JPWO2011111141A1 - リソース配分装置及びリソース配分方法並びにプログラム - Google Patents

リソース配分装置及びリソース配分方法並びにプログラム Download PDF

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Abstract

パラメータ決定部110は、複数のアプリケーション毎に、推奨リソース量と該推奨リソース量に対応する体感品質、及び、最低リソース量と該最低リソース量に対応する体感品質を、リソース量Rと体感品質Qとの関係を示す式(1)の品質関数fに代入してパラメータaとbを決定する。リソース量決定部120は、パラメータaとbが決定されたアプリケーション毎の品質関数fを用いて、該複数のアプリケーションに配分するリソース量を決定する。品質関数f(x)は、逆関数f−1を有する単調増加関数であり、(−∞,0)と(+∞,1)をつなぎ、x=0で点対称するものである。これにより、複数のアプリケーションに対してリソースを配分するために必要な、リソース量とユーザの体感品質との関係を示す品質関数を効率良く作成する。Q=f(x)=f((R−a)/b) (1)

Description

本発明は、コンピュータ上で動作する複数のアプリケーションへのリソースを配分する技術に関する。
コンピュータシステムにおけるリソースの配分について、様々な技術が提案されている。
例えば、特許文献1に開示されたQoS制御装置は、割当て量登録手段により、起動しているタスクについて予め定められた、QoSの等級に対応する資源の割当量をテーブルとして登録しておき、テーブルに基づいて各タスクへのリソース配分量を決定する。
また、特許文献2に開示された分散資源管理システムは、複数のアプリケーションで共有される資源を配分する際に、該複数のアプリケーションについて必要な注目資源の要求度を示す需要関数を作成し、これらの需要関数に基づいて資源の配分を行う。
携帯電話やPND(Portable Navigation Device)、DPF(Digital Photo Frame)などの小型デバイスは、CPUの演算能力やメモリ容量などからなるリソースが限られているため、アプリケーションへのリソースの配分が特に重要である。これらの小型デバイスにおいて、起動されているアプリケーションの数が多いと、これらのアプリケーションは、期待通りに動作できない場合がある。これは、これらのアプリケーションが、限られたリソースを取り合うため、単体で動作するときに達成できる品質を得ることができないためである。
リソースが限られたデバイスで複数のアプリケーションを快適に動作させるには,リソースをこれらのアプリケーションに適切に配分する必要がある。起動されているアプリケーションの個数や種類によってリソースの適切な配分が異なるので、均等配分やベストエフォートで配分するなどの手法は好ましくない。
起動されている複数のアプリケーション毎の、該アプリケーションが使用するリソース量とユーザの体感品質との関係に基づいて、それぞれのアプリケーションに配分するリソース量を計算する手法が知られている。ユーザの体感品質とはユーザが感じる満足度の度合いであり、これを指標にリソース配分を行うことでユーザの満足度を高めることができる。
特開2000−155695号公報 特開平11−66018号公報
例えば、特許文献1に開示された技術を適用し、各アプリケーションについて、該アプリケーションが使用するリソース量と体感品質との関係を示すテーブルを予め登録しておき、起動された各アプリケーションの上記テーブルに基づいて、これらのアプリケーションに対してリソースの配分を行うことが考えられる。
また、アプリケーションが使用するリソース量と体感品質の関係を示すテーブルは、例えば、アプリケーションの製作者や、デバイスの設計者により予め作成することができる。
しかし、昨今の携帯電話機などは、小型デバイスといえども、数十個にもなるアプリケーションが実装されている場合がある。このように多数のアプリケーションが実装されたデバイスに対して、アプリケーション毎に、使用するリソース量と体感品質との関係を事前に調べることは、大変労力のかかる作業である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされものであり、デバイス上で動作する複数のアプリケーションに対してリソース量の配分をする際に、夫々のアプリケーションが使用するリソース量と体感品質の関係を効率良く取得する技術を提供する。
本発明の1つの態様は、コンピュータ上で動作する複数のアプリケーションに対してリソース量の配分を行うリソース配分装置である。このリソース配分装置は、パラメータ決定部と、リソース量決定部を有する。
パラメータ決定部は、上記複数のアプリケーション毎に、使用するリソース量とユーザの体感品質との関係を示す式(1)の品質関数fにおける第1のパラメータaと第2のパラメータbを決定する。具体的には、当該アプリケーションに対して、推奨リソース量と該推奨リソース量に対応する体感品質、及び、最低リソース量と該最低リソース量に対応する体感品質を式(1)に代入することにより式(1)における第1のパラメータaと第2のパラメータbを算出する。なお、品質関数f(x)は、逆関数f−1を有する単調増加関数であり、(−∞,0)と(+∞,1)をつなぎ、x=0で点対称するものである。
Q=f(x)=f((R-a)/b) (1)
但し,
Q:体感品質
f:品質関数
R:リソース量
a:第1のパラメータ
b:第2のパラメータ
リソース量決定部は、パラメータ決定部により第1のパラメータaと第2のパラメータbが決定された上記複数のアプリケーション毎の品質関数fを用いて、該複数のアプリケーションに配分するリソース量を決定する。
なお、上記態様のリソース配分装置を方法やシステムに置き換えて表現したもの、該リソース配分装置の動作をコンピュータに実行せしめるプログラム、該プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体なども、本発明の態様としては有効である。
本発明にかかる技術によれば、複数のアプリケーションに対してリソースを配分するために必要な、使用するリソース量とユーザの体感品質との関係を示す品質関数を効率良く作成することができる。
本発明の第1の実施の形態にかかるリソース配分装置を示す図である。 品質関数fを示す図である。 品質関数fの2つの具体例を示す図である。 図1に示すリソース配分装置における処理の流れを示すフローチャートである。 アプリケーションの性能とリソース量の関係の例を示す図である。 図5に示す3つのアプリケーションに対して作成された品質関数を示す図である。 図5に示す3つのアプリケーションに対するリソース量の決定を説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態にかかるリソース配分装置を示す図である。 図8に示すリソース配分装置における受付部の例を示す図である(その1)。 図8に示すリソース配分装置における受付部の例を示す図である(その2)。 図8に示すリソース配分装置における処理の流れを示すフローチャートである。 図8に示すリソース配分装置によるリソース量の配分の例を説明するための図である。 本発明の第3の実施の形態にかかるリソース配分装置を示す図である。 図13に示すリソース配分装置によるリソース量の配分の例を説明するための図である。 図13に示すリソース配分装置における処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。また、様々な処理を行う機能ブロックとして図面に記載される各要素は、ハードウェア的には、CPU、メモリ、その他の回路で構成することができ、ソフトウェア的には、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは当業者には理解されるところであり、いずれかに限定されるものではない。なお、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
また、上述したプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non−transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかるリソース配分装置100を示す。このリソース配分装置100は、携帯電話機などの小型デバイスに実装されており、該小型デバイス上で動作するアプリケーションのリソース配分を行う。
リソース配分装置100は、パラメータ決定部110とリソース量決定部120を備える。
パラメータ決定部110は、該小型デバイスにて起動されている複数のアプリケーション毎に、使用するリソース量とユーザの体感品質との関係を示す式(2)の品質関数fにおける第1のパラメータaiと第2のパラメータbiを決定する。
i=f(x)=f((Ri−ai)/bi) (2)
但し,
i:アプリケーションの番号
:体感品質
f:品質関数
:リソース量
:第1のパラメータ
:第2のパラメータ
図2に示すように、品質関数f(x)は、逆関数f−1を有する単調増加関数であり、(−∞,0)と(+∞,1)をつなぎ、x=0で点対称するものである。
単調増加関数である品質関数f(x)として、(−∞,0)からなだらかに立ち上がり、x=0に近づくにつれ傾きが大きくなり、x=0を過ぎると次第に傾きが小さくなり、(+∞,1)になだらかに近づいていく関数採用する。品質関数としてこの性質を持つ単調増加関数f(x)を用いるのは、仮定するユーザの体感品質の性質を再現できるからである。この仮定とは、ユーザは、性能が十分達成されている場合それ以上多少性能が上がったとしてもより品質が良くなったとは感じない一方、性能がほとんど達成されていない場合にさらに性能が下がってもより品質が悪くなったとは感じないというものである。なお、品質関数f(x)は連続的で滑らかであることが好ましいが、近似的に連続的で滑らかであっても良い。
図3は、品質関数f(x)の2つの具体例を示す。実線と点線は、式(3)と式(4)のf(x)をそれぞれ示す。式(3)と式(4)における「x」は、「(R−a)/b」である。
Figure 2011111141
以下において、f(x)の例として、式(3)が示すものを用いるが、品質関数は、式(3)に示す関数に限られることがない。
アプリケーション毎に、該アプリケーションの推奨リソース量R highと該推奨リソース量R highに対応する体感品質Q high、及び、最低リソース量R lowと該最低リソース量R lowに対応する体感品質Q lowを式(3)に代入すると下記の式(5)と式(6)を得ることができる。なお、R high、Q high、R low、Q lowは、アプリケーションの製作者又はデバイスの設計者により決定され、パラメータ決定部110に入力される。
Figure 2011111141
そして、式(5)と式(6)を連立方程式としてaとbについて解くと、式(7)と式(8)に示すように、第1のパラメータaと第2のパラメータbを算出することができる。
Figure 2011111141
パラメータ決定部110は、式(7)と式(8)に従って、アプリケーション毎に、第1のパラメータaと第2のパラメータbを算出してリソース量決定部120に供する。
なお、Q highとQ lowが下記の式(9)を満たす場合に、第1のパラメータaと第2のパラメータbの算出は式(10)と図(11)が示すように簡単になる。
high+Q low=1 (9)
Figure 2011111141
highとQ lowが式(9)を満たす場合に、式(9)に示す第1のパラメータaは、推奨リソース量R highと最低リソース量R lowの平均値になる。これは、式(3)に示す品質関数f(x)に限らず、逆関数f−1を有し、(−∞,0)と(+∞,1)をつなぎ、x=0で点対称するものである如何なる単調増加関数の場合も成り立つ。この平均値は、品質Qが0.5である場合のリソース量を表す。
リソース量決定部120は、パラメータ決定部110により決定された各アプリケーションの第1のパラメータaと第2のパラメータbを用いて、これらのアプリケーションに配分するリソース量を決定する。
本実施の形態において、リソース量決定部120は、各アプリケーションに配分するリソース量の総和が所定量TRになり、かつ各アプリケーションの体感品質が同一になるように、夫々のアプリケーションに配分するリソース量を決定する。この体感品質を、以下均一体感品質AQという。
具体的には、リソース量決定部120は、式(12)と(13)に従ってアプリケーション毎のリソース量Riを決定する。
Figure 2011111141
=b−1(AQ)+a (13)
但し,
AQ:均一体感品質
なお、上記所定量TRは、例えばデバイスの設計者によって設定される。具体的には、例えば、該小型デバイスのリソース量のうちの、アプリケーションの実行に使用可能なリソース量が決定できる。
図4は、図1に示すリソース配分装置100における処理の流れを示すフローチャートである。
まず、パラメータ決定部110は、アプリケーション毎に、推奨リソース量R highとそれに対応する体感品質Q high、最低リソース量R lowとそれに対応する体感品質Q lowを上述した式(5)と式(6)で示す連立方程式に代入して第1のパラメータaと第2のパラメータbを算出する(S100)。
リソース量決定部120は、パラメータ決定部110により算出された各アプリケーションの第1のパラメータaと第2のパラメータbを式(12)に代入して均一体感品質AQを算出する(S102)。
そして、リソース量決定部120は、アプリケーション毎に、該アプリケーションの第1のパラメータa及び第2のパラメータbと、ステップS102で算出した均一体感品質AQを式(13)に代入して該アプリケーションに配分するリソース量Riを算出する(S104)。
ここで下記の具体例を用いて図1に示すリソース配分装置100をより詳細に説明する。
例えば、配分の対象となるリソースがデバイスのCPU演算能力であり、アプリケーションに割り当て可能なリソース量(上述した所定量TR)が100%である。起動されるアプリケーションは、H.264に準拠したデコーダ(以下H.264デコーダという)と、顔認識するアプリケーション(以下顔認識APという)と、ニュース閲覧のためのアプリケーション(以下ニュース閲覧APという)の3種類である。
H.264デコーダは,動画コーデックであるH.264フォーマットのファイルを復号するアプリケーションであり、顔認識APは、デバイスに備わっているカメラからの入力画像を解析し、顔が映っているか判断するアプリケーションである。ニュース閲覧APは、一定間隔でニュースを取得し表示するアプリケーションである。
また、上記3つのアプリケーションについて、使用するリソース量と性能の関係は、図5に示すように得られていたとする。図示の例では、H.264デコーダの性能は30個のフレームの復号に所要する時間、顔認識APの性能は1フレームの解析に所要する時間、ニュース閲覧APの性能はニュースの取得間隔で表されている。
また、各アプリケーションについて、推奨リソース量R highに対応する体感品質Q highが0.8、最低リソース量R lowがに対応する体感品質Q lowが0.2であるとする。
パラメータ決定部110は、図5に示す性能とアプリケーションの関係を基に、推奨リソース量R highと最低リソース量R lowを決定する。推奨リソース量R highと最低リソース量R lowの決定は、例えば、H.264デコーダについては1秒に30フレームを復号できれば十分、顔認識APについては0.5秒〜1秒程度で1フレームを解析したい、ニュース閲覧APについては1秒間隔でニュースを取得したいなどの基準に基づいてなされる。
このようにして、例えば、H.264デコーダについて、R highとR lowはそれぞれ70%、60%、顔認識APについて、R highとR lowはそれぞれ80%、40%であり、ニュース閲覧APについて、R highとR lowはそれぞれ30%、10%に決定される。
パラメータ決定部110は、アプリケーション毎に、Q high(ここでは0.8)、R high、Q low(ここでは0.2)、R lowを式(5)と式(6)に代入して第1のパラメータaと第2のパラメータbを解く。この例では、H.264デコーダについて、第1のパラメータaと第2のパラメータbはそれぞれ65と3.6になり、顔認識APについて、第1のパラメータaと第2のパラメータbはそれぞれ60と14.4になり、第1のパラメータaと第2のパラメータbはそれぞれ20と7.2になる
そのため、H.264デコーダ、顔認識AP、ニュース閲覧APの品質関数は、図6に示すようになる。
そして、リソース量決定部120は、図6に示す各品質関数を用いて、夫々のアプリケーションに配分するリソース量を決定する。具体的には、まず、式(12)に従って均一体感品質AQを算出し、そして式(13)により各アプリケーションへ配分するリソース量Riを算出する。なお、各アプリケーションへ配分するリソース量の総和が100%である。
この例において、図7に示すように、均一体感品質AQは0.14になる。また、H.264デコーダ、顔認識AP、ニュース閲覧APには、それぞれ59%、34%、7%のリソース量が配分される。
このように、本実施の形態のリソース配分装置100によれば、アプリケーションへリソース量を配分する際に、品質関数として上述した単調増加関数f(x)を用いるため、品質関数のパラメータを決定するために、1つのアプリケーションについて予め用意する必要のあるデータは、推奨リソース量R highとそれに対応する体感品質Q high、最低リソース量R lowとそれに対応する体感品質Q lowのみである。そのため、品質関数の作成効率が向上し、アプリケーションの開発者やデバイスの設計者の負担と大幅に軽減することができる。なお、上記において図5に示すような、アプリケーションの性能とリソース量の関係に基づいてR highとR lowを決定しているが、R highとR lowそのものを直接パラメータ決定部110に供するようにしてもよい。
また、品質関数f(x)は、体感品質が最低リソース量付近で立ち上がり、推奨リソース量付近で立ち終わる特性を有するため、ユーザの直感に合わせたリソース配分ができる。
さらに、第1のパラメータaと第2のパラメータbが決定された品質関数を用いてリソース量の配分を決定する際に、全ての組み合わせを探索せずに解析的に導くことができるため、計算コストを抑制することができる。そのため、リアルタイムに配分計算をしても、リソース量の配分にかかる計算オーバーヘッドを少なくすることができる。
<第2の実施の形態>
図8は、本発明の第2の実施の形態にかかるリソース配分装置200を示す。リソース配分装置200も、例えば携帯電話機などの小型デバイスに実装されており、該小型デバイス上で動作するアプリケーションのリソース配分を行う。
リソース配分装置200は、パラメータ決定部210、受付部220、パラメータ調整部230、リソース量決定部240を備える。
パラメータ決定部210は、図1に示すリソース配分装置100におけるパラメータ決定部110と同様の処理を行う。すなわち、パラメータ決定部210は、該小型デバイスにて起動されている複数のアプリケーション毎に、使用するリソース量とユーザの体感品質との関係を示す式(2)の品質関数fにおける第1のパラメータaiと第2のパラメータbiを算出する。
パラメータ決定部210により算出された各アプリケーションの第1のパラメータaiと第2のパラメータbiは、パラメータ決定部210からパラメータ調整部230に出力される。
受付部220は、アプリケーション毎に増減要求を入力可能なユーザインタフェースである。このユーザインタフェースは、夫々のアプリケーションに対して、ユーザがリソース量を増やしたいか減らしたいか、及び増減量を示す上記増減要求を入力するためのものである。
パラメータ調整部230は、パラメータ決定部210からの第1のパラメータaiと第2のパラメータbiを調整し、調整後の第1のパラメータaiと第2のパラメータbiをリソース量決定部240に出力する。パラメータ決定部210が得た第1のパラメータaiと第2のパラメータbiと区別するために、パラメータ調整部230により調整後の第1のパラメータaiと第2のパラメータbiをai'とbi'で表記する。
パラメータ調整部230は、受付部220を介してユーザが力した増減要求に応じて調整係数ciを決定すると共に、決定した調整係数ciを用いて式(14)と式(15)に示すように調整を行う。
i'=ci×ai (14)
i'=ci×bi (15)
調整係数ciは、全てのアプリケーションについて、デフォルト値が1である。ユーザにより増減要求の入力が無い場合に、パラメータ調整部230は、調整係数ciのデフォルト値を用いる。
すなわち、ユーザにより増減要求が無い場合に、ai'とaiが同様であり、bi'とbiが同様である。
パラメータ調整部230は、増減要求がリソース量の増加要求である場合に、1より大きく、かつ増加したい量が大きいほど大きい調整係数ciを第1のパラメータaと第2のパラメータbに乗算し、増減要求がリソース量の減少要求である場合に、1より小さく、かつ減少したい量が大きいほど小さい調整係数ciを第1のパラメータaと第2のパラメータbに乗算する。
図9は、増減要求を入力するための受付部220の一例を示す。図示のように、受付部220は、各アプリケーション(AP1、AP2、AP3、・・・)毎に、2つの調整ボタン(調整ボタン222と調整ボタン224)が設けられている。
調整ボタン222は、リソース量を増やしたい場合に押下するためのボタンであり、押下回数と増やしたい量とは正比例する。以下、調整ボタン222を増加ボタンという。
調整ボタン224は、リソース量を減らしたい場合に押下するためのボタンであり、押下回数と減らしたい量とは正比例する。以下、調整ボタン224を減少ボタンという。
パラメータ調整部230は、例えば、式(16)と式(17)に示すように、増加ボタン222の押下回数miと減少ボタン224の押下回数niに応じて調整係数ciを決定する。
i=1+0.1×mi (16)
但し、
i:増加ボタン222の押下回数
i=1−0.1×ni (17)
但し、
i:減少ボタン224の押下回数
図10は、受付部220の別の一例を示す。図示のように、各アプリケーション(AP1、AP2、AP3、・・・)毎に、調整バー226が設けられている。
パラメータ調整部230は、調整バー226がデフォルトの位置から上方に移動された場合に、移動された距離に応じた大きさの値を1に加算して調整係数ciを得、調整バー226がデフォルトの位置から下方に移動された場合に、移動された距離に応じた大きさの値を1から減算して調整係数ciを得る。
パラメータ調整部230は、アプリケーション毎に、第1のパラメータaと第2のパラメータbに調整係数ciを乗算して得た第1のパラメータai'と第2のパラメータbi'をリソース量決定部240に出力する。増減要求が入力されていないアプリケーションについては、ai'とaiが同様であり、bi'とbiが同様である。
リソース量決定部240は、第1のパラメータと第2のパラメータとして調整後の第1のパラメータと調整後のパラメータを用いる点以外に、リソース配分装置100における(18)に従って各アプリケーションへ配分するリソース量を決定する。130と同様な演算により各アプリケーションへ配分するリソース量を決定する。
すなわち、本実施の形態において、品質関数は式(18)に示すようになる。
i=f(x)=f((Ri−ai')/bi') (18)
=f((Ri−ci×ai)/ci×bi
但し,
i:アプリケーションの番号
:体感品質
f:品質関数
:リソース量
i:調整前の第1のパラメータ
i:調整前の第2のパラメータ
i':調整後の第1のパラメータ
i':調整後の第2のパラメータ
なお、式(18)は、下記式(19)と同価である。
i=f(x)=f((Ri/ci−ai)/bi) (19)
式(19)から分かるように、第1のパラメータaiと第2のパラメータbiの値を調整した場合に得られる品質関数は、当初の推奨リソース量R high及び最低リソース量R lowにciを乗算した値で求めた品質関数と等価であり、ciは、推奨リソース量R high及び最低リソース量R lowをci倍するパラメータという意味を持つ。つまりciは、ある状況において当該アプリケーションがユーザにとってより重要である、または、重要ではない場合に、当初のリソース量配分量をその比率に応じ変更したい場合に設定するパラメータといえる。
図11は、リソース配分装置200における処理の流れを示すフローチャートである。まず、パラメータ決定部210は、アプリケーション毎に、推奨リソース量R highとそれに対応する体感品質Q high、最低リソース量R lowとそれに対応する体感品質Q lowを上述した式(5)と式(6)で示す連立方程式に代入して第1のパラメータaと第2のパラメータbを算出する(S110)。これらの第1のパラメータaと第2のパラメータbは、パラメータ調整部230に入力される。
パラメータ調整部230は、受付部220を介してリソース量の増減が要求されていないアプリケーションに対して(S112:No)、その第1のパラメータaと第2のパラメータbを調整せずにリソース量決定部240に出力する。
一方、受付部220を介してリソース量の増減が要求されたアプリケーションに対して(S112:Yes)、パラメータ調整部230は、該アプリケーションの第1のパラメータaと第2のパラメータbに、増減要求に応じた調整係数を乗算して得た値をリソース量決定部240に出力する(S114)。
リソース量決定部240は、パラメータ調整部230からの調整後の第1のパラメータと第2のパラメータを用いて均一体感品質AQを算出すると共に、各アプリケーションに対して、該均一体感品質AQに対応するリソース量を該アプリケーションに配分するリソース量Riとして算出する(S116、S118)。
例えば、図5に示す3つのアプリケーション(H.264デコーダ、顔認識AP、ニュース閲覧AP)の場合、H.264デコーダに対して、ciが0.5になる増減要求が入力され、他の2つのアプリケーションに対して増減要求が入力されていないとする。
この場合、この3つのアプリケーションに対応する品質関数は、図12に示すようになる。また、均一体感品質AQは0.37になり、H.264デコーダ、顔認識AP、ニュース閲覧APに配分されたリソース量は、それぞれ32%、52%、16%になる。
この場合は、ある状況ではデコーダが重要ではなく、その性能は通常の半分である15frame/secで復号できれば十分である場合に相当する。リソース配分装置200によれば、この場合におけるH.264デコーダへ配分するリソース量をリソース配分装置100のときの59%から32%に減少し、減少分のリソースを他のアプリケーションに回すことができている。
すなわち、本実施の形態のリソース配分装置200によれば、第1の実施の形態にかかるリソース配分装置100と同様の効果を得ることができると共に、リソース量の配分にユーザの意図を反映させることができる。
<第3の実施の形態>
図13は、本発明の第3の実施の形態にかかるリソース配分装置300を示す。このリソース配分装置300は、パラメータ決定部310と、リソース数制御部320と、リソース量決定部330を備える。
本実施の形態のリソース配分装置300は、同種のリソースが複数存在する場合にアプリケーションに配分するリソースの個数を制御することができる。例えば、CPUコアが複数搭載されたデバイスにおいて、「CPU演算能力」であるリソースがCPUコアの数分存在することになる。
パラメータ決定部310は、リソース配分装置100におけるパラメータ決定部110と同様の動作をし、各アプリケーションについて、第1のパラメータaと第2のパラメータbを算出してリソース量決定部330に出力する。
リソース量決定部330は、パラメータ決定部310からの第1のパラメータaと第2のパラメータbを用いて均一体感品質AQを算出してリソース数制御部320に出力する。均一体感品質AQの算出方法は、リソース配分装置100における算出130の手法と同様であるが、この算出に際して用いられる、アプリケーションに配分するリソース量の総和となる所定量TRは、リソース数制御部320から供給される。
リソース数制御部320は、同種の複数のリソースが存在する際に、均一体感品質AQが予め定められた所定の閾値以上であることを条件に、アプリケーションに配分されるリソースの個数が最少個になるように制御を行うものである。分かりやすいように、図5に示す3つのアプリケーション(H.264デコーダ、顔認識AP、ニュース閲覧AP)が実装された場合を例に説明する。また、均一体感品質AQの閾値が0.5に設定されているとする。
リソース数制御部320は、まず、1個のCPUコアの演算能力(100%)を所定量TRとしてリソース量決定部330に供給する。
図14に示すように、所定量TRが100%である場合に、リソース量決定部330が算出した均一体感品質AQは、第1の実施の形態のリソース配分装置100のときと同様に、0.14である。それに対応して、H.264デコーダ、顔認識AP、ニュース閲覧APに配分されるリソース量Riも、第1の実施の形態のリソース配分装置100のときと同様に、それぞれ59%、34%、7%である。
リソース数制御部320は、リソース量決定部330が算出した均一体感品質AQと閾値(ここでは0.5)とを比較する。現在の均一体感品質AQが0.14であり、閾値より小さいため、リソース数制御部320は、所定量TRを、CPUコアが2つである場合に対応する値(例えば200%)に変更してリソース量決定部330に出力し、均一体感品質AQの再計算を行わせる。
リソース量決定部330は、変更された所定量TRを用いて均一体感品質AQを再計算してリソース数制御部320に出力する。このときの均一体感品質AQは、図14に示すように、0.9になる。
均一体感品質AQが閾値の0.5を超えたため、リソース数制御部320は、CPUコアの数を2つに決定して、リソース量決定部330にリソース量の配分決定を行わせる。図14に示すように、0.9である均一体感品質AQに対応して、H.264デコーダ、顔認識AP、ニュース閲覧APに配分されるリソース量Riは、73%、91%、36%になる。
ところで、上記において算出されたリソース量Ri通りの配分は実際にできない場合がある。例えば、アプリケーションは並列化されておらずCPUをまたいで実行できない場合に、200%のリソース量を73%、91%、36%の配分で配分することができない。
本実施の形態において、リソース量決定部330は、決定したリソース量をさらに配分可能に調整する機能を有する。例えば、各アプリケーションに対して、体感品質が閾値以上である前提下でリソース量を調整する。上記の例では、例えば、決定されたリソース量が最も大きい顔認識APに対してリソース量を100%に変更し、H.264デコーダとニュース閲覧APについては、残りの100%分を再配分する。これにより、調整後、H.264デコーダ、顔認識AP、ニュース閲覧APのリソース量は、70%、100%、30%になる。
図15は、リソース配分装置300における処理の流れを示すフローチャートである。まず、パラメータ決定部310は、アプリケーション毎に、推奨リソース量R highとそれに対応する体感品質Q high、最低リソース量R lowとそれに対応する体感品質Q lowQLを上述した式(5)と式(6)で示す連立方程式に代入して第1のパラメータaと第2のパラメータbを算出する(S150)。これらの第1のパラメータaと第2のパラメータbは、リソース量決定部330に出力される。
リソース量決定部330は、各アプリケーションに配分するリソース量の総和が、1つのCPUコアを使用する場合の所定量TRになりように、均一体感品質AQを算出してリソース数制御部320に出力する(S152)。
リソース数制御部320は、リソース量決定部330からの均一体感品質AQが予め定められた閾値より小さい場合に(S154:No)、リソース数を1つ増やして、対応する所定量TRをリソース量決定部330に出力する(S156)。
リソース量決定部330は、リソース数制御部320により再設定された所定量TRを用いて均一体感品質AQを再計算する(S152〜)。
ステップS152からの処理は、均一体感品質AQが閾値以上になるまで繰り返される(S154:No、S156、S152〜)。
リソース量決定部330からの均一体感品質AQが閾値以上になると(S154:Yes)、リソース数制御部320は、現在のリソース数を使用するリソース数として決定し、リソース量決定部330は、現在の均一体感品質AQに対応する各アプリケーションのリソース量を決定する(S160)。
そして、決定されたリソース量通りの配分が可能な場合には(S162:Yes)、リソース量決定部330は、決定されたリソース量で配分を行う。一方、決定されたリソース量通りの配分ができない場合には(S162:No)、リソース量決定部330は、決定されたリソース量を配分可能に調整する(S164)。
本実施の形態のリソース配分装置300によれば、リソース配分装置100の効果を得ることができると共に、同種のリソースが複数存在する場合に、均一体感品質AQが閾値以上である条件下で、リソースの数を最少にすることで、必要以上のリソース消費を抑えひいては消費電力の削減ができる。
以上、実施の形態をもとに本発明を説明した。実施の形態は例示であり、本発明の主旨から逸脱しない限り、上述各実施の形態に対して、さまざまな変更、増減、組合せを加えてもよい。これらの変更、増減、組合せが加えられた変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
この出願は、2010年3月11日に出願された日本出願特願2010−054283を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、コンピュータ上で動作する複数のアプリケーションへのリソースの配分に利用できる。
100 リソース配分装置 110 パラメータ決定部
120 リソース量決定部 200 リソース配分装置
210 パラメータ決定部 220 受付部
222 増加ボタン 224 減少ボタン
230 パラメータ調整部 226 調整バー
240 リソース量決定部 222 増ボタン
224 減ボタン 226 調整バー
300 リソース配分装置 310 パラメータ決定部
320 リソース数制御部 330 リソース量決定部
AQ 均一体感品質 a 第1のパラメータ
b 第2のパラメータ TR 所定量
なお、Q highとQ lowが下記の式(9)を満たす場合に、第1のパラメータaと第2のパラメータbの算出は式(10)と式(11)が示すように簡単になる。
パラメータ決定部110は、アプリケーション毎に、Q high(ここでは0.8)、R high、Q low(ここでは0.2)、R lowを式(5)と式(6)に代入して第1のパラメータaと第2のパラメータbを解く。この例では、H.264デコーダについて、第1のパラメータaと第2のパラメータbはそれぞれ65と3.6になり、顔認識APについて、第1のパラメータaと第2のパラメータbはそれぞれ60と14.4になり、ニュース閲覧APについて、第1のパラメータaと第2のパラメータbはそれぞれ20と7.2になる。
リソース量決定部240は、第1のパラメータと第2のパラメータとして調整後の第1のパラメータと調整後の第2のパラメータを用いて、リソース量決定部120と同様な演算により各アプリケーションへ配分するリソース量を決定する。
リソース量決定部330は、パラメータ決定部310からの第1のパラメータaと第2のパラメータbを用いて均一体感品質AQを算出してリソース数制御部320に出力する。均一体感品質AQの算出方法は、リソース配分装置100におけるリソース量決定部120の手法と同様であるが、この算出に際して用いられる、アプリケーションに配分するリソース量の総和となる所定量TRは、リソース数制御部320から供給される。
100 リソース配分装置 110 パラメータ決定部
120 リソース量決定部 200 リソース配分装置
210 パラメータ決定部 220 受付部
222 増加ボタン 224 減少ボタン
226 調整バー 230 パラメータ調整部
240 リソース量決定部 300 リソース配分装置
310 パラメータ決定部 320 リソース数制御部
330 リソース量決定部 AQ 均一体感品質
a 第1のパラメータ b 第2のパラメータ
TR 所定量



Claims (7)

  1. コンピュータ上で動作する複数のアプリケーションに対してリソース量の配分を行うリソース配分装置であって、
    前記複数のアプリケーション毎に、使用するリソース量とユーザの体感品質との関係を示す式(1)の品質関数fにおける第1のパラメータaと第2のパラメータbを決定するパラメータ決定手段と、
    該パラメータ決定手段により前記第1のパラメータaと第2のパラメータbが決定された前記複数のアプリケーション毎の品質関数fを用いて、該複数のアプリケーションに配分するリソース量を決定するリソース量決定手段とを備え、
    前記パラメータ決定手段は、当該アプリケーションに対して、推奨リソース量と該推奨リソース量に対応する体感品質、及び、最低リソース量と該最低リソース量に対応する体感品質を式(1)に代入することにより式(1)における第1のパラメータaと第2のパラメータbを算出し、
    品質関数f(x)は、逆関数f−1を有する単調増加関数であり、(−∞,0)と(+∞,1)をつなぎ、x=0で点対称するものであることを特徴とするリソース配分装置。
    Q=f(x)=f((R-a)/b) (1)
    但し,
    Q:体感品質
    f:品質関数
    R:リソース量
    a:第1のパラメータ
    b:第2のパラメータ
  2. 前記複数のアプリケーションのうちの任意のアプリケーションについて、リソース量の増減要求を受け付ける受付手段と、
    該任意のアプリケーションに対して前記パラメータ決定手段により決定された前記第1のパラメータaと第2のパラメータbに、前記受付手段により受け付けられた増減要求が示す増加量に応じて増加する1より大きい倍数乗算し、前記受付手段により受け付けられた増減要求が示す減少量に応じて減少する1より小さい倍数を乗算するパラメータ調整手段をさらに有し、
    前記リソース量決定手段は、前記任意のアプリケーションに対して、前記パラメータ調整手段により前記第1のパラメータaと第2のパラメータbが調整された品質関数fを用いて、該アプリケーションに配分するリソース量を決定することを特徴とする請求項1に記載のリソース配分装置。
  3. 前記リソース量決定手段は、
    前記複数のアプリケーションに配分するリソース量の総和が所定量になり、かつ各アプリケーションの体感品質が同値の均一体感品質になるように、該複数のアプリケーションに配分するリソース量を決定することを特徴とする請求項1または2に記載のリソース配分装置。
  4. 同種の複数のリソースが存在する際に、前記均一体感品質が予め定められた所定の閾値以上であることを条件に、前記複数のアプリケーションに配分されるリソースの個数が最少個になるように制御を行うリソース数制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載のリソース配分装置。
  5. 前記品質関数f(x)は、式(2)または式(3)であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のリソース配分装置。
    f(x)=1/(1+e^(-x)) (2)
    f(x)=(1/π)×arctan(x)+1/2 (3)
  6. コンピュータ上で動作する複数のアプリケーションに対してリソース量の配分を行うリソース配分方法において、
    前記複数のアプリケーション毎に、推奨リソース量と該推奨リソース量に対応する体感品質、及び、最低リソース量と該最低リソース量に対応する体感品質を、使用するリソース量Rとユーザの体感品質Qとの関係を示す式(4)の品質関数fに代入することにより第1のパラメータaと第2のパラメータbを決定し、
    前記第1のパラメータaと第2のパラメータbが決定された前記複数のアプリケーション毎の品質関数fを用いて、該複数のアプリケーションに配分するリソース量を決定し、
    前記品質関数f(x)は、逆関数f−1を有する単調増加関数であり、(−∞,0)と(+∞,1)をつなぎ、x=0で点対称するものであることを特徴とするリソース配分方法。
    Q=f(x)=f((R-a)/b) (4)
    但し,
    Q:体感品質
    f:品質関数
    R:リソース量
    a:第1のパラメータ
    b:第2のパラメータ
  7. コンピュータ上で動作する複数のアプリケーションに対してリソース量の配分を行う際に、
    前記複数のアプリケーション毎に、推奨リソース量と該推奨リソース量に対応する体感品質、及び、最低リソース量と該最低リソース量に対応する体感品質を、使用するリソース量Rとユーザの体感品質Qとの関係を示す式(5)の品質関数fに代入することにより第1のパラメータaと第2のパラメータbを決定し、
    前記第1のパラメータaと第2のパラメータbが決定された前記複数のアプリケーション毎の品質関数fを用いて、該複数のアプリケーションに配分するリソース量を決定する処理をコンピュータに実行させ、
    前記品質関数f(x)は、逆関数f−1を有する単調増加関数であり、(−∞,0)と(+∞,1)をつなぎ、x=0で点対称するものであることを特徴とするプログラムを記録した非一時的なコンピュータ可読媒体。
    Q=f(x)=f((R-a)/b) (5)
    但し,
    Q:体感品質
    f:品質関数
    R:リソース量
    a:第1のパラメータ
    b:第2のパラメータ
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