JPWO2010032850A1 - 移動通信システム - Google Patents

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Abstract

本発明に係る移動通信システムは、基地局装置および移動局装置から構成される、所定の総帯域幅が複数のダウンリンクキャリア周波数成分の集合より成る移動通信システムであって、前記基地局装置および前記移動局装置は、前記ダウンリンクキャリア周波数成分のそれぞれに対応するダウンリンクの物理層を、前記ダウンリンクキャリア周波数成分毎に処理し、前記複数のダウンリンクキャリア周波数成分の集合は、先頭の数シンボルに制御情報を含むサブフレーム構造の前記ダウンリンクキャリア周波数成分と、先頭の数シンボルに制御情報を含まないサブフレーム構造の前記ダウンリンクキャリア周波数成分と、を有する。

Description

本発明は、移動通信の技術分野に関し、特に、LTE(ロング・ターム・エボリューション;Long-Term Evolution)−Advancedシステムのダウンリンクの物理層を処理する方法(以下、「物理層処理方法」と略記する)およびマルチキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN:MBMS Single Frequency Network;以下、「MBSFN」と略記する)のサブフレーム構造に関し、より詳しくは、ユニキャストサービスとマルチメディアブロードキャスト・マルチキャストサービス(MBMS:Multimedia Broadcast and Multicast Service;以下、「MBMS」と略記する)との多重化システムおよび多重化方法、ユニキャストサービスとMBMSとの多重化送信方法、並びにユニキャストサービスとMBMSとの多重化受信方法に関する。
直交周波数分割多重技術(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing;以下、「OFDM」と略記する)の応用において、最も主要な課題は、マルチパスの時間遅延の拡張を有効に抑制することである。サブキャリアを変調するための各データシンボルの周期が元の周期のN倍になるように、入力されるデータストリームを直並列変換し、N個の並列のサブチャネルに入れる。これにより、時間遅延の拡張とシンボルの周期との比率は、N倍低減される。符号間干渉を最大限に削減するために、各OFDMシンボルの間にガード・インターバル(GI:Guard Interval)を付加するが、通常、ガード・インターバルの長さTgは無線チャネルの時間遅延の最大の拡張より大きいので、あるシンボルのマルチパス成分は、次のシンボルに干渉を与えない。ここで、ガード・インターバルには、信号を挿入しなくてもよい。つまり、伝送の空き期間とすることができる。しかしながら、この場合、マルチパス伝播の影響のため、キャリア間干渉(ICI:Inter-cell Interference;以下、「ICI」と略記する)が発生する。つまり、サブキャリア間の直交性が崩れ、異なるサブキャリア間で干渉が発生する。マルチパスによるICIを削除するために、OFDMシンボルは、ガード・インターバルにサイクリック・プレフィックス(CP:Cyclic Prefix;以下、「CP」と略記する)信号を挿入する必要がある。これにより、FFT(Fast Fourier Transform)の周期において、OFDMシンボルの時間遅延のコピーに含まれる波形の周期数が整数となる。したがって、時間遅延がガード・インターバルの長さTgより短い遅延信号に対しては、復調中にICIが発生しない。
移動通信システムのセルの半径は差異があり、マイクロセル、マクロセルなどがある。マクロセルは、セルの半径が非常に大きく、セル境界に位置するユーザが受信するとき、シンボルによる大きな干渉を受けないようにするためには、長いCPを用いる必要がある。LTEシステムにOFDMを採用するとき、CPの長さを、ノーマル・サイクリック・プレフィックス(Normal Cyclic Prefix;以下、「ノーマルCP」と略記する)および拡張・サイクリック・プレフィックス(Extended Cyclic Prefix;以下、「拡張CP」と略記する)のいずれかから選択することが、現在、3GPPにて規定されている。すなわち、ノーマルCPは、半径が小さいマイクロセルに適用され、信号品質が確保できる上、リソース利用率を向上させる。一方、拡張CPは、主に半径が大きいマクロセルに適用され、また、MBMS伝送時、マルチセルのマクロダイバーシチを実現するためにも用いられる。LTEシステムのFDD(周波数分割複信)モードで下りデータを伝送するとき、ノーマルCPを採用する場合と比べて、拡張CPを採用する場合は、1つの時間スロットにて伝送されるシンボルのデータが1つ少なくなり、リソースの利用率がノーマルCPを用いる場合より低くなる。このため、拡張CPを用いたデータ伝送は、帯域幅のリソースを損なう代価として、広範囲のカバレッジを確保する。
LTEシステムで規定されるMBSFNのサブフレームのフォーマットを図15に示す。同図に示すように、LTEのMBSFNのサブフレームにおいて、先頭から1つ又は2つのシンボル(n=1又はn=2)は、ユニキャスト情報を伝送するためのシンボルであり、セル固有の参照信号、アップリンクのリソース配分情報、およびアップリンクのACK/NAK情報を含んでいる。セル固有の参照信号は、ユニキャストサービスを利用するユーザのチャネル推定を増強するために用いられる。MBSFNのサブフレームのユニキャストシンボル部とマルチキャストシンボル部とでは、CPの長さが異なるため、小領域の空白のサンプル(Spare Samples)が残るが、3GPP標準規格には、この時間スロットで伝送する内容に関する規定はない。MBSFNのサブフレームの先頭から1つ又は2つのシンボルに採用されるCPの長さは、システムの第0番目のサブフレームに採用されるCPの長さにより決められ、MBSFNのサブフレームのその他のシンボルについては、拡張CPを採用してMBMS伝送を行なう。3GPP RAN1 51bis会議において、多くの会社は、一斉に、ユニキャストシンボル部の長さを基準パラメータとしてMBSFN領域に基づいて信号の伝送を行なうことで、MBSFNスループットの損失を防止することを考えた。PCFICH(物理制御フォーマットインジケータチャネル;Physical Control Format Indicator Channel)は、ダウンリンクの各サブフレームにおいて伝送されるべきであり、MBSFNのサブフレームを含むと共に、サブフレーム(MBSFNのサブフレームを含む)におけるユニキャスト制御信号を含むシンボルの長さを正確に指定することができるべきである。MBSFNのサブフレームに対して、PCFICHにより指定されるユニキャスト制御信号を含むシンボルの長さは、上位レイヤシグナリングにより指定される該当パラメータと一致しなければならない。MBSFN伝送に用いられるMBSFNのサブフレームおよびユニキャストのサブフレームは、時分割多重(TDM)方式によって周波数スペクトルのリソースを共用する。チャネルの推定および測定の目的から言うと、全てのユーザ装置(以下、「UE」と略記する)は、上位レイヤシグナリング(ブロードキャスト制御チャネルBCCH)を介して、どのサブフレームがMBSFNのサブフレームであるかが分かる。
図1は、現在のLTEシステムの、物理層における処理工程を示す図である。物理チャネルで伝送されるコード・ワードのエンコードビットをスクランブルし、スクランブル後のビットストリームを変調してから複素値変調シンボルを生成し、変調された複素値変調シンボルを1又は複数の伝送層にマッピングし、各層の複素値変調シンボルに対してプリエンコード処理を行ない、各アンテナの複素値変調シンボルをリソース・エレメント(RE:Resource Elements;以下、「RE」と略記する)にマッピングし、各アンテナのために複素時間領域のOFDMシンボルを生成する。OFDMシンボル生成モジュールには、IFFT(逆高速フーリエ変換;Inverse Fast Fourier transform)処理、CP挿入処理、およびD/A変換処理が含まれる。各アンテナにおけるCP挿入処理において、挿入されるCPの長さは一致している。
LTE−Advancedシステムでは、帯域幅に対する需要がさらに増えても、システムの周波数スペクトルは100MHzまで拡大することができる(非特許文献1)。このような大きな周波数スペクトルは、連続する帯域幅により構成するか、又は、複数の非連続の小さい帯域幅により構成することができる。また、LTE−Advancedシステムの物理層における処理工程は、複数の並列したものとすることもできる。LTE−Advancedシステムは、対称のアップリンク帯域幅およびダウンリンク帯域幅、更には、非対称のアップリンクおよびダウンリンクの帯域幅をサポートすることができる(非特許文献2)。例えば、2つの20MHzの非対称の帯域幅によりシステムの40MHzのダウンリンク帯域幅が構成される場合、システムのアップリンク帯域幅は、1つの20MHzの帯域幅と、1つの10MHzの帯域幅との集合により構成することが可能である。ここで、LTE−AdvancedシステムとLTE Release8のUEとには、上位互換性があるべきであるという基本的な要求がある。
R1-081809, On the consideration of technical candidates for LTE-advanced, LGE, 3GPP TSG RAN WG1 Meeting #53, May 5-9, 2008 R1-083232, Carrier aggregation for LTE-A: E-NodeB Issues, Motorola, 3GPP TSG RAN WG1 Meeting #54, Aug 18-22, 2008
現在の需要の分析によると、LTE−Advancedシステムにおいて、ダウンリンクの帯域幅は100MHzになる可能性があり、例えば、ユニキャストサービスとMBMSとが1つのMBSFNのサブフレームにおいて周波数分割方式にて共存する場合、ユニキャストサービスも拡張CPを採用してデータ伝送を行なうべきであるが、この場合、リソースの大きな無駄が生じる。これに対し、ユニキャストサービスとMBMSとを、1つのLTE−Advancedのサブフレームに有効に多重化させることができれば、システムのリソース利用率を向上できる。この点に鑑みて、本発明は該当する解決方案を提供する。
本発明で解決しようとする課題は、LTE−Advancedシステムにおいて、ユニキャストサービスとMBMSとを多重化する周波数帯域を実現し、有効なデータ伝送を行なう移動通信システムを提供することである。つまり、本発明は、LTE−Advancedシステムにおいて、MBMSをスケジューリングして伝送する1つのサブフレームに、1種類のサブフレームフォーマットのみを用いることにより無駄なリソースが発生するという問題を、有効に解決することを目的とする。
上述したメリットおよび/又はその他のメリットを実現し、本願明細書の複数の箇所で記載した本発明の目的を達成するために、本発明は、LTE−Advancedシステムにおいて、ユニキャストサービスとMBMSとの多重化システムの周波数領域で有効なデータ伝送を行なうことができる移動通信システムを提供する。
上記課題を解決するために、本発明に係る移動通信システムは、基地局装置および移動局装置から構成される、所定の総帯域幅が複数のダウンリンクキャリア周波数成分の集合より成る移動通信システムであって、前記基地局装置および前記移動局装置は、前記ダウンリンクキャリア周波数成分のそれぞれに対応するダウンリンクの物理層を、前記ダウンリンクキャリア周波数成分毎に処理し、前記複数のダウンリンクキャリア周波数成分の集合は、先頭の数シンボルに制御情報を含むサブフレーム構造の前記ダウンリンクキャリア周波数成分と、先頭の数シンボルに制御情報を含まないサブフレーム構造の前記ダウンリンクキャリア周波数成分と、を有することを特徴としている。
また、上記課題を解決するために、本発明に係る移動通信システムは、基地局装置および移動局装置から構成される、所定の総帯域幅が複数のダウンリンクキャリア周波数成分の集合より成る移動通信システムであって、前記基地局装置と前記移動局装置は、それぞれの前記ダウンリンクキャリア周波数成分に対応するダウンリンクの物理層を、それぞれの前記ダウンリンクキャリア周波数成分毎に処理し、前記ダウンリンクキャリア周波数成分には、前記ダウンリンクキャリア周波数成分に対応するアップリンクキャリア周波数のリソースを割り当てる上りリンクグラントと、前記ダウンリンクキャリア周波数成分に対応しないアップリンクキャリア周波数のリソースを割り当てる上りリンクグラントと、が配置されることを特徴としている。
また、上記課題を解決するために、本発明に係る移動通信システムは、基地局装置および移動局装置から構成される、所定の総帯域幅が複数のダウンリンクキャリア周波数成分の集合より成る移動通信システムであって、前記基地局装置および前記移動局装置は、前記ダウンリンクキャリア周波数成分のそれぞれに対応するダウンリンクの物理層を、前記ダウンリンクキャリア周波数成分毎に処理し、ユニキャストサービスおよびマルチメディアブロードキャスト・マルチキャストサービスを、それぞれ、異なる前記ダウンリンクキャリア周波数成分によって周波数分割多重伝送することを特徴としている。
また、本発明に係る移動通信システムは、基地局装置および移動局装置から構成される、所定の総帯域幅が複数のダウンリンクキャリア周波数成分の集合より成る移動通信システムであって、前記基地局装置は、前記ダウンリンクキャリア周波数成分のそれぞれに対応するダウンリンクの物理層における送信処理を、前記ダウンリンクキャリア周波数成分毎に行ない、前記移動局装置は、前記ダウンリンクキャリア周波数成分のそれぞれに対応するダウンリンクの物理層における受信処理を、前記ダウンリンクキャリア周波数成分毎に行ない、前記複数のダウンリンクキャリア周波数成分の集合は、先頭の1または複数のシンボルに下りリンクデータを送信するための制御情報を含む第1サブフレームを用いて前記下りリンクデータを伝送する前記ダウンリンクキャリア周波数成分と、先頭の1または複数のシンボルに前記制御情報を含まない第2サブフレームを用いて前記下りリンクデータを伝送する前記ダウンリンクキャリア周波数成分と、を含んでおり、前記基地局装置は、前記制御情報を伝送する場合は、前記第1サブフレームにて前記下りリンクデータを前記移動局装置に伝送するとともに、前記制御情報を伝送しない場合は、前記第2サブフレームにて前記下りリンクデータを前記移動局装置に伝送することを特徴としている。
また、本発明に係る移動通信システムは、基地局装置および移動局装置から構成される、所定の総帯域幅が複数のダウンリンクキャリア周波数成分の集合より成る移動通信システムであって、前記基地局装置は、前記ダウンリンクキャリア周波数成分のそれぞれに対応するダウンリンクの物理層における送信処理を、前記ダウンリンクキャリア周波数成分毎に行ない、前記移動局装置は、前記ダウンリンクキャリア周波数成分のそれぞれに対応するダウンリンクの物理層における受信処理を、前記ダウンリンクキャリア周波数成分毎に行ない、前記基地局装置は、前記ダウンリンクキャリア周波数成分に、当該ダウンリンクキャリア周波数成分に対応するアップリンクキャリア周波数のリソースを割り当てる上りリンクグラントと、当該ダウンリンクキャリア周波数成分に対応しないアップリンクキャリア周波数のリソースを割り当てる上りリンクグラントと、を含めることを特徴としている。
また、本発明に係る移動通信システムは、基地局装置および移動局装置から構成される、所定の総帯域幅が複数のダウンリンクキャリア周波数成分の集合より成る移動通信システムであって、前記基地局装置は、前記ダウンリンクキャリア周波数成分のそれぞれに対応するダウンリンクの物理層における送信処理を、前記ダウンリンクキャリア周波数成分毎に行ない、前記移動局装置は、前記ダウンリンクキャリア周波数成分のそれぞれに対応するダウンリンクの物理層における受信処理を、前記ダウンリンクキャリア周波数成分毎に行ない、前記基地局装置は、ユニキャストサービスのデータとマルチメディアブロードキャスト・マルチキャストサービスのデータとを、それぞれ異なる前記ダウンリンクキャリア周波数成分に多重して、前記移動局装置に伝送することを特徴としている。
LTEで規定されるダウンリンクの物理層処理方法を示す概略図である。 LTE−Advancedシステムの基地局である送信機の物理層処理方法を示す概略図である。 LTE−AdvancedシステムのUEである受信機の物理層処理方法を示す概略図である。 LTE−AdvancedシステムにおけるユニキャストサービスとMBMSとの多重構造を示す概略図である。 LTE−Advancedシステムにおいて、複数のMBSFNのサービスが1つのLTE−Advancedサブフレームに多重化される例を示す概略図である。 LTE−Advancedシステムにおいて、MBMSとユニキャストサービスとが1つのLTE−Advancedサブフレームに多重化される場合の状態図である。 LTE−Advancedシステムにおいて、非対称のアップリンクおよびダウンリンクの帯域幅により生成される問題点を示す概略図である。 LTE−Advancedシステムにおけるe−MBSFNのサブフレームの構造を示す概略図である。 e−MBSFNのサブフレーム構造を採用して、非対称のアップリンクおよびダウンリンクの帯域幅による問題点を解決する例を示す概略図である。 e−Unicastサービス用のサブフレーム構造を採用して、非対称のアップリンクおよびダウンリンクの帯域幅による問題点を解決する例を示す概略図である。 e−MBSFNのサブフレーム構造を採用して、非対称のアップリンクおよびダウンリンクの帯域幅による問題点を解決する他の例を示す概略図である。 LTE−Advancedシステムのサブフレームの構造を示す概略図である。 LTE−Advancedシステムの送信機の処理を説明するためのフローチャートである。 LTE−Advancedシステムの受信機の処理を説明するためのフローチャートである。 LTEで規定されるMBSFNのサブフレームの構造を示す概略図である。
以下、図面に基づいて、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。本発明をより理解しやすく説明するために、本発明に対して不必要な構成および機能は省略する。
本発明を実現するための形態をより詳細かつ明確に説明するために、LTE−Advancedセルラ移動通信システム等に適用する具体的な実施例について説明する。もちろん、本発明は、ここで記載する応用に限らず、その他の移動通信システムにも適用可能である。
図1に、LTEシステムで規定されたダウンリンクの物理層処理方法を示す。同図に示すように、物理層処理方法として、チャネルエンコード後のコード・ワードに対してスクラルブル処理を行なうスクラルブルユニット100、スクラルブル処理後のコード・ワードビットに対してシンボル変調を行なう変調ユニット101、変調後のシンボルを1層又は多層にマッピングする層マッピングユニット102、各層にマッピングされたシンボルに対して、事前にエンコード処理を行なうプリエンコードユニット103、プリエンコードされた複素値変調シンボルを各アンテナのリソースブロックにマッピングするリソースマッピングユニット104、各アンテナにおいて各サブキャリア上のシンボルに対してIFFT(逆高速フーリエ変換;Inverse Fast Fourier transform)を行なうことによって生成される時間領域のシンボルのためにCPを挿入し、D/A変換を行なうOFDMシンボル生成ユニット105が含まれる。なお、アナログ信号はアップコンバートし、アンテナを介して送信する。また、上記物理層処理方法は、LTEで規定された全てのシステム帯域幅(1.4MHz、3MHz、5MHz、10MHz、15MHz、および20MHz)で正常に動作できる。
3GPPでのLTE−Advancedシステムの需要に関する現在の議論によれば、LTE−Advancedシステムのダウンリンクの帯域幅は100MHzが必要であり、システムは非対称のアップリンクおよびダウンリンクの帯域幅での正常動作をサポートする必要がある。また、今後のデータサービスの非対称性によれば、LTE−Advancedシステムのアップリンクの帯域幅がダウンリンクの帯域幅より小さくなる可能性があることが予測できる。また、LTE−Advancedシステムのダウンリンクの帯域幅は、下記に示す2種類の構成方式とすることができる。
1つ目の種類は、連続して配分されている100MHzの周波数スペクトルのリソースを、LTE−Advancedシステムのダウンリンク伝送に用いる方式である。この方式では、LTEシステムの物理層処理方法を再利用することができ、OFDMシンボル生成モジュールにて、ある大きいポイント数のIFFTによって、周波数領域から時間領域への変換を実現する。例えば、LTEにて、帯域幅が20MHzである場合に2048個のポイント数のIFFTが必要であるとすると、LTE−Advancedでは、帯域幅が100MHzである場合に8192個のポイント数のIFFTが必要となる可能性がある。また、この方式では、帯域幅が100MHzになることをサポートすることができる線形電力増幅器が必要となる。
しかしながら、国際電気通信連合(ITU)は、2007年に開催された世界無線会議(WRC07)において、LTE−Advancedシステムに使用可能な無線周波数スペクトルの区分を提案している。この提案によると、C−band(3400〜4200MHz)のみに限って、連続する大きな周波数スペクトルのリソースを得ることができる。言い換えれば、その他の利用可能な周波数スペクトルのリソースについて、100MHzの連続するシステム帯域幅を得ることは、困難となる。
このため、実現可能性が高い方式と考えられる2つ目の種類は、非連続に配分されている100MHzの周波数スペクトルのリソースを、LTE−Advancedシステムのダウンリンク伝送に用いる方式である。すなわち、複数の周波数領域における非連続の小さなサブ帯域幅の集合により、システムに必要な100MHzの帯域幅を構成する方式である。この方式では、各々のサブフレームに対して物理層処理機構を1つずつ設け、各サブ帯域幅においてIFFTを行なうことが必要である。なお、当該IFFTのポイント数とLTEシステムのポイント数とは一致する。同様に、各々のサブ帯域幅に1つの線形電力増幅器を配置する。この線形電力増幅器がサポート可能な最大帯域幅は、LTEで規定された20MHzである。
現在、LTE−Advancedシステムに上記方式のいずれを採用するかについては、明確に規定されていないが、両方式を同時に有効にサポート可能な物理構成が必要であるという提案が多く提出されている。この提案に鑑みて、下記のように、本実施形態において、図2および図3に示すLTE−Advancedシステムのダウンリンクの物理層処理方法を提供する。
利用可能なLTE−Advancedの周波数スペクトルリソースを取得することにより、LTE−Advancedシステムの帯域幅を、複数の基礎帯域に区分する。ここで、利用可能なLTE−Advancedの周波数スペクトルリソースは、連続していてもよいし、非連続であってもよい。
図2に、LTE−Advancedシステムにおける送信機(以下、eNB、eNodeB、基地局装置とも表記する)の物理層処理方法を示す。LTE−Advancedシステムの物理層処理方法は、並列処理を行なう複数の等価的なLTEの物理層処理方法(図2において、破線で囲まれた部分(スクランブルユニット201〜D/A変換ユニット209を含む部分)は、等価的なLTEの物理層処理方法の1つを示している)の組合せにより構成されており、等価的なLTEの物理層処理方法は、それぞれ、1つの基礎帯域に対応している。また、等価的なLTEの物理層処理方法のそれぞれのパラメータは、対応する基礎帯域のプロパティおよび対応するスケジューリング情報により決められる。例えば、IFFTのポイント数は基礎帯域の大きさによって決められ、アップコンバートされたキャリア周波数は当該基礎帯域に対応するキャリア周波数成分となり、時間領域のシンボルのために挿入されるCPの長さは、基礎帯域に現在スケジュールされているサブフレーム構造により決められる。
図2に示すように、送信機の物理層処理方法の各構成において、スケジューリングユニット200は、ユーザの優先度およびキャッシュ状況によって、ユーザが使用している基礎帯域、時間周波数リソースブロック、およびスケジューリング・サブフレームに採用される構成に対してスケジューリング配分を行なう。スクランブルユニット201は、チャネルエンコード後のコード・ワードに対してスクラルブル処理を行なう。変調ユニット202は、スクラルブル処理後のコード・ワードビットに対してシンボル変調を行なう。層マッピングユニット203は、変調後のシンボルを1層又は多層にマッピングする。プリエンコードユニット204は、各層にマッピングされたシンボルに対して、事前にエンコード処理を行なう。リソースマッピングユニット205は、プリエンコードされた複素値変調シンボルを各アンテナのリソースブロックにマッピングする。IFFTユニット206は、各アンテナにおいて、各サブキャリア上のシンボルに対してIFFTを行なう。CP挿入ユニット207は、生成される時間領域のシンボルのためにCPを挿入する。CP長情報取得ユニット208は、スケジューリングユニット200のスケジューリング結果によって、挿入される現在サブフレームのCPの長さ情報を取得する。D/A変換ユニット209は、デジタル信号からアナログ信号への変換を行なう。このように、上記構成の処理を通して得られたアナログ信号は、最後にアップコンバートして、アンテナを介して送信される。
図3に、LTE−AdvancedシステムにおけるUE(User Equipment)(以下、受信機、移動局装置とも表記する)の物理層処理方法を示す。UEの能力によって、UEが1又は複数の基礎帯域のデータを受信できるかを確認することができる。UEの物理層処理方法は、1又は複数の等価的なLTEの物理層処理方法の集合により構成されている(図3において、破線で囲まれた部分(フィルタユニット301〜アンスクランブルユニット310を含む部分)は、等価的なLTEの物理層処理方法の1つを示している)。等価的なLTEの物理層処理方法は、それぞれ、1つの基礎帯域と対応している。等価的なLTEの物理層処理方法のそれぞれの物理パラメータは、対応する基礎帯域のプロパティおよび対応するスケジューリング情報により決められる。例えば、IFFTのポイント数は基礎帯域の大きさによって決められ、アップコンバートされたキャリア周波数は当該基礎帯域に対応するキャリア周波数成分となり、時間領域のシンボルのために除去されるCPの長さは、基礎帯域に現在スケジュールされているサブフレーム構造により決められる。
図3に示すように、送信機の物理層処理方法の各構成において、フィルタユニット301は、アンテナが受信したアナログ信号をダウンコンバートして基礎帯域の信号とする。A/D変換ユニット302は、アナログ信号からデジタル信号への変換を行なう。CP長情報取得ユニット304は、受信した上位レイヤのシグナリング信号によって、現在のサブフレームのCPの長さを判断する。CP除去ユニット303は、CP長情報取得ユニット304から取得したCPの長さによって、時間領域シンボル中のCPを除去する。FFTユニット305は、各アンテナにおいて受信した信号に対してFFTを行なう。リソースマッピング解除ユニット306は、現在の基礎帯域の対応するサブフレーム構造のリソースブロックから複素値変調シンボルを読み出す。プリエンコード解除ユニット307は、リソースマッピング解除ユニット306から取得した複素値変調シンボルに対してプリエンコードの解除処理を行なう。層マッピング解除ユニット308は、多層にマッピングされたシンボルを結合する。復調ユニット309は、シンボルに対して復調処理を行なう。アンスクランブルユニット310は、復調後のコード・ワードに対してスクランブルの解除処理を行なう。データ組合せユニット311は、各アンテナにおいて、受信したデータを結合し、対応する処理を行なうように、MAC層に伝送する。
上述したLTE−Advancedシステムの物理層構造によれば、ユニキャストサービスおよびMBMSを、システム周波数帯域の各基礎帯域にて柔軟に多重して伝送することができる。例えば、図4に示すように、システム帯域幅が3つの基礎帯域(サブ周波数帯域1、サブ周波数帯域2、サブ周波数帯域3)により構成されている場合、ユニキャストサービスのサブフレームは、ノーマルCPを用いてデータ伝送を行なう。
スケジューリングされたサブフレームmの中で、例えば、MCH 1〜MCH 3(MCH Xは、MBSFN XのMBMS伝送チャネルである)がそれぞれサブ周波数帯域1〜3の物理リソースにマッピングされるように、異なるMBSFNのMBMSデータを、周波数分割多重方式により、異なる基礎帯域にマッピングすることができる。この多重方式をより詳しく説明するために、図5に、スケジューリングされたフレームmの詳細な構成を示す。同図において、R〜Rは、それぞれ、アンテナ0〜アンテナ3で伝送される、セル固有の参照信号を表し、MBSFN RSは、MBSFN領域固有の参照信号を表す。サブフレームmにおける3つの基礎帯域のサブフレーム構造と、LTEで規定されるMBSFNのサブフレーム構造とは、全く一致している。
なお、スケジューリングされたサブフレームnの中で、ユニキャストサービス・データおよびMBMSデータは、周波数分割多重方式により、異なる基礎帯域にマッピングすることができる。この多重方式をより詳しく説明するために、図6に、スケジューリングされたサブフレームnの詳細な構成を示す。サブフレームnにおいて、MBMSデータを伝送する基礎帯域(サブ周波数帯域1およびサブ周波数帯域3)のサブフレームの構造と、LTEで規定されるMBSFNのサブフレームの構造とは全く一致しており、ユニキャストサービス・データを伝送する基礎帯域(サブ周波数帯域2)のサブフレームの構造は、LTEで規定されるノーマルCPのサブフレームの構造を採用している。
LTE−Advancedシステムに対して、アップリンクおよびダウンリンクが非対称である場合についてもサポートする必要があるという要求が提出されている。例えば、システムのダウンリンクの帯域幅が3つの20MHzの基礎帯域により構成され、アップリンクの帯域幅が2つの20MHzの基礎帯域により構成されていると仮定する。LTEにおけるMBSFNのサブフレームに対する規定では、当該サブフレームの先頭から1つ又は2つのシンボルは、セルユニキャスト方式により伝送され、伝送内容には、アップリンクのリソース配分情報(UL grant、上りリンクグラント)、アップリンクのACK/NAK情報、および相応するセル固有の(cell-specific)参照信号が含まれる。
アップリンクの基礎帯域とダウンリンクの基礎帯域との1対1の対応づけが容易な方式によって制御情報(例えば、図9および10に示したPDCCH:Physical Downlink Control Channel、物理下りリンク制御チャネル)を伝送することは、1つのダウンリンクの基礎帯域に対応するアップリンクの基礎帯域において、相応する制御情報を伝送することである。図7に示すように、ダウンリンクのサブ周波数帯域2における先頭から幾つかのシンボルに、アップリンクのサブ周波数帯域Aおけるアップリンクのリソース配分情報、および対応するアップリンクのサブ周波数帯域AにおけるACK/NAK情報を伝送し、ダウンリンクのサブ周波数帯域3における先頭から幾つかのシンボルに、アップリンクのサブ周波数帯域Bにおけるアップリンクのリソース配分情報、および対応するアップリンクのサブ周波数帯域BにおけるACK/NAK情報を伝送する。具体的には、上記アップリンク情報を伝送するためのシンボルは、各基礎帯域における先頭から1つ又は2つのシンボルである。先頭から1つ又は2つのシンボルのうち、具体的にどのシンボルであるかは、システムのスケジューリングによって確定される。
LTEの規定によると、LTEで規定されたユニキャストのサブフレーム又はLTEで規定されたMBSFNのサブフレームにかかわらず、相応する制御情報を伝送するために、1つ以上のシンボルを保留する。このため、ダウンリンクのサブ周波数帯域1においても、制御情報の伝送のために、相応するシンボルを保留する必要がある。このとき、当該サブ周波数帯域と対応するアップリンクがないので、いずれの制御情報も不要となる。このため、ある程度のリソースの無駄が生じる。
以上の問題点に鑑みて、本発明は、LTE−Advancedシステムにて用いる、LTEから進化したMBSFN(以降、e−MBSFNと称する)のサブフレーム構造を提供する。図8に、当該サブフレーム構造の詳細を示す。同図に示すように、e−MBSFNのサブフレーム構造は、拡張CPを採用し、すなわち、サブフレームの長さは12個のOFDMシンボルの長さであって、LTEのMBSFNのサブフレームと一致している。セル固有の(Cell-specific)参照信号は、先頭から1つ又は2つのシンボルに相応するREで伝送される。同図において、R〜Rは、それぞれアンテナ0〜アンテナ3で伝送される、セル固有の参照信号を表す。具体的に、1つのシンボルを採用するか、又は、2つのシンボルを採用するかについては、基地局の送信アンテナの本数によって決めることができる。例えば、基地局のアンテナが4本であれば、2つのシンボルを採用し、基地局のアンテナが2本又は1本であれば、1つのシンボルを採用する。セル固有の参照信号の、先頭から1つ又は2つのシンボル上でのマッピング方法は、LTEの拡張CPを用いたユニキャストのサブフレーム構造で規定された先頭から1つ又は2つのシンボルの参照信号のマッピング方法と一致している。サブフレームにおける第3、第7、第11のシンボルには、MBSFN領域固有の(MBSFN area specific)参照信号を挿入しており、当該参照信号のサブフレームにおけるマッピング方法は、LTEで規定されたMBSFNのサブフレーム構造の相応するシンボルにおけるMBSFN領域固有の参照信号のマッピング方法と一致している。MBSFN領域固有の参照信号を除いた他のREの全ては、MBMS伝送に用いられる。
また、以上の問題点に鑑みて、本発明は、LTE−Advancedシステムにて用いる、LTEから進化したユニキャスト(以降、e−Unicastと称する)のサブフレーム構造を提供する。当該サブフレーム構造は、LTEで規定されたサブフレーム構造と全く一致するが、当該サブフレームは制御情報を伝送しない。すなわち、当該サブフレームの先頭から幾つかのシンボルを保留せず、サブフレームにおける参照信号以外の全てのREをデータ情報の送受信に用いる。
図9は、上記e−MBSFNのサブフレーム構造の応用実例を説明するための図である。同図に示すように、スケジューリングされたサブフレームのサブ周波数帯域2およびサブ周波数帯域3では、LTEで規定されたMBSFNのサブフレーム構造を採用してデータ伝送を行ない、サブ周波数帯域2におけるサブフレームの先頭から2つのシンボルはサブ周波数帯域Aに関する制御情報(PDCCH:Physical Downlink Control Channel、物理下りリンク制御チャネル)を含み、サブ周波数帯域3におけるサブフレームの先頭から2つのシンボルはサブ周波数帯域Bに関する制御情報を含んでいる。スケジューリングされたサブフレームのサブ周波数帯域1では、e−MBSFNのサブフレーム構造を採用してデータ伝送を行ない、サブ周波数帯域1におけるサブフレームではいずれの制御情報も伝送されない。この実例からみると、e−MBSFNのサブフレーム構造を採用することによって、当該構造を採用しない場合と比べ、リソースの無駄が発生する問題を有効に解決することができる。
また、図10は、e−Unicastのサブフレーム構造の応用実例を説明するための図である。同図に示すように、スケジューリングされたサブフレームのサブ周波数帯域2およびサブ周波数帯域3では、LTEで規定されたユニキャストのサブフレーム構造を採用してデータ伝送を行ない、サブ周波数帯域2におけるサブフレームの先頭から2つのシンボルはサブ周波数帯域Aに関する制御情報を含み、サブ周波数帯域3におけるサブフレームの先頭から2つのシンボルはサブ周波数帯域Bに関する制御情報を含んでいる。スケジューリングされたサブフレームのサブ周波数帯域1では、e−Unicastのサブフレーム構造を採用してデータ伝送を行ない、サブ周波数帯域1におけるサブフレームではいずれの制御情報も伝送されない。この実例からみると、e−Unicastのサブフレーム構造を採用することによって、当該構造を採用しない場合と比べ、リソースの無駄が発生する問題を有効に解決することができる。
LTEのユニキャストのサブフレームにおける制御情報と比べると、MBSFNのサブフレームにおける制御情報のシンボルは、アップリンクのUL grant(上りリンクグラント)情報のみを含み、ダウンリンクに関する配分情報を含まないので、状況によっては、LTEのMBSFNのサブフレームにおける制御情報のシンボルのリソースに無駄が生じる可能性がある。したがって、本発明では、1つのLTE−Advancedのスケジューリングされたサブフレームにおける複数のLTEのMBSFNのサブフレーム構造における制御情報を、1つのLTEのMBSFNのサブフレーム構造における制御情報に組合せて伝送することを提案する。図11に示すように、ダウンリンクのサブ周波数帯域3はLTEのMBSFNのサブフレーム構造を採用しており、その制御情報のシンボルは、アップリンクのサブ周波数帯域Aおよびサブ周波数帯域Bの、UL grant情報およびACK/NAK情報を含んでいる。ダウンリンクのサブ周波数帯域1およびサブ周波数帯域2は、e−MBSFNのサブフレーム構造を採用してデータ伝送することができる。また、図12は、サブフレームの構成をより明瞭に示す図である。同図に示すように、この構成によると、サブ周波数帯域1およびサブ周波数帯域2において無駄になっていた制御情報のシンボルを、MBMSの伝送に十分利用することが可能となる。
上述した構成に基づいて、LTE−AdvancedのUEが、相応するデータ情報を正確に受信しようとする場合、予め、相応するサブフレーム構造、並びに、アップリンクおよびダウンリンクの基礎帯域間のマッピングに関する情報を知らなければならない。図13は、LTE−Advancedシステムにおける送信機の処理を示すフローチャートであり、以下では、図13に基づいて、具体的に、基地局装置の処理の流れを説明する。基地局装置の処理の流れは下記の通りである。
ステップS1401:eNBは、伝送する制御情報のダウンリンクの基礎帯域を確定し、M2インタフェースを介して、所属のMCEに上記制御情報とダウンリンクの基礎帯域とのマッピング情報を送信する。
ステップS1402:MCEは、MBMSのスケジューリングを行ない、MBSFNのサブフレームの配分情報を決定する。当該配分情報には、どのサブフレームのどの基礎帯域にLTEのMBSFNのサブフレーム構造を採用するか、および、どのサブフレームのどの基礎帯域にe−MBSFNのサブフレーム構造を採用するかが含まれている。
ステップS1403:eNBは、ユニキャストサービスのスケジューリングを行なう。
ステップS1404:eNBは、上位レイヤのシグナリング信号を通じて、UEに、制御情報とダウンリンクの基礎帯域とのマッピング情報、およびMBSFNのサブフレームの配分情報を送信する。
ステップS1405:eNBは、ダウンリンクの基礎帯域において制御情報が伝送されるか否かを判断する。
ステップS1406:eNBは、ダウンリンクの基礎帯域において制御情報が伝送される場合、現在のダウンリンクの基礎帯域において現在スケジュールされているサブフレームが、MBSFNのサブフレームであるか否かを判断する。
ステップS1407:eNBは、現在のダウンリンクの基礎帯域において現在スケジュールされているサブフレームが、MBSFNのサブフレームである場合、LTEで規定されたMBSFNのサブフレーム構造を採用して、当該サブフレームの先頭から幾つかのシンボルでユニキャストサービスのダウンリンクの制御情報を伝送し、その他のシンボルでマルチキャストサービスの情報を伝送する。
ステップS1408:eNBは、現在のダウンリンクの基礎帯域において現在スケジュールされているサブフレームが、MBSFNのサブフレームではない場合、LTEで規定されたユニキャストのサブフレーム構造を採用し、当該サブフレームの先頭から幾つかのシンボルでユニキャストサービスのダウンリンクの制御情報を伝送し、その他のシンボルでユニキャストサービスの情報を伝送する。
ステップS1409:eNBは、ダウンリンクの基礎帯域において制御情報が伝送されない場合、現在のダウンリンクの基礎帯域において現在スケジュールされているサブフレームが、MBSFNのサブフレームであるか否かを判断する。
ステップS1410:eNBは、現在のダウンリンクの基礎帯域において現在スケジュールされているサブフレームが、MBSFNのサブフレームである場合、e−MBSFNのサブフレーム構造を採用し、当該サブフレームの全てのシンボルでマルチキャストサービス情報を伝送し、当該サブフレームの先頭から幾つかのシンボルの相応する位置でユニキャストサービスの参照信号を伝送する。
ステップS1411:eNBは、現在のダウンリンクの基礎帯域において現在スケジュールされているサブフレームが、MBSFNのサブフレームではない場合、e−Unicastのサブフレーム構造を採用し、当該サブフレームの全てのシンボルでユニキャストサービス情報を伝送する。
具体的に、図14は、LTE−Advancedシステムの受信機の処理を示すフローチャートであり、同図に示すように、UEの処理の流れは下記の通りである。
ステップS1501:UEは、上位レイヤのシグナリング信号の情報を受信して、制御情報とダウンリンクの基礎帯域とのマッピング情報、および各基礎帯域のMBSFNのサブフレームの配分情報を取得する。
ステップS1502:UEは、ダウンリンクの基礎帯域において制御情報が伝送されるか否かを判断する。
ステップS1503:UEは、ダウンリンクの基礎帯域において制御情報が伝送される場合、現在のダウンリンクの基礎帯域において現在スケジュールされているサブフレームが、MBSFNのサブフレームであるか否かを判断する。
ステップS1504:UEは、現在のダウンリンクの基礎帯域において現在スケジュールされているサブフレームが、MBSFNのサブフレームである場合、LTEで規定されたMBSFNのサブフレーム構造を採用してデータの受信を行ない、サブフレームの先頭から幾つかのシンボルを検出して、相応するユニキャストサービスの制御情報を受信する。
ステップS1505:UEは、当該サブフレームが当該ユーザのMBMSを含むか否かを判断する。
ステップS1506:UEは、当該サブフレームが当該ユーザのMBMSを含む場合、その他のシンボルで伝送されるマルチキャストサービス情報を受信する。
ステップS1507:UEは、当該サブフレームが当該ユーザのMBMSを含まない場合、当該ユーザはいずれの操作も行なわない。
ステップS1508:UEは、現在のダウンリンクの基礎帯域において現在スケジュールされているサブフレームが、MBSFNのサブフレームではない場合、LTEで規定されたユニキャストのサブフレーム構造を採用して受信を行ない、サブフレームの先頭から幾つかのシンボルを検出して、相応するユニキャストサービスの制御情報を受信する。
ステップS1509:UEは、受信したユニキャストサービスの制御情報によって、その他のシンボルで伝送されるユニキャストサービス情報を受信する。
ステップS1510:UEは、ダウンリンクの基礎帯域において制御情報が伝送されない場合、現在のダウンリンクの基礎帯域において現在スケジュールされているサブフレームが、MBSFNのサブフレームであるか否かを判断する。
ステップS1511:UEは、現在のダウンリンクの基礎帯域において現在スケジュールされているサブフレームが、MBSFNのサブフレームである場合、e−MBSFNのサブフレーム構造を採用して受信を行ない、先頭から幾つかのシンボルにおけるユニキャスト参照信号によってチャネル推定を行なう。
ステップS1512:UEは、当該サブフレームが当該ユーザのMBMSを含むか否かを判断する。
ステップS1513:UEは、当該サブフレームが当該ユーザのMBMSを含む場合、当該サブフレームで伝送されるマルチキャストサービス情報を受信する。
ステップS1514:UEは、当該サブフレームが当該ユーザのMBMSを含まない場合、当該ユーザはいずれの操作も行なわない。
ステップS1515:UEは、現在のダウンリンクの基礎帯域において現在スケジュールされているサブフレームが、MBSFNのサブフレームではない場合、ユーザはその他の基礎帯域から取得した制御情報によって、e−Unicastのサブフレーム構造を採用して、相応するユニキャストサービス情報を受信する。
上述したLTE−Advancedのダウンリンクの物理層処理方法、e−MBSFNのサブフレーム構造、e−Unicastのサブフレーム構造、および相応する信号によって、システムは、各基礎帯域において、MBMSとユニキャストとが柔軟に多重利用でき、有限の無線リソースが十分に利用できて、システムリソースの利用率を高める。さらに、このような構造は、設計が簡易であるとともに、システム設計の複雑さが低いので、実際に、システムおよびUEの需要を満足することができる。
以上のように、本発明に係る移動通信システムは、基地局装置および移動局装置から構成される、所定の総帯域幅が複数のダウンリンクキャリア周波数成分の集合より成る移動通信システムであって、前記基地局装置および前記移動局装置は、前記ダウンリンクキャリア周波数成分のそれぞれに対応するダウンリンクの物理層を、前記ダウンリンクキャリア周波数成分毎に処理し、前記複数のダウンリンクキャリア周波数成分の集合は、先頭の数シンボルに制御情報を含むサブフレーム構造の前記ダウンリンクキャリア周波数成分と、先頭の数シンボルに制御情報を含まないサブフレーム構造の前記ダウンリンクキャリア周波数成分と、を有することを特徴としている。
また、本発明に係る移動通信システムは、前記移動局装置は、前記制御情報を含むサブフレーム構造の前記ダウンリンクキャリア周波数成分から前記制御情報を受信する構成であってもよい。
また、本発明に係る移動通信システムは、前記移動局装置は、前記制御情報を受信した前記ダウンリンクキャリア周波数成分とは異なる前記ダウンリンクキャリア周波数成分からユニキャストサービスのデータを受信する構成であってもよい。
また、本発明に係る移動通信システムは、基地局装置および移動局装置から構成される、所定の総帯域幅が複数のダウンリンクキャリア周波数成分の集合より成る移動通信システムであって、前記基地局装置と前記移動局装置は、それぞれの前記ダウンリンクキャリア周波数成分に対応するダウンリンクの物理層を、それぞれの前記ダウンリンクキャリア周波数成分毎に処理し、前記ダウンリンクキャリア周波数成分には、前記ダウンリンクキャリア周波数成分に対応するアップリンクキャリア周波数のリソースを割り当てる上りリンクグラントと、前記ダウンリンクキャリア周波数成分に対応しないアップリンクキャリア周波数のリソースを割り当てる上りリンクグラントと、が配置されることを特徴としている。
また、本発明に係る移動通信システムは、基地局装置および移動局装置から構成される、所定の総帯域幅が複数のダウンリンクキャリア周波数成分の集合より成る移動通信システムであって、前記基地局装置および前記移動局装置は、前記ダウンリンクキャリア周波数成分のそれぞれに対応するダウンリンクの物理層を、前記ダウンリンクキャリア周波数成分毎に処理し、ユニキャストサービスおよびマルチメディアブロードキャスト・マルチキャストサービスを、それぞれ、異なる前記ダウンリンクキャリア周波数成分によって周波数分割多重伝送することを特徴としている。
また、本発明に係る移動通信システムは、前記基地局装置および前記移動局装置は、前記ダウンリンクキャリア周波数成分のそれぞれに対応するダウンリンクの物理層を処理するサブシステムのうちの第1部を、ユニキャストサービスの伝送のために用い、残りの第2部をマルチメディアブロードキャスト・マルチキャストサービスの伝送のために用いる構成であってもよい。
また、本発明に係る移動通信システムは、前記基地局装置および前記移動局装置は、ユニキャストサービスの伝送のために用いる前記第1部のサブシステムとして、ユニキャストのサブフレーム構造を採用し、マルチメディアブロードキャスト・マルチキャストサービスの伝送のために用いる前記第2部のサブシステムとして、マルチキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)のサブフレーム構造を採用する構成であってもよい。
また、本発明に係る移動通信システムは、前記基地局装置および前記移動局装置は、マルチメディアブロードキャスト・マルチキャストサービスの伝送のために用いる前記第2部のサブシステムとして、サブフレーム内の全ての直交周波数分割多重シンボルに拡張サイクリックプレフィックスを用い、先頭から1つ又は2つの直交周波数分割多重シンボルに、セル固有の参照信号参照信号を挿入し、他の直交周波数分割多重シンボルに、マルチキャスト単一周波数ネットワーク固有の参照信号を挿入し、サブフレームにおける参照信号以外の全てのリソース・エレメントをマルチメディアブロードキャスト・マルチキャストサービスの伝送のために用い、前記セル固有の参照信号およびマルチキャスト単一周波数ネットワーク固有の参照信号の挿入マッピングモードと、マルチキャスト単一周波数ネットワークのサブフレーム構造に対する挿入マッピングモードとが同一である、進化型のマルチキャスト単一周波数ネットワークのサブフレーム構造を採用する構成であってもよい。
また、本発明に係る移動通信システムは、前記基地局装置および前記移動局装置は、前記ダウンリンクキャリア周波数成分の少なくとも一部にて制御情報を伝送し、その他の前記ダウンリンクキャリア周波数成分において前記制御情報の伝送のために用いるリソース・エレメントを、ユニキャストサービス又はマルチメディアブロードキャスト・マルチキャストサービスのために用いる構成であってもよい。
また、本発明に係る移動通信システムは、基地局装置および移動局装置から構成される、所定の総帯域幅が複数のダウンリンクキャリア周波数成分の集合より成る移動通信システムであって、前記基地局装置は、前記ダウンリンクキャリア周波数成分のそれぞれに対応するダウンリンクの物理層における送信処理を、前記ダウンリンクキャリア周波数成分毎に行ない、前記移動局装置は、前記ダウンリンクキャリア周波数成分のそれぞれに対応するダウンリンクの物理層における受信処理を、前記ダウンリンクキャリア周波数成分毎に行ない、前記複数のダウンリンクキャリア周波数成分の集合は、先頭の1または複数のシンボルに下りリンクデータを送信するための制御情報を含む第1サブフレームを用いて前記下りリンクデータを伝送する前記ダウンリンクキャリア周波数成分と、先頭の1または複数のシンボルに前記制御情報を含まない第2サブフレームを用いて前記下りリンクデータを伝送する前記ダウンリンクキャリア周波数成分と、を含んでおり、前記基地局装置は、前記制御情報を伝送する場合は、前記第1サブフレームにて前記下りリンクデータを前記移動局装置に伝送するとともに、前記制御情報を伝送しない場合は、前記第2サブフレームにて前記下りリンクデータを前記移動局装置に伝送することを特徴としている。
また、本発明に係る移動通信システムは、基地局装置および移動局装置から構成される、所定の総帯域幅が複数のダウンリンクキャリア周波数成分の集合より成る移動通信システムであって、前記基地局装置は、前記ダウンリンクキャリア周波数成分のそれぞれに対応するダウンリンクの物理層における送信処理を、前記ダウンリンクキャリア周波数成分毎に行ない、前記移動局装置は、前記ダウンリンクキャリア周波数成分のそれぞれに対応するダウンリンクの物理層における受信処理を、前記ダウンリンクキャリア周波数成分毎に行ない、前記基地局装置は、前記ダウンリンクキャリア周波数成分に、当該ダウンリンクキャリア周波数成分に対応するアップリンクキャリア周波数のリソースを割り当てる上りリンクグラントと、当該ダウンリンクキャリア周波数成分に対応しないアップリンクキャリア周波数のリソースを割り当てる上りリンクグラントと、を含めることを特徴としている。
また、本発明に係る移動通信システムは、基地局装置および移動局装置から構成される、所定の総帯域幅が複数のダウンリンクキャリア周波数成分の集合より成る移動通信システムであって、前記基地局装置は、前記ダウンリンクキャリア周波数成分のそれぞれに対応するダウンリンクの物理層における送信処理を、前記ダウンリンクキャリア周波数成分毎に行ない、前記移動局装置は、前記ダウンリンクキャリア周波数成分のそれぞれに対応するダウンリンクの物理層における受信処理を、前記ダウンリンクキャリア周波数成分毎に行ない、前記基地局装置は、ユニキャストサービスのデータとマルチメディアブロードキャスト・マルチキャストサービスのデータとを、それぞれ異なる前記ダウンリンクキャリア周波数成分に多重して、前記移動局装置に伝送することを特徴としている。
以上のように、本発明は、LTE−Advancedシステムのダウンリンクの物理層処理方法を提供し、LTE−Advancedシステムの帯域幅は1つ以上のキャリア周波数成分(Component carrier)のサブ帯域幅の集合により成っており、LTE−Advancedシステムのダウンリンクの物理層処理方法は1つ以上のLTEシステムのダウンリンクの物理層処理方法により構成され、LTEシステムのダウンリンクの物理層処理方法のそれぞれは、1つのLTE−Advancedのキャリア周波数成分に対応するサービスを提供する。
好ましくは、LTEシステムのダウンリンクの物理層処理方法のそれぞれのIFFTのポイント数は、対応する上記キャリア周波数成分におけるサブ帯域幅の大きさによって決められる。
また、好ましくは、LTEシステムのダウンリンクの物理層処理方法のそれぞれのCPの長さは、対応する帯域幅のサブフレーム構造により決められる。
また、好ましくは、上記サブフレームの構造は、LTEシステムで規定され、かつ、ユニキャストサービスのデータ伝送に用いられるサブフレーム構造である。
また、好ましくは、上記サブフレームの構造は、LTEシステムで規定され、かつ、MBMSのデータ伝送に用いられるMBSFNのサブフレーム構造である。
また、好ましくは、上記サブフレームの構造は、e−MBSFNのサブフレーム構造であり、全てのシンボルは、長さが拡張されたCPを採用し、OFDMシンボル数とLTEのMBSFNのサブフレームにおけるOFDMシンボル数とは一致し、LTEの拡張CPを用いたユニキャストのサブフレーム構造で規定された先頭から1つ又は2つのシンボルの参照信号と同じマッピング方法を用いて、セル固有の参照信号を、先頭から1つ又は2つのシンボルにおける対応するREにマッピングし、LTEの拡張CPを用いたMBSFNのサブフレーム構造で規定されたMBSFN領域固有の参照信号と同じマッピング方法を用いて、e−MBSFN領域固有の参照信号を、e−MBSFNのサブフレームに挿入し、上記e−MBSFNのサブフレームにおけるe−MBSFN領域固有の参照信号を除いた他のREの全ては、e−MBMS伝送に用いられる。
また、好ましくは、上記サブフレームの構造は、e−Unicastのサブフレーム構造であり、当該e−Unicastのサブフレーム構造と、LTEで規定されるサブフレームの構造とは完全に一致し、e−Unicastのサブフレームの先頭部分における所定数のシンボルは、伝送される制御情報を保留しない。
また、好ましくは、UEは、上位レイヤのシグナリング信号を通じて、制御情報とダウンリンクの基礎帯域とのマッピング情報を取得する。具体的なステップは下記のとおりである。すなわち、基地局は、制御情報とダウンリンクの基礎帯域とのマッピング情報を確定し、ブロードキャストチャネルを通じて、制御情報とダウンリンクの基礎帯域との上記マッピング情報を報知する。そして、基地局は、M2インタフェースを通じて、所属のMCE(Multi-cell/Multicast Coordination Entity)に、制御情報とダウンリンクの基礎帯域との上記マッピング情報を送信する。そして、MCEは、MBMSのスケジューリングを行ない、MBSFNのサブフレームの配分情報を決め、M2インタフェースを通じて基地局装置(eNBまたはeNodeB)に上記MBSFNのサブフレームの配分情報を送信する。そして、基地局は、ブロードキャストチャネルを介して、全てのUEにMBSFNのサブフレームの配分情報を報知する。
また、好ましくは、上記MBSFNのサブフレームの配分情報は、LTEのMBSFNのサブフレーム構造を採用するサブフレームおよびサブ帯域幅、並びに、e−MBSFNのサブフレーム構造を採用するサブフレームおよびサブ帯域幅を含んでいる。
また、好ましくは、上記MBSFNのサブフレームの配分情報は、MBMS用のサブフレームおよびサブ帯域幅の伝送を指示するために用いられる。
また、好ましくは、LTEで規定されるMBSFNのサブフレーム構造を採用してMBMSデータを伝送するサブフレームの制御情報の伝送用シンボルは、アップリンクに対する1又は複数のサブ帯域幅のリソース配分情報およびACK/NAK情報を含んでいる。
本発明の第1方案として、ユニキャストサービスとMBMSとの多重化システムを提供し、当該多重化システムは、所定の総帯域幅が1又は複数のキャリア周波数成分における基礎帯域の集合により成っており、1又は複数の、LTEシステムのダウンリンクの物理層を処理するサブシステムを備え、LTEシステムのダウンリンクの物理層を処理する上記サブシステムのそれぞれは、1つのキャリア周波数成分に対応するサービスを提供し、ユニキャストサービスおよびMBMSを、それぞれ、異なるLTEシステムのダウンリンクの物理層を処理するサブシステムによって周波数分割多重伝送することを特徴とする。
本発明の第2方案として、ユニキャストサービスおよびMBMSの多重化方法を提供し、そのうち、所定のシステム総帯域幅が1又は複数のキャリア周波数成分における基礎帯域の集合により成っており、上記多重化方法は、各々が1つのキャリア周波数成分に対応してサービスするように、1又は複数の、LTEシステムのダウンリンクの物理層を処理するサブシステムを採用し、異なるLTEシステムのダウンリンクの物理層を処理する上記サブシステムによって、ユニキャストサービスおよびMBMSを多重伝送することを特徴とする。
好ましくは、1又は複数のLTEシステムのダウンリンクの物理層を処理するサブシステムのうち、第1部をユニキャストサービスの伝送のために用い、残りの第2部をMBMSの伝送のために用いる。更に好ましくは、上記ユニキャストサービスの伝送のために用いる第1部のサブシステムは、LTEシステムで規定されたユニキャストのサブフレームの構造を採用し、上記MBMSの伝送のために用いる第2部のサブシステムは、LTEシステムで規定されたMBSFNのサブフレーム構造を採用する。
また、上記ユニキャストサービスの伝送のために用いる第1部のサブシステムはe−Unicastのサブフレーム構造を採用し、当該e−Unicastのサブフレーム構造は、下記のとおりである。すなわち、サブフレームの構造がLTEシステムで規定されるサブフレームと同一であり、制御情報の伝送のためのREを保留することなく、REの全てをユニキャストサービスの伝送のために用いる。
また、上記MBMSの伝送のために用いる第2部のサブシステムはe−MBSFNのサブフレーム構造を採用し、当該e−MBSFNのサブフレーム構造は、下記のとおりである。すなわち、フレーム内の全ての直交周波数分割多重シンボルに拡張CPを用い、先頭から1つ又は2つの直交周波数分割多重シンボルにセル固有の参照信号を挿入し、他の直交周波数分割多重シンボルにMBSFN固有の参照信号を挿入し、サブフレームにおいて参照信号以外の全てのREをMBMSの伝送のために用い、上記セル固有の参照信号およびMBSFN固有の参照信号の挿入マッピングモードと、MBSFNのサブフレーム構造に対するLTEシステムで規定される挿入マッピングモードとが同一である。
また、好ましくは、上記1又は複数の基礎帯域のそれぞれは同じ幅である。また、上記1又は複数の基礎帯域における少なくとも1つは、その他の基礎帯域と異なる幅である。更に好ましくは、上記1又は複数の基礎帯域のそれぞれは、LTEシステムにより規定された全ての帯域幅から選択されたものである。
また、好ましくは、上記1又は複数のキャリア周波数成分の少なくとも一部で制御情報が伝送され、その他のキャリア周波数成分において制御情報の伝送のために用いるREは、ユニキャストサービス又はMBMSのために用いる。
本発明の第3方案として、ユニキャストサービスおよびMBMSの多重化送信方法を提供し、所定のシステム総帯域幅が1又は複数のキャリア周波数成分における基礎帯域の集合により成っており、かつ、上記1又は複数のキャリア周波数成分における少なくとも一部で制御情報を伝送し、上記多重化送信方法は、制御情報とダウンリンクの基礎帯域とのマッピング情報、およびMBSFNのサブフレームの配分情報を送信し、ダウンリンクの基礎帯域のそれぞれに対して以下のステップを行なう。すなわち、制御情報とダウンリンク基礎帯域との上記マッピング情報に基づいて、上記ダウンリンクの基礎帯域において制御情報が伝送されるか否かを判断する。そして、上記ダウンリンクの基礎帯域において上記制御情報が伝送されない場合、上記MBSFNのサブフレームの配分情報に基づいて、上記ダウンリンクの基礎帯域において現在スケジュールされているサブフレームがMBSFNのサブフレームであるか否かを判断する。そして、上記ダウンリンクの基礎帯域において現在スケジュールされている上記サブフレームがMBSFNのサブフレームである場合、e−MBSFNのサブフレーム構造を用いてMBMSを伝送し、上記ダウンリンクの基礎帯域において現在スケジュールされている上記サブフレームがMBSFNのサブフレームではない場合、e−Unicastのサブフレーム構造を用いてユニキャストサービスを伝送する。
好ましくは、上記多重化送信方法は、以下のステップを更に含む。すなわち、上記制御情報を伝送するダウンリンクの基礎帯域を確定し、上記MBMSのスケジューリングを行ない、MBSFNのサブフレームの配分情報を確定し、上記ユニキャストサービスのスケジューリングを行なう。
また、好ましくは、上記多重化送信方法は、以下のステップを更に含む。すなわち、上記ダウンリンクの基礎帯域において上記制御情報が伝送される場合、上記MBSFNのサブフレームの配分情報に基づいて、上記ダウンリンクの基礎帯域において現在スケジュールされているサブフレームがMBSFNのサブフレームであるか否かを判断する。そして、ダウンリンクの基礎帯域において現在スケジュールされている上記サブフレームがMBSFNのサブフレームである場合、LTEシステムで規定されたMBSFNのサブフレーム構造を用いてMBMSを伝送する。そして、上記ダウンリンクの基礎帯域において現在スケジュールされている上記サブフレームがマルチキャスト単一周波数ネットワークのサブフレームではない場合、LTEシステムで規定されたユニキャストのサブフレーム構造を用いて、ユニキャストサービスを伝送する。
本発明の第4方案として、ユニキャストサービスおよびMBMSの多重化受信方法を提供し、そのうち、所定のシステム総帯域幅が1又は複数のキャリア周波数成分における基礎帯域の集合により成っており、かつ、上記1又は複数のキャリア周波数成分における少なくとも一部で制御情報を伝送し、上記多重化受信方法は、制御情報とダウンリンクの基礎帯域とのマッピング情報、およびMBSFNのサブフレームの配分情報を取得し、ダウンリンクの基礎帯域のそれぞれに対して、以下のステップを行なう。すなわち、制御情報とダウンリンクの基礎帯域との上記マッピング情報に基づいて、上記ダウンリンクの基礎帯域において制御情報が伝送されたか否かを判断する。そして、上記ダウンリンクの基礎帯域において上記制御情報が伝送されてない場合、上記MBSFNのサブフレームの配分情報に基づいて、上記ダウンリンクの基礎帯域において現在スケジュールされているサブフレームであるか否かを判断する。そして、上記ダウンリンクの基礎帯域において現在スケジュールされている上記サブフレームがMBSFNのサブフレームである場合、当該MBSFNのサブフレームにおけるユニキャスト参照信号を用いてチャネルを推定し、当該MBSFNのサブフレームに、使用中のユーザ向けのMBMSが含まれているか否かを判断する。そして、上記MBSFNのサブフレームに、使用中のユーザ向けのMBMSが含まれている場合、e−MBSFNのサブフレームフォーマットに応じて、MBMSの受信を行なう。
好ましくは、上記多重化受信方法は、以下のステップを更に含む。すなわち、上記ダウンリンクの基礎帯域において現在スケジュールされている上記サブフレームがMBSFNのサブフレームではない場合、その他の基礎帯域から取得したユニキャストサービスの制御情報に基づいて、e−Unicastのサブフレームフォーマットに応じて、ユニキャストサービスの受信を行なう。
また、好ましくは、上記多重化受信方法は、以下のステップを更に含む。すなわち、上記ダウンリンクの基礎帯域において上記制御情報が伝送される場合、上記MBSFNのサブフレームの配分情報に基づいて、上記ダウンリンクの基礎帯域において現在スケジュールされている上記サブフレームがMBSFNのサブフレームであるか否かを判断する。そして、上記ダウンリンクの基礎帯域において現在スケジュールされている上記サブフレームがMBSFNのサブフレームである場合、MBSFNのサブフレームからユニキャストサービスの制御情報を受信して、当該MBSFNのサブフレームに、使用中のユーザ向けのMBMSが含まれている否かを判断する。そして、上記MBSFNのサブフレームに、使用中のユーザ向けのMBMSが含まれている場合、LTEで規定されるMBSFNのサブフレームフォーマットに応じて、MBMSの受信を行なう。そして、上記ダウンリンクの基礎帯域において現在スケジュールされている上記サブフレームがMBSFNのサブフレームではない場合、現在スケジュールされているサブフレームからユニキャストサービスの制御情報を受信して、LTEシステムで規定されるユニキャストのサブフレームフォーマットに応じて、ユニキャストサービスの受信を行なう。
以上の本発明の方案によれば、本発明は、LTE−Advancedの基礎帯域ごとに1つの物理層を処理する経路を形成し、かつ、新しいMBSFNのサブフレーム構造を採用して、スケジューリング方式により、ダウンリンクの制御情報に占有されるリソースを圧縮することができ、1つのスケジューリング・サブフレームの中において周波数分割多重方式によるユニキャストとMBMSとの多重利用を実現する。したがって、本発明は、従来のLTE−Advancedシステムにおいて、MBMSをスケジューリングし伝送する1つのサブフレーム中に1種類のサブフレームフォーマットのみを採用することにより発生するリソースの無駄を、有効に解決することができ、LTE−AdvancedシステムにおけるMBMSとユニキャストサービスとの多重伝送に応用できる。
前述の如く、本発明の詳細について具体的な実施の形態に基づき説明してきたが、本発明の範囲を逸脱しない限り、各種の変形が可能なのは明らかである。従って、本発明の範囲は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲のみならず、その範囲と均等なものにより定められるべきである。
本発明は、基地局装置および移動局装置から構成される移動通信システムに用いることができる。特に、ユニキャストサービスとマルチメディアブロードキャスト・マルチキャストサービスとを多重して伝送する移動通信システムに好適に用いることができる。
200 スケジューリングユニット
201 スクランブルユニット
202 変調ユニット
203 層マッピングユニット
204 プリエンコードユニット
205 リソースマッピングユニット
206 IFFTユニット
207 CP挿入ユニット
208 CP長情報取得ユニット
209 D/A変換ユニット
301 フィルタユニット
302 A/D変換ユニット
303 CP除去ユニット
304 CP長情報取得ユニット
305 FFTユニット
306 リソースマッピング解除ユニット
307 プリエンコード解除ユニット
308 層マッピング解除ユニット
309 復調ユニット
310 アンスクランブルユニット
311 データ組合せユニット

Claims (12)

  1. 基地局装置および移動局装置から構成される、所定の総帯域幅が複数のダウンリンクキャリア周波数成分の集合より成る移動通信システムであって、
    前記基地局装置および前記移動局装置は、前記ダウンリンクキャリア周波数成分のそれぞれに対応するダウンリンクの物理層を、前記ダウンリンクキャリア周波数成分毎に処理し、
    前記複数のダウンリンクキャリア周波数成分の集合は、先頭の数シンボルに制御情報を含むサブフレーム構造の前記ダウンリンクキャリア周波数成分と、先頭の数シンボルに制御情報を含まないサブフレーム構造の前記ダウンリンクキャリア周波数成分と、を有することを特徴とする移動通信システム。
  2. 前記移動局装置は、前記制御情報を含むサブフレーム構造の前記ダウンリンクキャリア周波数成分から前記制御情報を受信することを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  3. 前記移動局装置は、前記制御情報を受信した前記ダウンリンクキャリア周波数成分とは異なる前記ダウンリンクキャリア周波数成分からユニキャストサービスのデータを受信することを特徴とする請求項2に記載の移動通信システム。
  4. 基地局装置および移動局装置から構成される、所定の総帯域幅が複数のダウンリンクキャリア周波数成分の集合より成る移動通信システムであって、
    前記基地局装置と前記移動局装置は、それぞれの前記ダウンリンクキャリア周波数成分に対応するダウンリンクの物理層を、それぞれの前記ダウンリンクキャリア周波数成分毎に処理し、
    前記ダウンリンクキャリア周波数成分には、前記ダウンリンクキャリア周波数成分に対応するアップリンクキャリア周波数のリソースを割り当てる上りリンクグラントと、前記ダウンリンクキャリア周波数成分に対応しないアップリンクキャリア周波数のリソースを割り当てる上りリンクグラントと、が配置されることを特徴とする移動通信システム。
  5. 基地局装置および移動局装置から構成される、所定の総帯域幅が複数のダウンリンクキャリア周波数成分の集合より成る移動通信システムであって、
    前記基地局装置および前記移動局装置は、前記ダウンリンクキャリア周波数成分のそれぞれに対応するダウンリンクの物理層を、前記ダウンリンクキャリア周波数成分毎に処理し、
    ユニキャストサービスおよびマルチメディアブロードキャスト・マルチキャストサービスを、それぞれ、異なる前記ダウンリンクキャリア周波数成分によって周波数分割多重伝送することを特徴とする移動通信システム。
  6. 前記基地局装置および前記移動局装置は、前記ダウンリンクキャリア周波数成分のそれぞれに対応するダウンリンクの物理層を処理するサブシステムのうちの第1部を、ユニキャストサービスの伝送のために用い、残りの第2部をマルチメディアブロードキャスト・マルチキャストサービスの伝送のために用いることを特徴とする請求項5に記載の移動通信システム。
  7. 前記基地局装置および前記移動局装置は、ユニキャストサービスの伝送のために用いる前記第1部のサブシステムとして、ユニキャストのサブフレーム構造を採用し、
    マルチメディアブロードキャスト・マルチキャストサービスの伝送のために用いる前記第2部のサブシステムとして、マルチキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)のサブフレーム構造を採用することを特徴とする請求項6に記載の移動通信システム。
  8. 前記基地局装置および前記移動局装置は、マルチメディアブロードキャスト・マルチキャストサービスの伝送のために用いる前記第2部のサブシステムとして、
    サブフレーム内の全ての直交周波数分割多重シンボルに拡張サイクリックプレフィックスを用い、
    先頭から1つ又は2つの直交周波数分割多重シンボルに、セル固有の参照信号参照信号を挿入し、
    他の直交周波数分割多重シンボルに、マルチキャスト単一周波数ネットワーク固有の参照信号を挿入し、
    サブフレームにおける参照信号以外の全てのリソース・エレメントをマルチメディアブロードキャスト・マルチキャストサービスの伝送のために用い、
    前記セル固有の参照信号およびマルチキャスト単一周波数ネットワーク固有の参照信号の挿入マッピングモードと、マルチキャスト単一周波数ネットワークのサブフレーム構造に対する挿入マッピングモードとが同一である、進化型のマルチキャスト単一周波数ネットワークのサブフレーム構造を採用することを特徴とする請求項6または7に記載の移動通信システム。
  9. 前記基地局装置および前記移動局装置は、前記ダウンリンクキャリア周波数成分の少なくとも一部にて制御情報を伝送し、その他の前記ダウンリンクキャリア周波数成分において前記制御情報の伝送のために用いるリソース・エレメントを、ユニキャストサービス又はマルチメディアブロードキャスト・マルチキャストサービスのために用いることを特徴とする請求項5から8のいずれか1項に記載の移動通信システム。
  10. 基地局装置および移動局装置から構成される、所定の総帯域幅が複数のダウンリンクキャリア周波数成分の集合より成る移動通信システムであって、
    前記基地局装置は、前記ダウンリンクキャリア周波数成分のそれぞれに対応するダウンリンクの物理層における送信処理を、前記ダウンリンクキャリア周波数成分毎に行ない、
    前記移動局装置は、前記ダウンリンクキャリア周波数成分のそれぞれに対応するダウンリンクの物理層における受信処理を、前記ダウンリンクキャリア周波数成分毎に行ない、
    前記複数のダウンリンクキャリア周波数成分の集合は、先頭の1または複数のシンボルに下りリンクデータを送信するための制御情報を含む第1サブフレームを用いて前記下りリンクデータを伝送する前記ダウンリンクキャリア周波数成分と、先頭の1または複数のシンボルに前記制御情報を含まない第2サブフレームを用いて前記下りリンクデータを伝送する前記ダウンリンクキャリア周波数成分と、を含んでおり、
    前記基地局装置は、前記制御情報を伝送する場合は、前記第1サブフレームにて前記下りリンクデータを前記移動局装置に伝送するとともに、前記制御情報を伝送しない場合は、前記第2サブフレームにて前記下りリンクデータを前記移動局装置に伝送することを特徴とする移動通信システム。
  11. 基地局装置および移動局装置から構成される、所定の総帯域幅が複数のダウンリンクキャリア周波数成分の集合より成る移動通信システムであって、
    前記基地局装置は、前記ダウンリンクキャリア周波数成分のそれぞれに対応するダウンリンクの物理層における送信処理を、前記ダウンリンクキャリア周波数成分毎に行ない、
    前記移動局装置は、前記ダウンリンクキャリア周波数成分のそれぞれに対応するダウンリンクの物理層における受信処理を、前記ダウンリンクキャリア周波数成分毎に行ない、
    前記基地局装置は、前記ダウンリンクキャリア周波数成分に、当該ダウンリンクキャリア周波数成分に対応するアップリンクキャリア周波数のリソースを割り当てる上りリンクグラントと、当該ダウンリンクキャリア周波数成分に対応しないアップリンクキャリア周波数のリソースを割り当てる上りリンクグラントと、を含めることを特徴とする移動通信システム。
  12. 基地局装置および移動局装置から構成される、所定の総帯域幅が複数のダウンリンクキャリア周波数成分の集合より成る移動通信システムであって、
    前記基地局装置は、前記ダウンリンクキャリア周波数成分のそれぞれに対応するダウンリンクの物理層における送信処理を、前記ダウンリンクキャリア周波数成分毎に行ない、
    前記移動局装置は、前記ダウンリンクキャリア周波数成分のそれぞれに対応するダウンリンクの物理層における受信処理を、前記ダウンリンクキャリア周波数成分毎に行ない、
    前記基地局装置は、ユニキャストサービスのデータとマルチメディアブロードキャスト・マルチキャストサービスのデータとを、それぞれ異なる前記ダウンリンクキャリア周波数成分に多重して、前記移動局装置に伝送することを特徴とする移動通信システム。
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