JPWO2012105684A1 - ハンドオーバ制御方法、移動局装置、及び基地局装置 - Google Patents

ハンドオーバ制御方法、移動局装置、及び基地局装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2012105684A1
JPWO2012105684A1 JP2012555971A JP2012555971A JPWO2012105684A1 JP WO2012105684 A1 JPWO2012105684 A1 JP WO2012105684A1 JP 2012555971 A JP2012555971 A JP 2012555971A JP 2012555971 A JP2012555971 A JP 2012555971A JP WO2012105684 A1 JPWO2012105684 A1 JP WO2012105684A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mobile station
cell
handover
station apparatus
measurement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012555971A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5577540B2 (ja
Inventor
明生 吉原
明生 吉原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2012555971A priority Critical patent/JP5577540B2/ja
Publication of JPWO2012105684A1 publication Critical patent/JPWO2012105684A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5577540B2 publication Critical patent/JP5577540B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/0005Control or signalling for completing the hand-off
    • H04W36/0055Transmission or use of information for re-establishing the radio link
    • H04W36/0061Transmission or use of information for re-establishing the radio link of neighbour cell information
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/0005Control or signalling for completing the hand-off
    • H04W36/0083Determination of parameters used for hand-off, e.g. generation or modification of neighbour cell lists
    • H04W36/0085Hand-off measurements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W24/00Supervisory, monitoring or testing arrangements
    • H04W24/10Scheduling measurement reports ; Arrangements for measurement reports
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/0005Control or signalling for completing the hand-off
    • H04W36/0083Determination of parameters used for hand-off, e.g. generation or modification of neighbour cell lists
    • H04W36/0085Hand-off measurements
    • H04W36/0094Definition of hand-off measurement parameters

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

移動局装置のハンドオーバ制御方法では、CSGセルに移動局装置が在圏しているか否かについて判定する。また、CSGセルに移動局装置が在圏していると判定した場合に、CSGセルがHPLMNであるか否かについて判定する。また、CSGセルがHPLMNであると判定した場合であって、移動局装置が周辺セルの測定を行うように設定されている場合には、周辺セルの測定を実行してハンドオーバを行う。また、CSGセルがHPLMNではないと判定した場合には、移動局装置が周辺セルの測定を行うように設定されている場合であっても、周辺セルの測定を行わない。

Description

本発明は、ホームセルを含む無線通信システムにおけるハンドオーバ制御方法、移動局装置、基地局装置に関する。
本願は、2011年2月3日に、日本に出願された特願2011−021295号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
移動体通信の規格であるW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE-Advanced)では、従来の広範囲なサービスエリアを有するマクロセルが提案されている。それに加え、W−CDMA、LTE、LTE−Aでは、狭い範囲でのサービスや特定のユーザのみに対するサービスを行うホームセル(Home NodeBやHome eNodeB、小型基地局)が提案されている。3GPP E−UTRA(The 3rd Generation Partnership Project Evolved Universal Terrestrial Radio Access;第三世代パートナーシッププロジェクトのユニバーサル地上無線通信アクセスの進化)においてもホームセルの運用に関して検討されている。
3GPP E−UTRAにおけるホームセルによって提供されるセルの種別には、通常セル、CSG(Closed Subscriber Group;特定の加入者グループ)セル、ハイブリッド(Hybrid)セルがある。通常セルは、全ユーザが接続することが可能なセルである。CSGセルは、特定のユーザのみ接続することを許容するセルである。ハイブリッドセルは、一部のユーザ(移動局装置)にはCSGセルとして接続し、その他ユーザには通常セルとして接続するセルである。
このようなホームセルに関する仕様は、非特許文献1の6章及び7章に、アクセス制御や手動CSGセル選択(Manual CSG selection)などとして定義されている。また、非特許文献2では、図9のような状況下でCSGセルからマクロセルへのハンドオーバを制限する必要があるか否かについて検討することが提案されている。図9を説明する。図9では、2つの公衆移動通信ネットワーク(以下、PLMNという;Public Land Mobile Network;公衆陸上移動網とも訳される)が形成されている。図9は、移動局装置90が、ホーム公衆移動通信ネットワーク(以下、HPLMNという;Home Public Land Mobile Network)から、訪問先公衆移動通信ネットワーク(以下、VPLMNという;Visited Public Land Mobile Network)へローミング(Roaming)し、VPLMNのCSGセル910とマクロセル930にアクセス可能な状態を示している。
ここでHPLMNは、移動局装置90が加入しているネットワーク事業者の運営しているネットワークである。HPLMNでは、移動局装置90が有するSIMカードの加入者固有の加入者識別子IMSI(International Mobile Subscriber Identity)にHPLMNのIDを登録することで、登録したネットワーク事業者の通信サービスを利用することができる。図9では、マクロセルの基地局装置92によってHPLMNのマクロセル920が形成される。
またVPLMNは、移動局装置90が加入はしていないが、ローミングを行うことができる契約をしているネットワーク事業者の運営しているネットワークである。図9では、マクロセルの基地局装置93が、VPLMNのマクロセル930を形成する。また、特定契約者用基地局装置91がVPLMNのCSGセル910を形成する。3GPP E−UTRAでは、これらの他にHPLMNと同様に扱われる等価公衆移動通信ネットワーク(以下、EPLMNという;Equivalent Public Land Mobile Network)なども定義されている。3GPP E-UTRAでは、これら種々のPLMN毎にマクロセルやCSGセル、ハイブリッドセルなどが形成されることがある。なお、EPLMNは、ネットワークから明示されてHPLMNと同様に扱われるようになるところがHPLMNと異なっている。
移動局装置90は、図9の地点Pで、HPLMNのマクロセル920へ初期登録(initially registered)を行う。次に移動局装置90の使用者は、手動CSGセル選択(Manual CSG selection)によってVPLMNのCSGセル910へ登録を行う。これによって、移動局装置90は、手動により選択されたCSGセル910で通信を開始する。ここで移動局装置90が例えば地点Pへ移動するなどによって、CSGセル910がVPLMNのマクロセル930へのハンドオーバを指示すると、移動局装置90はCSGセル910からマクロセル930へハンドオーバを行い、マクロセル930に在圏して通信を継続する。そして通信を終了する場合は、移動局装置はマクロセル930に在圏したまま通信を終了する。
このように地点Pでは、CSGセル910とマクロセル930が同じVPLMNに属している。そのため、CSGセル910がマクロセル930へのハンドオーバを指示する可能性がある。W−CDMA、LTEを含む移動通信システムでは、通信中に移動局装置が接続するネットワーク(基地局装置)の選択は、ネットワークの制御により実現されているため、移動局装置が移行先のセルを選択する方法は存在しない。一般的にVPLMNのマクロセルとの通信料は、HPLMNでの通信やCSGセルでの通信と比べて割高であるため、CSGセルでのみ通信を行うことが望ましい。
LTEとは別に、特許文献1には不要なハンドオーバを抑制する通信端末装置が記載されている。特許文献1は、基地局装置が制御用の信号を通信端末装置へ送信し、通信端末装置の動作を切換えることによってセルサーチの頻度を下げることによって不要なハンドオーバを抑制している。
特開2007‐27877号公報
"3GPP TS 22.220 V9.3.0", [online], [retrieved on 10 September 2010], Retrieved from the Internet:〈URL:http://www.3gpp.org/ftp/Specs/archive/22_series/22.220/22220-930.zip〉 "S1-094031-Manual-CSG-across-PLMN.doc", [online], [retrieved on 10 September 2010]、Retrieved from the Internet:〈URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG1_Serv/TSGS1_48_Beijing/tdocs/S1-094031.zip〉
上述したように、VPLMNのマクロセルとの通信料は、HPLMNでの通信やCSGセルでの通信と比べて割高であるため、CSGセルでのみ通信を行うことが望ましい。しかし、現在の通信システムでは、移動局装置が移行先のセルを選択する方法がないという課題がある。
また、特許文献1では、在圏セルの基地局から制御用の信号を送信し、その信号を用いて移動局装置の動作を切換えることを提案している。しかし、CSGセルで実現する場合、CSGセルが制御信号を送信するための送信機を持つ必要があるほか、基地局装置が移動局装置の状況を認識し、適切に動作を変える必要があり、複雑な制御が必要となる。
基地局装置と移動局装置の間で複雑な制御を必要とせず、また、既存のシステムへの影響を最小化するためには、移動局装置でハンドオーバを抑制するための仕組みを有することが望ましい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、移動局装置が在圏しているCSGセルのPLMNを判定し、CSGセルが移動局装置のVPLMNに属している場合は周辺セルの測定を実行しないように制御してVPLMNのマクロセルへのハンドオーバを抑制することを目的とする。
(1) 本発明の第1の態様による移動局装置のハンドオーバ制御方法は、マクロセルとCSGセル間を移動する移動局装置のハンドオーバ制御方法であって、前記CSGセルに前記移動局装置が在圏しているか否かについて判定し、前記CSGセルに前記移動局装置が在圏していると判定した場合に、前記CSGセルがHPLMNであるか否かについて判定し、前記CSGセルがHPLMNであると判定した場合であって、前記移動局装置が周辺セルの測定を行うように設定されている場合には、前記周辺セルの測定を実行してハンドオーバを行い、前記CSGセルが前記HPLMNではないと判定した場合には、前記移動局装置が前記周辺セルの測定を行うように設定されている場合であっても、前記周辺セルの測定を行わない。
(2) なお、本発明の第1の態様において、前記周辺セルの測定を行わない処理は、前記周辺セルの受信レベルを測定する移動局装置の受信レベル測定部を停止させることにより行われてもよい。
(3) 本発明の第2の態様による移動局装置のハンドオーバ制御方法は、マクロセルとCSGセル間を移動する移動局装置のハンドオーバ制御方法であって、前記CSGセルに前記移動局装置が在圏しているか否かについて判定し、前記CSGセルに前記移動局装置が在圏していると判定した場合に、前記CSGセルがHPLMNであるか否かについて判定し、前記CSGセルが前記HPLMNではないと判定した場合には、ハンドオーバ拒否信号を送信する。
(4) 本発明の第3の態様による基地局装置のハンドオーバ制御方法は、移動局装置と通信する基地局装置のハンドオーバ制御方法であって、前記移動局装置から受信したハンドオーバ拒否信号に基づいて、ハンドオーバを許容するか否かについて判定し、ハンドオーバを許容すると判定した場合には、前記移動局装置が周辺セルの測定を実行するようにVPLMNへ指示し、ハンドオーバを許容しないと判定した場合には、前記移動局装置が前記周辺セルを測定しないように前記VPLMNへ指示する。
(5) なお、本発明の第3の態様による基地局装置のハンドオーバ制御方法において、前記移動局装置に前記周辺セルの測定の実行が設定されている場合は、更に前記周辺セルの測定を停止するように前記移動局装置を制御してもよい。
(6) また、本発明の第3の態様による基地局装置のハンドオーバ制御方法において、前記移動局装置に前記周辺セルの測定の実行が設定されていない場合は、更に前記基地局装置が前記移動局装置へ周辺セルの測定指示を送信しなくてもよい。
(7) 本発明の第4の態様による移動局装置は、マクロセルとCSGセルとを有するPLMNに接続する移動局装置であって、在圏セルおよび周辺セルを測定する受信レベル測定部と、前記在圏セルおよび前記周辺セルの測定が設定される制御データ記憶部と、前記CSGセルに前記移動局装置が在圏しているか否かについて判定するハンドオーバ判定部と、在圏していると前記ハンドオーバー判定部が判定した場合には、在圏している前記CSGセルがHPLMNであるか否かについて判定するセル判定部と、ハンドオーバ拒否信号を生成するハンドオーバ拒否信号生成部と、を有し、在圏しているCSGセルが、HPLMNである場合であって、前記制御データ記憶部に周辺セルの測定を行うように設定されている場合には、前記周辺セルの測定を実行してハンドオーバを行い、在圏しているCSGセルが、HPLMNでないときには、前記制御データ記憶部に周辺セルの測定を行うように設定されている場合であっても、前記周辺セルの測定を行わない、または、ハンドオーバ拒否信号を生成する。
(8) 本発明の第5の態様による基地局装置は、移動局装置と通信する基地局装置であって、前記移動局装置から受信したハンドオーバ拒否信号に基づいて、前記移動局装置のハンドオーバを許容するか否かについて判定するハンドオーバ判定部と、前記ハンドオーバ判定部の判定結果に基づいて、前記移動局装置の周辺セルの測定の実行を制御する測定実行制御部と、前記移動局装置を制御する制御信号を生成する制御信号生成部と、を有し、前記制御信号生成部は、前記測定実行制御部の指示に基づいて、前記周辺セルの測定を停止する制御信号を生成する。
以上のような動作を行う本発明によって、CSGセルに在圏している移動局装置が、VPLMNのマクロセルへのハンドオーバを行わないようになるので、移動局装置のユーザは料金メリットを得ることができる。
また、移動局装置がCSGセルで通信を継続することによって、VPLMNを運営しているネットワーク事業者には、運営しているマクロセルの通信負荷の増大が抑制されるという効果がある。
本発明の移動通信システムの構成の一例を示す概略図である。 本発明の移動局装置20の構成の一例を示す概略ブロック図である。 本発明の第1の実施形態によるハンドオーバ制御方法を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施形態によるハンドオーバ拒否時のシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態による移動局装置20によるハンドオーバ制御方法を説明するフローチャートである。 本発明の第3の実施形態の特定契約者用基地局装置60の構成を示す概略ブロック図である。 本発明の第3の実施形態によるハンドオーバ制御方法を説明するフローチャートである。 本発明の第3の実施形態で利用するLTE仕様のRRCメッセージの通知を説明するシーケンス図である。 非特許文献2のハンドオーバ制御を説明する図である。
以下に、本発明を実施するための形態について説明する。本明細書における実施形態では、先の背景技術と同様に従来の広範囲なサービスエリアを有するセルをマクロセルと呼ぶ。また、狭い範囲でのサービスや特定のユーザのみに対するサービスを行うセルをホームセル(Home NodeBやHome eNodeB、小型基地局)と呼ぶ。特にホームセルでもCSG(Closed Subscriber Group;特定の加入者グループ)に属する加入者(特定契約者)のみがアクセス可能なホームセルをCSGセルと呼ぶ。また、移動局装置が加入しているネットワーク事業者の運営しているネットワークを、HPLMN(Home Public Land Mobile Network、ホーム公衆移動通信ネットワーク)と呼ぶ。また、移動局装置が加入はしていないが、ローミングを行うことができる契約をしているネットワーク事業者の運営しているネットワークを、VPLMN(Visited Public Land Mobile Network、訪問先公衆移動通信ネットワーク)と呼ぶ。また、これらの他に位置登録する際にネットワーク側からHPLMNと同様に扱うPLMNとして明示されるEPLMN(Equivalent Public Land Mobile Network、等価公衆移動通信ネットワーク)などもあり、これら種々のPLMN毎にマクロセルやCSGセル、ハイブリッドセルなどが形成される。なお、以下の実施形態のHPLMNは、EPLMNを含む。
先に述べたように本実施形態のネットワークには、HPLMNとVPLMNとがある。HPLMNとVPLMNのそれぞれにマクロセルとホームセル(CSGセル)が形成されるが、一般的に移動局装置がこれらのセルへ通信接続する際に必要となる料金は同一ではない。VPLMNのマクロセルへの接続料金が最も高く、次にHPLMNのマクロセルへの接続料金が高く、HPLMNのCSGセルとVPLMNのCSGセルへの接続料金が最も安いと想定される。本実施形態では、このような料金体系からCSGセルへ在圏している状態では、そのままCSGセルへ在圏することが望ましい。しかし、本実施形態では、通信の利便性からHPLMNのマクロセルへの接続は許容し、VPLMNのマクロセルへの接続は回避することを目的とする。このようなハンドオーバを実現するハンドオーバ制御方法と移動局装置、基地局装置を説明する。
図1は、本発明の移動通信システムの構成の一例を示す概略図である。図1に示すように本発明の一例を示す移動通信システムは、VPLMNのCSGセル100と、このVPLMNのCSGセル100を有する特定契約者用基地局装置60と、HPLMNのマクロセル110と、このHPLMNのマクロセル110を有する基地局装置11と、VPLMNのマクロセル120と、このVPLMNのマクロセル120を有する基地局装置12と、移動局装置20とからなる。移動局装置20は、VPLMNのCSGセル100、HPLMNのマクロセル110、VPLMNのマクロセル120のそれぞれと通信可能な位置にある。
図2は、本発明の移動局装置20の構成の一例を示す概略ブロック図である。図2を説明する。なお図2は、本発明の一例の説明に必要なもののみを示し、その他の通常の無線通信に用いられる構成要素、及び表示部や操作部などの説明及び図示は省略する。移動局装置20は、アンテナ21、無線受信部22、無線送信部23、制御部24を有する。制御部24は、受信レベル測定部241、制御データ記憶部242、ハンドオーバ判定部243、セル判定部244、測定実行判定部245、ハンドオーバ拒否信号生成部246を有する。
アンテナ21は、基地局装置が送信する無線信号を受信し、無線受信部22に出力する。また、アンテナ21は、無線送信部23が出力する信号を、無線信号として基地局装置へ送信する。無線受信部22は、アンテナ21が出力する信号に対して、ダウンコンバートした後、復調して、制御データおよび受信データD1を得る。無線受信部22は、これらのうち制御データを制御部24に出力する。無線送信部23は、制御部24から受信した制御データと、送信データD2とを変調した後、アップコンバートしてアンテナ21へ出力する。制御部24は、後述するように移動局装置20の在圏しているセルや周辺のセルや受信レベルなどから、ハンドオーバに関する制御データを基地局装置へ送信する。
受信レベル測定部241は、基地局装置から送信される電波の受信品質を測定し、測定結果を制御データ記憶部242に記憶する。なお、電波の受信品質の測定は、後述する測定実行判定部245の指示に基づいて行われる。ここで、受信レベル測定部241は、測定対象のセルの周波数帯域を無線受信部22に設定し、その周波数帯域中の参照信号(Reference Signal)を用いて、信号対雑音比(Signal to Noise Ratio;S/N)を算出して受信レベルとしてもよい。また、受信レベル測定部241は、測定対象のセルの周波数帯域を無線受信部22に設定し、その周波数帯域中の参照信号を用いて、受信信号電力(Reference Signal Receive Power;RSRP)を算出して受信レベルとしてもよい。また、RSRPを用いて算出する下りリンクのパスロス(Path loss)、RSRPとシステム情報(System information)で通知されるパラメータから算出するS値を使用しても良い。なお、参照信号は、移動局装置20において既知の信号である。
制御データ記憶部242は、制御データの一種であるシステム情報(System information)にて基地局装置から通知された周辺セル情報を記憶する。また、制御データ記憶部242は、在圏中のセルに関するセル情報と、受信レベル測定部241が測定した各セルの受信レベルを示す情報とについても記憶する。ここで、周辺セル情報およびセル情報は、セルを識別する情報(主にセルID)と、セル種別(マクロセル、CSGセルなど)と、ネットワーク情報(PLMNのID)などを示す情報である。なお、セル情報は、在圏中のセルについての情報であり、周辺セル情報は、在圏中のセルの周辺セルについての情報である。また、制御データ記憶部242は、基地局装置から通知されたセルの測定指示および測定条件(Measurement configuration)も記憶する。また、制御データ記憶部242は、移動局装置20のSIM内部のIMSI(International Mobile Subscriber Identity)から、MCC(Mobile Country Code)とMNC(Mobile Network Code)を取得し記憶する。ここで、IMSIは、加入者識別子(国際移動体加入者識別番号と訳されることもある)である。また、MCCは、移動体通信における国名コードであり運用地域を示すコードである。また、MNCは、電気通信事業者を示すコードである。また、制御データ記憶部242は、後述するハンドオーバ判定部243が使用するユーザやネットワークが予め設定したハンドオーバ条件も記憶する。
ハンドオーバ判定部243は、制御データ記憶部242から取得したMCCとMNCから移動局装置20が加入しているHPLMNを認識する。次に、ハンドオーバ判定部243は、制御データ記憶部242から取得したセル情報と周辺セル情報とから、各セルのPLMNのIDを認識する。そして、ハンドオーバ判定部243は、認識した移動局装置20が加入しているHPLMNのIDと比較して、在圏しているセルと周辺セルのどのセルがHPLMNで、どのセルがVPLMNなのかを認識する。また、ハンドオーバ判定部243は、制御データ記憶部242から取得したセル情報と周辺セル情報とから在圏しているセルと周辺セルのどのセルがCSGセルで、どのセルがマクロセルであるか否かについても認識する。次に、ハンドオーバ判定部243は、制御データ記憶部242から取得したハンドオーバ条件であって、ユーザやネットワークが予め設定したハンドオーバ条件と、先に認識した在圏セルと周辺セルの情報を比較して、移動局装置20がハンドオーバを実行できるか否かについて判定する。例えば、ハンドオーバ判定部243は、ユーザが、VPLMNのCSGセルに在圏している場合は、VPLMNのマクロセルにはハンドオーバしないという設定をする。在圏セルと周辺セルの情報から、移動局装置20はVPLMNのCSGセルへ在圏し、周辺セルはVPLMNのマクロセルであると判明した場合には、ハンドオーバ判定部243は、ハンドオーバを許容しないという判定を行う。もしくはユーザが、VPLMNのCSGセルに在圏している場合もVPLMNのマクロセルにハンドオーバするという設定をする。在圏セルと周辺セルの情報から、移動局装置20はHPLMNのCSGセルへ在圏し、周辺セルはVPLMNのマクロセルであると判明した場合には、ハンドオーバ判定部243は、ハンドオーバを許容するという判定を行う。なお、どのようなハンドオーバを許容するかは、ユーザやネットワークが任意に設定可能である。
セル判定部244は、制御データ記憶部242から取得したMCCとMNCから、移動局装置20が加入しているHPLMNを認識する。次に、セル判定部244は、制御データ記憶部242から取得したセル情報と周辺セル情報とから、各セルのPLMNのIDを認識する。そして、セル判定部244は、認識した移動局装置20が加入しているHPLMNのIDと比較して、在圏しているセルと周辺セルのどのセルがHPLMNで、どのセルがVPLMNなのかを判定する。また、セル判定部244は、制御データ記憶部242から取得したセル情報と周辺セル情報とから在圏しているセルと周辺セルのどのセルがCSGセルで、どのセルがマクロセルであるのかについても判定する。
測定実行判定部245は、周辺セルの測定を実行するか否かについて判定を行う。測定実行判定部245は、周辺セルの測定を実行すると判定した場合は、測定指示や制御データ記憶部242から取得した測定条件(Measurement configuration)を受信レベル測定部241へ出力する。また、測定実行判定部245は、周辺セルの測定を実行しないと判定した場合は、測定の停止指示を受信レベル測定部241へ出力する。移動局装置20は、測定を実行していないセルへはハンドオーバを実行できないので、ハンドオーバしたくないセルについてはセルの測定を停止することでハンドオーバを停止することできる。なお、測定を実行するか否かについての判定は、ハンドオーバ判定部243から取得したハンドオーバ判定結果とセル判定部244から取得した在圏しているセルおよび周辺セルの情報と制御データ記憶部242から取得した周辺セルの測定指示などの制御データの全てまたは一部を使用して行われる。
ハンドオーバ拒否信号生成部246は、セル判定部244から各セルのセル種別(CSGセルかマクロセルか)の情報とネットワーク情報(HPLMNかVPLMNか)を取得する。ハンドオーバ拒否信号生成部246は、取得したセル種別の情報とネットワーク情報を、予め与えられた設定もしくはユーザ操作による設定と比較して、ハンドオーバしたくないセルを判定してハンドオーバ拒否信号を生成し、無線送信部23へ出力する。例えば、ハンドオーバ拒否信号生成部246は、ユーザが、VPLMNのCSGセルに在圏している場合は、VPLMNのマクロセルにはハンドオーバしないという設定をする。セル判定部244から在圏セルがCSGセルで周辺セルにVPLMNのマクロセルがあるというデータを取得した場合には、ハンドオーバ拒否信号生成部246は、VPLMNのマクロセルへのハンドオーバ拒否信号を生成し、無線送信部23へ出力する。無線送信部23は、ハンドオーバ拒否信号をひとつの制御信号として、他の制御信号と一緒もしくは別にして、在圏しているセルの基地局装置へ送信する。ハンドオーバ拒否信号の送信は、ネットワークからハンドオーバ指示があったときに行うが、ハンドオーバ指示がなくてもセル判定部244による各セルの判別が行われたときにも行うようにしても良い。なお、ハンドオーバ拒否信号生成部246よるハンドオーバ拒否信号の生成は、ハンドオーバ判定部243によるハンドオーバを許容するか否かについての判定に応じて行われても良い。
以下に上述した本発明の移動通信システムの一例における移動局装置20と特定契約者用基地局装置60によるハンドオーバ制御方法の実施形態を説明する。なお、本発明は、これら実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施可能である。また、下記実施形態で扱うマクロセルやCSGセルは、3GPP E‐UTRAで規定されているマクロセルやCSGセルである。また、下記実施形態では、3GPPで定義されたCSGセルに在圏しているものとして説明する。しかし、本発明はCSGセルに限らず、3GPPに定義されているハイブリッド(Hybrid)セル、3GPPでは定義されていないが、3GPPで定義されたCSGセルやハイブリッドセルと同様の機能を有するフェムトセルや小型基地局、無線アクセスポイント、リレー局などにも適用可能である。
[第1の実施形態]
第1の実施形態では、移動局装置がVPLMNのCSGセルに在圏している場合に、周辺セルを測定しないようにすることで、周辺セルへのハンドオーバを実行しないようにすることを目的とする。
図3は、第1の実施形態のハンドオーバ制御方法を説明するフローチャートである。図1の移動通信システムの構成下で、図2の移動局装置20が、図3のフローチャートを実行する例を説明する。
移動局装置20は、使用者の手動CSGセル選択(Manual CSG selection)によって、VPLMNのCSGセル100に在圏する(ステップS300)。ここで移動局装置20が、発信を行ったり、着信を受信したりするなどして通信を開始すると(ステップS301で“Yes”)、移動局装置20のハンドオーバ判定部243は、既に説明した判定手段によって、周辺のマクロセルへのハンドオーバを許容しているか否かについての判定を行う(ステップS302)。ここでは、VPLMNのマクロセル120へのハンドオーバは許容していない。また、VPLMNのCSGセル100に在圏している場合、HPLMNのマクロセル110へはハンドオーバを実行しない。そのため、HPLMNのマクロセル110へのハンドオーバの許容の判定は行わない。よってステップS303へ移行する。ステップS303では、移動局装置20のセル判定部244は、既に説明した判定手段によって、在圏しているCSGセルのネットワークを判定する。ここでは、CSGセルはVPLMNなので(ステップS303で“No”)、ステップS304へ移行する。ステップS304では、移動局装置20が移動局装置20主導での周辺セルの測定を行うように設定している場合、もしくは、ネットワークの指示によっての周辺セルの測定を行うように設定されている場合(ステップS304で“Yes”)、測定実行判定部245が測定を実行しないという判定を行う。そして、測定実行判定部245は、測定を実行しない指示を受信レベル測定部241へ出力する。これによって、受信レベル測定部241は、周辺セルの測定を行わないようになる(ステップS305)。移動局装置20は、周辺セルの測定を行わないので、VPLMNのマクロセル120へはハンドオーバせず、VPLMNのCSGセル100に在圏したまま通信を実行する。また、周辺セルの測定が設定されていない場合(ステップS304で“No”)、移動局装置20の測定は行われない(ステップS306)。そのため、移動局装置20は、VPLMNのマクロセル120へはハンドオーバせず、CSGセル100に在圏したまま通信を実行する。
なお、ステップS307〜S309は、VPLMNのCSGセル100に在圏しているユーザがVPLMNのマクロセルへのハンドオーバを許容している場合、もしくは、ユーザがHPLMNのCSGセルへ在圏している場合の処理である。この場合、第1の実施形態ではHPLMNのマクロセルへのハンドオーバを許容する。そのため、ステップS307で周辺セルの測定が設定されていれば(ステップS307で“Yes”)、測定実行判定部245は、測定を実行するという判定を行い、測定を実行する指示を受信レベル測定部241へ出力する。よって、ステップS308で周辺セルの測定を実行し、HPLMNマクロセルへハンドオーバすることが可能になる。ステップS308によって周辺セルの測定が終了してもCSGセル100で通信を継続してから、実際のハンドオーバ処理に移行する。図3は、CSGセル100で通信を継続するまでの処理を示すフローチャートであり、ステップS308の後のハンドオーバ処理は記載していない。なお、周辺セルの測定が設定されていなければ(ステップS307で“No”)、ステップS309で周辺セルの測定は行なわれないので、ハンドオーバせずCSGセル100での通信を継続する。
以上、説明したように第1の実施形態は、移動局装置がVPLMNのCSGセルに在圏している場合に、周辺セルを測定しないようにすることで、周辺セルへのハンドオーバを実行しないように制御するハンドオーバ制御方法を実現する。このようにすることで移動局装置は、料金の高いVPLMNのマクロセルへハンドオーバしなくなるという効果がある。また、周辺セルの測定を行わないことにより電力消費を抑制できる効果もある。また、移動局装置がCSGセルで通信を継続することによって、VPLMNを運営しているネットワーク事業者には、運営しているマクロセルの通信負荷の増大が抑制されるという効果がある。また、このようなハンドオーバの制御を移動局装置単体で行えるという効果もある。
[第2の実施形態]
第2の実施形態では、移動局装置がCSGセルに在圏中に着信や発信など移動局装置の通信状態の変化が発生したときに、周辺セルの測定を行わないようにしてハンドオーバの制御を行った。これに対し、第2の実施形態では、移動局装置がCSGセルに在圏中にネットワークからハンドオーバの指示が発生したときに、ユーザがマクロセルでの通信を望んでいない場合は、移動局装置がハンドオーバ拒否信号を在圏しているセルへ送信してハンドオーバの制御を行う。なお、ここでは、移動局装置が在圏しているセルはCSGセルである。第2の実施形態も、第1の実施形態と同様に、移動局装置がネットワーク種別やセル種別などの情報を取得して、ハンドオーバの制御に使用する。
なお、ネットワークからのハンドオーバの指示は、例えば、CSGセル内が輻輳した場合に、図4に示すエアシーケンスの第1のメッセージによって、CSGセルから移動局装置へ行われる(ステップS11)。例えば、W−CDMAが用いられる場合、第1のメッセージは、物理チャネル再構成(Physical Channel Reconfiguration)や無線ベアラの再構成(Radio Bearer Reconfiguration)などに関するものである。
移動局装置がハンドオーバしない場合は、図4に示すエアシーケンスの第2のメッセージによって、移動局装置20は、ハンドオーバ拒否信号をCSGセルへ送信する(ステップS12)。例えば、W−CDMAが用いられる場合、第2のメッセージは、物理チャネル再構成の失敗(Physical Channel Reconfiguration Failure)などに関するものである。
なお、第2の実施形態も第1の実施形態と同様に、CSGセルでの通信を継続したいが、HPLMNのマクロセルへのハンドオーバは許容し、VPLMNのマクロセルへのハンドオーバは回避することを目的とする。
図5は、第2の実施形態のハンドオーバ制御方法を説明するフローチャートである。図5を説明する。図1に示すように、移動局装置20がVPLMNのCSGセル100に在圏している状態で(図5のステップS500)、CSGセル100からVPLMNのマクロセル120へのハンドオーバ指示を受信すると(ステップS501)、移動局装置20のハンドオーバ判定部243は、既に説明した判定手段によって、周辺のマクロセルへのハンドオーバを許容しているか否かについての判定を行う(ステップS502)。第2の実施形態でもVPLMNのマクロセル110へはハンドオーバを許容しておらず、また、移動局装置がVPLMNのCSGセル100に在圏している場合、HPLMNのマクロセル110へはハンドオーバを実行しない。そのため、ここではHPLMNのマクロセル110へのハンドオーバの許容は判定せず、ステップS503へ移行する。ここでは、CSGセルはVPLMNなので(ステップS503で“No”)、ステップS504へ移行する。第2の実施形態では、移動局装置が在圏しているセルがCSGセルであり、周辺セルがVPLMNのマクロセルである。そのため、ステップS504では、既に説明した手段によって、ハンドオーバ拒否信号生成部246がハンドオーバ拒否信号を生成し、無線送信部23へ出力する。よって、無線送信部23はハンドオーバ拒否信号をCSGセル100の特定契約者用基地局装置60へ送信して、移動局装置20はCSGセル100との通信を継続する。このように、第2の実施形態では、移動局装置20はVPLMNのCSGセル100と通信中に周辺のマクロセルへのハンドオーバ指示を受信した場合に、ハンドオーバ拒否信号をCSGセルへ送信する。これにより、VPLMNのマクロセルへは移動局装置がハンドオーバを実行しないようにする。
なお、ステップS505〜S506は、VPLMNのCSGセル100に在圏しているユーザがVPLMNのマクロセル120へのハンドオーバを許容している場合、もしくはユーザがHPLMNのCSGセルへ在圏している場合の処理である。この場合、第2の実施形態では、HPLMNのマクロセル110へのハンドオーバを許容するので、ステップS502またはステップS503〜S505へ移行しハンドオーバ処理が実行される。ハンドオーバが成功した場合には(ステップS506で“Yes”)、移動局装置は、ハンドオーバ成功信号をCSGセル100へ送信し(ステップS508)、マクロセル110で通信する。ハンドオーバが失敗した場合には(ステップS506で“No”)、移動局装置は、ハンドオーバ失敗信号をCSGセル100へ送信し(ステップS507)、CSGセル100での通信を継続する。
このように、第2の実施形態の移動局装置20は、VPLMNのCSGセル100と通信中に周辺のマクロセルへのハンドオーバ指示を受信した場合に、周辺のマクロセルへのハンドオーバ判定やセル種別の判定を行い、ハンドオーバ拒否信号をCSGセルへ送信する。これによって、VPLMNのマクロセルへはハンドオーバを実行しないようにする。
なお、ステップS504では、ハンドオーバを許容していないことをネットワークへ通知してもよい。ハンドオーバ拒否信号生成部246は、ハンドオーバを許容していないこと示す信号を生成し、無線送信部23からCSGセルに送信する。このハンドオーバを許容していないこと示す信号を、CSGセルから受信したネットワークは、この情報を記憶し、これ以降のハンドオーバ指示メッセージを送信しないように制御することが望ましい。
以上、説明したように、第2の実施形態では、移動局装置がCSGセルに在圏し、ユーザがマクロセルでの通信を望んでいない場合に、CSGセルから送信される周辺マクロセルへのハンドオーバ指示信号に対して、ハンドオーバ拒否信号を送信する。これにより、周辺セルへのハンドオーバを実行しないように制御するハンドオーバ制御方法及び移動局装置を実現する。このようにすることで移動局装置は、料金の高いVPLMNのマクロセルへハンドオーバしなくなるという効果がある。また、移動局装置がCSGセルで通信を継続することによって、VPLMNを運営しているネットワーク事業者には、運営しているマクロセルの通信負荷の増大が抑制されるという効果がある。
[第3の実施形態]
第1の実施形態では、移動局装置によってハンドオーバの制御を行う。これに対して、第3の実施形態では、第2の実施形態の移動局装置20と通信する基地局装置によってハンドオーバの制御を行う。具体的には、基地局装置は、第2の実施形態の移動局装置20からハンドオーバ拒否信号を受信した場合に、ネットワークの動作を制御したり、移動局装置による周辺セルの測定を制御したりする。これによって、第3の実施形態では、移動局装置20の周辺セルへのハンドオーバを制御する。
なお、第3の実施形態も、第1及び第2の実施形態と同様に、CSGセルを形成する基地局装置を特定契約者用基地局装置と呼ぶ。また、第3の実施形態では、特定契約者用基地局装置およびこの特定契約者用基地局装置のCSGセルと移動局装置との通信を例に挙げて、以下に説明する。
図6は、本発明の第3の実施形態の特定契約者用基地局装置60の構成を示す概略ブロック図である。なお、特定契約者用基地局装置60の構成要素としては、本発明の第3の実施形態の説明に必要なもののみを示し、その他の通常の無線通信に用いられる構成要素、及び表示部や操作部などの説明及び図示は省略する。
特定契約者用基地局装置60は、アンテナ61、無線受信部62、無線送信部63、制御部64、通信部65を有する。制御部64は、受信レベル測定部641、制御データ記憶部642、ハンドオーバ判定部643、ネットワーク制御部644、測定実行制御部645、測定条件設定部646、制御信号生成部647を有する。
アンテナ61は、移動局装置が送信する無線信号を受信し、無線受信部62に出力する。また、アンテナ61は、無線送信部63が出力する信号を、無線信号として移動局装置へ送信する。無線受信部62は、アンテナ61が出力する信号に対して、ダウンコンバートした後、復調して、制御データおよび受信データD3を得る。無線受信部62は、これらのうち制御データを制御部64に出力する。無線送信部63は、制御部24から受信した制御データと、送信データD4とを変調した後、アップコンバートしてアンテナ61へ出力する。制御部64は、後述するように移動局装置から送信されたハンドオーバ拒否信号に基づいて、ネットワークや移動局装置のハンドオーバに関する制御を行う制御信号を生成し、ネットワークや移動局装置へ送信する。
受信レベル測定部641は、移動局装置から送信される電波の受信品質を測定し、測定結果を制御データ記憶部242に記憶する。なお、受信レベル測定部641の測定は、測定実行制御部645の指示に基づいて行われることもある。
制御データ記憶部642は、特定契約者用基地局装置60に予め備えられた移動局装置を制御するための制御データと、無線受信部62や通信部65を通して移動局装置やネットワークから受信した制御データと、受信レベル測定部641による測定結果などを記憶する。なお、制御データ記憶部642が記憶する制御データは、例えば、移動局装置が周辺セルへのハンドオーバを許容していないことを示すハンドオーバ拒否信号や、ユーザの契約情報、周辺の無線環境、在圏セルや周辺セルの測定条件などである。
ハンドオーバ判定部643は、制御データ記憶部642から移動局装置のハンドオーバに関する情報を取得し、移動局装置のハンドオーバを許容するか否かについて判定する。判定の方法は、移動局装置からハンドオーバ拒否信号が送信されている場合は、ハンドオーバを許容しない判定を行う。もしくは、ハンドオーバ判定部643は、移動局装置のMCCとMNCとセル情報と周辺セル情報を取得して比較するなどして、在圏セルや周辺セルのセル種別やネットワーク情報を認識し、予め設定されたハンドオーバ許容条件と比較してハンドオーバを許容するか否かについての判定を行っても良い。なお、予め設定されたハンドオーバ許容条件とはネットワーク運営者によって決められた条件であり、例えば、受信レベル測定部641が測定した特定契約者用基地局装置60と移動局装置との受信レベルの測定結果から、受信レベルが予め設定された閾値よりも高い場合、ハンドオーバを許容しないと判定するなどである。
ネットワーク制御部644は、ハンドオーバ判定部643の判定結果に基づいてネットワークの動作を制御する。移動局装置の周辺セルへのハンドオーバを許容していない場合、ネットワークを制御して、ネットワークから移動局装置へ周辺セルの測定実行の指示を行わないようにする。また、ハンドオーバを許容している場合は、ネットワーク制御部644からネットワークを介して、移動局装置へ周辺セルの測定を行うように指示する。なお、ネットワークの制御の実行は、ネットワーク制御部644がネットワークの制御信号の生成を制御信号生成部647へ指示し、制御信号生成部647が通信部65からネットワークへ生成した制御信号を送信することによって行う。
測定実行制御部645は、ハンドオーバ判定部643の判定結果に基づいて移動局装置による周辺セルの測定の制御を行う。具体的には、ハンドオーバ判定部643が、移動局装置がハンドオーバを許容していないと判定した場合には、測定実行制御部645は、移動局装置による周辺セルの測定を停止する制御信号の生成の指示を、制御信号生成部647へ出力する。これによって、移動局装置は、周辺セルの測定を停止する。一方、ハンドオーバ判定部643が、移動局装置がハンドオーバを許容すると判定した場合には、測定実行制御部645は、移動局装置による周辺セルの測定を実行する制御信号の生成の指示を、制御信号生成部647へ出力する。これによって、移動局装置は、周辺セルの測定を実行する。
測定条件設定部646は、制御データ記憶部642に格納されている移動局装置が行う在圏セルや周辺セルの測定の条件や、受信レベル測定部641の測定結果などから、移動局装置が新たに在圏セルや周辺セルを測定する測定の条件を設定する。なお、制御データ記憶部642に格納されている測定の条件は、予め制御データ記憶部642に格納されているものと、予め移動局装置が有し移動局装置から受信して格納したものとがある。測定条件設定部646が新たに設定した測定の条件は、制御信号生成部647へ出力される。測定条件設定部646が新たに設定した測定の条件は、制御信号生成部647から制御信号として無線送信部63から移動局装置へ送信される場合と、通信部65からネットワークへ送信される場合とがある。
制御信号生成部647は、ネットワーク制御部644、測定実行制御部645、測定条件設定部646の出力の全部または一部のデータを、移動局装置の制御信号として生成する。制御信号生成部647は、生成した制御信号を、無線送信部63から移動局装置へ、通信部65からネットワークへそれぞれ送信する。
通信部65は、ネットワークに接続するための通信インターフェース部である。通信部65は、LANや光回線などの有線によりネットワークと接続され、インターネット経由でオペレータのネットワークに接続される。通信部65は、ネットワークから制御データおよび受信データD5を得る。例えば、通信部65は、オペレータからユーザの契約情報や周辺の無線環境等を入手し、制御データ記憶部642へ出力する。また通信部65は、制御信号生成部647から受信した制御信号や送信データD6をネットワークへ送信する。
図7は、第3の実施形態のハンドオーバ制御方法を説明するフローチャートである。図7を説明する。図1に示すように、移動局装置20は特定契約者用基地局装置60のサービスエリア内で待ち受けしている(図7のステップS700)。この状態で、移動局装置20からの発信または移動局装置20への着信があった場合に、移動局装置20と特定契約者用基地局装置60(ネットワーク)間で通信接続(connection)を確立する(ステップS701)。このとき、特定契約者用基地局装置60は、移動局装置20からハンドオーバ拒否信号を受信した場合に、制御データ記憶部642へ記憶する(ステップS702)。
移動局装置20のユーザが周辺セルへのハンドオーバを拒否している場合、ハンドオーバ判定部643は、移動局装置20のハンドオーバを許容しないと判定する(ステップS703で“No”)。そのため、特定契約者用基地局装置60は、ネットワークの動作を変更して、移動局装置20のハンドオーバを無効にする。具体的には、ネットワーク制御部644が、ネットワークが移動局装置20に対して周辺セルの測定の実行を指示しない(Measurement: off)ようにする制御信号の生成を制御信号生成部647へ指示し、通信部65を通じてネットワークへ出力する(ステップS704)。これにより、ネットワークからの指示による移動局装置の周辺セルの測定は実行されなくなる。
また、移動局装置20がハンドオーバを許容しておらず、報知情報などで移動局装置20へ予め測定条件が存在している場合(ステップS705で“Yes”)、測定実行制御部645は、移動局装置20による周辺セルの測定の実行を停止する制御信号の生成を制御信号生成部647に指示する。そして、無線送信部63は、生成された制御信号を移動局装置20へ送信して、移動局装置による周辺セルの測定を停止する(ステップS706)。これにより、移動局装置主導による周辺セルの測定も実行されなくなる。また、移動局装置20に予め測定条件が存在していない場合(ステップS705で“No”)、測定実行制御部645は、測定実行の指示を行わないようにする(ステップS707)。これにより、特定契約者用基地局装置60の指示による移動局装置の周辺セルの測定も実行されなくなる。
ステップS703の処理で、移動局装置20のユーザがハンドオーバを許容している場合(ステップS703で“Yes”)、ネットワーク制御部644は、ネットワークが移動局装置20に対して周辺セルの測定の実行を指示する(Measurement: on)制御信号の生成を制御信号生成部647へ指示する。そして、ネットワーク制御部644は、通信部65を通じてネットワークへ出力する(ステップS708)。これによって、ネットワークからの指示による移動局装置20のハンドオーバが有効になる。また、移動局装置20に予め測定条件が存在していない場合(ステップS709で“No”)、測定条件設定部646は、制御データ記憶部642からハンドオーバ用の測定(Measurement)条件を取得する。そして、測定条件設定部646は、制御信号生成部647に対し取得した測定条件を含めた制御信号の生成を指示し、無線送信部63から移動局装置へ送信する(ステップS710)。これによって、移動局装置20では、ハンドオーバ用の測定条件が設定され、ハンドオーバを実行可能な状態になる。また、移動局装置20に予め測定条件が存在している場合(ステップS709で“Yes”)、特定契約者用基地局装置60は、特に何もせず、移動局装置20は、通常のハンドオーバを実行可能な状態でCSGセルと通信する。なお図7のフローチャートは、ハンドオーバシーケンスを実行する前の処理を示している。
また、ステップS702のハンドオーバ拒否信号や、ステップS706の測定の停止の指示などの、移動局装置20と特定契約者用基地局装置60とでやりとりされる信号は、LTEの仕様(例えば3GPP TS36.331)に従って、RRC(Radio Resource Control:無線リソース制御)メッセージ内の端末能力(UE Capability)として通知しても良い。この通知のシーケンスを図8に示す。図8で移動局装置20と特定契約者用基地局装置60(CSGセル)が通信を確立する際、移動局装置20は、RRC接続要求(RRC Connection Request)を、特定契約者用基地局装置60へ送信する(ステップS21)。RRC接続要求は、移動局装置が基地局装置(または、ネットワーク装置)に対して送信する信号であって、個別チャネルの接続を要求する接続要求信号である。特定契約者用基地局装置60は、RRC接続要求を受信すると、移動局装置20へRRC接続確立(RRC Connection Setup)の信号を送信する(ステップS22)。RRC接続確立の信号は、移動局装置20と特定契約者用基地局装置60との接続に使用するチャネル設定を通知するためのメッセージであり、移動局装置20がこのメッセージを受信後に同期を確立する。同期が確立されると、基地局装置(または、ネットワーク装置)へ個別チャネルの接続が完了したことを通知する接続設定完了信号であるRRC接続確立完了(RRC Connection Setup Complete)の信号を送信し(ステップS23)、通信の確立が終了する。
また、上述した測定(Measurement)条件の設定や実行指示は、LTEの仕様に従って、ネットワークがセル内へ報知するシステム情報(System information)で通知しても良いし、個別シグナリング(3GPP TS25.331、TS36.331で定義されるRRCのMeasurement Controlメッセージが使用される)で移動局装置へ測定(Measurement)の設定をしても良い。いずれの場合も、各測定(Measurement)には、ID(Measurement ID)が設定されており、このIDでネットワークに管理される。
以上、説明したように第3の実施形態では、移動局装置の周辺セルの測定の制御を特定契約者用基地局装置が行うことでハンドオーバを制御する。特定契約者用基地局装置は、第2の実施形態の移動局装置20からハンドオーバ拒否信号を受信した場合には、移動局装置20の周辺セルへのハンドオーバを許容しないと判定し、ネットワーク側の動作を制御して、ネットワークから移動局装置に対する周辺セルの測定指示を行わないようにする。また、報知情報などにより移動局装置へ周辺セルの測定が指示されている場合であっても、ハンドオーバを許容しないと判定している場合には、移動局装置へ周辺セルの測定の停止を指示する。また、周辺セルの測定が指示されていない場合には、移動局装置へ周辺セルの測定の実行の指示を送信しないようにする。このようにすることで、移動局装置が周辺セルへハンドオーバしないように制御することができる。よって、第1及び第2の実施形態と同様に、移動局装置がCSGセルへ在圏している場合に、料金の高いVPLMNのマクロセルへのハンドオーバを実行しないようにすることができる。また、移動局装置がCSGセルで通信を継続することによって、VPLMNを運営しているネットワーク事業者には、運営しているマクロセルの通信負荷の増大が抑制されるという効果がある。
なお、移動端末装置20や特定契約者用基地局装置60の各部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録してもよい。そして、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の機能を実現するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含む。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含む。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
本発明に係るハンドオーバ制御方法、移動局装置、基地局装置は、ホームセルとマクロセルとが混在している通信システムなどに適用することが出来る。
20、90 移動局装置
10、60、91 特定契約者用基地局装置
11、12、92、93 基地局装置
100、910 CSGセル
110、120、920、930 マクロセル
21、61 アンテナ部
22、62 無線受信部
23、63 無線送信部
24、64 制御部
65 通信部
241、641 受信レベル測定部
242、642 制御データ記憶部
243、643 ハンドオーバ判定部
244 セル判定部
245 測定実行判定部
246 ハンドオーバ拒否信号生成部
644 ネットワーク制御部
645 測定実行制御部
646 測定条件設定部
647 制御信号生成部
(3) 本発明の第2の態様による移動局装置のハンドオーバ制御方法は、マクロセルとCSGセル間を移動する移動局装置のハンドオーバ制御方法であって、前記CSGセルに前記移動局装置が在圏しているか否かについて判定し、前記CSGセルに前記移動局装置が在圏していると判定した場合に、前記CSGセルがHPLMNであるか否かについて判定し、前記CSGセルが前記HPLMNではないと判定した場合には、前記移動局装置が周辺セルの測定を行うように設定されている場合であっても、前記周辺セルの測定を行わない、かつ、ハンドオーバ拒否信号を送信する。
(4) 本発明の第4の態様による移動局装置は、マクロセルとCSGセルとを有するPLMNに接続する移動局装置であって、在圏セルおよび周辺セルを測定する受信レベル測定部と、前記在圏セルおよび前記周辺セルの測定が設定される制御データ記憶部と、前記CSGセルに前記移動局装置が在圏しているか否かについて判定するハンドオーバ判定部と、在圏していると前記ハンドオーバ判定部が判定した場合には、在圏している前記CSGセルがHPLMNであるか否かについて判定するセル判定部と、ハンドオーバ拒否信号を生成するハンドオーバ拒否信号生成部と、を有し、在圏しているCSGセルが、HPLMNである場合であって、前記制御データ記憶部に周辺セルの測定を行うように設定されている場合には、前記周辺セルの測定を実行してハンドオーバを行い、在圏しているCSGセルが、HPLMNでないときには、前記制御データ記憶部に周辺セルの測定を行うように設定されている場合であっても、前記周辺セルの測定を行わない、または、ハンドオーバ拒否信号を生成する。

Claims (8)

  1. マクロセルとCSGセル間を移動する移動局装置のハンドオーバ制御方法であって、
    前記CSGセルに前記移動局装置が在圏しているか否かについて判定し、
    前記CSGセルに前記移動局装置が在圏していると判定した場合に、前記CSGセルがHPLMNであるか否かについて判定し、
    前記CSGセルがHPLMNであると判定した場合であって、前記移動局装置が周辺セルの測定を行うように設定されている場合には、前記周辺セルの測定を実行してハンドオーバを行い、
    前記CSGセルが前記HPLMNではないと判定した場合には、前記移動局装置が前記周辺セルの測定を行うように設定されている場合であっても、前記周辺セルの測定を行わない移動局装置のハンドオーバ制御方法。
  2. 前記周辺セルの測定を行わない処理は、
    前記周辺セルの受信レベルを測定する移動局装置の受信レベル測定部を停止させることにより行われる請求項1記載の移動局装置のハンドオーバ制御方法。
  3. マクロセルとCSGセル間を移動する移動局装置のハンドオーバ制御方法であって、
    前記CSGセルに前記移動局装置が在圏しているか否かについて判定し、
    前記CSGセルに前記移動局装置が在圏していると判定した場合に、前記CSGセルがHPLMNであるか否かについて判定し、
    前記CSGセルが前記HPLMNではないと判定した場合には、ハンドオーバ拒否信号を送信する移動局装置のハンドオーバ制御方法。
  4. 移動局装置と通信する基地局装置のハンドオーバ制御方法であって、
    前記移動局装置から受信したハンドオーバ拒否信号に基づいて、ハンドオーバを許容するか否かについて判定し、
    ハンドオーバを許容すると判定した場合には、前記移動局装置が周辺セルの測定を実行するようにVPLMNへ指示し、
    ハンドオーバを許容しないと判定した場合には、前記移動局装置が前記周辺セルを測定しないように前記VPLMNへ指示する基地局装置のハンドオーバ制御方法。
  5. 前記移動局装置に前記周辺セルの測定の実行が設定されている場合は、更に前記周辺セルの測定を停止するように前記移動局装置を制御する請求項4記載の基地局装置のハンドオーバ制御方法。
  6. 前記移動局装置に前記周辺セルの測定の実行が設定されていない場合は、更に前記基地局装置が前記移動局装置へ周辺セルの測定指示を送信しない請求項4記載の基地局装置のハンドオーバ制御方法。
  7. マクロセルとCSGセルとを有するPLMNに接続する移動局装置であって、
    在圏セルおよび周辺セルを測定する受信レベル測定部と、
    前記在圏セルおよび前記周辺セルの測定が設定される制御データ記憶部と、
    前記CSGセルに前記移動局装置が在圏しているか否かについて判定するハンドオーバ判定部と、
    在圏していると前記ハンドオーバー判定部が判定した場合には、在圏している前記CSGセルがHPLMNであるか否かについて判定するセル判定部と、
    ハンドオーバ拒否信号を生成するハンドオーバ拒否信号生成部とを有し、
    在圏しているCSGセルが、HPLMNである場合であって、前記制御データ記憶部に周辺セルの測定を行うように設定されている場合には、前記周辺セルの測定を実行してハンドオーバを行い、
    在圏しているCSGセルが、HPLMNでないときには、前記制御データ記憶部に周辺セルの測定を行うように設定されている場合であっても、前記周辺セルの測定を行わない、または、ハンドオーバ拒否信号を生成する移動局装置。
  8. 移動局装置と通信する基地局装置であって、
    前記移動局装置から受信したハンドオーバ拒否信号に基づいて、前記移動局装置のハンドオーバを許容するか否かについて判定するハンドオーバ判定部と、
    前記ハンドオーバ判定部の判定結果に基づいて、前記移動局装置の周辺セルの測定の実行を制御する測定実行制御部と、
    前記移動局装置を制御する制御信号を生成する制御信号生成部と、
    を有し、
    前記制御信号生成部は、前記測定実行制御部の指示に基づいて、前記周辺セルの測定を停止する制御信号を生成する基地局装置。
JP2012555971A 2011-02-03 2012-02-03 ハンドオーバ制御方法、移動局装置、及び基地局装置 Active JP5577540B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012555971A JP5577540B2 (ja) 2011-02-03 2012-02-03 ハンドオーバ制御方法、移動局装置、及び基地局装置

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011021295 2011-02-03
JP2011021295 2011-02-03
PCT/JP2012/052484 WO2012105684A1 (ja) 2011-02-03 2012-02-03 ハンドオーバ制御方法、移動局装置、及び基地局装置
JP2012555971A JP5577540B2 (ja) 2011-02-03 2012-02-03 ハンドオーバ制御方法、移動局装置、及び基地局装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2012105684A1 true JPWO2012105684A1 (ja) 2014-07-03
JP5577540B2 JP5577540B2 (ja) 2014-08-27

Family

ID=46602884

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012555971A Active JP5577540B2 (ja) 2011-02-03 2012-02-03 ハンドオーバ制御方法、移動局装置、及び基地局装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20130303175A1 (ja)
JP (1) JP5577540B2 (ja)
CN (1) CN103202063B (ja)
WO (1) WO2012105684A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6208491B2 (ja) 2013-08-07 2017-10-04 京セラ株式会社 ユーザ端末、方法、及びプロセッサ
JP6276886B2 (ja) * 2017-09-07 2018-02-07 京セラ株式会社 ユーザ端末、方法、及びプロセッサ
US10757598B2 (en) * 2018-12-04 2020-08-25 Apple Inc. Reference frequency for UI signal bar display

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
MY119475A (en) * 1997-01-03 2005-05-31 Nokia Telecommunications Oy Localised special services in a mobile communications system.
US7570947B2 (en) * 2004-02-09 2009-08-04 M-Stack Limited Apparatus and method, for making measurements in universal mobile telecommunications system user equipment
US7747252B2 (en) * 2005-07-12 2010-06-29 Futurewei Technologies, Inc. Method and system for handover negotiation optimization for wireless system
US8165590B2 (en) * 2007-08-13 2012-04-24 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Neighbor cell relation list initialization
US8265033B2 (en) * 2007-08-13 2012-09-11 Telefonakatiebolaget Lm Ericsson (Publ) Closed subscriber group cell handover
RU2491777C2 (ru) * 2008-03-25 2013-08-27 Нтт Докомо, Инк. Мобильная станция и базовая станция радиосвязи
US8380193B2 (en) * 2008-06-13 2013-02-19 Fujitsu Limited Mobile station assisted seamless handover to a femto base station
JP2012507207A (ja) * 2008-10-23 2012-03-22 ゼットティーイー(ユーエスエー)インコーポレーテッド 無線通信におけるフェムトセルハンドオーバ

Also Published As

Publication number Publication date
CN103202063B (zh) 2015-11-25
JP5577540B2 (ja) 2014-08-27
WO2012105684A1 (ja) 2012-08-09
CN103202063A (zh) 2013-07-10
US20130303175A1 (en) 2013-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10194357B2 (en) Method and apparatus for applying assistance information for traffic steering in wireless communication system
US11134427B2 (en) Terminal, base station, cell access method, and data transmission method for reconfiguring a wireless connection to communicate with a secondary cell
US9860835B2 (en) Method for cell selection in multi-rat environment
US20160119861A1 (en) Network selection method, apparatus, and system
US20130029588A1 (en) Network selection device and method for selecting a communication network
US20120003980A1 (en) Method and apparatus for supporting local breakout in wireless communication network including femtocells
JP6286071B2 (ja) Ue加入確立の管理
JP2018519686A (ja) ワイヤレスローカルエリアネットワーク間通信を無線アクセスネットワークによりサポートするためのシステム及び方法
JP6740257B2 (ja) ニュートラルホストネットワークにおけるリダイレクション
KR20110120898A (ko) 기지국 및 기지국의 제어방법
US8594669B2 (en) Method for home base station to access network and home base station management server
WO2013084720A1 (en) Intra - femto ap handoff
CN106063327B (zh) 一种处理语音业务的方法、终端
US10306520B2 (en) Handover method between heterogeneous wireless communication techniques and device for same
JP5577540B2 (ja) ハンドオーバ制御方法、移動局装置、及び基地局装置
KR101680107B1 (ko) 무선 통신 시스템에서 소스 기지국이 타겟 기지국의 설정 정보를 획득하는 방법과 장치 및 그 시스템
US20160234808A1 (en) Wireless Device, Node and Methods Therein for Deciding Whether or Not to Activate a WLAN Interface
WO2015042966A1 (zh) 建立回程链路方法、装置及系统
CN106131894B (zh) 用于建立csfb呼叫的通信终端和方法
US10334498B2 (en) Service transfer method and apparatus
JP6552349B2 (ja) 無線通信システムおよび基地局

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140319

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140610

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140618

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5577540

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150