JPWO2018116335A1 - ガス発生装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、装置全体のコンパクト化が図りつつ、複数のガス発生器ユニットを搭載したガス発生装置を提供することを目的とする。そして、本発明は、各々がガス発生器(43)を有する6台のガス発生器ユニット(4a〜4f)と、6台のガス発生器ユニット(4a〜4f)に6つの高周波交流電圧を供給する1単位の多交流電源部(3001)と、6台のガス発生器ユニット(4a〜4f)における原料ガス及び出力ガスを制御する1単位のガス制御部(3003)と、各々が互いに独立した所望の電力量を有する6つの高周波交流電圧が供給されるように交流電力制御動作を実行する1単位の制御・操作部構成部(3002)とを有している。そして、6台のガス発生器ユニット(4a〜4f)と、1単位の多交流電源部(3001)、ガス制御部(3003)及び制御・操作部構成部(3002)とが一体的に設けられる。

Description

この発明は、複数のガス発生器ユニットを搭載したガス発生装置に関する。
半導体製造装置では、ウェハー面に対しドライ洗浄やエッチング処理やレジスト剥離処理や絶縁薄膜処理を実行する際、放電を利用した、発生したガス濃度、流量が異なるガス発生器等、様々なガス発生器が利用されており、複数の半導体製造工程で、複数のガス発生器が求められるようになりつつある。
半導体製造処理工程等で代表されるオゾン等のガスの供給を必要とする多ガス処理工程に対して複数のガスを供給する場合を考える。この場合、多ガス処理工程に対応して、各々がガス発生器、ガス発生用電源、流量コントローラ(MFC)等を含む複数のガス発生機構を設け、各ガス発生機構が独立して対応するガス供給システムを構築することが一般的に考えられる。
すなわち、ガス供給システムは、多ガス処理工程に対応すべく、ガス発生器、ガス発生用電源、原料ガス流量をコントロールするMFC等を介してガス発生器に供給する原料ガス配管系統、ガス発生器から発生したガスを出力されるガスに対し発生ガスの濃度検知器、流量計を有した出力ガス配管系統等を、それぞれ複数設ける必要がある。
このような多ガス処理工程に対応する、放電等によるガス発生システムを構築するには、非常に大きなスペースを要し、さらに、多ガス処理工程に対し統合的な制御を行って、発生したガスを供給するシステムを構築する場合、さらに大きなシステム構成になり、コスト面や配置スペース等の問題点があり実用上不利な点が多々あった。
従来、多ガス処理工程に対応する第1世代のガス発生装置は、ガス発生器ユニット、ガス発生用電源ユニット、ガス制御ユニット、及び電気制御ユニットからなるユニット群を複数台搭載することにより実現していた。なお、ガス制御ユニットは、原料ガス流量をコントロールするMFC等を介してガス発生器に供給する原料ガス配管系統、ガス発生ユニット内のガス発生器から発生したガスである出力ガスに対する濃度検知器、流量計を有した出力ガス配管系統等を一体化させたユニットである。電気制御ユニットは、ガス制御ユニット及び出力ガスの濃度やガス量を制御するユニットである。
このような第1世代のガス発生装置は、上述したユニット群を複数設けて構成する必要があり、装置構成が大きくなるため、ユニット群の数を多くすることが困難であった。
多ガス処理工程に対応する第2世代のガス発生装置において、多ガス処理工程へのガス供給方式としてオゾンガス供給があり、複数台のガス発生器ユニットを搭載したガス発生装置にとして、例えば、特許文献1に開示のオゾン・システムや、特許文献2に開示のオゾンガス供給システムが挙げられる。
例えば、特許文献1に開示されているオゾン・システムの場合、1式のオゾン発生器の容量を大きくして、オゾンガスを出力する配管系統を複数配管に分離させ、多オゾン処理装置へそれぞれへの所定流量、所定濃度のオゾンガスをステップ的に出力させる方式のオゾンガス供給システムが採用されている。
また、特許文献2に開示されているオゾンガス供給システムの場合、1式のオゾン発生ユニットに、ガス発生器、ガス発生用電源、原料ガス流量をコントロールするMFC等を介してガス発生器に供給する原料ガス配管系統、ガス発生器から発生したガスを出力されるガスに対し発生ガスの濃度検知器、流量計等を搭載することにより、一体化したオゾン発生ユニットを多段搭載した構成を採用している。
特表2009−500855号公報(図2,図3,図5) 国際公開第2011/065087号
上述した第1世代のガス発生装置は、ガス供給のために、必要なガス発生部、ガス発生させるための電源供給部、ガス供給・出力制御部および装置全体を管理する電気制御部をそれぞれユニット化して、1単位のガス発生機構を構成にしていた。このような多数の機能別のユニット化したものをまとめて、1単位のガス発生機構にすると、ガス発生機構を複数台搭載して、独立した仕様のガスを出力させるためには、それぞれの機能に分けたユニットを複数台搭載する必要が生じ、複数のガス発生機構からなるガス発生装置のスペースが大きくなるなどの問題点があった。
上記問題の解決策として、1つは、第2世代のガス発生装置(その1)である、特許文献1で開示されたオゾン・システムが挙げられる。特許文献1に開示のオゾン・システムは、上述したように、1つのガス発生器から発生したガスを出力し、出力する配管系統を分配配管させる構成を採用している。このため、発生したガス流量や発生したガス濃度は一定の状態で多ガス処理装置へ供給しなければならず、各ガス処理装置への処理ガス供給条件は1条件のみで共通化され、発生したガス流量や濃度を、対応するガス処理装置用に独立して可変制御することが不可能であるという問題点があった。
また、特許文献1で開示されたオゾン・システムでは、1つのガス発生器から発生したガスを多ガス処理装置に供給しているため、ガス発生器が故障すると、供給対象の全てのガス処理装置へのガス供給を停止する必要がある等、ガス供給に関する信頼性が低いという問題点があった。
上記問題の解決策として、もう1つは、第2世代のガス発生装置(その1)である、特許文献2で開示されたオゾンガス供給システムがある。オゾンガス供給システムは、上述したように構成されており、一体化したオゾン発生ユニットを多段搭載しているため、発生したガス流量や濃度を複数の発生したガス処理装置それぞれを独立して可変制御することは可能である。
しかしながら、複数のオゾン発生ユニットはそれぞれ、オゾン発生に必要な周辺機器の機能を全て有しているため、ユニット毎に周辺機器を設ける必要があり装置全体のコンパクト化には周辺機器点数は削減できず、製作コスト等の限界があり、オゾン発生ユニットそれぞれの重量が重くなり、補修メンテナンスに時間がかかるなどの問題点があった。
本発明では、上記のような問題点を解決し、装置全体のコンパクト化が図りつつ、複数のガス発生器ユニットを搭載したガス発生装置を提供することを目的とする。
この発明に係るガス発生装置は、各々が出力ガスを発生するガス発生器を有する複数のガス発生器ユニットを備えるガス発生装置であって、前記複数のガス発生器ユニット間で共有され、前記複数のガス発生器ユニットに複数の交流電圧を供給する多交流電源部と、前記複数のガス発生器ユニット間で共有され、前記複数のガス発生器ユニットが供給する原料ガス、及び、前記複数のガス発生器ユニットが発生する出力ガスを制御するガス制御部とを備え、前記ガス制御部は、前記複数のガス発生器ユニットに対応して設けられ、各々が対応するガス発生器ユニットに入力される原料ガスの流量である原料ガス流量を制御する、複数のマスフローコントローラと、前記複数のガス発生器ユニットに対応して設けられ、各々が対応するガス発生器ユニットのガス発生器内の圧力である内部圧力を制御する、複数のオートプレッシャコントローラと、前記複数のガス発生器ユニットに対応して設けられ、各々が対応するガス発生器ユニットのガス発生器が出力する出力ガスの濃度を検出濃度として検出する、複数のガス濃度計とを含み、前記ガス発生装置は、前記多交流電源部に対する交流電力制御動作を実行する交流電源制御部をさらに備え、前記交流電力制御動作は、前記複数の交流電圧に関し、少なくとも、対応するガス濃度計で検出された検出濃度に基づき、対応する交流電圧の電力量を制御する動作を含み、前記複数のガス発生器ユニット、前記多交流電源部、前記ガス制御部及び前記交流電源制御部が一体的に設けられる。
この発明におけるガス発生装置は、複数のガス発生器ユニットに対し、各々が一単位の多交流電源部、ガス制御部及び交流電源制御部を一体的して構成しているため、電源部の共通化とガス制御部の集積配置とを実現し、装置全体のコンパクト化が図りつつ、複数のガス発生器ユニットを搭載することができる。
この発明の目的、特徴、局面、および利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
この発明の実施の形態1であるガス発生装置の電源・ガス制御ユニットの内部構成を模式的に示す説明図である。 実施の形態1のガス発生装置の複数のガス発生器ユニットの構成を模式的に示す説明図である。 実施の形態1のガス発生装置を正面から視た各構成部の一配置例の概要を示す説明図である。 実施の形態1のガス発生装置の裏面から視た各構成部及び配管の一配置例の概要を示す説明図である。 この発明の実施の形態2であるガス発生装置の電源・ガス制御ユニットの内部構成を模式的に示す説明図である。 実施の形態2のガス発生装置の裏面から視た各構成部及び配管の一配置例の概要を示す説明図である。 この発明の実施の形態3であるガス発生装置の電源・ガス制御ユニットの内部構成を模式的に示す説明図である。 実施の形態3のガス発生装置の裏面から視た各構成部及び配管の一配置例の概要を示す説明図である。
<実施の形態1>
この発明の実施の形態1であるガス発生装置に関し、図1〜図4を参照して説明する。図1〜図4の概要は以下の通りである。図1はこの発明の実施の形態1であるガス発生装置の電源・ガス制御ユニットの内部構成を模式的に示す説明図である。図2は実施の形態1のガス発生装置の複数のガス発生器ユニットの構成を模式的に示す説明図である。図3は実施の形態1のガス発生装置を正面から視た各構成部の一配置例の概要を示す説明図である。図4は実施の形態1のガス発生装置の裏面から視た各構成部の配管の一配置例の概要を示す説明図である。
(全体構成)
本発明の全体構成としては、図3及び図4に示すように、実施の形態1のガス発生装置1における、電源・ガス制御ユニット3と各々がガス発生器(オゾン発生器)43を有する6台のガス発生器ユニット4a〜4f(複数のガス発生器ユニット)との配置例を示しており、ガス配管の配置構成、電気配線の配置構成を示している。
以下、ガス発生装置1における電源・ガス制御ユニット3とガス発生器ユニット4a〜4fについて、図1及び図2を参照して説明する。
図2に示すように、ガス発生器ユニット(オゾンガス発生器ユニット)4a〜4fはそれぞれ同一構成を呈している。以下、ガス発生器ユニット4aを代表して説明する。ガス発生器ユニット4aはガス発生器(オゾン発生器)43及びトランス44を主要構成として有し、配管により連結された原料供給口41aから原料ガスを入力し、配管により連結されたガス出力口42aから発生したオゾンガスを出力ガスとして出力している。また、循環する冷却水配管46によりガス発生器(オゾン発生器)43は冷却される。
トランス44は、電源・ガス制御ユニット3から出力された高周波交流電圧を端子45を介してトランスの1次側に受け、トランスの2次側で高周波交流電圧が高電圧に昇圧される。この高電圧に昇圧された電圧をガス発生器43の高圧端子と接地部(本体部)間に印加することにより、ガス発生器43内に設けた電極間に形成されるガス空間部(放電空間部)に誘電体バリア放電を発生することにより、ガス空間部内に供給された原料ガスをオゾンガスに変換して、出力ガスとなるオゾンガスを発生している。
なお、トランス44によって、高電圧に昇圧する際、トランス44のインダクタンスとガス発生器43に内蔵した静電容量とによって共振させることにより電源部の力率を高め、高効率で高電圧を得ることができる。
なお、以下では、ガス発生器ユニット4a〜4fの単体あるいは総称を意味する場合、単に「ガス発生器ユニット4」と表記する場合がある。
実施の形態1では、原料ガスを高純度酸素ガスとし、ガス発生器として、窒素レスの高純度なガス発生器43を取り上げて、多チャンバー発生ユニットとして機能するガス発生器ユニット4a〜4fの構成及び動作等について説明する。
次に、ガス発生装置11に設置した1台の電源・ガス制御ユニット3の構成について図1を参照して説明する。
図1に示すように、電源・ガス制御ユニット3は多交流電源部3001、制御・操作部構成部3002及びガス制御部3003により構成される。
制御・操作部構成部3002は、表示・操作パネル31及びCPU基板37により構成される。
ガス制御部3003において、MFC(マスフローコントローラ(Mass Flow Controller))38a〜38fは原料ガス供給口11Bから原料ガスを受け、MFC38a〜38fはガス発生器ユニット4a〜4fに1対1に対応して設けられ、ガス発生器ユニット4a〜4fそれぞれのガス発生器(オゾン発生器)43に供給する原料ガスのガス流量をMFC38a〜38fで振り分けし、ガス発生器ユニット4a〜4fそれぞれの原料ガス配管口11Cを介して対応するガス発生器ユニット4に供給している。なお、以下では、MFC38a〜38fの単体あるいは総称を意味する場合、単に「MFC38」と表記する場合がある。
各MFC38には表示・操作パネル31から指示された信号に基づくガス流量設定信号がCPU基板37から送られ、ガス流量設定信号の指示する原料ガス流量となるようにMFC38を通過する原料ガスの流量を制御する。また、MFC38の入力時にMFC38内で検出した原料ガスの検出ガス流量信号値がCPU基板37を介して表示・操作パネル31に戻され、CPU基板37は検出ガス流量に基づき、各ガス発生器ユニット4のガス発生器43に流れている原料ガス流量を表示・操作パネル31上に表示することにより、原料ガス流量を管理している。
また、各ガス発生器ユニット4のガス発生器43から発生したオゾンガスである出力ガスは、配管12Aで受け、ガス濃度計39a〜39f及びAPC(オートプレッシャコントローラ (Auto Pressure Controller))301a〜301fを介して配管12Bから出力される。ガス濃度計39a〜39f及びAPC301a〜301fはそれぞれガス発生器ユニット4a〜4fに1対1に対応して設けられる。なお、以下では、ガス濃度計39a〜39fの単体あるいは総称を意味する場合、単に「ガス濃度計39」と表記し、APC301a〜301fの単体あるいは総称を意味する場合、単に「APC301」と表記する場合がある。
各ガス濃度計39で検出された検出濃度(信号)は、CPU基板37を介して表示・操作パネル31に送られ、CPU基板37は検出濃度に基づき、各ガス発生器ユニット4で発生したオゾンガス濃度である出力ガス濃度の状態を表示・操作パネル31上に表示する。
このように、ガス濃度計39a〜39fは、ガス発生器ユニット4a〜4fに対応して設けられ、各々が対応するガス発生器ユニット4のガス発生器43が出力する出力ガスの濃度を検出する。
APC301a〜301fには、表示・操作パネル31から指示された信号に基づき、CPU基板37からガス圧力設定信号が送られ、ガス圧力設定信号の指示する出力ガス圧力となるように、対応するガス発生器43の出力側(上流側)の出力ガス圧力を制御する。また、APC301が入力時にAPC301内で検出した検出圧力が、CPU基板37を介して表示・操作パネル31に戻され、CPU基板37は検出圧力に基づき、各ガス発生器ユニット4のガス発生器43から出力される出力ガス圧力を表示・操作パネル31上に表示することにより、出力ガス圧力を管理している。
APC301a〜301fを用いたガス圧力制御は、上流圧の制御、つまり、各ガス発生器ユニット4のガス発生器43の出力側における出力ガス圧力を制御することにより、結果的にガス発生器43内の圧力である内部圧力を所定圧力Pにする圧力制御である。
図1に示すように、多交流電源部3001においては、入力端子部14Aから所定電力分の商用交流電圧の供給を受け、この交流電圧をコンバータ32で一旦整流して、所定の安定した直流電圧VDCによる一定値に変換制御している。コンバータ32で直流に変換した電圧を複数のインバータ33a〜33fに入力することにより、インバータ33a〜33fの出力として複数の高周波交流電圧に分配して、インバータ33a〜33fの出力部に設けたリアクトル34a〜34fで高周波交流電圧の波形を整形し、電気出力端子65a〜65fから、ガス発生器ユニット4a〜4fの電気入力端子45a〜45fに向けて所定の電力量を満足する6つの高周波交流電圧を出力している。なお、以下では、インバータ33a〜33fの単体あるいは総称を意味する場合、単に「インバータ33」と表記する。
なお、ゲート制御回路32Gは、CPU基板37からの指令に従い、コンバータ32の出力電圧を所定の直流電圧VDCに昇圧するとともに、直流電圧VDCを一定値に安定制御するためにコンバータ32内のパワー素子をオン・オフ制御している。
また、電流検出器35a〜35fは、コンバータ32より得られる、一定値の直流電圧VDCを入力するインバータ33a〜33fそれぞれに供給する直流電流(の電流値)IDCを検出しており、この検出した電流IDCは各インバータ33に供給される電力(=VDC×IDC)としてCPU基板37に取り込まれる。CPU基板37内で、所望の電力をインバータ33a〜33fに供給できるように、電流検出器35a〜35fからの直流電流IDCがインバータ33a〜33fそれぞれで互いに独立した値になるように、CPU基板37からインバータ制御回路33Gを介してインバータ33a〜33fそれぞれに制御信号を付与して、インバータ33a〜33fそれぞれに対する独立したフィードバック制御を実行する。その結果、インバータ33a〜33fにはそれぞれ独立した電力量の電力が供給されるため、インバータ33a〜33fはそれぞれ互いに独立した、所望の電力量を満足する高周波交流電圧を出力することができる。
上述したように、多交流電源部3001がガス発生器ユニット4a〜4fに対応する6つの所望の交流・高周波電圧を出力し、ガス制御部3003は原料ガスを複数のガス流量に分配してガス発生器ユニット4a〜4fに供給するとともに、発生した出力ガスの濃度及び各ガス発生器ユニット4のガス発生器43内のガス圧力を調整する機能を有している。
前述したように、表示・操作パネル31及びCPU基板37によって制御・操作部構成部3002が構成されている。
表示・操作パネル31は電源・ガス制御ユニット3の前面に設置した表示・操作パネルであり、この表示・操作パネル31を用いて設定した条件によって、多交流電源部3001から供給する複数の高周波交流電圧の有効電力量(=VDC×IDC)を指示する制御信号を、多交流電源部3001のゲート制御回路32G及びインバータ制御回路33Gに出力している。そして、ゲート制御回路32Gによりコンバータ32の出力電圧が一定電圧値VDCに制御され、インバータ制御回路33Gにより供給される直流電流IDCを検出し、この検出した直流電流値が、所望する電力量を満足する電流値になるようにフィードバック制御されることにより、インバータ33a〜33fから複数の高周波交流電圧が出力される。したがって、制御・操作部構成部3002によって、インバータ33a〜33fに供給される電力量が設定され、電気出力端子65a〜65fから設定された、設定された電力量により決定される電圧値を有する複数の高周波交流電圧が出力される。
制御・操作部構成部3002は、CPU基板37からガス制御部3003のMFC38a〜38f及びAPC301a〜301fに制御信号(ガス流量設定信号及びガス圧力設定信号)を付与することにより、ガス制御部3003における(ガス発生器ユニット4a〜4f用の)原料ガス流量、ガス発生器43内の内部圧力を制御している。この際、CPU基板37による制御内容は、表示・操作パネル31から受ける設定信号によって決定される。
その結果、ガス制御部3003内において、MFC38a〜38fはそれぞれ対応するガス流量設定信号に基づき、ガス発生器ユニット4a〜4fに供給する原料ガス流量を制御し、APC301a〜301fはそれぞれ対応するガス圧力設定信号に基づき、ガス発生器ユニット4a〜4f内のガス発生器43の内部圧力が所定圧力Pになるように、対応するガス発生器43の上流圧(ガス発生器43の出力側の出力ガスの圧力)を一定値制御している。
上述したように、MFC38a〜38fは、ガス発生器ユニット4a〜4fに対応して設けられ、各々が対応するガス発生器ユニット4に入力される原料ガスの流量である原料ガス流量を制御し、APC301a〜301fは、ガス発生器ユニット4a〜4fに対応して設けられ、各々が対応するガス発生器ユニット4のガス発生器43内の圧力である内部圧力を自動制御する。
このように、表示・操作パネル31からの設定信号を受けたCPU基板37の制御下で、すなわち、制御・操作部構成部3002の制御下でガス制御部3003によるガス制御動作が実行される。
また、CPU基板37は、MFC38a〜38f、APC301a〜301f及びガス濃度計39a〜39fで検出した検出ガス流量、検出圧力及び検出濃度に基づき、ガス発生装置1全体の運転状態を前面の表示・操作パネル31上に表示している。
さらに、制御・操作部構成部3002は、多交流電源部3001内のインバータ33a〜33fそれぞれに供給される電力量を設定し、各々が設定された電力量により電圧値が決定される複数の高周波交流電圧(複数の交流電圧)を出力させる交流電力制御動作を多交流電源部3001に対し実行する。以下、この点を詳述する。
制御・操作部構成部3002は、MFC38a〜38fのうち対応するMFCで検出された検出ガス流量、APC301a〜301fのうち対応するAPCで検出された検出圧力、及びガス濃度計39a〜39fのうち対応するガス濃度計で検出された検出濃度に基づき、目標濃度に達するように、ガス発生器ユニット4a〜4fのうち対応するガス発生器ユニット4におけるガス発生器43の最適な交流電源の電力量を求める。そして、制御・操作部構成部3002は、求めた電力量を満足する直流設定値I0を設定し、電流検出器35a〜35fで検出した直流電流IDCが直流設定値I0になるようにすることにより、高周波交流電圧(交流電圧)を出力させる交流電力制御動作を実行する。
このように、交流電力制御動作は、ガス発生器ユニット4a〜4fに供給する複数の高周波交流電圧に関し、対応するガス濃度計39で検出された検出濃度に加え、対応するMFC38で検出された検出ガス流量、及び、対応するAPC301で検出された検出圧力に基づき、インバータ33a〜33fのうち対応するインバータ33に供給される電力量の最適値を求め、最適値の電力量を満足する交流電圧をインバータ33から出力させる制御動作である。
上記のように、交流電源制御部として機能する制御・操作部構成部3002は、ゲート制御回路32G及びインバータ制御回路33Gに制御信号を与え多交流電源部3001に対し交流電力制御動作を実行している。その結果、ガス発生器ユニット4a〜4fのうち対応するガス発生器ユニット4のガス発生器43に、供給される電力量が所望の電力量となるように、インバータ33a〜33fに対するフィードバック制御が実行されるため、各インバータ33から所望の高周波交流電圧を出力させることができる。すなわち、交流電力制御動作は、制御・操作部構成部3002が供給する複数の高周波交流電圧に関し、少なくとも、対応するガス濃度計39で検出された検出濃度に基づき、対応する高周波交流電圧の電力量を制御する動作となる。
実施の形態1のガス発生装置1における制御・操作部構成部3002は、上述した交流電力制御動作を実行することにより、ガス発生器ユニット4a〜4fのうち対応するガス発生器ユニット4に対し、原料ガスのガス流量、ガス発生器43内の内部圧力、及び出力ガスの設定ガス濃度に適した電力量を満足する電圧値の高周波交流電圧を供給することができる。
このように、制御・操作部構成部3002は、ガス濃度計39a〜39fのうち対応するガス濃度計39で検出された検出濃度に加え、MFC38a〜38fのうち対応する対応するMFC38で検出された検出ガス流量、APC301a〜301fのうち対応するAPC301で検出された検出圧力に基づき、多交流電源部3001に対し交流電力制御動作を実行している。その結果、ガス発生器ユニット4a〜4fのうち対応するガス発生器ユニット4におけるガス発生器43に供給する電力量が所望の一定値になるように、多交流電源部3001から高周波交流電圧が出力される。
図3に示すように、実施の形態1のガス発生装置1を正面から視ると、上部に、電源・ガス制御ユニット3が搭載されており、電源・ガス制御ユニット3の前面に設けられた表示・操作パネル31を用いてガス発生器ユニット4毎に設定条件や装置の起動指令が行え、この設定条件や装置の起動指令に反映した制御信号を、制御・操作部構成部3002内のCPU基板37から多交流電源部3001やガス制御部3003に送っている。
その結果、各ガス発生器ユニット4において、交流電圧がトランス44を介してガス発生器43に印加されるとともに、原料ガスである高純度酸素ガスが各ガス発生器ユニット4に供給される。さらに、各ガス発生器ユニット4のガス発生器43内の電極間(放電空間部)に印加され、この電極間に誘電体バリア放電(無声放電)を発生させることにより、放電空間部内に供給された原料ガスが放電現象によってオゾンガスに変換され、高濃度・高純度のオゾンガスを取り出せる。
図4に示すように、実施の形態1のガス発生装置1を裏面から視ると、ガス発生装置1の裏面上で各ガス発生器ユニット4への電気配線系統および原料ガスの供給系統と発生したオゾンガスの取り出すガス出力系統が示されている。
図4において、外部の入力端子部14Aから単相もしくは三相商用交流電圧を入力端子部14Bに受け、この入力端子部14Bから電源・ガス制御ユニット3の入力端子部14Cに供給される。電源・ガス制御ユニット3の入力端子部14Cと入力端子部14Bとの間には、装置の入力ブレーカや電気の開閉制御するコンダクタやノイズカット用フィルターが当然装着されているが、説明の都合上、図4では図示を省略している。
電源・ガス制御ユニット3においては、外部(入力端子部14A)より商用交流電圧を受け、入力端子部14B及び14C(図1では図示せず)を介して、コンバータ32で整流され、6台のインバータ33a〜33fで、6つの高周波交流電圧に変換され、この6つの高周波交流電圧が電源・ガス制御ユニット3の電気出力端子65a〜65fに出力され、電気出力端子65a〜65fに電気的に接続されたガス発生器ユニット4a〜4fの電気入力端子45a〜45fに伝達される。
また、原料ガスの供給系統からガス出力系統を説明すると、ガス発生装置1の原料ガス供給口11Aから原料ガスである高純度酸素ガスを供給し、この原料ガスは原料ガス供給口11Aから電源・ガス制御ユニット3の原料ガス供給口11Bに供給される。
原料ガス供給口11B,原料ガス配管口11C間のガス制御部3003は、図1に示すように、ガス発生器ユニット4a〜4fに対応するMFC38a〜38fが設けられているため、電源・ガス制御ユニット3のガス制御部3003内のMFC38a〜38fを介して複数の原料ガスに分配され、原料ガス配管口11Cから各ガス発生器ユニット4に原料ガスが供給される。そして、図4に示すように、原料ガス配管口11Cと原料供給口41a〜41fとの間が配管経路群48によって連結されることにより、ガス発生器ユニット4a〜4fのガス発生器43に6つの原料ガスを供給することができる。
また、各ガス発生器ユニット4には、ガス発生器43の放電熱を冷却するための水冷機能を有しており、冷却水を各配管46から供給、排出して、冷却水を循環させることで冷却している。
ガス発生器ユニット4a〜4fは、電気入力端子45a〜45fから所定電力の高周波交流電圧を供給し、原料ガス配管口11Cから原料ガスを供給する。そして、各ガス発生器ユニット4内のトランス44で高電圧に昇圧され、昇圧電圧をガス発生器43に印加する。すると、ガス発生器43の放電空間部内で誘電体バリア放電を発生させ、放電空間部内に供給される原料ガスを高濃度・高純度のオゾンガスに変換することにより、オゾンガスを発生させ、発生したオゾンガスを出力ガスとして、ガス出力口42a〜42fから出力する。
ガス出力口42a〜42fと配管12Aとの間が配管経路群49によって連結されることにより、ガス発生器ユニット4a〜4fのガス発生器43から6つの出力ガス(オゾンガス)を出力することができる。
ガス発生器ユニット4a〜4fのガス発生器43より発生した出力ガスは、ガス出力口42a〜42fから電源・ガス制御ユニット3の配管12Aに供給される。
配管12A,配管12B間のガス制御部3003は、図1に示すように、ガス濃度計39a〜39f及びAPC301a〜301fが設けられているため、電源・ガス制御ユニット3のガス制御部3003内のガス濃度計39a〜39f及びAPC301a〜301fを介して出力ガスが配管12Bから出力される。
図4に示すように、配管12B,ガス出力配管口12C間は配管経路群50によって連結されている。ガス出力配管口12Cから、ガス発生装置1外部の6つの(複数の)半導体製造処理工程の多ガス処理工程用に供給され、多ガス処理工程それぞれに応じた出力ガスのガス濃度、及びガス流量で利用される。
ガス発生装置1としては、原料ガス供給口11A,11B間、あるいは原料ガス供給口11B,原料ガス配管口11C間等の原料ガス供給部に不純物を除去するガスフィルターを設けたり、配管12A,12B間、あるいは配管12B,ガス出力配管口12C間、ガス出力配管口12Cの出力側等にガスフィルターを設けたりする構成がなされる。この構成部品については、直接的な発明範疇には属さないため、説明の都合上、図4においては図示を省略している。
このように、実施の形態1のガス発生装置1は、ガス発生器ユニット4a〜4f(複数のガス発生器ユニット)に対し、各々が一単位の多交流電源部3001、ガス制御部3003及び制御・操作部構成部3002(交流電源制御部)を一体的して構成しているため、装置全体のコンパクト化が図りつつ、例えば、6つ(複数)のガス発生器ユニット4を搭載することができる。
具体的には、実施の形態1のガス発生装置1は、出力ガス発生器として各々がオゾンガスを発生するガス発生器(オゾン発生器)43を有する6つガス発生器ユニット4a〜4f(複数のオゾンガス発生器ユニット)に対し、各々が一単位の多交流電源部3001、ガス制御部3003及び制御・操作部構成部3002を一体的して構成している。このため、ガス発生装置1は、装置全体のコンパクト化を図りつつ、各々がガス発生器(オゾン発生器)43を有する6つのガス発生器ユニット4を搭載することができる。
上述したように、実施の形態1のガス発生装置1は、6つのガス発生器ユニット4a〜4fと、電源・ガス制御ユニット3とを統合化することにより、1つのガス発生装置1から、互いに独立した6つの出力ガスを出力することができ、ガス発生装置1の設置面積を小さくした場所で、6つの出力ガスの一括制御を可能にしている。
すなわち、ガス発生装置1は1単位の電源・ガス制御ユニット3で、複数のガス発生器ユニット4a〜4fから、仕様の異なったガス流量・濃度を有する複数の出力ガスを、出力ガスを利用するガス処理工程内容に応じて供給することができ、各ガス処理工程で使用するガスの品質管理を行うことができる。
また、ガス発生装置1内でガス発生器ユニット4a〜4fと電源・ガス制御ユニット3とを分離して構成することにより、それぞれのユニットが軽くなり、メンテナンスのユニット交換が容易にできるメリットがある。
加えて、ガス発生器ユニット4a〜4fはそれぞれ、基本的にトランス44とガス発生器43のみの搭載にする構成であるため、ガス発生器43の交換等のメンテナンスも容易になる。また、複数のガス発生器ユニット4a〜4fを搭載しているため、一部のガス発生器ユニット4に故障が発生しても、正常に動作する他のガス発生器ユニット4により出力ガスを供給することができるため、ガス供給に関する信頼性も高く維持することができる。
<実施の形態2>
この発明の実施の形態2であるガス発生装置1Bに関し、図5及び図6を参照して説明する。図5はこの発明の実施の形態2であるガス発生装置の電源・ガス制御ユニットの内部構成を模式的に示す説明図である。図6は実施の形態2のガス発生装置の裏面から視た各構成部及び配管の一配置例の概要を示す説明図である。
以下では、実施の形態2に関し、実施の形態1と基本発明思想は同じである点を鑑み、実施の形態1と異なる点を中心に説明し、実施の形態1と同じ構成部については同一符号を付して説明を適宜省略する。
実施の形態1のガス発生装置1では、原料ガスとして、1種類の原料ガスを供給する構成であったが、実施の形態2のガス発生装置1Bとしては、互いに独立して複数種の原料ガスを供給することにより、様々な半導体製造装置における半導体製造処理工程や他の処理用途として必要とするガス発生装置1Bからの複数の発生ガスを利用できるようにしている。
実施の形態2のガス発生装置1Bにおいては、図5及び図6に示すように、原料ガスとして、4種類の原料ガス(第一ガス〜第四ガス)を供給し、電源・ガス制御ユニット3Bと6つの出力ガスを出力するガス発生器ユニット4a〜4fとを搭載している。
これらの図に示すように、1台のガス発生装置1Bにおいて、実施の形態1のガス発生装置1と同様、複数の放電現象を発生させることのできる多チャンバー発生器ユニットであるガス発生器ユニット4a〜4fを搭載している。そして、ガス発生装置1Bは、実施の形態1のガス発生装置1と同様、ガス発生器ユニット4a〜4fに対し、複数の高周波交流電圧の出力する多交流電源部3001を設けている。
一方、ガス制御部3003Bは、原料ガス供給口11Bは互いに独立した4つの原料ガス供給口11BX、11BD、11BE及び11BFから構成されており、原料ガス供給口11BXは配管111xを介してMFC38a〜38cに共通に接続される。一方、原料ガス供給口11BD〜11BFは配管111d〜111fを介してMFC38d〜38fに対し1対1の関係で接続される。
すなわち、ガス制御部3003Bによって、原料ガス供給口11BXから供給される原料ガスである第一ガスは、三系統の原料用のMFC38a〜38cにて分配された後、ガス発生器ユニット4a〜4cのガス発生器43の原料ガスとして供給される。
また、ガス制御部3003Bによって、原料ガス供給口11BD〜11BFから供給される互いに異なる3種類の原料ガスである第二ガス、第三ガス及び第四ガスは、MFC38d〜38fを介してガス発生器ユニット4d〜4fのガス発生器43の原料ガスとして供給される。
このように、ガス制御部3003Bは、4種類の原料ガス(複数種の原料ガス)がそれぞれガス発生器ユニット4a〜4fのうち対応するガス発生器ユニット4に供給されるように設けられた、配管111x、配管111d、配管111e及び配管111fを含む原料ガス経路を有している。
したがって、ガス制御部3003Bは、6つのガス発生器ユニット4a〜4fに対し、第一ガス〜第四ガスで分類される4種類の原料ガス(複数種の原料ガス)が供給されるように構成されている点が、実施の形態1のガス制御部3003と異なる。
また、ガス制御部3003Bにおいて、実施の形態1のガス制御部3003と同様、ガス発生器ユニット4a〜4fのガス発生器43で生成するためガス圧力を所定圧力Pに自動制御するためのAPC301a〜301fと、ガス発生器ユニット4a〜4fのガス発生器43から発生される出力ガスのガス濃度値を検出濃度として検出するためのガス濃度計39a〜39fとが配管12A,12B間に設けられている。
このように、実施の形態2のガス発生装置1Bにおける電源・ガス制御ユニット3Bは、上述した構成のガス制御部3003Bと、実施の形態1と同じ構成の多交流電源部3001及び制御・操作部構成部3002とを含んでいる。
図5及び図6に示すように、供給する原料ガスのガス流路を構成する原料ガス供給口11Aとして、互いに独立した4つの原料ガス供給口11AX、11AD、11AE及び11AFが設けられる。そして、原料ガス供給口11AX及び11AD〜11AFと原料ガス供給口11BX及び11BD〜11BFとは配管経路群51を介して1対1の関係で連結されている。
原料ガス供給口11AX,11BX間においては、実施の形態1と同様、高純度酸素ガスを原料ガス(第一ガス)とし、図5及び図6に示すように、ガス制御部3003B内において、3つのガス流路に分け、ガス発生器ユニット4a〜4cのガス発生器43に供給している。そして、バス発生器ユニット4a〜4cそれぞれのガス発生器43から高純度オゾンガスを出力させることにより、互いに異なった発生ガス流量、濃度のオゾンガスを出力し、外部の多ガス処理工程にて利用できるようにしている。したがって、ガス発生器ユニット4a〜4cに関しては、実施の形態1のガス発生器ユニット4a〜4fと同様、第一ガスを対応のガス発生器43に供給し、ガス発生器43で発生したオゾンガスを出力ガスとしてガス出力配管口12Cから出力している。
原料ガス供給口11AD,11BD間、及び原料ガス供給口11AE,11BE間においては、高純度酸素ガス(第1の部分原料ガス)をベースにし、微量の第2の部分原料ガスを高純度酸素ガスに添加した混合原料ガスを、ガス発生器ユニット4dのガス発生器43用の第二ガス及びガス発生器ユニット4eのガス発生器43用の第三ガスとしている。
第2の部分原料ガスとしては、炭素系(COガス、COガス、エタンC、プロパンC、CF等)ガス、水素系(H、HF、HCL、HBr、HS等)ガス、窒素系(N、NO、NO、NH等)ガス、及びフッ素系(F、SF、C等)ガスのうち少なくとも一つのガスが考えられる。
そして、ガス発生器ユニット4d及び4eのガス発生器43に、高純度酸素ガスとは異なる、上述した混合原料ガスである第二ガス及び第三ガスを供給することにより、ガス発生器ユニット4d及び4eのガス発生器43による放電現象を利用して特殊な発生ガスを出力ガスとして、ガス発生装置1の外部の半導体製造装置におけるガス処理工程に利用できるようにしている。なお、特殊な発生ガスとしては、オゾン(酸素系)・炭素化合物系発生ガス、オゾン(酸素系)・水素化合物系発生ガス、オゾン(酸素系)・窒素化合物系発生ガス、オゾン(酸素系)・フッ素化合物系発生ガス等が考えられる。
上述したように、酸素(第1の部分原料ガス)をベースにした、約10%以下の微量の炭素系ガスや水素系ガスや窒素系ガスやフッ素系ガス(第2の部分原料ガス)を加えて得られる混合原料ガスを、第二ガス及び第三ガスとしてガス発生器ユニット4d及び4eのガス発生器43に供給し、高周波交流電圧を印加することにより、ガス発生器43内の誘電体バリア放電現象を発生させている。
その結果、ガス発生器ユニット4d及び4eそれぞれのガス発生器43から、オゾンガスの発生に加え、添加した微量の炭素系、水素系、窒素系、フッ素系ガスと酸素ガスとの放電化学反応で生成される炭素化合物系発生ガス、水素化合物系発生ガス、窒素化合物系発生ガス、及びフッ素化合物系発生ガスのうち、放電化学反応で少なくとも一つの酸化化合物ガスを含む特殊な発生ガスを出力することができる。
したがって、外部の半導体製造装置において、半導体製造工程で用いる負圧状態のガス処理チャンバーに放電化学反応で得た特殊な発生ガス(酸化化合物ガス)を供給し、ガス処理チャンバーの雰囲気温度を数百度等に加熱すれば、供給した一部のオゾンガスは、非常に活性な酸素原子ラジカルに分解反応するとともに、この酸素原子ラジカルと炭素化合物系発生ガス、水素化合物系発生ガス、窒素化合物系発生ガス、フッ素化合物系発生ガスとの化学反応が促進され、ガス処理チャンバーに装着した半導体ウェハー面に対しそれぞれガス種に応じた特殊な半導体処理工程が可能になり、半導体ウェハー面のガス処理品質が高まるとともに、ガス処理効率が高められる。
例えば、発生した酸素ガスと炭素化合物系発生ガスによる、ガス処理チャンバーに装着した半導体ウェハー面処理として、半導体ウェハー面で、「C1化学(C1-Chemistry)」反応が実現でき、半導体ウェハー表面に炭素を含んだ特殊な薄膜を形成することができ、特殊な性質を有した半導体に利用できる可能性がある。なお、C1化学とは、炭素等の合成ガスの炭素数が1の原子と物質との結合や炭素数が2以上の酸化化合物を合成する技術である。
また、発生した酸素ガスと水素化合物系発生ガスによる半導体ウェハー面で、上記の「C1化学」反応や酸素ガスと水素化合物系発生ガスを利用して行う、ガス処理チャンバーに装着した半導体ウェハー面処理として、半導体ウェハー面で、上記の「C1化学」反応や半導体ウェハー面でOHラジカルが実現できるため、半導体ウェハー面でのドライクリーニング処理に利用できる可能性がある。
発生した酸素ガスと窒素化合物系発生ガスとによる、ガス処理チャンバーに装着した半導体ウェハー面処理として、半導体ウェハー面で、オゾンガスの熱解離反応熱を利用した窒素数1の化学反応を促進させることができ、半導体ウェハー面に特殊な窒化物質薄膜を形成でき、半導体ウェハー面の絶縁薄膜形成処理に利用できる可能性がある。
発生した酸素ガスとフッ素化合物系発生ガスによる、ガス処理チャンバーに装着した半導体ウェハー面処理として、半導体ウェハー面で、オゾンガスの熱解離反応熱を利用したフッ素ラジカルの化学反応を促進させることができる。フッ素ラジカルは、非常に物質を腐食させる性質を有しており、この腐食させる効果を利用した半導体ウェハー面のエッチング加工処理やレジスト剥離処理に利用できる可能性がある。
以上のように、実施の形態2のガス発生装置1Bでは、ガス発生器ユニット4d及び4eのガス発生器43に対し、酸素ガスをベースにした微量の他ガスを添加した混合原料ガス(第二ガス,第三ガス)を供給して、ガス発生器43で、オゾンガスを含めた他の酸化化合物放電ガスを出力することで、様々な、半導体ウェハー面の処理工程に利用でき、半導体ウェハー面の特殊な性質の半導体への利用や品質向上や処理時間の短縮などの処理効率を高めるガスとして利用される。
さらに、原料ガス供給口11AF,11BF間においては、使用済みのオゾンガスを原料ガス(第四ガス)として供給している。そして、ガス発生器ユニット4fのガス発生器43に、オゾンガスに対し放電現象を利用して、低濃度のオゾンガスにまで、オゾン分解させて使用したオゾンガスを処理するものに利用している。すなわち、ガス発生器ユニット4fのガス発生器43を放電によってガス分解させるガス発生器43として逆利用法も可能である。
このように、半導体の様々な処理工程で使用した排ガスを一旦、ガス発生器ユニット4fのガス発生器43に戻し、ガス発生器43の原料ガスとして供給させ、排オゾンを含む種々な化合物ガスの排ガスを供給させ、この排ガスを放電により、ガス分解させてガス排出させれば、従来から使用している排ガス処理装置の負荷の低減に効果をもたらすこともできる。
なお、ガス発生器ユニット4fを上記のように排オゾンを含む種々な化合物ガスの排ガスを分解させる排ガス処理のオゾン分解器専用に利用する場合、図5に示した、MFC38fやガス濃度計39fを省略しても良い。
このように、実施の形態2のガス発生装置1Bは、1単位構成で、複数種の原料ガスを変換して得られる複数種の出力ガスを供給するができるため、多様なガス処理工程に対応することができる。
例えば、1台のガス発生装置1Bから、炭素系ガス、水素系ガス、窒素系ガス及びフッ素系ガスのうち少なくとも一つである第2の部分原料ガスを、第1の部分原料ガスである酸素ガスに添加した混合原料ガスを、ガス発生器ユニット4d及び4e用の第二ガス及び第三ガスとして採用することにより、多様なガス処理工程に対応することができる。
上述したように、実施の形態2のガス発生装置1Bは、複数種の原料ガスを供給可能にすることにより、複数種の原料ガスから異なった種類の発生ガスを出力ガスとすることができる。その結果、実施の形態2のガス発生装置1Bは、多様な出力ガスの提供を可能にして、出力ガスを利用する、半導体製造工程における多様な処理工程であるウェハー面をドライ洗浄やエッチング処理やレジスト剥離処理や絶縁薄膜処理を1つのガス発生装置1Bで一括管理でき、より効率の良い半導体製造工程に利用できるメリットが生じる。
<実施の形態3>
この発明の実施の形態3であるガス発生装置1Cに関し、図7及び図8を参照して説明する。図7はこの発明の実施の形態3であるガス発生装置の電源・ガス制御ユニットの内部構成を模式的に示す説明図である。図8は実施の形態3のガス発生装置の裏面から視た各構成部及び配管の一配置例の概要を示す説明図である。
以下では、実施の形態3に関し、実施の形態1及び実施の形態2と基本発明思想は同じである点を鑑み、実施の形態1あるいは実施の形態2と異なる点を中心に説明し、実施の形態1や実施の形態2と同じ構成部については同一符号を付して説明を適宜省略する。
実施の形態1及び実施の形態2では、ガス発生器ユニット4a〜4fが全てガス発生装置1(1B)内に存在する構成について述べた。実施の形態3のガス発生装置1Cは、一部のガス発生器ユニットが、ガス発生装置1C外に存在しても、ガス発生装置1Cの電源・ガス制御ユニット3が利用でき、外部のガス発生器ユニットで発生した出力ガスを様々な半導体製造処理工程や他の処理用途で利用できるように構成している。
以下、図7及び図8では図示されていない、ガス発生装置1Cの外部に配置されたガス発生器ユニット4g(外部ガス発生器ユニット)の存在を前提として説明する。実施の形態3のガス発生装置1Cは、ガス発生装置1C外部のガス発生器ユニット4gに対し多交流電源部3001C及びガス制御部3003Cが接続可能に設けられている。
実施の形態3のガス発生装置1Cにおいては、図7及び図8に示すように、原料ガスとして、4種類の原料ガスを供給し、6台のMFC38a〜38e及び38gによって、6つの原料ガスに分配し、1つのAPC301gを介して原料ガスを原料ガス配管口11CGに供給し、5台のガス濃度検知器39a〜39eと5台のAPC301a〜301eを介して出力ガスを配管12Bに出力する電源・ガス制御ユニット3Cと、5つの出力ガスを出力するガス発生器ユニット4a〜4eとを搭載している。そして、ガス発生装置1Cの外部にガス発生器ユニット4gを設置可能にし、ガス発生器ユニット4gに対し多交流電源部3001C及びガス制御部3003Cによる制御を可能に構成している。なお、図示しないガス発生器ユニット4gの内部構成はガス発生器ユニット4a〜4eそれぞれと同一構成であることが望ましい。
実施の形態3では、1単位のガス発生装置1Cにおいて、複数の放電現象を発生させることのできる多チャンバー発生器ユニットであるガス発生器ユニット4a〜4eを搭載している。そして、ガス発生装置1Cは、ガス発生器ユニット4a〜4e及びガス発生器ユニット4gに対し、複数の高周波交流電圧の出力する多交流電源部3001Cを設けている。
ガス制御部3003Cは、3種類の原料ガスがそれぞれガス発生器ユニット4a〜4eのうち対応するガス発生器ユニット4に供給されるように設けられた、配管111x、配管111d、及び配管111eを含む原料ガス経路を有している。
さらに、ガス制御部3003Cは一部の原料ガスをガス発生器ユニット4gに出力可能にするともに、ガス発生器ユニット4gのガス発生器43に原料ガスを供給している。加えて、多交流電源部3001Cの一部の高周波交流電圧を外部のガス発生器ユニット4gに出力できるようにし、外部のガス発生器ユニット4gのガス発生器43内で放電現象により得られる発生ガスを出力ガスとして外部の所定の処理装置に直接出力できるようにしている。
実施の形態3のガス発生装置1Cにおいては、図7及び図8に示すように、原料ガスとして、4種類の原料ガスを供給する電源・ガス制御ユニット3Cを有している。電源・ガス制御ユニット3Cは、原料ガス供給口11BX、11BD、11BEから供給される一部の原料ガスは、ガス発生装置1C内のガス発生器ユニット4a〜4eにMFC38a〜38eを介して分配供給される。一方、原料ガス11BGから供給される他の一部のガスは、MFC38gおよびAPC301gを介して外部のガス発生器ユニット4gに供給される。ガス発生装置1Cは、上述した電源・ガス制御ユニット3Cに加え、5つの出力ガスを出力するガス発生器ユニット4a〜4eとを搭載している。
実施の形態3のガス発生装置1Cは、図7及び図8に示すように、原料ガスとして、実施の形態2と同様に4種類のガスの供給を受け、ガス発生器ユニット4a〜4eで構成される多チャンバー発生器を搭載のガス発生装置である。
図7及び図8で示すように、ガス制御部3003Cの入力側の原料ガス供給口11Bにおける原料ガス供給口11BX、11BD及び11BEと、出力側の原料ガス配管口11Cとの間における構成は、実施の形態2のガス制御部3003Bと共通するため、説明を省略する。
実施の形態3のガス発生装置1Cにおいては、実施の形態1及び実施の形態2で搭載したガス発生器ユニット4fを無くし、その代わりにガス発生装置1Cの外部にガス発生器ユニット4gを設けることを想定している。
そして、ガス制御部3003Cの入力側の原料ガス供給口11BGと原料ガス配管口11Cとの間に、配管111gを介して外部用MFC38g及び外部用APC301gを介挿している。
原料ガス供給口11BGに供給する原料ガス(第四ガス)として、水素ガス、フッ素ガス、窒素ガスやオゾンを供給し、供給した原料ガス(第四ガス)を受けるガス発生器ユニット4gにおいて、放電を利用し、原料ガスのラジカルガスを出力ガスとして外部の半導体製造装置等に供給して利用するようにしている。
実施の形態3のガス発生装置1Cのガス制御部3003Cにおいて、図7及び図8に示すように、原料ガス供給口11BGを介して供給された原料ガスは、外部用MFC38gで、所定流量にしたガスを、原料ガス部分で、発生器圧力を制御する外部用APC301gを、ガス発生器43の入力側(下流側)に設け、その外部用APC301gを介した原料ガスが配管口11CGを介してガス発生装置1Cの裏面上部に設けた外部用原料供給口41gから出力し、外部のガス発生器ユニット4gに原料ガスを供給できるようにしている。
ここで、他のAPC301a〜301eは、ガスの上流圧力である出力ガスの圧力を制御して、ガス発生装置1C内に設置したガス発生器ユニット4a〜4eのガス発生器43内の内部圧力を調整していたが、外部用APC301gは、ガス発生器43の入力側である、ガスの下流圧力である原料ガスの圧力を制御して、ガス発生装置1C外に設置したガス発生器ユニット4gのガス発生器43内の内部圧力を調整している。
また、電源・ガス制御ユニット3の裏面上部に外部へ外部高周波交流電圧(外部交流電圧)を供給するための電気出力端子65gを電気出力端子65a〜65eに隣接して設け、電気出力端子65gと電気的に接続され、電源・ガス制御ユニット3外のガス発生装置1Cの上部に設けられた外部用電気入力端子45gからガス発生装置1Cに設置したガス発生器ユニット4gに外部高周波交流電圧を供給することにより、外部のガス発生器ユニット4gより発生したガスを出力ガスとして直接利用できるようにしている。
この際、制御・操作部構成部3002Cは、ガス発生器ユニット4a〜4eに対し、実施の形態1及び実施の形態2と同様の交流電力制御動作を行うと共に、外部のガス発生器ユニット4gに供給する外部高周波交流電圧(外部交流電圧)の電流量を制御する交流電力制御動作を実行する。
ガス発生器ユニット4g用の交流電力制御動作は、外部用MFC38gで検出された外部検出ガス流量及び外部用APC301gで検出された外部検出圧力に基づき、上記外部交流電圧の電流量を制御する動作である。このように、交流電源制御部として機能する制御・操作部構成部3002Cは、ガス発生器ユニット4a〜4e用の交流電力制御動作に加え、ガス発生器ユニット4g用の交流電力制御動作を実行している。
ガス発生器ユニット4gは、ガス発生装置1Cに設けられておらず、ガス発生装置1Cと異なる場所に配置することができるため、ガス発生器ユニット4gで得た出力ガスの供給先の外部の半導体処理チャンバー(半導体製造装置等の半導体処理装置)近くに設置することができるため、ガス発生器ユニット4gで発生した出力ガスを短い配管で供給できる優位性を有する。
さらに、互いに近接配置した外部の半導体処理チャンバーとガス発生器ユニット4gとを直結し、ガス発生器ユニット4gのガス出力口42aをノズル形状にし、100Pa程度以下の負圧になった半導体処理チャンバーに、ガス発生器ユニット4gで発生した出力ガスを噴出させるようにすれば、出力ガスはノズルを通過することで、ガス圧が急速に低下する結果、噴出される出力ガスは、超音速まで加速され、半導体処理チャンバー内に設置されたウェハー処理面に供給され、ウェハー処理面の処理が可能となる。
このように、半導体処理チャンバーとガス発生器ユニット4gとを比較的短い配管で直結できるメリットは、発生したガスを非常に短時間で出力でき、超音速のガス速度で、ウェハー処理面に出力ガスを噴出できるため、数十m秒以下で、ウェハー処理面に放電で発生したガスを供給することなる。以下、この点を詳述する。
実施の形態1及び実施の形態2では、ガス発生器ユニット4a〜4fで得られた出力ガスとしては、分子状のガスで、比較的安定なガスを半導体処理チャンバーに供給することを前提としていた。この前提に対し、実施の形態3のガス発生装置1Cでは、半導体処理チャンバーとガス発生器ユニット4gとを比較的短い配管で直結できるため、ガス発生器ユニット4gで発生したガスを数十m秒以下で、半導体処理チャンバーに供給して処理が行える。このため、ガス発生器ユニット4gで発生する出力ガスが非常に寿命の短いである場合も半導体処理チャンバーに供給できるようになり、放電で発生したラジカルガスでのウェハー処理面が可能になり、処理加工品質が高まるとともに、高速で処理が行える効果が生じる。
例えば、ガス発生器ユニット4gのガス発生器43に、オゾンガス、酸素ガスを原料ガスとして供給して、ガス発生器ユニット4gのガス発生器43により得られる出力ガス(酸素ラジカルガス)を、ガス噴出ノズルを介して半導体処理チャンバー内のウェハー面に噴出することができる。この場合、半導体処理チャンバーのノズル口からウェハー面までの距離と雰囲気ガス温度で、酸素分子に戻る分解反応が少なくなり、高濃度の酸素ラジカルガスをウェハー面まで到達させることができ、高濃度酸素ラジカルガス処理が可能になり、従来の酸化処理よりも、高温状態でも高濃度酸素ラジカルガス処理ができることになり、より品質の良い酸化絶縁薄膜の成膜が実現できるようになる。
また、水素ガスを原料ガスとして、外部に設置したガス発生器ユニット4gに供給して、ガス発生器ユニット4gにより得られる出力ガス(水素ラジカルガス)をガス噴出ノズルを介して半導体処理チャンバーのウェハー面に噴出させれば、水素ラジカルガス処理が可能になり、水素ラジカルガスによる水素還元反応処理が可能なり、より品質の良いウェハー面のクリーニング処理ができるようになる。
さらに、ガス発生器ユニット4gから出力ガスとして窒素ラジカルガスを半導体処理チャンバーのウェハー面に供給すれば、品質の良い窒化薄膜の成膜が実現でき、高品質の薄膜を形成できる。加えて、ガス発生器ユニット4gから出力ガスとしてフッ素ラジカルガスを半導体処理チャンバーのウェハー面に供給すれば、高速で、ウェハー面のエッチング処理やレジスト剥離ができるようになる。
以上説明したように、実施の形態3のガス発生装置1Cは、外部のガス発生器ユニット4gに原料ガスを供給するとともに、ガス発生器ユニット4g内のガス発生器43の圧力も管理した上で、ガス発生器ユニット4g内のガス発生器43に外部高周波交流電圧を印加することができる。
このように、実施の形態3のガス発生装置1Cは、外部ガス発生器ユニットであるガス発生器ユニット4gを半導体処理チャンバーに直結してラジカルガスを発生させ、直接、発生したガスを半導体処理チャンバーに供給できるように構成されており、様々なラジカルガスを供給することが可能になり、半導体製造の品質向上につながるメリットが生じる。
上述したように、実施の形態3のガス発生装置1Cは、ガス発生装置1Cから離散配置可能な外部出力ガス発生ユニットであるガス発生器ユニット4gを制御することができるため、出力ガスを利用する外部の半導体製造装置(半導体処理チャンバー)の近くにガス発生器ユニット4gを配置する等、外部の半導体製造装置との利便性の向上を図ることができる。
<その他>
この発明は特に、半導体製造工程で利用する出力ガスを発生するガス発生装置に説明されたが、上記したガス発生装置のビジネスモデル発明として、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
例えば、実施の形態1の構成で、ガス発生器ユニット4fを実施の形態3のガス発生器ユニット4gに置き換える様な態様も考えられる。
この発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1,1B,1C ガス発生装置
3,3B,3C 電源・ガス制御ユニット
31 表示・操作パネル
37 CPU基板
38a〜38f MFC
38g 外部用MFC
39a〜39f ガス濃度計
43 ガス発生器
44 トランス
301a〜301f APC
301g 外部用APC
3001,3001C 多交流電源部
3002,3002C 制御・操作部構成部
3003,3003B,3003C ガス制御部

Claims (7)

  1. 各々が出力ガスを発生するガス発生器(43)を有する複数のガス発生器ユニット(4a〜4f)を備えるガス発生装置であって、
    前記複数のガス発生器ユニット間で共有され、前記複数のガス発生器ユニットに複数の交流電圧を供給する多交流電源部(3001,3001C)と、
    前記複数のガス発生器ユニット間で共有され、前記複数のガス発生器ユニットが供給する原料ガス、及び、前記複数のガス発生器ユニットが発生する出力ガスを制御するガス制御部(3003,3003B,3003C)とを備え、
    前記ガス制御部は、
    前記複数のガス発生器ユニットに対応して設けられ、各々が対応するガス発生器ユニットに入力される原料ガスの流量である原料ガス流量を制御する、複数のマスフローコントローラ(MFC)(38a〜38f)と、
    前記複数のガス発生器ユニットに対応して設けられ、各々が対応するガス発生器ユニットのガス発生器内の圧力である内部圧力を制御する、複数のオートプレッシャコントローラ(APC)(301a〜301f)と、
    前記複数のガス発生器ユニットに対応して設けられ、各々が対応するガス発生器ユニットのガス発生器が出力する出力ガスの濃度を検出濃度として検出する、複数のガス濃度計(39a〜39f)とを含み、
    前記ガス発生装置は、
    前記多交流電源部に対する交流電力制御動作を実行する交流電源制御部(3002,3002C)をさらに備え、
    前記交流電力制御動作は、前記複数の交流電圧に関し、少なくとも、対応するガス濃度計で検出された検出濃度に基づき、対応する交流電圧の電力量を制御する動作を含み、
    前記複数のガス発生器ユニット、前記多交流電源部、前記ガス制御部及び前記交流電源制御部が一体的に設けられる、
    ガス発生装置。
  2. 請求項1記載のガス発生装置であって、
    前記複数のMFCはそれぞれ原料ガス流量を検出ガス流量として検出し、前記複数のAPCはそれぞれ対応するガス発生器ユニットの出力側の圧力を検出圧力として検出し、
    前記交流電力制御動作は、対応するMFCで検出された検出ガス流量に加え、対応するガス濃度計で検出された検出濃度、及び、対応するAPCで検出された検出圧力に基づき、対応する交流電圧の電力量を制御する、
    ガス発生装置。
  3. 請求項1記載のガス発生装置であって、
    前記原料ガスは酸素ガスを含み、前記出力ガスはオゾンガスを含み、
    前記ガス発生器は酸素ガスからオゾンガスを発生するオゾン発生器であり、前記複数のガス発生器ユニットは複数のオゾンガス発生器ユニットである、
    ガス発生装置。
  4. 請求項1記載のガス発生装置であって、
    前記原料ガスは互いに異なる複数種の原料ガスを含み、
    前記ガス制御部(3003B,3003C)は、前記複数種の原料ガスがそれぞれ前記複数のガス発生器ユニットのうち対応するガス発生器ユニットに供給されるように設けられた原料ガス経路を有し、
    前記出力ガスは前記複数種の原料ガスに対応した複数種の出力ガスを含む、
    ガス発生装置。
  5. 請求項4記載のガス発生装置であって、
    前記複数種の原料ガスは、酸素ガスである第1の部分原料ガスと、炭素系ガス、水素系ガス、窒素系ガス及びフッ素系ガスのうち少なくとも一つである第2の部分原料ガスを前記第1の部分原料ガスに添加した混合原料ガスを含む、
    ガス発生装置。
  6. 請求項1から請求項5のうち、いずれか1項に記載のガス発生装置であって、
    前記複数のガス発生器ユニット、前記多交流電源部、前記ガス制御部及び前記交流電源制御部とは分離して外部に設けられ、ガス発生器を有する外部ガス発生器ユニット(4g)をさらに備え、
    前記多交流電源部(3001C)は、前記外部ガス発生器ユニットに外部交流電圧をさらに供給し、
    前記ガス制御部(3003C)は、前記外部ガス発生器ユニットが発生する出力ガスを制御し、
    前記ガス制御部は、
    前記外部ガス発生器ユニットに入力される原料ガスの流量である原料ガス流量を制御する、外部用MFC(38g)と、
    前記外部ガス発生器ユニットのガス発生器内の圧力である内部圧力を制御する外部用APC(301g)とをさらに含み、
    前記外部用MFCは前記外部ガス発生器ユニットに入力される原料ガス流量を外部検出ガス流量として検出し、前記外部用APCは前記外部ガス発生器ユニットの入力側の圧力を外部検出圧力として検出し、
    前記交流電源制御部(3002C)が実行する前記交流電力制御動作は、前記外部用MFCで検出された外部検出ガス流量、及び前記外部用APCで検出された外部検出圧力に基づき、前記外部交流電圧の電力量を制御する動作をさらに含む、
    ガス発生装置。
  7. 請求項6記載のガス発生装置であって、
    前記複数のガス発生器ユニットが発生する出力ガスは、オゾンガス、酸素ガス、水素ガス、窒素ガス及びフッ素ガスのうち、いずれか一つを含み、
    前記外部ガス発生器ユニットが発生する出力ガスは、酸素ラジカルガス、水素ラジカルガス、窒素ラジカルガス、フッ素ラジカルガスのうち、少なくとも一つのラジカルガスを含み、
    前記外部ガス発生器ユニットは、外部のガス処理装置に直接ラジカルガスを出力するように、前記ガス処理装置に直結される、
    ガス発生装置。
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