JPWO2014034571A1 - 移動通信システム、ユーザ端末、通信制御装置及び通信制御方法 - Google Patents

移動通信システム、ユーザ端末、通信制御装置及び通信制御方法 Download PDF

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Abstract

ネットワークから割り当てられる無線リソースを用いて行われる直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートする移動通信システムは、前記D2D通信における通信相手とすべき他のユーザ端末を発見した場合に、前記D2D通信を開始するためのメッセージを前記ネットワークに送信するユーザ端末を有する。前記ネットワークは、前記ユーザ端末から受信した前記メッセージに基づいて、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末による前記D2D通信を許可するか否かを判定する通信制御装置を有する。

Description

本発明は、D2D通信をサポートする移動通信システム、ユーザ端末、通信制御装置及び通信制御方法に関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、リリース12以降の新機能として、端末間(Device to Device:D2D)通信の導入が検討されている(非特許文献1参照)。
D2D通信は、近接する複数のユーザ端末が、移動通信システムに割り当てられた周波数帯域内で直接的な無線通信を行うものである。なお、D2D通信は、近傍サービス(Proximity Service)通信と称されることもある。
3GPP技術報告 「TR 22.803 V0.3.0」 2012年5月
現状の仕様においては、D2D通信を適切に制御するための仕組みが存在しないという問題がある。
そこで、本発明は、D2D通信を適切に制御できる移動通信システム、ユーザ端末、通信制御装置及び通信制御方法を提供する。
一実施形態によれば、ネットワークから割り当てられる無線リソースを用いて行われる直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートする移動通信システムは、前記D2D通信における通信相手とすべき他のユーザ端末を発見した場合に、前記D2D通信を開始するためのメッセージを前記ネットワークに送信するユーザ端末を有する。前記ネットワークは、前記ユーザ端末から受信した前記メッセージに基づいて、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末による前記D2D通信を許可するか否かを判定する通信制御装置を有する。
一実施形態によれば、ネットワークから割り当てられる無線リソースを用いて行われる直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートするユーザ端末は、前記D2D通信における通信相手とすべき他のユーザ端末を発見した場合に、前記D2D通信を開始するためのメッセージを前記ネットワークに送信するよう制御する制御部を有する。
一実施形態によれば、ネットワークから割り当てられる無線リソースを用いて行われる直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートする移動通信システムにおいて、前記ネットワークに設けられる通信制御装置は、ユーザ端末から受信したメッセージに基づいて、前記ユーザ端末及び他のユーザ端末による前記D2D通信を許可するか否かを判定する制御部を有する。前記メッセージは、前記ユーザ端末が前記他のユーザ端末を発見した場合に、前記ユーザ端末から送信される。
一実施形態によれば、ネットワークから割り当てられる無線リソースを用いて行われる直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートする移動通信システムにおける通信制御方法は、ユーザ端末が、前記D2D通信における通信相手とすべき他のユーザ端末を発見した場合に、前記D2D通信を開始するためのメッセージを前記ネットワークに送信するステップと、前記ネットワークが、前記ユーザ端末から受信した前記メッセージに基づいて、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末による前記D2D通信を許可するか否かを判定するステップと、を有する。
図1は、LTEシステムの構成図である。 図2は、UEのブロック図である。 図3は、eNBのブロック図である。 図4は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。 図5は、LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。 図6は、セルラ通信におけるデータパスを説明するための図である。 図7は、D2D通信におけるデータパスを説明するための図である。 図8は、第1実施形態に係る発見処理を説明するための図である。 図9は、第1実施形態に係る動作シーケンス図である。 図10は、第2実施形態に係る発見処理を説明するための図である。 図11は、第2実施形態に係る動作フロー図である。 図12は、第2実施形態に係る動作シーケンス図である。
[実施形態の概要]
実施形態に係る移動通信システムは、ネットワークから割り当てられる無線リソースを用いて行われる直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートする。移動通信システムは、前記D2D通信における通信相手とすべき他のユーザ端末を発見した場合に、前記D2D通信を開始するためのメッセージを前記ネットワークに送信するユーザ端末を有する。前記ネットワークは、前記ユーザ端末から受信した前記メッセージに基づいて、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末による前記D2D通信を許可するか否かを判定する通信制御装置を有する。これにより、D2D通信の可否をネットワーク側で適切に判断できる。
なお、「メッセージ」とは、D2D通信の開始を要求するメッセージであってもよく、通信相手を発見した旨を通知するメッセージであってもよいが、前者のケースを主として説明する。また、「通信制御装置」とは、基地局よりも上位に位置付けられる上位装置であってもよく、基地局であってもよいが、前者のケースを主として説明する。
実施形態において、前記ユーザ端末は、前記他のユーザ端末が発見された状態が維持される場合には、前記メッセージを前記ネットワークに繰り返し送信する。前記通信制御装置は、最初に前記メッセージを受信してから所定時間が経過した後に、新たに前記メッセージを受信した場合には、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末による前記D2D通信を許可する。これにより、D2D通信を継続的に実施できる状況(すなわち、各ユーザ端末が近接する状態が維持される状況)であることを確認した上で、D2D通信を開始させることができる。
実施形態において、前記通信制御装置は、最初に前記メッセージを受信してから前記所定時間が経過する前に、新たに前記メッセージを受信した場合には、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末による前記D2D通信の開始を保留する旨を、前記ユーザ端末及び/又は前記他のユーザ端末に通知する。これにより、ユーザ端末は、D2D通信の開始が保留されていることを把握できる。
実施形態において、前記通信制御装置は、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末が異なるセルに在圏する場合には、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末が同一のセルに在圏する場合に比べて、前記所定時間を長く設定する。これにより、各ユーザ端末が異なるセルに在圏する場合(すなわち、D2D通信に相応しくない通信環境である場合)には、D2D通信を開始する条件を厳しくすることができる。
実施形態において、前記通信制御装置は、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末が異なるセルに在圏する場合には、当該セルのそれぞれにおいて前記D2D通信に割り当てられた無線リソースにさらに基づいて、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末による前記D2D通信を許可するか否かを判定する。これにより、各ユーザ端末が異なるセルに在圏する場合であっても、各セルの無線リソースの設定状況を考慮して、D2D通信の可否を適切に判断できる。
実施形態において、前記通信制御装置は、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末が異なるセルに在圏する場合で、且つ、当該セルのそれぞれにおいて前記D2D通信に割り当てられた無線リソースに一致する部分がない場合には、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末による前記D2D通信を拒否する。これにより、各セルの無線リソースの設定状況を考慮して、D2D通信が不能である場合には、D2D通信を開始させないようにすることができる。
実施形態において、前記通信制御装置は、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末が異なるセルに在圏する場合で、且つ、当該セルのそれぞれにおいて前記D2D通信に割り当てられた無線リソースが完全に又は部分的に一致する場合には、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末による前記D2D通信を許可する。これにより、各セルの無線リソースの設定状況を考慮して、D2D通信が可能であることを確認した上で、D2D通信を開始させることができる。
実施形態において、前記通信制御装置は、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末が異なるセルに在圏する場合で、且つ、当該セルのそれぞれにおいて前記D2D通信に割り当てられた無線リソースが部分的に一致する場合には、当該一致する部分において前記D2D通信を行うよう制御する。これにより、通信制御装置がD2D通信における無線リソース割り当てを制御できる。
実施形態において、前記通信制御装置は、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末が異なるセルに在圏する場合で、且つ、当該セルのそれぞれにおいて前記D2D通信に割り当てられた無線リソースが部分的に一致する場合には、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末による前記D2D通信に割り当てる無線リソースを、当該一致する部分において利用可能な無線リソースが多い方のセルで決定するよう当該セルに通知する。これにより、適切なセルがD2D通信における無線リソース割り当てを制御できる。
[第1実施形態]
以下において、3GPP規格に準拠して構成される移動通信システム(以下、「LTEシステム」)にD2D通信を導入する場合の実施形態を説明する。
(LTEシステム)
図1は、本実施形態に係るLTEシステムの構成図である。
図1に示すように、LTEシステムは、複数のUE(User Equipment)100と、E−UTRAN(Evolved Universal Radio Access Network)10と、EPC(Evolved Packet Core)20と、を含む。E−UTRAN10及びEPC20は、ネットワークを構成する。
UE100は、移動型の無線通信装置であり、接続を確立したセル(サービングセル)との無線通信を行う。UE100はユーザ端末に相当する。
E−UTRAN10は、複数のeNB200(evolved Node−B)を含む。eNB200は基地局に相当する。eNB200は、セルを管理しており、セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。
なお、「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として使用される他に、UE100との無線通信を行う機能を示す用語としても使用される。
eNB200は、例えば、無線リソース管理(RRM)機能と、ユーザデータのルーティング機能と、モビリティ制御及びスケジューリングのための測定制御機能と、を有する。
EPC20は、MME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving−Gateway)300と、OAM400(Operation and Maintenance)と、を含む。本実施形態においてMME/S−GW300は、通信制御装置に相当する。
MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御等を行うネットワークノードであり、制御局に相当する。S−GWは、ユーザデータの転送制御を行うネットワークノードであり、交換局に相当する。
eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。また、eNB200は、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。
OAM400は、オペレータによって管理されるサーバ装置であり、E−UTRAN10の保守及び監視を行う。
次に、UE100及びeNB200の構成を説明する。
図2は、UE100のブロック図である。図2に示すように、UE100は、アンテナ101と、無線送受信機110と、ユーザインターフェイス120と、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機130と、バッテリ140と、メモリ150と、プロセッサ160と、を有する。メモリ150及びプロセッサ160は、制御部を構成する。
UE100は、GNSS受信機130を有していなくてもよい。また、メモリ150をプロセッサ160と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)をプロセッサ160’としてもよい。
アンテナ101及び無線送受信機110は、無線信号の送受信に用いられる。アンテナ101は、複数のアンテナ素子を含む。無線送受信機110は、プロセッサ160が出力するベースバンド信号を無線信号に変換してアンテナ101から送信する。また、無線送受信機110は、アンテナ101が受信する無線信号をベースバンド信号に変換してプロセッサ160に出力する。
ユーザインターフェイス120は、UE100を所持するユーザとのインターフェイスであり、例えば、ディスプレイ、マイク、スピーカ、及び各種ボタンなどを含む。ユーザインターフェイス120は、ユーザからの操作を受け付けて、該操作の内容を示す信号をプロセッサ160に出力する。
GNSS受信機130は、UE100の地理的な位置を示す位置情報を得るために、GNSS信号を受信して、受信した信号をプロセッサ160に出力する。
バッテリ140は、UE100の各ブロックに供給すべき電力を蓄える。
メモリ150は、プロセッサ160によって実行されるプログラムと、プロセッサ160による処理に使用される情報と、を記憶する。
プロセッサ160は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ150に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、を含む。プロセッサ160は、さらに、音声・映像信号の符号化・復号を行うコーデックを含んでもよい。プロセッサ160は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図3は、eNB200のブロック図である。図3に示すように、eNB200は、アンテナ201と、無線送受信機210と、ネットワークインターフェイス220と、メモリ230と、プロセッサ240と、を有する。メモリ230及びプロセッサ240は、制御部を構成する。
アンテナ201及び無線送受信機210は、無線信号の送受信に用いられる。アンテナ201は、複数のアンテナ素子を含む。無線送受信機210は、プロセッサ240が出力するベースバンド信号を無線信号に変換してアンテナ201から送信する。また、無線送受信機210は、アンテナ201が受信する無線信号をベースバンド信号に変換してプロセッサ240に出力する。
ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイスを介して隣接eNB200と接続され、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信に用いられる。
メモリ230は、プロセッサ240によって実行されるプログラムと、プロセッサ240による処理に使用される情報と、を記憶する。
プロセッサ240は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ230に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPUと、を含む。プロセッサ240は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。なお、メモリ230をプロセッサ240と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)をプロセッサとしてもよい。
図4は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。
図4に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルのレイヤ1乃至レイヤ3に区分されており、レイヤ1は物理(PHY)レイヤである。レイヤ2は、MAC(Media Access Control)レイヤと、RLC(Radio Link Control)レイヤと、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤと、を含む。レイヤ3は、RRC(Radio Resource Control)レイヤを含む。
物理レイヤは、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。物理レイヤは、物理チャネルを用いて上位レイヤに伝送サービスを提供する。UE100の物理レイヤとeNB200の物理レイヤとの間では、物理チャネルを介してデータが伝送される。
MACレイヤは、データの優先制御、及びハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理などを行う。UE100のMACレイヤとeNB200のMACレイヤとの間では、トランスポートチャネルを介してデータが伝送される。eNB200のMACレイヤは、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式など)、及び割り当てリソースブロックを決定するMACスケジューラを含む。
RLCレイヤは、MACレイヤ及び物理レイヤの機能を利用してデータを受信側のRLCレイヤに伝送する。UE100のRLCレイヤとeNB200のRLCレイヤとの間では、論理チャネルを介してデータが伝送される。
PDCPレイヤは、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
RRCレイヤは、制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRCレイヤとeNB200のRRCレイヤとの間では、各種設定のための制御信号(RRCメッセージ)が伝送される。RRCレイヤは、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間にRRC接続がある場合、UE100は接続状態であり、そうでない場合、UE100はアイドル状態である。
RRCレイヤの上位に位置するNAS(Non−Access Stratum)レイヤは、セッション管理及びモビリティ管理などを行う。
図5は、LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。LTEシステムは、下りリンクにはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)、上りリンクにはSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)がそれぞれ使用される。
図5に示すように、無線フレームは、時間方向に並ぶ10個のサブフレームで構成され、各サブフレームは、時間方向に並ぶ2個のスロットで構成される。各サブフレームの長さは1msであり、各スロットの長さは0.5msである。各サブフレームは、周波数方向に複数個のリソースブロック(RB)を含み、時間方向に複数個のシンボルを含む。各シンボルの先頭には、サイクリックプレフィックス(CP)と呼ばれるガード区間が設けられる。リソースブロックは、周波数方向に複数個のサブキャリアを含む。1つのサブキャリア及び1つのシンボルにより構成される無線リソース単位はリソースエレメント(RE)と称される。
UE100に割り当てられる無線リソースのうち、周波数リソースはリソースブロックにより特定でき、時間リソースはサブフレーム(又はスロット)により特定できる。
下りリンクにおいて、各サブフレームの先頭数シンボルの区間は、主に物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)として使用される制御領域である。また、各サブフレームの残りの区間は、主に物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)として使用できる領域である。さらに、各サブフレームには、セル固有参照信号(CRS)が分散して配置される。
上りリンクにおいて、各サブフレームにおける周波数方向の両端部は、主に物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)として使用される制御領域である。また、各サブフレームにおける周波数方向の中央部は、主に物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)として使用できる領域である。さらに、各サブフレームには、復調参照信号(DMRS)及びサウンディング参照信号(SRS)が配置される。具体的には、DMRSは、ノーマルCPの場合は各スロットの4シンボル目に配置され、拡張CPの場合は各スロットの3シンボル目に配置される。SRSは、サブフレームの最終シンボルに配置される。
(D2D通信)
次に、LTEシステムの通常の通信(セルラ通信)とD2D通信とを比較して説明する。
図6は、セルラ通信におけるデータパスを示す。ここでは、eNB200−1との接続を確立したUE100−1と、eNB200−2との接続を確立したUE100−2と、の間でセルラ通信を行う場合を例示している。なお、データパスとは、ユーザデータ(ユーザプレーン)の転送経路を意味する。
図6に示すように、セルラ通信のデータパスはネットワークを経由する。詳細には、eNB200−1、S−GW300、及びeNB200−2を経由するデータパスが設定される。
図7は、D2D通信におけるデータパスを示す。ここでは、eNB200−1との接続を確立したUE100−1と、eNB200−2との接続を確立したUE100−2と、の間でD2D通信を行う場合を例示している。この場合、UE100−1及びUE100−2は、D2Dグループを構成する。
例えば、UE100−1及びUE100−2のうち一方のUE100が、近傍に存在する他方のUE100を発見することで、D2D通信が開始される。なお、D2D通信を開始するために、UE100は、自身の近傍に存在する他のUE100を発見する(Discover)機能を有する。また、UE100は、他のUE100から発見される(Discoverable)機能を有する。
図7に示すように、D2D通信のデータパスはネットワークを経由しない。すなわち、UE間で直接的な無線通信を行う。このように、UE100−1の近傍にUE100−2が存在するのであれば、UE100−1とUE100−2との間でD2D通信を行うことによって、ネットワークのトラフィック負荷及びUE100のバッテリ消費量を削減するなどの効果が得られる。なお、Locally Routedという特殊なモードでは、データパスがS−GW300を経由せずにeNB200を経由する。
ただし、D2D通信はLTEシステムの周波数帯域で行われることが想定されており、例えばセルラ通信への干渉を回避するために、ネットワーク(eNB200)の管理下でD2D通信が行われる。D2D通信のための無線リソース割り当ての方式としては、主に以下の2つがある。
第1の割り当て方式は、D2D通信に使用する無線リソースをUE100が選択できる方式である。具体的には、ネットワーク(eNB200)は、D2D通信に使用可能な無線リソースである割り当て候補無線リソースを示す情報をUE100に送信する。UE100は、当該割り当て候補無線リソースの中から、D2D通信に使用する無線リソースを自律的に選択する。
第2の割り当て方式は、D2D通信に使用する無線リソースをネットワーク(eNB200)が決定する方式である。すなわち、UE100は、D2D通信に使用する無線リソースの選択権を持たない。具体的には、eNB200は、D2D通信のために動的又は準静的に割り当てた無線リソースを示す情報をUE100に送信する。UE100は、当該割り当てられた無線リソースを用いてD2D通信を行う。
(第1実施形態に係る発見処理)
UE100は、D2D通信の開始前において、自身の近傍に存在する他のUE100を発見するための発見処理を行う。
図8は、本実施形態に係る発見処理を説明するための図である。
図8に示すように、第1に、UE100−2を探索するUE100−1は、Discover信号を定期的に送信する。UE100−2は、Discover信号の受信を定期的に試みる。UE100−2は、UE100−1からのDiscover信号を受信すると、UE100−1を発見し、Discover信号に対する応答信号(Response)をUE100−1に送信する。ただし、応答信号の送信は必須ではなく、省略してもよい。UE100−1は、UE100−2からの応答信号を受信すると、UE100−2を発見する。
第2に、UE100−1及びUE100−2は、D2D通信を開始するためのD2D接続要求メッセージをeNB200経由でMME/S−GW300に送信する。D2D接続要求メッセージは、D2D通信を開始するためのメッセージに相当する。D2D接続要求メッセージは、例えば、当該メッセージの送信元識別子と、D2D通信の通信相手UEの識別子と、D2D通信で使用するアプリケーションの識別子と、を含む。
第3に、MME/S−GW300は、UE100−1及びUE100−2からeNB200を通じてD2D接続要求メッセージを受信すると、当該受信したD2D接続要求メッセージに基づいて、UE100−1及びUE100−2によるD2D通信を許可するか否かを判定する。本実施形態においてMME/S−GW300は、通信制御装置に相当する。ただし、当該判定は、MME/S−GW300が行う場合に限らず、eNB200が行ってもよく、OAM400が行ってもよい。
また、UE100−1は、UE100−2が発見された状態が維持される場合には、D2D接続要求メッセージを繰り返し送信する。MME/S−GW300は、最初にD2D接続要求メッセージを受信してから、予め定められた保留時間(所定時間)が経過した後に、新たにD2D接続要求メッセージを受信した場合には、UE100−1及びUE100−2によるD2D通信を許可する。そして、MME/S−GW300は、D2D通信を許可する旨のD2D接続許可メッセージをeNB200経由でUE100−1及びUE100−2に送信する。
これに対し、MME/S−GW300は、最初にD2D接続要求メッセージを受信してから保留時間が経過する前に、新たにD2D接続要求メッセージを受信した場合には、UE100−1及びUE100−2によるD2D通信の開始を保留する旨を、UE100−1及びUE100−2に通知する。
第4に、UE100−1及びUE100−2は、D2D通信を許可する旨のD2D接続許可メッセージをeNB200から受信した後、eNB200の管理下でD2D通信を行う。
(第1実施形態に係る動作シーケンス)
図9は、本実施形態に係る動作シーケンス図である。
図9に示すように、ステップS101において、UE100−1は、Discover信号を送信する。
ステップS102において、UE100−2は、UE100−1からのDiscover信号を受信すると、Discover信号に対する応答信号(Response)をUE100−1に送信する。
ステップS103において、UE100−1は、D2D接続要求メッセージをeNB200に送信する。ステップS104において、eNB200は、UE100−1から受信したD2D接続要求メッセージをMME/S−GW300に転送する。
ステップS105において、UE100−2は、D2D接続要求メッセージをeNB200に送信する。ステップS106において、eNB200は、UE100−2から受信したD2D接続要求メッセージをMME/S−GW300に転送する。
ステップS107において、MME/S−GW300は、UE100−1及びUE100−2からのD2D接続要求メッセージを受信すると、当該受信したD2D接続要求メッセージに基づいて、UE100−1及びUE100−2によるD2D通信を許可するか否かを判定する。ここでは、D2D接続要求メッセージの最初の受信であるので、MME/S−GW300は、D2D接続要求メッセージを許可しないと判定し、保留時間を計時するためのタイマを起動する。
ステップS108において、MME/S−GW300は、D2D通信の開始を保留する旨のD2D接続保留メッセージをeNB200に送信する。D2D接続保留メッセージは、保留時間を示す情報を含んでもよい。ステップS109において、eNB200は、MME/S−GW300から受信したD2D接続保留メッセージをUE100−1に転送する。
ステップS110において、MME/S−GW300は、D2D通信の開始を保留する旨のD2D接続保留メッセージをeNB200に送信する。ステップS111において、eNB200は、MME/S−GW300から受信したD2D接続保留メッセージをUE100−2に転送する。
ステップS112において、UE100−1は、Discover信号を送信する。
ステップS113において、UE100−2は、UE100−1からのDiscover信号を受信すると、Discover信号に対する応答信号(Response)をUE100−1に送信する。
ステップS114において、UE100−1は、D2D接続要求メッセージをeNB200に送信する。ステップS115において、eNB200は、UE100−1から受信したD2D接続要求メッセージをMME/S−GW300に転送する。
ステップS116において、UE100−2は、D2D接続要求メッセージをeNB200に送信する。ステップS117において、eNB200は、UE100−2から受信したD2D接続要求メッセージをMME/S−GW300に転送する。
ステップS118において、MME/S−GW300は、UE100−1及びUE100−2からのD2D接続要求メッセージを受信すると、当該受信したD2D接続要求メッセージに基づいて、UE100−1及びUE100−2によるD2D通信を許可するか否かを判定する。ここでは、保留時間を計時するためのタイマが満了、すなわち、保留時間が経過した後にD2D接続要求メッセージを受信したと仮定して説明を進める。この場合、MME/S−GW300は、UE100−1及びUE100−2によるD2D通信を許可すると判定する。
ステップS119において、MME/S−GW300は、D2D通信の開始を許可する旨のD2D接続許可メッセージをeNB200に送信する。ステップS120において、eNB200は、MME/S−GW300から受信したD2D接続許可メッセージをUE100−1に転送する。
ステップS121において、MME/S−GW300は、D2D通信の開始を許可する旨のD2D接続許可メッセージをeNB200に送信する。ステップS122において、eNB200は、MME/S−GW300から受信したD2D接続許可メッセージをUE100−2に転送する。
(第1実施形態のまとめ)
以上説明したように、UE100は、D2D通信における通信相手とすべきUE(通信相手UE)を発見した場合に、D2D通信を開始するためのD2D接続要求メッセージをネットワークに送信する。MME/S−GW300は、UE100からのD2D接続要求メッセージに基づいて、D2D通信を許可するか否かを判定する。これにより、D2D通信の可否をネットワーク側で適切に判定できる。
UE100は、通信相手UEが発見された状態が維持される場合には、D2D接続要求メッセージをネットワークに繰り返し送信する。MME/S−GW300は、最初にD2D接続要求メッセージを受信してから保留時間が経過した後に、新たにD2D接続要求メッセージを受信した場合には、UE100及び通信相手UEによるD2D通信を許可する。これにより、D2D通信を継続的に実施できる状況(すなわち、各UEが近接する状態が維持される状況)であることを確認した上で、D2D通信を開始させることができる。
MME/S−GW300は、最初にD2D接続要求メッセージを受信してから保留時間が経過する前に、新たにD2D接続要求メッセージを受信した場合には、UE100及び通信相手UEによるD2D通信の開始を保留する旨の接続保留メッセージを、UE100及び/又は通信相手UEに送信する。これにより、UE100は、D2D通信の開始が保留されていることを把握できる。
[第2実施形態]
上述した第1実施形態では、UE100及び通信相手UEが同一のセル(同一のeNB200)に在圏するケースを想定していた。これに対し、第2実施形態は、UE100及び通信相手UEが異なるセル(異なるeNB200)に在圏するケースを想定する。
(第2実施形態に係る発見処理)
図10は、本実施形態に係る発見処理を説明するための図である。ここでは、第1実施形態との相違点を主として説明する。
図10に示すように、第1に、UE100−2を探索するUE100−1は、Discover信号を定期的に送信する。UE100−2は、Discover信号の受信を定期的に試みる。UE100−2は、UE100−1からのDiscover信号を受信すると、UE100−1を発見し、Discover信号に対する応答信号(Response)をUE100−1に送信する。ただし、応答信号の送信は必須ではなく、省略してもよい。UE100−1は、UE100−2からの応答信号を受信すると、UE100−2を発見する。
第2に、UE100−1は、D2D通信を開始するためのD2D接続要求メッセージをeNB200−1経由でMME/S−GW300に送信する。UE100−2は、D2D通信を開始するためのD2D接続要求メッセージをeNB200−2経由でMME/S−GW300に送信する。
第3に、MME/S−GW300は、UE100−1及びUE100−2からのD2D接続要求メッセージを受信すると、当該受信したD2D接続要求メッセージに基づいて、第1実施形態と同様に保留時間を用いて、UE100−1及びUE100−2によるD2D通信を許可するか否かを判定する。そして、MME/S−GW300は、D2D通信を許可する場合には、D2D通信を許可する旨のD2D接続許可メッセージを送信する。
ただし、本実施形態では、MME/S−GW300は、UE100−1及びUE100−2が異なるセル(異なるeNB200)に在圏する場合には、UE100及び通信相手UEが同一のセルに在圏する場合に比べて、保留時間を長く設定する。
また、本実施形態では、MME/S−GW300は、UE100−1及びUE100−2が異なるセル(異なるeNB200)に在圏する場合には、当該セルのそれぞれにおいてD2D通信に割り当てられた無線リソースにさらに基づいて、UE100及び通信相手UEによるD2D通信を許可するか否かを判定する。
第4に、UE100−1及びUE100−2は、D2D通信を許可する旨のD2D接続許可メッセージを受信した後、MME/S−GW300又はeNB200の管理下でD2D通信を行う。
(第2実施形態に係る動作フロー)
図11は、本実施形態に係る動作フロー図である。ここでは、図10に示す状況下での動作を説明する。
図11に示すように、ステップS1において、MME/S−GW300は、eNB200−1及びeNB200−2のそれぞれにおいて、D2D通信に割り当てられた無線リソース(以下、「D2D割り当てリソース」と称する)に一致する部分があるか否かを判定する。なお、MME/S−GW300は、eNB200−1及びeNB200−2のそれぞれのD2D割り当てリソースを予め把握していてもよく、eNB200−1及びeNB200−2に問い合わせてもよい。
ステップS1の判定結果が“NO”である場合、すなわち、D2D割り当てリソースに一致する部分がない場合には、ステップS2において、MME/S−GW300は、UE100−1及びUE100−2によるD2D通信を拒否すると判定する。
一方、ステップS1の判定結果が“YES”である場合、すなわち、D2D割り当てリソースが完全に又は部分的に一致する場合には、MME/S−GW300は、UE100−1及びUE100−2によるD2D通信を許可すると判定する。そして、ステップS3において、MME/S−GW300は、eNB200−1及びeNB200−2のそれぞれのD2D割り当てリソースが不一致であるか否かを判定する。
ステップS3の判定結果が“NO”である場合、すなわち、D2D割り当てリソースが完全に一致する場合には、ステップS4において、MME/S−GW300は、eNB200−1を通じてUE100−1にD2D通信許可を通知し、eNB200−2を通じてUE100−2にD2D通信許可を通知する。
一方、ステップS3の判定結果が“YES”である場合、すなわち、D2D割り当てリソースが部分的に一致する場合には、eNB200−1及びeNB200−2間のD2D割り当てリソースの調停が必要になる。この場合、ステップS5において、MME/S−GW300は、eNB200−1又はeNB200−2に主導権を渡すか否かを判定する。
ステップS5の判定結果が“NO”である場合、すなわち、MME/S−GW300主導でD2D割り当てリソースの調停を行う場合には、ステップS6において、MME/S−GW300は、eNB200−1及びeNB200−2のそれぞれのD2D割り当てリソースのうち一致する部分(以下、「一致D2Dリソース」と称する)においてD2D通信を行うよう制御する。具体的には、MME/S−GW300は、eNB200−1を通じてUE100−1に一致D2Dリソースを通知し、eNB200−2を通じてUE100−2に一致D2Dリソースを通知する。
一方、ステップS5の判定結果が“YES”である場合、すなわち、eNB200−1又はeNB200−2に主導権を渡すと判定した場合には、ステップS7において、MME/S−GW300は、一致D2Dリソースにおいて選択可能な無線リソース(例えば、未割り当ての無線リソース)が多い方のeNB200に主導権を設定する。ここでは、eNB200−1に主導権を設定すると仮定して説明を進める。この場合、MME/S−GW300は、eNB200−1に主導権を設定した旨をeNB200−1及びeNB200−2に通知する。
そして、ステップS8において、eNB200−2は、自身の選択可能な無線リソースをeNB200−1に通知する。ステップS9において、eNB200−1は、eNB200−2からの通知に基づいて、UE100−1及びUE100−2によるD2D通信に割り当てる無線リソースを決定し、eNB200−2に通知する。ステップS10において、ステップS9で決定した無線リソースを、eNB200−1はUE100−1に通知し、eNB200−2はUE100−2に通知する。
(第2実施形態に係る動作シーケンス)
次に、図11で示した動作フローに係る動作シーケンスを説明する。図12は、本実施形態に係る動作シーケンス図である。
図12に示すように、ステップS201において、UE100−1は、Discover信号を送信する。
ステップS202において、UE100−2は、UE100−1からのDiscover信号を受信すると、Discover信号に対する応答信号(Response)をUE100−1に送信する。
ステップS203において、UE100−1は、D2D接続要求メッセージをeNB200−1に送信する。ステップS204において、eNB200−1は、UE100−1から受信したD2D接続要求メッセージをMME/S−GW300に転送する。
ステップS205において、UE100−2は、D2D接続要求メッセージをeNB200−2に送信する。ステップS206において、eNB200−2は、UE100−2から受信したD2D接続要求メッセージをMME/S−GW300に転送する。
ステップS207において、MME/S−GW300は、UE100−1及びUE100−2からのD2D接続要求メッセージを受信すると、当該受信したD2D接続要求メッセージに基づいて、UE100−1及びUE100−2によるD2D通信を許可するか否かを判定する。ここでは、D2D接続要求メッセージの最初の受信であるので、MME/S−GW300は、D2D接続要求メッセージを許可しないと判定し、保留時間を計時するためのタイマを起動する。
ステップS208において、MME/S−GW300は、D2D通信の開始を保留する旨のD2D接続保留メッセージをeNB200−1に送信する。ステップS209において、eNB200−1は、MME/S−GW300から受信したD2D接続保留メッセージをUE100−1に転送する。
ステップS210において、MME/S−GW300は、D2D通信の開始を保留する旨のD2D接続保留メッセージをeNB200−2に送信する。ステップS211において、eNB200−2は、MME/S−GW300から受信したD2D接続保留メッセージをUE100−2に転送する。
ステップS212において、UE100−1は、Discover信号を送信する。
ステップS213において、UE100−2は、UE100−1からのDiscover信号を受信すると、Discover信号に対する応答信号(Response)をUE100−1に送信する。
ステップS214において、UE100−1は、D2D接続要求メッセージをeNB200−1に送信する。ステップS215において、eNB200−1は、UE100−1から受信したD2D接続要求メッセージをMME/S−GW300に転送する。
ステップS216において、UE100−2は、D2D接続要求メッセージをeNB200−2に送信する。ステップS217において、eNB200−2は、UE100−2から受信したD2D接続要求メッセージをMME/S−GW300に転送する。
ステップS218において、MME/S−GW300は、UE100−1及びUE100−2からのD2D接続要求メッセージを受信すると、当該受信したD2D接続要求メッセージに基づいて、UE100−1及びUE100−2によるD2D通信を許可するか否かを判定する。ここでは、保留時間を計時するためのタイマが満了、すなわち、保留時間が経過した後にD2D接続要求メッセージを受信したと仮定して説明を進める。
この場合、MME/S−GW300は、UE100−1及びUE100−2によるD2D通信を許可すると判定する。また、MME/S−GW300は、eNB200−1及びeNB200−2のそれぞれのD2D割り当てリソースに一致する部分があるか否かを判定する。以降の動作パターンは、上述したように、eNB200−1及びeNB200−2のそれぞれのD2D割り当てリソースの設定状態に応じて異なる。以下、動作パターン毎に説明する。
パターン1:eNB200−1及びeNB200−2のそれぞれのD2D割り当てリソースが部分的に一致する場合で、且つ、MME/S−GW300主導でリソース判定を行う場合には、MME/S−GW300は、eNB200−1を通じてUE100−1にD2D通信許可及びD2Dリソースを通知(ステップS219、S220)し、eNB200−2を通じてUE100−2にD2D通信許可及びD2Dリソースを通知(ステップS221、S222)する。
パターン2:eNB200−1及びeNB200−2のそれぞれのD2D割り当てリソースが部分的に一致する場合で、且つ、eNB200−1主導でリソース判定を行う場合には、MME/S−GW300は、eNB200−1に主導権を設定した旨をeNB200−1及びeNB200−2に通知(ステップS223、S224)する。そして、ステップS225において、eNB200−2は、自身の選択可能な無線リソースをeNB200−1に通知する。ステップS226において、eNB200−1は、eNB200−2からの通知に基づいて、UE100−1及びUE100−2によるD2D通信に割り当てる無線リソースを判定する。
パターン2−1:ステップS226の判定の結果、D2D通信に割り当てる無線リソースが有る場合、eNB200−1は、その旨をMME/S−GW300に通知(ステップS227)し、且つ、UE100−1及びUE100−2によるD2D通信に割り当てる無線リソースをeNB200−2及びUE100−1に通知(ステップS228、S229)する。また、eNB200−2は、UE100−1及びUE100−2によるD2D通信に割り当てる無線リソースをUE100−2に通知(ステップS230)する。さらに、MME/S−GW300は、eNB200−1を通じてUE100−1にD2D通信許可を通知(ステップS231、S232)し、eNB200−2を通じてUE100−2にD2D通信許可を通知(ステップS233、S234)する。
パターン2−2:ステップS226の判定の結果、D2D通信に割り当てる無線リソースがない場合、eNB200−1は、その旨をMME/S−GW300に通知(ステップS235)する。MME/S−GW300は、eNB200−1を通じてUE100−1にD2D通信拒否を通知(ステップS236、S237)し、eNB200−2を通じてUE100−2にD2D通信拒否を通知(ステップS238、S239)する。
パターン3:eNB200−1及びeNB200−2のそれぞれのD2D割り当てリソースが完全に一致する場合には、MME/S−GW300は、eNB200−1を通じてUE100−1にD2D通信許可を通知(ステップS240、S241)し、eNB200−2を通じてUE100−2にD2D通信許可を通知(ステップS242、S243)する。
パターン4:eNB200−1及びeNB200−2のそれぞれのD2D割り当てリソースに一致する部分がない場合には、MME/S−GW300は、eNB200−1を通じてUE100−1にD2D割当拒否を通知(ステップS244、S245)し、eNB200−2を通じてUE100−2にD2D割当拒否を通知(ステップS246、S247)する。
(第2実施形態のまとめ)
以上説明したように、MME/S−GW300は、UE100及び通信相手UEが異なるセルに在圏する場合には、UE100及び通信相手UEが同一のセルに在圏する場合に比べて、保留時間を長く設定する。これにより、各UE100が異なるセルに在圏する場合(すなわち、D2D通信に相応しくない通信環境である場合)には、D2D通信を開始する条件を厳しくすることができる。
MME/S−GW300は、UE100及び通信相手UEが異なるセルに在圏する場合には、当該セルのそれぞれのD2D割当リソースにさらに基づいて、UE100及び通信相手UEによるD2D通信を許可するか否かを判定する。これにより、各UE100が異なるセルに在圏する場合であっても、各セルの無線リソースの設定状況を考慮して、D2D通信の可否を適切に判定できる。
MME/S−GW300は、UE100及び通信相手UEが異なるセルに在圏する場合で、且つ、当該セルのそれぞれのD2D割当リソースに一致する部分がない場合には、UE100及び通信相手UEによるD2D通信を拒否する。これにより、各セルの無線リソースの設定状況を考慮して、D2D通信が不能である場合には、D2D通信を開始させないようにすることができる。
MME/S−GW300は、UE100及び通信相手UEが異なるセルに在圏する場合で、且つ、当該セルのそれぞれのD2D割当リソースが部分的に一致する場合には、当該一致する部分においてD2D通信を行うよう制御する。これにより、MME/S−GW300がD2D通信における無線リソース割り当てを制御できる。
或いは、MME/S−GW300は、UE100及び通信相手UEが異なるセルに在圏する場合で、且つ、当該セルのそれぞれのD2D割当リソースが部分的に一致する場合には、UE100及び通信相手UEによるD2D通信に割り当てる無線リソースを、当該一致する部分において利用可能な無線リソースが多い方のセルで決定するよう当該セルに通知する。これにより、適切なセルがD2D通信における無線リソース割り当てを制御できる。
[その他の実施形態]
この開示の一部をなす記述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
例えば、D2D通信の可否を判定する主体は、MME/S−GW300に限らず、OAM400であってもよく、eNB200であってもよい。
上述した実施形態では、本発明をLTEシステムに適用する一例を説明したが、LTEシステムに限定されるものではなく、LTEシステム以外のシステムに本発明を適用してもよい。
なお、米国仮出願第61/694578号(2012年8月29日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
以上のように、本発明は、D2D通信を適切に制御できるので、移動通信などの無線通信分野において有用である。
一実施形態によれば、ネットワークから割り当てられる無線リソースを用いて行われる直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートする移動通信システムは、前記D2D通信における通信相手とすべき他のユーザ端末を発見した場合に、前記D2D通信を開始するためのメッセージを前記ネットワークに送信するユーザ端末を有する。前記ネットワークは、前記ユーザ端末から受信した前記メッセージに基づいて、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末による前記D2D通信を許可するか否かを判定する通信制御装置を有する。前記ユーザ端末は、前記他のユーザ端末が発見された状態が維持される場合には、前記メッセージを前記ネットワークに繰り返し送信する。前記通信制御装置は、最初に前記メッセージを受信してから所定時間が経過した後に、新たに前記メッセージを受信した場合には、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末による前記D2D通信を許可する。
一実施形態によれば、ネットワークから割り当てられる無線リソースを用いて行われる直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートする移動通信システムは、前記D2D通信における通信相手とすべき他のユーザ端末を発見した場合に、前記D2D通信を開始するためのメッセージを前記ネットワークに送信するユーザ端末を有する。前記ネットワークは、前記ユーザ端末から受信した前記メッセージに基づいて、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末による前記D2D通信を許可するか否かを判定する通信制御装置を有する。前記通信制御装置は、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末が異なるセルに在圏する場合には、当該セルのそれぞれにおいて前記D2D通信に割り当てられた無線リソースにさらに基づいて、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末による前記D2D通信を許可するか否かを判定する。
一実施形態によれば、ネットワークから割り当てられる無線リソースを用いて行われる直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートするユーザ端末は、前記D2D通信における通信相手とすべき他のユーザ端末を発見した場合に、前記D2D通信を開始するためのメッセージを前記ネットワークに送信するよう制御する制御部を有する。前記制御部は、前記他のユーザ端末が発見された状態が維持される場合には、前記メッセージを前記ネットワークに繰り返し送信するよう制御する。
一実施形態によれば、ネットワークから割り当てられる無線リソースを用いて行われる直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートする移動通信システムにおいて、前記ネットワークに設けられる通信制御装置は、ユーザ端末から受信したメッセージに基づいて、前記ユーザ端末及び他のユーザ端末による前記D2D通信を許可するか否かを判定する制御部を有する。前記メッセージは、前記ユーザ端末が前記他のユーザ端末を発見した場合に、前記ユーザ端末から送信される。前記制御部は、最初に前記メッセージを受信してから所定時間が経過した後に、新たに前記メッセージを受信した場合には、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末による前記D2D通信を許可する。
一実施形態によれば、ネットワークから割り当てられる無線リソースを用いて行われる直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートする移動通信システムにおける通信制御方法は、ユーザ端末が、前記D2D通信における通信相手とすべき他のユーザ端末を発見した場合に、前記D2D通信を開始するためのメッセージを前記ネットワークに送信するステップと、前記ネットワークが、前記ユーザ端末から受信した前記メッセージに基づいて、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末による前記D2D通信を許可するか否かを判定するステップと、前記ユーザ端末が、前記他のユーザ端末が発見された状態が維持される場合には、前記メッセージを前記ネットワークに繰り返し送信するステップと、
前記ネットワークが、最初に前記メッセージを受信してから所定時間が経過した後に、新たに前記メッセージを受信した場合には、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末による前記D2D通信を許可するステップとを有する。
一実施形態によれば、ネットワークから割り当てられる無線リソースを用いて行われる直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートする移動通信システムにおいて、前記ネットワークに設けられる通信制御装置は、ユーザ端末から受信したメッセージに基づいて、前記ユーザ端末及び他のユーザ端末による前記D2D通信を許可するか否かを判定する制御部を有する。前記メッセージは、前記ユーザ端末が前記他のユーザ端末を発見した場合に、前記ユーザ端末から送信される。前記制御部は、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末が異なるセルに在圏する場合には、当該セルのそれぞれにおいて前記D2D通信に割り当てられた無線リソースにさらに基づいて、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末による前記D2D通信を許可するか否かを判定する。
一実施形態によれば、ネットワークから割り当てられる無線リソースを用いて行われる直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートする移動通信システムにおける通信制御方法は、ユーザ端末が、前記D2D通信における通信相手とすべき他のユーザ端末を発見した場合に、前記D2D通信を開始するためのメッセージを前記ネットワークに送信するステップと、前記ネットワークが、前記ユーザ端末から受信した前記メッセージに基づいて、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末による前記D2D通信を許可するか否かを判定するステップと、を有する。前記判定するステップにおいて、前記ネットワークが、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末が異なるセルに在圏する場合には、当該セルのそれぞれにおいて前記D2D通信に割り当てられた無線リソースにさらに基づいて、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末による前記D2D通信を許可するか否かを判定する。

Claims (11)

  1. ネットワークから割り当てられる無線リソースを用いて行われる直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートする移動通信システムであって、
    前記D2D通信における通信相手とすべき他のユーザ端末を発見した場合に、前記D2D通信を開始するためのメッセージを前記ネットワークに送信するユーザ端末を有し、
    前記ネットワークは、前記ユーザ端末から受信した前記メッセージに基づいて、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末による前記D2D通信を許可するか否かを判定する通信制御装置を有することを特徴とする移動通信システム。
  2. 前記ユーザ端末は、前記他のユーザ端末が発見された状態が維持される場合には、前記メッセージを前記ネットワークに繰り返し送信し、
    前記通信制御装置は、最初に前記メッセージを受信してから所定時間が経過した後に、新たに前記メッセージを受信した場合には、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末による前記D2D通信を許可することを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  3. 前記通信制御装置は、最初に前記メッセージを受信してから前記所定時間が経過する前に、新たに前記メッセージを受信した場合には、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末による前記D2D通信の開始を保留する旨を、前記ユーザ端末及び/又は前記他のユーザ端末に通知することを特徴とする請求項2に記載の移動通信システム。
  4. 前記通信制御装置は、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末が異なるセルに在圏する場合には、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末が同一のセルに在圏する場合に比べて、前記所定時間を長く設定することを特徴とする請求項2に記載の移動通信システム。
  5. 前記通信制御装置は、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末が異なるセルに在圏する場合には、当該セルのそれぞれにおいて前記D2D通信に割り当てられた無線リソースにさらに基づいて、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末による前記D2D通信を許可するか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  6. 前記通信制御装置は、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末が異なるセルに在圏する場合で、且つ、当該セルのそれぞれにおいて前記D2D通信に割り当てられた無線リソースに一致する部分がない場合には、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末による前記D2D通信を拒否することを特徴とする請求項5に記載の移動通信システム。
  7. 前記通信制御装置は、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末が異なるセルに在圏する場合で、且つ、当該セルのそれぞれにおいて前記D2D通信に割り当てられた無線リソースが部分的に一致する場合には、当該一致する部分において前記D2D通信を行うよう制御することを特徴とする請求項5に記載の移動通信システム。
  8. 前記通信制御装置は、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末が異なるセルに在圏する場合で、且つ、当該セルのそれぞれにおいて前記D2D通信に割り当てられた無線リソースが部分的に一致する場合には、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末による前記D2D通信に割り当てる無線リソースを、当該一致する部分において利用可能な無線リソースが多い方のセルで決定するよう当該セルに通知することを特徴とする請求項5に記載の移動通信システム。
  9. ネットワークから割り当てられる無線リソースを用いて行われる直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートするユーザ端末であって、
    前記D2D通信における通信相手とすべき他のユーザ端末を発見した場合に、前記D2D通信を開始するためのメッセージを前記ネットワークに送信するよう制御する制御部を有することを特徴とするユーザ端末。
  10. ネットワークから割り当てられる無線リソースを用いて行われる直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートする移動通信システムにおいて、前記ネットワークに設けられる通信制御装置であって、
    ユーザ端末から受信したメッセージに基づいて、前記ユーザ端末及び他のユーザ端末による前記D2D通信を許可するか否かを判定する制御部を有し、
    前記メッセージは、前記ユーザ端末が前記他のユーザ端末を発見した場合に、前記ユーザ端末から送信されることを特徴とする通信制御装置。
  11. ネットワークから割り当てられる無線リソースを用いて行われる直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートする移動通信システムにおける通信制御方法であって、
    ユーザ端末が、前記D2D通信における通信相手とすべき他のユーザ端末を発見した場合に、前記D2D通信を開始するためのメッセージを前記ネットワークに送信するステップと、
    前記ネットワークが、前記ユーザ端末から受信した前記メッセージに基づいて、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末による前記D2D通信を許可するか否かを判定するステップと、
    を有することを特徴とする通信制御方法。
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