JPWO2016067548A1 - 領域線形モデル最適化システム、方法およびプログラム - Google Patents

領域線形モデル最適化システム、方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

領域線形モデルを最適化する領域線形モデル最適化システムであって、入力空間を2つの部分に分割する指示関数であるパーティションに、そのパーティションによって分割された部分空間を示す領域の一方の領域に対して適用する線形モデルを設定する線形モデル設定部81と、領域線形モデルにおける各領域のモデルを、その各領域に適用される線形モデルの線形結合で表す領域モデル計算部82とを備えている。

Description

本発明は、領域線形モデルを最適化する領域線形モデル最適化システム、領域線形モデル最適化方法および領域線形モデル最適化プログラムに関する。
領域線形モデルは、解釈容易性の高いモデル表現として実装置に幅広く利用されている。このようなモデルでは、まず入力空間が幾つかの部分空間(以下、領域と記すこともある。)に分割され、各領域に対して単純なモデルが設定される。このように、領域を用いた構造のモデルは、複数のパーティションによる非線形な性質に対しても優れた予測性能を有し、データの解釈も容易になる。
領域を分割するモデルとして、決定木モデルや、非特許文献1に記載されたモデルが知られている。非特許文献1には、特徴空間を異なる複数の領域に適応的に分割して、各領域の予測モデルを学習する方法が記載されている。いずれのモデルも、領域分割及び分割された各領域における予測モデルについての目的関数を最適化するものである。
Joseph Wang and Venkatesh Saligrama, "Local supervised learning through space partitioning.", In NIPS, pp.91?99, 2012.
領域の分割と分割された個々の領域の予測モデルの最適化とは相互依存するため、決定木モデルや非特許文献1に記載されたモデルのような領域線形モデルを学習する問題は、非凸問題に帰着する。そのため、このような非凸問題を最適化しようとする場合、初期値依存の問題や、汎化誤差の解析を十分に行うことができないという問題が発生する。
そこで、本発明は、非凸問題を回避して、より最適な領域線形モデルを生成できる領域線形モデル最適化システム、領域線形モデル最適化方法および領域線形モデル最適化プログラムを提供することを目的とする。
本発明による領域線形モデル最適化システムは、領域線形モデルを最適化する領域線形モデル最適化システムであって、入力空間を2つの部分に分割する指示関数であるパーティションに、そのパーティションによって分割された部分空間を示す領域の一方の領域に対して適用する線形モデルを設定する線形モデル設定部と、領域線形モデルにおける各領域のモデルを、その各領域に適用される線形モデルの線形結合で表す領域モデル計算部とを備えたことを特徴とする。
本発明による領域線形モデル最適化方法は、領域線形モデルを最適化する領域線形モデル最適化方法であって、入力空間を2つの部分に分割する指示関数であるパーティションに、そのパーティションによって分割された部分空間を示す領域の一方の領域に対して適用する線形モデルを設定し、領域線形モデルにおける各領域のモデルを、その各領域に適用される線形モデルの線形結合で表すことを特徴とする。
本発明による領域線形モデル最適化プログラムは、領域線形モデルを最適化するコンピュータに適用される領域線形モデル最適化プログラムであって、コンピュータに、入力空間を2つの部分に分割する指示関数であるパーティションに、そのパーティションによって分割された部分空間を示す領域の一方の領域に対して適用する線形モデルを設定する線形モデル設定処理、および、領域線形モデルにおける各領域のモデルを、その各領域に適用される線形モデルの線形結合で表す領域モデル計算処理を実行させるを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、非凸問題を回避して、より最適な領域線形モデルを生成できる。
本発明による領域線形モデル最適化システムの第1の実施形態の構成例を示すブロック図である。 各領域の予測変数の例を示す説明図である。 第1の実施形態の領域線形モデル最適化システムの動作例を示すフローチャートである。 パーティションと線形モデルの関係を示す説明図である。 パーティションと線形モデルの関係を示す説明図である。 パーティションと線形モデルの関係を示す説明図である。 パーティションと線形モデルの関係を示す説明図である。 本発明による領域線形モデル最適化システムの第2の実施形態の構成例を示すブロック図である。 パーティションを選択した結果の例を示す説明図である。 入力領域を分割した例を示す説明図である。 全データに適用される線形モデルが設定されていることを示す説明図である。 本発明による領域線形モデル最適化システムの概要を示すブロック図である。 コンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
実施形態1.
図1は、本発明による領域線形モデル最適化システムの第1の実施形態の構成例を示すブロック図である。本実施形態の領域線形モデル最適化システム10は、入力データ111が入力されると、その入力データ111に対して領域線形モデルを最適化し、最適化したモデル112を出力する。
まず、本発明で用いられるモデルの概要を説明する。本発明では、領域線形モデルの新しい種類として、パーティション方式による線形モデル(partition-wise linear models。以下、本願線形モデルと記す。)が用いられる。
本願線形モデルは、パーティションの集合を用いて、データの存在する空間(以下、入力空間と記す。)を分割する。パーティションは、入力空間を2つの部分に分割する指示関数に対応する。また、以下の説明では、入力空間を分割した部分空間のことを領域と記す。本発明では、各領域はお互い交わらず、全ての領域によって入力空間を網羅するものとする。
各パーティションは、2つに分割された領域のいずれか一方に適用される線形モデルを有する。線形モデルとして、例えば、線形回帰、ロジスティック回帰、ポワソン回帰、対数線形モデルなどが挙げられる。そして、領域の予測変数は、各領域に適用される全ての線形モデルの線形結合で表される。このように予測変数を表すことで、凸目的関数を生成することが可能になる。
線形モデルは、入力ベクトルと出力値の局所的な関係を学習することで最適化される。言い換えると、最初にパーティションの位置が与えられ、各パーティションにどのような線形モデルを与えればよいかが学習により決定される。
本実施形態の領域線形モデル最適化システム10は、図1に例示するように、データ入力装置11と、パーティション設定部12と、線形モデル設定部13と、領域モデル計算部14と、モデル最適化部15と、モデル出力装置16とを備えている。
データ入力装置11は、入力データ111を入力するための装置である。データ入力装置11は、入力データ111を入力する際、モデルの最適化に必要なパラメータを同時に入力する。
パーティション設定部12は、入力空間にパーティションを設定する。なお、パーティションの個数をPとすると、入力空間にP個のパーティションを設定することは、本質的には入力空間において2個の領域を特定することに相当する。
パーティションを設定する方法は任意である。サンプルとなるデータの数は有限個であるため、パーティション設定部12は、例えば、サンプルごとに分割するパーティションを設定してもよい。ただし、パーティション数の増加による計算量増加を抑制するため、パーティション設定部12は、予め定めた数のパーティションをランダムに設定してもよい。また、パーティション設定部12は、決定木モデルで用いられる方法を一部利用して、好適なパーティションを設定してもよいし、次元軸を等間隔で分割するパーティションを設定してもよい。
また、パーティション設定部12は、初めに粗い粒度のパーティションを設定し、後述する最適化の結果、誤差が大きいと判定された領域に対して、より粒度の細かいパーティションを改めて設定するようにしてもよい。
線形モデル設定部13は、パーティション設定部12が設定したパーティションに対し、そのパーティションによって分割される部分空間(すなわち、領域)の一方に対して適用される線形モデルを設定する。
以下、p個目のパーティションに設定される線形モデルをaと記す。また、データxの予測にaを用いるか否かを示す有効関数(activeness function )をf(x)と記し、f(x)=1の場合に、データxの予測にaを用いると定義する。ここで、f(x)は、以下に示す式1の条件を満たす。
(x)∈{0,1} (式1)
図2は、各領域の予測変数の例を示す説明図である。図2に示す例では、線形モデル設定部13が、パーティションpに対して、パーティションpの右側に適用される線形モデルaを設定していることを示す。例えば、データxがパーティションpの右側に存在する場合、図2に示す例では、対応する有効関数は、f(x)=1となる。すなわち、この有効関数が、パーティションに対応付けられる指示関数に相当し、領域の一方に対して線形モデルを適用することを示す。
領域モデル計算部14は、領域線形モデルにおける各領域の予測変数(線形モデル)を、各領域に適用される線形モデルの線形結合で表す。この線形モデルは、領域を分割する各パーティションに設定されたものである。すなわち、線形モデル設定部13によって各パーティションに線形モデルが設定されることにより、各領域の予測変数は、各領域に適用される全ての線形モデルの線形結合で表すことができる。
例えば、図2に示す例において、パーティションpの右側およびパーティションpの右側における領域の予測変数は、線形モデルaとaの線形結合(a+a)で表すことができる(図2における点線の矩形参照)。各領域の予測変数は、各領域に適用される全ての線形モデルの線形結合で表されるため、結果として線形モデルで表されることになる。
ここで、本願線形モデルを以下のように定義する。与えられるP個の有効関数f,…,fを、以下に示す式2のようにベクトル形式で表現する。
Figure 2016067548
式2において、p番目の要素f(x)(ただし、f(x)∈{0,1})は、線形モデルaがデータxに適用されるか否かを示す。有効関数f(・)は、多くとも2個の領域を表し、f(x)は、データxが属する領域を示す。このように定義した場合、個々の領域の予測変数は、以下に示す式3のように表現される。
Figure 2016067548
モデル最適化部15は、領域線形モデルを最適化する。ここで、重み行列Aを以下に示す式4のように定義する。式4において、Dは次元dの次元数を表す。
Figure 2016067548
このとき、予測関数g(・)は、以下に示す式5のように定義できる。すなわち、本願線形モデルは、以下に示す式5のように表現される。
Figure 2016067548
また、上記に示す式5は、以下に示す式6のように変形できる。つまり、本願線形モデルは、重み行列Aに関する線形モデルとして振る舞うことが示される。また、以下に示す式6によれば、予測関数g(x)は、各データ点xに関しては線形予測器であり、全体としては局所線形予測器であると言える。
Figure 2016067548
一方、個々の領域は、異なる線形モデルを使用することから、本願線形モデルは、全体として非線形性の性質を示す。このような非線形性の性質は、有効関数fにより生ずるが、この有効関数が本願線形モデルにおいて本質的に重要なコンポーネントである。
モデル最適化部15は、凸損失関数l(・,・)を導入することにより、本願発明の目的関数を以下の式7に示す凸最適化問題として表現する。凸損失関数として、例えば、回帰における二乗損失、分類における二乗ヒンジ損失またはロジスティック損失が挙げられる。
Figure 2016067548
このように本願線形モデルの最適化問題は、式7に示すような凸最適化問題に帰着する。モデル最適化部15は、式7に示す凸最適化問題を解くことにより、重み行列A(すなわち、各パーティションに設定される線形モデル)を最適化し、結果として領域線形モデルを最適化する。
以上のように本願線形モデルを表現することにより、モデル最適化部15は、凸性を有する領域線形モデルを最適化する。そのため、最適化が困難な非凸問題を回避して、より最適な領域線形モデルを生成できる。
モデル出力装置16は、最適化した領域線形モデルを出力する。
パーティション設定部12と、線形モデル設定部13と、領域モデル計算部14と、モデル最適化部15とは、プログラム(領域線形モデル最適化プログラム)に従って動作するコンピュータのCPUによって実現される。
例えば、プログラムは、領域線形モデル最適化システム10の記憶部(図示せず)に記憶され、CPUは、そのプログラムを読み込み、プログラムに従って、パーティション設定部12、線形モデル設定部13、領域モデル計算部14およびモデル最適化部15として動作してもよい。
また、パーティション設定部12と、線形モデル設定部13と、領域モデル計算部14と、モデル最適化部15とは、それぞれが専用のハードウェアで実現されていてもよい。また、本発明による領域線形モデル最適化システムは、2つ以上の物理的に分離した装置が有線または無線で接続されることにより構成されていてもよい。
次に、本実施形態の領域線形モデル最適化システムの動作を具体例を用いて説明する。図3は、本実施形態の領域線形モデル最適化システムの動作例を示すフローチャートである。また、図4から図7は、入力空間に設定されるパーティションと線形モデルの関係を示す説明図である。
まず、データ入力装置11は、入力データ111を入力する(ステップS11)。ここでは、図4に例示するように、2次元で示される入力データ111が入力されたものとする。図4において、黒丸と白丸は、個々のサンプル(データ)を示し、黒丸で示されるサンプルと、白丸で示されるサンプルは、それぞれ共通の性質を有するデータであるとする。
パーティション設定部12は、パーティションを設定する(ステップS12)。ここでは、図5に例示するように、x軸方向に垂直なパーティションが3個(p〜p)、x軸方向に垂直なパーティションが3個(p〜p)、それぞれパーティションとして設定されたものとする。
なお、図5に示す例では、パーティション設定部12が入力空間の次元軸に対して垂直なパーティションを設定しているが、設定されるパーティションは、各次元軸に垂直なものに限定されない。パーティション設定部12は、例えば、同心円または同心楕円状のパーティションや、軸に斜めなパーティション、分離した2以上の円または楕円で示されるパーティションを設定してもよい。
次に、線形モデル設定部13は、パーティション設定部12によって設定されたパーティションに対して線形モデルを設定する(ステップS13)。ここでは、図6に例示するように、パーティションの右側の領域に対して適用される線形モデルa〜aが、それぞれパーティションp〜pに設定される。また、線形モデル設定部13は、パーティションで分割される領域の一方(ここでは、右側の領域)に対して線形モデルが適用されることを示すための有効関数f〜fも併せて定義する。
なお、パーティション設定部12が同心円(同心楕円)状のパーティションを設定した場合、線形モデル設定部13は、例えば、同心円(同心楕円)の内側または外側の領域の一方に対して適用される線形モデルを設定してもよい。また、パーティション設定部12が次元軸に斜めなパーティションを設定した場合、線形モデル設定部13は、例えば、任意に定めた次元軸の増加方向の領域に対して適用される線形モデルを設定してもよい。また、パーティション設定部12が分離した2以上の円(楕円)で示されるパーティションを設定した場合、線形モデル設定部13は、例えば、円(楕円)の内側または外側の領域の一方に対して適用される線形モデルを設定してもよい。
領域モデル計算部14は、パーティションにより分割された各領域の線形モデルを、各領域に適用される線形モデルの線形結合で表す(ステップS14)。例えば、図7に例示する領域rは、パーティションp、パーティションpおよびパーティションpの右側の領域である。そこで、領域モデル計算部14は、領域rの線形モデルを、これらのパーティションに設定されている線形モデルa、線形モデルaおよび線形モデルaの線形結合a+a+aで表す。領域rおよび領域rについても同様である。
モデル最適化部15は、領域モデル計算部14によって表された各領域の線形モデルに基づいて、領域線形モデルを最適化する(ステップS15)。モデル最適化部15は、例えば、上記の式7で示される凸損失関数を最適化することにより、領域線形モデルを最適化する。
モデル出力装置16は、最適化した領域線形モデルを出力する(ステップS16)。
以上のように、本実施形態によれば、線形モデル設定部13が、データの含まれる入力空間を2つの部分に分割する指示関数(パーティション)に、そのパーティションによって分割された領域(部分空間)の一方の領域に対して適用する線形モデルを設定する。そして、領域モデル計算部14が、領域線形モデルにおける各領域のモデルを、各領域に適用される線形モデルの線形結合で表す。
このように各領域のモデルを表すことで、対象とする領域線形モデルは凸性を有する。そのため、本実施形態によれば、モデル最適化部15が領域モデル計算部14によって表された各領域の線形モデルに基づいて領域線形モデルを最適化するため、非凸問題を回避して、より最適な領域線形モデルを生成できる。
例えば、一般的な領域線形モデルでは、パーティションの位置とそのパーティションによって分割される領域に設定される線形モデルとを同時に最適化する。そのため、領域線形モデルの最適化問題が非凸問題になり、最適化が困難である。
また、例えば、一般的な決定木モデルでは、入力空間を適切に分割できると判定される位置にパーティションを設定し、分割された入力空間をさらに分割する処理を繰り返す。しかし、例えば、図4に例示するような入力空間が初めに与えられた場合、一般的な決定木モデルでは、どの位置にパーティションを設定しても適切に入力空間を分割することは困難である。
一方、本願線形モデルでは、事前に設定されるパーティションに対して線形モデルが設定され、パーティションの位置関係によって領域線形モデルが表される。このように領域線形モデルを表すことにより、領域線形モデルの最適化問題を、凸最適化問題で解くことができるため、初期値依存性を解消し、大域的最適解へ収束させることが可能になる。
実施形態2.
第1の実施形態では、モデル最適化部15がパーティションに設定される線形モデルを最適化する方法を説明した。本実施形態では、第1の実施形態の方法に加え、設定されたパーティション候補の中から効果的なパーティションを選択して、領域を最適化する方法を説明する。
図8は、本発明による領域線形モデル最適化システムの第2の実施形態の構成例を示すブロック図である。本実施形態の領域線形モデル最適化システム20は、データ入力装置11と、パーティション候補設定部22と、線形モデル設定部13と、領域モデル計算部14と、モデル最適化部25と、モデル出力装置16とを備えている。データ入力装置11、線形モデル設定部13、領域モデル計算部14およびモデル出力装置16の内容は、第1の実施形態と同様である。
パーティション候補設定部22は、パーティション候補を設定する。なお、パーティション候補の設定方法は、第1の実施形態のパーティション設定部12がパーティションを設定する方法と同様である。
モデル最適化部25は、選択するパーティション候補の最適化と、パーティションに設定された線形モデルの最適化とを行うことにより、領域線形モデルを最適化する。
本実施形態では、パーティション候補の中から最適なパーティションを選択するため、予測関数の構造の適切さを評価するための正則化項Ω(g(・))が利用される。モデル最適化部25は、損失関数と正則化項の和を最小化する予測関数g(・)を求めることで、領域線形モデルの最適化を行う。
具体的には、モデル最適化部25は、領域線形モデルを評価する損失関数l(・,・)と、パーティションの構造を疎にするための正則化項Ω(g(・))との和に基づいて、領域線形モデルを最適化する。パーティションの構造を疎にするとは、パーティション候補の中から適切なパーティションを選択すること、および、パーティションによって分割される領域を疎にすることのいずれの意味も含む。
損失関数と正則化項の和を最小化する予測関数g(・)を求めるための式は、以下に示す式8のように定義できる。
Figure 2016067548
ここで、正則化項Ω(g(・))には、領域線形モデルを疎にする効果を有するものであれば、任意の正則化項を用いることが可能である。どのような正則化項を利用するかは、最適化するパーティションの構造に応じて、ユーザ等により決定される。モデル最適化部25は、例えば、以下に示す式9を計算することで、領域線形モデルの最適化を行ってもよい。
Figure 2016067548
式9において、Ω(A)が正則化項であり、λ、λは、それぞれ正則化の重み値を示す。また、Ω(A)の条件を示す右辺は、グループ正則化を示す。Ω(A)の条件の右辺について、第1項はパーティションの数を減少させるための項であり、第2項は最終的な線形モデルを疎にするための項である。
無限大ノルムは、凸性を有するため、損失関数と凸性を有する正則化項との和で示される式9の最適化問題は、やはり凸最適化問題に帰着する。このように、凸性を有する正則化項を用いてパーティション候補の選択を最適化することにより、初期値依存性を解消し、より最適な領域線形モデルを生成できる。
なお、上記説明では、正則化項に無限大ノルムを利用しているが、正則化項に利用される構造は、無限大ノルムに限定されない。例えば、最終的なモデルを少ない特徴量で表すことを目的として、パーティションの解釈性を増加させるため、正則化項にL1正則化を利用してもよい。
また、他にも、似たような重みを持たせることを目的として、類似するパーティションを検出するため、正則化項にGroup Fused Lasso を利用してもよいし、有効なパーティションを全検出するため、正則化項にElastic Net を利用してもよい。L1正則化、Group Fused Lasso およびElastic Netはいずれも凸性を有するため、上記と同様の効果を得ることができる。
なお、上記説明では、凸性を有する正則化項を利用する場合を例示したが、正則化項に利用する構造は、凸性を有さなくてもよい。例えば、非凸性を有するL0正則化や、グループL0などが正則化項に利用されてもよい。このようなケースであっても、損失関数lが滑らかな凸性を有する場合には、Orthogonal Matching Pursuit 法やForward Backward Greedy 法など、貪欲探索アルゴリズムによる効率解法を適用する事が可能である。
このように、任意の正則化項を利用できる理由は、予測性能を評価する損失関数の最小化問題が凸最適化問題であることに起因する。一般的な領域線形モデルは、非凸性を有するため、任意の正則化項を入れた場合の効率解法は一般に知られておらず、またモデルの解釈性が容易になるとは言い難い。一方、本実施形態では、領域線形モデルを最適化する問題が凸最適化問題になるため、領域線形モデルの解釈性を維持しつつ、様々な構造の正則化項を組み込むことが可能になる。
なお、パーティション候補設定部22と、線形モデル設定部13と、領域モデル計算部14と、モデル最適化部25とは、プログラム(領域線形モデル最適化プログラム)に従って動作するコンピュータのCPUによって実現される。
次に、本実施形態の領域線形モデル最適化システムの動作を具体例を用いて説明する。なお、本実施形態の領域線形モデル最適化システム20の動作は、第1の実施形態の領域線形モデル最適化システム10と同様である。ただし、本実施形態では、モデル最適化部25が正則化項も含めて最適化する点において、第1の実施形態と異なる。
モデル最適化部25は、領域モデル計算部14によって表された各領域の線形モデルに基づいて、領域線形モデルを最適化する。具体的には、本実施形態のモデル最適化部25は、損失関数と正則化項との和に基づいて、領域線形モデルを最適化する。
例えば、領域モデル計算部14によって、各領域の線形モデルが図7に例示する内容で表されたとする。ここで、最適化の結果、各領域に適用されるaが全て0になった場合、aは使われなかったことを意味する。したがって、線形モデルaが0の場合、パーティションpも不要であることが示される。不要なパーティションを除外することにより、各領域の関係も疎になるため、より解釈性の高い領域線形モデルを表現できるようになる。
図9は、パーティション候補から適切なパーティションを選択した結果の例を示す説明図である。図9に示す例では、最適化の結果、線形モデルa以外の線形モデルが全て0になったことを示す。この場合、パーティションp以外のパーティションが除外される。
以上のように、本実施形態によれば、モデル最適化部25が損失関数とパーティションの構造を疎にするための正則化項との和に基づいて、領域線形モデルを最適化する。よって、第1の実施形態の効果に加え、適切なパーティションを選択できることから、モデルの解釈性を向上させることが可能になる。
次に、本実施形態の変形例を説明する。本変形例では、パーティションを最適化した結果、線形モデルが適用されず予測できなくなるデータが生ずることを避けるため、全データに有効な線形モデルaを導入する場合について説明する。
本実施形態の線形モデル設定部13は、パーティション候補設定部22によって設定されたパーティション候補に対して線形モデルを設定するとともに、入力空間の全ての領域に対応付けられるパーティションに、その全ての領域に適用する線形モデルを設定する。
図10は、入力領域を分割した例を示す説明図である。図10に示す例では、パーティションpの右側の領域r12に線形モデルaが適用されている。一方、パーティションpの左側の領域r11には線形モデルを適用するためのパーティションが存在しない。したがって、この状態では、パーティションpの左側の領域r11のデータを予測することはできない。
そこで、本変形例では、全データに有効な線形モデルaを導入する。図11は、入力空間の全ての領域に対応付けられるパーティションpに対して、全データに適用される線形モデルaが設定されていることを示す説明図である。なお、線形モデルaは、全ての領域に適用される線形モデルであるため、全適用線形モデルと言うことができる。
全データに適用される線形モデルaを導入した結果、領域モデル計算部14は、パーティションpの左側の領域r11の線形モデルをaと計算し、パーティションpの右側の領域r12の線形モデルをa+aと計算する。例えば、線形モデルa=(0,−2.0)と設定されている場合に線形モデルa=(0,1.0)が導入されたとする。この場合、領域モデル計算部14は、例えば、パーティションpの右側の領域r12の線形モデルを、a+a=(0,−1.0)と計算する。
このような線形モデルaを導入することで、局所的なモデル変化を詳細に捉えることが可能になる。具体的には、全データに共通の予測モデルは、線形モデルaを用いて学習し、一部のデータに特有の性質は、パーティション(具体的には、各パーティションに設定される線形モデル)で学習することが可能になる。
モデル最適化部25は、線形モデルaの有効性を維持しつつ、領域線形モデルを最適化する。すなわち、モデル最適化部25は、線形モデルaを必ず有効なベクトルになるように領域線形モデルを最適化する。
例えば、有効なパーティションを自動選択するために、上述するGroup Lasso を用いることが可能である。ただし、本変形例では、線形モデルaは必ず有効なベクトルとしたいため、線形モデルaにはGroup 正則化は適用しないようにする。また、各パーティションの解釈性を保持するため、L0正則化を用いることが可能である。
ここで、線形モデルaを含む重み行列Aを、以下に示す式10のように定義する。また、線形モデルaは常に有効にしたいため、有効関数f(・)を、以下に示す式11のように定義する。
Figure 2016067548
このとき、領域線形モデルの最適化問題は、以下に示す式12のように、劣モジュラ最適化問題として定義できる。
Figure 2016067548
モデル最適化部25は、上記に示す式12の最適化問題を解くことにより、線形モデルaの有効性を維持しつつ、領域線形モデルを最適化する。上記に示す式12を最適化する方法は任意である。モデル最適化部25は、例えば、正則化項に対してLovasz拡張による凸緩和を行ってもよい。また、モデル最適化部25は、最適化の方法として、劣モジュラ最適化や、Group OMP(Orthogonal Matching Pursuit )を用いてもよい。他にも、モデル最適化部25は、近接勾配法およびネットワークフローを利用して、最適化を行ってもよい。
また、モデル最適化部25は、領域線形モデルの最適化に汎化バウンド(Generalization Bound )を利用してもよい。汎化バウンドを利用することで、経験損失を用いて期待損失の上限を求めることが可能になる。
ここで、データ(x,y)が、特定のデータ分布Dからサンプリングされた独立に同一の確率分布に従うものとする。また、損失関数l(・,・)が、ノルム||・||に関するL−リプシッツ関数であるとする。このとき、δ∈(0,1)を満たすどのような定数に対しても、また、A∈Αを満たすどのような重み行列に対しても、以下に示す式13(不等式)は、少なくとも確率1−δで成立する。
Figure 2016067548
式13において、Αは、group(A)≦1を満たす重み集合であり、Ωgroup(A)は、以下の参考文献の2.5章で定義される。P=o(exp(N))のとき、データ数の増加に応じて期待損失と経験損失の差は0に収束するため、経験損失の値を最小化すればよい。
<参考文献>
Andreas Maurer and Massimiliano Pontil, “Structured sparsity and generalization.”, Journal of Machine Learning Research 13, pp.671-690, 2012.
以上のように、本変形例によれば、線形モデル設定部13が、パーティションpに線形モデルaを設定し、モデル最適化部25が、損失関数と正則化項との和に基づいて線形モデルaの有効性を維持したまま、領域線形モデルを最適化する。そのため、上記実施形態の効果に加え、局所的なモデル変化を詳細に捉えることが可能になる。
次に、本発明の概要を説明する。図12は、本発明による領域線形モデル最適化システムの概要を示すブロック図である。本発明による領域線形モデル最適化システムは、領域線形モデルを最適化する領域線形モデル最適化システム(例えば、領域線形モデル最適化システム10、領域線形モデル最適化システム20)であって、入力空間(例えば、入力データ111が存在する空間)を2つの部分に分割する指示関数であるパーティションに、そのパーティションによって分割された部分空間を示す領域の一方の領域に対して適用する線形モデル(例えば、線形回帰、ロジスティック回帰、ポアソン回帰など)を設定する線形モデル設定部81(例えば、線形モデル設定部13)と、領域線形モデルにおける各領域のモデルを、その各領域に適用される線形モデルの線形結合で表す領域モデル計算部82(例えば、領域モデル計算部14)とを備えている。
そのような構成により、非凸問題を回避して、より最適な領域線形モデルを生成できる。具体的には、本願線形モデルが示す線形領域モデルが凸性を有するため、領域線形モデルの最適化問題が、凸最適化問題に帰着する。そのため、本願線形モデルを用いることにより、初期値依存性を解消し、大域的最適解へ収束させることが可能になる。
また、領域線形モデル最適化システムは、領域線形モデルを評価する損失関数(例えば、g(・))と、パーティションの構造を疎にするための正則化項(例えば、Ω(g(・)))との和に基づいて、領域線形モデルを最適化する(例えば、上記に示す式8を用いて)モデル最適化部(例えば、モデル最適化部25)を備えていてもよい。
そのような構成によれば、設定するパーティションを適切な数に抑制できるため、モデルの解釈容易性を向上させることが可能になる。
また、線形モデル設定部81は、入力空間の全ての領域を示すパーティション(例えば、パーティションp)に、その全ての領域に適用する線形モデルである全適用線形モデル(例えば、線形モデルa)を設定してもよい。そして、モデル最適化部は、損失関数と正則化項との和に基づいて、全適用線形モデルの有効性を維持したまま(例えば、上記に示す式12を用いて)、領域線形モデルを最適化してもよい。
そのような構成によれば、局所的なモデル変化を詳細に捉えることが可能になる。
また、モデル最適化部は、損失関数と、凸性を有する正則化項との和に基づいて、領域線形モデルを最適化してもよい。そのような構成によれば、損失関数と正則化項の和の最適化問題も、凸最適化問題に帰着するため、初期値依存性を解消し、大域的最適解へ収束させることが可能になる。
また、領域線形モデル最適化システムは、入力空間の次元軸に対して垂直なパーティション、次元軸に対して斜め方向のパーティション、同心円または同心楕円状のパーティション、および、離れた二つ以上の円または楕円状の少なくとも1つのパーティションを入力空間に設定するパーティション設定部(例えば、パーティション設定部12)を備えていてもよい。そして、線形モデル設定部81は、パーティション設定部によって設定されたパーティションに対して適用する線形モデルを設定してもよい。そのような構成によれば、任意の形状のパーティションを利用することが可能になる。
図13は、少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。コンピュータ1000は、CPU1001、主記憶装置1002、補助記憶装置1003、インタフェース1004を備える。
上述の領域線形モデル最適化システムは、それぞれコンピュータ1000に実装される。なお、そして、上述した各処理部の動作は、プログラム(領域線形モデル最適化プログラム)の形式で補助記憶装置1003に記憶されている。CPU1001は、プログラムを補助記憶装置1003から読み出して主記憶装置1002に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。
なお、少なくとも1つの実施形態において、補助記憶装置1003は、一時的でない有形の媒体の一例である。一時的でない有形の媒体の他の例としては、インタフェース1004を介して接続される磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等が挙げられる。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ1000に配信される場合、配信を受けたコンピュータ1000が当該プログラムを主記憶装置1002に展開し、上記処理を実行しても良い。
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、当該プログラムは、前述した機能を補助記憶装置1003に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
以上、実施形態及び実施例を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態および実施例に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2014年10月28日に出願された米国仮出願第62/069,381号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、領域線形モデルを、例えば、機械学習により最適化する領域線形モデル最適化システムに好適に適用される。
10,20 領域線形モデル最適化システム
11 データ入力装置
12 パーティション設定部
13 線形モデル設定部
14 領域モデル計算部
15,25 モデル最適化部
22 パーティション候補設定部
〜p パーティション
〜r,r11,r12 領域

Claims (9)

  1. 領域線形モデルを最適化する領域線形モデル最適化システムであって、
    入力空間を2つの部分に分割する指示関数であるパーティションに、当該パーティションによって分割された部分空間を示す領域の一方の領域に対して適用する線形モデルを設定する線形モデル設定部と、
    前記領域線形モデルにおける各領域のモデルを、当該各領域に適用される前記線形モデルの線形結合で表す領域モデル計算部とを備えた
    ことを特徴とする領域線形モデル最適化システム。
  2. 領域線形モデルを評価する損失関数と、パーティションの構造を疎にするための正則化項との和に基づいて、領域線形モデルを最適化するモデル最適化部を備えた
    請求項1記載の領域線形モデル最適化システム。
  3. 線形モデル設定部は、入力空間の全ての領域を示すパーティションに、当該全ての領域に適用する線形モデルである全適用線形モデルを設定し、
    モデル最適化部は、損失関数と正則化項との和に基づいて、前記全適用線形モデルの有効性を維持したまま、領域線形モデルを最適化する
    請求項2記載の領域線形モデル最適化システム。
  4. モデル最適化部は、損失関数と、凸性を有する正則化項との和に基づいて、領域線形モデルを最適化する
    請求項2または請求項3記載の領域線形モデル最適化システム。
  5. 入力空間の次元軸に対して垂直なパーティション、前記次元軸に対して斜め方向のパーティション、同心円または同心楕円状のパーティション、および、離れた二つ以上の円または楕円状の少なくとも1つのパーティションを入力空間に設定するパーティション設定部を備え、
    線形モデル設定部は、前記パーティション設定部によって設定されたパーティションに対して適用する線形モデルを設定する
    請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の領域線形モデル最適化システム。
  6. 領域線形モデルを最適化する領域線形モデル最適化方法であって、
    入力空間を2つの部分に分割する指示関数であるパーティションに、当該パーティションによって分割された部分空間を示す領域の一方の領域に対して適用する線形モデルを設定し、
    前記領域線形モデルにおける各領域のモデルを、当該各領域に適用される前記線形モデルの線形結合で表す
    ことを特徴とする領域線形モデル最適化方法。
  7. 領域線形モデルを評価する損失関数と、パーティションの構造を疎にするための正則化項との和に基づいて、領域線形モデルを最適化する
    請求項6記載の領域線形モデル最適化方法。
  8. 領域線形モデルを最適化するコンピュータに適用される領域線形モデル最適化プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    入力空間を2つの部分に分割する指示関数であるパーティションに、当該パーティションによって分割された部分空間を示す領域の一方の領域に対して適用する線形モデルを設定する線形モデル設定処理、および、
    前記領域線形モデルにおける各領域のモデルを、当該各領域に適用される前記線形モデルの線形結合で表す領域モデル計算処理
    を実行させるための領域線形モデル最適化プログラム。
  9. コンピュータに、
    領域線形モデルを評価する損失関数と、パーティションの構造を疎にするための正則化項との和に基づいて、領域線形モデルを最適化するモデル最適化処理を実行させる
    請求項8記載の領域線形モデル最適化プログラム。
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