JPWO2015174327A1 - ユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法 - Google Patents

ユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2015174327A1
JPWO2015174327A1 JP2016519226A JP2016519226A JPWO2015174327A1 JP WO2015174327 A1 JPWO2015174327 A1 JP WO2015174327A1 JP 2016519226 A JP2016519226 A JP 2016519226A JP 2016519226 A JP2016519226 A JP 2016519226A JP WO2015174327 A1 JPWO2015174327 A1 JP WO2015174327A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drx
user terminal
grant
intermittent reception
transition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016519226A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6174249B2 (ja
Inventor
徹 内野
徹 内野
耕平 清嶋
耕平 清嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Publication of JPWO2015174327A1 publication Critical patent/JPWO2015174327A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6174249B2 publication Critical patent/JP6174249B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/02Power saving arrangements
    • H04W52/0209Power saving arrangements in terminal devices
    • H04W52/0225Power saving arrangements in terminal devices using monitoring of external events, e.g. the presence of a signal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/02Power saving arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/02Power saving arrangements
    • H04W52/0209Power saving arrangements in terminal devices
    • H04W52/0212Power saving arrangements in terminal devices managed by the network, e.g. network or access point is master and terminal is slave
    • H04W52/0216Power saving arrangements in terminal devices managed by the network, e.g. network or access point is master and terminal is slave using a pre-established activity schedule, e.g. traffic indication frame
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/02Power saving arrangements
    • H04W52/0209Power saving arrangements in terminal devices
    • H04W52/0225Power saving arrangements in terminal devices using monitoring of external events, e.g. the presence of a signal
    • H04W52/0229Power saving arrangements in terminal devices using monitoring of external events, e.g. the presence of a signal where the received signal is a wanted signal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/20Control channels or signalling for resource management
    • H04W72/23Control channels or signalling for resource management in the downlink direction of a wireless link, i.e. towards a terminal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/20Manipulation of established connections
    • H04W76/28Discontinuous transmission [DTX]; Discontinuous reception [DRX]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

既存のDRX制御と比較して、ユーザ端末における消費電力をより低減すること。少なくともULグラントを含むDL信号を受信する受信部と、間欠受信動作を制御するDRX制御部と、を有し、DRX制御部は、ULグラントを含むDL信号を受信した場合に、当該DL信号に含まれるDRX遷移指示情報に基づいて間欠受信動作を制御する。また、間欠受信状態への遷移指示は、ULグラントを含む下り制御情報、又はMAC制御要素を利用して送信する。

Description

本発明は、次世代移動通信システムにおけるユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法に関する。
UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)ネットワークにおいて、さらなる高速データレート、低遅延などを目的としてロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)が仕様化された(非特許文献1)。また、LTEからの更なる広帯域化及び高速化を目的として、LTEの後継システム(例えば、LTEアドバンスト(LTE−A)、FRA(Future Radio Access)、4Gなどともいう)も検討されている。
LTEやLTE−Aでは、ユーザ端末が所定周期で受信回路のスイッチをオフにする間欠受信(DRX:Discontinuous reception)が採用されている(非特許文献2)。DRXを適用することにより、ユーザ端末の消費電力を低減することが可能となる。
既存の間欠受信(DRX)動作において、ユーザ端末は、下り制御信号(PDCCH)の受信により起動されるタイマ(例えば、drx-InactivityTimer)やDRX状態への遷移を指示するMAC制御要素(例えば、DRX MAC CE)等に基づいてDRX状態への遷移を制御する。一方で、データの送受信を行って非DRX状態となったユーザ端末は、drx-InactivityTimerが満了するまで、又はDRX MAC CEの通知等があるまではその後データの送受信を行わない場合であってもActive状態で動作することとなる。
LTE−Aシステム以降では、ユーザ端末は複数の基本周波数ブロック(コンポーネントキャリア)を利用して無線通信を行うことが想定されており、さらなる低消費電力化が求められている。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、既存のDRX制御と比較して、ユーザ端末における消費電力をより低減可能なユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法を提供することを目的の一とする。
本発明のユーザ端末の一は、少なくともULグラントを含むDL信号を受信する受信部と、間欠受信動作を制御するDRX制御部と、を有し、前記DRX制御部は、前記ULグラントを含むDL信号を受信した場合に、当該DL信号に含まれるDRX遷移指示情報に基づいて間欠受信動作を制御することを特徴とする。
本発明によれば、既存のDRX制御と比較して、ユーザ端末における消費電力をより低減することが可能となる。
間欠受信(DRX)制御の説明図である。 間欠受信(DRX)制御の他の説明図である。 DRX MAC CEを用いた間欠受信(DRX)制御の一例の説明図である。 本実施の形態における間欠受信(DRX)制御の一例の説明図である。 本実施の形態における間欠受信(DRX)制御の他の一例の説明図である。 本実施の形態における間欠受信(DRX)制御の他の一例の説明図である。 本実施の形態における間欠受信(DRX)制御の動作フローの一例を示す図である。 本実施の形態における間欠受信(DRX)制御に利用するMAC CEフォーマットの一例を示す図である。 本実施の形態に係る無線通信システムの一例を示す概略図である。 本実施の形態に係る無線基地局の全体構成図である。 本実施の形態に係る無線基地局の機能構成図である。 本実施の形態に係るユーザ端末の全体構成図である。 本実施の形態に係るユーザ端末の機能構成図である。
上述したように、LTE/LTE−Aシステムでは、ユーザ端末のバッテリーセービングを目的に間欠受信(DRX:Discontinuous Reception)制御が採用されている。DRX制御では、RRC_CONNECTED(無線基地局とRRCコネクションを確立している状態)のユーザ端末を「Active状態」と「Inactive状態」という2つの状態で管理する。
Active状態のユーザ端末は、下り制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel、EPDCCH:Enhanced Physical Downlink Control Channelを含む。以下、PDCCHという)を監視する。また、無線基地局に対してフィードバック情報(CQI:Channel Quality Indicator/PMI:Precoding Matrix Indicator/RI:Rank Indicator/PTI:Precoding Type Indicator等のチャネル状態情報(CSI:Channel State Information))や上り参照信号(SRS:Sounding Reference Signal)の報告を行う。
一方でInactive状態のユーザ端末は、下り制御チャネルの監視は行わず、フィードバック情報の報告も行わない。これにより、ユーザ端末のバッテリー消費を抑制することが可能となる。
図1に間欠受信(DRX)制御の一例を示す。なお、図1Aは、drx-inactivityTimer満了によりユーザ端末が間欠受信(DRX)状態へ遷移(移行)する場合を示し、図1Bは、DRX状態への遷移を指示するMAC制御要素(DRX command MAC control Element)によりユーザ端末が間欠受信へ遷移する場合を示している。
DRX周期(DRX cycle)は、オン期間(ON duration)と当該オン期間に続くスリープ期間(Sleep Duration)とを合わせた周期を特定するものである。なお、オン期間では、ユーザ端末はアクティブ状態となり、PDCCHなどの下り信号を受信する。一方、スリープ期間ではユーザ端末はPDCCHなどの下り信号の受信を停止する。
図1において、ユーザ端末は、オン期間において当該ユーザ端末に対するPDCCHの復号に成功すると、drx-InactivityTimerを起動する。ここで、drx-InactivityTimerは、PDCCHの復号に成功してから所定期間を示すタイマである。
図1Aに示すように、ユーザ端末は、drx-InactivityTimerが満了(expire)するまでは、アクティブ状態を継続し、最後に受信したPDCCHのdrx-InactivityTimerが満了すると上述のDRX周期を開始する(間欠受信状態に遷移する)。また、ユーザ端末は、drx-InactivityTimerが満了するまでに、当該ユーザ端末に対するPDCCHの復号に成功すると、drx-InactivityTimerを再起動する。
また、図1Bに示すように、ユーザ端末は、drx-InactivityTimerが満了する前であっても、所定のMAC制御要素(DRX MAC CE:DRX command MAC Control Element)を受信した場合にはDRX周期を開始する。つまり、DRX MAC CEを受信したユーザ端末は、drx-InactivityTimerを強制的に停止して間欠受信状態に遷移する。このように、無線基地局は、DRX MAC CEを利用することにより、ユーザ端末を間欠受信状態に遷移することが可能となる。
しかし、既存のDRX MAC CE(DRX command MAC Control Element)は、下り共有チャネル(PDSCH)で送信されるため、ユーザ端末に対するDL割当て制御時にしかユーザ端末を強制的にDRX状態に遷移させることができない。このため、ユーザ端末に対するUL割当て制御時(ULグラント送信時)にはユーザ端末を強制的に間欠受信状態に遷移させることができない(図2参照)。その結果、ULグラントが割当てられたユーザ端末は、その後に送受信データがない場合であっても、ULグラント割当て時から所定期間(例えば、drx-InactivityTimer満了時まで)はActive状態となる。
このように、本発明者等は、既存のDRX制御ではULグラント割当て制御後のユーザ端末におけるバッテリーセービングが十分でない点に着目し、ULグラント割当て後のDRX制御について検討した。
例えば、ULグラントの割当てを行った直後に既存のDRX MAC CEを送信して、ユーザ端末を強制的に間欠受信状態に遷移させる方法が考えられる(図3参照)。しかし、かかる場合、ユーザ端末を間欠受信状態に遷移するためだけにDL信号を送信しなければならず、無線リソースの利用効率が低下するおそれがある。
そこで、本発明者等は、ULグラントを用いてUL割当てを指示する際(ULグラント送信時)にユーザ端末を間欠受信状態に遷移させる制御方法を着想した。具体的には、ユーザ端末に対してULグラントを指示する際に、間欠受信状態へ遷移するか否かを指示する情報(DRX遷移指示情報)もあわせて通知する(図4参照)。
ULグラントを受信したユーザ端末は、DRX遷移指示情報の内容に応じて、間欠受信動作を制御する。なお、DRX遷移指示情報としては、ULグラントを受信したユーザ端末に対して、間欠受信状態へ遷移するタイミングを指示する情報であってもよいし、drx-InactivityTimerを起動又は再起動しないことを指示する情報としてもよい。
このように、ULグラントと共にDRX遷移指示情報もあわせてユーザ端末に通知することにより、ユーザ端末はULグラント受信後であってもすぐに間欠受信状態に遷移することが可能となる。これにより、既存のDRX制御と比較して、ユーザ端末における消費電力をより低減することができる。また、ユーザ端末に対して間欠受信指示のためだけにDL信号を送信する必要がなくなるため無線リソースの利用効率の低下を抑制することができる。
また、本実施の形態では、ユーザ端末の対するULグラントと間欠受信状態への遷移指示を下り制御情報(DCI)、又はMAC制御要素(MAC CE)を用いて行うことができる。以下に、各制御情報を利用する場合について説明する。
(第1の態様)
第1の態様では、下り制御情報(DCI)を利用することにより、ユーザ端末にULグラントと間欠受信への遷移指示を同じタイミングで行う場合について説明する。
第1の態様において、無線基地局は、ULグラントを含む下り制御情報(DCI)を用いてユーザ端末にDRX遷移を指示することができる。例えば、無線基地局は、下り制御情報(DCI)にDRX遷移指示情報用のビットフィールドを設定し、当該DCIを下り制御チャネル(PDCCH)に割当てる。なお、下り制御情報としては、DCIフォーマット0、4等を利用することができる。
ユーザ端末は、ULグラントが含まれる下り制御チャネルを受信すると共に、DRX遷移を行うか否かのビット(DRX遷移指示情報)を検出する。受信した下り制御情報において間欠受信への遷移が指示されている場合、ユーザ端末は間欠受信状態へ遷移する。例えば、ユーザ端末は、drx-InactivityTimerを起動せず、オン期間経過後に間欠受信状態へ遷移する(図4参照)。
また、ULグラントの指示と共に間欠受信状態への遷移が指示されている場合、ユーザ端末はすぐに間欠受信状態に遷移するのではなく、DRX遷移指示情報にかかるビットを検出してから所定期間後に間欠受信状態に移行するように制御してもよい(図5参照)。所定期間としては、drx-InactivityTimerの期間より短く設定すればよい。これにより、ULグラント割当て時から所定期間内にデータ送受信がある場合に適切に通信を行うことができる。また、ユーザ端末が間欠受信状態へ遷移するタイミングを柔軟に制御することが可能となる。
また、本実施の形態では、ユーザ端末はDRX遷移指示を受けた後に間欠受信へ遷移する前(例えば、図5における所定期間内)に、drx-Inactivity Timerの起動又は再起動の指示を別途受けた場合、DRX遷移指示による間欠受信への遷移動作を中止してもよい(図6参照)。これにより、仮にeNBが当該ユーザ端末をDRX遷移させることを決めた直後に連続データが発生した場合においても、ユーザ端末を不要にDRX遷移させることなく、通信を行うことができる。
この際、ユーザ端末は、drx-InactivityTimerの起動又は再起動を指示するPDCCHを所定回数受信した場合にのみ、間欠受信への遷移動作を中止する構成とすることができる。これにより、PDCCHの検出ミス(false detection)により非DRX(non−DRX)へ復帰する確率を低減することができる。
また、ユーザ端末は、間欠受信への遷移が指示された場合であっても、ULグラントに基づいて送信したULデータ信号(PUSCH信号)に対する送達確認信号(ACK)を受信できない場合には、間欠受信への遷移を中止してもよい。つまり、ユーザ端末は、PUSCHに対するACKを受信できない場合には、無線基地局からの再送用のPDCCHを期待してDRXへの遷移を行わないように動作してもよい。このように、PUSCH信号に対する肯定的な送達確認信号を考慮して間欠受信への遷移動作を制御することにより、データの送受信を適切に行うことができる。
なお、ユーザ端末におけるDRX遷移の中止動作の適用有無は、無線基地局からRRC信号やMAC信号を用いて制御してもよい。これにより、通信状況に応じてユーザ端末におけるDRX制御をより柔軟に行うことが可能となる。
また、上述した説明では、DRX遷移が指示されたユーザ端末は、間欠受信(DRX)へ遷移する動作を行う場合を示したが、これに限られず、drx-InactivityTimerの起動又は再起動しない動作を行ってもよい。つまり、無線基地局は、下り制御情報(DCI)を用いることにより、ULグラントの指示と共にdrx-InactivityTimerの起動又は再起動しないことをユーザ端末に指示してもよい。
次に、下り制御情報を用いてULグラントとDRX指示を行う場合の動作方法の一例について図7を参照して説明する。
まず、無線基地局は、ユーザ端末に対してULグラントを含む下り制御情報(DCI)を下り制御チャネル(PDCCH/EPDCCH)で送信する。一方、ユーザ端末は当該下り制御情報(ULグラント)を受信する(ST101)。ユーザ端末は、受信したULグラントに基づいて、ULデータ(PUSCH信号)の送信制御を行う。
また、ユーザ端末は、受信した下り制御情報(DCI)に間欠受信(DRX)への遷移が指示されているか判断する(ST102)。例えば、ユーザ端末は、下り制御情報に含まれるDRX遷移指示情報を検出し、当該DRX遷移指示情報に基づいて間欠受信状態への遷移有無を判断する。
下り制御情報で間欠受信への遷移が指示されている場合(ST102−Yes)、ユーザ端末は間欠受信状態へ遷移する(ST103)。例えば、DRX遷移指示情報により間欠受信状態への遷移が指示される場合、ユーザ端末は、ULデータ(PUSCH信号)送信後に間欠受信状態へ遷移する。この際、ユーザ端末は、上記図5に示したように、間欠受信への遷移を指示されてから所定期間後に間欠受信状態へ遷移してもよい。
あるいは、ユーザ端末は、下り制御情報で間欠受信への遷移が指示されている場合(ST102−Yes)、drx-InactivityTimerの起動又は再起動を行わないように動作してもよい。
また、ユーザ端末は、ST102においてDRX遷移指示を受けた後であって間欠受信状態へ遷移する前にdrx-InactivityTimerの起動又は再起動の指示を別途受けた場合、間欠受信状態への遷移動作を中止してもよい。また、ユーザ端末は、ST102において間欠受信状態への遷移が指示された場合であっても、ULグラントに基づいて送信したULデータ信号(PUSCH信号)に対する送達確認信号(ACK)を受信できない場合には、間欠受信状態への遷移を中止してもよい。
下り制御情報で間欠受信状態への遷移が指示されていない場合(ST102−No)、ユーザ端末はdrx-InactivityTimerの起動又は再起動を行う(ST104)。例えば、無線基地局は、ユーザ端末に対してさらにデータの送受信を行う場合に下り制御情報に間欠受信(DRX)状態への遷移を行わないように指示する。
このように、下り制御情報(DCI)を利用してユーザ端末にULグラントと間欠受信への遷移指示を同じタイミングで指示することにより、無線リソースの浪費を抑制しつつユーザ端末におけるバッテリーセービングが可能となる。
(第2の態様)
第2の態様では、MAC制御要素(MAC CE)を利用することにより、ユーザ端末にULグラントと間欠受信状態への遷移指示を同じタイミングで行う場合について説明する。
第2の態様において、無線基地局は、ULグラント及びDRX遷移を指示する所定のMAC CE(例えば、DRX command with UL grant MAC CE)をユーザ端末に送信する。当該所定のMAC CEを受信したユーザ端末は、ULの送信動作とDRX状態への遷移動作を行う(図4参照)。
ユーザ端末は、ULグラント及びDRX遷移を指示する所定のMAC CEを検出した場合、すぐに間欠受信状態に遷移するのではなく、検出してから所定期間後に間欠受信状態に移行するように制御してもよい。所定期間としては、drx-InactivityTimerの期間より短く設定すればよい。これにより、ULグラント及びDRX遷移を指示する所定のMAC CE受信時から所定期間内にデータ送受信がある場合に適切に通信を行うことができる。また、ユーザ端末が間欠受信状態へ遷移するタイミングを柔軟に制御することが可能となる。
また、本実施の形態では、ユーザ端末はULグラント及びDRX遷移を指示する所定のMAC CEを受けた後に間欠受信へ遷移する前(例えば、上記図5における所定期間内)に、drx-InactivityTimerの起動又は再起動の指示を別途受けた場合、DRX遷移指示による間欠受信への遷移動作を中止してもよい(図6参照)。
また、ユーザ端末は、ULグラント及びDRX遷移を指示する所定のMAC CEを受信した場合であっても、ULグラントに基づいて送信したULデータ信号(PUSCH信号)に対する送達確認信号(ACK)を受信できない場合には、間欠受信への遷移を中止してもよい。つまり、ユーザ端末は、PUSCHに対するACKを受信できない場合には、無線基地局からの再送用のPDCCHを期待してDRXへの遷移を行わないように動作してもよい。このように、PUSCH信号に対する肯定的な送達確認信号を考慮して間欠受信への遷移動作を制御することにより、データの送受信を適切に行うことができる。
なお、ユーザ端末におけるDRX遷移の中止動作の適用有無は、無線基地局からRRC信号やMAC信号を用いて制御してもよい。これにより、通信状況に応じてユーザ端末におけるDRX制御をより柔軟に行うことが可能となる。
ULグラント及びDRX遷移を指示する所定のMAC CEとしては、新規のMAC CEフォーマットを利用することができる。例えば、図8Aに示すように、ULグラントが含まれる新規のMAC CEフォーマット(3バイト)を利用することができる。
あるいは、ULグラントとDRX遷移を指示するMAC CEとして、既存のMAC PDU(Protocol Data Unit)フォーマットを利用(リユース)してもよい。例えば、MACペイロード(MAC payload)内でULグラントを指示できるランダムアクセスレスポンス(RAR)を利用することができる(図8B参照)。この場合、ユーザ端末は、当該ユーザ端末のC−RNTI(Cell Radio Network Temporary Identifier)に対してRARを受信する場合に、当該RARをULグラントとDRX遷移を指示するMAC CEと読み替えて、ULグラント受信動作とDRX遷移動作を行うことができる。
なお、既存のRARでは、ユーザ端末は、RA−RNTI(Random Access RNTI)を用いてのみ送信可能となっている。したがって、上述したようにULグラントとDRX遷移を指示するMAC CEとして、MAC RARを利用する場合、ユーザ端末がC−RNTIに対してもRARを期待して動作するように制御する。
このように、所定のMAC CEを利用してユーザ端末にULグラントと間欠受信への遷移指示を同じタイミングで指示することにより、無線リソースの浪費を抑制しつつユーザ端末におけるバッテリーセービングが可能となる。
(無線通信システム)
以下、本実施の形態に係る無線通信システムについて、詳細に説明する。この無線通信システムでは、上記第1の態様、第2の態様に係る無線通信方法が適用される。なお、上記第1の態様、第2の態様に係る無線通信方法は、単独で適用されてもよいし、適宜組み合わせて適用されてもよい。
図9は、本実施の形態に係る無線通信システムの概略構成図である。図9に示すように、無線通信システム1は、セルCを形成する無線基地局10と、ユーザ端末20と、無線基地局10が接続されるコアネットワーク30と、を含んで構成される。なお、無線基地局10、ユーザ端末20の数は図9に示すものに限られない。
また、無線基地局10、ユーザ端末20は、通信インターフェース、プロセッサ、メモリ、ディスプレイ、入力キーを含むハードウェアを有しており、メモリには、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールが記憶されている。また、無線基地局10、ユーザ端末20の機能構成は、上述のハードウェアによって実現されてもよいし、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールによって実現されてもよいし、両者の組み合わせによって実現されてもよい。
無線基地局10は、所定のカバレッジを有する無線基地局である。なお、無線基地局10は、相対的に広いカバレッジを有するマクロ基地局(eNodeB、マクロ基地局、集約ノード、送信ポイント、送受信ポイント)であってもよいし、局所的なカバレッジを有するスモール基地局(スモール基地局、ピコ基地局、フェムト基地局、HeNB(Home eNodeB)、RRH(Remote Radio Head)、マイクロ基地局、送信ポイント、送受信ポイント)であってもよい。
無線基地局10は、コアネットワーク30に接続される。コアネットワーク30には、MME(Mobility Management Entity)や、S−GW(Serving-GateWay)、P−GW(Packet-GateWay)などのコアネットワーク装置が設けられる。コアネットワーク30に設けられるMMEは、ユーザ端末20のモビリティ管理を行う装置であり、Cプレーンのインターフェース(例えば、S1−Cインターフェース)で無線基地局10に接続されてもよい。
また、コアネットワーク30に設けられるS−GWは、無線基地局10からユーザ端末20に送信されるユーザデータを処理する装置であり、Uプレーンのインターフェース(例えば、S1−Uインターフェース)で無線基地局10に接続されてもよい。
ユーザ端末20は、LTE、LTE−A、FRAなどの各種通信方式に対応した端末であり、移動通信端末だけでなく固定通信端末を含んでよい。ユーザ端末20は、無線基地局10と下り/上り通信を行う。
ここで、図9に示す無線通信システムで用いられる通信チャネルについて説明する。下りリンクの通信チャネルは、各ユーザ端末20で共有されるPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)と、下りL1/L2制御チャネル(PDCCH、PCFICH、PHICH、拡張PDCCH)とを有する。PDSCHにより、ユーザデータ及び上位制御情報が伝送される。PDCCH(Physical Downlink Control Channel)により、PDSCHおよびPUSCHのスケジューリング情報等が伝送される。PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)により、PDCCHに用いるOFDMシンボル数が伝送される。PHICH(Physical Hybrid-ARQ Indicator Channel)により、PUSCHに対するHARQのACK/NACKが伝送される。また、拡張PDCCH(EPDCCH)により、PDSCH及びPUSCHのスケジューリング情報等が伝送されてもよい。このEPDCCHは、PDSCH(下り共有データチャネル)と周波数分割多重される。
上りリンクの通信チャネルは、各ユーザ端末20で共有される上りデータチャネルとしてのPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)と、上りリンクの制御チャネルであるPUCCH(Physical Uplink Control Channel)とを有する。このPUSCHにより、ユーザデータや上位制御情報が伝送される。また、PUCCHにより、下りリンクのチャネル状態情報(CSI)、ACK/NACK等が伝送される。
また、無線通信システム1では、複信方式として周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)方式が用いられてもよいし、時分割複信(TDD:Time Division Duplex)方式が用いられてもよいし、両者が用いられてもよい。
図10は、本実施の形態に係る無線基地局10の全体構成図である。無線基地局10は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部(送信部/受信部)103と、ベースバンド信号処理部104と、呼処理部105と、伝送路インターフェース106とを備えている。
下りリンクにより無線基地局10からユーザ端末20に送信されるユーザデータは、伝送路インターフェース106を介してベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、PDCPレイヤの処理、ユーザデータの分割・結合、RLC(Radio Link Control)再送制御の送信処理などのRLCレイヤの送信処理、MAC(Medium Access Control)再送制御、例えば、HARQの送信処理、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)処理、プリコーディング処理が行われて各送受信部103に転送される。また、下りリンクの制御チャネルの信号に関しても、チャネル符号化や逆高速フーリエ変換等の送信処理が行われて、各送受信部103に転送される。
また、ベースバンド信号処理部104は、ユーザ端末20が間欠受信動作(間欠受信への遷移動作)を制御するための情報(DRX遷移指示情報)を通知する。DRX遷移指示情報は、下り制御情報(例えば、ULグラントを含むDCI)や、所定のMAC CE(DRXを指示するMAC CE)を利用してユーザ端末に通知することができる。
各送受信部103は、ベースバンド信号処理部104からアンテナ毎にプリコーディングして出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する。アンプ部102は、周波数変換された無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ101により送信する。送受信部103は、少なくともULグラントとDRX遷移指示情報を含むDL信号を送信する送信部として機能する。
一方、上りリンクによりユーザ端末20から無線基地局10に送信されるデータについては、各送受信アンテナ101で受信された無線周波数信号がそれぞれアンプ部102で増幅され、各送受信部103で周波数変換されてベースバンド信号に変換され、ベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、入力されたベースバンド信号に含まれるユーザデータに対して、FFT処理、IDFT処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLCレイヤ、PDCPレイヤの受信処理がなされ、伝送路インターフェース106を介してコアネットワーク30に転送される。呼処理部105は、通信チャネルの設定や解放等の呼処理や、無線基地局10の状態管理や、無線リソースの管理を行う。
図11は、本実施の形態に係る無線基地局10が有するベースバンド信号処理部104の主な機能構成図である。図11に示すように、無線基地局10が有するベースバンド信号処理部104は、制御部301と、DL信号生成部302と、マッピング部303と、UL信号復調部304と、判定部305と、を少なくとも含んで構成されている。
制御部301は、PDSCHで送信される下りユーザデータ、PDCCH及び/又は拡張PDCCH(EPDCCH)で伝送される下り制御情報、下り参照信号等のスケジューリングを制御(DL割当て制御)する。また、制御部301は、PUSCHで伝送される上りデータ、PUCCH又はPUSCHで伝送される上り制御情報、上り参照信号のスケジューリングの制御(UL割当て制御)も行う。上りリンク信号(上り制御信号、上りユーザデータ)の割当て制御に関する情報は、下り制御信号(DCI)を用いてユーザ端末に通知される。
具体的に、制御部301は、コアネットワーク30からの指示情報や各ユーザ端末20からのフィードバック情報に基づいて、下りリンク信号及び上りリンク信号に対する無線リソースの割り当てを制御する。つまり、制御部301は、スケジューラとしての機能を有している。また、制御部301は、ユーザ端末における間欠受信(DRX)動作の制御を行うこともできる。
例えば、制御部301は、UL割当てと共にユーザ端末を間欠受信状態へ遷移させる場合、ULグラントの生成と、間欠受信状態への遷移指示に関する情報(DRX遷移指示情報)の生成をDL信号生成部302に指示する。
DL信号生成部302は、MAC制御要素(MAC CE)や、物理下りチャネル信号を生成する。例えば、DL信号生成部302は、制御部301により割当てが決定された下り制御信号(PDCCH信号及び/又はEPDCCH信号)や下りデータ信号(PDSCH信号)を生成する。具体的に、DL信号生成部302は、制御部301からの指示に基づいて、下りリンク信号の割当て情報を通知するDL割当て(DL assignment)と、上りリンク信号の割当て情報を通知するULグラント(UL grant)を生成する。
また、DL信号生成部302は、ULグラントと間欠受信状態への遷移指示に関する情報(DRX遷移指示情報)を含むPDCCH信号、又は所定のMAC CE(例えば、DRX command with UL grant MAC CE)を生成する。所定のMAC CEを生成する場合、上記図8に示したMAC CEフォーマットを利用することができる。
マッピング部303は、制御部301からの指示に基づいて、DL信号生成部302で生成された下り制御信号と下りデータ信号の無線リソースへの割当てを制御する。
UL信号復調部304は、上り制御チャネル(PUCCH)でユーザ端末から送信されたフィードバック信号(送達確認信号等)を復調し、制御部301へ出力する。また、UL信号復調部304は、上り共有チャネル(PUSCH)でユーザ端末から送信された上りデータ信号を復調し、判定部305へ出力する。
判定部305は、UL信号復調部304の復調結果に基づいて、再送制御判定(ACK/NACK)を行うと共に結果を制御部301に出力する。なお、判定部305で判定された結果(送達確認信号)は、PHICH(Physical Hybrid-ARQ Indicator Channel)を用いてユーザ端末に通知される。
図12は、本実施の形態に係るユーザ端末20の全体構成図である。ユーザ端末20は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ201と、アンプ部202と、送受信部(送信部/受信部)203と、ベースバンド信号処理部204と、アプリケーション部205とを備えている。
下りリンクのデータについては、複数の送受信アンテナ201で受信された無線周波数信号がそれぞれアンプ部202で増幅され、送受信部203で周波数変換されてベースバンド信号に変換される。このベースバンド信号は、ベースバンド信号処理部204でFFT処理や、誤り訂正復号、再送制御の受信処理等がなされる。この下りリンクのデータの内、下りリンクのユーザデータは、アプリケーション部205に転送される。アプリケーション部205は、物理レイヤやMACレイヤより上位のレイヤに関する処理等を行う。また、下りリンクのデータの内、報知情報もアプリケーション部205に転送される。送受信部203は、ULグラントとDRX遷移指示情報を含むDL信号を受信する受信部として機能する。
一方、上りリンクのユーザデータについては、アプリケーション部205からベースバンド信号処理部204に入力される。ベースバンド信号処理部204では、再送制御(H−ARQ (Hybrid ARQ))の送信処理や、チャネル符号化、プリコーディング、DFT処理、IFFT処理等が行われて各送受信部203に転送される。送受信部203は、ベースバンド信号処理部204から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する。その後、アンプ部202は、周波数変換された無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ201により送信する。
図13は、ユーザ端末20が有するベースバンド信号処理部204(アプリケーション部205を含んでもよい)の主な機能構成図である。図13に示すように、ユーザ端末20が有するベースバンド信号処理部204は、DL信号復調部401と、DRX制御部402(タイマ管理部402a、DRX状態管理部402b)と、制御部(フィードバック制御部)403と、UL信号生成部404と、マッピング部405と、を少なくとも含んで構成されている。
DL信号復調部401は、下り制御チャネル(PDCCH)で送信された下り制御信号(PDCCH信号)を復調し、スケジューリング情報(上りリソースへの割当て情報)をDRX制御部402、制御部403へ出力する。また、DL信号復調部401は、下り共有チャネル(PDSCH)で送信された下りデータ信号を復調する。
DRX制御部402は、タイマ管理部402a及びDRX状態管理部402bを具備し、ユーザ端末における間欠受信(DRX)動作を制御する。タイマ管理部402aは、DRX動作に関する所定のタイマ(例えば、drx-InactivityTimer)の管理を行う。例えば、タイマ管理部402aは、drx-InactivityTimerが満了した場合、DRX状態管理部402bへ通知する。DRX状態管理部402bは、ユーザ端末におけるDRX状態(DRX状態への遷移等)を管理する。
例えば、DRX制御部402は、ULグラントを含むDL信号を受信した場合に、当該DL信号に含まれるDRX遷移指示情報に基づいて間欠受信の適用を制御する。ULグラントを含むDL信号で間欠受信状態への遷移が指示された場合、DRX制御部402は、所定期間後に間欠受信状態へ遷移するように制御することができる(上記図5参照)。
また、DRX制御部402は、ULグラントを含むDL信号で間欠受信状態への遷移が指示された後であって、間欠受信状態へ遷移する前にdrx-InactivityTimerの起動又は再起動の指示を受けた場合、間欠受信状態への遷移を中止してもよい(上記図6参照)。
また、DRX制御部402は、ULグラントを含むDL信号で間欠受信状態への遷移が指示された場合であっても、ULグラントに基づいて送信したUL信号に対するACKを受信できない場合、間欠受信状態への遷移を中止してもよい。
制御部403は、無線基地局から送信された下り制御信号(PDCCH信号)や、受信したPDSCH信号に対する再送制御判定結果に基づいて、上り制御信号(フィードバック信号)や上りデータ信号の生成を制御する。また、制御部403は、PDSCH信号に対する送達確認信号(A/N)のフィードバックを制御するフィードバック制御部としても機能する。なお、DRX制御部402から間欠受信状態へ遷移すると判断された場合、制御部403は動作を停止する。
UL信号生成部404は、制御部403からの指示に基づいて上り制御信号(送達確認信号やチャネル状態情報(CSI)等のフィードバック信号)を生成する。また、UL信号生成部404は、制御部403からの指示に基づいて上りデータ信号を生成する。
マッピング部405(割当て部)は、制御部403からの指示に基づいて、上り制御信号(送達確認信号等)と上りデータ信号の無線リソース(PUCCH、PUSCH)への割当てを制御する。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。例えば、上述した複数の態様を適宜組み合わせて適用することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
本出願は、2014年5月15日出願の特願2014−101526に基づく。この内容は、全てここに含めておく。

Claims (10)

  1. 少なくともULグラントを含むDL信号を受信する受信部と、
    間欠受信動作を制御するDRX制御部と、を有し、
    前記DRX制御部は、前記ULグラントを含むDL信号を受信した場合に、当該DL信号に含まれるDRX遷移指示情報に基づいて間欠受信動作を制御することを特徴とするユーザ端末。
  2. 前記DRX制御部は、前記ULグラントを含むDL信号で間欠受信状態への遷移が指示された場合、所定期間後に間欠受信状態へ遷移することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  3. 前記DRX制御部は、前記ULグラントを含むDL信号で間欠受信状態への遷移が指示された後であって、間欠受信状態へ遷移する前にdrx-InactivityTimerの起動又は再起動の指示を受けた場合、間欠受信状態への遷移を中止することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  4. 前記DRX制御部は、前記ULグラントを含むDL信号で間欠受信状態への遷移が指示された場合であっても、前記ULグラントに基づいて送信したUL信号に対する肯定的な送達確認信号を受信できない場合、間欠受信状態への遷移を中止することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  5. 前記DRX制御部は、前記ULグラントを含むDL信号で間欠受信状態への遷移が指示された場合、drx-InactivityTimerの起動又は再起動を行わないことを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  6. 前記DRX遷移指示情報がULグラントを指示する下り制御情報に含められて下り制御チャネルで送信されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のユーザ端末。
  7. 前記DRX遷移指示情報とULグラントがMAC制御要素に含められて送信されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のユーザ端末。
  8. 前記DRX遷移指示情報とULグラント含むMAC制御要素は、MACペイロード内でULグラントを指示するMACランダムアクセスレスポンスを利用したものであることを特徴とする請求項7に記載のユーザ端末。
  9. ユーザ端末にUL割当てを指示するULグラントを送信する送信部と、
    前記ユーザ端末の間欠受信動作を制御するためのDRX遷移指示情報を生成する生成部と、を有し、
    前記送信部は、DRX遷移指示情報をULグラントと同じタイミングで送信することを特徴とする無線基地局。
  10. 間欠受信を行うユーザ端末と無線基地局との無線通信方法であって、
    前記無線基地局からユーザ端末に対して、UL割当てを指示するULグラントと、前記ユーザ端末の間欠受信動作を制御するためのDRX遷移指示情報とを含むDL信号を送信する工程と、
    前記ユーザ端末が、ULグラントとDRX遷移指示情報とを含むDL信号を受信する工程と、受信したDRX遷移指示情報に基づいて間欠受信を制御する工程と、を有することを特徴とする無線通信方法。
JP2016519226A 2014-05-15 2015-05-08 ユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法 Active JP6174249B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014101526 2014-05-15
JP2014101526 2014-05-15
PCT/JP2015/063245 WO2015174327A1 (ja) 2014-05-15 2015-05-08 ユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2015174327A1 true JPWO2015174327A1 (ja) 2017-04-20
JP6174249B2 JP6174249B2 (ja) 2017-08-02

Family

ID=54479868

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016519226A Active JP6174249B2 (ja) 2014-05-15 2015-05-08 ユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US20170099635A1 (ja)
EP (1) EP3145251B1 (ja)
JP (1) JP6174249B2 (ja)
CN (1) CN106465270B (ja)
CL (1) CL2016002897A1 (ja)
DK (1) DK3145251T3 (ja)
HU (1) HUE056951T2 (ja)
WO (1) WO2015174327A1 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20170359780A1 (en) * 2016-06-10 2017-12-14 Apple Inc. Device, System, and Method for Adaptive Monitoring to Optimize Power Consumption
US11019676B2 (en) * 2016-09-29 2021-05-25 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Active time handling with 2-step granting
EP3565319A4 (en) 2017-01-10 2019-11-06 Guangdong OPPO Mobile Telecommunications Corp., Ltd. METHOD FOR DETERMINING DISCONTINUOUS RECEPTION STATUS, TERMINAL DEVICE, AND NETWORK DEVICE
US20180279357A1 (en) * 2017-03-21 2018-09-27 Qualcomm Incorporated Techniques and apparatuses for temporary modification of periodic grants
JP6990698B2 (ja) * 2017-05-02 2022-01-12 株式会社Nttドコモ 端末、無線通信方法、基地局及びシステム
KR102313704B1 (ko) 2017-05-04 2021-10-18 광동 오포 모바일 텔레커뮤니케이션즈 코포레이션 리미티드 불연속 수신을 위한 방법과 장치
EP3641387A4 (en) * 2017-05-12 2020-11-25 Ntt Docomo, Inc. USER TERMINAL DEVICE AND WIRELESS COMMUNICATION PROCEDURE
JP7053606B2 (ja) * 2017-06-08 2022-04-12 株式会社Nttドコモ 端末、無線通信方法、基地局及びシステム
US10609700B2 (en) * 2017-06-15 2020-03-31 Apple Inc. Control channel for UE power saving
WO2019136645A1 (zh) * 2018-01-10 2019-07-18 Oppo广东移动通信有限公司 用于确定终端设备状态的方法、终端设备和接入网设备
CN110536380A (zh) * 2018-08-10 2019-12-03 中兴通讯股份有限公司 状态确定、指示方法、通信设备、系统及存储介质
KR20210111790A (ko) * 2019-01-08 2021-09-13 오피노 엘엘씨 절전 기구
WO2020226395A1 (ko) * 2019-05-03 2020-11-12 엘지전자 주식회사 무선 통신 시스템에서 신호를 송수신하는 방법 및 장치
WO2020252705A1 (zh) * 2019-06-19 2020-12-24 Oppo广东移动通信有限公司 一种控制通信状态的方法及装置、终端、网络设备
CN112738903B (zh) * 2019-10-28 2022-08-09 普天信息技术有限公司 Drx实现方法、用户终端及基站
JPWO2023277079A1 (ja) * 2021-06-29 2023-01-05

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013090058A (ja) * 2011-10-14 2013-05-13 Ntt Docomo Inc 基地局及び通信制御方法

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7957360B2 (en) * 2007-01-09 2011-06-07 Motorola Mobility, Inc. Method and system for the support of a long DRX in an LTE—active state in a wireless network
DE602008005813D1 (de) * 2007-08-20 2011-05-12 Research In Motion Ltd Inaktivitäts-Timer in einem für diskontinuierlichen Empfang konfigurierten System
US8571091B2 (en) * 2008-01-04 2013-10-29 Nokia Siemens Networks Oy System and method for efficient half duplex transceiver operation in a packet-based wireless communication system
US8488521B2 (en) * 2008-03-14 2013-07-16 Interdigital Patent Holdings, Inc. Behavior for wireless transmit/receive unit and MAC control elements for LTE DRX operations
EP2255578B1 (en) * 2008-03-19 2017-09-13 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) A method and a base station for detecting loss of synchronization
WO2009136830A1 (en) * 2008-05-07 2009-11-12 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Discontinuous reception (drx) timer triggered with the transmission of a buffer status report (bsr)
US8705461B2 (en) * 2008-10-20 2014-04-22 Interdigital Patent Holdings, Inc. Control channel signaling and acquisition for carrier aggregation
US20110002281A1 (en) * 2008-12-30 2011-01-06 Interdigital Patent Holdings, Inc. Discontinuous reception for carrier aggregation
CN102123399B (zh) * 2010-01-08 2014-01-01 华为技术有限公司 调度请求的方法及装置
WO2011149920A2 (en) * 2010-05-25 2011-12-01 Interdigital Patent Holdings, Inc. Retuning gaps and scheduling gaps in discontinuous reception
WO2012000547A1 (en) * 2010-06-30 2012-01-05 Nokia Siemens Networks Oy Scheduling of user terminals in communication network
RU2544235C2 (ru) * 2010-07-26 2015-03-20 Нокиа Солюшнз энд Нетуоркс Ой Способ и устройство для обработки данных в сети связи
EP2692073B1 (en) * 2011-03-31 2018-10-17 LG Electronics Inc. Method and apparatus for monitoring downlink control channel
CN102761942B (zh) * 2011-04-29 2015-01-21 华为技术有限公司 状态切换方法、非激活定时器启动方法和用户设备
US9629132B2 (en) * 2011-10-12 2017-04-18 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and device for transmitting reverse control signal in mobile communication system
WO2013066044A1 (ko) * 2011-10-31 2013-05-10 엘지전자 주식회사 상향링크 제어 신호 전송 방법 및 사용자기기와, 상향링크 신호 수신 방법 및 기지국
EP2621242A1 (en) * 2012-01-26 2013-07-31 Panasonic Corporation Improved discontinuous reception operation with additional wake up opportunities
CN102595573A (zh) * 2012-02-02 2012-07-18 电信科学技术研究院 一种配置drx参数的方法、系统和设备
KR101868865B1 (ko) * 2012-03-19 2018-06-19 주식회사 골드피크이노베이션즈 무선통신 시스템에서 기기 내 공존 간섭을 제어하는 장치 및 방법
JP5842715B2 (ja) * 2012-03-30 2016-01-13 富士通株式会社 間欠受信制御装置、間欠受信制御プログラム及び間欠受信制御方法
US9271234B2 (en) * 2012-08-03 2016-02-23 Sony Corporation Terminal requested base station controlled terminal transmission throttling
US8755318B2 (en) * 2012-09-05 2014-06-17 Apple Inc. Synchronizing uplink and downlink transmissions in a wireless device
US20140269475A1 (en) * 2013-03-14 2014-09-18 Qualcomm Incorporated Apparatus and method for optimizing uplink semi-persistent scheduling activation

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013090058A (ja) * 2011-10-14 2013-05-13 Ntt Docomo Inc 基地局及び通信制御方法

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
MEDIATEK INC.: "On dual connectivity enhancements for fast small cell on/off operation", 3GPP TSG-RAN WG1♯76B R1-141484, JPN6017021586, 22 March 2014 (2014-03-22), ISSN: 0003578297 *
NSN, NTT DOCOMO, INC., LG ELECTRONICS INC., ETRI, ASUSTEK, SAMSUNG: "Long DRX Command MAC Control Element", 3GPP TSG-RAN WG2♯85 R2-140976, JPN6017021587, 14 February 2014 (2014-02-14), ISSN: 0003578298 *
RENESAS MOBILE EUROPE: "Active time for Scheduling Request", 3GPP TSG-RAN WG2#79BIS R2-125022, JPN6017021588, 8 October 2012 (2012-10-08), ISSN: 0003578299 *

Also Published As

Publication number Publication date
US20170099635A1 (en) 2017-04-06
CL2016002897A1 (es) 2017-07-14
WO2015174327A1 (ja) 2015-11-19
CN106465270A (zh) 2017-02-22
JP6174249B2 (ja) 2017-08-02
CN106465270B (zh) 2020-07-21
EP3145251B1 (en) 2021-11-17
EP3145251A1 (en) 2017-03-22
DK3145251T3 (da) 2021-12-06
EP3145251A4 (en) 2017-12-20
HUE056951T2 (hu) 2022-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6174249B2 (ja) ユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法
US11470680B2 (en) Method for controlling connected mode DRX operations
US10904873B2 (en) Terminal apparatus, communication method, and integrated circuit
US11968737B2 (en) Active time handling with 2-step granting
CN109981237B (zh) 基站、移动台及其方法
JP5876585B2 (ja) 無線通信システムにおいて様々なタイマーによる動作
US20170311373A1 (en) User Equipment and Method in a Communications Network
JP5525061B2 (ja) マルチキャリアシステムにおけるコンポーネントキャリアのアクティブ化・アクティブ化解除の最適化方法及びシステム
JP2018014747A (ja) 追加のウェイクアップ機会を有する改良された不連続受信動作
US20150201456A1 (en) Method and apparatus for configuring a discontinuous reception (drx) operation in a wireless communication system
WO2018173885A1 (ja) 端末装置、基地局装置、通信方法、および、集積回路
US9693383B2 (en) DRX operation in a wireless communication system
US10306438B2 (en) Operating method of M2M terminal in wireless communication system
JP2015522228A (ja) 無線通信システムにおけるdrx動作によるアップリンク送信を制御する方法および装置
US20150188670A1 (en) Method for performing retransmission to network at user equipment in wireless communication system and an apparatus therefor
WO2019191954A1 (zh) 传输信息的方法和终端设备
KR102321191B1 (ko) 무선 통신 시스템에서 불연속 수신 동작 방법 및 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170307

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20170307

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20170322

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170613

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170705

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6174249

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250