以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。本実施形態では、予め決められた基本端末と連携して所望の機能を実現する追加装置の仕様を決定する商品実現システムの一例として、予め決められた基本端末と物理的に接続して、所望の機能を実現する追加装置の仕様を決定する商品実現システムの一例について説明する。
なお、本実施形態では、一例として、追加装置が基本端末と物理的に接続することにより所望の機能を実現する場合について説明するが、これに限らず、追加装置が基本端末と物理的に接続してなくてもよい。例えば、商品実現システムは、無線通信または赤外線通信などを用いて基本端末と連携することにより所望の機能を実現する追加装置の仕様を決定してもよい。
<商品実現システムの概略について>
図1は、本実施形態における商品実現システム1の構成を示す概略図である。商品実現システム1は、ユーザ端末100_1、…、100_MのM個(Mは1以上の整数)のユーザ端末100_i(iは1からMまでの整数)と、サーバ装置200と、製作者端末300_1、…、300_NのN個(Nは1以上の整数)の製作者端末300_j(jは1からNまでの整数)とを備える。各ユーザ端末100_iは、通信網412を介してサーバ装置200と接続されている。また、各製作者端末300_jは、通信網423を介してサーバ装置200と接続されている。
各ユーザ端末100_iは、通信網412を介してサーバ装置200と通信可能であり、各ユーザ端末100_iは、通信網412を介してサーバ装置200に各種の情報を送信する。また、各ユーザ端末100_iは、通信網412を介してサーバ装置200から送信された各種の情報を受信する。
同様に、各製作者端末300_jは、通信網423を介してサーバ装置200と通信可能であり、各製作者端末300_jは、通信網423を介してサーバ装置200に各種の情報を送信する。また、各製作者端末300_jは、通信網423を介してサーバ装置200から送信された各種の情報を受信する。
サーバ装置200は、各ユーザ端末100_iまたは各製作者端末300_jから送信された各種の情報を受信する。また、サーバ装置200は、各ユーザ端末100_iまたは各製作者端末300_jに各種の情報を送信する。
サーバ装置200は、1以上のユーザ端末100_iおよび1以上の製作者端末300_jと情報通信を行うことにより、基本装置に何らかの機能を付加する追加装置の仕様を決定する。
<ユーザ端末の概略構成について>
図2は、本実施形態におけるユーザ端末100_iの構成を示す概略ブロック図である。ユーザ端末100_iは、記憶部101と、入力部102と、制御部103と、通信部104と、表示部105とを備える。
記憶部101には、制御部103が実行するインターネットブラウザのプログラムが記憶されている。
入力部102は、ユーザ端末100_iを操作するユーザにより入力される入力情報を受け付ける。入力部102は、受け付けた入力情報を制御部103に出力する。入力部102は、例えば、キーボードとマウスである。具体的には、例えば、入力部102は、キーボードから入力されたキー入力情報(例えば、アイディア入力情報)を、制御部103に出力する。また、例えば、入力部102は、カーソルの移動を指示する移動指示情報と、マウスが左クリックされた左クリック情報とを制御部103に出力する。
制御部103は、記憶部101からインターネットブラウザのプログラムを読み出し、読み出したインターネットブラウザのプログラムを実行する。これにより、制御部103は、インターネットブラウザの表示画面を表示部105に表示させる。
制御部103は、入力部102から入力された入力情報に基づいて、表示部105に表示を変更させる。具体的には、例えば、制御部103は、入力部102から入力されたカーソル移動指示情報に基づいて、表示部105に表示されたカーソルの位置を移動させる。
また、制御部103は、入力部102から入力されたキー入力情報を一時的に保持する。また、制御部103は、表示部の105の表示画面においてカーソルが所定のボタン(例えば、ラジオボタン又はセレクトボックスなど)の上にあるときに、入力部102から入力された左クリック情報に基づいて、左クリック情報により選択された選択情報を一時的に保持する。そして、制御部103は、入力部102から入力された左クリック情報に基づいて、表示部105の表示画面を変更する。
そして、制御部103は、表示部の105の表示画面においてカーソルが所定のボタン(例えば、選択ボタン又は送信ボタンなど)の上にある場合に、入力部102から左クリック情報が入力されると、一時的に保持していたキー入力情報または選択情報を通信部104からサーバ装置200に送信させる。
また、制御部103は、通信部104から入力された情報に基づいて、サーバ装置200のページを表示部105に表示させる。
通信部104は、制御部103による制御に基づいて、制御部103から入力されたキー入力情報または選択情報をサーバ装置200に送信する。
逆に、通信部104は、サーバ装置200から送信された情報を受信し、制御部103に出力する。
<ユーザ端末に表示されるWebページについて>
続いて、表示部105に表示されるWebページの例について、図3から図8を用いて説明する。図3は、ユーザ端末100_iに表示されるアイディア入力ページのブラウザ画面W30の一例である。同図のブラウザ画面W30内には、入力欄R31と、ラジオボタンR32と、ラジオボタンR33と、セレクトボックスR34と、セレクトボックスR35と、セレクトボックスR36と、送信ボタンR37とが示されている。
入力欄R31は、アイディアを入力する入力欄である。ラジオボタンR32は、特注希望を選択するボタンであり、ラジオボタンR33は、量産希望を選択するボタンである。これにより、ユーザは、特注希望と量産希望とを二者択一で選択することができる。
また、セレクトボックスR34はアイディアの仕様を作成する期限である仕様作成期限の年を選択するプルダウン形式のメニューである。同様に、セレクトボックスR35は、仕様作成期限の月を選択するプルダウン形式のメニューである。同様に、セレクトボックスR36は、仕様作成期限の日を選択するプルダウン形式のメニューである。これにより、ユーザは、仕様作成期限を選択することができる。
送信ボタンR37は、ブラウザ画面W30において入力された各種情報をサーバ装置200に送信するためのボタンである。表示部の105の表示画面においてカーソルが送信ボタンR37の上にある際にマウスが左クリックされ、入力部102から左クリック情報が入力されると、制御部103は、入力欄R31に入力されたアイディアを示すアイディア情報と、ラジオボタン(R32又はR33)により選択された量産希望有無の情報(ニーズ情報)と、セレクトボックス(R34、R35又はR36)により選択された仕様作成期限の情報とを、通信部104からサーバ装置200に送信する。
図4は、ユーザ端末100_iに表示される仕様選択ページのブラウザ画面W40の一例である。同図のブラウザ画面W40内には、仕様作成者名と、外観図と、パーツリストと、仕様と、価格の各組が示された表R41が示されている。また、表R41内には、ラジオボタンR42と、ラジオボタンR43と、ラジオボタンR44とが示されている。これにより、ユーザは、3つのラジオボタン(R42からR44)のうちの1つを選択することにより、3つの仕様から1つを選択することができる。
また、同図のブラウザ画面W40内には、仕様OKボタンR45と、仕様NGボタンR46とが示されている。3つのラジオボタンのうちの1つが選択された状態で、表示部の105の表示画面においてカーソルが仕様OKボタンR45上にある際にマウスが左クリックされ、入力部102から左クリック情報が入力されると、制御部103は、選択されたラジオボタンに関連付けられた仕様IDを、通信部104からサーバ装置200に送信する。ここで、仕様IDは、仕様を識別する識別情報である。
また、表示部の105の表示画面においてカーソルが仕様NGボタンR46上にある際にマウスが左クリックされ、入力部102から左クリック情報が入力されると、制御部103は、表示された全ての仕様を却下することを示す仕様NG情報を、通信部104からサーバ装置200に送信する。
図5は、ユーザ端末100_iに表示されるアンケート回答ページのブラウザ画面W50の一例である。同図のブラウザ画面W50内には、アイディアと価格とが関連付けられた表R51が示されている。アイディアは「暗闇でもフラッシュをたかずに撮影できるカメラ」であり、そのアイディアを実現する追加装置の価格が10000円であることが示されている。
また、ブラウザ画面W50内には、ラジオボタンR52と、ラジオボタンR53とが示されている。ラジオボタンR52は、上記のアイディアを実現する追加装置を上記の価格で購入したい場合に選択されるボタンである。逆に、ラジオボタンR53は、上記のアイディアを実現する追加装置を上記の価格で購入したくない場合に選択されるボタンである。これにより、ユーザは、上記のアイディアを実現する追加装置を購入したいか購入したくないかを二者択一で選択することができる。
また、ブラウザ画面W50内には、送信ボタンR54が示されている。ラジオボタンR52が選択された状態で、表示部の105の表示画面においてカーソルが送信ボタンR54上にある際にマウスが左クリックされ、入力部102から左クリック情報が入力されると、制御部103は、購入希望の有無を示す購入希望有無情報の値を1とし、購入希望有無情報を、通信部104からサーバ装置200に送信する。
一方、ラジオボタンR53が選択された状態で、表示部の105の表示画面においてカーソルが送信ボタンR54上にある際にマウスが左クリックされ、入力部102から左クリック情報が入力されると、制御部103は、購入希望有無情報の値を0とし、購入希望有無情報を、通信部104からサーバ装置200に送信する。
図6は、ユーザ端末100_iに表示される投票ページのブラウザ画面W60の一例である。同図のブラウザ画面W60内には、順位とアイディアの内容と現在の投票数の組を示す表R61が示されている。すなわち、現在の投票数に応じた各アイディアの順位および各アイディアの内容が示されている。
表R61のアイディアの内容の列に示された各アイディアの下線は、そのアイディアの改良案を入力する改良案ページへのリンクが貼られていることを表している。
また、表R61内には、チェックボックスR62と、チェックボックスR63と、チェックボックスR64とが示されている。これにより、ユーザは、3つのチェックボックス(R62からR64)のうちの1つをチェックすることにより、3つのアイディアから1つを選択することができる。
また、同図のブラウザ画面W60内には、投票ボタンR65が示されている。チェックボックス(R62からR64)がチェックされた状態で、カーソルが投票ボタンR65の上にある際にマウスが左クリックされ、入力部102から左クリック情報が入力されると、制御部103は、チェックされたチェックボックス(R62からR64)に関係付けられたアイディアIDを、通信部104からサーバ装置200に送信する。ここで、アイディアIDは、アイディアを識別する識別情報である。これにより、ユーザ端末100_iは、サーバ装置200に記憶されているアイディアIDに関連付けられた投票数を1加算させることができる。
図7は、ユーザ端末100_iに表示される追加装置の仕様入力ページのブラウザ画面W70の一例である。同図のブラウザ画面W70内には、追加装置の仕様を入力する入力欄R71と、送信ボタンR72とが示されている。
送信ボタンR72は、入力欄R71に入力された仕様情報をサーバ装置200に送信するためのボタンである。表示部の105の表示画面においてカーソルが送信ボタンR72の上にある際にマウスが左クリックされ、入力部102から左クリック情報が入力されると、制御部103は、入力欄R71に入力された追加装置の仕様を示す仕様情報を、通信部104からサーバ装置200に送信する。
図8は、ユーザ端末100_iに表示されるアイディアの改良案を入力する改良案入力ページのブラウザ画面W80の一例である。同図のブラウザ画面W80内には、アイディアの改良案を入力する入力欄R81と、送信ボタンR82とが示されている。
同図のブラウザ画面W80は、図6の投票ページのブラウザ画面W60の順位が1位のアイディアである「被写体が止まったときに撮影できるカメラ」のリンクから遷移した後の改良案入力ページである。
同図のブラウザ画面W80の例では、「被写体が 止まったときに撮影できるカメラ」というアイディアの改良案として、入力欄R81に入力された「被写体が止まったとき、かつ被写体が正面を向いているときに撮像するカメラ」が示されている。
また、送信ボタンR82は、入力欄R81に入力された情報をサーバ装置200に送信するためのボタンである。表示部の105の表示画面においてカーソルが送信ボタンR82の上にある際にマウスが左クリックされ、入力部102から左クリック情報が入力されると、制御部103は、入力欄R81に入力された改良案を示す改良案情報を、通信部104からサーバ装置200に送信する。
<製作者端末の概略構成について>
図9は、本実施形態における製作者端末300_jの構成を示す概略ブロック図である。製作者端末300_jは、記憶部301と、入力部302と、制御部303と、通信部304と、表示部305とを備える。製作者端末300_jの構成は、ユーザ端末100_iと同一である。
記憶部301には、制御部303が実行するインターネットブラウザのプログラムが記憶されている。
入力部302は、製作者端末300_jを操作する製作者により入力される入力情報を受け付ける。入力部302は、受け付けた入力情報を制御部303に出力する。入力部302は、例えば、キーボードとマウスである。具体的には、例えば、入力部302は、キーボードから入力されたキー入力情報(例えば、アイディア入力情報)を、制御部303に出力する。また、例えば、入力部302は、カーソルの移動を指示するカーソル移動指示情報と、マウスが左クリックされた左クリック情報とを制御部303に出力する。
制御部303は、入力部302から入力された入力情報に基づいて、表示部305の表示を変更させる。具体的には、例えば、制御部303は、入力部302から入力されたカーソル移動指示情報に基づいて、表示部305に表示されたカーソルの位置を移動させる。
また、制御部303は、入力部302から入力されたキー入力情報を一時的に保持する。また、制御部303は、表示部の105の表示画面においてカーソルが所定のボタン(例えば、ラジオボタン又はセレクトボックスなど)の上にあるときに、入力部302から入力された左クリック情報に基づいて、左クリック情報により選択された選択情報を一時的に保持する。そして、制御部303は、入力部302から入力された左クリック情報に基づいて、表示部305の表示画面を変更する。
そして、制御部303は、表示部の105の表示画面においてカーソルが所定のボタン(例えば、選択ボタン又は送信ボタンなど)の上にある場合に、入力部302から左クリック情報が入力されると、一時的に保持していたキー入力情報または選択情報を通信部304からサーバ装置200に送信ささせる。
また、制御部303は、通信部304から入力された情報に基づいて、サーバ装置200のページを表示部305に表示させる。
通信部304は、制御部303による制御に基づいて、制御部303から入力されたキー入力情報または選択情報をサーバ装置200に送信する。
通信部304は、サーバ装置200から送信された情報を受信し、制御部303に出力する。
<製作端末に表示されるWebページについて>
表示部305に表示されるWebページの例について、図10から図13を用いて説明する。図10は、製作者端末300_jに表示されるアイディアリストページのブラウザ画面W100の一例である。同図のブラウザ画面W100内には、アイディアリストを示す表R101と、選択ボタンR102と、選択ボタンR103と、選択ボタンR104とが示されている。
表R101には、アイディアの順位と、アイディアと、現在の投票数と、仕様作成期限の組が示されている。表R101では、アイディアの順位が高い順に、上からアイディアが並んでいることが示されている。ここでアイディアの順位は、現在の投票数に応じ、現在の投票数が多いほど順位が高い。
表示部の305の表示画面においてカーソルが各選択ボタン(R102、R103又はR104)の上にある際にマウスが左クリックされ、入力部302から左クリック情報が入力されると、制御部303は、その選択ボタンに関連付けられたアイディアIDを通信部304からサーバ装置200に送信するとともに、サーバ装置200に対して、選択ボタンに関連付けられた仕様入力ページを要求する。
これにより、サーバ装置200は、アイディアIDと仕様入力ページの要求を受信すると、そのアイディアIDに対応する仕様入力ページを生成する仕様入力ページ情報を、要求があった製作者端末300_jに送信する。製作者端末300_jの通信部304は、サーバ装置200から送信された仕様入力ページ情報を受信し、受信した仕様入力ページ情報を制御部303に出力する。制御部303は、通信部304から入力された仕様入力ページ情報に基づいて、仕様入力ページを表示部305に表示させる。これにより、仕様入力ページが表示部305に表示される。
図11は、製作者端末300_jに表示される仕様入力ページのブラウザ画面W110の一例である。同図のブラウザ画面W110内には、入力欄R111と、チェックボックス領域R112と、入力欄R113と、入力欄R114と、参照ボタンR115と、送信ボタンR116と、アイディア挿入領域R117とが示されている。
図11の例は、図10の表R101内の順位が1位のアイディアである「被写体が 止まったときに撮影できるカメラ」に対応する選択ボタンR102が左クリックされた後に、遷移する仕様入力ページである。
アイディア挿入領域R117には、選択されたアイディアが挿入される。
入力欄R111は、「被写体が止まったときに撮影できるカメラ」というアイディアを具現化する追加装置の仕様を入力する入力欄である。
また、チェックボックス領域R112には、チェックボックスとパーツ名との組が順に並んでおり、製作者端末300_jを操作する追加装置の製作者は、入力欄R111に入力された追加装置の仕様で用いるパーツが選択できる。具体的には、パーツとして、カメラモジュール、通信モジュール、振動モジュール、マイクモジュール、センサー、液晶パネル毎にチェックボックスが存在する。これにより、製作者端末300_jを操作する追加装置の製作者は、各チェックボックスをチェックすることにより、そのチェックボックスに関連付けられたパーツを選択することができる。
また、パーツとしてカメラモジュールを用いる際には、レンズの種類(例えば、レンズA、レンズB又はレンズC)及びメモリの種類(メモリA、メモリB又はメモリC)毎にチェックボックスが存在する。また、パーツとして通信モジュールを用いる際には、通信の態様(例えば、通信A、通信B又は通信C)毎にチェックボックスが存在する。例えば、通信Aが赤外線通信モジュールで、通信Bが無線LANモジュールである。
これにより、製作者端末300_jを操作する追加装置の製作者は、各チェックボックスをチェックすることにより、そのチェックボックスに関連付けられたレンズの種類、メモリの種類又は通信の種類を選択することができる。
チェックボックス領域R112において、レンズAと、メモリAと、液晶パネルのチェックボックスにチェックが入れられている。また、パーツ原価として、レンズAが2000円、メモリAが1000円、液晶パネルが1000円であることが示されている。また、パーツ原価の合計金額が4000円であることが示されている。
製作者端末300_jは、各チェックボックスがチェックされた場合、チェックされたパーツ名をサーバ装置200に送信する。サーバ装置200は、製作者端末300_jから送信されたパーツ名に関連付けられたパーツ原価を読み出し、そのパーツ原価を製作者端末300_jに送信する。製作者端末300_jは、サーバ装置200から送信されたパーツ原価をチェックボックス領域R112に表示する。
これにより、製作者端末300_jは、チェックボックスがチェックされたパーツの原価を表示するので、製作者端末300_jを操作する追加装置の製作者は、パーツの原価を知ることができる。これにより、追加装置の製作者は、パーツ原価に基づいて、追加装置の販売価格の目安を立てることができる。
入力欄R113は、追加装置の販売価格を入力する入力欄である。
なお、製作者端末300_jは、パーツ原価の合計金額に基づいて、追加装置の販売価格案を、入力欄R113に表示してもよい。その場合、サーバ装置200は、パーツ原価の合計金額を算出し、算出したパーツ原価の合計金額に対して所定の倍率(例えば、1.5倍)を乗じた販売価格案を算出する。サーバ装置200は、算出した販売価格案を製作者端末300_jに送信する。製作者端末300_jは、サーバ装置200から送信されたパーツ原価をチェックボックス領域R112に表示する。
入力欄R114は、追加装置の外観図のファイルパスを入力する入力欄である。参照ボタンR115は、ファイルパスの入力を支援するボタンである。表示部の305の表示画面においてカーソルが参照ボタンR115の上にある際にマウスが左クリックされ、入力部302から左クリック情報が入力されると、制御部303は、表示部305にファイルの選択画面を表示させる。表示部の305の表示画面においてカーソルがその画面内において表示されているファイル名の上にある際にマウスが左クリックされ、入力部302から左クリック情報が入力されると、制御部303は、左クリックにより選択されたファイルのパスを入力欄R113に表示する。
送信ボタンR116は、仕様入力ページで入力された情報をサーバ装置200に送信するためのボタンである。表示部の305の表示画面においてカーソルが送信ボタンR116の上にある際にマウスが左クリックされ、入力部302から左クリック情報が入力されると、制御部303は、追加装置の仕様、使用するパーツ、販売価格のそれぞれを示す情報と外観図のファイルとを、通信部304からサーバ装置200に送信させる。
これにより、サーバ装置200は、製作者端末300_jから送信された仕様入力ページで入力された情報と外観図のファイルとを受信し、追加装置の仕様、使用するパーツ、販売価格のそれぞれを示す情報と、外観図のファイルと、仕様作成者を識別する製作者IDとをアイディアIDと関連付けて記憶する。
そして、サーバ装置200は、そのアイディアIDのアイディアを投稿したユーザのユーザIDとともに仕様選択ページの要求を受信した場合、そのアイディアIDに関連付けられた追加装置の仕様、外観図、パーツリスト、価格及び製作者IDのそれぞれを示す情報を後述する自装置の記憶部210から読み出す。また、サーバ装置200は、読み出した製作者IDに関連付けられた製作者名を示す情報を記憶部210から読み出す。また、サーバ装置200は、仕様選択ページのソースコードを記憶部210から読み出す。
そして、サーバ装置200は、読み出した追加装置の仕様、追加装置の仕様、外観図、パーツリスト、価格及び製作者IDを仕様選択ページのソースコード内の予め決められた箇所に挿入する。そして、サーバ装置200は、挿入により変更された仕様選択ページを示す仕様選択ページ情報をユーザ装置100_iに送信する。これにより、ユーザ装置100_iは、受信した仕様選択ページ情報に基づいて、仕様選択ページ(例えば、図4)を表示することができる。
図12は、製作者端末300_jに表示される追加装置の検査項目入力ページのブラウザ画面W120の一例である。同図のブラウザ画面W120内には、入力欄R121と、検査作業フローを示す表と、送信ボタンR126とが示されている。検査作業フローを示す表には、検査項目と検査条件とその検査項目が検査条件により検査された結果得られる検査結果の入力欄との組が示されている。また、各検査項目は、矢印が示す順に検査されることが示されている。
入力欄R121は、追加装置を識別する追加装置IDを入力する入力欄である。ここでは、一例として、入力欄R121に「2」が入力された状態が示されている。入力欄R122は、温度性能試験により得られた検査結果(以下、温度性能試験結果と称す)を入力する入力欄である。入力欄R123は、異常電圧試験により得られた検査結果(以下、異常電圧試験結果と称す)を入力する入力欄である。入力欄R124は、強度試験により得られた検査結果(以下、強度試験結果と称す)を入力する入力欄である。入力欄R125は、電源ON/OFF耐久試験により得られた検査結果(以下、電源ON/OFF耐久試験結果と称す)を入力する入力欄である。
ここで、例えば、各検査結果には、対応する検査条件を満たす場合に1が入力され、対応する検査条件を満たさない場合に0が入力される。具体意的には、例えば、電源ON/OFF耐久試験結果とは、予め決められた回数(例えば、1万回)電源のONとOFFを繰り返しても壊れないか否かを示す数値であり、1の場合、壊れない(耐久性有り)ことを示し、0の場合、壊れる(耐久性無し)ことを示す。送信ボタンR126は、入力欄R121〜R125に入力された情報をサーバ装置200に送信するためのボタンである。
表示部の305の表示画面においてカーソルが送信ボタンR125の上にある際にマウスが左クリックされ、入力部302から左クリック情報が入力されると、制御部303は、入力欄R121に入力された追加装置ID、入力欄R122に入力された温度性能試験結果、入力欄R123に入力された異常電圧試験結果、入力欄R124に入力された強度試験結果及び入力欄R125に入力された電源ON/OFF耐久試験結果それぞれを示す情報を通信部304からサーバ装置200に送信させる。
これにより、サーバ装置200は、製作者端末300_jから送信された追加装置ID、温度性能試験結果、異常電圧試験結果、強度試験結果及び電源ON/OFF耐久試験結果それぞれを示す情報を記憶する。ここで、サーバ装置200は、検査項目毎に予め決められた適正範囲を記憶している。
サーバ装置200は、記憶している検査項目毎の適正範囲を参照し、受信した各検査項目が検査項目毎に予め決められた適正範囲に入っているか否か判定する。すべての検査項目が適正範囲に入っている場合、サーバ装置200は、その追加装置IDに関連付けられた追加装置を認証すると判定する。一方、検査項目が1つでも適正範囲に入っていない場合、サーバ装置200は、その追加装置IDに関連付けられた追加装置を認証しないと判定する。
図13は、製作者端末300_jに表示される特許を受ける権利の譲渡を打診するためのページのブラウザ画面W130の一例である。同図のブラウザ画面W130内には、表R131と、送信ボタンR135とが示されている。また、表R131内には、チェックボックスR132と、チェックボックスR133と、チェックボックスR134とが示されている。
表R131には、ユーザがサーバ装置200にアップロードしたアイディア又はユーザがサーバ装置200にアップロードした追加装置の仕様とチェックボックス(R132、R133、またはR134)の組が示されている。例えば、チェックボックスR132と、「被写体が止まったときに撮影できるカメラ」というアイディアの組が示されている。
送信ボタンR135は、チェックボックスR132〜R134にチェックされたアイディアまたは追加装置の仕様に関連付けられたアイディアIDまたは仕様IDをサーバ装置200に送信するためのボタンである。ここで、仕様IDは、追加装置を識別する識別情報である。
カーソルが送信ボタンR135の上にある際にマウスが左クリックされ、入力部302から左クリック情報が入力されると、制御部303は、チェックボックスがチェックされたものがアイディアであるか追加装置の構成であるかを示すアイディアフラグ情報(例えば、アイディアフラグは1でアイディア、0で追加装置の構成を示す)を通信部304からサーバ装置200に送信させる。
また、それとともに、制御部303は、チェックボックスでチェックされたものがアイディアの場合、アイディアに関連付けられたアイディアIDを通信部304からサーバ装置200に送信させ、チェックボックスでチェックされたものが追加装置の構成の場合、その構成に関連付けられた構成IDを通信部304からサーバ装置200に送信させる。
<サーバ装置の概略構成について>
続いて、本実施形態におけるサーバ装置200について説明する。図14は、本実施形態におけるサーバ装置200の構成を示す概略ブロック図である。サーバ装置200は、記憶部210と、通信部220と、制御部230とを備える。
記憶部210には、ページの情報が記憶されている。具体的には、例えば、記憶部210には、ユーザ登録ページのソースコードを示すユーザ登録ページ情報、製作者登録ページのソースコードを示す製作者登録ページ情報が記憶されている。また、記憶部210には、アイディアの入力をするアイディア入力ページ(例えば、図3)のソースコードを示すアイディア入力ページ情報が記憶されている。また、記憶部210には、サーバ装置200にアップロードされたアイディアを表示するアイディアページのソースコードを示すアイディアページ情報が記憶されている。
また、記憶部210には、ユーザが仕様を選択する仕様選択ページ(例えば、図4)のソースコードを示す仕様選択ページ情報が記憶されている。また、記憶部210には、ユーザがアンケートに回答するためのアンケート回答ページ(例えば、図5)のソースコードを示すアンケート回答ページ情報が記憶されている。また、記憶部210には、ユーザが商品化されたら購入したいアイディアに投票する投票ページ(例えば、図6)のソースコードを示す投票ページ情報が記憶されている。
また、記憶部210には、追加装置を販売する追加装置の販売ページのソースコードを示す追加装置の販売ページ情報が記憶されている。また、記憶部210には、追加装置の仕様を入力する仕様入力ページ(例えば、図7)のソースコードを示す仕様入力ページ情報が記憶されている。
また、記憶部210には、アイディアの改良案を入力する改良案入力ページ(図8)のソースコードを示す改良案入力ページ情報が記憶されている。
また、記憶部210には、アイディアが投票に基づいた順位順に表示されるアイディアリストページ(例えば、図10)のソースコードを示すアイディアリストページ情報が記憶されている。また、記憶部210には、アイディアを具現化する追加装置の仕様を入力する仕様入力ページ(例えば、図11)のソースコードを示す仕様入力ページ情報が記憶されている。
また、記憶部210には、追加装置の検査項目を入力する検査項目入力ページ(例えば、図12)のソースコードを示す検査項目入力ページ情報が記憶されている。また、記憶部210には、特許を受ける権利の譲渡を打診する権利譲渡打診ページ(例えば、図13)のソースコードを示す権利譲渡打診ページ情報が記憶されている。
また、記憶部210には、制御部230により各種の情報が記憶される。
通信部220は、ユーザ端末100_iから通信網412を介して送信された各種の情報を受信し、受信した各種の情報を制御部230に出力する。また、通信部220は、制御部230から入力された各種の情報を、通信網412を介してユーザ端末100_iへ送信する。
また、通信部220は、製作者端末300_jから通信網423を介して送信された各種の情報を受信し、受信した各種の情報を制御部230に出力する。また、通信部220は、制御部230から入力された各種の情報を、通信網423を介して製作者端末300_jへ送信する。
制御部230は、通信部220から入力された各種の情報を、記憶部210に記憶させる。また、制御部230は、ユーザ端末100_iから送信された登録ページの要求が、通信部220から入力された場合、記憶部210から登録ページ情報を読み出す。制御部230は、通信部220からその要求があったユーザ端末100_iへ登録ページ情報を送信させる。
そして、制御部230は、ユーザ端末100_iから送信されたログインパスワード、名前、住所、メールアドレス及び銀行口座のそれぞれを示す情報が通信部220から入力された場合、そのユーザを識別する固有の識別情報であるユーザIDを生成する。そして、制御部230は、生成したユーザIDと、入力されたログインパスワード、名前、住所、メールアドレス及び銀行口座とを関連付けて記憶部210のテーブルT1に記憶する。
図15は、記憶部210に記憶されているユーザ登録情報が示されたテーブルT1の一例である。同図のテーブルT1において、ユーザID、ログインパスワード、名前、住所、メールアドレス、入金用銀行口座、クレジッドカード、追加装置に具現化されたアイディアの件数及びユーザカテゴリの組が示されている。
例えば、ユーザIDが「1」のユーザは、ログインパスワードが「XXXXXXXX」で、名前が「○○太郎」で、住所が「東京都…」で、メールアドレスが「abc@AAA.com」で、入金用銀行口座が「○○銀行 XX支店 普通口座No.12345678」で、クレジッドカードが「○○カード 有効期限:13年04月 No.1111222233334444」で、追加装置に具現化されたアイディアの件数が「0」で、ユーザカテゴリが「ライトユーザ」であることが示されている。
制御部230は、ユーザ登録時には、追加装置に具現化されたアイディアの件数を「0」、ユーザカテゴリを「ライトユーザ」に設定する。
制御部230は、あるアイディアの商品化を決定した場合、後述するアイディア情報が記憶されたテーブルT3において、そのアイディアのアイディアIDに関連付けられたユーザIDを参照する。そして、制御部230は、ユーザ登録情報が記憶されたテーブルT1において、参照したユーザIDに追加装置に具現化されたアイディアの件数を1だけ増加させる。これにより、制御部230は、追加装置に具現化されたアイディアの件数を更新することができる。
また、追加装置に具現化されたアイディアの件数が第1の閾値(例えば、5)以上になった場合、そのユーザIDに関連付けられたユーザカテゴリをミドルユーザに変更する。また、追加装置に具現化されたアイディアの件数が第1の閾値より大きい第2の閾値(例えば、10)以上になった場合、そのユーザIDに関連付けられたユーザカテゴリをヘビーユーザに変更する。
すなわち、制御部230は、追加装置に具現化されたアイディアの件数に基づいて、ユーザのユーザカテゴリを変更する。
なお、本実施形態では、制御部230によるユーザカテゴリの変更は、追加装置に具現化されたアイディアの件数に基づいて行われたが、これに限らず、量産化された追加装置のアイディアを提供した件数に基づいて行われてもよい。
追加装置を開発するために必要なHDK(Hardware Development Kits、以下HDKと称する)を使用するユーザは、エンドユーザであっても、追加装置を自作したいユーザまたは追加装置の制作会社である。ここで、HDKは、追加装置の製品開発するための環境キットである。具体的には、例えば、HDKは、基本端末と追加装置を接続するためのメカニカル及び電気のインターフェイスであり、「技術情報(ソフトウェア及び各種ドキュメント含む)」と「部品キット(基本モジュール)」から成る。
本実施形態では、ライトユーザは、HDKのキット利用はあまりせず、できている追加装置を購入するのが主流とする。一方、ヘビーユーザは、HDKのキットを用いて、自分で追加装置を作成またはカスタマイズできるユーザである。そして、ミドルユーザは、ライトユーザとヘビーユーザの中間に位置する。
技術情報とは、例えば、接点情報(電流定格情報又は電圧定格情報)、通信規格に関する情報(プロトコル、通信速度、通信容量)、追加装置のソフトウェアを開発する際に使用できる命令や関数の集合(Application Program I/F(API))などである。
部品キットとは、例えば、基本端末と追加装置とを接続するメカニカルマウント、ICチップ、通信用部品などである。
制御部230は、ユーザのレベル(追加装置の製作技術)を、(1)ユーザによるお金(登録料金)の支払いに応じて、または(2)出したアイディアの数に応じて、または(3)出したアイディアによって付与されるポイント数に応じて、または製品化までいったアイディアの数に応じて決定する。
制御部230は、ユーザのレベルに応じて提供するHDKに格差をつける。具体的には、例えば、制御部230は、ユーザのレベルが高くなるほど、より高性能なICチップを利用可能にする。あるいは、制御部230は、ユーザのレベルが高くなるほど、より通信パラメータの良い(例えば、通信速度が速い、通信距離が長い、通信感度が高い)通信モジュールを利用可能にする。あるいは、制御部230は、ユーザのレベルが高くなるほど、特別な機能が使えるAPIを提供する。
これにより、サーバ装置200は、ユーザのレベルを複数設定し、ユーザのレベル毎に提供するHDKの仕様を異なるものにするので、製作者に対して、追加装置の製作頻度又は製作意欲を高める動機を与えることができる。
図14に戻って、制御部230は、製作者端末300_jから送信された製作者登録ページの要求が、通信部220から入力された場合、記憶部210から製作者登録ページ情報を読み出す。制御部230は、通信部220からその要求があった製作者端末300_jへ登録ページ情報を送信させる。
そして、制御部230は、その製作者端末300_jから送信されたログインパスワード、製作者名、メールアドレス及び製作者カテゴリのそれぞれを示す情報が通信部220から入力された場合、その製作者を識別する固有の識別情報である製作者IDを生成する。ここで、製作者カテゴリは、製作者によって選択された製作者のカテゴリである。製作者カテゴリは、例えば、一般メーカ、個人で追加装置を製作するパワーユーザと、基本端末を製造する管理メーカ、その管理メーカが基本端末の製造または追加装置の製造を委託する委託メーカなどがある。
そして、制御部230は、生成した製作者IDと、入力されたログインパスワード、製作者名、メールアドレス及び製作者カテゴリとを関連付けて記憶部210のテーブルT2に記憶する。
図16は、記憶部210に記憶されている製作者登録情報が示されたテーブルT2の一例である。同図のテーブルT2において、製作者ID、ログインパスワード、製作者名、メールアドレス及び製作者カテゴリの組が示されている。例えば、製作者IDが「1」の製作者は、ログインパスワードが「A7B3C5D2」で、製作者名が「A社」で、メールアドレスが「aaa@XXX.com」で、製作者カテゴリが「一般メーカ」であることが示されている。
製作者には、会社だけでなく、個人も含まれ、製作者が個人の場合にはテーブルT2の製作者名の項目には、個人名が記憶される。
図17は、制御部230の構成を示す概略ブロック図である。制御部230は、付加情報通信部230Aと、仕様情報通信部230Bと、仕様決定部231と、購買需要調査部232と、販売処理部234と、認証部235と、特許性判定部236と、改良案判定部237と、検査項目抽出部238とを備える。
付加情報通信部230Aは、通信部220がユーザ端末100_iから、基本装置へ付加したい機能を示す付加機能情報を受信した場合、付加機能情報を製作者端末300_jへ通信部220を介して送信する。
仕様情報通信部230Bは、通信部220が製作者端末300_jから、上記機能を具現化するための追加装置の仕様を示す仕様情報を受信した場合、仕様情報をユーザ端末100_iへ通信部220を介して送信する。
ここで、仕様情報には、追加装置を製作するためのパーツのリストであるパーツリストが含まれる。パーツリストは、追加装置を製作する際に必ず使用する基本モジュールと選択的に使用する選択モジュールとを有する。
基本モジュールは、基本装置と追加装置とを接続する接続部材を含むものである。また、選択モジュールには、撮影装置を構成するデバイス、振動デバイス、マイクロフォン、センサー又は表示パネルのうち少なくとも1つが含まれるものである。
仕様決定部231は、ユーザ端末100_iから送信されたアイディア入力ページの要求が通信部220から入力された場合、記憶部210からアイディア入力ページを読み出す。そして、仕様決定部231は、読み出したアイディア入力ページ情報をそのページを要求したユーザ端末100_iへ通信部220から送信させる。
そして、仕様決定部231は、ユーザ端末100_iから送信されたアイディア情報と量産希望の有無情報と仕様作成期限情報とそのアイディア情報が示すアイディアを提供したユーザのユーザIDとが通信部220から入力された場合、そのアイディア情報が示すアイディアを識別するアイディアIDを生成する。
そして、仕様決定部231は、入力されたアイディアID、ユーザID、アイディア、量産希望の有無及び仕様作成期限それぞれを示す情報を関連付けて記憶部210のテーブルT3に記憶させる。また、その際に、仕様決定部231は、新たに記憶させるアイディアIDに関連付けられた投票数を0とし、アイディアIDに関連付けられた親アイディアIDと新規性フラグとには値を入れない。
図18は、記憶部210に記憶されているアイディア情報が示されたテーブルT3の一例である。同図のテーブルT3において、アイディアID、ユーザID、親アイディアID、アイディア、量産希望の有無、仕様作成期限、投票数、新規性フラグ及び譲渡フラグの各組が示されている。
例えば、アイディアIDが「1」の場合、ユーザIDが「2」で、親アイディアIDが値なしで、アイディアが「被写体が止まったときに撮影できるカメラ」で、量産希望の有無が「無」で、使用作成期限が「2011年1月30日」で、投票数が「256」で、新規性フラグが「1」で、譲渡フラグが「1」であることが示されている。
ここで、投票数とは、投票数に関連付けられたアイディアが商品化された場合に購入を希望するユーザにより投票された数である。
新規性フラグとは、新規性フラグに関連付けられたアイディアに新規性があるか否かを示す情報であり、新規性フラグに関連付けられたアイディアに新規性がある場合に1を、そのアイディアに新規性がない場合に0を示す。
また、譲渡フラグとは、譲渡フラグに関連付けられたアイディアについて特許を受ける権利が、アイディアを投稿したユーザから製作者カテゴリが管理メーカであるメーカに譲渡されたか否かを示す情報である。譲渡フラグは、アイディアについて特許を受ける権利が譲渡された場合に1を示し、そのアイディアについて特許を受ける権利が譲渡されていない場合に0を示す。
また、基本アイディアIDとは、改良アイディアに付される改良の対象となるアイディアのアイディアIDである。図18の領域R191に示されたアイディアIDが4のアイディアは、アイディアIDが1のアイディアが改良されたアイディアである。そのため、アイディアIDが4のアイディアの基本アイディアIDとして1が示されている。
制御部303は、ユーザ端末100_iから送信された基本アイディアIDと改良案を入力したユーザIDと改良案情報と量産希望の有無情報と仕様作成期限情報とが通信部220から入力された場合、アイディアIDを生成する。そして、制御部303は、生成したアイディアIDと改良案を入力したユーザIDと改良の対象となる基本アイディアIDと、改良案情報と量産希望の有無情報と仕様作成期限情報とを関連付けて記憶部210のテーブルT3に記憶させる。
図17に戻って、仕様決定部231は、製作者端末300_jから送信されたアイディアページの要求が通信部220から入力された場合、アイディアページ情報を記憶部210から読み出す。そして、仕様決定部231は、読み出したアイディアページ情報を製作者端末300_jに通信部220から送信させる。
仕様決定部231は、製作者端末300_jから送信された選択アイディアIDが通信部220から入力された場合、仕様入力ページ情報を記憶部210から読み出す。ここで、選択アイディアIDは、製作者により選択されたアイディアを識別する識別情報である。そして、仕様決定部231は、仕様入力ページ情報が示す仕様入力ページを選択アイディアIDに応じて変更する。具体的には、例えば、仕様決定部231は、入力された選択アイディアIDに対応するアイディア情報を記憶部210のテーブルT3から読み出す。そして、仕様決定部231は、仕様入力ページのソースコードの箇所に、読み出したアイディア情報が示すアイディアを挿入する。
上記の処理を図11に示すブラウザ画面W110を例にして説明する。仕様決定部231は、1を示すアイディアIDが入力された場合、記憶部210のテーブルT3からアイディアIDが1に関連付けられたアイディアである「被写体が止まったときに撮影できるカメラ」を読み出す。そして、仕様決定部231は、記憶部210から読み出した仕様入力ページのソースコードの箇所にアイディア「被写体が止まったときに撮影できるカメラ」を挿入する。
そして、仕様決定部231は、挿入により変更した仕様入力ページのソースコードを示す仕様入力ページ情報を通信部220から製作者端末300_jに送信する。
これにより、製作者端末300_jでは、図11に示すブラウザ画面W110のように、仕様入力ページに1であるアイディアIDに対応するアイディアである「被写体が止まったときに撮影できるカメラ」が表示される。これにより、製作者端末300_jを操作する製作者は、アイディアの仕様を入力する際に、選択したアイディアを確認しつつ仕様を入力することができるので、間違ったアイディアに対して仕様を入力するといったミスを減らすことができる。
仕様決定部231は、製作者端末300_jから送信されたアイディアIDと製作者IDと外観図のファイルとパーツリスト情報と仕様情報と価格情報とが通信部220から入力された場合、仕様に固有の識別情報である仕様IDを生成する。そして、仕様決定部231は、入力された外観図のファイルを記憶部210に記憶するとともに、記憶部210に記憶された外観図のファイルパスを取得する。
仕様決定部231は、仕様ID、アイディアID、製作者ID、外観図のファイルパス、パーツリスト、仕様および価格それぞれを示す情報を互いに関連付けて、記憶部210のテーブルT4に記憶させる。
図19は、記憶部210に記憶されている仕様情報が示されたテーブルT4の一例である。同図のテーブルT4において、仕様ID、アイディアID、製作者ID、外観図のファイルパス、パーツリスト、仕様および価格の各組が示されている。例えば、仕様IDが「1」の場合、アイディアIDが「1」で、製作者IDが「1」で、外観図のファイルパスが「/Data/0003/001.jpg」で、パーツリストが「レンズA、メモリA」で、仕様が「デジタルカメラ100万画素」で、価格が「10000」円であることが示されている。
図17に戻って、仕様決定部231は、アイディアの仕様作成期限に到達したか否か判定する。仕様作成期限に到達した場合、そのアイディアのアイディアIDに関連付けられたユーザIDを記憶部210に記憶されたテーブルT3から読み出す。そして、仕様決定部231は、ユーザIDに関連付けられたメールアドレス情報を記憶部210に記憶されたテーブルT1から読み出す。
そして、仕様決定部231は、そのアイディアIDのアイディアに設定された仕様作成期限になった旨のメールを読み出したメールアドレス宛に送信する。これにより、仕様決定部231は、アイディアを投稿したユーザに、そのアイディアの仕様作成期限に到達したことを知らせることができる。
仕様決定部231は、ユーザ端末100_iから送信されたアイディアIDと、そのアイディアIDが示すアイディアの仕様選択ページ(例えば、図4)の要求が通信部220から入力された場合、記憶部210から仕様選択ページのソースコードを読み出す。また、仕様決定部231は、記憶部210のテーブルT4から、入力されたアイディアIDに関連付けられた仕様、外観図のファイルパス、パーツリストおよび価格それぞれを示す情報を抽出する。
そして、仕様決定部231は、抽出した情報が示す仕様、外観図のファイルパス、パーツリストおよび価格を、仕様選択ページのソースコードに挿入する。そして、仕様決定部231は、挿入により変更された仕様選択ページのソースコードを示す仕様選択ページ情報を通信部220から要求があった端末装置100_iに送信する。
具体的には、例えば、図19のテーブルT4の例において、入力されたアイディアIDが3の場合、仕様決定部231は、3のアイディアIDに関連付けられた3組の仕様作成者名、外観図、パーツリスト、仕様及び価格それぞれを示す情報を読み出す。
仕様決定部231は、読み出した情報が示す仕様作成者名、外観図、パーツリスト、仕様及び価格を仕様選択ページのソースコードに挿入することにより、図4に示されるブラウザ画面W40を生成する仕様選択ページのソースコードを生成する。そして、仕様決定部231は、生成した仕様選択ページのソースコードを示す仕様選択ページ情報を通信部220から要求があった端末装置100_iに送信する。
仕様決定部231は、ユーザ端末100_iから選択された仕様情報(以下、選択情報とも称する)が通信部220から入力された場合、選択された仕様情報で追加装置を作成することを決定する。そして、仕様決定部231は、追加装置を識別する追加装置IDを生成する。そして、仕様決定部231は、その仕様情報を、追加装置ID、アイディアID、製作者ID,外観図のファイルパス、パーツリスト及び価格それぞれを示す情報と関連付けて、記憶部210の追加装置情報のテーブルT5に保存する。
以上により、仕様決定部231は、ユーザ端末100_iへ送信した仕様情報が示す仕様のうちから選択された一の仕様を示す選択情報を通信部220がユーザ端末100_iから受信した場合、選択情報が示す一の仕様を追加装置の仕様として決定する。これにより、仕様決定部231は、ユーザが付加したい機能を基本端末と連携することにより実現する追加装置の仕様を決定することができる。
図20は、記憶部210に記憶されている追加装置情報が示されたテーブルT5の一例である。同図のテーブルT5において、追加装置ID、アイディアID、その追加装置IDの追加装置の仕様を作成した製作者を識別する製作者ID、外観図のファイルパス、パーツリスト、仕様、価格、量産フラグ、認証フラグ、新規性フラグの各組が示されている。例えば、追加装置IDが1の場合、アイディアIDが「1」で、製作者IDが「1」で、外観図のファイルパスが「/Data/0003/001.jpg」、パーツリストが「レンズA、メモリA」、仕様が「デジタルカメラ100万画素」で、価格が「10000」円で、量産フラグが「1」で、認証フラグが「1」で、新規性フラグが「1」である。
ここで、量産フラグは量産するか否かを示すフラグで、量産フラグに関連付けられた追加装置IDの追加装置が量産される場合1で、量産フラグに関連付けられた追加装置IDの追加装置が量産されない場合すなわち特注品の場合0である。
また、認証フラグは、追加装置が予め決められた基準を満たすか否かを示すフラグで、認証フラグに関連付けられた追加装置IDの追加装置が予め決められた基準を満たす場合1で、その追加装置が予め決められた基準を満たさない場合0である。
また、新規性フラグは、追加装置に新規性が有るか否か示すフラグで、追加装置IDの追加装置に新規性が有る場合1で、その追加装置に新規性が無い場合0である。
予めユーザ端末100_iから受信した付加機能を具現化した追加装置について量産希望か否かを示す量産希望の有無情報が記憶部210に記憶されている前提で、記憶部210に記憶されているテーブルT5における量産フラグの変更処理について説明する。
仕様決定部231により追加装置の仕様が決定された場合、購買需要調査部232は、記憶部230に記憶されている量産希望の有無情報が量産希望を示す場合、その追加装置の購買需要を調査する。
図21Aは、記憶部210に記憶されているパーツ情報が示されたテーブルT6の一例である。ここで、パーツ情報とは、追加装置が選択可能なパーツの情報である。同図において、パーツを識別するパーツID、パーツ、原価および検査が必要な検査項目を識別する検査項目IDの各組が示されている。例えば、パーツIDが1の場合、パーツは「レンズA」で、原価が「2000」円で、検査が必要な検査項目を識別する検査項目IDが「1、2、3」であることが示されている。
図21Bは、記憶部210に記憶されている検査項目の情報が示されたテーブルT7の一例である。同図において、検査項目ID、検査項目、検査条件およびその検査項目の検査結果の適正範囲の各組が示されている。例えば、検査項目IDが1の場合、検査項目は「温度性能試験」で、検査条件は「−30度〜75度で動作」で、検査結果の適正範囲が「1」であることが示されている。ここで、温度性能試験の検査結果は、−30度〜75度で動作したときに1で、−30度〜75度で動作しなかったときに0である。
図21Aにおいて、検査項目IDが1の検査項目は、テーブルT7で温度性能試験に対応付けられている。また、検査項目IDが2の検査項目は、テーブルT7で異常電圧試験に対応付けられている。また、検査項目IDが3の検査項目は、テーブルT7で強度試験に対応付けられている。よって、パーツIDが1の場合に必要な検査項目は、温度性能試験、異常電圧試験および強度試験である。
制御部230は、製作者端末300_jからチェックボックスがチェックされたパーツ情報が通信部220を介して入力された場合、制御部230は、そのパーツ情報に対応する原価を記憶部210から読み出す。制御部230は、読み出した原価を通信部220を介して製作者端末300_jへ送信する。
図22は、購買情報調査部232の構成を示す概略ブロック図である。購買情報調査部232は、アンケート取得部232_1と、通信制御部232_2と、更新部232_3と、量産決定部234_4とを備える。
アンケート取得部232_1は、通信部220がアイディア情報を送信したユーザ端末100_iを含む端末装置からのアクセスを受信すると、そのアイディアを具現化した追加装置の購買希望の有無を問うアンケートを示すアンケート回答ページ情報を取得し、取得したアンケート回答ページ情報を通信制御部232_2へ出力する。具体的には、例えば、アンケート取得部232_1は、記憶210に予め記憶されている回答ページ情報を読み出し、読み出した回答ページ情報を通信制御部232_2へ出力する。
通信制御部232_2は、アンケート取得部232_1から入力されたアンケート回答ページ情報を、サーバ装置200へアクセスした端末装置100_iであって、そのアンケート回答ページを表示する端末装置100_iへ通信部220から送信させる。
更新部232_3は、通信部220が端末装置100_iからアンケートの回答情報を受信する毎に、購買希望数情報(数量情報)を含む回答情報に基づいて、記憶部210に記憶されている購買希望の数を更新する。
量産決定部234_4は、更新部232_3による購買希望の数が更新される毎に、記憶部210に記憶されている購買希望の数が予め決められた閾値を越えるか否か判定する。予め決められた閾値を越えた場合、量産決定部234_4は、追加装置の量産を決定する。そして、量産決定部234_4は、記憶部210のテーブルT5において、量産が決定した追加装置の追加装置IDに関連付けられた量産フラグを1にする。
また、量産決定部234_4は、記憶部210のテーブルT5において追加装置IDに関連付けられたアイディアIDを参照する。そして、量産決定部234_4は、記憶部210のテーブルT3においてそのアイディアIDに関連付けられたユーザIDを参照し、記憶部210のテーブルT1においてユーザIDに関連付けられたユーザアドレスを抽出する。更に、量産決定部234_4は、その追加装置を量産する旨を抽出したメールアドレス宛てに通信部220から送信させる。
図17に戻って、販売処理部234は、ユーザ端末100_iから送信された追加装置の販売ページの要求が通信部220から入力されると、販売処理部234は、記憶部210のテーブルT5からその追加装置の各種情報を記憶部210から読み出す。また、販売処理部234は、記憶部210から販売ページのソースコードを読み出す。そして、販売処理部234は、読み出した追加装置の各種情報を、販売ページのソースコード内の予め決められた箇所に挿入する。そして、販売処理部234は、挿入により変更された販売ページのソースコードを示す販売ページ情報を追加装置の販売ページの要求をしたユーザ端末100_iへ通信部220から送信させる。
そして、販売処理部234は、ユーザ端末100_iから送信された購入追加装置ID情報が通信部220から入力されると、その追加装置のアイディアを投稿したユーザIDを記憶部210から抽出する。ここで、購入追加装置IDはユーザが購入を申し込んだ追加装置IDである。
具体的には、販売処理部234は、記憶部210のテーブルT5において、入力された購入追加装置IDに対応するアイディアIDを参照する。そして、販売処理部234は、記憶部210のテーブルT3において、参照したアイディアIDと関連付けられたユーザIDを読み出す。これにより、販売処理部234は、購入追加装置IDの追加装置のアイディアを投稿したユーザIDを抽出することができる。
販売処理部234は、図15のテーブルT1において、抽出したユーザIDに関連付けられた入金用銀行口座を読み出す。また、販売処理部234は、図15のテーブルT2において、製作者カテゴリが管理メーカのメールアドレスを読み出す。そして、販売処理部234は、読み出した管理メーカのメールアドレス宛てに、アイディアを投稿したユーザの入金用銀行口座にアイディア料を振り込むべき旨のメールを送信する。これにより、管理メーカはそのメールの内容を確認して、アイディアを投稿したユーザの入金用銀行口座にアイディア料を振り込むことができる。
そして、製作者端末300_jが、注文された追加装置の配送が手配済みであることを示す配送手配済情報を製作者端末300_jに送信する。販売処理部234は、製作者端末300_jから送信された配送手配済情報が通信部220から入力された場合、記憶部210のテーブルT1から購入するユーザのユーザIDに関連付けられたメールアドレスを読み出す。
そして、販売処理部234は、配送が手配済みである旨のメールを、読み出したメールアドレス宛てに通信部220から送信させる。これにより、販売処理部234は、注文したユーザのメールアドレス宛てに配送が手配済みである旨のメールを通信部220から送信させることができる。
続いて、認証部235の処理について説明する。認証部235は、製作者端末300_jから送信された認証ページの要求が通信部220から入力された場合、記憶部210から認証ページのソースコードを示す認証ページ情報を読み出す。そして、認証部235は、読み出した認証ページ情報を製作者端末300_jに通信部220から送信させる。これにより、製作者端末300_jは、認証ページを表示することができる。
認証部235は、製作者端末300_jから送信された追加装置IDとその追加装置IDの追加装置の検査項目を示す検査項目情報と、検査項目毎の検査結果を示す検査結果情報とが通信部220から入力された場合、認証部235は、その検査結果情報が示す検査結果の値が予め決められた適性範囲内か否か判定する。また、検査項目が複数ある場合には、認証部235は、全ての検査項目の検査結果が検査項目毎に予め決められた適性範囲内であるか否か判定する。
具体的には、例えば、認証部235は、以下の処理を検査項目毎に行う。認証部235は、通信部220から入力された検査項目情報が示す検査項目に関連付けられた適正範囲を記憶部のテーブルT7から読み出す。そして、認証部235は、通信部220から入力された検査結果が、読み出した適正範囲内であるか否か判定する。
全ての検査項目の検査結果が検査項目毎に予め決められた適性範囲内の場合、認証部235は、追加装置IDの追加装置を認証すると判定する。そして、認証部235は、記憶部210のテーブルT5において、その追加装置の追加装置IDに関連付けられた認証フラグを1にする。
一方、検査項目の検査結果のうち1つでも、検査項目毎に予め決められた適性範囲内でない場合、認証部235は、追加装置IDの追加装置を認証しないと判定する。そして、認証部235は、記憶部210のテーブルT5において、その追加装置の追加装置IDに関連付けられた認証フラグを0にする。
そして、認証部235は、記憶部210のテーブルT5における認証フラグを更新した後に、追加装置の認証結果を示す認証結果情報を製作者端末300_jへ通信部220から送信させる。これにより、製作者端末300_jは、その追加装置の認証結果を表示することができるので、製作者端末300_jを操作する製作者は、その追加装置の認証結果を知ることができる。
続いて、特許性判定部236の処理について説明する。特許性判定部236は、ユーザ端末100_iから送信された追加装置のアイディアを示すアイディア情報又は追加装置の仕様を示す仕様情報とが通信部220から入力された場合、アイディアIDを生成し、生成したアイディアIDとアイディア情報または仕様情報とを記憶部210のテーブルT3に追記させる。そして、特許性判定部236は、アイディア情報が示すアイディア又は仕様情報が示す仕様に基づいて、先行文献を検索する検索単語を抽出する。
具体的には、例えば、アイディアが「被写体が止まっているときに撮影できるカメラ」の場合、特許性判定部236は、「被写体」、「止まっている」、「撮影」及び「カメラ」を抽出する。そして、特許性判定部236は、抽出した各語の類義語を記憶部210から読み出し、各語と類義語とを合わせて検索単語とする。例えば、特許性判定部236は、「止まっている」の類義語である「静止」、及び「カメラ」の類義語である「撮像装置」を読み出す。そして、特許性判定部236は、検索単語を、「被写体」、「止まっている」または「静止」、「撮影」、及び「カメラ」または「撮像装置」とする。
記憶部210には、予め先行文献の内容を示す先行文献情報が記憶されている。
そして、特許性判定部236は、記憶部210に記憶されている先行文献を参照して、抽出された検索単語の組が先行文献に存在するか否か判定する。具体的には、例えば、特許性判定部236は、抽出された検索単語の全てが公報全文に含まれている先行特許文献(例えば、公開特許公報)が存在するか否か判定する。
抽出された検索単語の組が先行特許文献に存在しない場合、特許性判定部236は、その検索単語が抽出された元のアイディアまたは元の構成に新規性があると判定する。そして、特許性判定部236は、記憶部210のテーブルT3のアイディアIDに関連付けられた新規性フラグを1にする。
抽出された検索単語の組が先行特許文献に存在する場合、特許性判定部236は、その検索単語が抽出された元のアイディアまたは元の仕様に新規性がないと判定する。そして、特許性判定部236は、記憶部210のテーブルT3のアイディアIDに関連付けられた新規性フラグを0にする。
なお、本実施形態では、特許性判定部236は、自装置の記憶部210を探索したが、これに限らず、外部のデータベースを探索してもよい。
特許性判定部236は、製作者端末300_jから送信された製作者IDと権利譲渡打診ページの要求とが通信部220から入力された場合、記憶部210のテーブルT2を参照して、入力された製作者IDの製作者カテゴリが管理メーカであるか否か判定する。製作者カテゴリが管理メーカでない場合、権利譲渡打診ページ(例えば、図13)を要求した製作者が管理メーカでない旨の情報を通信部220から製作者端末300_jへ送信させる。
これにより、製作者端末300_jは、権利譲渡打診ページを要求した製作者が管理メーカでない旨を表示する。すなわち、製作者カテゴリが管理メーカでない製作者は、権利譲渡打診ページを閲覧することができない。これにより、特許性判定部236は、製作者カテゴリが管理メーカでない製作者によるユーザへの権利譲渡打診を防ぐことができる。また、特許性判定部236は、製作者カテゴリが管理メーカでない製作者に、まだ公開されていない新規に投稿されたアイディアを閲覧させないことにより、アイディアが公知になることを防ぐことができる。なお、ユーザと管理メーカである製作者とは、そのユーザがユーザ登録をする際に、投稿したアイディアを第三者に開示、漏洩してはならない守秘義務契約を締結しているものとする。
一方、製作者カテゴリが管理メーカである場合、特許性判定部236は、記憶部210から権利譲渡打診ページのソースコードを読み出す。また、特許性判定部236は、記憶部210のテーブルT3から新規性フラグが1であるアイディア情報を読み出す。また、特許性判定部236は、記憶部210のテーブルT5から新規性フラグが1である仕様情報を読み出す。そして、特許性判定部236は、読み出したアイディア情報が示すアイディアと仕様情報が示す仕様を、それぞれ権利譲渡打診ページのソースコード内の予め決められた箇所に挿入する。これにより、特許性判定部236は、ブラウザ画面に表示する権利譲渡打診ページ情報を生成することができる。
特許性判定部236は、挿入により変更した権利譲渡打診ページのソースコードを示す権利譲渡打診ページ情報を通信部220から権利譲渡打診ページの要求があった製作者端末300_jへ送信させる。これにより、製作者端末300_jは、権利譲渡打診ページ(例えば、図13)を表示することができる。
特許性判定部236は、製作者端末300_jから送信されたアイディアIDと、そのアイディアIDのアイディアについて特許を受ける権利の譲渡を依頼する権利譲渡依頼情報とが通信部220から入力された場合、記憶部210のテーブルT3において入力されたアイディアIDに関連付けられたユーザIDを参照し、記憶部210のテーブルT1において参照したユーザIDに関連付けられたメールアドレス情報を読み出す。そして、特許性判定部236は、読み出したメールアドレス情報が示すメールアドレス宛てに、そのアイディアについて特許を受ける権利の譲渡を依頼する旨のメールを送信する。
特許性判定部236は、ユーザ端末100_iから送信されたアイディアIDと、そのアイディアIDのアイディアについて特許を受ける権利の譲渡に承諾する旨の譲渡承諾情報とが通信部220から入力された場合、記憶部210のテーブルT3において、アイディアIDに関連付けられている譲渡承諾フラグを1に変更する。そして、特許性判定部236は、アイディア料がアイディア投稿者の入金用銀行口座に振り込む旨を通信部220から譲渡承諾情報を送信したユーザ端末100_iに送信させる。これにより、譲渡承諾情報を送信したユーザ端末100_iは、アイディア料がアイディア投稿者の入金用銀行口座に振り込む旨を表示することができる。
続いて、改良案判定部237の処理について説明する。改良案判定部237は、ユーザ端末100_iから送信されたアイディアIDと、そのアイディアIDのアイディアについての改良案を入力する改良案入力ページの要求が通信部220から入力された場合、改良案入力ページのソースコードを記憶部210から読み出す。また、改良案判定部237は、記憶部210のテーブルT3からアイディアIDに関連付けられたアイディア情報を読み出し、読み出したアイディア情報が示すアイディアを改良案入力ページのソースコード内の予め決められた箇所に挿入する。これにより、改良案判定部237は、改良案入力ページの予め決められた箇所に、改良の対象となる基本アイディアを含ませることができる。
そして、改良案判定部237は、挿入により変更された改良案入力ページのソースコードを示す改良案入力ページ情報を改良案ページの要求があったユーザ端末100_iへ通信部220から送信させる。これにより、改良案入力ページを要求したユーザ端末100_iは、改良の対象となる基本アイディアを含む改良案入力ページ(例えば、図8)を表示することができる。
改良案判定部237は、ユーザ端末100_iから送信された改良案投稿ユーザIDと、改良案を示す改良案情報と、改良の対象となる基本アイディアを識別する基本アイディアIDとが通信部220から入力された場合、改良案を識別するアイディアIDを生成する。ここで、改良案投稿ユーザIDは改良案を投稿したユーザIDである。そして、改良案判定部237は、生成したアイディアIDと、入力された改良案投稿ユーザID、基本アイディアID及び改良案情報とを関連付けて、記憶部210のテーブルT3に追記する。
具体的には、例えば、図18のテーブルT3における領域191の例の場合、改良案判定部237は、4であるアイディアIDと、ユーザID「3」と、基本アイディア「1」と、アイディア「被写体が止まったとき、かつ被写体が正面を向いているときに撮像するカメラ」と、量産希望の有無「有」と、仕様作成期限「2011年4月30日」とを関連付けて記憶させる。
これにより、改良案判定部237は、ユーザ端末100_iから送信された投票ページの要求が通信部220から入力された場合、記憶部210から投票ページのソースコードを読み出す。また、改良案判定部237は、記憶部210のテーブルT3から追記された改良案を含む全アイディアの、アイディアID、アイディア及び投票数それぞれを示す情報を読み出す。そして、改良案判定部237は、投票数が多いほど順位が高くなるように、投票数が多いものから順にアイディアID、アイディア及び投票数を並べるようアイディアIDとアイディアと投票数とを投票ページのソースコードに挿入する。これにより、改良案判定部237は、投票ページのブラウザ画面(例えば、図6のW60)を示す投票ページのソースコードを生成することができる。
そして、改良案判定部237は、挿入により変更した投票ページのソースコードを示す投票ページ情報を通信部220から投票ページの要求があった端末装置100_iに送信させる。これにより、端末装置100_iは、投票ページのブラウザ画面(例えば、図6のW60)を表示することができ、ユーザは改良案に対しても投票することができる。
また、改良案判定部237は、基本アイディアと同様に、改良案についても投票を受け付ける。具体的には、改良案判定部237は、投票ページを利用してユーザにより投票された改良案のアイディアIDがユーザ端末100_iから通信部220を介して入力された場合、記憶部210のテーブルT3において、その改良案のアイディアIDに関連付けられた投票数を1だけ増加させる。これにより、次に投票ページにアクセスがあった場合、改良案判定部237は、更新した投票数を読み出し、読み出した投票数を投票ページに挿入するので、投票ページにおける投票数を更新することができる。
改良案判定部237は、記憶部210のテーブルT3において、投票数の更新により、改良案の投票数が予め決められた閾値を超えた場合、改良案の採用を決定する。また、改良案判定部237は、記憶部210のテーブルT3を参照することにより、改良案のアイディアがいくつのベースアイディアを改良したものかを示すベースアイディア数を算出する。そして、改良案判定部237は、予め決められたアイディア料を、ベースアイディア数に1を加算した数で割る事により、1人当たりのアイディア料を算出する。
なお、本実施形態の改良案判定部237による1人当たりのアイディア料の算出は、予め決められたアイディア料に基づいて行われたが、投票数が多いほどアイディア料を上げるようにしてもよい。これにより、改良案判定部237は、投票数が多いほどアイディア料を上げるので、ユーザに対して、より良いアイディアを投稿するよう動機づけさせることができる。
また、改良案判定部237は、記憶部210のテーブルT1を参照し、ユーザのユーザカテゴリに基づいて、アイディア料を決定しても良い。具体的には、追加装置に具現化されたアイディアの件数によってユーザのカテゴリが変更されるので、改良案判定部237は、ユーザカテゴリがライトユーザから、ミドルユーザ、ヘビーユーザとなるに連れてアイディア料を高くしてもよい。換言すれば、ユーザカテゴリをユーザのランクとみなすと、改良案判定部237は、ユーザのランクが高くなるほどアイディア料を高くしてもよい。ここで、ユーザのランクの高いものから並べると、ヘビーユーザ、ミドルユーザ、ライトユーザである。
これにより、アイディアがより多く追加装置に具現化されたユーザのランクが高くなるので、改良案判定部237は、ユーザに対して、質が良いアイディアをより多く投稿するよう動機づけさせることができる。
また、改良案判定部237は、記憶部210のテーブルT1を参照し、これまでに追加装置に具現化されたアイディアの件数が多いほど、アイディア料を高くしてもよい。これにより、改良案判定部237は、追加装置に具現化されたアイディアの件数が多いほどアイディア料を上げるので、ユーザに対して、質が良いアイディアをより多く投稿するよう動機づけさせることができる。
そして、改良案判定部237は、記憶部210のテーブルT3においてベースアイディアのアイディアIDに関連付けられたユーザIDを参照し、記憶部210のテーブルT1において参照したユーザIDに関連付けられたベースアイディアを投稿したユーザのメールアドレスを示す情報を読み出す。そして、改良案判定部237は、読み出した情報が示すメールアドレス宛てに、改良案の採用が決定した旨とアイディア料を入金用銀行口座に振り込む旨のメールを送信する。
同様に、改良案判定部237は、記憶部210のテーブルT3において改良案のアイディアIDに関連付けられたユーザIDを参照し、記憶部210のテーブルT1において参照したユーザIDに関連付けられた改良案を投稿したユーザのメールアドレス示す情報を読み出す。そして、改良案判定部237は、読み出した情報が示すメールアドレス宛てに、改良案の採用が決定した旨とアイディア料を入金用銀行口座に振り込む旨のメールを送信する。
改良案判定部237は、改良案のアイディアIDと、改良案の採用が決定した旨とを製作決定部232へ出力する。その場合、製作決定部232は、改良案のアイディアIDと、改良案の採用が決定した旨とが入力された場合、改良案を具現化する製作者を決定するので、改良案についても同様に追加装置に具現化することができる。
続いて、検査項目抽出部238の処理について説明する。検査項目抽出部238は、製作者端末300_jから追加装置IDが通信部220を介して入力された場合、検査項目抽出部238は、記憶部210において追加装置IDに関連付けられたパーツを参照する。そして、検査項目抽出部238は、参照したパーツに関連付けられた検査項目を抽出する。
具体的には、例えば、検査項目抽出部238は、製作者端末300_jから追加装置IDとして2が入力された場合、検査項目抽出部238は、記憶部210のテーブルT5(図20)において、追加装置IDが2の場合におけるパーツである振動モジュールを参照する。そして、検査項目抽出部238は、記憶部210のテーブルT6(図21A)において、参照した振動モジュールに対応する検査が必要な検査項目IDである「1、2、3、4」を参照し、参照した各検査項目IDに対応する検査項目(具体的には、温度性能試験、異常電圧試験、強度試験及び電源ON/OFF耐久試験)と検査条件を読み出す。
検査項目抽出部238は、検査項目入力ページのソースコードを記憶部210から読み出し、読み出した検査項目入力ページのソースコードへ読み出した検査項目と検査条件を挿入する。これにより、検査項目抽出部238は、図12に示すような検査項目入力ページのソースコードを生成することができる。検査項目抽出部238は、通信部220を介して、生成した検査項目入力ページのソースコードを製作者端末300_jに送信する。
これにより、図12の検査項目入力ページの入力欄R121において追加装置IDが入力されたときに、検査項目抽出部238は、その追加装置IDに応じた検査項目と検査条件が挿入された検査項目入力ページのソースコードを製作者端末300_jへ送信する。
そして、製作者端末300_jは、サーバ装置200から受信した検査項目入力ページのソースコードに基づいて、検査項目入力ページを表示する。これにより、製作者端末300_jは、検査項目入力ページにおいて追加装置IDに応じた検査項目と検査条件を表示することができる。これにより、製作者端末300_jを操作する追加装置の製作者は、入力すべき検査項目とその検査項目に対応する検査条件を自ら調べる必要がなく、追加装置の製作者の手間が省けるため、検査項目に対応する検査結果をスムーズに入力することができる。
図23は、ユーザの登録処理の流れを示したシーケンス図の一例である。まず、ユーザ端末100_iは、ユーザ登録ページのURLの入力を受け付ける(T101)。次に、ユーザ端末100_iは、ユーザ登録ページをサーバ装置200に要求する(T102)。次に、サーバ装置200は、ユーザ登録ページ情報を、ユーザ登録ページの要求があったユーザ端末100_iに送信する(T103)。次に、ユーザ端末100_iは、ユーザ登録ページ情報をサーバ装置200から受信し、ユーザ登録ページを表示する(T104)。
次に、ユーザ端末100_iは、ユーザ登録ページにおいて、登録情報の入力を受け付ける(T105)。次に、ユーザ端末100_iは、受け付けた登録情報をサーバ装置200へ送信する(T106)。次に、サーバ装置200は、登録情報を受信すると、ユーザIDを生成し、ユーザIDと登録情報とを関連付けて記憶部210のテーブルT1に記憶する(T107)。次に、サーバ装置200は、登録情報を送信したユーザ端末100_iへ登録完了ページのソースコードを示す登録完了ページ情報を送信する(T108)。次に、ユーザ端末100_iは、登録完了ページを表示する(T109)。以上で、本シーケンスの処理を終了する。
以上、本実施形態のサーバ装置200は、新規ユーザの登録情報をユーザIDと関連付けて記憶部210に記憶する。これにより、サーバ装置200は、ユーザの登録情報を管理することができる。
図24は、製作者の登録処理の流れを示したシーケンス図の一例である。まず、製作者端末300_jは、製作者登録ページのURLの入力を受け付ける(T201)。次に、製作者端末300_jは、製作者登録ページをサーバ装置200に要求する(T202)。次に、サーバ装置200は、製作者登録ページ情報を、製作者登録ページの要求があった製作者端末300_jに送信する(T203)。次に、製作者端末300_jは、製作者登録ページ情報をサーバ装置200から受信し、製作者登録ページを表示する(T204)。
次に、製作者端末300_jは、製作者登録ページにおいて、登録情報の入力を受け付ける(T205)。次に、製作者端末300_jは、受け付けた登録情報をサーバ装置200へ送信する(T206)。次に、サーバ装置200は、製作者端末300_jから登録情報を受信すると、製作者IDを生成し、製作者IDと登録情報とを関連付けて記憶部210のテーブルT2に記憶する(T207)。次に、サーバ装置200は、登録情報を送信した製作者端末300_jへ登録完了ページのソースコードを示す登録完了ページ情報を送信する(T208)。次に、製作者端末300_jは、登録完了ページを表示する(T209)。
次に、サーバ装置200は、記憶部210に記憶された登録情報に基づいて、HDKを送信して良いか否か判定する(T210)。HDKの技術情報を送信して良いと判定した場合、サーバ装置210はHDKの技術情報及び図面作成ツールそれぞれを示す情報を製作者端末300_jに送信する(T211)。以上で、本シーケンスの処理を終了する。
以上、本実施形態のサーバ装置200は、新規製作者の登録情報を製作者IDと関連付けて記憶部210に記憶する。これにより、サーバ装置200は、製作者の登録情報を管理することができる。また、サーバ装置200は、登録情報に基づいて、HDKの技術情報を送信して良いか否か判定する。これにより、サーバ装置200は、悪質な製作者を排除する事ができる。
図25は、製作決定の処理の流れを示すシーケンス図の一例である。まず、ユーザ端末100_iは、アイディア入力ページをサーバ装置200に要求する(T301)。次に、サーバ装置200は、アイディア入力ページの要求があったユーザ端末100_iへアイディア入力ページ情報を送信する(T302)。次に、ユーザ端末100_iは、アイディア入力ページを表示する(T303)。次に、ユーザ端末100_iは、アイディア入力ページにおいて受け付けたアイディア情報と量産希望の有無情報とをサーバ装置200へ送信する(T304)。
次に、サーバ装置200は、ユーザ端末100_iから受信したアイディア情報が示すアイディアに対してアイディアIDを生成し、生成したアイディアIDとアイディアを提供したユーザIDとを関連付けて記憶部210のテーブルT3の記憶する(T305)。次に、製作者端末300_jは、アイディアリストページをサーバ装置200に要求する(T306)。次に、サーバ装置200は、アイディアリストページの要求があった製作者端末300_jへアイディアリストページ情報を送信する(T307)。
次に、製作者端末300_jは、アイディアリストページにおいて、製作者が製作を希望するアイディアのアイディアIDをサーバ装置200へ送信する(T308)。次に、サーバ装置200は、受信したアイディアIDの仕様入力ページ情報を、そのアイディアIDを送信した製作者端末300_jへ送信する(T309)。次に、製作者端末300_jは、仕様入力ページにおいて受け付けた仕様情報をサーバ装置200へ送信する(T310)。
次に、サーバ装置200は、製作者端末300_jから受信した仕様情報が示す仕様に対して仕様IDを生成し、生成した仕様IDと仕様情報とを関連付けて記憶部210のテーブルT4に記憶する(T311)。次に、サーバ装置200は、あるアイディアが仕様作成期限になったか否か判定する(T312)。仕様作成期限になった場合、サーバ装置200は、そのアイディアを投稿したユーザのメールアドレス宛てに仕様作成期限になった旨のメールを送信する(T313)。
次に、仕様作成期限になった旨のメールを受け取ったユーザによる操作により、ユーザ端末100_iは、仕様選択ページをサーバ装置200へ要求する(T314)。次に、サーバ装置200は、仕様情報を記憶部210にテーブルT4から読み出す(T315)。また、サーバ装置200は仕様選択ページのソースコードを読み出し、そのソースコードの該当位置に仕様を挿入する。次に、サーバ装置200は、挿入により変更されたソースコードを示す仕様選択ページ情報を、仕様選択ページを要求したユーザ端末100_iへ送信する(T316)。
次に、ユーザ端末100_iは、仕様選択ページにおいて、仕様作成者名、外観図、パーツリスト、仕様、価格とを表示する。次に、ユーザ端末100_iは、仕様選択ページにおいて、表示された仕様のうちからユーザにより選択された一の仕様を示す仕様情報をサーバ装置200へ送信する(T317)。次に、サーバ装置200は、受信した仕様情報が示す仕様で追加装置を製作することを決定する(T318)。そして、サーバ装置200は、追加装置IDを生成し、追加装置IDと仕様情報とを関連づけて記憶部210のテーブルT5に追記する。以上で、本シーケンスの処理を終了する。
以上、本実施形態のサーバ装置200は、仕様作成期限になるまでアイディアを具現化した追加装置の仕様を受け付ける。そして、サーバ装置200は、仕様作成期限になった場合、ユーザ端末100_iからそれまでにサーバ装置が受け付けた追加装置の仕様のうちからそのアイディアを投稿したユーザにより選択された仕様を受信する。これにより、アイディアを投稿したユーザは、自身が選択した仕様により、そのアイディアを具現化した追加装置の製作を指示することができる。その結果、アイディアを投稿したユーザが思い描く追加装置を簡易に実現することができる。
また、ユーザ端末100_iは、仕様選択ページにおいて、仕様作成者名、外観図、パーツリスト、仕様、価格とを表示するので、ユーザは、仕様のほかに、仕様作成者、外観、パーツリスト、価格を考慮して、仕様を選択することができる。これにより、ユーザは、各情報を考慮して、仕様を決定することができるので、ユーザの満足度を高めることができる。
図26は、購買需要を調査する処理の流れを示すシーケンス図の一例である。まず、サーバ装置200は、製作が決定したアイディアのアイディアIDに関連付けられた量産化の希望有無を参照することにより、量産化希望か否か判定する(T401)。量産化を希望する場合、サーバ装置200は、そのアイディアを製作が決定した価格で実現した際に購入したいか否かの回答を問うアンケート回答ページへのリンクを生成する(T402)。
次に、ユーザ端末100_k(kは1からMまでの整数)は、アンケート回答ページをサーバ装置200へ要求する(T403)。なお、ユーザ端末100_kは、ユーザ端末100_iと同じでもよい。
次に、サーバ装置200は、アンケート回答ページの要求があったユーザ端末100_kへアンケート回答ページ情報を送信する(T404)。次に、ユーザ端末100_kは、アンケート回答ページにおいて受け付けたアンケートの回答情報をサーバ装置200へ送信する(T405)。
次に、サーバ装置200は、ユーザ端末100_kから回答情報を受信し、その回答情報に基づいて記憶部210に記憶されている購買希望の数を更新する(T406)。次に、サーバ装置200は、購買希望の数が閾値を超えたか否か判定する(T407)。購買希望の数が閾値を超えた場合、サーバ装置200は、その追加装置の量産を決定し、記憶部210のテーブルT5において、その追加装置の追加装置IDに関連付けられた量産フラグを1にする(T408)。次に、サーバ装置200は、量産する旨をメールでアイディア投稿者のメールアドレス宛てへ送信する(T409)。以上で、本シーケンスの処理を終了する。
以上、本実施形態のサーバ装置200は、製作が決定したアイディアを投稿したユーザが量産希望をする場合、そのアイディアが指定された価格で実現された際に購入したいか否かの回答をユーザ端末100_kから受け付ける。そして、サーバ装置200は、購買希望の数が予め決められた閾値を超えた場合、量産を決定する。
これにより、サーバ装置200は、需要がある追加装置のみ量産を決定するので、製作者が在庫を抱えるリスクを低減することができる。その結果、サーバ装置200は、製作者に対して、アイディアを具現化する追加装置の仕様をサーバ装置200に送信するよう動機づけさせることができる。
図27は、量産化が決定追加装置の販売処理の流れを示すシーケンス図の一例である。
まず、ユーザ端末100_kは、ある追加装置の販売ページをサーバ装置200へ要求する(T501)。サーバ装置200は、記憶部210からその追加装置の各種情報を読み出す(T502)。次に、サーバ装置200は、追加装置の販売ページの要求があったユーザ端末100_kへ追加装置の各種情報を含む販売ページ情報を送信する(T503)。ユーザ端末100_kは、サーバ装置200から受信した販売ページ情報が示す追加装置の販売ページを表示する(T504)。
次に、ユーザ端末100_kは、購入する追加装置の追加装置ID情報をサーバ装置200へ送信する(T505)。次に、サーバ装置200は、受信した追加装置ID情報から、その追加装置の製作者の製作者IDを読み出す(T506)。次に、サーバ装置200は、読み出した製作者IDに関連付けられたメールアドレス宛てへ、その追加装置1台の製作を指示する旨のメールを送信する(T507)。
次に、製作者端末300_jは、サーバ装置200へ追加装置の配送を手配した旨の情報を送信する(T508)。次に、サーバ装置200は、製作者端末300_jから追加装置の配送を手配した旨の情報を受信した場合、配送手配済みのメールを注文したユーザのメールアドレス宛てへ送信する(T509)。以上で、本シーケンスの処理を終了する。
以上、本実施形態のサーバ装置200は、量産化が決定された追加装置の場合、ユーザ端末100_kから追加装置の注文を受け付ける。そして、サーバ装置200は、追加装置の注文を受けた場合、その追加装置の製作者へ製作を指示するメールを送信する。
これにより、量産化が決定された追加装置の場合、ユーザは、製作者と交渉することなく、簡易に追加装置を注文することができる。その結果、ユーザは注文時の負担がほとんどなく、簡易にユーザが欲しい機能を実現する追加装置を手に入れることができる。
図28は、追加装置の認証処理の流れを示すシーケンス図の一例である。まず、製作者端末300_jは、認証ページをサーバ装置200へ要求する(T601)。次に、サーバ装置200は、認証ページの要求があった製作者端末300_jへ認証ページ情報を送信する(T602)。製作者端末300_jは、受信した認証ページ情報が示す認証ページを表示する(T603)。
次に、製作者端末300_jは、認証ページにおいて製作者により入力された追加装置IDと検査項目情報とをサーバ装置200へ送信する(T604)。次に、サーバ装置200は、受信した検査項目毎の検査結果を示す検査結果情報を用いて、全ての検査項目の検査結果が検査項目毎に予め定められた適性範囲内か否か判定する(T605)。全ての検査項目の値が検査項目毎に予め定められた適性範囲内である場合、サーバ装置200は、追加装置を認証すると判定する(T606)。
次に、サーバ装置200は、記憶部210のテーブルT5において、認証すると判定した追加装置の追加装置IDに関連付けられた認証フラグを1にする(T607)。次に、サーバ装置200は、認証した旨を示す認証済ページ情報を製作者端末300_jへ送信する(T608)。これにより、製作者端末300_jは、認証済ページを表示する(T609)。以上で、本シーケンスの処理を終了する。
以上、本実施形態のサーバ装置200は、製作者端末300_jから受信した全ての検査項目の値が検査項目毎に予め決められた適性範囲内か否か判定する。そして、全ての検査項目の値が検査項目毎に予め決められた適性範囲内の場合に、サーバ装置200は、追加装置を認証する。これにより、サーバ装置200は、追加装置の販売ページにおいて、その追加装置が認証済みか否かを表示することができる。これにより、ユーザは、認証済みの追加装置を購入することにより、不良な追加装置を購入するリスクを軽減することができる。
なお、サーバ装置200は、認証済みでない追加装置を却下するようにして受け付けないようにしてもよい。これにより、ユーザは安心して追加装置を購入することができる。
なお、本実施形態では、製作者が直接、検査項目毎に値を入力することを想定したが、これに限らず、第三者(例えば、第三者の検査機関)が検査項目毎に値を入力するようにしてもよい。これにより、第三者によって、検査された値が検査項目に入力されるので、認証の信頼性を高めることができる。
また、第三者が製作者端末300_jに検査された値を入力するのではなく、第三者が製作者端末300_jに追加装置を認証するか否かを入力し、製作者端末300_jが追加装置を認証するか否かを示す認証情報をサーバ装置200へ送信してもよい。これにより、サーバ装置200が認証するか否か判定する必要がないので、サーバ装置200の処理を軽減することができる。また、第三者によって、認証結果が入力されるので、認証の信頼性を高めることができる。
図29は、アイディアまたは仕様に新規性がある場合の処理の流れを示すシーケンス図の一例である。まず、ユーザ端末100_iは、アイディア又は仕様の入力を受け付ける(T701)。次に、ユーザ端末100_iは、アイディア情報又は仕様情報をサーバ装置200へ送信する(T702)。サーバ装置200は、アイディアIDを生成し、アイディア情報または仕様情報を記憶部210のテーブルT3に追記させる。そして、サーバ装置200は、アイディア又は仕様から検索単語を抽出する(T703)。抽出された検索単語の組が先行文献に存在するか否か判定する(T704)。
抽出された検索単語の組が先行文献に存在しない場合、サーバ装置200は、新規性ありと判定し、記憶部210のテーブルT3において、アイディアIDに関連付けられた新規性フラグを1にする(T705)。製作者カテゴリが管理メーカである製作者に操作された製作者端末300_jは、権利譲渡打診ページをサーバ装置200へ要求する(T706)。サーバ装置200は、権利譲渡打診ページの要求があった製作者端末300_jへ権利譲渡打診ページ情報を送信する(T707)。
次に、製作者端末300_jは、権利譲渡打診ページで受け付けた権利譲渡を依頼したいアイディアのアイディアIDと、権利譲渡依頼情報とをサーバ装置200へ送信する(T708)。次に、サーバ装置200は、権利譲渡依頼メールを、そのアイディアを投稿したユーザのメールアドレス宛てへ送信する(T709)。
次に、ユーザ端末100_iは、そのアイディアを投稿したユーザによる譲渡承諾の入力を受け付ける(T710)。ユーザ端末100_iは、受け付けた譲渡承諾情報を送信する(T711)。次に、サーバ装置200は、アイディア料を投稿者の入金用銀行口座へ振り込む旨を、譲渡承諾情報を送信したユーザ端末100_iへ送信する(T712)。次に、ユーザ端末100_iは、アイディア料を投稿者の入金用銀行口座へ振り込む旨を表示する(T713)。以上で、本シーケンスの処理を終了する。
以上、本実施形態のサーバ装置200は、アイディアまたは仕様から検索単語を抽出する。そして、サーバ装置200は、抽出された検索単語の組が先行文献に存在しない場合、そのアイディアのアイディアIDに関連付けられた新規性フラグを1にする。
これにより、管理メーカは、新規性があると判定されたアイディアのみに対して、特許を受ける権利の譲渡を依頼するか否か決定すればよく、管理メーカの労力を軽減することができる。
なお、サーバ装置200は、新規性のあるアイディアについては、アイディアリストページに追加する前すなわちアイディアが公知になる前に、特許を受ける権利の譲渡を受け付け、そのアイディアに基づいて発明を完成させ、その発明を特許出願してから、アイディアリストページに表示するようにしてもよい。これにより、アイディアが公知になる前に特許出願をすることができる。
図30は、改良案の採用処理の流れを示すシーケンス図の一例である。まず、ユーザ端末100_iは、アイディアIDを指定して改良案入力ページを要求する(T801)。サーバ装置200は、改良案入力ページの要求があったユーザ端末100_iへ改良案入力ページ情報を送信する(T802)。そして、ユーザ端末100_iは、改良案入力ページにおいて受け付けた改良案情報をサーバ装置200へ送信する(T803)。次に、サーバ装置200は、改良案情報を記憶部210のテーブルT3に追記する(T804)。そして、サーバ装置200は、改良案への投票数が予め決められた閾値を越えたか否か判定する(T805)。
改良案への投票数が予め決められた閾値を越えた場合、サーバ装置200は、改良案の採用を決定する(T806)。次に、サーバ装置200は、1人当たりのアイディア料を算出する(T807)。次に、サーバ装置200は、ベースアイディアを投稿したユーザのメールアドレスと、改良案を投稿したユーザのメールアドレス宛てへ、改良案の決定とアイディア料を振り込む旨のメールを送信する(T808)。以上で、本シーケンスの処理を終了する。
以上、本実施形態のサーバ装置200は、改良案の投票数が予め決められた閾値を超えた場合、改良案の採用を決定する。これにより、サーバ装置200は、改良案の投票数が多いもののみ改良案の採用を決定するため、ユーザが実現して欲しいという要望が高い改良案のみを採用することができる。
なお、本実施形態では、ユーザ端末100_iと製作者端末300_jとを互いに異なる端末装置としたが、これに限ったものではない。ユーザ端末100_iと製作者端末300_jとは同一の端末装置で実現されてもよい。同一の端末装置で実現した場合、ログインページにおいて、ユーザがログインするページと、製作者がログインするページを別々に設けてもよいし、ログインするページを同一にして、ユーザIDと製作者IDとが入力されるID入力欄を同一にしてもよい。
ログインするページを同一にした場合、サーバ装置200は、ユーザIDと製作者IDとの間で、重複する値がないようにすればよい。これにより、サーバ装置200は、ID入力欄に入力された情報が、ユーザ登録情報が記憶されているテーブルT1と、製作者登録情報が記憶されているテーブルT2とを参照することにより、ユーザまたは製作者を特定することができる。
<変形例>
続いて、改良案の採用に関する変形例について説明する。ユーザによるアイディアの投稿には、オリジナルアイディアの投稿と、そのオリジナルアイディアに対して、追加又は変更したあいのりアイディアの投稿とがある。
サーバ装置200は、記憶部210において、オリジナルアイディアとあいのりアイディアとをそれぞれ別々のテーブルで記憶している。
オリジナルアイディアが記憶されているオリジナルアイディアテーブルには、オリジナルアイディアを識別するオリジナルアイディアIDとオリジナルアイディアの内容とその投票数とが関連付けられている。
あいのりアイディアが記憶されているあいのりアイディアテーブルには、あいのりアイディアを識別するあいのりアイディアIDと、あいのりアイディアの内容と、その投票数と、そのあいのりアイディアの基となったオリジナルアイディアを識別するオリジナルアイディアIDとが関連付けられている。
付加情報通信部230Aは、通信部220がユーザ端末100_iから、上記機能に関連した改良機能を示す改良機能情報を受信した場合、その改良機能情報を製作者端末300_jへ通信部220を介して送信する。
仕様情報通信部は230B、通信部220が製作者端末300_jから、上記機能または上記改良機能を具現化するための追加装置の仕様を示す仕様情報を受信した場合、その仕様情報をユーザ端末100_iへ通信部220を介して送信する。
図31は、ユーザ端末100_iに表示されるオリジナルアイディアリストの表示例である。同図において、オリジナルアイディアの内容と、投票ボタン(R311、R313又はR315)と、あいのりボタン(R312、R314又はR316)の組が示されている。
オリジナルアイディアに投票するのに、そのオリジナルアイディアの隣に表示されている投票ボタン(R311、R313又はR315)が左クリックされると、ユーザ端末100_iは、そのオリジナルアイディアのIDをサーバ装置200へ送信する。サーバ装置200は、オリジナルアイディアのIDをユーザ端末100_iから受信すると、記憶部210においてそのオリジナルアイディアのIDに関連付けられた投票数を1だけ増加させる。
あいのりボタン(R312、R314又はR316)が左クリックされると、ユーザ端末100_iは、あいのりボタンが押された旨をサーバ装置200へ送信する。サーバ装置200は、あいのりボタンが押された旨をユーザ端末100_iから受信すると、あいのりアイディアを入力するあいのりアイディア入力ページをユーザ端末100_iへ送信する。
これにより、あいのりボタン(R312、R314又はR316)が左クリックされると、ユーザ端末100_iはあいのりアイディア入力ページを表示することができる。
図32は、ユーザ端末100_iに表示されるあいのりアイディアリストの表示例である。同図において、オリジナルアイディアが「被写体が止まったときに撮影できるカメラ」の場合において、あいのりアイディアの内容と、そのありのりアイディアに投票する場合の投票ボタンの組が示されている。
投票ボタンが左クリックされた場合、ユーザ端末100_iは、投票ボタンの隣に記載されているあいのりアイディアを識別するあいのりアイディアIDをサーバ装置200へ送信する。サーバ装置200は、あいのりアイディアテーブルにおいて、ユーザ端末100_iから受信したあいのりアイディアIDに関連付けられた投票数を1増加させる。
サーバ装置200は、あいのりアイディアテーブルにおいて、受信したあいのりアイディアIDに関連付けられたオリジナルアイディアIDを参照する。そして、サーバ装置200は、オリジナルアイディアテーブルにおいて、参照したオリジナルアイディアIDに関連付けられた投票数を1増加させる。
これにより、あいのりアイディアに投票されると、サーバ装置200は、そのあいのりアイディアの基となるオリジナルアイディアにも投票数を加算することができる。
サーバ装置200は、アイディア投稿において、オリジナル・あいのりともに文字数制限(例えば、全角64文字)をつける。これにより、サーバ装置200は、冗長な書き込みを防ぎ、オリジナルアイディアに対する追加又は変更を発生しやすくする。また、文字数を制限することにより、サーバ装置200は、文字数が制限されることにより、アイディア増加に伴う記憶容量の増大を軽減することができる。
製作者端末300_jも同様に、サーバ装置200にオリジナルアイディアリスト(図31)のページ又はあいのりアイディアリスト(図32)のページを要求することにより、それぞれオリジナルアイディアリスト(図31)又はあいのりアイディアリスト(図32)を表示することができる。
これにより、製作者は、オリジナルアイディアリスト(図31)及びあいのりアイディアリスト(図32)の両方を見て、採用アイディア及び仕様を決めることができる。また、製作者は、複数アイディアを組み合わせた商品案や仕様をユーザに提示することができる。
なお、あいのりアイディアにより、製品化が決まった場合には、複数の発明者がいることが想定されるので、サーバ装置200は、再度、特許を受ける権利の譲渡についての権利譲渡打診ページ(例えば、図13)を示す権利譲渡打診ページ情報を製作者端末300_jへ送信してもよい。製作者端末300_jは、特許を受ける権利の譲渡についての権利譲渡打診ページを表示することができる。これにより、製作者端末300_jを操作する製作者は、あいのりアイディアを発明した複数の発明者へ、特許を受ける権利の譲渡を依頼することができる。
図33は、ユーザ端末100_iに表示される登録内容現現状確認のページのブラウザ画面の一例である。同図のブラウザ画面W330において、あるユーザの現在の登録内容の一覧R331と、そのユーザがこれまでに投稿した追加装置のアイディア一覧R332と、そのユーザが具現化又は製作した追加装置の一覧R333とが示されている。
あるユーザの現在の登録内容の一覧R331において、氏名、フリガナ、ユーザID,ログインパスワード、メールアドレス、住所、入金用銀行口座、クレジットカード及びユーザカテゴリの組が示されている。
また、ログインパスワード、メールアドレス、住所、入金用銀行口座、クレジットカード及びユーザカテゴリの欄の隣には変更ボタンが表示されている。
変更ボタンが押されることにより、ユーザ端末100_iは、その変更ボタンに隣接する項目の再設定ページをサーバ装置200に要求する。サーバ装置200は、ユーザ端末100_iからの要求に応じて、再設定ページのソースコードをユーザ端末100_iへ送信する。ユーザ端末100_iは、サーバ装置200から受信した再設定ページのソースコードに基づいて、再設定ページを表示する。これにより、ユーザは、変更ボタンに隣接する項目について、新しい内容を入力することができる。
ユーザ端末100_iは、受け付けた新しい内容を示す更新情報を、変更する項目を示す変更項目情報とともにサーバ装置200へ送信する。サーバ装置200は、ユーザ端末100_iから受信した変更項目情報と更新情報とを用いて、自装置の記憶部210のテーブルT1に記憶されているユーザ登録情報を更新する。
ユーザがこれまでに投稿した追加装置のアイディア一覧R332には、アイディアの種類、アイディアID、アイディアの内容、現在のフェーズ、アイディア投稿日時、量産の希望の有無、仕様作成期限、獲得投票数、アイディアの採用の可否、アイディアに対するロイヤリティ、アイディアの新規性及びアイディアについて特許を受ける権利の譲渡打診の有無(権利譲渡打診)の各組が示されている。
例えば、1行目のアイディアIDが「1−0」の場合、アイディアの種類が「オリジナル」で、アイディアの内容が「被写体が止まったときに撮影できるカメラ」で、現在のフェーズが「販売中」で、投稿日時が「2011年4月5日 14:00:17」、ポイント数が「10」で、量産希望の有無が「有」で、仕様作成期限が「2011年4月30日」で、獲得投票数が「256」で、採用の可否が「製品化」で、ロイヤリティが「50,000」円で、新規性が「有」で、権利譲渡打診が「有」であることが示されている。
また、ポイント数の合計である使用可能ポイント合計が示されている。
ここで、アイディアIDにおいて、ハイフンの前の数字がオリジナルアイディアに固有のオリジナルアイディアIDである。アイディアIDにおいて、ハイフンの後の数字があいのりアイディアを識別するあいのりアイディアIDであり、0の場合、オリジナルアイディアであることを示している。
例えば、アイディアIDが「1−0」の場合、オリジナルアイディアのIDが1のオリジナルアイディアである。アイディアIDが「2−1」の場合、オリジナルアイディアのIDが2のオリジナルアイディアに対する1番目のあいのりアイディアであることを示している。
サーバ装置200の記憶部210には、アイディアの種類、アイディアID、アイディアの内容、現在のフェーズ、アイディア投稿日時、量産の希望の有無、仕様作成期限、獲得投票数、アイディアの採用の可否、アイディアに対するロイヤリティ、アイディアの新規性及びアイディアについて権利譲渡打診の各情報が、関連付けられて記憶されている。
ユーザが具現化又は製作した追加装置の一覧R333には、アイディアの種類、アイディアID、アイディアの内容、外観図、その追加装置で使用されたパーツ、その追加装置の仕様、その追加装置の価格、製造者及び類型販売個数の各組が示されている。
ここでは、一例として、アイディアIDが「1−0」の場合、アイディアの種類が「オリジナル」で、アイディアの内容が「被写体が止まったときに撮影できるカメラ」で、外観図がその追加装置の外観図で、パーツが「レンズA」で、仕様が「デジタルカメラ100万画素」で、価格が「20,000」円で、製造者が「△△△(株)」で、類型販売個数が「500,000」個であることが示されている。
サーバ装置200の記憶部210には、アイディアの種類、アイディアID、アイディアの内容、外観図、その追加装置で使用されたパーツ、その追加装置の仕様、その追加装置の価格、製造者及び類型販売個数の各情報が、関連付けられて記憶されている。
ユーザ端末100_iは、ユーザIDを指定して登録内容現状確認ページをサーバ装置200に要求する。サーバ装置200は、ユーザ端末100_iからの要求に応じて、登録内容現状確認ページのソースコードを記憶部210から読み出す。また、サーバ装置200は、ユーザIDに関連付けられた登録情報、投稿した追加装置のアイディア情報およびこれまでに具現化または製作した追加装置の情報を記憶部210から読み出す。
サーバ装置200は、読み出した登録情報が示す登録内容、アイディア情報が示すアイディア及び具現化または製作した追加装置の情報が示す追加装置の内容を、読み出した登録内容現状確認ページのソースコードの予め決められた位置に挿入する。サーバ装置200は、挿入により変更した登録内容現状確認ページのソースコードをユーザ端末100_iへ送信する。
ユーザ端末100_iは、サーバ装置200から受信した登録内容現状確認ページのソースコードに基づいて、登録内容現状確認ページを表示する。これにより、ユーザは、ユーザごとに、製品化された自分のアイディア、ロイヤリティの支払い条件等を確認することができる。
図34は、オリジナルのアイディアから派生してあいのりアイディアが出され、最終的に製品化へ導くイメージ図である。同図において、AさんのオリジナルのアイディアI1が四角で囲まれて示されている。また、そのAさんのオリジナルアイディアI1から派生したAさんのあいのりアイディアI11と、FさんのあいのりアイディアI12とが示されている。ここで、あいのりアイディアは全てアルファベットが丸で囲まれて示されている。
また、AさんのあいのりアイディアI11から派生したEさんのあいのりアイディアI111と、BさんのあいのりアイディアI112と、CさんのあいのりアイディアI113とが示されている。
更に、BさんのあいのりアイディアI112から派生したGさんのあいのりアイディアI1121と、HさんのあいのりアイディアI1122と、CさんのあいのりアイディアI1123と、DさんのあいのりアイディアI1124と、EさんのあいのりアイディアI1125と、FさんのあいのりアイディアI1126とが示されている。
そして、最終的に、EさんのあいのりアイディアI1125が製品化され、その製品名が「ABC」であることが示されている。
サーバ装置200は、アイディアを出した(投稿した)アイディアIDに関連付けてポイントを記憶している。そして、サーバ装置200は、アイディアが商品化に結びついた場合に、そのアイディアを識別するアイディアIDに関連付けられたポイントを予め決められたポイント数だけ増加させる。また、サーバ装置200は、アイディアから派生した「あいのりアイディア」の数に応じて、そのアイディアを識別するアイディアIDに関連付けられたポイント数を増加するようにしてもよい。
これにより、サーバ装置200は、事情を適宜考慮して、ユーザが投稿したアイディア毎にポイントを付与することができる。
なお、サーバ装置200は、ユーザ毎のポイント総数に応じて、ユーザカテゴリを判定してもよい。
そして、あいのりアイディアの製品化が決まった場合、サーバ装置200は、そのオリジナルアイディアの投稿者及びあいのりアイディア投稿者のポイント比率をロイヤリティまたは特許を受ける権利の持分としてもよい。
サーバ装置200は、ポイント比率、ロイヤリティまたは特許を受ける権利の持分を以下のように配分してもよい。サーバ装置200は、ポイント比率、ロイヤリティまたは特許を受ける権利の持分を(1)均等配分してもよいし、(2)アイディア数に応じて配分してもよいし、(3)製品化が決まった直前のユーザに多く配分しても良いし、(4)オリジナルアイディアを出したユーザに多く配分しても良いし、(5)あいのりアイディアのフォロー数が一番多いユーザに多く配分しても良い。
ここで、製品化が決まった直前のユーザに多く配分するのは、製品化が決まった直前のユーザの寄与が大きいという観点からである。また、オリジナルアイディアを出したユーザに多く配分するのは、オリジナルアイディアを出したユーザの寄与が大きいという観点からである。また、あいのりアイディアのフォロー数が一番多いユーザに多く配分するのは、アイディアが膨らむきっかけとなったユーザの寄与が大きいという観点からである。
均等分けの場合、図34の例では、サーバ装置200は、ポイント比率、ロイヤリティまたは特許を受ける権利の持分をAさん、Bさん、Cさんは1/3ずつに配分する。
アイディア数に応じて分ける場合、図34の例では、サーバ装置200は、ポイント比率、ロイヤリティまたは特許を受ける権利の持分を、Aさん:Bさん:Cさん=2:1:1の比率で配分する。
製品化が決まった直前のユーザに多く分ける場合、図34の例では、サーバ装置200は、ポイント比率、ロイヤリティまたは特許を受ける権利の持分を、Aさん:Bさん:Cさん=1:1:10の比率で配分する。
オリジナルアイディアを出したユーザに多く分ける場合、図34の例では、サーバ装置200は、ポイント比率、ロイヤリティまたは特許を受ける権利の持分を、Aさん:Bさん:Cさん=10:1:1の比率で配分する。
あいのりアイディアのフォロー数が一番多いユーザに多く分ける場合、図34の例では、サーバ装置200は、ポイント比率、ロイヤリティまたは特許を受ける権利の持分を、Aさん:Bさん:Cさん=1:10:1の比率で配分する。
更に、サーバ装置200は、上記(1)〜(5)の基準を混合した基準で、ポイント比率、ロイヤリティまたは特許を受ける権利の持分を配分してもよい。
また、本実施形態のサーバ装置200の各処理を実行するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、その記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、サーバ装置200に係る上述した種々の処理を行ってもよい。
なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。