の記憶部8に記憶される。
このように、各発行元のICカード1に記憶されている許可コードと照合用優先順位コードとの組み合わせは、各発行元のICカード1に特有のものとなっている。
判別部9は、リーダライタ10から情報通信の用途別に割り当てられている固有のIDである用途IDコードを取得して、許可コードと取得した用途IDコードが一致しているか否か判別する。この判別処理を図3〜図5を参照して説明する。
図3図示の例は、同じ非接触通信方式の規格に対応している発行元A、Cの2枚のICカード1と発行元Aのリーダライタ10の場合を示す。まず2枚のICカード1を一緒にリーダライタ10にかざす。リーダライタ10は、ICカード1を識別するためのポーリングコマンドと、リーダライタ10との情報通信の用途IDコード「00000001」を2枚のICカード1へ送信する。
2枚のICカード1それぞれの判別部9は、取得した前記用途IDコードと一致する許可コードがあるか否かを判別する。
図示の例では、発行元AのICカード1の記憶部8に前記用途IDコードと一致する許可コード「00000001」が記憶されているので、発行元AのICカード1はリーダライタ10に応答することができる。一方、発行元CのICカード1の記憶部8には前記用途IDコードと一致する許可コードが記憶されていないので、発行元CのICカード1はリーダライタ10に応答しない。
アンテナコイル2は、許可コードと取得した用途IDコードが一致した場合に、ICカード1とリーダライタ10との情報通信を開始する情報通信開始指示情報をリーダライタ10へ送信する。
図示の例では、発行元Aの制御部7はICカード1とリーダライタ10との情報通信を開始するための発行元AのICカード1の固有の識別IDをリーダライタ10へ送信するプログラムを実行する。前記識別IDは送信情報変調部6で変調されアンテナコイル2を介してリーダライタ10へ送信される。以後、発行元AのICカード1とリーダライタ10との間で所定の情報通信が行われる。
図4図示の例は、同じ非接触通信方式の規格に対応している発行元A、B、Cの3枚のICカード1と発行元Aのリーダライタ10の場合を示す。まず3枚のICカード1を一緒にリーダライタ10にかざす。リーダライタ10は、ICカード1を識別するためのポーリングコマンドと、リーダライタ10との情報通信の用途IDコード「00000001」を3枚のICカード1へ送信する。
3枚のICカード1それぞれの判別部9は、取得した前記用途IDコードと一致する許可コードがあるか否かを判別する。
図示の例では、発行元AのICカード1の記憶部8に前記用途IDコードと一致する許可コード「00000001」が記憶されているので、発行元AのICカード1はリーダライタ10に応答することができる。また、発行元BのICカード1の記憶部8にも前記用途IDコードと一致する許可コード「00000001」が記憶されているので、発行元BのICカード1はリーダライタ10に応答することができる。一方、発行元CのICカード1の記憶部8には前記用途IDコードと一致する許可コードが記憶されていないので、発行元CのICカード1はリーダライタに応答しない。発行元A、BのICカード1がリーダライタ10に応答したのでコリジョンが発生している。
続いて、リーダライタ10に応答した発行元A、Bの2枚のICカード1のうち、どの発行元のICカード1と情報通信を行うかを識別するため、リーダライタ10は前記ポーリングコマンドと、用途IDコード「00000001」と優先順位コード「1」の組み合わせを発行元A、Bの2枚のICカード1へ送信する。
2枚のICカード1それぞれの判別部9は、取得した前記用途IDコードと前記優先順位コードとの組み合わせと一致する許可コードと照合用優先順位コードとの組み合わせがあるか否かを判別する。
図示の例では、発行元AのICカード1の記憶部8に前記用途IDコードと前記優先順位コードの組み合わせと一致する許可コード「00000001」と照合用優先順位コード「1」の組み合わせが記憶されているので、発行元AのICカード1はリーダライタ10に応答することができる。一方、発行元BのICカード1の記憶部8には前記用途IDコードと前記優先順位コードの組み合わせと一致する許可コードと照合用優先順位コードが記憶されていないので、発行元BのICカード1はリーダライタに応答しない。
このように、コリジョンが発生しても、ICカード1の判別部9が、取得した用途IDコードと優先順位コードの組み合わせと一致する許可コードと照合用優先順位コードとの組み合わせがあるか否かを判別することで、リーダライタ10が適切なICカードIを認識するのでコリジョンを解決することができる。
アンテナコイル2は、許可コードと照合用優先順位コードとの組み合わせと、取得した用途IDコードと優先順位コードとの組み合わせが一致した場合に、ICカード1とリーダライタ10との情報通信を開始する情報通信開始指示情報をリーダライタ10へ送信する。
図示の例では、発行元Aの制御部7はICカード1とリーダライタ10との情報通信を開始するための発行元AのICカード1の固有の識別IDをリーダライタ10へ送信するプログラムを実行する。前記識別IDは送信情報変調部6で変調されアンテナコイル2を介してリーダライタ10へ送信される。以後、発行元AのICカード1とリーダライタ10との間で所定の情報通信が行われる。
なお、図5図示のように、ICカード1は、リーダライタ10から用途IDコードと優先順位コードの複数の組み合わせを取得してもよい。このようにすることで、どの発行元のICカード1がリーダライタ10と情報通信を行うか識別する時間を短縮することができる。
図5図示の例は、同じ非接触通信方式の規格に対応している発行元A、Bの2枚のICカード1と発行元Aのリーダライタ10の場合を示す。まず2枚のICカード1を一緒にリーダライタ10にかざす。リーダライタ10は、ICカード1を識別するためのポーリングコマンドと、リーダライタ10との情報通信の用途IDコード「11000001」を2枚のICカード1へ送信する。
2枚のICカード1それぞれの判別部9は、取得した前記用途IDコードと一致する許可コードがあるか否かを判別する。
図示の例では、発行元AのICカード1の記憶部8に前記用途IDコードと一致する許可コード「11000001」が記憶されているので、発行元AのICカード1はリーダライタ10に応答することができる。また、発行元BのICカード1の記憶部8にも前記用途IDコードと一致する許可コード「11000001」が記憶されているので、発行元BのICカード1もリーダライタ10に応答することができる。発行元A、BのICカード1がリーダライタ10に応答したのでコリジョンが発生している。
続いて、リーダライタ10に応答した発行元A、Bの2枚のICカード1のうち、どの発行元のICカード1と情報通信を行うかを識別するため、リーダライタ10は前記ポーリングコマンドと、用途IDコード「11000001」と優先順位コード「1」の組み合わせと、用途IDコード「11000001」と優先順位コード「2」の組み合わせを発行元A、Bの2枚のICカード1へ送信する。
2枚のICカード1それぞれの判別部9は、取得した前記用途IDコードと前記優先順位コードの2つの組み合わせのうち、少なくとも一つの前記用途IDコードと前記優先順位コードの組み合わせと一致する許可コードと照合用優先順位コードがあるか否かを判別する。
図示の例では、発行元A、BのICカード1の記憶部8には、前記用途IDコードと前記優先順位コードの複数の組み合わせのうち、少なくとも一つの前記用途IDコードと前記優先順位コードの組み合わせと一致する許可コードと照合用優先順位コードの組み合わせが記憶されていないので、発行元A、BのICカード1はリーダライタ10に応答しない。
続いて、リーダライタ10は、前記ポーリングコマンドと、用途IDコード「11000001」と優先順位コード「3」の組み合わせと、用途IDコード「11000001」と優先順位コード「4」の組み合わせを発行元A、Bの2枚のICカード1へ送信する。
発行元AのICカード1の記憶部8には、前記用途IDコードと前記優先順位コードの複数の組み合わせのうち、前記用途IDコード「11000001」と前記優先順位コード「4」の組み合わせと一致する許可コード「11000001」と照合用優先順位コード「4」の組み合わせが記憶されているので、発行元AのICカード1はリーダライタ10に応答することができる。一方、発行元BのICカード1の記憶部8には、前記用途IDコードと前記優先順位コードの複数の組み合わせのうち、少なくとも一つの前記用途IDコードと前記優先順位コードの組み合わせと一致する許可コードと照合用優先順位コードの組み合わせが記憶されていないので、発行元BのICカード1はリーダライタに応答しない。
このように、本実施形態では、リーダライタ10に応答すべきICカード1をICカード1自身で判別している。すなわち、リーダライタ10が有する固有の用途IDコードに対応する許可コードを有するICカード1だけがリーダライタ10と情報通信を行う。したがって、複数のICカード1をリーダライタ10にかざしてもコリジョンを解決できる。
また、リーダライタ10が発行する用途IDコードと優先順位コードの固有の組み合わせに対応する許可コードと照合用優先順位コードの組み合わせを有するICカード1だけがリーダライタ10との情報通信を行う。したがって、複数のICカード1がリーダライタ10に応答してコリジョンが発生しても適切なICカード1を識別してコリジョンを解決することができる。
[読取装置の構成]
本発明の読取装置は、非接触通信方式により非接触型情報記録媒体と情報通信を行う。本実施形態では、読取装置としてリーダライタ10としている。リーダライタ10は、TypeA、TypeB、ISO/IEC18092等の規格に対応している。
リーダライタ10は、図1図示のように、アンテナコイル11、受信情報復調部12、送信情報変調部13、制御部14、記憶部15、電源部16、コード組合せ処理部17を備えている。
アンテナコイル11は、ICカード1のアンテナコイル2との電磁誘導によってICカード1と情報の送受信を行う情報送受信部である。
受信情報復調部12は、ICカード1のアンテナコイル2から受信する所定の信号を復調する。
送信情報変調部13は、ICカード1のアンテナコイル2へ送信する所定の信号を変調(増幅)する。
制御部14は、CPU14a、RAM14b、ROM14cを備え、各処理部が行う動作処理を制御する。
記憶部15は、FEPROMなどの不揮発性のメモリである。記憶部15には、ICカード1とリーダライタ10との情報通信の用途に応じた制御プログラムや種々のデータが記憶されている。本実施形態では、コリジョンを解決するため、図2(c)図示のような情報通信の用途別に割り当てられていて、ICカード1の記憶部8に記憶されているリーダライタ10との情報通信を許可する許可コードと対比される用途IDコードが記憶されている。
図示の例では、発行元Aが設置するリーダライタ10の記憶部15に、発行元Aの鉄道を利用するための固有の用途IDコード「00000001」が記憶されている。発行元Bが設置するリーダライタ10の記憶部15に、発行元Bの鉄道を利用するための固有の用途IDコード「01000000」が記憶されている。発行元Cが設置するリーダライタ10の記憶部15に、発行元Cの店舗で買物をするための固有の用途IDコード「11000001」が記憶されている。
各発行元は、図2(c)の用途IDコードを記憶しているリーダライタ10と情報通信を行うための前記許可コードを図2(a)図示のようにICカード1の記憶部8に記憶する。そのため、記憶される許可コードは、ICカード1の発行元ごとに異なる複数の許可コードからなる。
また、本実施形態では、図2(c)図示のように、記憶部15には、前記用途IDコードに組み合わされて、ICカード1の記憶部8に記憶されている前記許可コードと前記照合用優先順位コードとの組み合わせと比較される複数の優先順位コード「1、2、3、4、5・・・」が記憶されている。
コード組み合わせ処理部17は、前記用途IDコードに対して、任意の前記優先順位コードとの組み合わせを作る。例えば、発行元Aのリーダライタ10のコード組合せ処理部17は、用途IDコード「00000001」と優先順位コード「1」との組み合わせや、優先順位コード「2」との組み合わせ、等を作成する。
アンテナコイル11は、前記用途IDコード又は前記用途IDコードと前記優先順位コードとの任意の組み合わせをICカード1へ送信する。図示の例では、制御部7は、ポーリングコマンドと前記用途IDコード又は、ポーリングコマンドとともに前記用途IDコードと前記優先順位コードとの組み合わせをICカード1へ送信するプログラムを実行する。前記用途IDコード又は前記用途IDコードと前記優先順位コードとの組み合わせは送信情報変調部13で変調されアンテナコイル11を介してICカード1へ送信される。
また、前記用途IDコードと前記優先順位コードとの組み合わせを一度に複数個ICカード1へ送信することもできる。
ICカード1では、上述した前記用途IDコード又は前記用途IDコードと前記優先順位コードとの組み合わせへの応答が行われ、アンテナコイル2から適切なICカード1の固有の識別IDがリーダライタ10へ送信される。
リーダライタ10のアンテナコイル11は、前記適切なICカード1の固有の識別IDを受信し、当該識別IDは受信情報復調部12で復調される。以後、ICカード1とリーダライタ10との間で所定の情報通信が行われる。
電源部16は、各処理部に電力を供給する。
[コリジョン解決の処理フロー]
図6を参照して、発行元Aである鉄道会社Aが駅構内に設置する自動改札機と、発行元Aが発行するICカード1及び発行元Cが発行するICカード1との情報通信におけるコリジョン解決の処理フローを説明する。各ICカード1は、図2(a)図示のような許可コードを有し、発行元Aの自動改札機のリーダライタ10は図2(c)図示のような用途IDコードを有する。
(S101)
2枚のICカード1を一緒にリーダライタ10にかざす。電力供給部4は、アンテナコイル2が受けたリーダライタ10のアンテナコイル11からの交流磁界によって発生する交流電圧を直流に変換し、定電圧化した電力を各処理部に供給する。
(S102)
リーダライタ10は、ICカード1を識別するためのポーリングコマンドと、自動改札機のリーダライタ10との情報通信の用途IDコード「00000001」を2枚のICカード1へ送信する。各ICカード1のアンテナコイル2は、前記用途IDコードを受信し、当該用途IDコードは受信情報復調部5で復調される。
(S103)
各ICカード1の判別部9は、取得した前記用途IDコードと一致する許可コードがあるか否かを判別する。
(S104)
図示の例では、発行元AのICカード1の記憶部8に前記用途IDコードと一致する許可コード「00000001」が記憶されているので、発行元AのICカード1はリーダライタ10に応答することができる。一方、発行元CのICカード1の記憶部8には前記用途IDコードと一致する許可コードが記憶されていないので、発行元CのICカード1はリーダライタ10に応答しない。
(S105)
各ICカード1の判別部9が、取得した前記用途IDコードと一致する許可コードがないと判別した場合、各発行元のICカード1はリーダライタ10に応答しない。
(S106)
発行元AのICカード1の制御部7は、ICカード1とリーダライタ10との情報通信を開始するための発行元AのICカード1の固有の識別IDをリーダライタ10へ送信するプログラムを実行する。前記識別IDは送信情報変調部6で変調されアンテナコイル2を介してリーダライタ10へ送信される。
(S107)
リーダライタ10のアンテナコイル11は、発行元AのICカード1の識別IDを受信し、当該識別IDは受信情報復調部12で復調される。
(S108〜S111)
自動改札機のリーダライタ10は、情報通信の用途に応じた所定のコマンドを発行元AのICカード1に送信する。例えば、発行元AのICカード1が保有している電子マネーの残高を確認するコマンドや、鉄道利用料金の引き落としを行うコマンド、等を発行元AのICカード1に送信する。発行元AのICカード1は、リーダライタ10が送信した各コマンドに対して適切な応答を行う。
(S112)
上記処理が行われた後、各発行元のICカード1をリーダライタ10から離し、情報通信を終了する。
次に、図7、図8を参照して、発行元Cである小売業者が店舗に設置する決済端末と、発行元Aが発行するICカード1及び発行元Bが発行するICカード1との情報通信におけるコリジョン解決の処理フローを説明する。各ICカード1は、図2(a)図示のような許可コードと、図2(b)図示のような許可コードと照合用優先順位コードとの組み合わせを有する。決済端末のリーダライタ10は図2(c)図示のような発行元Cの用途IDコードと優先順位コードを有する。
(S201)
2枚のICカード1を一緒にリーダライタ10にかざす。電力供給部4は、アンテナコイル2が受けたリーダライタ10のアンテナコイル11からの交流磁界によって発生する交流電圧を直流に変換し、定電圧化した電力を各処理部に供給する。
(S202)
リーダライタ10は、ICカード1を識別するためのポーリングコマンドと、決済端末のリーダライタ10との情報通信の用途IDコード「11000001」を2枚のICカード1へ送信する。各ICカード1のアンテナコイル2は、前記用途IDコードを受信し、当該用途IDコードは受信情報復調部5で復調される。
(S203)
各ICカード1の判別部9は、取得した前記用途IDコードと一致する許可コードがあるか否かを判別する。
(S204、S205)
図示の例では、発行元AのICカード1の記憶部8に前記用途IDコードと一致する許可コード「11000001」が記憶されているので、発行元AのICカード1はリーダライタ10に応答する。また、発行元BのICカード1の記憶部8に前記用途IDコードと一致する許可コード「11000001」が記憶されているので、発行元BのICカード1もリーダライタ10に応答する。決済端末のリーダライタ10は、応答したICカード1が複数であることを認識する。すなわちコリジョンが発生している。
(S206)
各ICカード1の判別部9が、取得した前記用途IDコードと一致する許可コードがないと判別した場合、各発行元のICカード1はリーダライタ10に応答しない。
(S207)
コード組合せ処理部17は、用途IDコード「11000001」に対して、優先順位コード「1」との組み合わせと、優先順位コード「2」との組み合わせを作成する。
リーダライタ10は、発行元A、Bの2枚のICカード1のうち、どの発行元のICカード1と情報通信を行うかを識別するため、前記ポーリングコマンドと、コード組合せ処理部17が作成した用途IDコード「11000001」と優先順位コード「1」との組み合わせと、用途IDコード「11000001」と優先順位コード「2」との組み合わせを発行元A、Bの2枚のICカード1へ送信する。各ICカード1のアンテナコイル2は、前記用途IDコードと優先順位コードの2つの組み合わせを受信し、当該用途IDコード及び優先順位コードは受信情報復調部5で復調される。
(S208)
各ICカード1の判別部9は、取得した前記用途IDコードと前記優先順位コードの2つの組み合わせのうち、少なくとも一つの前記用途IDコードと前記優先順位コードとの組み合わせと一致する許可コードと照合用優先順位コードとの組み合わせがあるか否かを判別する。
(S209)
図示の例では、発行元A、BのICカード1の記憶部8には、前記用途IDコードと前記優先順位コードの2つの組み合わせのうち、少なくとも一つの前記用途IDコードと前記優先順位コードとの組み合わせと一致する許可コードと照合用優先順位コードとの組み合わせが記憶されていないので、発行元A、BのICカード1はリーダライタに応答しない。
この場合、リーダライタ10はS207の処理を再び行う。コード組合せ処理部17は、用途IDコード「11000001」に対して、優先順位コード「3」との組み合わせと、優先順位コード「4」との組み合わせを作成する。
リーダライタ10は、前記ポーリングコマンドと、コード組合せ処理部17が作成した用途IDコード「11000001」と優先順位コード「3」との組み合わせと、用途IDコード「11000001」と優先順位コード「4」との組み合わせを発行元A、Bの2枚のICカード1へ送信する。
(S210、S211)
発行元AのICカード1の記憶部8には、前記用途IDコードと前記優先順位コードの2つの組み合わせのうち、前記用途IDコード「11000001」と前記優先順位コード「4」との組み合わせと一致する許可コード「11000001」と照合用優先順位コード「4」との組み合わせが記憶されているので、発行元AのICカード1はリーダライタ10に応答する。一方、発行元BのICカード1の記憶部8には、前記用途IDコードと前記優先順位コードの2つの組み合わせのうち、少なくとも一つの前記用途IDコードと前記優先順位コードとの組み合わせと一致する許可コードと照合用優先順位コードとの組み合わせが記憶されていないので、発行元BのICカード1はリーダライタに応答しない。
(S212)
前記用途IDコードと前記優先順位コードの複数の組み合わせのうち、少なくとも一つの前記用途IDコードと前記優先順位コードとの組み合わせと一致する許可コードと照合用優先順位コードとの組み合わせを有するICカード1が複数ある場合、リーダライタ10は、再度S207の処理を行う。コード組合せ処理部17は、用途IDコード「11000001」に対して、優先順位コード「3」との組み合わせ、又は優先順位コード「4」との組み合わせを作成する。
リーダライタ10は、前記ポーリングコマンドと、用途IDコード「11000001」と優先順位コード「3」との組み合わせ、又は用途IDコード「11000001」と優先順位コード「4」との組み合わせを発行元A、Bの2枚のICカード1へ送信する。この処理をリーダライタ10に応答するICカード1が一つとなるまで行う。
(S213)
S210、S211で応答した発行元AのICカード1の制御部7は、ICカード1とリーダライタ10との情報通信を開始するための発行元AのICカード1の固有の識別IDをリーダライタ10へ送信するプログラムを実行する。前記識別IDは送信情報変調部6で変調されアンテナコイル2を介してリーダライタ10へ送信される。
なお、S204において、前記用途IDコードと一致する許可コードを有するICカード1が一つの場合も同様の処理が行われる。
(S214)
リーダライタ10のアンテナコイル11は、発行元AのICカード1の識別IDを受信し、当該識別IDは受信情報復調部12で復調される。
(S215〜S218)
決済端末のリーダライタ10は、情報通信の用途に応じた所定のコマンドを発行元AのICカード1に送信する。例えば、発行元AのICカード1が保有している電子マネーの残高を確認するコマンドや、商品代金等の引き落としを行うコマンド、等を発行元AのICカード1に送信する。発行元AのICカード1は、リーダライタ10が送信した各コマンドに対して適切な応答を行う。
(S219)
上記処理が行われた後、各発行元のICカード1をリーダライタ10から離し、情報通信を終了する。
1 ICカード
2 アンテナコイル
3 ICチップ
4 電力供給部
5 受信情報復調部
6 送信情報変調部
7 制御部
8 記憶部
9 判別部
10 リーダライタ
11 アンテナコイル
12 受信情報復調部
13 送信情報変調部
14 制御部
15 記憶部
16 電源部
17 コード組合せ処理部

Claims (8)

  1. 非接触通信方式により読取装置と情報通信を行う非接触型情報記録媒体であって、
    前記非接触型情報記録媒体と前記読取装置との前記情報通信を許可する許可コードを記憶している情報記録媒体側記憶部と、
    前記読取装置から前記情報通信の用途別に割り当てられている固有のIDである用途IDコードを取得して、前記許可コードと前記取得した用途IDコードが一致しているか否か判別する判別部と、
    前記許可コードと前記取得した用途IDコードが一致した場合に、前記非接触型情報記録媒体と前記読取装置との前記情報通信を開始する情報通信開始指示情報を前記読取装置へ送信する情報送信部と、
    を備える非接触型情報記録媒体。
  2. 前記許可コードは、前記非接触型情報記録媒体の発行元ごとに異なる複数の許可コードからなる
    請求項1記載の非接触型情報記録媒体。
  3. 前記複数の許可コードそれぞれに照合用優先順位コードが組み合わされて前記情報記録媒体側記憶部に記憶されていて、前記非接触型情報記録媒体それぞれの前記情報記録媒体側記憶部に記憶されている前記許可コードと前記照合用優先順位コードとの組み合わせは、前記非接触型情報記録媒体それぞれに特有のもので、
    前記読取装置から前記用途IDコードと優先順位コードとの組み合わせを取得して、前記判別部が、前記許可コードと前記照合用優先順位コードとの組み合わせと、前記取得した前記用途IDコードと前記優先順位コードとの組み合わせが一致しているか否か判別し、
    前記許可コードと前記照合用優先順位コードとの組み合わせと、前記取得した前記用途IDコードと前記優先順位コードとの組み合わせが一致した場合に、前記情報送信部が前記情報通信開始指示情報を前記読取装置へ送信する
    請求項2記載の非接触型情報記録媒体。
  4. 前記読取装置から前記用途IDコードと前記優先順位コードの複数の組み合わせを取得して、前記判別部が、前記取得した前記用途IDコードと前記優先順位コードの複数の組み合わせのうち少なくとも一つの前記用途IDコードと前記優先順位コードとの組み合わせと、前記許可コードと前記照合用優先順位コードとの組み合わせが一致しているか否か判別する
    請求項3記載の非接触型情報記録媒体。
  5. 非接触通信方式により非接触型情報記録媒体と情報通信を行う読取装置であって、
    前記情報通信の用途別に割り当てられていて、前記非接触型情報記録媒体の非接触型情報記録媒体側記憶部に記憶されている前記読取装置との前記情報通信を許可する許可コードと対比される固有のIDである用途IDコードを記憶している読取装置側記憶部と、
    前記用途IDコードを前記非接触型情報記録媒体へ送信する情報送信部と、
    前記非接触型情報記録媒体から、前記非接触型情報記録媒体と前記読取装置との前記情報通信を開始する情報通信開始指示情報受信する情報受信部と、
    を備える読取装置。
  6. 前記許可コードは、前記非接触型情報記録媒体の発行元ごとに異なる複数の許可コードからなる
    請求項5記載の読取装置。
  7. 前記非接触型情報記録媒体の前記情報記録媒体側記憶部には、前記複数の許可コードそれぞれに照合用優先順位コードが、前記非接触型情報記録媒体それぞれに特有の組み合わせとなって組み合わされて記憶されていて、
    前記読取装置側記憶部には、前記用途IDコードに組み合わされて、前記情報記録媒体側記憶部に記憶されている前記許可コードと前記照合用優先順位コードとの組み合わせと比較される複数の優先順位コードが記憶されており、
    前記用途IDコードに対して、任意の前記優先順位コードとの組み合わせを作るコード組み合わせ処理部と、
    前記情報送信部は、前記コード組み合わせ処理部が作成した、前記用途IDコードと前記優先順位コードとの任意の組み合わせを前記非接触型情報記録媒体へ送信する
    請求項6記載の読取装置。
  8. 前記情報送信部は、前記用途IDコードと前記優先順位コードの複数の組み合わせを前記非接触型情報記録媒体へ送信する
    請求項7記載の読取装置。
JP2018564003A 2017-01-26 2017-01-26 非接触型情報記録媒体及びその読取装置 Active JP6609070B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2017/002624 WO2018138818A1 (ja) 2017-01-26 2017-01-26 非接触型情報記録媒体及びその読取装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018138818A1 true JPWO2018138818A1 (ja) 2019-06-27
JP6609070B2 JP6609070B2 (ja) 2019-11-20

Family

ID=62978154

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018564003A Active JP6609070B2 (ja) 2017-01-26 2017-01-26 非接触型情報記録媒体及びその読取装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6609070B2 (ja)
WO (1) WO2018138818A1 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006113737A (ja) * 2004-10-13 2006-04-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 通信システム、及び通信方法
JP2006285392A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Toppan Printing Co Ltd 情報記録媒体セキュリティシステム、リーダライタ装置、認証装置、及び、情報記録媒体セキュリティ保護方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6609070B2 (ja) 2019-11-20
WO2018138818A1 (ja) 2018-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8867988B2 (en) Performing contactless applications in battery off mode
CN102375998B (zh) 移动终端、信息处理方法和计算机程序
US7980458B2 (en) Electronic wallet device and communication method
EP3410376A1 (en) Credit payment method and device based on card emulation of mobile terminal
CN101373511A (zh) 电子钱包设备、通信方法和程序
US7624927B2 (en) Contactless card and a control method thereof
KR20140014996A (ko) 스마트카드, 스마트카드 서비스 단말 및 스마트카드 서비스 방법
US20210073488A1 (en) Multipurpose rfid transponder and a system for reading it
US20230017281A1 (en) Dynamic application selection based on contextual data
KR20100125776A (ko) 접촉식 및 비접촉식 모드를 갖는 칩 카드 및 그것의 동작 방법
KR102107190B1 (ko) 인증 비콘을 이용하여 사용자 및 IoT 기기를 인증하는 방법 및 시스템
US11790191B2 (en) Multipurpose RFID transponder and a system for reading it
CN102160062B (zh) 针对通信系统的安全初始化过程
JP6609070B2 (ja) 非接触型情報記録媒体及びその読取装置
EP2452300B1 (en) Method and system of contactless authentication, and carrier of pin code
KR101112535B1 (ko) 태그 내 플래그를 이용한 단말기 인증 방법
US10628722B2 (en) Method and apparatus to enhance the security of contact-less cards
CN108885581B (zh) 信息处理设备和信息处理方法
KR20000051010A (ko) 접촉/비접촉 인식방식 및/또는 선불/후불 방식의 신용카드 시스
US20030158781A1 (en) Credit card substitute system
US20210357935A1 (en) Systems and methods for integrated payment terminal payments
KR100809941B1 (ko) 정보 처리방법 및 시스템과 정보 처리장치와 프로그램기록매체
KR100657620B1 (ko) Rfid기능 탑재의 신분증을 이용한 결제 서비스 제공방법 및 장치
KR20220073250A (ko) 결제기능이 구비된 출입통제장치
US20110215907A1 (en) Radio frequency identifcation (rfid) tag and operation method thereof, and system and method for controlling network access based on mobile rfid

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190214

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190605

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20190606

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190910

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191024

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6609070

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250