JPWO2018011912A1 - Speaker, vibration system unit and magnetic circuit unit - Google Patents
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Abstract
ギャップを形成するポールピース(23)、及び当該ポールピース(23)と同軸であるネジ部(24)を有する磁気回路ユニット(2)と、ギャップの間に配置されたボイスコイル(111)を有するボイスコイルボビン(11)、及び当該ボイスコイルボビン(11)と同軸であってネジ部(24)と螺合されたネジ部(18)を有する振動系ユニット(1)とを備えた。A magnetic circuit unit (2) having a pole piece (23) forming a gap, and a screw portion (24) coaxial with the pole piece (23), and a voice coil (111) disposed between the gap A voice coil bobbin (11) and a vibration system unit (1) coaxial with the voice coil bobbin (11) and having a screw portion (18) screwed with a screw portion (24) are provided.
Description
この発明は、例えばオーディオ信号を再生するスピーカ、振動系ユニット及び磁気回路ユニットに関する。 The present invention relates to, for example, a speaker that reproduces an audio signal, a vibration system unit, and a magnetic circuit unit.
従来、音響機器に搭載されるスピーカは、各部品が接着剤又はカシメ等により固定されて組立てられている。
ここで、長期間使用したスピーカでは、エッジ、ダンパ及びフレキシブルリード線が機械的疲労及び摩耗による経年劣化により、本来の性能が維持できなくなる。例えば、エッジ及びダンパの経年劣化はスピーカの最低共振周波数の低下に繋がり、フレキシブルリード線の経年劣化は断線に繋がる。一方、スピーカを構成する部品のうち、磁気回路ユニットを構成する磁石、プレート及びポールピースは、長期間使用しても経年劣化がなく再利用が可能である。しかしながら、磁気回路ユニットは、エッジ、ダンパ及びフレキシブルリード線が搭載されたフレームに接着剤又はカシメ等で固定されている。そのため、スピーカから磁気回路ユニットを取外すことは困難であり、磁気回路ユニットは再利用されずに廃却されており、環境的にも負荷が大きい。
それに対し、スピーカから磁気回路ユニットを取外し可能なように、ネジを用いて組立てを行うスピーカが知られている(例えば特許文献1参照)。Conventionally, in a speaker mounted on an audio device, each part is fixed by an adhesive or caulking or the like.
Here, in the speaker used for a long time, the original performance can not be maintained due to the aged deterioration of the edge, the damper and the flexible lead due to mechanical fatigue and wear. For example, the aged deterioration of the edge and the damper leads to the decrease of the lowest resonance frequency of the speaker, and the aged deterioration of the flexible lead leads to the disconnection. On the other hand, among the parts constituting the speaker, the magnet, the plate and the pole piece constituting the magnetic circuit unit can be reused without deterioration over time even if used for a long time. However, the magnetic circuit unit is fixed to the frame on which the edge, the damper and the flexible lead wire are mounted with an adhesive or caulking. Therefore, it is difficult to remove the magnetic circuit unit from the speaker, the magnetic circuit unit is discarded without being reused, and the load on the environment is large.
On the other hand, there is known a speaker that is assembled using a screw so that the magnetic circuit unit can be removed from the speaker (see, for example, Patent Document 1).
しかしながら、特許文献1に開示されたスピーカでは、再組立の際に、ボイスコイルボビンとポールピースとを正確に同軸にして組立てる必要がある。そのため、位置決め冶具等の冶具が必要となり、組立性が悪いという課題がある。
However, in the loudspeaker disclosed in
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、スピーカから磁気回路ユニットを取外し可能であり、また、冶具を用いずに、ボイスコイルボビンとポールピースを同軸にして組立可能であるスピーカを提供することを目的としている。 The present invention has been made to solve the above problems, and the magnetic circuit unit can be removed from the speaker, and the voice coil bobbin and the pole piece can be coaxially assembled without using a jig. It aims to provide a certain speaker.
この発明に係るスピーカは、ギャップを形成するポールピース、及び当該ポールピースと同軸である磁気側ネジ部を有する磁気回路ユニットと、ギャップの間に配置されたボイスコイルを有するボイスコイルボビン、及び当該ボイスコイルボビンと同軸であって磁気側ネジ部と螺合された振動側ネジ部を有する振動系ユニットとを備えたことを特徴とする。 A speaker according to the present invention includes a pole piece forming a gap, a magnetic circuit unit having a magnetic side screw portion coaxial with the pole piece, a voice coil bobbin having a voice coil disposed between the gaps, and the voice And a vibration system unit coaxial with the coil bobbin and having a vibration side screw portion screwed with the magnetic side screw portion.
この発明によれば、上記のように構成したので、スピーカから磁気回路ユニットを取外し可能であり、また、冶具を用いずに、ボイスコイルボビンとポールピースを同軸にして組立可能である。 According to the present invention, as configured as described above, the magnetic circuit unit can be removed from the speaker, and the voice coil bobbin and the pole piece can be coaxially assembled without using a jig.
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るスピーカの構成例を示す断面図である。
スピーカは、例えばオーディオ信号を再生する機器である。このスピーカは、振動系ユニット1及び磁気回路ユニット2を備えている。Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a configuration example of a loudspeaker according to
The speaker is, for example, an apparatus that reproduces an audio signal. The speaker includes a
振動系ユニット1は、図1に示すように、ボイスコイルボビン11、振動板12、端子13、フレキシブルリード線(リード線)14、ダンパ15、エッジ16及びフレーム17を有している。なお、フレキシブルリード線14、ダンパ15及びエッジ16は、機械的疲労及び摩耗により経年劣化が生じる部品である。
As shown in FIG. 1, the
ボイスコイルボビン11は、円筒状に構成され、一端側にボイスコイル111が設けられている。ボイスコイル111は、磁気回路ユニット2が有するギャップ(間隙)の間に配置される。このボイスコイル111は、信号が給電されることで磁気回路ユニット2と反応し、ボイスコイルボビン11と一体になって振動する。
The
振動板12は、内周がボイスコイルボビン11に接着剤等により接続されたコーン形の振動板であり、ボイスコイルボビン11の振動を受けて音波を放射する。
The
端子13は、フレーム17に設けられ、信号(例えばオーディオ信号)を給電する。
フレキシブルリード線14は、一端がボイスコイル111にはんだ等により接続され、他端が端子13にはんだ等により接続されている。図1では、フレキシブルリード線14が、振動板12にまで伸びたボイスコイル111に接続されている。このフレキシブルリード線14により、端子13からボイスコイル111に信号が給電される。The
One end of the
ダンパ15は、環状に構成され、内周がボイスコイルボビン11に接着剤等により接続され、外周がフレーム17に接着剤等により接続され、ボイスコイルボビン11の振動を減衰する。
The
エッジ16は、環状に構成され、内周が振動板12の外周に接着剤等により接続され、外周がフレーム17に接着剤等により接続される。
The
フレーム17は、ダンパ15の外周及びエッジ16の外周が接着剤等により接続されることで、振動系ユニット1の各部(ボイスコイルボビン11、振動板12、端子13、フレキシブルリード線14、ダンパ15及びエッジ16)を保持する。また、フレーム17は、ボイスコイル111と同軸であり、磁気回路ユニット2が有するネジ部(磁気側ネジ部)24と螺合されたネジ部(振動側ネジ部)18を有している。図1では、ネジ部18として雄ネジが形成されている。
The
また、磁気回路ユニット2は、振動系ユニット1に磁力を与えるユニットである。この磁気回路ユニット2は、図1に示すように、磁石21、プレート22及びポールピース23を備えている。なお実施の形態1に示す磁気回路ユニット2は外磁型である。また、磁石21、プレート22及びポールピース23は、機械的疲労及び摩耗による経年劣化は生じない部品である。
Further, the
磁石21は、プレート22とポールピース23との間であってポールピース23と同軸に配置され、磁力を発生する。実施の形態1では、磁石21は環状に構成されている。
The
プレート22は、磁石21の上部であってポールピース23と同軸に配置され、磁石21により発生された磁力をポールピース23に伝える。実施の形態1では、プレート22は環状に構成されている。また、プレート22は、ポールピース23と同軸であり、振動系ユニット1が有するネジ部18と螺合されたネジ部24を有している。図1では、ネジ部24として雌ネジが形成されている。
The
ポールピース23は、磁気回路ユニット2にギャップを形成し、磁界をギャップに向かい集中させるように方向付ける。このポールピース23は、磁石21及びプレート22を保持するフランジ部231と、フランジ部231上に設けられ、ギャップを形成するポール部232とから構成されている。実施の形態1では、ポール部232は、円柱状に構成され、フランジ部231の軸心上に配置されている。
The
次に、実施の形態1に係るスピーカの組立て及び分解について、図2を参照しながら説明する。
まず、振動系ユニット1を組立てる場合には、作業者は、ボイスコイルボビン11とネジ部18とが同軸となるように、ダンパ15及びエッジ16によりボイスコイルボビン11を支持しながらフレーム17への組立てを行う。また、磁気回路ユニット2を組立てる場合には、作業者は、ポールピース23とネジ部24とが同軸となるように組立てを行う。
そして、スピーカを組立てる場合には、作業者は、振動系ユニット1と磁気回路ユニット2とをネジ部18,24を螺合することで締結する。これにより、従来のような冶具を用いずに、容易に、ボイスコイルボビン11とポールピース23とを同軸にした状態で組立てることができる。Next, assembly and disassembly of the loudspeaker according to the first embodiment will be described with reference to FIG.
First, when assembling the
And when assembling a speaker, an operator fastens the
また、振動系ユニット1が有する部品(エッジ16、フレキシブルリード線14及びダンパ15)に経年劣化が生じた場合には、作業者は、新たな振動系ユニット1に交換する。この際、作業者は、スピーカにおけるネジ部18,24の螺合を解除することで、容易に、スピーカから磁気回路ユニット2を取外すことができ、この磁気回路ユニット2に新たな振動系ユニット1を取付けることができる。これにより、経年劣化が生じない磁気回路ユニット2を流用しながら、スピーカの性能を復帰させることが可能となる。よって、長期間、性能を維持したスピーカを使用可能となる。
In addition, when aged deterioration occurs in parts (the
以上のように、この実施の形態1によれば、ギャップを形成するポールピース23、及び当該ポールピース23と同軸であるネジ部24を有する磁気回路ユニット2と、ギャップの間に配置されたボイスコイル111を有するボイスコイルボビン11、及び当該ボイスコイルボビン11と同軸であってネジ部24と螺合されたネジ部18を有する振動系ユニット1とを備えたので、スピーカから磁気回路ユニット2を取外し可能であり、また、冶具を用いずに、ボイスコイルボビン11とポールピース23を同軸にして組立可能である。
As described above, according to the first embodiment, the
実施の形態2.
図3はこの発明の実施の形態2に係るスピーカの構成例を示す断面図である。この図3に示す実施の形態2に係るスピーカでは、図1に示す実施の形態1に係るスピーカに対し、外磁型の磁気回路ユニット2から内磁型の磁気回路ユニット2bに変更している。その他の構成は同様であり、同一の符号を付してその説明を省略する。Second Embodiment
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a configuration example of a loudspeaker according to
磁気回路ユニット2bは、振動系ユニット1に磁力を与えるユニットである。この磁気回路ユニット2bは、図3に示すように、磁石21b、プレート22b及びポールピース23bを備えている。なお実施の形態2に示す磁気回路ユニット2bは内磁型である。また、磁石21b、プレート22b及びポールピース23bは、機械的疲労及び摩耗による経年劣化は生じない部品である。
The
磁石21bは、プレート22とポールピース23との間であってポールピース23bと同軸に配置され、磁力を発生する。実施の形態2では、磁石21bは円柱状に構成されている。
プレート22bは、磁石21bの上部であってポールピース23bと同軸に配置され、磁石21bにより発生された磁力をポールピース23bに伝える。実施の形態2では、プレート22bは円柱状に構成されている。The
The
ポールピース23bは、磁気回路ユニット2bにギャップを形成し、磁界をギャップに向かい集中させるように方向付ける。このポールピース23bは、磁石21b及びプレート22bを保持するフランジ部231bと、フランジ部231b上に設けられ、ギャップを形成するポール部232bとから構成されている。実施の形態2では、ポール部232bは、環状に構成され、フランジ部231bの外周上に配置されている。また、ポール部232bは、ポールピース23bと同軸であり、振動系ユニット1が有するネジ部18と螺合されたネジ部24bを有している。図3では、ネジ部24bとして雌ネジが形成されている。
The
なお、スピーカの組立て及び分解は、実施の形態1と同様であり、その説明を省略する。このように、内磁型の磁気回路ユニット2bを用いても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
The assembling and disassembling of the speaker are the same as in the first embodiment, and the description thereof is omitted. As described above, even if the internal magnetic type
また、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。 Furthermore, within the scope of the present invention, the present invention allows free combination of each embodiment, or modification of any component of each embodiment, or omission of any component in each embodiment. .
この発明に係るスピーカは、スピーカから磁気回路ユニットを取外し可能であり、また、冶具を用いずに、ボイスコイルボビンとポールピースを同軸にして組立可能であり、例えばオーディオ信号を再生するスピーカ等に用いるのに適している。 The speaker according to the present invention is capable of removing the magnetic circuit unit from the speaker and assembling the voice coil bobbin and the pole piece coaxially without using a jig, for example, used for a speaker for reproducing an audio signal, etc. Suitable for
1 振動系ユニット、2 磁気回路ユニット、11 ボイスコイルボビン、12 振動板、13 端子、14 フレキシブルリード線(リード線)、15 ダンパ、16 エッジ、17 フレーム、18 ネジ部(振動側ネジ部)、21,21b 磁石、22,22b プレート、23,23b ポールピース、24,24b ネジ部(磁気側ネジ部)、111 ボイスコイル、231,231b フランジ部、232,232b ポール部。
Claims (6)
前記ギャップの間に配置されたボイスコイルを有するボイスコイルボビン、及び当該ボイスコイルボビンと同軸であって前記磁気側ネジ部と螺合された振動側ネジ部を有する振動系ユニットと
を備えたスピーカ。A pole piece forming a gap, and a magnetic circuit unit having a magnetic side screw coaxial with the pole piece;
A speaker comprising: a voice coil bobbin having a voice coil disposed between the gaps; and a vibration system unit coaxial to the voice coil bobbin and having a vibration side screw portion screwed with the magnetic side screw portion.
内周が前記ボイスコイルボビンに接続されたコーン形の振動板と、
信号を供給する端子と、
一端が前記ボイスコイルに接続され、他端が前記端子に接続されたリード線と、
内周が前記ボイスコイルボビンに接続された環状のダンパと、
内周が前記振動板の外周に接続された環状のエッジと、
前記振動側ネジ部を有し、前記ダンパの外周及び前記エッジの外周が接続されたフレームとを有する
ことを特徴とする請求項1記載のスピーカ。The vibration system unit is
A cone-shaped diaphragm whose inner periphery is connected to the voice coil bobbin;
Terminals for supplying signals,
A lead wire having one end connected to the voice coil and the other end connected to the terminal;
An annular damper whose inner periphery is connected to the voice coil bobbin;
An annular edge whose inner periphery is connected to the outer periphery of the diaphragm;
The speaker according to claim 1, further comprising: a frame having the vibration-side screw portion, the outer periphery of the damper and the outer periphery of the edge being connected.
ことを特徴とする請求項1記載のスピーカ。The speaker according to claim 1, wherein the magnetic circuit unit is an external magnet type.
ことを特徴とする請求項1記載のスピーカ。The speaker according to claim 1, wherein the magnetic circuit unit is an internal magnet type.
前記ボイスコイルボビンと同軸である振動側ネジ部と
を有する振動系ユニット。A voice coil bobbin having a voice coil,
A vibration system unit having a vibration side screw portion coaxial with the voice coil bobbin.
前記ポールピースと同軸である磁気側ネジ部と
を有する磁気回路ユニット。With a pole piece that forms a gap,
And a magnetic side screw portion coaxial with the pole piece.
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WO (1) | WO2018011912A1 (en) |
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