JPWO2013001720A1 - 画像符号化装置、画像復号装置、画像符号化方法及び画像復号方法 - Google Patents

画像符号化装置、画像復号装置、画像符号化方法及び画像復号方法 Download PDF

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一之 宮澤
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彰 峯澤
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Abstract

動画像信号の各ピクチャが所定単位で分割されたブロックのサイズ及び符号化モード、該ブロック内の予測パラメータ及び予測差分信号符号化データをビットストリームから復号する復号ステップと、前記予測差分信号符号化パラメータに基づいて生成された復号予測差分信号と、前記符号化モードと前記予測パラメータとに基づいて生成された予測信号とを加算した信号に対し、フィルタ処理を行うループフィルタステップとを備え、該ループフィルタステップは、フィルタ設計の単位となる画素集合を決定するクラスタリングを、復号画像の一つあるいは複数のパラメータに基づいて実行する。

Description

この発明は、画像を圧縮符号化して伝送する画像符号化装置及び画像符号化方法と、画像符号化装置により伝送された符号化データから画像を復号する画像復号装置及び画像復号方法とに関するものである。
従来、MPEGやITU−T H.26x等の国際標準映像符号化方式(例えば非特許文献1参照)では、入力映像フレームを、16×16画素ブロックからなるマクロブロックの単位に分割して、動き補償予測を実施した後、予測誤差信号をブロック単位に直交変換・量子化することによって情報圧縮を行うようにしている。
ただし、圧縮により情報の一部が失われるため、復号された映像は圧縮前の映像よりも画質が低下するという問題がある。
そのため、非特許文献2では、ループ内フィルタの処理を実施することで、圧縮により低下した映像の品質を改善するようにしている。
ここで、図16は非特許文献1に開示されている画像符号化装置を示す構成図である。 この画像符号化装置では、ブロック分割部101が符号化対象の画像信号を入力すると、その画像信号をマクロブロック単位に分割し、マクロブロック単位の画像信号を分割画像信号として予測部102に出力する。
予測部102は、ブロック分割部101から分割画像信号を受けると、マクロブロック内の各色成分の画像信号をフレーム内又はフレーム間で予測して、予測誤差信号を算出する。
特に、フレーム間で動き補償予測を実施する場合、マクロブロック自体、または、マクロブロックをさらに細かく分割したサブブロックの単位で動きベクトルを探索する。
そして、その動きベクトルを用いて、メモリ107により格納されている参照画像信号に対する動き補償予測を実施することで動き補償予測画像を生成し、その動き補償予測画像を示す予測信号と分割画像信号の差分を求めることで予測誤差信号を算出する。
また、予測部102は、予測信号を得る際に決定した予測信号生成用パラメータを可変長符号化部108に出力する。
なお、予測信号生成用パラメータには、例えば、フレーム内での空間予測をどのように行うかを示すイントラ予測モードや、フレーム間の動き量を示す動きベクトル等の情報が含まれる。
圧縮部103は、予測部102から予測誤差信号を受けると、その予測誤差信号に対するDCT(離散コサイン変換)処理を実施することで信号相関を除去した後、量子化することで圧縮データを得る。
局所復号部104は、圧縮部103から圧縮データを受けると、その圧縮データを逆量子化して、逆DCT処理を実施することで、予測部102から出力された予測誤差信号に相当する予測誤差信号を算出する。
加算器105は、局所復号部104から予測誤差信号を受けると、その予測誤差信号と予測部102から出力された予測信号を加算して、局所復号画像を生成する。
ループフィルタ106は、加算器105により生成された局所復号画像を示す局所復号画像信号に重畳されている符号化歪みを除去し、歪み除去後の局所復号画像信号を参照画像信号としてメモリ107に格納する。
可変長符号化部108は、圧縮部103から圧縮データを受けると、その圧縮データをエントロピー符号化し、その符号化結果であるビットストリームを出力する。
なお、可変長符号化部108は、ビットストリームを出力する際、予測部102から出力された予測信号生成用パラメータをビットストリームに多重化して出力する。
ここで、非特許文献2に開示されている方式では、ループフィルタ106が、局所復号画像と入力画像との差分を最小化するフィルタを設計し、符号化により発生する歪みの低減を図っている。これによって、復号画像の画質が改善される。
MPEG-4 AVC(ISO/IEC 14496-10)/ITU-T H.264規格 M. Karczewicz, P. Chen, R. L. Joshi, X. Wang, W. Chien, R. Panchal, Y. Reznik, M. Coban, and I. S. Chong, "A hybrid video coder based on extended macroblock sizes, improved interpolation and flexible motion representation," IEEE Transactions on Circuits and Systems for Video Technology, p. 1698〜p. 1708, 2010年11月15日発行
従来の画像符号化装置におけるループフィルタでは、局所復号画像の画素をエッジ強度のみに基づいてクラスタリングし、クラスタごとにフィルタを設計するように構成されているが、このクラスタリング方法がきわめて単純なもので最適となっておらず、画質改善効果が限定されるという問題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、所定の符号化ビットレートで符号化画像品質を改善することができる画像符号化装置、画像復号装置、画像符号化方法及び画像復号方法を得ることを目的とする。
本発明に係る画像符号化装置は、動画像信号の各ピクチャの所定の符号化単位となるブロックの符号化モードとブロック内の予測パラメータとに基づいてブロックの予測信号を生成する予測部と、ブロックに対応する入力信号と予測信号との差分である予測差分信号を圧縮処理した予測差分信号符号化データをブロック内の予測差分信号符号化パラメータに基づいて伸張処理して生成された復号予測差分信号と予測信号とを加算した信号に対し、フィルタ処理を行うループフィルタ部と、ブロックのサイズ及び符号化モード、ブロック中の予測パラメータ、予測差分信号符号化データをビットストリームに多重する符号化部とを備え、該ループフィルタ部は、フィルタ設計の単位となる画素集合を決定するクラスタリングを、局所復号画像の一つあるいは複数のパラメータに基づいて実行し、予測部は、ループフィルタ部の出力信号から生成された参照画像に基づいて予測信号を生成することを特徴とするものである。
この発明によれば、復号画像に対して適用する符号化歪み除去のための画質改善フィルタを設計する際、様々な指標を複合的に利用し、かつきわめて柔軟にクラスタリング方法を制御できるように構成したので、各クラスタに対して最適な画質改善フィルタを設計でき、画像品質の改善精度を高めることができる効果がある。
この発明の実施の形態1による画像符号化装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1による画像符号化装置の動作を説明するフローチャートである。 最大符号化ブロックが階層的に複数の符号化ブロックへ分割される様子を説明する図面である。 最大符号化ブロックが階層的に複数の符号化ブロックへ分割された結果の例を示す図面である。 この発明の形態1による画像符号化装置のループフィルタ部27を示す構成図である。 この発明の実施の形態1による画像符号化装置のループフィルタ部27の動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態1による画素クラスタリングの動作を説明する図面である。 この発明の実施の形態1によるクラスタリング方法を説明する図面である。 この発明の実施の形態1によるクラスタリング方法を説明する図面である。 この発明の実施の形態1による画像符号化装置のループフィルタ部27で設計されるフィルタの形状例を示す図面である。 この発明の実施の形態1による画像符号化装置が出力するビットストリーム30の構成を説明する図面である。 この発明の実施の形態1による画像復号装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1による画像復号装置の動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態1による画像復号装置の動作を説明するフローチャートである。 最大符号化ブロックが正方ブロックでない場合に、階層的に複数の符号化ブロックへ分割される様子を説明する図面である。 非特許文献1に開示されている画像符号化装置を示す構成図である。
以下、この発明をより詳細に説明するため、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
実施の形態1では、映像の各フレーム画像を入力として、近接フレーム間で動き補償予測を行い、得られた予測差分信号に対して直交変換・量子化による圧縮処理を施した後、可変長符号化を行ってビットストリームを生成する画像符号化装置と、当該画像符号化装置が出力するビットストリームを復号する画像復号装置について説明する。
本実施の形態1の画像符号化装置は、映像信号の空間・時間方向の局所的な変化に適応して、映像信号を多様なサイズの領域に分割してフレーム内・フレーム間適応符号化を行う。一般に映像信号は、空間・時間的に信号の複雑さが局所的に変化する特性を持つ。空間的に見ると、ある特定の映像フレーム上では、空や壁などのような比較的広い画像領域中で均一な信号特性を持つ絵柄もあれば、人物や細かいテクスチャを持った絵画など小さい画像領域内で複雑なテクスチャパターンを持つ絵柄も混在することがある。時間的に見ても、空や壁は局所的に時間方向の絵柄の変化は小さいが、動く人物や物体はその輪郭が時間的に剛体・非剛体の運動をするため、時間的な変化が大きい。符号化処理は、時間的・空間的な予測によって信号電力やエントロピーの小さい予測差分信号を生成して全体の符号量を削減する処理を行うが、予測のためのパラメータをできるだけ大きな画像信号領域に均一に適用できれば、当該パラメータの符号量を小さくすることができる。一方、時間的・空間的に変化の大きい画像信号パターンに対しては、同一の予測パラメータを大きな画像領域に適用することで予測の誤りが増え、予測差分信号の符号量が削減できない。そこで、そういった領域では、予測対象の領域を小さくし、予測のためのパラメータのデータ量を増やしても予測差分信号の電力・エントロピーを低減するほうが望ましい。このような映像信号の一般的な性質に適応した符号化を行うため、本実施の形態1の画像符号化装置は、映像の各フレームを別途定める最大ブロックサイズの符号化ブロックに分割して、当該符号化ブロック内で領域分割を行い、分割された領域ごとに予測、およびその予測差分の符号化処理を適応化させる構成をとる。
本実施の形態1の画像符号化装置が処理対象とする映像信号フォーマットは、輝度信号と2つの色差信号からなるYUV信号や、ディジタル撮像素子から出力されるRGB信号等の任意の色空間のカラー映像信号のほか、モノクロ画像信号や赤外線画像信号など、映像フレームが水平・垂直2次元のディジタルサンプル(画素)列から構成される任意の映像信号とする。各画素の諧調は8ビットでもよいし、10ビット、12ビットなどの諧調であってもよい。ただし、以下の説明においては、特に断らない限り、入力映像信号はYUV信号とし、かつ輝度成分Yに対して2つの色差成分U,Vがサブサンプルされた4:2:0フォーマットの信号を扱う場合について述べるが、本発明はU,Vのサンプリング間隔が異なる他フォーマットにも適用できる(例えば4:2:2フォーマットや4:4:4フォーマットなど)。以下の説明では、符号化ブロック中にも、輝度成分のブロックに加えてその水平・垂直成分が各半分のサイズの色差信号ブロックが含まれるものとする。また、映像の各フレームに対応する処理データ単位を「ピクチャ」と呼ぶ。本実施の形態1においては、「ピクチャ」は順次走査(プログレッシブスキャン)された映像フレーム信号、として以下の説明を行うが、映像信号がインタレース信号である場合、「ピクチャ」は映像フレームを構成する単位であるフィールド画像信号であってもよい。また、以降の説明において、空間的に連続する符号化ブロックのグループを「スライス」と記すことがある。
図1は、この発明の実施の形態1に係る画像符号化装置の構成を示すブロック図である。
また、図2に図1の画像符号化装置のピクチャレベルの処理フローを示す。以下、これらの図を用いて、本実施の形態1の画像符号化装置の動作を説明する。図1に示す画像符号化装置は、まず、符号化制御部3において、符号化対象となるピクチャ(カレントピクチャ)の符号化に用いる最大符号化ブロックのサイズと、最大符号化ブロックを階層分割する階層数の上限を決定する(図2のステップS1)。最大符号化ブロックのサイズの決め方としては、例えば入力映像信号1の解像度に応じてすべてのピクチャに対して同じサイズに定めてもよいし、入力映像信号1の局所的な動きの複雑さの違いをパラメータとして定量化して、動きの激しいピクチャでは小さいサイズ、動きが少ないピクチャでは大きいサイズ、のように定めてもよい。分割階層数上限は例えば入力映像信号1の動きが激しい場合は階層数を深くしてより細かい動きが検出できるように設定し、動きが少ない場合は階層数を抑えるように設定するなどの方法がある。
次いで、ブロック分割部2において、ピクチャを上記定めた最大符号化ブロックサイズで分割する。符号化制御部3は、最大符号化ブロックサイズの画像領域ごとに、上記定めた分割階層数上限に至るまで、階層的に符号化ブロックサイズ4と各符号化ブロックに対する符号化モード7を決定する。そして、ブロック分割部2は、符号化ブロックサイズ4にしたがってさらにブロックを分割し符号化ブロック5を出力する(図2のステップS2)。
図3に、最大符号化ブロックが階層的に複数の符号化ブロック5へ分割される様子の例を示す。最大符号化ブロックは、図3において「第0階層」と記された輝度成分で (L0, M0)の画素サイズをもつ符号化ブロック、として定義する。最大符号化ブロックを出発点として、四分木構造で、別途定める所定の深さまで階層的に分割を行うことによって符号化ブロック5を得る。深さnにおいては、符号化ブロック5はサイズ(Ln, Mn)の画像領域である。LnはMnと同じであってもよいし異なっていてもよいが、図3ではLn = Mnのケースを示している。以降、符号化ブロックサイズ4は、符号化ブロック5の輝度成分におけるサイズ(Ln, Mn)と定義する。四分木分割を行うため、常に(Ln+1, Mn+1) = (Ln/2, Mn/2)が成り立つ。なお、RGB信号など、すべての色成分が同一サンプル数をもつカラー映像信号(4:4:4フォーマット)では、すべての色成分のサイズが(Ln, Mn)になるが、4:2:0フォーマットを扱う場合、対応する色差成分の符号化ブロックサイズは(Ln/2, Mn/2)である。以降、第n階層の符号化ブロック5をBnとし、Bnで選択しうる符号化モード7をm(Bn)と記す。
複数の色成分からなるカラー映像信号の場合、符号化モードm(Bn)7は色成分ごとにそれぞれ個別のモードを用いるように構成されてもよいが、以降、特に断らない限り、YUV信号、4:2:0フォーマットの符号化ブロックの輝度成分に対する符号化モードのことを指すものとして説明を行うが、本発明は任意の映像フォーマット、色成分、符号化モードに適用できる。
符号化モードm(Bn)7には、1つないし複数のイントラ符号化モード(総称してINTRAと呼ぶ)、1つないし複数のインター符号化モード(総称してINTERと呼ぶ)があり、符号化制御部3は、後述する選択方法に基づいて、当該ピクチャで利用可能な全ての符号化モードないしそのサブセットの中から、符号化ブロックBn5に対して最も符号化効率のよい符号化モードを選択する。
本実施の形態1の符号化制御部3は、符号化対象となっているピクチャ(カレントピクチャ)の各最大符号化ブロックに対して、図3に示すようなブロック分割状態を生成して、符号化ブロックサイズ4を特定し、これにしたがってブロック分割部2において符号化ブロック5が生成される。この結果得られる最大符号化ブロックの分割状態の例を図4に示す。同図(a)の点線で囲まれた領域は符号化ブロック5Bnとして定義される領域を、網がけ部分は符号化ブロック5内で予測処理単位となるパーティションの分布を、また、(b)には階層分割によって符号化モードm(Bn)7が割り当てられる状況を四分木グラフで図示する。(b)の□で囲んだノードが、符号化モード7が割り当てられたノード、すなわち符号化ブロック5である。
なお、図4に示すように、Bnはさらに1つないし複数の予測処理単位(パーティション)に分割される。Bnに属するパーティションを以降、Pi n(i: 第n階層におけるパーティション番号)と表記する。Bnのパーティション分割がどのようになされているかは符号化モードm(Bn)7の中に情報として含まれる。パーティションPi nはすべて符号化モードm(Bn)7に従って予測処理が行われるが、パーティションごとに個別の予測パラメータを選択できる。
符号化ブロック5においてイントラ符号化モードが選択された場合(m(Bn)∈INTRAの場合)は(図2のステップS3でYes)、図1のイントラ予測部8において、イントラ予測パラメータ10に基づいて、Bn内の各パーティションPi nに対するイントラ予測処理が行われ、生成されるイントラ予測画像11が減算部12へ出力される(図2のステップS4)。イントラ予測画像11の生成に用いられたイントラ予測パラメータ10は、例えば本実施の形態1におけるイントラ予測処理が、AVC/H.264規格(ISO/IEC 14496-10)に定められるような方向性を有する適応空間予測を行う場合、各パーティションごとに選択される予測モード情報などの情報を含み、復号装置側でまったく同じイントラ予測画像11を生成するために、可変長符号化部23によってビットストリーム30に多重化される。本実施の形態1におけるイントラ予測処理は、AVC/H.264規格(ISO/IEC 14496-10)に定められるアルゴリズムに限定されないが、イントラ予測パラメータ10としては、符号化装置側と復号装置側でまったく同じイントラ予測画像11を生成するために必要な情報を含む必要がある。
符号化ブロック5においてインター符号化モードが選択された場合(m(Bn)∈INTERの場合)は(図2のステップS3でNo)、図1の動き補償予測部9において、インター予測パラメータ16に基づいて、各パーティションPi nに対するフレーム間動き予測処理が行われ、生成されるインター予測画像17が減算部12へ出力されるとともに動きベクトル31が可変長符号化部23に出力される(図2のステップS5)。インター予測画像17の生成に用いられたインター予測パラメータ16には、
・符号化ブロック5内のパーティション分割を記述するモード情報
・各パーティションの動きベクトル
・動き補償予測フレームメモリ14内に複数の参照画像を含む構成の場合、いずれの参照画像を用いて予測を行うかを示す参照画像指示インデックス情報
・複数の動きベクトル予測値候補がある場合にいずれの動きベクトル予測値を選択して使用するかを示すインデックス情報
・複数の動き補償内挿フィルタがある場合にいずれのフィルタを選択して使用するかを示す識別情報
・当該パーティションの動きベクトルが複数の画素精度(半画素、1/4画素、1/8画素など)を示すことが可能な場合、いずれの画素精度を使用するかを示す選択情報
などの情報を含み、復号装置側でまったく同じインター予測画像17を生成するために、可変長符号化部23によってビットストリーム30に多重化される。
減算部12は、イントラ予測画像11、またはインター予測画像17のいずれか一方をパーティションPi nから差し引いて、予測差分信号ei n13を得る(図2のステップS6)。変換・量子化部19は、予測差分信号ei n13に対して、符号化制御部3から指示される予測差分符号化パラメータ20に基づいて、DCT(離散コサイン変換)やあらかじめ特定の学習系列に対して基底設計がなされたKL変換等の直交変換処理を所定のブロック(変換ブロック)単位で実施して変換係数を算出すると共に、その変換係数を、符号化制御部3から指示される予測差分符号化パラメータ20に基づいて量子化し(図2のステップS7)、量子化後の変換係数である圧縮データ21を逆量子化・逆変換部22(図2のステップS8で逆量子化・逆変換処理部)および可変長符号化部23(図2のステップS8で可変長符号化部)へ出力する。
逆量子化・逆変換部22は、変換・量子化部19から変換ブロック単位に入力された圧縮データ21を、符号化制御部3から指示される予測差分符号化パラメータ20に基づいて逆量子化し、さらに逆DCT、逆KL変換等の逆変換処理を実施することで予測差分信号ei n13の局所復号予測差分信号ei n'24を生成し、加算部25へ出力する(図2のステップS9)。
予測差分符号化パラメータ20は、符号化ブロック5の領域ごとに、その内部の予測差分信号ei n13の符号化に用いる量子化パラメータ、変換ブロックサイズの情報を含む。予測差分符号化パラメータ20は、符号化制御部3において、図2のステップS2の符号化モード判定の一環として決定される。量子化パラメータは、最大符号化ブロックの単位でひとつ割り当て、それらを分割した符号化ブロック単位で共通に使用する形式でもよいし、各符号化ブロックごとに最大符号化ブロックの値からの差分値として表現するようにしてもよい。変換ブロックサイズ情報は、符号化ブロック5を起点として最大符号化ブロックの分割と同様、四分木分割表現がされていてもよいし、いくつかの選択可能な変換ブロックサイズがインデックス情報として表現された形式でもよい。変換・量子化部19、逆量子化・逆変換部22は、この変換ブロックサイズの情報に基づいて変換・量子化処理のブロックサイズを特定して処理を行う。なお、この変換ブロックサイズの情報は、符号化ブロック5ではなく、符号化ブロック5を分割するパーティションPi nを単位として決定するように構成されていてもよい。
加算部25は、局所復号予測差分信号ei n'24と、イントラ予測画像11またはインター予測画像17とを加算して局所復号パーティション画像Pi n'ないしその集まりとしての局所復号符号化ブロック画像Bn' (以下、局所復号画像)26を生成し(図2のステップS10)、この局所復号画像26をループフィルタ部27へ出力すると共に(図2のステップS11でループフィルタ部)、イントラ予測用メモリ28に格納する(図2のステップS11でイントラ予測用メモリ)。局所復号画像26が以降のイントラ予測用の画像信号となる。出力先がイントラ予測用メモリの場合、続いて、ピクチャ中の全ての符号化ブロックを処理したかどうかを判定し、全符号化ブロックの処理が終了していなければ次の符号化ブロックへ以降して同様の符号化処理を繰り返す(図2のステップS12)。
加算部25の出力先がループフィルタ部27の場合、ループフィルタ部27は、加算部25から出力された局所復号画像26に対し、所定のフィルタリング処理を行い、フィルタリング処理後の局所復号画像29を動き補償予測フレームメモリ14に格納するとともにフィルタのON/OFF情報32とフィルタ係数33を可変長符号化部23に出力する(図2のステップS13)。このフィルタリング処理後の局所復号画像29が動き補償予測用の参照画像15となる。ループフィルタ部27によるフィルタリング処理については、本発明のポイントとなる箇所であるため、詳細は後述する。
可変長符号化部23は、変換・量子化部19から出力された圧縮データ21と、符号化制御部3から出力される各符号化ブロックの符号化モード7、イントラ予測パラメータ10ないしインター予測パラメータ16、予測差分符号化パラメータ20とをエントロピー符号化して、それらの符号化結果を示すビットストリーム30を生成する(図2のステップS14)。
以下、本実施の形態1の特徴であるループフィルタ部27の処理について詳述する。本実施の形態1のループフィルタ部27は、局所復号画像に適用する、符号化歪みを低減させるための線形フィルタである。
図5は、ループフィルタ部27の内部構成を示すブロック図である。また、図6に図5のループフィルタ部27の処理フローを示す。以下、これらの図を用いて、ループフィルタ部27の動作を説明する。ループフィルタ部27では、加算部25からブロック単位で出力される局所復号画像26を内部のメモリ201に格納していき(図6のステップS21)、ピクチャ全体の符号化が完了した時点で(図6のステップS22でYes)、1ピクチャ分の局所復号画像202が画素クラスタリング部203に入力され、局所復号画像の各画素をN種類の集合にクラスタリングして画素ごとのクラスタ番号204を出力する(図6のステップS23)。次に、フィルタ設計部205は、入力画像1、局所復号画像202、クラスタ番号204を入力として受け取り、N個のクラスタごとに画質改善フィルタを設計し、フィルタ係数33を出力する(図6のステップS24)。このフィルタ設計では、クラスタ単位で入力画像と局所復号画像の画素値差分を計算し、その差分を最小化するフィルタが設計される。N個のクラスタ全てに対してフィルタ設計を行った後(図6のステップS25でYes)、符号化ブロックレベルON/OFF判定部206はフィルタ係数33、局所復号画像202、を受け取り、符号化ブロック単位でフィルタを適用するかどうかを決定してON/OFF情報32を出力する(図6のステップS26)。そして、フィルタリング処理部207は、ON/OFF情報32からフィルタがONとなる画素を識別し、画素ごとのクラスタ番号204に対応するフィルタ係数33を局所復号画像202に適用し、全てのクラスタに対してフィルタリング処理を施した後にフィルタリング処理後の局所復号画像29を出力する(図6のステップS27,S28)。
本実施の形態1で利用する画質改善フィルタはWienerフィルタと呼ばれ、原画像と劣化画像との間の二乗誤差を最小化するフィルタであり、劣化画像の画質を回復させて原画像に近づけることが数学的に保証されている。しかし、画質の改善効果を高めるためには、なるべく小さな画像領域ごとにフィルタの設計を行わなければならず、フィルタ設計の回数が増えるため演算量が増加し、また、フィルタの種類も増えるためビットストリームに多重化されるフィルタ係数の符号量が増加する。逆に、例えば1ピクチャ全体など、大きな画像領域を単位としてフィルタ設計を行えば、フィルタ設計回数とフィルタ数の両方を小さくできるため演算量・符号量を削減できるが、画質改善効果は小さくなる。このトレードオフを調整するため、非特許文献2では、画像のエッジ強度に基づいて画素をN種類にクラスタリングし、それぞれのクラスタごとに1つのWienerフィルタを設計している。
Wienerフィルタによる画質改善効果を高めるためには、画素のクラスタリング方法がきわめて重要であり、似通ったフィルタが設計されると考えられる画素が同クラスタになるようにクラスタリングを行わなければならない。もし、本来ならば大きく異なるフィルタが設計されるような画素を同クラスタにしてしまうと、設計されるWienerフィルタの画質改善効果は非常に限定的なものとなる。ここで、画像のエッジ付近は、符号化歪みが目立ちやすく、似通ったフィルタが設計されると考えられるため、エッジ強度に基づく非特許文献2のクラスタリング方法は妥当であると言える。しかし、実際にはエッジの強度だけでなくきわめて多くの要因がフィルタ設計に影響を与えるため、より多くの指標を複合的に用いなければ最適なクラスタリングを行うことは不可能である。
以上をふまえ、本実施の形態1における画素クラスタリングの動作について説明する(図6のステップS23)。画素クラスタリング処理では、局所復号画像の各画素に対して、その画素が属するクラスタの番号が決定される。ここで、画素(i, j)が属するクラスタの番号をvi,jとすると、vi,jの決定には例えば次のような指標を用いることができる。
Figure 2013001720
これらは、それぞれ次式で計算される。
Figure 2013001720

Figure 2013001720
ただし、Ri,jは局所復号画像の画素(i, j)における画素値、K1、K2、L1、L2、M1、M2は定数である。また、mi,jは符号化モード7から、VMVi,j、HMVi,jは動き補償予測部9の出力から得られる。なお、上記の指標はあくまでも一例であり、上記の他にも例えば局所復号画像や予測差分信号、符号化ブロックサイズなどを画素クラスタリングのための指標として用いることが考えられる。
図7は、クラスタの数Nを20として、画素クラスタリングの動作例を説明する図である。図7における○は分類器を表す。以下、図7を用いて画素クラスタリングの動作の一例を説明する。まず、分類器301は符号化モードmi,jを受け取り、画素(i, j)をINTRAまたはINTERに分類する。INTRAである場合、さらに分類器302が分散σ2 i,jを受け取り、その値の大小に応じて3つに分類する。ここで、画素(i, j)が最も値の小さい分類に該当すれば、画素(i, j)のクラスタ番号vi,jは0に決定される。一方、その他2つの分類に該当した場合は、さらに分類を行う。分類器303は、エッジ強度VEi,jとHEi,jを受け取り、その値の大小に応じて3つに分類する。ここで、画素(i, j)が最も値の小さい分類に該当すれば、画素(i, j)のクラスタ番号vi,jは1に決定される。一方、その他2つの分類に該当した場合は、さらに分類を行う。分類器304は、エッジ強度VEi,jとHEi,jを受け取り、それらから計算されるエッジの方向に応じて3つに分類する。画素(i, j)のクラスタ番号vi,jは、その分類に応じて2または3または4となる。分類器306、307、308の動作は、分類器303、304、305と同様としてもよいし、変更してもよい。
分類器301により画素(i, j)がINTERと分類された場合は、分類器309が動きベクトルVMVi,jとHMVi,jを受け取り、その値の大小に応じて3つに分類する。ここで、画素(i, j)が最も値の小さい分類に該当すれば、画素(i, j)のクラスタ番号vi,jは15に決定される。一方、その他2つの分類に該当した場合は、さらに分類を行う。分類器310は、動きベクトルVMVi,jとHMVi,jを受け取り、それらから計算される動きベクトルの方向に応じて3つに分類する。画素(i, j)のクラスタ番号vi,jは、その分類に応じて16または17となる。分類器311の動作は、分類器310と同様としてもよいし、変更してもよい。
ここで、分類器とは、与えられた数値を一つまたは複数のクラスタに分類するものであり、例えば図7の分類器301は符号化モードmi,jをINTRAとINTERの2つのクラスタに分類する。本実施の形態1は、それぞれの分類器のクラスタ数と分類方法を独立に制御できるという特徴を有する。例えば、図7の分類器302は、分散を3つのクラスタに分類するのに対し、分類器310は動きベクトルを2つのクラスタに分類する。分類方法としては、あらかじめ図8に示すような入力値とクラスタ番号の対応表を用意しておき、それを参照することが考えられる。図8では入力値が0から9まで変化し、クラスタ数が5の場合の対応表を示している。また、図8のような表を参照する他にも、入力値に応じて適応的にクラスタ番号を決定することも可能である。図9は、入力値の分布から適応的にクラスタ番号を決定する方法の一例を説明する図である。図9は、横軸に入力値、縦軸に入力値の頻度をとったヒストグラムであり、クラスタ数を5としたときに、各クラスタに該当する範囲を示している。ここで、各クラスタの範囲は、頻度を表す曲線の積分値がそれぞれの範囲で等しくなるように決定している。本実施の形態1では、例えば分類器302は図8のように表を参照してクラスタリングを実行するようにし、分類器303は図9のように入力値に応じて適応的にクラスタリングを実行するようにするなど、きわめて柔軟にそれぞれの分類器の構成を変更することができる。また、例えば分類器304と分類器305の分類方法は共通としつつも、分類器304のクラスタ数を3に、分類器305のクラスタ数を5にするなど、クラスタの数も適応的に変更できる。さらに、必要に応じて分類器の数を変更することも可能であり、不要な分類器を削除したり、新たな分類器を追加したりしてもよい。さらに、例えば番号0のクラスタと番号1のクラスタを同一のクラスタとみなすようにするなど、一度決定したクラスタ番号を変更できるようにしてもよい。
次にフィルタ設計の動作について説明する(図6のステップS24)。本実施の形態1で使用するフィルタは、図10に示すようなダイヤモンドフィルタであり、そのタップ数は自由に変更できる。図10は、例としてタップ数5の場合のフィルタを示したものである。
本実施の形態1で使用するWienerフィルタは、次式に示すフィルタリング処理後の局所復号画像Fと入力画像Iとの間の差分二乗和Eを最小化するフィルタである。
Figure 2013001720
ここで、Cvはクラスタ番号vに属する画素群、Fi,jはフィルタリング処理後の局所復号画像Fi,jの画素(i, j)における画素値、Ii,jは入力画像Iの画素(i, j)における画素値である。
フィルタ係数をwk、Ri,jを中心とするk番目の点対称ペアの画素値和をsi,j,kとすると、上式は次のように書き換えられる。
Figure 2013001720
なお、tはフィルタのタップ数であり、
Figure 2013001720
である。kが最大値をとるとき、wkはDCオフセットとなる。また、点対称ペアとは、図10において同一の識別番号が与えられる2つの画素のことを指し、
Figure 2013001720
である。Eをwkで微分して整理すると、以下の方程式が得られる。
Figure 2013001720
ここで、wはwkを並べたベクトルである。上式をAw=bとみなし、以下の手順で方程式を解くことで、求めるフィルタ係数wkが得られる。
(1)A=UTUなる上三角行列Uをコレスキー分解法によって求める。
(2)Uw=w'とおいて、UTw'=bをw'について前進代入法で解く。
(3)Uw=w'をwについて後退代入法で解く。
上記のフィルタ設計処理をv=0〜N-1のすべてについて実施することで、N種類のフィルタが得られる。
次にフィルタリング処理の動作について説明する(図6のステップS27)。0〜N-1の各クラスタにおいて、対応するフィルタをそのクラスタに属する各画素に対して適用することで、フィルタリング処理後の局所復号画像29を得る。フィルタリング処理後の局所復号画像Fの画素(i, j)における画素値Fi,jは次式により求められる。
Figure 2013001720
なお、画素クラスタリングの結果、あるクラスタについてはほとんど画質改善フィルタの効果が得られない場合がある。例えば、分散やエッジ強度が小さいクラスタに属する画素はほとんどテクスチャ(模様)を持たず、フィルタを適用したとしても画質改善効果が非常に小さい。そのような場合は、あらかじめそのクラスタについてはフィルタを適用しないようにすることで、フィルタリング処理に要する演算量およびビットストリームに多重化するフィルタ係数の符号量を削減することができる。つまり、上述のようなフィルタ設計により求めたフィルタを適用するか否かをクラスタごとに設定することにより、演算量や符号量を削減することができる。あるいは、そのクラスタについてはフィルタ設計をスキップし、あらかじめ用意してある固定のフィルタ(ローパスフィルタなど)を適用してもよい。このようにすることで、フィルタ設計に要する演算量およびビットストリームに多重化するフィルタ係数の符号量が削減される。
本実施の形態1の符号化装置が出力するビットストリーム30の構成を図11に示す。図11は、スライス符号化データがピクチャパラメータセットおよびスライスヘッダとそれに続くスライス内の個数分の最大符号化ブロック符号化データから構成される様子を示す。各最大符号化ブロック符号化データは、符号化モード7を含む。図示していないが、最大符号化ブロック符号化データには、符号化ブロックごとに、パーティション単位の動きベクトルなどの予測パラメータ、変換ブロックサイズなどの予測残差符号化パラメータ、予測残差符号化データ(量子化済み変換係数)を含む。設計されたループフィルタの係数データは、ピクチャパラメータセットに多重化されて伝送される。また、符号化ブロックごとにフィルタをON/OFFできるように、ON/OFFフラグが伝送される。
本実施の形態1の特徴として、フィルタ設計のための画素クラスタリング方法がきわめて柔軟に制御できるという点があげられる。このとき、クラスタリングの方法や、クラスタリングに使用する指標値のダイナミックレンジなどのクラスタリング制御情報を画像復号装置に伝送することで、復号処理を効率的に行うことができるようになる。したがって、図11に示すように、クラスタリングのための制御情報をビットストリームに多重化してもよい。図11では例としてクラスタリングのための制御情報をピクチャパラメータセットに多重化しているが、必ずしもその必要はなく、例えば符号化ブロックごとに制御情報を多重化してもよい。また、この他にも、フィルタを適用しないクラスタ、あるいはフィルタ設計を行わず、固定のフィルタを適用するクラスタの情報などをクラスタリング制御情報の一部として多重化してもよい。
次に本実施の形態1の画像符号化装置が出力するビットストリーム30を復号する画像復号装置について説明する。
図12は、この発明の実施の形態1に係る画像復号装置の構成を示すブロック図である。
また、図13および図14に図8の画像復号装置のピクチャレベルの処理フローを示す。
以下、これらの図を用いて、本実施の形態1の画像復号装置の動作を説明する。
可変長復号部61は、本実施の形態1に係る画像復号装置がビットストリーム30を受け取ると、そのビットストリーム30を可変長復号処理して(図13のステップS41)、1枚以上の複数のピクチャから構成されるシーケンス単位あるいはピクチャ単位にピクチャサイズ(水平画素数・垂直ライン数)を規定する情報を復号する。本実施の形態1に係る画像符号化装置で決定された最大符号化ブロックサイズおよび分割階層数上限を符号化装置と同様の手順で決定する(図13のステップS42)。例えば最大符号化ブロックサイズが入力映像信号の解像度に応じて決められた場合には、復号したピクチャサイズに基づいて、符号化装置と同様の手順で最大符号化ブロックサイズを決定する。最大符号化ブロックサイズおよび分割階層数上限が符号化装置側でビットストリーム30に多重化された場合には、ビットストリーム30から復号した値を用いる。ビットストリーム30を受け取った可変長復号部61は、決定された最大符号化ブロック単位に復号処理を行う。
なお、図11の構成のビットストリーム30を入力とする場合、最大符号化ブロックレベルの復号に先立ち、ループフィルタ制御情報62を復号する。
最大符号化ブロックの復号は、その符号化データ中に含まれる符号化ブロックへの階層分割状態を示す情報を復号して、当該最大符号化ブロックの分割状態に基づき、階層的に符号化ブロックを特定する(図13のステップS43)。次に特定された符号化ブロックに割り当てられた符号化モード63を復号する。復号した符号化モード63に含まれる情報に基づき、符号化ブロックをさらに1つないし複数の予測処理単位(パーティション)に分割し、予測処理単位に割り当てられた予測パラメータ80を復号する(図13のステップS44)。
可変長復号部61の出力先が切替スイッチの場合(図13のステップS45で切替スイッチ)、符号化ブロックに割り当てられた符号化モード63がイントラ符号化モードの場合(図13のステップS46でYes)、符号化ブロックに含まれ、予測処理単位となる1つ以上のパーティションごとにイントラ予測パラメータ(図示せず)を復号する。イントラ予測パラメータの復号は、符号化装置側と同じ手順で周辺の復号済みパーティションのイントラ予測パラメータに基づき、復号対象であるパーティションPi nのイントラ予測パラメータの予測値を算出し、算出した予測値を用いて復号する。
イントラ予測部69は、復号したイントラ予測パラメータに基づき、符号化ブロック内の各パーティションに対するイントラ予測処理が行われ(図13のステップS47)、生成されるイントラ予測画像71が加算部73へ出力される。イントラ予測パラメータに基づくイントラ予測処理は、符号化装置側のイントラ予測部8における処理と同じである。
符号化ブロックに割り当てられた符号化モード63がインター符号化モードの場合(図13のステップS46でNo)、動き補償部70は、復号したインター予測パラメータに基づき、符号化ブロック内の各パーティションに対するフレーム間動き予測処理が行われ(図13のステップS48)、生成されるインター予測画像72が加算部73へ出力される。
一方、可変長復号部61の出力先が逆量子化・逆変換部66である場合(図13のステップS45で逆量子化・逆変換部)、逆量子化・逆変換部66は、可変長復号部61から変換処理単位となるパーティションごとに入力される圧縮データ64を可変長復号部61から指示される予測差分符号化パラメータ65に含まれる量子化パラメータに基づいて逆量子化し、さらに逆DCT,逆KL変換等の逆変換処理を実施することで復号予測差分信号67を生成し(図13のステップS49、加算部73へ出力する。予測差分符号化パラメータ65のうち、量子化パラメータはビットストリーム30から抽出した符号化データから符号化ブロックの単位で復元し、変換ブロックサイズ情報(図示せず)は、符号化ブロック5を起点として最大符号化ブロックの分割と同様、四分木分割表現された分割情報の形式や、選択可能な変換ブロックサイズをインデックス情報として表現された形式などでビットストリーム30から抽出して復元する。逆量子化・逆変換部66は、この変換ブロックサイズの情報に基づいて変換・量子化処理のブロックサイズを特定して処理を行う。なお、変換ブロックサイズの情報は、符号化ブロック5ではなく、符号化ブロック5を分割するパーティションPi nを単位として決定するように構成されていてもよい。
加算部73は、復号予測差分信号67とイントラ予測画像71またはインター予測画像72とを加算して復号パーティション画像74を生成し(図13のステップS50)、符号化ブロック内に含まれる1つないし複数の復号パーティションの集まりとして、復号画像をループフィルタ部78へ出力するとともにイントラ予測用メモリ77に格納する。復号画像が以降のイントラ予測用の画像信号となる。
ループフィルタ部78は、全符号化ブロックの処理後(図13のステップS51でYes)、必要に応じてループフィルタ制御情報62からクラスタリング制御情報(図示せず)を復号し、符号化装置側のループフィルタ部27と同様の画素クラスタリング処理を行い、ループフィルタON/OFFフラグが「ON」であれば(図13のステップS52でYes)、ビットストリームに含まれるフィルタ係数を読み出してそれぞれのクラスタにフィルタを適用する(図13のステップS53)。なお、このとき、クラスタリング制御情報に応じて、あるクラスタにはフィルタを適用しない、あるいは、あるクラスタには固定のフィルタを適用する、などの動作を実行する。そして、フィルタリング処理後の復号画像79を動き補償予測フレームメモリ75に格納する。この復号画像79が動き補償予測用の参照画像76となるとともに再生画像となる。
あるいは、図14に示すように、ループフィルタ部78は、全符号化ブロックの処理完了を待つことなく、一つの符号化ブロックの処理が完了した時点で、図13のステップS53と同様のフィルタリング処理を行うことも可能である(図14のステップS52でYes、S53)。
以上の構成により、本実施の形態1の画像復号装置は、ループフィルタの設計単位となる画素のクラスタリングにおいて様々な指標を複合的に利用し、かつきわめて柔軟にクラスタリング方法を制御できるように構成したので、各クラスタに対して最適な画質改善フィルタを設計でき、従来よりも画質の改善に寄与するループフィルタによって符号化されたビットストリームを復号することができる。
なお、以上の説明では、フレーム間動き補償予測(インター予測)を用いる符号化装置および復号装置の例を示したが、すべてのフレームに対してフレーム内予測(イントラ予測)を用いる符号化装置・復号装置であっても、ループフィルタ部27(78)の処理を実行させることによって符号化歪みを除去した復号画像を出力するように構成してもよい。フレーム内予測(イントラ予測)とフレーム間動き補償予測(インター予測)を組み合わせて用いる符号化装置・復号装置において、すべてのフレームをイントラ予測で符号化するように設定したときにループフィルタ部27(78)の動作を利用しないように制御することも可能である。
また、以上の説明では、図4に示すLn = Mnのケースを示したが、例えば図15に示すように、最大符号化ブロックサイズをL0 = kM0とする場合にも適用できる。この際、第0階層では、(Ln+1, Mn+1) = (Mn, Mn)となる符号化ブロックへの分割のみを行うこととし、以降の分割は図4と同様の分割を行うように構成する。このような構成により、例えば、M0 = 16とすることにより、MPEG-2(ISO/IEC 13818-2)やMPEG-4 AVC/H.264(ISO/IEC 14496-10)のような16x16画素からなるマクロブロックを横に連結する構成の最大符号化ブロックを定義することができ、既存方式との互換性を維持した符号化装置を構成しやすいという効果がある。なお、Ln = kMnとしたが、これはkLn = Mnのように縦に連結したものであっても同様の考えで分割が可能であることはいうまでもない。
また、以上の説明では、画素が属するクラスタの番号を算出する際に複数のパラメータを用いる点や、分類器で分類する点や、クラスタの数を適応的に変更する点を全て組み合わせた場合について説明したが、それぞれを単独で用いた画像符号化装置、画像復号装置や、必要な構成のみを組み合わせた画像符号化装置、画像復号装置であってもよい。
以上のように、この発明に係る画像符号化装置、画像復号装置、画像符号化方法及び画像復号方法は、各クラスタに対して最適な画質改善フィルタを設計でき、画像品質の改善精度を高めることができるため、画像を圧縮符号化して伝送する画像符号化装置及び画像符号化方法と、画像符号化装置により伝送された符号化データから画像を復号する画像復号装置及び画像復号方法などに用いるのに適している。
2 ブロック分割部、3 符号化制御部、6 切替スイッチ、8 イントラ予測部、9 動き補償予測部、12 減算部、14 動き補償予測フレームメモリ、19 変換・量子化部、22 逆量子化・逆変換部、23 可変長符号化部、25 加算部、27 ループフィルタ部、28 イントラ予測用メモリ、61 可変長復号部、66 逆量子化・逆変換部、68 切替スイッチ、69 イントラ予測部、70 動き補償部、73 加算部、75 動き補償予測フレームメモリ、77 イントラ予測用メモリ、78 ループフィルタ部、101 ブロック分割部、102 予測部、103 圧縮部、104 局所復号部、105 加算器、106 ループフィルタ、107 メモリ、108 可変長符号化部、201 メモリ、203 画素クラスタリング部、205 フィルタ設計部、206 符号化ブロックレベルON/OFF判定部、207 フィルタリング処理部。
本発明に係る画像符号化装置は、動画像信号の各ピクチャの所定の符号化単位となるブロックの符号化モードとブロック内の予測パラメータとに基づいてブロックの予測信号を生成する予測部と、ブロックに対応する入力信号と予測信号との差分である予測差分信号を圧縮処理した予測差分信号符号化データをブロック内の予測差分信号符号化パラメータに基づいて伸張処理して生成された復号予測差分信号と予測信号とを加算した信号に対し、フィルタ処理を行うループフィルタ部と、ブロックのサイズ及び符号化モード、ブロック中の予測パラメータ、予測差分信号符号化データをビットストリームに多重する符号化部とを備え、該ループフィルタ部は、フィルタ設計の単位となる画素集合を決定するクラスタリングを実施する際、局所復号画像の一つあるいは複数のパラメータに対して、分類方法とクラスタ数を独立して選択しクラスタ数で分類される各クラスタに属する画素数が均一になるように各クラスタの範囲を変更し、予測部は、ループフィルタ部の出力信号から生成された参照画像に基づいて予測信号を生成することを特徴とするものである。

Claims (11)

  1. 動画像信号の各ピクチャの所定の符号化単位となるブロックの符号化モードと前記ブロック内の予測パラメータとに基づいて前記ブロックの予測信号を生成する予測部と、
    前記ブロックに対応する入力信号と前記予測信号との差分である予測差分信号を圧縮処理した予測差分信号符号化データを前記ブロック内の予測差分信号符号化パラメータに基づいて伸張処理して生成された復号予測差分信号と前記予測信号とを加算した信号に対し、フィルタ処理を行うループフィルタ部と、
    前記ブロックのサイズ及び符号化モード、前記ブロック中の予測パラメータ、前記予測差分信号符号化データをビットストリームに多重する符号化部とを備え、
    該ループフィルタ部は、フィルタ設計の単位となる画素集合を決定するクラスタリングを、局所復号画像の一つあるいは複数のパラメータに基づいて実行し、
    前記予測部は、前記ループフィルタ部の出力信号から生成された参照画像に基づいて前記予測信号を生成することを特徴とする画像符号化装置。
  2. 動画像信号の各ピクチャの所定の符号化単位となるブロックの符号化モードと、前記ブロック内の予測パラメータ及び予測差分信号符号化パラメータとを決定する制御部と、
    該制御部によって得られる符号化モードと予測パラメータとに基づいて前記ブロックの予測信号を生成する予測部と、
    前記ブロックに対応する入力信号と前記予測信号との差分をとって予測差分信号を生成する減算部と、
    前記予測差分信号符号化パラメータに基づいて該予測差分信号を圧縮処理して予測差分信号符号化データを生成する予測差分信号圧縮処理部と、
    前記予測差分信号符号化パラメータに基づいて前記予測差分信号符号化データを伸張処理して復号予測差分信号を生成する予測差分信号復号処理部と、
    該復号予測差分信号と前記予測信号とを加算する加算部と、
    該加算部の出力信号に対し、フィルタ処理を行うループフィルタ部と、
    前記ブロックのサイズ及び符号化モード、前記ブロック中の予測パラメータ、前記予測差分信号符号化データをビットストリームに多重する符号化部とを備えることを特徴とする請求項1記載の画像符号化装置。
  3. 動画像信号の各ピクチャが所定単位で分割されたブロックのサイズ及び符号化モード、該ブロック内の予測パラメータ及び予測差分信号符号化データをビットストリームから復号する復号部と、
    前記復号部によって得られる前記予測差分信号符号化パラメータに基づいて生成された復号予測差分信号と、前記復号部によって得られる前記符号化モードと前記予測パラメータとに基づいて生成された予測信号とを加算した信号に対し、フィルタ処理を行うループフィルタ部とを備え、
    該ループフィルタ部は、フィルタ設計の単位となる画素集合を決定するクラスタリングを、局所復号画像の一つあるいは複数のパラメータに基づいて実行することを特徴とする画像復号装置。
  4. 動画像信号の各ピクチャが所定単位で分割されたブロックのサイズ及び符号化モード、該ブロック内の予測パラメータ及び予測差分信号符号化データをビットストリームから復号する復号部と、
    該復号部によって得られる前記符号化モードと前記予測パラメータとに基づいて前記ブロックの予測信号を生成する予測部と、
    前記復号部によって得られる前記予測差分信号符号化パラメータに基づいて復号予測差分信号を生成する予測差分信号復号処理部と、
    該復号予測差分信号と前記予測信号とを加算する加算部と、
    該加算部の出力信号に対し、フィルタ処理を行うループフィルタ部とを備えることを特徴とする請求項3記載の画像復号装置。
  5. 動画像信号の各ピクチャの所定の符号化単位となるブロックの前記符号化モードと前記ブロック内の予測パラメータとに基づいて前記ブロックの予測信号を生成する予測ステップと、
    前記ブロックに対応する入力信号と前記予測信号との差分である予測差分信号を圧縮処理した予測差分信号符号化データを前記ブロック内の予測差分信号符号化パラメータに基づいて伸張処理して生成された復号予測差分信号と前記予測信号とを加算した信号に対し、フィルタ処理を行うループフィルタステップと、
    前記ブロックのサイズ及び符号化モード、前記ブロック中の予測パラメータ、前記予測差分信号符号化データをビットストリームに多重する符号化ステップとを備え、
    該ループフィルタステップは、フィルタ設計の単位となる画素集合を決定するクラスタリングを、局所復号画像の一つあるいは複数のパラメータに基づいて実行し、
    前記予測ステップは、前記ループフィルタステップの出力信号から生成された参照画像に基づいて前記予測信号を生成することを特徴とする画像符号化方法。
  6. 動画像信号の各ピクチャが所定単位で分割されたブロックのサイズ及び符号化モード、該ブロック内の予測パラメータ及び予測差分信号符号化データをビットストリームから復号する復号ステップと、
    前記予測差分信号符号化パラメータに基づいて生成された復号予測差分信号と、前記符号化モードと前記予測パラメータとに基づいて生成された予測信号とを加算した信号に対し、フィルタ処理を行うループフィルタステップとを備え、
    該ループフィルタステップは、フィルタ設計の単位となる画素集合を決定するクラスタリングを、復号画像の一つあるいは複数のパラメータに基づいて実行することを特徴とする画像復号方法。
  7. 前記ループフィルタ部は、クラスタリングを実行する際、前記一つあるいは複数のパラメータに対して、それぞれ所定の分類方法を選択することを特徴とする請求項1記載の画像符号化装置。
  8. 前記ループフィルタ部は、クラスタリングを実行する際、前記一つあるいは複数のパラメータに対して、それぞれ所定のクラスタ数を選択することを特徴とする請求項1記載の画像符号化装置。
  9. 前記ループフィルタ部は、クラスタリングの実行に必要となるクラスタリング制御情報を生成し、
    前記符号化部は、前記クラスタリング制御情報をビットストリームに多重化することを特徴とする請求項1記載の画像符号化装置。
  10. 前記ループフィルタ部は、前記フィルタ設計によるフィルタを適用するか否かを示すフィルタ適用情報をクラスタごとに設定し、
    前記符号化部は、前記フィルタ適用情報を前記クラスタリング制御情報の一部としてビットストリームに多重化することを特徴とする請求項1記載の画像符号化装置。
  11. 前記ループフィルタ部は、前記フィルタ設計を、画像の特徴や符号化歪み等に基づいて適応的に実行するか、あらかじめ登録されている固定のフィルタを用いて実行するかを、クラスタごとに選択的に実行することを特徴とする請求項1記載の画像符号化装置。
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