JPWO2013065840A1 - 通信制御方法、基地局、及びユーザ端末 - Google Patents
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Abstract
第1の基地局と、前記第1の基地局よりもカバレッジエリアの狭い第2の基地局と、を有する移動通信システムにおける通信制御方法は、前記第2の基地局が、自局の参照信号送信電力を前記第1の基地局に通知するステップAと、前記第1の基地局に接続するユーザ端末が、前記第2の基地局からの参照信号受信電力を測定した後、前記参照信号受信電力を前記第1の基地局に報告するステップBと、前記第1の基地局が、前記ステップAで前記第2の基地局から通知された前記参照信号送信電力と、前記ステップBで前記ユーザ端末から報告された前記参照信号受信電力と、に基づいて、前記第2の基地局と前記ユーザ端末との間の伝搬損失を推定するステップCと、を有する。
Description
本発明は、移動通信システムにおける通信制御方法、基地局、及びユーザ端末に関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)は、3GPPリリース10以降において、LTE(Long Term Evolution)を高度化したLTE Advancedの標準化を進めている(例えば、非特許文献1参照)。
LTE−Advancedでは、高電力基地局(いわゆる、マクロ基地局)のカバレッジエリアに低電力基地局(いわゆる、ピコ基地局やホーム基地局)が配置されるヘテロジーニアスネットワークの提供が検討されている。ヘテロジーニアスネットワークは、高電力基地局の負荷を低電力基地局に分散させることが可能である。
また、LTE Advancedは、LTEとの後方互換性を確保しながら広帯域化を実現すべく、LTEにおけるキャリア(周波数帯)をコンポーネントキャリア(CC)と位置付け、複数のキャリアを組み合わせて無線通信に使用するキャリアアグリゲーション技術が導入される。
3GPP TS 36.300 v10.4.0
ヘテロジーニアスネットワークでは、高電力基地局と低電力基地局とが同一のキャリアを使用する場合に、高電力基地局に接続するユーザ端末が低電力基地局のカバレッジエリア端周辺に居ると、当該低電力基地局が当該ユーザ端末からの上りリンク干渉を受けることがある。
ここで、高電力基地局が、自局に接続するユーザ端末からのメジャメントレポートに基づいて、自局以外の他の基地局に対して一定レベル以上の参照信号受信電力(Reference Signal Received Power:RSRP)を測定したユーザ端末を干渉源として推定し、当該干渉源のユーザ端末を他のキャリアにハンドオーバするなどによって、当該上りリンク干渉の解決を図ることが検討されている。このようなRSRPに基づく干渉源推定方法は、高電力基地局が、他の基地局に対して一定レベル以上のRSRPを測定したユーザ端末を、当該他の基地局に近接していると見なして、干渉源と推定するものである。
しかしながら、当該他の基地局が低電力基地局である場合、当該他の基地局の参照信号送信電力(Reference Signal Tx Power:RSTP)が低いため、ユーザ端末が一定レベル以上のRSRPを測定した時点で、当該他の基地局に近接しすぎていることがある。したがって、RSRPに基づく干渉源推定方法は、干渉源の推定精度が低いという問題があった。
そこで、本発明は、上りリンク干渉の干渉源の推定精度を向上させることができる通信制御方法、基地局、及びユーザ端末を提供する。
本発明に係る通信制御方法は、第1の基地局と、前記第1の基地局よりもカバレッジエリアの狭い第2の基地局と、を有する移動通信システムにおける通信制御方法であって、前記第2の基地局が、自局の参照信号送信電力を前記第1の基地局に通知するステップAと、前記第1の基地局に接続するユーザ端末が、前記第2の基地局からの参照信号受信電力を測定した後、前記参照信号受信電力を前記第1の基地局に報告するステップBと、前記第1の基地局が、前記ステップAで前記第2の基地局から通知された前記参照信号送信電力と、前記ステップBで前記ユーザ端末から報告された前記参照信号受信電力と、に基づいて、前記第2の基地局と前記ユーザ端末との間の伝搬損失を推定するステップCと、を有する。
本発明に係る基地局は、移動通信システムにおいて参照信号を送信する基地局であって、自局の参照信号送信電力を隣接基地局に通知する第1の通知部を有する。
本発明に係る基地局は、自局の上りリンク干渉レベルを前記隣接基地局に通知する第2の通知部をさらに有し、前記第1の通知部は、前記第2の通知部が前記上りリンク干渉レベルを前記隣接基地局に通知する際に、前記参照信号送信電力を前記隣接基地局に通知する。
本発明に係る通信制御方法は、第1の基地局と、前記第1の基地局よりもカバレッジエリアの狭い第2の基地局と、を有する移動通信システムにおける通信制御方法であって、前記第2の基地局が、自局の参照信号送信電力を含むシステム情報をブロードキャストで送信するステップAと、前記第1の基地局が、自局に接続するユーザ端末に対し、前記システム情報に含まれる前記参照信号送信電力の報告を要求するステップBと、前記ユーザ端末が、前記第2の基地局からの参照信号受信電力を測定し、前記システム情報に含まれる前記参照信号送信電力を取得した後、前記参照信号受信電力及び前記参照信号送信電力を前記第1の基地局に報告するステップCと、前記第1の基地局が、前記ステップCで前記ユーザ端末から報告された前記参照信号受信電力及び前記参照信号送信電力に基づいて、前記第2の基地局と前記ユーザ端末との間の伝搬損失を推定するステップDと、を有する。
本発明に係る基地局は、移動通信システムにおける基地局であって、自局に接続するユーザ端末に対し、他の基地局がブロードキャストで送信するシステム情報に含まれる参照信号送信電力の報告を要求する要求部と、前記ユーザ端末から報告される前記参照信号送信電力と、前記ユーザ端末から報告される前記他の基地局からの参照信号受信電力と、を受信する受信部と、を有する。
本発明に係るユーザ端末は、移動通信システムにおけるユーザ端末であって、第1の基地局から、第2の基地局がブロードキャストで送信するシステム情報に含まれる参照信号送信電力の報告要求を受信する受信部と、前記第2の基地局からの参照信号受信電力を測定し、前記システム情報に含まれる前記参照信号送信電力を取得した後、前記参照信号受信電力及び前記参照信号送信電力を前記第1の基地局に報告する報告部と、を有する。
本発明に係る通信制御方法は、第1の基地局と、前記第1の基地局よりもカバレッジエリアの狭い第2の基地局と、を有する移動通信システムにおける通信制御方法であって、前記第2の基地局が、自局の参照信号送信電力を含むシステム情報をブロードキャストで送信するステップAと、前記第1の基地局が、自局に接続するユーザ端末に対し、前記第2の基地局と前記ユーザ端末との間の伝搬損失の報告を要求するステップBと、前記ユーザ端末が、前記第2の基地局からの参照信号受信電力を測定し、前記システム情報に含まれる前記参照信号送信電力を取得した後、前記参照信号受信電力及び前記参照信号送信電力に基づいて推定される前記伝搬損失を前記第1の基地局に報告するステップCと、を有する。
本発明に係る基地局は、移動通信システムにおける基地局であって、自局に接続するユーザ端末に対し、他の基地局と前記ユーザ端末との間の伝搬損失の報告を要求する要求部と、前記他の基地局からの参照信号受信電力を測定し且つ前記他の基地局からのシステム情報に含まれる参照信号送信電力を取得した前記ユーザ端末において推定された前記伝搬損失を、前記ユーザ端末から受信する受信部と、を有する。
本発明に係るユーザ端末は、移動通信システムにおけるユーザ端末であって、第1の基地局から、第2の基地局と自端末との間の伝搬損失の報告要求を受信する受信部と、前記第2の基地局からの参照信号受信電力を測定し、前記第2の基地局からのシステム情報に含まれる参照信号送信電力を取得した後、前記参照信号受信電力及び前記参照信号送信電力に基づいて推定される前記伝搬損失を前記第1の基地局に報告する報告部と、を有する。
本発明に係る通信制御方法は、第1の基地局と、前記第1の基地局よりもカバレッジエリアの狭い第2の基地局と、前記第1の基地局及び前記第2の基地局を管理する管理装置と、を有する移動通信システムにおける通信制御方法であって、前記第1の基地局が、前記第2の基地局の参照信号送信電力を前記管理装置から取得するステップAと、前記第1の基地局に接続するユーザ端末が、前記第2の基地局からの参照信号受信電力を測定した後、前記参照信号受信電力を前記第1の基地局に報告するステップBと、前記第1の基地局が、前記ステップAで前記管理装置から取得した前記参照信号送信電力と、前記ステップBで前記ユーザ端末から報告された前記参照信号受信電力と、に基づいて、前記第2の基地局と前記ユーザ端末との間の伝搬損失を推定するステップCと、を有する。
本発明に係る基地局は、移動通信システムにおける基地局であって、他の基地局の参照信号送信電力を管理装置から取得する取得部と、前記管理装置から取得した前記参照信号送信電力と、前記ユーザ端末から報告される前記他の基地局からの参照信号受信電力と、に基づいて、前記他の基地局と前記ユーザ端末との間の伝搬損失を推定する推定部と、を有する。
図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。以下の各実施形態に係る図面において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付す。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態に係る移動通信システムを示す。本実施形態に係る移動通信システムは、LTE Advanced(3GPPリリース10以降)に基づいて構成される。
図1は、本実施形態に係る移動通信システムを示す。本実施形態に係る移動通信システムは、LTE Advanced(3GPPリリース10以降)に基づいて構成される。
図1に示すように、移動通信システムは、大型のカバレッジエリアを形成するマクロ基地局(Macro evolved Node−B:MeNB)100−1と、小型のカバレッジエリアを形成するピコ基地局(Pico evolved Node−B:PeNB)100−2と、を有する。図1では、MeNB100−1のカバレッジエリア内に設置されたPeNB100−2を1つのみ図示しているが、複数のPeNB100−2がMeNB100−1のカバレッジエリア内に設置されていてもよい。MeNB100−1及びPeNB100−2のそれぞれには、ユーザ端末(User Equipment:UE)が接続している。
以下において、MeNB100−1に接続するUEをMUE200−1と称し、PeNB100−2に接続するUEをPUE200−2と称する。また、MeNB100−1及びPeNB100−2を特に区別しないときは単にeNB100と称し、MUE200−1及びPUE200−2を特に区別しないときは単にUE200と称する。
なお、接続とは、UE200がeNB100と同期した状態であって、当該eNB100から当該UE200へ無線リソースを割り当て可能な状態を意味する。また、上りリンクとは、UE200からeNB100への通信方向を意味し、下りリンクとは、eNB100からUE200への通信方向を意味する。
MeNB100−1及びPeNB100−2は、LTEの無線アクセスネットワークであるE−UTRAN(Evolved−UMTS Terrestrial Radio Access Network)に含まれる。本実施形態では、E−UTRANは、ヘテロジーニアスネットワークとして構成されており、PeNB100−2は、MeNB100−1のカバレッジエリア内であって、例えば高トラフィック地帯(いわゆる、ホットゾーン)に配置される。
本実施形態では、MeNB100−1は、異なる2つのキャリア(CC1、CC2)をサポートしており、当該2つのキャリア中から選択したキャリアを無線通信に使用できる。各キャリアは、周波数方向において複数のリソースブロック(RB)を含む。また、本実施形態では、PeNB100−2は、1つのキャリア(CC1)をサポートしており、当該1つのキャリアを無線通信に使用する。上述したように、MeNB100−1とPeNB100−2とが同一のキャリア(CC1)を使用し、且つCC1を使用するMUE200−1がPeNB100−2のカバレッジエリア端周辺に居ると、PeNB100−2がMUE200−1からの上りリンク干渉を受けることがある。
カバレッジエリアは、1又は複数のセルにより構成される。セルは、セルIDによって識別され、キャリア(FDDの場合は上りキャリア及び下りキャリア)と対応付けられる。なお、キャリアと当該キャリアを使用するeNB100と当該eNB100のカバレッジエリアとを併せてセルと称することもある。このため、MeNB100−1はマクロセルと称されることがあり、PeNB100−2はピコセルと称されることがある。
UE200は、通信中の状態に相当するコネクティッド(RRC Connected)状態において、接続先のセル(サービングセルと称される)を切り替えることができる。このようなサービングセルの切り替えは例えばハンドオーバによって実現される。UE200のハンドオーバは、当該UE200のサービングセルによって制御される。
MeNB100−1とPeNB100−2との間には、隣接する基地局を相互接続するための論理通信路であるX2インターフェイスが設定される。また、LTEのコアネットワークであるEPC(Evolved Packet Core)とMeNB100−1との間、及びEPCとPeNB100−2との間には、EPCとの論理通信路であるS1インターフェイスが設定される。
次に、eNB100の構成を説明する。図2は、eNB100のブロック図である。図2に示すように、eNB100は、複数のアンテナ101と、無線通信部110と、ネットワーク通信部120と、記憶部130と、制御部140と、を含む。
アンテナ101は、無線信号の送受信に用いられる。無線通信部110は、例えば無線周波数(RF)回路やベースバンド(BB)回路等を用いて構成され、アンテナ101を介して無線信号を送受信する。本実施形態では、無線通信部110は、複数のキャリアを同時に使用して無線通信を行うことができる。また、無線通信部110は、参照信号(Cell specific Reference Signal:CRS)をセル毎に送信する。ネットワーク通信部120は、X2インターフェイス上で、隣接eNBとの基地局間通信を行う。また、ネットワーク通信部120は、S1インターフェイス上で、EPCとの通信を行う。記憶部130は、eNB100の制御等に用いられる各種の情報を記憶する。制御部140は、eNB100が備える各種の機能を制御する。
次に、UE200の構成を説明する。図3は、UE200のブロック図である。図3に示すように、UE200は、アンテナ201と、無線通信部210と、記憶部220と、制御部230と、を含む。
アンテナ201は、無線信号の送受信に用いられる。無線通信部210は、例えばRF回路やBB回路等を用いて構成され、アンテナ201を介して無線信号を送受信する。記憶部220は、UE200の制御等に用いられる各種の情報を記憶する。制御部230は、UE200が備える各種の機能を制御する。
次に、図1に示す通信環境を例に、移動通信システムの動作を説明する。図4は、本実施形態に係る移動通信システムの動作シーケンス図である。本動作シーケンスの初期状態において、MeNB100−1及びPeNB100−2は、共通のキャリアC1を上りリンクに使用している。なお、特に図示していないが、MeNB100−1及びPeNB100−2のそれぞれは、CRSを常時ブロードキャストしている。
図4に示すように、ステップS101において、MUE200−1は、MeNB100−1との無線通信を行う。ステップS102において、PeNB100−2は、MUE200−1からの上りリンク信号によって干渉を受ける。
PeNB100−2は、上りリンクの各リソースブロックについて干渉レベルを測定している。ステップS103において、PeNB100−2は、上りリンクのリソースブロック毎の干渉レベルを示すOverload IndicatorをX2インターフェイス上でMeNB100−1に送信する。これにより、PeNB100−2で検知された上りリンクの干渉がMeNB100−1に通知される。また、PeNB100−2は、Overload Indicatorを通知する際に、自eNB100のCRSの送信電力(RSTP)をMeNB100−1に通知する。RSTPは、Overload Indicatorが格納されるメッセージであるLoad Informaitonメッセージに含めてもよい。
MeNB100−1は、PeNB100−2からのOverload Indicator及びRSTPを受信する。MeNB100−1は、PeNB100−2からのOverload Indicatorに基づいて、PeNB100−2で上りリンク干渉が生じていることを把握する。また、MeNB100−1は、PeNB100−2からのRSTPを記憶する。
ステップS104において、MeNB100−1は、メジャメントレポート送信を指示するための測定設定情報をMUE200−1に送信する。
ステップS105において、MUE200−1は、MeNB100−1からの測定設定情報に応じて、受信可能なCRSに基づいて、MeNB100−1(サービングセル)及びPeNB100−2(隣接セル)のそれぞれについてRSRPを測定する。
ステップS106において、MUE200−1は、ステップS105で測定したMeNB100−1(サービングセル)及びPeNB100−2(隣接セル)のそれぞれについてのRSRPを含むメジャメントレポートをMeNB100−1に送信する。
ステップS107において、MeNB100−1は、ステップS103でPeNB100−2から通知されたRSTPと、ステップS106で報告されたPeNB100−2についてのRSRPと、の差分に基づいて、PeNB100−2とMUE200−1との間の伝搬損失(Pass Loss:PL)を推定する。例えば、当該RSTPから当該RSRPを減じた値を補正した結果を、上りリンクのPLとして推定してもよい。
ステップS108において、MeNB100−1は、ステップS107で推定したPLを予め設定されている閾値と比較する。当該閾値は、例えば、各PeNB100−2のカバレッジエリア半径に応じた値に予め記憶されている。ステップS107で推定したPLが閾値を下回る場合(ステップS108;YES)、当該MUE200−1はPeNB100−2に近接している(すなわちPeNB100−2のカバレッジエリア端周辺に居る)可能性が高いため、MeNB100−1は、PeNB100−2に対する上りリンクの干渉源として特定する。そして、ステップS109において、MeNB100−1は、当該MUE200−1をMeNB100−1の他のセル(他のキャリアC2)へハンドオーバする。あるいは、可能であれば、当該MUE200−1をPeNB100−2へハンドオーバしてもよい。
以上説明したように、本実施形態では、PeNB100−2は、自局のRSTPをMeNB100−1に通知する。MUE200−1は、PeNB100−2からのRSRPを測定した後、RSRPをMeNB100−1に報告する。MeNB100−1は、PeNB100−2から通知されたRSTPと、MUE200−1から報告されたRSRPと、に基づいて、PeNB100−2とMUE200−1との間のPLを推定する。
このようにして得られたPLによって、PeNB100−2とMUE200−1との間の距離を求めることができるため、MUE200−1がPeNB100−2に近接しているか否かを精度よく判別でき、MUE200−1がPeNB100−2に対する上りリンクの干渉源であるか否かを精度よく推定できる。
本実施形態では、PeNB100−2は、自局の上りリンク干渉レベルをMeNB100−1(隣接eNB100)に通知する際に、自局のRSTPをMeNB100−1に通知する。これにより、PeNB100−2のRSTPがPeNB100−2の運用中に変更される場合であっても、現時点のRSTPをMeNB100−1に通知できるため、干渉源の推定精度を向上させることができる。
[第2実施形態]
以下において、第2実施形態について、第1実施形態との相違点を主として説明する。
以下において、第2実施形態について、第1実施形態との相違点を主として説明する。
図5は、本実施形態に係る移動通信システムの動作シーケンス図である。本動作シーケンスの初期状態において、MeNB100−1及びPeNB100−2は、共通のキャリアC1を上りリンクに使用している。なお、特に図示していないが、MeNB100−1及びPeNB100−2のそれぞれは、CRSを常時ブロードキャストしている。
図5に示すように、ステップS201及びステップS202は第1実施形態と同様である。
ステップS203において、PeNB100−2は、上りリンクのリソースブロック毎の干渉レベルを示すOverload IndicatorをX2インターフェイス上でMeNB100−1に送信する。これにより、PeNB100−2で検知された上りリンクの干渉がMeNB100−1に通知される。
MeNB100−1は、PeNB100−2からのOverload Indicatorを受信する。MeNB100−1は、PeNB100−2からのOverload Indicatorに基づいて、PeNB100−2で上りリンク干渉が生じていることを把握する。
ステップS204において、MeNB100−1は、メジャメントレポート送信を指示するための測定設定情報をMUE200−1に送信する。本実施形態では、MeNB100−1は、MUE200−1に対し、システム情報ブロック・タイプ2(SIB2)に含まれるRSTPの報告を要求する。詳細には、SIB2中のRadioResourceConfigCommonに含まれるPDSCH−ConfigCommonのreferenceSignalPower(RSTP)の報告を要求する報告要求を測定設定情報に含める。なお、通常のメジャメントでは、MUE200−1は、サービングセル以外のセルのSIBをデコードしないことに留意すべきである。
ステップS205において、PeNB100−2は、ReferencePower(RSTP)を含むSIB2をブロードキャストで送信する。MUE200−1は、ステップS204でMeNB100−1から受信したRSTP報告要求に応じて、PeNB100−2からのSIB2を受信する。
ステップS206において、MUE200−1は、ステップS205で受信したSIB2をデコードし、SIB2に含まれるRSTPを取得する。また、MUE200−1は、ステップS204でMeNB100−1から受信した測定設定情報に応じて、受信可能なCRSに基づいて、MeNB100−1(サービングセル)及びPeNB100−2(隣接セル)のそれぞれについてRSRPを測定する。
ステップS207において、MUE200−1は、ステップS206で測定したMeNB100−1(サービングセル)及びPeNB100−2(隣接セル)のそれぞれについてのRSRPと、ステップS206で取得したRSTPと、を含むメジャメントレポートをMeNB100−1に送信する。なお、MUE200−1は、RSTPをメジャメントレポートとは別のレポートに含めてもよい。
ステップS208において、MeNB100−1は、ステップS207でMUE200−1から報告されたPeNB100−2についてのRSRPと、ステップS207でMUE200−1から報告されたRSTPと、の差分に基づいて、PeNB100−2とMUE200−1との間のPLを推定する。例えば、当該RSTPから当該RSRPを減じた値を補正した結果を、上りリンクのPLとして推定してもよい。
ステップS209において、MeNB100−1は、ステップS208で推定したPLを予め設定されている閾値と比較する。当該閾値は、例えば、各PeNB100−2のカバレッジエリア半径に応じた値に予め記憶されている。ステップS208で推定したPLが閾値を下回る場合(ステップS209;YES)、当該MUE200−1はPeNB100−2に近接している(すなわちPeNB100−2のカバレッジエリア端周辺に居る)可能性が高いため、MeNB100−1は、PeNB100−2に対する上りリンクの干渉源として特定する。そして、ステップS210において、MeNB100−1は、当該MUE200−1をMeNB100−1の他のセル(他のキャリアC2)へハンドオーバする。あるいは、可能であれば、当該MUE200−1をPeNB100−2へハンドオーバしてもよい。
以上説明したように、本実施形態では、PeNB100−2は、自局のRSTPを含むSIB2をブロードキャストで送信する。MeNB100−1は、MUE200−1に対し、SIB2に含まれるRSTPの報告を要求する。MUE200−1は、PeNB100−2からのRSRPを測定し、SIB2に含まれるRSTPを取得した後、RSRP及びRSTPをMeNB100−1に報告する。MeNB100−1は、MUE200−1から報告されたRSRP及びRSTPに基づいて、PeNB100−2とMUE200−1との間のPLを推定する。
このようにして得られたPLによって、PeNB100−2とMUE200−1との間の距離を求めることができるため、MUE200−1がPeNB100−2に近接しているか否かを精度よく判別でき、MUE200−1がPeNB100−2に対する上りリンクの干渉源であるか否かを精度よく推定できる。
[第3実施形態]
以下において、第3実施形態について、上述した各実施形態との相違点を主として説明する。
以下において、第3実施形態について、上述した各実施形態との相違点を主として説明する。
図6は、本実施形態に係る移動通信システムの動作シーケンス図である。本動作シーケンスの初期状態において、MeNB100−1及びPeNB100−2は、共通のキャリアC1を上りリンクに使用している。なお、特に図示していないが、MeNB100−1及びPeNB100−2のそれぞれは、CRSを常時ブロードキャストしている。
図6に示すように、ステップS301及びステップS302は第1実施形態と同様である。
ステップS303において、PeNB100−2は、上りリンクのリソースブロック毎の干渉レベルを示すOverload IndicatorをX2インターフェイス上でMeNB100−1に送信する。これにより、PeNB100−2で検知された上りリンクの干渉がMeNB100−1に通知される。
MeNB100−1は、PeNB100−2からのOverload Indicatorを受信する。MeNB100−1は、PeNB100−2からのOverload Indicatorに基づいて、PeNB100−2で上りリンク干渉が生じていることを把握する。
ステップS304において、MeNB100−1は、メジャメントレポート送信を指示するための測定設定情報をMUE200−1に送信する。本実施形態では、MeNB100−1は、MUE200−1に対し、Overload Indicatorの送信元セル(PeNB100−2)との間のPLの報告を要求する。詳細には、PLの報告要求を測定設定情報に含める。
ステップS305において、PeNB100−2は、ReferencePower(RSTP)を含むSIB2をブロードキャストで送信する。MUE200−1は、ステップS304でMeNB100−1から受信したPL報告要求に応じて、PeNB100−2からのSIB2を受信する。
ステップS306において、MUE200−1は、ステップS305で受信したSIB2をデコードし、SIB2に含まれるRSTPを取得する。また、MUE200−1は、ステップS304でMeNB100−1から受信した測定設定情報に応じて、受信可能なCRSに基づいて、MeNB100−1(サービングセル)及びPeNB100−2(隣接セル)のそれぞれについてRSRPを測定する。
ステップS307において、MUE200−1は、ステップS306で取得したRSTPと、ステップS306で測定したPeNB100−2についてのRSRPと、の差分に基づいて、PeNB100−2とMUE200−1との間のPLを推定する。例えば、当該RSTPから当該RSRPを減じた値を補正した結果を、上りリンクのPLとして推定してもよい。
ステップS308において、MUE200−1は、ステップS306で測定したMeNB100−1(サービングセル)及びPeNB100−2(隣接セル)のそれぞれについてのRSRPと、ステップS307で推定したPLと、を含むメジャメントレポートをMeNB100−1に送信する。なお、MUE200−1は、PLをメジャメントレポートとは別のレポートに含めてもよい。
ステップS309において、MeNB100−1は、ステップS308でMUE200−1から報告されたPLを予め設定されている閾値と比較する。当該閾値は、例えば、各PeNB100−2のカバレッジエリア半径に応じた値に予め記憶されている。MUE200−1から報告されたPLが閾値を下回る場合(ステップS309;YES)、当該MUE200−1はPeNB100−2に近接している(すなわちPeNB100−2のカバレッジエリア端周辺に居る)可能性が高いため、MeNB100−1は、PeNB100−2に対する上りリンクの干渉源として特定する。そして、ステップS310において、MeNB100−1は、当該MUE200−1をMeNB100−1の他のセル(他のキャリアC2)へハンドオーバする。あるいは、可能であれば、当該MUE200−1をPeNB100−2へハンドオーバしてもよい。
以上説明したように、本実施形態では、PeNB100−2は、自局のRSTPを含むSIB2をブロードキャストで送信する。MeNB100−1は、自局に接続するMUE200−1に対し、PeNB100−2とMUE200−1との間のPLの報告を要求する。MUE200−1は、PeNB100−2からのRSRPを測定し、SIB2に含まれるRSTPを取得した後、RSRP及びRSTPに基づいて推定されるPLをMeNB100−1に報告する。
このようにして得られたPLによって、PeNB100−2とMUE200−1との間の距離を求めることができるため、MUE200−1がPeNB100−2に近接しているか否かを精度よく判別でき、MUE200−1がPeNB100−2に対する上りリンクの干渉源であるか否かを精度よく推定できる。
[第4実施形態]
以下において、第4実施形態について、上述した各実施形態との相違点を主として説明する。本実施形態では、図7に示すように、MeNB100−1及びPeNB100−2のそれぞれを管理する保守監視装置(Operation and Maintenance:OAM)300は、MeNB100−1及びPeNB100−2のそれぞれのRSTPを把握している。また、OAM300は、配下のeNB100からの問い合わせに応じて、指定されたeNB100(セル)のRSTPを通知する。
以下において、第4実施形態について、上述した各実施形態との相違点を主として説明する。本実施形態では、図7に示すように、MeNB100−1及びPeNB100−2のそれぞれを管理する保守監視装置(Operation and Maintenance:OAM)300は、MeNB100−1及びPeNB100−2のそれぞれのRSTPを把握している。また、OAM300は、配下のeNB100からの問い合わせに応じて、指定されたeNB100(セル)のRSTPを通知する。
図8は、本実施形態に係る移動通信システムの動作シーケンス図である。本動作シーケンスの初期状態において、MeNB100−1及びPeNB100−2は、共通のキャリアC1を上りリンクに使用している。なお、特に図示していないが、MeNB100−1及びPeNB100−2のそれぞれは、CRSを常時ブロードキャストしている。
図8に示すように、ステップS401及びステップS402は第1実施形態と同様である。
ステップS403において、PeNB100−2は、上りリンクのリソースブロック毎の干渉レベルを示すOverload IndicatorをX2インターフェイス上でMeNB100−1に送信する。これにより、PeNB100−2で検知された上りリンクの干渉がMeNB100−1に通知される。
MeNB100−1は、PeNB100−2からのOverload Indicatorを受信する。MeNB100−1は、PeNB100−2からのOverload Indicatorに基づいて、PeNB100−2で上りリンク干渉が生じていることを把握する。
ステップS404において、MeNB100−1は、メジャメントレポート送信を指示するための測定設定情報をMUE200−1に送信する。
ステップS405において、MUE200−1は、MeNB100−1からの測定設定情報に応じて、受信可能なCRSに基づいて、MeNB100−1(サービングセル)及びPeNB100−2(隣接セル)のそれぞれについてRSRPを測定する。
ステップS406において、MUE200−1は、ステップS406で測定したMeNB100−1(サービングセル)及びPeNB100−2(隣接セル)のそれぞれについてのRSRPを含むメジャメントレポートをMeNB100−1に送信する。
一方で、ステップS407において、MeNB100−1は、OAM300に対し、Overload Indicatorの送信元セル(PeNB100−2)のRSTPを問い合わせる。
ステップS408において、OAM300は、ステップS407での問い合わせに応じて、PeNB100−2のRSTPをMeNB100−1に通知する。これにより、MeNB100−1は、PeNB100−2のRSTPを取得する。
ステップS409において、MeNB100−1は、ステップS406で報告されたPeNB100−2についてのRSRPと、ステップS408でOAM300から通知されたRSTPと、の差分に基づいて、PeNB100−2とMUE200−1との間のPLを推定する。例えば、当該RSTPから当該RSRPを減じた値を補正した結果を、上りリンクのPLとして推定してもよい。
ステップS410において、MeNB100−1は、ステップS409で推定したPLを予め設定されている閾値と比較する。当該閾値は、例えば、各PeNB100−2のカバレッジエリア半径に応じた値に予め記憶されている。ステップS407で推定したPLが閾値を下回る場合(ステップS410;YES)、当該MUE200−1はPeNB100−2に近接している(すなわちPeNB100−2のカバレッジエリア端周辺に居る)可能性が高いため、MeNB100−1は、PeNB100−2に対する上りリンクの干渉源として特定する。そして、ステップS411において、MeNB100−1は、当該MUE200−1をMeNB100−1の他のセル(他のキャリアC2)へハンドオーバする。あるいは、可能であれば、当該MUE200−1をPeNB100−2へハンドオーバしてもよい。
以上説明したように、本実施形態では、MeNB100−1は、PeNB100−2のRSTPをOAM300から取得する。MUE200−1は、PeNB100−2からのRSRPを測定した後、RSRPをMeNB100−1に報告する。MeNB100−1は、OAM300から取得したRSTPと、MUE200−1から報告されたRSRPと、に基づいて、PeNB100−2とMUE200−1との間のPLを推定する。
このようにして得られたPLによって、PeNB100−2とMUE200−1との間の距離を求めることができるため、MUE200−1がPeNB100−2に近接しているか否かを精度よく判別でき、MUE200−1がPeNB100−2に対する上りリンクの干渉源であるか否かを精度よく推定できる。
[その他の実施形態]
この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
例えば、上述した各実施形態は、別個独立に実施する場合に限らず、相互に組み合わせて実施してもよい。
また、上述した各実施形態においてX2インターフェイス上で送受信されていた情報は、EPCを介してS1インターフェイス上で送受信してもよい。
さらに、上述した各実施形態においては、MeNB及びPeNBの組み合わせを例に説明したが、MeNB及びフェムトセル(HeNB)の組み合わせであってもよく、PeNB及びフェムトセル(HeNB)の組み合わせであってもよい。
なお、米国仮出願第61/555271号(2011年11月3日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
以上のように、本発明は、上りリンク干渉の干渉源の推定精度を向上させることができるので、移動通信などの無線通信分野において有用である。
Claims (11)
- 第1の基地局と、前記第1の基地局よりもカバレッジエリアの狭い第2の基地局と、を有する移動通信システムにおける通信制御方法であって、
前記第2の基地局が、自局の参照信号送信電力を前記第1の基地局に通知するステップAと、
前記第1の基地局に接続するユーザ端末が、前記第2の基地局からの参照信号受信電力を測定した後、前記参照信号受信電力を前記第1の基地局に報告するステップBと、
前記第1の基地局が、前記ステップAで前記第2の基地局から通知された前記参照信号送信電力と、前記ステップBで前記ユーザ端末から報告された前記参照信号受信電力と、に基づいて、前記第2の基地局と前記ユーザ端末との間の伝搬損失を推定するステップCと、
を有することを特徴とする通信制御方法。 - 移動通信システムにおいて参照信号を送信する基地局であって、
自局の参照信号送信電力を隣接基地局に通知する第1の通知部を有することを特徴とする基地局。 - 自局の上りリンク干渉レベルを前記隣接基地局に通知する第2の通知部をさらに有し、
前記第1の通知部は、前記第2の通知部が前記上りリンク干渉レベルを前記隣接基地局に通知する際に、前記参照信号送信電力を前記隣接基地局に通知することを特徴とする請求項2に記載の基地局。 - 第1の基地局と、前記第1の基地局よりもカバレッジエリアの狭い第2の基地局と、を有する移動通信システムにおける通信制御方法であって、
前記第2の基地局が、自局の参照信号送信電力を含むシステム情報をブロードキャストで送信するステップAと、
前記第1の基地局が、自局に接続するユーザ端末に対し、前記システム情報に含まれる前記参照信号送信電力の報告を要求するステップBと、
前記ユーザ端末が、前記第2の基地局からの参照信号受信電力を測定し、前記システム情報に含まれる前記参照信号送信電力を取得した後、前記参照信号受信電力及び前記参照信号送信電力を前記第1の基地局に報告するステップCと、
前記第1の基地局が、前記ステップCで前記ユーザ端末から報告された前記参照信号受信電力及び前記参照信号送信電力に基づいて、前記第2の基地局と前記ユーザ端末との間の伝搬損失を推定するステップDと、
を有することを特徴とする通信制御方法。 - 移動通信システムにおける基地局であって、
自局に接続するユーザ端末に対し、他の基地局がブロードキャストで送信するシステム情報に含まれる参照信号送信電力の報告を要求する要求部と、
前記ユーザ端末から報告される前記参照信号送信電力と、前記ユーザ端末から報告される前記他の基地局からの参照信号受信電力と、を受信する受信部と、
を有することを特徴とする基地局。 - 移動通信システムにおけるユーザ端末であって、
第1の基地局から、第2の基地局がブロードキャストで送信するシステム情報に含まれる参照信号送信電力の報告要求を受信する受信部と、
前記第2の基地局からの参照信号受信電力を測定し、前記システム情報に含まれる前記参照信号送信電力を取得した後、前記参照信号受信電力及び前記参照信号送信電力を前記第1の基地局に報告する報告部と、
を有することを特徴とするユーザ端末。 - 第1の基地局と、前記第1の基地局よりもカバレッジエリアの狭い第2の基地局と、を有する移動通信システムにおける通信制御方法であって、
前記第2の基地局が、自局の参照信号送信電力を含むシステム情報をブロードキャストで送信するステップAと、
前記第1の基地局が、自局に接続するユーザ端末に対し、前記第2の基地局と前記ユーザ端末との間の伝搬損失の報告を要求するステップBと、
前記ユーザ端末が、前記第2の基地局からの参照信号受信電力を測定し、前記システム情報に含まれる前記参照信号送信電力を取得した後、前記参照信号受信電力及び前記参照信号送信電力に基づいて推定される前記伝搬損失を前記第1の基地局に報告するステップCと、
を有することを特徴とする通信制御方法。 - 移動通信システムにおける基地局であって、
自局に接続するユーザ端末に対し、他の基地局と前記ユーザ端末との間の伝搬損失の報告を要求する要求部と、
前記他の基地局からの参照信号受信電力を測定し且つ前記他の基地局からのシステム情報に含まれる参照信号送信電力を取得した前記ユーザ端末において推定された前記伝搬損失を、前記ユーザ端末から受信する受信部と、
を有することを特徴とする基地局。 - 移動通信システムにおけるユーザ端末であって、
第1の基地局から、第2の基地局と自端末との間の伝搬損失の報告要求を受信する受信部と、
前記第2の基地局からの参照信号受信電力を測定し、前記第2の基地局からのシステム情報に含まれる参照信号送信電力を取得した後、前記参照信号受信電力及び前記参照信号送信電力に基づいて推定される前記伝搬損失を前記第1の基地局に報告する報告部と、
を有することを特徴とするユーザ端末。 - 第1の基地局と、前記第1の基地局よりもカバレッジエリアの狭い第2の基地局と、前記第1の基地局及び前記第2の基地局を管理する管理装置と、を有する移動通信システムにおける通信制御方法であって、
前記第1の基地局が、前記第2の基地局の参照信号送信電力を前記管理装置から取得するステップAと、
前記第1の基地局に接続するユーザ端末が、前記第2の基地局からの参照信号受信電力を測定した後、前記参照信号受信電力を前記第1の基地局に報告するステップBと、
前記第1の基地局が、前記ステップAで前記管理装置から取得した前記参照信号送信電力と、前記ステップBで前記ユーザ端末から報告された前記参照信号受信電力と、に基づいて、前記第2の基地局と前記ユーザ端末との間の伝搬損失を推定するステップCと、
を有することを特徴とする通信制御方法。 - 移動通信システムにおける基地局であって、
他の基地局の参照信号送信電力を管理装置から取得する取得部と、
前記管理装置から取得した前記参照信号送信電力と、ユーザ端末から報告される前記他の基地局からの参照信号受信電力と、に基づいて、前記他の基地局と前記ユーザ端末との間の伝搬損失を推定する推定部と、
を有することを特徴とする基地局。
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