JPWO2013175851A1 - 情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

効率的なメモリカードのリボケーションリストの更新処理を可能とした構成を実現する。データ記憶部に格納するリボケーションリストの更新制御を行うデータ処理部を有し、データ処理部はデータ記憶部にデータ記録を実行するサーバからリボケーションリストURLを取得し、取得したリボケーションリストURLを適用してリボケーションリスト提供サーバからリボケーションリストを取得する。さらに、取得したリボケーションリストをデータ記憶部に記録する。記録処理に際しては、サーバからリボケーションリストを含まないデータ書き込み処理コマンドを入力し、該コマンドに取得したリボケーションリストを挿入してコマンドに基づく処理を実行してリボケーションリストの記録を実行する。

Description

本開示は、情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法、並びにプログラムに関する。特に、サーバや記録再生装置等の無効化情報を記録したリボケーションリストの効率的な取得処理を実現する情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法、並びにプログラムに関する。
例えば映画や音楽などのコンテンツは、DVD(Digital Versatile Disc)や、Blu−ray Disc(登録商標)、あるいはフラッシュメモリなど、様々なメディア、あるいはインターネット等のネットワーク、あるいは放送波などを介してユーザに提供される。ユーザは、例えばPC、携帯端末、BDプレーヤ等の記録再生装置、テレビなど様々な情報処理装置を利用して、コンテンツの再生を行うことができる。
しかし、これらユーザに提供される音楽データ、画像データ等の多くのコンテンツは、その作成者あるいは販売者に著作権、頒布権等が保有されている。従って、コンテンツ提供者は、ユーザにコンテンツを提供する場合、所定の利用制限を施して提供する場合が多い。
デジタル記録装置および記録媒体によれば、例えば画像や音声を劣化させることなく記録、再生を繰り返すことが可能であり、不正コピーコンテンツのインターネットを介した配信や、いわゆる海賊版ディスクの流通など不正コピーコンテンツの利用が蔓延しているといった問題が発生している。
このようなコンテンツの不正利用を防止するための具体的な構成として、コンテンツの暗号化処理がある。ユーザに提供するコンテンツを暗号化して、その暗号鍵を正規ユーザのみに取得可能な設定とした構成である。これらの処理については、例えば特許文献1(特開2008−98765号公報)等に記載がある。
暗号化データを復号するために用いる鍵がコンテンツ利用権であるライセンスを受けた再生装置のみに与えられる。ライセンスは、例えば不正コピーを行わない等の所定の動作規定に従うように設計された再生装置に対して与えられる。一方、ライセンスを受けていない再生装置は、暗号化されたデータを復号するための鍵を有していないため、暗号化データの復号を行うことができない。
しかし、上述の処理を行っても、例えば鍵の公開を行ってしまう不正な再生装置や、コピーコンテンツを提供する不正サーバの存在を完全に抑えることは困難である。
このような不正機器による不正処理を防止するため、不正機器の識別子(ID)のリストであるリボケーションリスト(Revocation List)が利用される。
リボケーションリストは、例えば2つの機器間でコンテンツや鍵情報の送受信などを行う場合、通信相手の正当性を確認するための認証処理において、相手機器が不正機器であるか否かを確認するためのリストとして利用される。
例えば、メモリカード等の情報記憶装置にサーバから新たなコンテンツをダウンロード記録する場合には、サーバと情報記憶装置間で相互認証処理を実行する。
また、情報記憶装置に格納されたコンテンツを再生装置(ホスト)が読み出して再生する場合には、再生装置(ホスト)と情報記憶装置間で相互認証処理を実行する。
この認証処理において、各機器は相互に相手機器の識別子(ID)がリボケーションリストに登録された不正機器でないことを確認する。通信相手がリボケーションリストに登録された不正機器でないことの確認などを含む認証処理の成立を条件として、コンテンツや鍵情報の送受信が許容される。
このように、認証処理においてリボケーションリストを参照して認証相手機器のIDがリボケーションリストに登録されているか否かの確認を実行する。
リボケーションリストに認証相手のIDが記録されている場合、認証相手は不正であると確認され、認証が不成立となり、その後の処理、例えばコンテンツの記録や再生、あるいは鍵情報の提供処理などの様々な処理が禁止される。
リボケーションリストは、ライセンス管理装置(LA)によって発行され、逐次更新される。また、発行体であるライセンス管理装置(LA)の電子署名が付与されており、改ざんを防止した構成となっている。
例えばコンテンツ再生等を行うユーザ装置は、このリボケーションリストの署名検証により、リボケーションリストの正当性を確認して、その後、リボケーションリストの登録IDを確認する。すなわち、再生装置や記憶装置、サーバ等のIDが登録されているか否かを確認して、登録されていないことが確認された場合にのみ、その後の処理、すなわちコンテンツや鍵情報等の秘密情報の転送、あるいはコンテンツ記録再生等の処理を行う。
ライセンス管理装置(LA)は、新たな不正機器が発覚した場合、その新たな不正機器のIDをリボケーションリストに追加登録する。すなわちリボケーションリストの更新処理を実行する。このように、リボケーションリストは、逐次バージョンアップ(更新)されて配布される。
更新されたリボケーションリストは、ネットワークを介してユーザ装置に提供される。あるいは、コンテンツを記録したメディアに記録されてユーザ装置に提供される。
例えば、メモリカード等の情報記憶装置が、情報記憶装置に格納した暗号化コンテンツの復号に適用する暗号鍵を鍵提供サーバから取得する場合にも、メモリカード等の情報記憶装置と鍵提供サーバ間で相互認証処理を実行し、この認証処理においてリボケーションリストの参照による相手機器の正当性確認が行われる。
このような機器間での認証処理に際して、各機器の保持するリボケーションリストのバージョン比較が実行される。いずれか一方の機器が新しいバージョンのリボケーションリストを保持し、他方の機器が古いバージョンのリボケーションリストを保持している場合、古いバージョンのリボケーションリストを新しいバージョンのリボケーションリストに置き換える処理が実行される。
例えばこのような処理によって、各機器の保持するリボケーションリストは逐次、更新される。
しかし、例えば暗号鍵を提供する鍵提供サーバなどにおいては、定期的なリボケーションリストの更新が実行されるが、ユーザ側の再生装置やメモリカード等の情報記憶装置に格納されたリボケーションリストは、コンテンツダウンロード等の処理を実行しない限り、古いままのリボケーションリストが格納されたままになっていることが多い。
従って、ユーザ装置であるメモリカード等の情報記憶装置が新たな暗号化コンテンツをダウンロードして、鍵提供サーバから暗号鍵を取得しようとする場合、メモリカード側のリボケーションリストの更新処理が必要となる場合が多く発生する。
このような場合、メモリカードは、新しいリボケーションリストを取得することが必要となる。しかし、リボケーションリストは、比較的データ量が大きく、リボケーションリストのダウンロードに時間を要してしまうという問題がある。
例えば1つのサーバから新しいバージョンのリボケーションリストを取得する設定とすると、多くのユーザ装置によるリボケーションリスト取得要求が1つのサーバに集中してしまう。この結果、サーバの負荷が増大し、処理が遅延する可能性が高くなる。
特開2008−98765号公報
本開示は、例えば上記問題点に鑑みてなされたものであり、サーバや記録再生装置等の無効化情報を記録したリボケーションリストの効率的な取得処理を実現する情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法、並びにプログラムを提供することを目的とする。
本開示の第1の側面は、
情報処理装置に装着されたデータ記憶部に格納するリボケーションリストの更新制御を行うデータ処理部を有し、
前記データ処理部は、
前記データ記憶部に対するデータ記録を実行するデータ記録サーバから前記リボケーションリストのアクセス情報を取得し、
取得したアクセス情報を適用してリボケーションリスト提供サーバからリボケーションリストを取得し、
取得したリボケーションリストを前記データ記憶部に記録する処理を実行する情報処理装置にある。
さらに、本開示の情報処理装置の一実施態様において、前記データ処理部は、前記データ記録サーバから、リボケーションリストを含まない前記データ記憶部に対するデータ書き込み処理コマンドを入力し、該コマンドに前記取得したリボケーションリストを挿入してコマンドに基づく処理を実行して、リボケーションリストを前記データ記憶部に記録する処理を実行する。
さらに、本開示の情報処理装置の一実施態様において、前記データ記録サーバは、前記データ記憶部に記録された暗号化コンテンツの復号に適用する暗号鍵を前記データ記憶部に記録するコンテンツ対応情報提供サーバであり、前記データ記憶部と、前記コンテンツ対応情報提供サーバ間の認証の成立を条件として、前記暗号鍵を前記データ記憶部に記録するサーバである。
さらに、本開示の情報処理装置の一実施態様において、前記データ処理部は、前記データ記録サーバから前記リボケーションリストのアクセス情報としてリボケーションリストURLを取得し、取得したリボケーションリストURLを適用してリボケーションリスト提供サーバからリボケーションリストを取得する。
さらに、本開示の情報処理装置の一実施態様において、前記データ処理部は、前記データ記憶部に格納されたリボケーションリストが、前記データ記録サーバの保持するリボケーションリストより古いバージョンのリストであることが確認された場合に前記リボケーションリスト提供サーバからリボケーションリストを取得する。
さらに、本開示の情報処理装置の一実施態様において、前記データ処理部は、前記データ記憶部と、前記データ記録サーバ間の認証処理に並行して、前記リボケーションリスト提供サーバからリボケーションリストを取得する処理を実行する。
さらに、本開示の第2の側面は、
情報処理装置に装着した情報記憶装置に記録される暗号化コンテンツの復号処理に適用する暗号鍵を前記情報記憶装置に記録するコンテンツ対応情報提供サーバであり、
前記コンテンツ対応情報提供サーバは、
前記情報処理装置に対して、前記データ記憶部に記録するリボケーションリストのアクセス情報を送信し、
前記情報記憶装置に対して、リボケーションリストの実体データを含まないリボケーションリスト書き込み処理コマンドを出力するコンテンツ対応情報提供サーバにある。
さらに、本開示のコンテンツ対応情報提供サーバの一実施態様において、前記コンテンツ対応情報提供サーバは、前記情報記憶装置との認証処理を実行し、認証成立を条件として前記暗号鍵の書き込み処理を実行する。
さらに、本開示のコンテンツ対応情報提供サーバの一実施態様において、前記コンテンツ対応情報提供サーバは、前記リボケーションリストのアクセス情報としてリボケーションリストURLを前記情報処理装置に送信する。
さらに、本開示のコンテンツ対応情報提供サーバの一実施態様において、前記コンテンツ対応情報提供サーバは、各情報処理装置に対して、異なるリボケーションリストURLを送信する。
さらに、本開示のコンテンツ対応情報提供サーバの一実施態様において、前記リボケーションリストURLは、CDN(Contents Delivery Network)を構成するリボケーションリスト提供サーバの格納データに対応するURLである。
さらに、本開示の第3の側面は、
情報記憶装置に格納したコンテンツを利用する情報処理装置と、
前記情報処理装置にコンテンツ利用許可情報を提供するコンテンツ利用管理サーバと、
前記情報記憶装置に格納した暗号化コンテンツの復号に適用する暗号鍵を提供するコンテンツ対応情報提供サーバと、
前記情報記憶装置に格納するリボケーションリストを保持したリボケーションリスト提供サーバを有する情報処理システムであり、
前記情報処理装置は、
前記コンテンツ利用管理サーバからコンテンツ利用許可情報を取得し、
前記コンテンツ対応情報提供サーバからリボケーションリストのアクセス情報を取得し、
取得したアクセス情報を適用して前記リボケーションリスト提供サーバからリボケーションリストを取得し、
取得したリボケーションリストを、前記コンテンツ対応情報提供サーバから出力されるリボケーションリスト書き込みコマンドを適用して前記情報記憶装置に記録する処理を実行する情報処理システムにある。
さらに、本開示の情報処理システムの一実施態様において、前記情報処理装置は、前記コンテンツ対応情報提供サーバから、リボケーションリストを含まないデータ書き込み処理コマンドを入力し、該コマンドに前記取得したリボケーションリストを挿入してコマンドに基づく処理を実行して、リボケーションリストを前記情報記憶装置に記録する処理を実行する。
さらに、本開示の情報処理システムの一実施態様において、前記情報処理装置は、前記コンテンツ対応情報提供サーバから前記リボケーションリストのアクセス情報としてリボケーションリストURLを取得し、取得したリボケーションリストURLを適用してリボケーションリスト提供サーバからリボケーションリストを取得する。
さらに、本開示の第4の側面は、
情報処理装置において実行する情報処理方法であり、
前記情報処理装置は、情報処理装置に装着されたデータ記憶部に格納するリボケーションリストの更新制御を行うデータ処理部を有し、
前記データ処理部が、
前記データ記憶部に対するデータ記録を実行するデータ記録サーバから前記リボケーションリストのアクセス情報を取得する処理と、
取得したアクセス情報を適用してリボケーションリスト提供サーバからリボケーションリストを取得する処理と、
取得したリボケーションリストを前記データ記憶部に記録する処理を実行する情報処理方法にある。
さらに、本開示の第5の側面は、
情報処理装置において情報処理を実行させるプログラムであり、
前記情報処理装置は、情報処理装置に装着されたデータ記憶部に格納するリボケーションリストの更新制御を行うデータ処理部を有し、
前記プログラムは、前記データ処理部に、
前記データ記憶部に対するデータ記録を実行するデータ記録サーバから前記リボケーションリストのアクセス情報を取得する処理と、
取得したアクセス情報を適用してリボケーションリスト提供サーバからリボケーションリストを取得する処理と、
取得したリボケーションリストを前記データ記憶部に記録する処理を実行させるプログラムにある。
なお、本開示のプログラムは、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能な情報処理装置やコンピュータ・システムに対して、コンピュータ可読な形式で提供する記憶媒体、通信媒体によって提供可能なプログラムである。このようなプログラムをコンピュータ可読な形式で提供することにより、情報処理装置やコンピュータ・システム上でプログラムに応じた処理が実現される。
本開示のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本開示の実施例や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。なお、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
本開示の一実施例の構成によれば、効率的なメモリカードのリボケーションリストの更新処理を可能とした構成が実現される。
具体的には、メモリカード等のデータ記憶部に格納するリボケーションリストの更新制御を、メモリカードを装着した情報処理装置のデータ処理部が実行する。データ処理部はデータ記憶部に対して例えば暗号鍵等の記録を実行するサーバからリボケーションリストURLを取得する。さらに、取得したリボケーションリストURLを適用してリボケーションリスト提供サーバからリボケーションリストを取得する。さらに、取得したリボケーションリストをデータ記憶部に記録する。記録処理に際しては、サーバからリボケーションリストを含まないデータ書き込み処理コマンドを入力し、該コマンドに取得したリボケーションリストを挿入してコマンドに基づく処理を実行してリボケーションリストの記録を実行する。
これらの構成により、メモリカードのリボケーションリスト更新をメモリカード自身の負荷、暗号鍵等の記録を実行するサーバの負荷を大きくすることなく、またリボケーションリスト提供サーバの負荷集中も排除して処理を行なうことが可能となり、効率的なメモリカードのリボケーションリスト更新処理が実現される。
コンテンツ提供処理および記録処理の概要について説明する図である。 メモリカードの構成例について説明する図である。 サーバ証明書(Server Certificate)のデータ構成例について説明する図である。 メモリカードのアクセス処理例について説明する図である。 リボケーションリストのデータ構成例について説明する図である。 暗号化コンテンツのダウンロード記録処理例について説明する図である。 暗号化コンテンツのコピー記録処理例について説明する図である。 コンテンツダウンロードおよびコピー処理におけるリボケーションリスト更新シーケンスについて説明する図である。 コンテンツダウンロードおよびコピー処理におけるリボケーションリスト更新シーケンスについて説明する図である。 各構成部の通信処理について説明する図である。 各構成部の通信処理について説明する図である。 情報処理装置のハードウェア構成例について説明する図である。 メモリカード等の情報記憶装置のハードウェア構成例について説明する図である。
以下、図面を参照しながら本開示の情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法、並びにプログラムの詳細について説明する。なお、説明は以下の項目に従って行う。
1.コンテンツ提供処理および記録処理の概要について
2.コンテンツ記録メディアとしてのメモリカードの構成例について
3.リボケーションリストのデータ構成例について
4.メモリカードに対するコンテンツ記録処理におけるリボケーションリストの更新処理例について
4−1.コンテンツダウンロード処理におけるリボケーションリスト更新処理例について
4−2.コンテンツコピー処理におけるリボケーションリスト更新処理例について
4−3.各構成部の通信シーケンスについて
5.各装置のハードウェア構成例について
6.本開示の構成のまとめ
[1.コンテンツ提供処理および記録処理の概要について]
以下、図面を参照しながら本開示の構成について説明する。
まず、図1以下を参照して、コンテンツ提供処理および記録処理の概要について説明する。
図1には、以下の各構成を示している。
(a)情報処理装置10、
(b)コンテンツ利用管理装置31、
(c)コンテンツ提供装置32、
(d)コンテンツ対応情報提供装置33、
(e)リボケーションリスト提供装置34、
情報処理装置10は、コンテンツを利用するユーザ装置としての情報処理装置10であり、クライアント、あるいはホスト装置と呼ぶ場合もある。
情報処理装置10は、具体的には、メディアプレーヤ等の再生装置11、PC12、携帯端末13などである。
情報処理装置10は、例えばフラッシュメモリを搭載した情報記憶装置であるメモリカード20を装着し、このメモリカード20に外部から入力したコンテンツを書き込み、再生等のコンテンツ利用を行う。
ユーザ装置である情報処理装置10がコンテンツを外部からダウンロードあるいはメディアからコピーする場合、情報処理装置10は、まずコンテンツ利用管理装置31にアクセスして、コンテンツのダウンロードやコピーの許可を得ることが必要となる。コンテンツ利用管理装置31は、例えばサービスプロバイダ等の運営するコンテンツ利用管理サーバ等によって構成される。
図に示すように、コンテンツ利用管理装置31は、ユーザ装置としての情報処理装置10からの要求に応じて、例えば、ダウンロード可能なコンテンツあるいはコピー予定のコンテンツについての情報を含むコンテンツ情報(Offer)41を提供する。
コンテンツ提供装置32は、情報処理装置10に対して暗号化コンテンツ42を提供する。コンテンツ提供装置32は、具体的には例えば放送局、コンテンツサーバ、DVD、BD等のメディアなどによって構成される。
例えば、放送局や、コンテンツサーバの提供するコンテンツをユーザ装置である情報処理装置10に装着されたメモリカード20に記録する場合に、本開示の処理が適用される。
また、ユーザの所有するDVD、BD等のメディアに記録されたコンテンツをメモリカード20にコピーする場合も、本開示の処理が適用される。
なお、例えばコンテンツサーバからコンテンツを取得してメモリカード20に記録する場合、情報処理装置10は、コンテンツを取得するためのアクセス情報が必要であるが、この情報は、例えば、コンテンツ利用管理装置31の提供するコンテンツ情報(Offer)41に含まれる。あるいは、情報処理装置10に装着したDVD、BD等のメディアから取得可能な設定としてもよい。
コンテンツ対応情報提供装置33は、コンテンツ提供装置32の提供する暗号化コンテンツ42を利用するために必須となる鍵、すなわち暗号化コンテンツの復号に適用する暗号鍵43などを情報処理装置10やメモリカード20に提供する。なお、以下の実施例ではこの暗号鍵をタイトルキーと呼ぶ。タイトルキーはコンテンツのタイトル単位に設定されたコンテンツタイトルに対応した固有の鍵である。
なお、情報処理装置10は、暗号鍵(タイトルキー)43を取得するためのアクセス情報が必要であるが、この情報は、例えば、コンテンツ利用管理装置31の提供するコンテンツ情報(Offer)41に含まれる。あるいは、情報処理装置10に装着したDVD、BD等のメディアから取得可能な設定としてもよい。
なお、コンテンツ対応情報提供装置33は、暗号鍵(タイトルキー)43の他、コンテンツ提供装置32の提供する暗号化コンテンツ42の利用制御情報を記録した利用制御情報(Usage Rule File、あるいはControl File と呼ばれる)なども情報処理装置10に提供する。
利用制御情報には、コンテンツの利用許容情報、例えば、他メディアに対するコピーが許容されるか否か、あるいは利用期限などの様々な利用制御情報が記録されている。
情報処理装置10は、予め記憶部に格納したプログラムに従って、利用対象コンテンツに対応する利用制御情報と暗号鍵(タイトルキー)を読み出して、タイトルキーで暗号化コンテンツを復号し、利用制御情報に記録された許容範囲内でコンテンツを利用する。
リボケーションリスト提供装置34は、例えばリボケーションリスト提供サーバである。リボケーションリスト提供装置34は、図示しないライセンス管理装置(LA)の発行する最新バーションのリボケーションリスト44を情報処理装置10やメモリカード20に提供する。
リボケーションリストは、サーバや情報処理装置、メモリカード等の各装置の無効化情報を記録したリストである。
例えば無効化された装置の機器IDが登録されたリストである。
リボケーションリストは、各装置間の認証処理に際して参照され、認証相手が無効化されているか否かを確認するためなどに用いられる。
なお、リボケーションリスト提供装置34は、アクセス集中による処理遅延を防止するため、複数のサーバによって構成することが好ましい。
具体的には、例えば、複数のサーバによって構成されるCDN(コンテンツ配信ネットワーク:Contents Delivery Network)として構成する。
すなわち、CDN(コンテンツ配信ネットワーク:Contents Delivery Network)を構成するキャッシュサーバ(あるいはエッジサーバ)にサイシンバージョンのリボケーションリストを格納する。
ユーザ装置である情報処理装置10やメモリカード20は、CDNを構成する複数のキャッシュサーバ(あるいはエッジサーバ)から最新版のリボケーションリスト44を取得することができる。
リボケーションリスト提供サーバは、例えば各地域単位に分散して設定される。具体的には、例えば、ヨーロッバ、北米、日本、アジアなど、各ロケーションに分散して配置され、各地域のクライアントがより近い、あるいは混雑の少ないコンテンツ提供サーバからコンテンツを取得可能な構成とされる。
なお、図1には、コンテンツ利用管理装置31、コンテンツ提供装置32、コンテンツ対応情報提供装置33、リボケーションリスト提供装置34、これらを個別の装置として示しているが、これらは、個別の装置として設定してもよいし、1つの装置内に複数の装置の機能を持つ構成としてもよい。
例えば、コンテンツ利用管理装置31と、コンテンツ提供装置32を1つの同じ装置としてもよい。
あるいは、コンテンツ提供装置32と、コンテンツ対応情報提供装置33を1つの同じ装置としてもよい。
この他、コンテンツ利用管理装置31、コンテンツ提供装置32、コンテンツ対応情報提供装置33、全ての装置の持つ機能を1つの装置に構成するなど、様々な設定が可能である。
情報処理装置10は、コンテンツ提供装置32(例えば、放送局、コンテンツサーバ、あるいは情報処理装置10に装着したメディア等)から取得した暗号化コンテンツ42、コンテンツ対応情報提供装置33から受領した暗号鍵43等の各データを情報記憶装置であるメモリカード20に記録する。
[2.コンテンツ記録メディアとしてのメモリカードの構成例について]
次に、コンテンツの記録先として利用されるフラッシュメモリ等によって構成されるメモリカードの構成例について説明する。
メモリカード20の記憶領域の具体的構成例を図2に示す。
メモリカード20の記憶領域は、図2に示すように、
(a)保護領域(Protected Area)21、
(b)汎用領域(General Purpose Area)22、
これら2つの領域によって構成される。
(b)汎用領域(General Purpose Area)22はユーザの利用する記録再生装置によって自由にアクセス可能な領域であり、暗号化コンテンツや一般のコンテンツ管理データ等が記録される。ユーザによって自由にデータの書き込みや読み取りを行うことか可能な領域である。
一方、(a)保護領域(Protected Area)21は、自由なアクセスが許容されない領域である。
例えば、ユーザの利用する記録再生装置、再生装置、あるいはネットワークを介して接続されるサーバ等によってデータの書き込みあるいは読み取りを行おうとする場合、メモリカード20に予め格納されたプログラムに従って、各装置に応じて読み取り(Read)または書き込み(Write)の可否が決定される。
メモリカード20は、予め格納されたプログラムを実行するためのデータ処理部や認証処理を実行する認証処理部を備えており、メモリカード20は、まず、メモリカード20に対してデータの書き込みまたは読み取りを実行しようとする装置との認証処理を行う。
この認証処理の段階で、相手装置、すなわちアクセス要求装置から公開鍵証明書等の装置証明書(たとえばサーバ証明書(Server Cert))を受信し、その証明書に記載された情報を用いて、保護領域(Protected Area)21の各区分領域である各ブロックのアクセスが許容されるか否かを判定する。この判定処理は、図2に示す保護領域(Protected Area)21内の区分領域であるブロック(図に示す領域#0,#1,#2・・・)単位で行われ、許可されたブロックに対して許可された処理(Read,Writeのいずれかまたは双方など)のみが実行される。
メモリカードに対するデータ書き込みを実行する装置の一例であるサーバが保有するサーバ証明書のデータ構成例を図3に示す。図3は、認証局がサーバに提供するサーバ証明書(Server Certificate)のデータ構成例を示す図である。
サーバ証明書(Server Certificate)は、認証局がコンテンツ提供処理を認めたサーバに対して発行するサーバの証明書であり、サーバ公開鍵等を格納した証明書である。サーバ証明書(Server Certificate)は、認証局秘密鍵によって署名が設定され、改ざんの防止されたデータとして構成される。
サーバ証明書(Server Certificate)には、図3に示すように、以下のデータが含まれる。
(1)タイプ情報
(2)サーバID
(3)サーバ公開鍵(Server Public Key)
(4)メディア(メモリカード)の保護領域のブロック単位の読み取り/書き込み制限情報(PAD Read/PAD Write)
(5)その他の情報
(6)署名(Signaure)
以下、上記(1)〜(6)の各データについて説明する。
(1)タイプ情報
タイプ情報は、証明書のタイプやコンテンツサーバのタイプを示す情報であり、例えば本証明書がサーバ証明書であることを示すデータや、サーバの種類、例えば音楽コンテンツの提供サーバであるとか、映画コンテンツの提供サーバであるといったサーバの種類などを示す情報が記録される。
(2)サーバID
サーバIDはサーバ識別情報としてのサーバIDを記録する領域である。
(3)サーバ公開鍵(Server Public Key)
サーバ公開鍵(Server Public Key)はサーバの公開鍵である。サーバに提供されるサーバ秘密鍵とともに公開鍵暗号方式に従った鍵ペアを構成する。
(4)メディア(メモリカード)の保護領域のブロック単位の読み取り/書き込み制限情報(PAD Read/PAD Write)
メディアに対する読み取り/書き込み制限情報(PAD Read/PAD Write)は、コンテンツを記録するメディア、例えば図2に示すメモリカード20の記憶領域中に設定される保護領域(Protected Area)21内のブロックに対するアクセス可否情報が記録される。
すなわち、データ読み取り(Read)や、書き込み(Write)が許容されたブロックについての情報が記録される。なお、メモリカードの保護領域(Protected Area)21内のブロックはPADブロックとも呼ばれる。
メモリカードは、例えばサーバから認証処理の段階で受領する図3に示すサーバ証明書のこの記録フィールドを参照して、例えば、図2に示す保護領域(Protected Area)21内のブロック(図に示す領域#0,#1,#2・・・)単位で書き込み、読み取りの許可判定処理を行い、許可された区分領域で許可された処理のみの実行を許容する。
図3に示すように、サーバ証明書(Server Cert)には、上述したデータの他、[(5)その他の情報]が記録され、さらに、(1)〜(5)の各データに対して認証局の秘密鍵によって生成された(6)署名(Signature)が記録される。この署名により改ざんの防止構成が実現される。
サーバ証明書(Server Cert)を利用する場合は、署名検証を実行して、サーバ証明書(Server Cert)の正当性を確認した上で利用が行われる。なお、署名検証は、認証局の公開鍵を利用して実行される。
メモリカードの保護領域に対するアクセス要求を行うサーバ以外の装置、例えば記録装置、再生装置等もホスト公開鍵を格納し、図3(4)に示すメディアに対する読み取り/書き込み制限情報(PAD Read/PAD Write)を記録したホスト証明書を保持し、このホスト証明書をメモリカードに提示する。
メモリカードはアクセス要求を行う装置から提示された証明書の署名検証を行い、証明書の正当性を確認した上で、証明書内の読み取り/書き込み制限情報(PAD Read/PAD Write)の記録を参照して図2に示す保護領域(Protected Area)21内の区分領域であるブロック(図に示す領域#0,#1,#2・・・)単位で書き込み、読み取りの許可判定処理を行い、許可されたブロック領域で許可された処理のみの実行を許容する。
上述したように、メディアに対する読み取り/書き込み制限情報(PAD Read/PAD Write)は、例えば、アクセスしようとする装置、例えばコンテンツサーバ、あるいは記録再生装置(ホスト)単位で設定される。これらの情報は各装置対応のサーバ証明書(Server Cert)や、ホスト証明書(Host Cert)に記録される。
メモリカード20は、メモリカード20に予め格納された規定のプログラムに従って、サーバ証明書(Server Cert)や、ホスト証明書(Host Cert)の記録データを検証して、アクセス許可のなされた領域についてのみアクセスを許容する処理を行う。
図4を参照して、メモリカードに対するアクセス要求装置がサーバである場合と、記録再生装置等のホスト機器である場合のアクセス制限の設定例について説明する。
図4には、左から、メモリカードに対するアクセス要求装置であるサーバ35、クライアント(ホスト機器)15、メモリカード20を示している。
サーバ35は、例えばコンテンツの提供処理や、コンテンツ復号に適用する暗号鍵の書き込み処理を実行するサーバである。
例えば図1に示すコンテンツ提供装置32に相当するコンテンツサーバ、あるいは、コンテンツ対応情報提供装置に相当するコンテンツ対応情報提供サーバなどである。
クライアント(ホスト機器)15は、メモリカード20に格納されたコンテンツの再生処理を行う装置であり、コンテンツの復号処理のために、メモリカードに記録された暗号鍵を取得する必要がある機器である。
メモリカード20は、保護領域(Protected Area)21と、汎用領域(General Purpose Area)22を有し、暗号化コンテンツ等は汎用領域(General Purpose Area)22に記録される。
暗号化コンテンツの復号に適用する暗号鍵は保護領域(Protected Area)21に記録される。
先に図2を参照して説明したように、保護領域(Protected Area)21は、複数のブロック(PADブロック)に区分されている。
図4に示す例では、
ブロック#0(Protected Area#0)21a、
ブロック#1(Protected Area#1)21b、
ブロック#2(Protected Area#2)21c、
これらの3つのブロックを持つ例を示している。
メモリカード20はアクセス要求装置との認証処理の段階で、相手装置、すなわちアクセス要求装置から公開鍵証明書等の装置証明書(たとえばサーバ証明書(Server Cert))を受信し、その証明書に記載された情報を用いて、保護領域(Protected Area)21の各ブロックのアクセスが許容されるか否かを判定する。この判定処理の結果、許可されたブロックで許可された処理のみが実行される。
例えば、サーバのサーバ証明書(Server Certificate)に記録される書き込み許容領域情報(PAD Write)は、PADブロック#1(Protected Area #1)21bに対する書き込み(Write)許可が設定された証明書として構成される。すなわち、図に示すように、
読み取り(Read)許容領域:ブロック#1
書き込み(Write)許容領域:ブロック#1
このような設定で構成される。
なお、図に示す例では、書き込み(Write)の許容されたブロックに対しては、読み取り(Read)についても許容された設定として示している。
また、例えばブロック#1(Protected Area#1)21bに記録された暗号鍵を読み取ってコンテンツ再生を実行する再生装置であるクライアント(ホスト機器)15の保持するホスト証明書(Host Certificate)は、以下の設定の証明書である。
ブロック#0(Protected Area#0)21aに対する読み取り(Read)と書き込み(Write)許可、
ブロック#1(Protected Area#1)21bに対する読み取り(Read)許可、
これらの許可情報が設定された証明書である。
すなわち、図に示すように、
読み取り(Read)許容領域:ブロック#0,1
書き込み(Write)許容領域:ブロック#0
このような設定を持つ証明書である。
ホスト証明書(Host Certificate)には、保護領域内のブロック#1(Protected Area#1)21bに対する書き込み(Write)許可は設定されない。
ただし、コンテンツ削除時に、削除コンテンツに対応する暗号鍵の削除が可能な設定とするため、削除処理については許可する設定としてもよい。
保護領域内のブロック#2(Protected Area#2)21cは、サーバ、ホストともアクセスの許容されない領域、すなわち外部アクセス禁止領域として設定される。
すなわち、ブロック#2(Protected Area#2)21cは、メモリカード20内部でのデータ処理を実行する場合にのみ、メモリカード20内のデータ処理部がアクセス(データ書き込みと読み取り)する領域として設定される。
このように、メモリカードのデータ処理部は、アクセス要求装置からの保護領域(Protected Area)21に対するデータ書き込みとデータ読み取りについて、装置証明書に基づいてブロック単位で許可するか否かを判定する。
[3.リボケーションリストのデータ構成例について]
次に、図5を参照してリボケーションリストのデータ構成例について説明する。
前述したようにリボケーションリスト(Revocation List)は、不正機器と判定された記録再生装置等の情報処理装置や、メモリカード等の情報記憶装置、サーバ等の機器識別子(ID)を登録したリストである。具体的には、例えば不正機器に格納された公開鍵証明書(Certificate)の識別子(ID)等を登録したリストとして構成される。リボケーションリスト(Revocation List)は、ライセンス管理装置(LA)が発行、逐次更新するリストであり、ライセンス管理装置の署名が設定され、改ざん検証が可能な構成となっている。
ライセンス管理装置(LA)が発行、逐次更新した最新版のリボケーションリストは、図1に示すリボケーションリスト提供装置34を構成するリボケーションリスト提供サーバに格納され、リボケーションリスト提供サーバから各ユーザ装置(情報処理装置10やメモリカード20)に提供される。
図5に示すリボケーションリストの構成について説明する。
図5に示すように、リボケーションリストには、例えば、以下のデータが記録される。
ヘッダ情報(Header)、
バージョン情報(Version)、
ホストリボーク情報(Host Revocation Record)、
メディアリボーク情報(Media Revocation Record)、
サーバリボーク情報(Server Revocation Record)、
署名(Signature)、
これらの情報が記録される。
ヘッダ情報(Header)には、リボケーションリストであることを示す識別情報等が記録される。
バージョン情報(Version)は、リボケーションのバージョンを示す。例えばバージョンは、Ver.001、Ver.002、Ver.003・・・等、より新しいバージョンのリボケーションリストに応じて、順次バージョン番号が増加する設定とされる。
例えば機器間の認証処理に際して、双方の機器の保持するリボケーションリストのバージョン比較が行われる。自装置に格納されたリボケーションリストのバージョンと、認証相手装置のリボケーションリストのバージョンを比較して、相手機器がより新しいバージョン番号が設定されたリストを保持していることが確認された場合には、自装置のリストを入力リストに置き換える更新処理を実行する。
この更新処理に際して、図1に示す各ユーザ装置(情報処理装置10やメモリカード20)は、図1に示すリボケーションリスト提供装置34を構成するリボケーションリスト提供サーバから最新版のリボケーションリストを取得する。
図5に示すリボケーションリストにおいて、ホストリボーク情報(Host Revocation Record)は、不正機器であると判定されたホストの識別子(ID)が記録されるデータ領域である。なお、ホスト(Host)とは、コンテンツの再生処理または記録処理を行う機器(情報処理装置)、あるいは記録再生ソフトウェア(アプリケーション)のいずれかである。なお、機器やアプリケーション自体の識別子(ID)または、これらの機器またはアプリケーションに対応する公開鍵証明書の識別子(ID)が登録される。
このホストリボーク情報(Host Revocation Record)は、相互認証処理に際して参照され、ここにホストIDが記録されている場合、認証は不成立となり、その後の処理、例えばコンテンツの再生や記録は実行されない。
図5に示すように、ホストリボーク情報(Host Revocation Record)の1レコード(記録データ)は、
(a)リボーク(無効化)対象とされたホストのホストID、
(b)レンジ(Range)、
これらのデータによって構成される。
この1つのレコードは、複数のホストIDのリボーク情報をまとめて記録可能な構成である。
(a)に記載のホストIDから、(b)レンジに記載の範囲にある全てのホストがリボーク(無効化)対象であることを示している。
例えば、
(a)ホストID=021001
(b)レンジ=250
このような設定の場合、ホストID=021001〜021250
これらの250個のホストがリボーク対象の機器であることを意味する。
メディアリボーク情報(Media Revocation Record)には、不正機器であると判定されたメディア、例えばメモリカード等の情報記憶装置(機器)やソフトウェア(アプリケーション)の識別子(ID)が記録される。なお、機器やアプリケーション自体の識別子(ID)または、これらの機器やアプリケーションに対応する公開鍵証明書の識別子(ID)が登録される。
サーバリボーク情報(Server Revocation Record)には、例えば図1に示すコンテンツ利用管理装置31、コンテンツ提供装置32、コンテンツ対応情報提供装置33等を構成するサーバであり、不正機器であると判定された不正サーバの識別子(ID)が記録される。なお、サーバ機器やサーバの実行するアプリケーションの識別子(ID)または、これらの機器やアプリケーションに対応する公開鍵証明書の識別子(ID)が登録される。
署名(Signature)は、リボケーションリストの発行主体であるライセンス管理装置(LA)の秘密鍵を適用したデジタル署名である。署名対象は、リボケーションリストの構成データである。
リボケーションリストを利用する場合は、ライセンス管理装置の公開鍵を適用したデジタル署名の検証処理を行い、リボケーションリストに改ざんのないことを確認し、確認後にリストの登録情報を確認する処理が行われる。
[4.メモリカードに対するコンテンツ記録処理におけるリボケーションリストの更新処理例について]
次に、ユーザ装置である情報処理装置が、情報処理装置に装着したメモリカードに暗号化コンテンツや暗号鍵(タイトルキー)等を記録する場合におけるメモリカードのリボケーションリスト更新処理例について説明する。
具体的には、メモリカードの保持するリボケーションリストが、暗号鍵(タイトルキー)を提供するコンテンツ対応情報提供サーバの保持するリボケーションリストより古いことが、機器間の認証処理に際して判明し、メモリカードが新しいバージョンのリボケーションリストを取得して、メモリカード内の記憶部に格納された古いバージョンのリボケーションリストに置き換える処理である。
以下、コンテンツをコンテンツサーバからダウンロードしてメモリカードに記録する場合の処理例と、コンテンツを情報処理装置に装着したDVDやBD等のディスクから読み出してメモリカードにコピーする場合の2つの処理例について、順次説明する。
[4−1.コンテンツダウンロード処理におけるリボケーションリスト更新処理例について]
最初に、ユーザ装置である情報処理装置が、情報処理装置に装着したメモリカードにダウンロードした暗号化コンテンツと、暗号化コンテンツの復号に適用する暗号鍵(タイトルキー)を記録する際に、メモリカードに格納されたリボケーションリストを更新する処理例について、図5を参照して説明する。
図5には、以下の各構成と処理を示している。
(a)情報処理装置(クライアント)100、
(b)メモリカード(情報記憶装置)120、
(c)コンテンツ利用管理サーバ130、
(d)コンテンツサーバ140、
(e)コンテンツ対応情報提供サーバ150、
(f)リボケーションリスト提供サーバ160
図1に示す各構成との対応は以下の通りである。
(a)情報処理装置(クライアント)100は、図1の情報処理装置10に対応する。
(b)メモリカード(情報記憶装置)120は、図1に示すメモリカード20に対応する。
(c)コンテンツ利用管理サーバ130は、図1に示すコンテンツ利用管理装置31に対応する。
(d)コンテンツサーバ140は、図1に示すコンテンツ提供装置32に対応する。
(e)コンテンツ対応情報提供サーバ150は、図1に示すコンテンツ対応情報提供装置33に対応する。
(f)リボケーションリスト提供サーバ160は、図1に示すリボケーションリスト提供装置34に対応する。
なお、図に示すディスク110は、情報処理装置(クライアント)100に装着されるディスクである。
情報処理装置(クライアント)100は、メモリカード(情報記憶装置)120を装着し、メモリカード(情報記憶装置)120に暗号化コンテンツや暗号鍵などを記録する。
メモリカード(情報記憶装置)120は、図2〜図4を参照して説明したように、証明書に記録されたアクセス許容情報に従ってアクセス可能となるアクセス制限の設定された保護領域(Protected Area)21と、このようなアクセス制限がない汎用領域(General Purpose Area)22を有する。暗号化コンテンツ等は汎用領域(General Purpose Area)22に記録される。暗号化コンテンツの復号に適用する暗号鍵(タイトルキー)は保護領域(Protected Area)21に記録される。
図5は、コンテンツサーバ140の提供する暗号化コンテンツと、コンテンツ対応情報提供サーバ150の提供する暗号鍵(タイトルキー)を含むコンテンツ対応情報をメモリカード120に記録する処理を説明する図である。
図5のメモリカード120内には、最終的な記録データを示している。
暗号化コンテンツ121、
コンテンツ対応情報(タイトルキー等)122、
これらのデータである。
これらのデータを取得し記録するシーケンスについて説明する。
まず、メモリカード120を装着した情報処理装置(クライアント)100は、コンテンツを取得するために、コンテンツ利用管理サーバ130に対して、コンテンツ利用要求を行う。
図5に示すステップS101のコンテンツ利用要求処理である。
このコンテンツ利用要求処理は、例えば、コンテンツ利用管理サーバ130の運営主体であるサービスプロバイダがインターネッド上に公開しているWebページなどを介した処理として実行される。
なお、このコンテンツ利用要求処理態様は様々な態様で実行される。例えばWebページから提供されるコード(クーポンコード)、あるいは、あるコンテンツ記録ディスク110に格納されたコードを含むトークン151を生成して、コンテンツ利用管理サーバ130にトークン152を送信する。このような処理によって、特定のコンテンツ、例えばディスク110に格納されたコンテンツの関連コンテンツを取得するといった処理が可能である。
コンテンツ利用要求を受信したコンテンツ利用管理サーバ130は、情報処理装置(クライアント)100との認証処理を行い、認証成立を条件として、ステップS102において、受領したトークンの検証を行い、トークンに基づいて提供可能なコンテンツを選択し、コンテンツ情報データベース131からコンテンツ情報(Offer)を取得して、情報処理装置(クライアント)100に送信する。
コンテンツ情報(Offer)には、例えば以下の情報が含まれる。
(a)オファーインデックス:クライアントからの要求識別情報。
(b)プロテクションタイプ:コンテンツの著作権保護レベルを示す情報。
(c)コンテンツプロファイル:コンテンツの属性、例えばmp4,TSなど。
(d)ファイルサイズ:コンテンツのファイルサイズ。

例えば、これらのコンテンツ情報がコンテンツ利用管理サーバ130から情報処理装置(クライアント)100に提供される。
なお、これらのコンテンツ情報は、1つのタイトル対応の一コンテンツに対応して設定され、複数のタイトルに対する複数コンテンツに関するコンテンツ情報を提供する場合は、コンテンツ数に応じたコンテンツ情報がコンテンツ利用管理サーバ130から情報処理装置(クライアント)100に提供される。
情報処理装置100は、さらに、暗号化コンテンツを取得し、その暗号化コンテンツに対応するタイトルキーを取得することになる。
タイトルキーは、図5に示すコンテンツ対応情報提供サーバ150が、メモリカード120にアクセスとして書き込む処理を行う。
図5のステップS103において、コンテンツ情報を受信した情報処理装置100は、ステップS104において、コンテンツ情報に応じて取得コンテンツを決定する。例えば複数のコンテンツに対応するコンテンツ情報を受信した場合、その中から実際に取得しようとするコンテンツ選択する。
次に、ステップS105において、選択コンテンツの識別子を伴うコンテンツ利用許可情報(Credential)を要求する。すなわち、図に示す「コンテンツ利用許可情報要求154」をコンテンツ利用管理サーバ130に送信する。
コンテンツ利用管理サーバ130は、情報処理装置(クライアント)100から「コンテンツ利用許可情報要求154」を受信すると、ステップS106において、コンテンツ利用許可処理を実行し、「コンテンツ利用許可情報(Credential)155」を生成して情報処理装置(クライアント)100に送信する。
「コンテンツ利用許可情報(Credential)155」には、例えば、暗号化コンテンツを取得するためのアクセス情報(例えばコンテンツURL(Uniform Resource Locator))や、タイトルキー等のコンテンツ対応情報のアクセス情報(例えばコンテンツ対応情報URL)や、コンテンツ利用管理サーバ130の生成する乱数などによって構成されるデータである。
なお、コンテンツ利用管理サーバ130は、このステップS106におけるコンテンツ利用許可処理に際して、タイトルキー等の送信を行うコンテンツ対応情報提供サーバ150に対して、図に示すデータ156を送信する。
データ156は、以下の各データを含む。
(a)情報処理装置(クライアント)100に送信した「コンテンツ利用許可情報(Credential)155」と同じデータである「コンテンツ利用許可情報(Credential)」と、
(b)タイトルキーまたはタイトルキー識別子、
これらを含むデータ156をタイトルキー等によって構成されるコンテンツ対応情報の送信を行うコンテンツ対応情報提供サーバ150に送信する。
上記の(b)タイトルキーまたはタイトルキー識別子は、情報処理装置(クライアント)100がステップS104において選択したコンテンツの復号に適用可能なタイトルキーまたはその識別子である。
タイトルキーをコンテンツ対応情報提供サーバ150が保持している場合は、タイトルキー識別子を提供する。
情報処理装置(クライアント)100は、ステップS107において、コンテンツ利用管理サーバ130から、コンテンツ利用許可情報(Credential)を受信すると、次に、ステップS111において、コンテンツサーバ140からコンテンツを取得、すなわちダウンロードする。コンテンツは暗号化コンテンツであり、コンテンツに対応するタイトルキーによって復号可能な暗号化コンテンツである。
なお、コンテンツサーバ140の保持する暗号化コンテンツ141のアクセス情報、例えばURLは、コンテンツ利用管理サーバ130から取得した「コンテンツ利用許可情報(Credential)155」に含まれる。
情報処理装置(クライアント)100は、コンテンツサーバ140からダウンロードした暗号化コンテンツを、情報処理装置(クライアント)100に装着したメモリカード120に記録する。
なお、暗号化コンテンツは、メモリカード120の汎用領域(General Purpose Area)に格納する。図に示す暗号化コンテンツ121である。
次に、情報処理装置(クライアント)100は、ステップS121において、コンテンツ対応情報提供サーバ150に対して、コンテンツ対応情報、具体的には、メモリカードに記録した暗号化コンテンツの復号に適用するタイトルキーや、利用制御情報(Usage Rule File)などを含むコンテンツ対応情報の取得要求を送信する。
ステップS121におけるコンテンツ対応情報要求処理に際して、情報処理装置(クライアント)100は、コンテンツ対応情報提供サーバ150に対して、先に、コンテンツ利用管理サーバ130から受信した「コンテンツ利用許可情報(Credential)171」を送信する。
コンテンツ対応情報提供サーバ150は、ステップS122において、情報処理装置100から、コンテンツ対応情報取得要求を受信すると、ステップS123において、メモリカード120との相互認証処理を開始する。
なお、メモリカード120は、認証処理を実行可能なデータ処理部を有する。ステップS122において、メモリカード120と、コンテンツ対応情報提供サーバ150間で相互認証処理が実行される。
なお、この相互認証処理に際して、メモリカード120と、コンテンツ対応情報提供サーバ150は、それぞれ自己の公開鍵証明書を認証相手先に送信する。
コンテンツ対応情報提供サーバ150の公開鍵証明書は、例えば先に図3を参照して説明したデータ構成を有する証明書(Certificate)である。
すなわち、メモリカード120の保護領域(Protected Area)のブロック単位のアクセス権情報が記録された証明書である。
さらに、コンテンツ対応情報提供サーバ150は、メモリカードとの通信セッションの識別子であるセッションIDと、最新のリボケーションリストを取得可能な最新バージョンのリボケーションリストのアクセス情報であるリボケーションリストURLを、メモリカード120を装着した情報処理装置100に通知する。図に示す「セッションID,リボケーションリストURL172」である。
リボケーションリストURLは、リボケーションリスト提供サーバ160の保持するリボケーションリスト161に対するアクセス情報である。情報処理装置100は、コンテンツ対応情報提供サーバ150から受信したリボケーションリストURLを用いて、リボケーションリスト提供サーバ160の保持するリボケーションリスト161を取得(ダウンロード)することができる。
ただし、このリボケーションリストのダウンロード処理は、ステップS123におけるメモリカード120と、コンテンツ対応情報提供サーバ150との認証処理において、メモリカード120の保持するリボケーションリストが、コンテンツ対応情報提供サーバ150の保持するリボケーションリストより古いバージョンのリストであったことが確認された場合にのみ実行される。
メモリカード120の保持するリボケーションリストが、コンテンツ対応情報提供サーバ150の保持するリボケーションリストより古いバージョンのリストであったことが確認された場合、情報処理装置100は、ステップS124において、リボケーションリストのダウンロードを実行する。
このリボケーションリストのダウンロード処理は、コンテンツ対応情報提供サーバ150から受信したリボケーションリストURLを適用して実行される。リボケーションリストURLは、リボケーションリスト提供サーバ160の保持するリボケーションリスト161に対するアクセス情報である。
ステップS124においてダウンロードされたリボケーションリストはメモリカード120に格納された古いバージョンのリボケーションリストに置き換えられ、メモリカード120内に記録される。図6のメモリカード120内に示すリボケーションリスト123である。
ステップS123における認証処理が成立すると、コンテンツ対応情報提供サーバ150は、ステップS125において、情報処理装置(クライアント)100から受信した「コンテンツ利用許可情報(Credential)171」の確認処理を実行する。
この確認処理は、
情報処理装置(クライアント)100から受信した、「コンテンツ利用許可情報(Credential)171」と、
先に、コンテンツ利用管理サーバ130から受信したデータ156に含まれる「コンテンツ利用許可情報(Credential)」との照合処理である。
これらの2つの「コンテンツ利用許可情報(Credential)」が同一であることが確認されれば、照合成立として次の処理、すなわちタイトルキーを含むコンテンツ対応情報をメモリカード120に書き込む処理を実行する。
一方、これらの2つの「コンテンツ利用許可情報(Credential)」が同一であることが確認されない場合は、照合不成立として次の処理、すなわちタイトルキーを含むコンテンツ対応情報をメモリカード120に書き込む処理は実行しない。
2つの「コンテンツ利用許可情報(Credential)」が同一であることが確認され、照合成立と判定した場合、コンテンツ対応情報提供サーバ150は、情報処理装置(クライアント)100に装着され、先に認証が成立したメモリカード120に対して、タイトルキーを含む「コンテンツ対応情報173」を書き込む処理を実行する。
なお、タイトルキー書き込み処理は、メモリカード120の保護領域(Protected Area)の特定のブロック(PADブロック)に対して実行される。
なお、先に、図6を参照して説明したようにメモリカード120の保護領域(Protected Area)の各ブロックに対するアクセス権情報は、各サーバの証明書(Certificate)に記録されている。
メモリカード120の制御部、すなわちデータ処理部は、先の認証処理に際して、コンテンツ対応情報提供サーバ150から受信したサーバ証明書を確認する。
すなわち、タイトルキーを書き込むブロックが、コンテンツ対応情報提供サーバ150のデータ書き込み許容ブロックであるか否かを確認する。
メモリカード120は、タイトルキーを書き込むブロックが、コンテンツ対応情報提供サーバ150のデータ書き込み許容ブロックとしてサーバ証明書に記録されていることを確認する。この確認がなされた場合にのみ、コンテンツ対応情報提供サーバ150は、タイトルキーをそのブロックに書き込むことができる。
すなわち、メモリカードに記録された暗号化コンテンツを復号するためのタイトルキーが、メモリカードの保護領域(Protected Area)に書き込まれるためには、以下の条件を満たすことが必要となる。
(1)コンテンツ対応情報提供サーバ150と、メモリカード120との認証処理が成立すること、
(2)コンテンツ対応情報提供サーバ150において、
コンテンツ利用管理サーバ130から受信したコンテンツ利用許可情報(Credential)と、情報処理装置(クライアント)100から受信したコンテンツ利用許可情報(Credential)と、コンテンツ利用許可情報(Credential)との照合が成立すること、
(3)タイトルキーを書き込むブロックが、コンテンツ対応情報提供サーバ150のサーバ証明書(Certificate)に、データ書き込み許容ブロックとして記録されていること。
これらの条件を満たすことが全て確認された場合に限り、タイトルキーをメモリカードの保護領域(Protected Area)の特定ブロックに書き込むことが可能となる。
[4−2.コンテンツコピー処理におけるリボケーションリスト更新処理例について]
次に、図7を参照して、情報処理装置(クライアント)100に装着したBD、DVD等のディスク110に記録されたコンテンツを読み出して、メモリカード120に記録する処理、すなわちコンテンツのコピー記録処理を行う際に、メモリカードに格納されたリボケーションリストを更新する処理例について説明する。
例について]
図7には、以下の各構成と処理を示している。
(a)情報処理装置(クライアント)100、
(b)メモリカード(情報記憶装置)120、
(c)コンテンツ利用管理サーバ130、
(d)コンテンツ対応情報提供サーバ150、
(e)リボケーションリスト提供サーバ160、
図6に示すコンテンツサーバ140は示されていない。
本例では、情報処理装置(クライアント)100に装着したディスク110に格納された暗号化コンテンツ111を読み出してメモリカード120に記録する。
その他の処理は、図5を参照して説明した処理と類似した処理となる。例えば暗号化コンテンツ111の復号に適用するタイトルキーを含むコンテンツ対応情報は、コンテンツ対応情報提供サーバ150から取得する。
メモリカード(情報記憶装置)120は、図2〜図4を参照して説明したように、証明書(Certificate)に記録されたアクセス許容情報に従ってアクセスが許容されるアクセス制限の設定された保護領域(Protected Area)21と、このようなアクセス制限がない汎用領域(General Purpose Area)22を有する。暗号化コンテンツ等は汎用領域(General Purpose Area)22に記録される。暗号化コンテンツの復号に適用する暗号鍵は保護領域(Protected Area)21に記録される。
以下、コンテンツコピー処理のシーケンスについて説明する。
図7に示すコンテンツコピーシーケンスと図5に示すコンテンツダウンロードシーケンスとの差異は、図7に示す太線部分となる。
まず、情報処理装置(クライアント)100がディスク110からコンテンツIDを読み出して、コンテンツ利用管理サーバ130に送信する点が異なる。
これは、コピー対象となるコンテンツを識別するための情報を送信するための処理である。
さらに、情報処理装置(クライアント)100がディスク110から暗号化コンテンツ111を読み出してステップS211においてコピー処理を実行してメモリカード120に書き込む処理を行っている点が異なる。
その他の処理の流れは図6を参照して説明した処理とほぼ同様の処理となる。
図7の処理の流れについて説明する。
(ステップS201)
まず、ディスク110と、メモリカード120を装着した情報処理装置(クライアント)100は、コンテンツを取得するために、コンテンツ利用管理サーバ130に対して、コンテンツ利用要求を行う。この要求に際して、情報処理装置(クライアント)100はディスク110からの読み出しデータに基づいてトークン151aを生成し、さらにコンテンツID151bを読み出して、コンテンツ利用管理サーバ130に送信する。
(ステップS202)
コンテンツ利用要求を受信したコンテンツ利用管理サーバ130は、情報処理装置(クライアント)100との認証処理を行い、認証成立を条件として、受領したトークンの検証を行い、さらに受信したコンテンツIDに基づいてコピー予定のコンテンツを特定し、コンテンツ情報データベース131から特定したコンテンツに対応するコンテンツ情報(Offer)を取得して、情報処理装置(クライアント)100に送信する。
(ステップS203〜S204)
ステップS203において、コンテンツ情報を受信した情報処理装置100は、ステップS204において、コンテンツ情報に応じてコピーコンテンツを決定する。例えば複数のコンテンツに対応するコンテンツ情報を受信した場合、その中から、実際にコピーしようとするコンテンツ選択する。
(ステップS205)
次に、情報処理装置100は、選択コンテンツの識別子を伴うコンテンツ利用許可情報(Credential)を要求する。すなわち、図に示す「コンテンツ利用許可情報要求154」をコンテンツ利用管理サーバ130に送信する。
(ステップS206)
コンテンツ利用管理サーバ130は、情報処理装置(クライアント)100からの「コンテンツ利用許可情報要求154」を受信すると、コンテンツ利用許可処理を実行し、「コンテンツ利用許可情報(Credential)155」を生成して情報処理装置(クライアント)100に送信する。
前述したように、「コンテンツ利用許可情報(Credential)155」は、例えば、コンテンツに対するアクセス情報や、タイトルキー等のコンテンツ対応情報のアクセス情報、例えばURLや、コンテンツ利用管理サーバ130の生成する乱数などによって構成されるデータである。
なお、コンテンツ利用管理サーバ130は、このステップS206におけるコンテンツ利用許可処理に際して、タイトルキー等の送信を行うコンテンツ対応情報提供サーバ150に対して、図に示すデータ156を送信する。
データ156は、以下の各データを含む。
(a)情報処理装置(クライアント)100に送信した「コンテンツ利用許可情報(Credential)155」と同じデータである「コンテンツ利用許可情報(Credential)」と、
(b)タイトルキーまたはタイトルキー識別子、
これらを含むデータ156をタイトルキー等の送信を行うコンテンツ対応情報提供サーバ150に送信する。
(ステップS207)
情報処理装置(クライアント)100は、コンテンツ利用管理サーバ130から、コンテンツ利用許可情報(Credential)を受信する。
(ステップS211)
情報処理装置(クライアント)100は、ディスク110から暗号化コンテンツ111を読み取り、読み取った暗号化コンテンツを、情報処理装置(クライアント)100に装着したメモリカード120に記録(コピー)する。
なお、暗号化コンテンツは、メモリカード120の汎用領域(General Purpose Area)に格納する。
(ステップS221)
次に、情報処理装置(クライアント)100は、コンテンツ対応情報提供サーバ150に対して、コンテンツ対応情報、具体的には、コピーした暗号化コンテンツの復号に適用するタイトルキーや、利用制御情報(Usage Rule File)などを含むコンテンツ対応情報の取得要求を送信する。
このコンテンツ対応情報の取得要求に際して、情報処理装置(クライアント)100は、図に示すようにコンテンツ対応情報提供サーバ150に対して、先に、コンテンツ利用管理サーバ130から受信した「コンテンツ利用許可情報(Credential)171」を送信する。
(ステップS222〜S223)
コンテンツ対応情報提供サーバ150は、情報処理装置(クライアント)100から、コンテンツ対応情報取得要求を受信すると、ステップS223において、メモリカード120との相互認証処理を開始する。
さらに、コンテンツ対応情報提供サーバ150は、メモリカードとの通信セッションの識別子であるセッションIDと、最新のリボケーションリストを取得可能な最新バージョンのリボケーションリストのアクセス情報であるリボケーションリストURLを、メモリカード120を装着した情報処理装置100に通知する。図に示す「セッションID,リボケーションリストURL172」である。
リボケーションリストURLは、リボケーションリスト提供サーバ160の保持するリボケーションリスト161に対するアクセス情報である。情報処理装置100は、コンテンツ対応情報提供サーバ150から受信したリボケーションリストURLを用いて、リボケーションリスト提供サーバ160の保持するリボケーションリスト161を取得(ダウンロード)することができる。
ただし、このリボケーションリストのダウンロード処理は、ステップS123におけるメモリカード120と、コンテンツ対応情報提供サーバ150との認証処理において、メモリカード120の保持するリボケーションリストが、コンテンツ対応情報提供サーバ150の保持するリボケーションリストより古いバージョンのリストであったことが確認された場合にのみ実行される。
(ステップS224)
メモリカード120の保持するリボケーションリストが、コンテンツ対応情報提供サーバ150の保持するリボケーションリストより古いバージョンのリストであったことが確認された場合、情報処理装置100は、ステップS224において、リボケーションリストのダウンロードを実行する。
このリボケーションリストのダウンロード処理は、コンテンツ対応情報提供サーバ150から受信したリボケーションリストURLを適用して実行される。リボケーションリストURLは、リボケーションリスト提供サーバ160の保持するリボケーションリスト161に対するアクセス情報である。
ステップS224においてダウンロードされたリボケーションリストはメモリカード120に格納された古いバージョンのリボケーションリストに置き換えられ、メモリカード120内に記録される。図7のメモリカード120内に示すリボケーションリスト123である。
(ステップS225)
認証処理が成立すると、次に、コンテンツ対応情報提供サーバ150は、ステップS225において、情報処理装置(クライアント)100から受信した「コンテンツ利用許可情報(Credential)171」の確認処理を実行する。
この確認処理は、
情報処理装置(クライアント)100から受信した、「コンテンツ利用許可情報(Credential)171」と、
先に、コンテンツ利用管理サーバ130から受信したデータ156に含まれる「コンテンツ利用許可情報(Credential)」との照合処理である。
これらの2つの「コンテンツ利用許可情報(Credential)」が同一であることが確認されれば、照合成立として次の処理、すなわちタイトルキーを含むコンテンツ対応情報をメモリカード120に書き込む処理を実行する。
一方、これらの2つの「コンテンツ利用許可情報(Credential)」が同一であることが確認されない場合は、照合不成立として次の処理、すなわちタイトルキーを含むコンテンツ対応情報をメモリカード120に書き込む処理は実行しない。
2つの「コンテンツ利用許可情報(Credential)」が同一であることが確認され、照合成立と判定した場合、コンテンツ対応情報提供サーバ150は、情報処理装置(クライアント)100に装着され、先に認証が成立したメモリカード120に対して、タイトルキーを含む「コンテンツ対応情報173」を書き込む処理を実行する。
なお、タイトルキー書き込み処理は、メモリカード120の保護領域(Protected Area)の特定のブロック(PADブロック)に対して実行される。
なお、先に、図6を参照して説明したようにメモリカード120の保護領域(Protected Area)の各ブロックに対するアクセス権情報は、各サーバの証明書(Certificate)に記録されている。
メモリカード120の制御部、すなわちデータ処理部は、先の認証処理に際して、コンテンツ対応情報提供サーバ150から受信したサーバ証明書を確認する。
すなわち、タイトルキーを書き込むブロックが、コンテンツ対応情報提供サーバ150のデータ書き込み許容ブロックであるか否かを確認する。
メモリカード120は、タイトルキーを書き込むブロックが、コンテンツ対応情報提供サーバ150のデータ書き込み許容ブロックとしてサーバ証明書に記録されていることを確認する。この確認がなされた場合にのみ、コンテンツ対応情報提供サーバ150は、タイトルキーをそのブロックに書き込むことができる。
すなわち、図7に示すコンテンツコピー処理においても、先に図6を参照して説明したコンテンツのダウンロード処理と同様、メモリカードに記録された暗号化コンテンツを復号するためのタイトルキーを、メモリカードの保護領域(Protected Area)に書き込むためには、以下の条件を満たすことが必要となる。
(1)コンテンツ対応情報提供サーバ150と、メモリカード120との認証処理が成立すること、
(2)コンテンツ対応情報提供サーバ150において、
コンテンツ利用管理サーバ130から受信したコンテンツ利用許可情報(Credential)と、情報処理装置(クライアント)100から受信したコンテンツ利用許可情報(Credential)と、コンテンツ利用許可情報(Credential)との照合が成立すること、
(3)タイトルキーを書き込むブロックが、コンテンツ対応情報提供サーバ150のサーバ証明書(Certificate)に、データ書き込み許容ブロックとして記録されていること。
これらの条件を満たすことが全て確認された場合に限り、タイトルキーをメモリカードの保護領域(Protected Area)の特定ブロックに書き込むことが可能となる。
[4−3.各構成部の通信シーケンスについて]
ここまで、
図6を参照してコンテンツダウンロード処理、
図7を参照してコンテンツコピー処理、
これらの処理を行う場合の処理シーケンスについて説明した。
図8〜図9にコンテンツダウンロードまたはコンテンツコピー処理に伴うリボケーションリスト更新処理を行う場合の、各構成部間の通信シーケンスをまとめた図を示す。
図8〜図9の各ステップの処理について説明する。
(ステップS301)
情報処理装置(クライアント)100が、コンテンツ利用管理サーバ130にコンテンツ利用要求を示すトークンを送信する。
(ステップS302)
情報処理装置(クライアント)100と、コンテンツ利用管理サーバ130間で認証処理を実行する。
(ステップS303)
認証成立を条件として、コンテンツ利用管理サーバ130が、情報処理装置(クライアント)100にコンテンツ情報(Offer)を送信する。
(ステップS304)
情報処理装置(クライアント)100が、コンテンツ利用管理サーバ130に、コンテンツ利用許可情報の要求を送信する。
(ステップS305)
コンテンツ利用管理サーバ130が、コンテンツ対応情報提供サーバ150に、コンテンツ利用許可情報(Credential)を送信する。
(ステップS306)
コンテンツ利用管理サーバ130が、情報処理装置(クライアント)100に、コンテンツ利用許可情報(Credential)と、タイトルキーまたはタイトルキー識別子を送信する。
(ステップS307a,b)
ステップS307a:情報処理装置(クライアント)100が、コンテンツサーバ140からコンテンツをダウンロードする。
または、ステップS307b:ディスク110からコンテンツをコピーしてメモリカード120に書き込む。
暗号化コンテンツはメモリカード120の汎用領域(General Purpose Area)に書き込む。
次に、図9に示すステップS308以下の処理が実行される。
(ステップS308)
情報処理装置(クライアント)100が、コンテンツ対応情報提供サーバ150に、コンテンツ利用許可情報(Credential)を送信する。
(ステップS309)
コンテンツ対応情報提供サーバ150が、情報処理装置(クライアント)100に、セッションIDと、最新のリボケーションリストのアクセス情報であるリボケーションリストURLを送信する。
(ステップS310)
メモリカード120と、コンテンツ対応情報提供サーバ150間で認証処理を実行する。
(ステップS311)
情報処理装置(クライアント)100が、リボケーションリストURLを利用して、リボケーションリスト提供サーバ160からリボケーションリストを取得する。
ただし、ステップS311〜S313の処理は、ステップS310の認証処理において、メモリカード120に格納されたリボケーションリストが、コンテンツ対応情報提供サーバ150に格納されたリボケーションリストより古いバージョンのリストであった場合に実行する。
(ステップS312)
情報処理装置(クライアント)100が、コンテンツ対応情報提供サーバ150にリボケーション書き込み要求を出力する。
メモリカードに対する新しいバージョンのリボケーションリストの書き込み処理は、以下のステップS313a〜S313cの各処理によって行われる。
(ステップS313a)
コンテンツ対応情報提供サーバ150は、リボケーション書き込み要求に応じて、リボケーションリストのメモリカード120に対する書き込み処理を実行する。
ただし、この書き込み処理は、実際のリボケーションリストの書き込み処理を行なうものではなく、リボケーションリストの実際のデータは送信せず、リボケーションリストのデータ部分を空白(サイズ0等のダミーデータ)とした書き込みデータを情報処理装置100に送信する処理を実行するものとなる。
このデータ送信は、リボケーションリストの実データを含まないため、高速に実行することが可能である。
(ステップS313b)
情報処理装置100は、リボケーションリストのデータ部分を空白(サイズ0等のダミーデータ)とした書き込みデータを受信すると、ステップS311において取得済みの新しいバージョンのリボケーションリストをデータ空白部分に挿入し、リボケーションリスト書き込みデータを完成させる。
(ステップS313c)
さらに、情報処理装置100は、ステップS313cにおいて、新しいバージョンのリボケーションリストを含むリボケーションリスト書き込みデータを利用して、メモリカード120に対するリボケーションリスト書き込み処理を実行する。
なお、リボケーションリストは、メモリカードの汎用領域(General Purpose Area)に書き込まれる。例えば古いバージョンのリボケーションリストに対して新しいバージョンのリボケーションリストを上書きする処理として実行される。
これらの処理によって、メモリカードのリボケーションリストは更新される。
(ステップS314)
メモリカード120とコンテンツ対応情報提供サーバ150間では、ステップS311〜S313の処理期間においても認証処理を継続して実行する。
(ステップS315)
認証成立、およびコンテンツ利用許可情報(Credential)の照合成立を条件として、コンテンツ対応情報提供サーバ150は、メモリカード120の保護領域(Protected Area)の特定ブロックに対してタイトルキーを書き込む。さらに、その他のコンテンツ対応情報を記録する。
このような流れで、メモリカード120には、以下のデータが記録される。
汎用領域(General Purpose Area)にダウンロードした暗号化コンテンツ、またはコピーした暗号化コンテンツが記録される。
汎用領域(General Purpose Area)に、リボケーションリスト提供サーバ160から取得した新しいバージョンのリボケーションリストが記録される。
保護領域(Protected Area)のブロックに暗号化コンテンツの復号に適用するタイトルキーが記録される。
なお、保護領域(Protected Area)のブロックに記録するタイトルキーは、タイトルキー自体のデータでもよいが、タイトルキーの変換データであってもよい。例えば、情報処理装置(クライアント)100が利用可能なキー(サブキー)等による変換(XOR演算や暗号化)が施された変換タイトルキーとして格納してもよい。
このような設定の場合、情報処理装置(クライアント)100は変換タイトルキーを保護領域(Protected Area)のブロックから取得して、変換タイトルキーに対して演算や復号処理を実行してタイトルキーを取得し、取得したタイトルキーを用いて暗号化コンテンツの復号を実行する。
なお、情報処理装置100と、コンテンツ利用管理サーバ130またはコンテンツ対応情報提供サーバ150との通信は、図10に示すように、例えばXML(Extensible Markup Language)/http(Hypertext Transfer Protocol)ベースのリクエストとレスポンスの送受信の繰り返しとして実行される。
情報処理装置100は、コンテンツ利用管理サーバ130またはコンテンツ対応情報提供サーバ150から受信したレスポンスに含まれるコマンドをメモリカード120に出力し、例えばメモリカード120に対するデータ書き込み、あるいはデータ読み出しを実行する。読み出しデータは、コマンドの戻り値として情報処理装置100を介してコンテンツ利用管理サーバ130またはコンテンツ対応情報提供サーバ150へ送信される。
また、情報処理装置100と、リボケーションリスト提供サーバ160との通信は、図11に示すように、例えばhttpリクエストとhttpレスポンスの送受信として実行される。
リボケーションリストURLに基づくhttpリクエスト(S601)を発行することで、httpレスポンス(S602)においてリボケーションリストが取得される。
情報処理装置100は、リボケーションリスト提供サーバ160から受信したレスポンスに含まれるリボケーションリストを、ステップS603においてコンテンツ対応情報提供サーバ150から受信したレスポンス中に書き込む。
さらに、ステップS604において、コンテンツ対応情報提供サーバ150から受信したレスポンス中のコマンドを利用して、メモリカード120に対してリボケーションリストを書き込む。
メモリカード120はリボケーションリストの書き込み完了を示す戻り値をステップS605において情報処理装置100に通知する。
図8〜図9を参照して説明した処理シーケンスから理解されるように、リボケーションリストのダウンロード処理は、情報処理装置100が実行し、メモリカード120はその間、認証処理を継続させることが可能となる。
もし、メモリカード120が、コンテンツ対応情報提供サーバから新しいバージョンのリボケーションリストを取得しようとすると、その時点で、一旦、認証処理を停止し、リボケーションリストのダウンロードが終了するまで待機しなければならない。
しかし、上述した処理によって、メモリカード120はリボケーションリストのダウンロード処理を行なう必要がなくなり、認証処理を継続させることが可能となる。
結果として、処理が滞ることなく実行可能となり、認証処理とリボケーションリストの更新処理を高速に効率的に行うことが可能となる。
なお、リボケーションリストの取得先は、ステップS309において、コンテンツ対応情報提供サーバ150が情報処理装置100に通知する構成となっている。
すなわち、リボケーションリストURLである。
このリボケーションリストURLによってアクセスされるリボケーションリスト提供サーバは、前述したように、分散された複数のキャッシュサーバ(エッジサーバ)を有するCDN構成を持つ。
従って、ユーザアクセスが集中しても、各サーバに負荷を分散させて処理を行なうことが可能となり、各ユーザ装置は、リボケーションリストを高速に取得することが可能となる。
なお、最新バージョンのリボケーションリストを予め複数のサーバに格納し、各サーバに格納したリボケーションリストを順次、各ユーザにアクセスさせる構成として1つのサーバに対するアクセス集中を防止する構成としてもよい。
例えば、最新バージョンのリボケーションリストを格納した複数のサーバに対するアクセス情報を以下のように設定する。
リボケーションリスト提供サーバ1:リボケーションリストURL1
リボケーションリスト提供サーバ2:リボケーションリストURL2
リボケーションリスト提供サーバ3:リボケーションリストURL3
リボケーションリスト提供サーバ4:リボケーションリストURL4
: :
このように多数のリボケーションリストURLを設定し、コンテンツ対応情報提供サーバ150が、ユーザ装置である情報処理装置に対して、順次、
リボケーションリストURL1
リボケーションリストURL2
リボケーションリストURL3
リボケーションリストURL4
リボケーションリストURL1
リボケーションリストURL2

このように異なるURLを繰り返し利用して通知する。
このような設定とすることで、1つのサーバに対するアクセス集中を防止することも可能である。
以上、説明したように本開示の構成では、メモリカード等のデータ記憶部に格納するリボケーションリストの更新制御を、メモリカードを装着した情報処理装置のデータ処理部が実行する。情報処理装置のデータ処理部はメモリカードに例えば暗号鍵等の記録を実行するサーバからリボケーションリストURLを取得する。さらに、取得したリボケーションリストURLを適用してリボケーションリスト提供サーバからリボケーションリストを取得する。さらに、取得したリボケーションリストをメモリカードに記録する。記録処理に際しては、サーバからリボケーションリストを含まないデータ書き込み処理コマンドを入力し、該コマンドに取得したリボケーションリストを挿入してコマンドに基づく処理を実行してリボケーションリストの記録を実行する。
これらの構成により、メモリカードのリボケーションリスト更新をメモリカード自身の負荷、暗号鍵等の記録を実行するサーバの負荷を大きくすることなく、またリボケーションリスト提供サーバの負荷集中も排除して処理を行なうことが可能となり、効率的なメモリカードのリボケーションリスト更新処理が実現される。
[5.各装置のハードウェア構成例について]
最後に、図12以下を参照して、上述した処理を実行する各装置のハードウェア構成例について説明する。
まず、図12を参照して、サーバおよびメモリカードを装着してデータの記録や再生処理を行うクライアントとしての情報記録装置や情報再生装置のハードウェア構成例について説明する。
CPU(Central Processing Unit)701は、ROM(Read Only Memory)702、または記憶部708に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行するデータ処理部として機能する。例えば、上述の各実施例において説明したサーバクライアント間の通信処理や受信データのメモリカード(図中のリムーバブルメディア711)に対する記録処理、メモリカード(図中のリムーバブルメディア711)からのデータ再生処理等を実行する。RAM(Random Access Memory)703には、CPU701が実行するプログラムやデータなどが適宜記憶される。これらのCPU701、ROM702、およびRAM703は、バス704により相互に接続されている。
CPU701はバス704を介して入出力インタフェース705に接続され、入出力インタフェース705には、各種スイッチ、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部706、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部707が接続されている。CPU701は、入力部706から入力される指令に対応して各種の処理を実行し、処理結果を例えば出力部707に出力する。
入出力インタフェース705に接続されている記憶部708は、例えばハードディスク等からなり、CPU701が実行するプログラムや各種のデータを記憶する。通信部709は、インターネットやローカルエリアネットワークなどのネットワークを介して外部の装置と通信する。
入出力インタフェース705に接続されているドライブ710は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア711を駆動し、記録されているコンテンツや鍵情報、プログラム等の各種データを取得する。例えば、取得されたプログラムに従ったデータ処理、あるいはコンテンツや鍵データを用いて、CPUによって実行するデータ処理、記録再生プログラムに従って鍵生成、コンテンツの暗号化、記録処理、復号、再生処理などが行われる。
図13は、メモリカードのハードウェア構成例を示している。
CPU(Central Processing Unit)801は、ROM(Read Only Memory)802、または記憶部807に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行するデータ処理部として機能する。例えば、上述の各実施例において説明したサーバや記録装置や再生装置等のホスト機器との通信処理やデータの記憶部807に対する書き込み、読み取り等の処理、記憶部807の保護領域811の区分領域であるブロック単位のアクセス可否判定処理等を実行する。RAM(Random Access Memory)803には、CPU801が実行するプログラムやデータなどが適宜記憶される。これらのCPU801、ROM802、およびRAM803は、バス804により相互に接続されている。
CPU801はバス804を介して入出力インタフェース805に接続され、入出力インタフェース805には、通信部806、記憶部807が接続されている。
入出力インタフェース805に接続されている通信部804は、例えばサーバ、ホスト機器との通信を実行する。記憶部807は、データの記憶領域であり、先に説明したようにアクセス制限のある保護領域(Protected Aea)811、自由にデータ記録読み取りができる汎用領域812を有する。
[6.本開示の構成のまとめ]
以上、特定の実施例を参照しながら、本開示の実施例について詳解してきた。しかしながら、本開示の要旨を逸脱しない範囲で当業者が実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本開示の要旨を判断するためには、特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
なお、本明細書において開示した技術は、以下のような構成をとることができる。
(1) 情報処理装置に装着されたデータ記憶部に格納するリボケーションリストの更新制御を行うデータ処理部を有し、
前記データ処理部は、
前記データ記憶部に対するデータ記録を実行するデータ記録サーバから前記リボケーションリストのアクセス情報を取得し、
取得したアクセス情報を適用してリボケーションリスト提供サーバからリボケーションリストを取得し、
取得したリボケーションリストを前記データ記憶部に記録する処理を実行する情報処理装置。
(2)前記データ処理部は、前記データ記録サーバから、リボケーションリストを含まない前記データ記憶部に対するデータ書き込み処理コマンドを入力し、該コマンドに前記取得したリボケーションリストを挿入してコマンドに基づく処理を実行して、リボケーションリストを前記データ記憶部に記録する処理を実行する前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)前記データ記録サーバは、前記データ記憶部に記録された暗号化コンテンツの復号に適用する暗号鍵を前記データ記憶部に記録するコンテンツ対応情報提供サーバであり、前記データ記憶部と、前記コンテンツ対応情報提供サーバ間の認証の成立を条件として、前記暗号鍵を前記データ記憶部に記録するサーバである前記(1)または(2)に記載の情報処理装置。
(4)前記データ処理部は、前記データ記録サーバから前記リボケーションリストのアクセス情報としてリボケーションリストURLを取得し、取得したリボケーションリストURLを適用してリボケーションリスト提供サーバからリボケーションリストを取得する前記(1)〜(3)いずれかに記載の情報処理装置。
(5)前記データ処理部は、前記データ記憶部に格納されたリボケーションリストが、前記データ記録サーバの保持するリボケーションリストより古いバージョンのリストであることが確認された場合に前記リボケーションリスト提供サーバからリボケーションリストを取得する前記(1)〜(4)いずれかに記載の情報処理装置。
(6)前記データ処理部は、前記データ記憶部と、前記データ記録サーバ間の認証処理に並行して、前記リボケーションリスト提供サーバからリボケーションリストを取得する処理を実行する前記(1)〜(5)いずれかに記載の情報処理装置。
(7)情報処理装置に装着した情報記憶装置に記録される暗号化コンテンツの復号処理に適用する暗号鍵を前記情報記憶装置に記録するコンテンツ対応情報提供サーバであり、
前記コンテンツ対応情報提供サーバは、
前記情報処理装置に対して、前記データ記憶部に記録するリボケーションリストのアクセス情報を送信し、
前記情報記憶装置に対して、リボケーションリストの実体データを含まないリボケーションリスト書き込み処理コマンドを出力するコンテンツ対応情報提供サーバ。
(8)前記コンテンツ対応情報提供サーバは、前記情報記憶装置との認証処理を実行し、認証成立を条件として前記暗号鍵の書き込み処理を実行する前記(7)に記載のコンテンツ対応情報提供サーバ。
(9)前記コンテンツ対応情報提供サーバは、前記リボケーションリストのアクセス情報としてリボケーションリストURLを前記情報処理装置に送信する前記(7)または(8)に記載のコンテンツ対応情報提供サーバ。
(10)前記コンテンツ対応情報提供サーバは、各情報処理装置に対して、異なるリボケーションリストURLを送信する前記(7)〜(9)いずれかに記載のコンテンツ対応情報提供サーバ。
(11)前記リボケーションリストURLは、CDN(Contents Delivery Network)を構成するリボケーションリスト提供サーバの格納データに対応するURLである前記(9)または(10)に記載のコンテンツ対応情報提供サーバ。
(12) 情報記憶装置に格納したコンテンツを利用する情報処理装置と、
前記情報処理装置にコンテンツ利用許可情報を提供するコンテンツ利用管理サーバと、
前記情報記憶装置に格納した暗号化コンテンツの復号に適用する暗号鍵を提供するコンテンツ対応情報提供サーバと、
前記情報記憶装置に格納するリボケーションリストを保持したリボケーションリスト提供サーバを有する情報処理システムであり、
前記情報処理装置は、
前記コンテンツ利用管理サーバからコンテンツ利用許可情報を取得し、
前記コンテンツ対応情報提供サーバからリボケーションリストのアクセス情報を取得し、
取得したアクセス情報を適用して前記リボケーションリスト提供サーバからリボケーションリストを取得し、
取得したリボケーションリストを、前記コンテンツ対応情報提供サーバから出力されるリボケーションリスト書き込みコマンドを適用して前記情報記憶装置に記録する処理を実行する情報処理システム。
(13)前記情報処理装置は、前記コンテンツ対応情報提供サーバから、リボケーションリストを含まないデータ書き込み処理コマンドを入力し、該コマンドに前記取得したリボケーションリストを挿入してコマンドに基づく処理を実行して、リボケーションリストを前記情報記憶装置に記録する処理を実行する前記(12)に記載の情報処理システム。
(14)前記情報処理装置は、前記コンテンツ対応情報提供サーバから前記リボケーションリストのアクセス情報としてリボケーションリストURLを取得し、取得したリボケーションリストURLを適用してリボケーションリスト提供サーバからリボケーションリストを取得する前記(12)に記載の情報処理システム。
さらに、上記した装置およびシステムにおいて実行する処理の方法や、処理を実行させるプログラムも本開示の構成に含まれる。
また、明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。例えば、プログラムは記録媒体に予め記録しておくことができる。記録媒体からコンピュータにインストールする他、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介してプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
なお、明細書に記載された各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。また、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
以上、説明したように、本開示の一実施例の構成によれば、効率的なメモリカードのリボケーションリストの更新処理を可能とした構成が実現される。
具体的には、メモリカード等のデータ記憶部に格納するリボケーションリストの更新制御を、メモリカードを装着した情報処理装置のデータ処理部が実行する。データ処理部はデータ記憶部に対して例えば暗号鍵等の記録を実行するサーバからリボケーションリストURLを取得する。さらに、取得したリボケーションリストURLを適用してリボケーションリスト提供サーバからリボケーションリストを取得する。さらに、取得したリボケーションリストをデータ記憶部に記録する。記録処理に際しては、サーバからリボケーションリストを含まないデータ書き込み処理コマンドを入力し、該コマンドに取得したリボケーションリストを挿入してコマンドに基づく処理を実行してリボケーションリストの記録を実行する。
これらの構成により、メモリカードのリボケーションリスト更新をメモリカード自身の負荷、暗号鍵等の記録を実行するサーバの負荷を大きくすることなく、またリボケーションリスト提供サーバの負荷集中も排除して処理を行なうことが可能となり、効率的なメモリカードのリボケーションリスト更新処理が実現される。
10 情報処理装置
11 記録再生装置
12 PC
13 携帯端末
15 クライアント(ホスト機器)
20 メモリカード
21 保護領域(Protected Area)
22 汎用領域(General Purpose Area)
31 コンテンツ利用管理装置
32 コンテンツ提供装置
33 コンテンツ対応情報提供装置
34 リボケーションリスト提供装置
35 サーバ
100 情報処理装置(クライアント)
110 ディスク
120 メモリカード(情報記憶装置)
130 コンテンツ利用管理サーバ
140 コンテンツサーバ
150 コンテンツ対応情報提供サーバ
160 リボケーションリスト提供サーバ
701 CPU
702 ROM
703 RAM
704 バス
705 入出力インタフェース
706 入力部
707 出力部
708 記憶部
709 通信部
710 ドライブ
711 リムーバブルメディア
801 CPU
802 ROM
803 RAM
804 バス
805 入出力インタフェース
806 通信部
807 記憶部
811 保護領域(Protected Area)
812 汎用領域(General Purpose Area)

Claims (16)

  1. 情報処理装置に装着されたデータ記憶部に格納するリボケーションリストの更新制御を行うデータ処理部を有し、
    前記データ処理部は、
    前記データ記憶部に対するデータ記録を実行するデータ記録サーバから前記リボケーションリストのアクセス情報を取得し、
    取得したアクセス情報を適用してリボケーションリスト提供サーバからリボケーションリストを取得し、
    取得したリボケーションリストを前記データ記憶部に記録する処理を実行する情報処理装置。
  2. 前記データ処理部は、
    前記データ記録サーバから、リボケーションリストを含まない前記データ記憶部に対するデータ書き込み処理コマンドを入力し、該コマンドに前記取得したリボケーションリストを挿入してコマンドに基づく処理を実行して、リボケーションリストを前記データ記憶部に記録する処理を実行する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記データ記録サーバは、
    前記データ記憶部に記録された暗号化コンテンツの復号に適用する暗号鍵を前記データ記憶部に記録するコンテンツ対応情報提供サーバであり、
    前記データ記憶部と、前記コンテンツ対応情報提供サーバ間の認証の成立を条件として、前記暗号鍵を前記データ記憶部に記録するサーバである請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記データ処理部は、
    前記データ記録サーバから前記リボケーションリストのアクセス情報としてリボケーションリストURLを取得し、
    取得したリボケーションリストURLを適用してリボケーションリスト提供サーバからリボケーションリストを取得する請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記データ処理部は、
    前記データ記憶部に格納されたリボケーションリストが、前記データ記録サーバの保持するリボケーションリストより古いバージョンのリストであることが確認された場合に前記リボケーションリスト提供サーバからリボケーションリストを取得する請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記データ処理部は、
    前記データ記憶部と、前記データ記録サーバ間の認証処理に並行して、前記リボケーションリスト提供サーバからリボケーションリストを取得する処理を実行する請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 情報処理装置に装着した情報記憶装置に記録される暗号化コンテンツの復号処理に適用する暗号鍵を前記情報記憶装置に記録するコンテンツ対応情報提供サーバであり、
    前記コンテンツ対応情報提供サーバは、
    前記情報処理装置に対して、前記データ記憶部に記録するリボケーションリストのアクセス情報を送信し、
    前記情報記憶装置に対して、リボケーションリストの実体データを含まないリボケーションリスト書き込み処理コマンドを出力するコンテンツ対応情報提供サーバ。
  8. 前記コンテンツ対応情報提供サーバは、
    前記情報記憶装置との認証処理を実行し、認証成立を条件として前記暗号鍵の書き込み処理を実行する請求項7に記載のコンテンツ対応情報提供サーバ。
  9. 前記コンテンツ対応情報提供サーバは、
    前記リボケーションリストのアクセス情報としてリボケーションリストURLを前記情報処理装置に送信する請求項7に記載のコンテンツ対応情報提供サーバ。
  10. 前記コンテンツ対応情報提供サーバは、
    各情報処理装置に対して、異なるリボケーションリストURLを送信する請求項7に記載のコンテンツ対応情報提供サーバ。
  11. 前記リボケーションリストURLは、CDN(Contents Delivery Network)を構成するリボケーションリスト提供サーバの格納データに対応するURLである請求項9に記載のコンテンツ対応情報提供サーバ。
  12. 情報記憶装置に格納したコンテンツを利用する情報処理装置と、
    前記情報処理装置にコンテンツ利用許可情報を提供するコンテンツ利用管理サーバと、
    前記情報記憶装置に格納した暗号化コンテンツの復号に適用する暗号鍵を提供するコンテンツ対応情報提供サーバと、
    前記情報記憶装置に格納するリボケーションリストを保持したリボケーションリスト提供サーバを有する情報処理システムであり、
    前記情報処理装置は、
    前記コンテンツ利用管理サーバからコンテンツ利用許可情報を取得し、
    前記コンテンツ対応情報提供サーバからリボケーションリストのアクセス情報を取得し、
    取得したアクセス情報を適用して前記リボケーションリスト提供サーバからリボケーションリストを取得し、
    取得したリボケーションリストを、前記コンテンツ対応情報提供サーバから出力されるリボケーションリスト書き込みコマンドを適用して前記情報記憶装置に記録する処理を実行する情報処理システム。
  13. 前記情報処理装置は、
    前記コンテンツ対応情報提供サーバから、リボケーションリストを含まないデータ書き込み処理コマンドを入力し、該コマンドに前記取得したリボケーションリストを挿入してコマンドに基づく処理を実行して、リボケーションリストを前記情報記憶装置に記録する処理を実行する請求項12に記載の情報処理システム。
  14. 前記情報処理装置は、
    前記コンテンツ対応情報提供サーバから前記リボケーションリストのアクセス情報としてリボケーションリストURLを取得し、
    取得したリボケーションリストURLを適用してリボケーションリスト提供サーバからリボケーションリストを取得する請求項12に記載の情報処理システム。
  15. 情報処理装置において実行する情報処理方法であり、
    前記情報処理装置は、情報処理装置に装着されたデータ記憶部に格納するリボケーションリストの更新制御を行うデータ処理部を有し、
    前記データ処理部が、
    前記データ記憶部に対するデータ記録を実行するデータ記録サーバから前記リボケーションリストのアクセス情報を取得する処理と、
    取得したアクセス情報を適用してリボケーションリスト提供サーバからリボケーションリストを取得する処理と、
    取得したリボケーションリストを前記データ記憶部に記録する処理を実行する情報処理方法。
  16. 情報処理装置において情報処理を実行させるプログラムであり、
    前記情報処理装置は、情報処理装置に装着されたデータ記憶部に格納するリボケーションリストの更新制御を行うデータ処理部を有し、
    前記プログラムは、前記データ処理部に、
    前記データ記憶部に対するデータ記録を実行するデータ記録サーバから前記リボケーションリストのアクセス情報を取得する処理と、
    取得したアクセス情報を適用してリボケーションリスト提供サーバからリボケーションリストを取得する処理と、
    取得したリボケーションリストを前記データ記憶部に記録する処理を実行させるプログラム。
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