JPWO2005096254A1 - Internally illuminated sign - Google Patents
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Abstract
サイン本体と、該サイン本体に前面側から取り付けられる前面板と、該前面板の背後に位置する表示部と、該表示部の背後に位置して表示部を内照する光源とを備え、前面板を取り外すことにより表示部をサイン本体の前側から取り外す構成の内照式サインであって、前記前面板の背面側と前記サイン本体との間にパッキン材を全周に亘って介在させ、該パッキン材を介して前記前面板を前側から前記サイン本体側に押圧する圧縮手段を備える。A sign body, a front plate attached to the sign body from the front side, a display unit positioned behind the front plate, and a light source positioned behind the display unit to illuminate the display unit, It is an internally illuminated sign configured to remove the display unit from the front side of the sign body by removing the face plate, and a packing material is interposed between the back side of the front plate and the sign body over the entire circumference, Compression means is provided for pressing the front plate from the front side to the sign body side through a packing material.
Description
本発明は、とりわけ屋外において好適に用いることができる内照式サインに関するものである。 The present invention particularly relates to an internally illuminated sign that can be suitably used outdoors.
光源としてELや導光板を用いて薄型とした内照式のサインとしては、例えば特許文献1において、板状本体と、透光性を有し板状本体の正面に設けられる広告等の表示部と、板状本体に内設され板状本体内部より表示部を照らす光源とを有する内照式サインボードにおいて、板状本体の少なくとも上部に設けられた収容部と、収容部へ出没自在に設けられたフックとを備え、板状本体を上下逆様にすることによって、少なくともフック先端が収容部内から板状本体の外部へ露出するものである内照式サインボードが開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載の如き従来の内照式サインでは、光源の水密性が低く光源に水分が接触して故障等の不具合の発生を招く恐れがあり、雨水に曝される屋外においては耐久性に問題があった。また表示内容の変更や、光源のメンテナンスが必要となった場合には前面側から表示部の取り外し等繁雑な作業が必要なものであった。
However, in the conventional internally illuminated sign as described in
本発明は上記の如き課題に鑑みてなされたものであり、光源の水密性が高く、表示内容の変更及び光源のメンテナンスに係わる作業を簡便なものとできる内照式サインを提供せんとするものである。 The present invention has been made in view of the problems as described above, and is intended to provide an internally illuminated sign that has a high light-tightness of a light source and can simplify work related to display content change and light source maintenance. It is.
上記課題を解決するため、本発明は次のような構成としている。
即ち、請求項1に係る本発明の内照式サインは、サイン本体と、該サイン本体に前面側から取り付けられる前面板と、該前面板の背後に位置する表示部と、該表示部の背後に位置して表示部を内照する光源とを備え、前面板を取り外すことにより表示部をサイン本体の前側から取り外す構成の内照式サインであって、前記前面板の背面側と前記サイン本体との間にパッキン材を全周に亘って介在させ、該パッキン材を介して前記前面板を前側から前記サイン本体側に押圧する圧縮手段を備えることを特徴とするものである。In order to solve the above problems, the present invention is configured as follows.
That is, the internally illuminated sign according to the first aspect of the present invention includes a sign body, a front plate attached to the sign body from the front side, a display unit located behind the front plate, and a rear side of the display unit. And a light source that internally illuminates the display unit, and is configured to remove the display unit from the front side of the sign body by removing the front plate, the backside of the front plate and the sign body And a compression means for pressing the front plate from the front side to the sign body side through the packing material.
次に、請求項2に係る本発明の内照式サインは、前記前面板は、前記表示部により兼ねられるものであることを特徴とするものである。
Next, the internally illuminated sign of the present invention according to
次に、請求項3に係る本発明の内照式サインは、前記前面板と前記サイン本体との間に透光性の中間板を備え、前記パッキン材として、前記前面板と前記中間板との間に挟まれる前側パッキン材と、前記中間板と前記サイン本体との間に挟まれる後側パッキン材とを備え、前記前側パッキン材を介して前記中間板に前記前面板を押圧する第1の圧縮手段と、前記後側パッキン材を介して前記サイン本体に前記中間板を押圧する第2の圧縮手段とを備えることを特徴とするものである。
Next, the internally illuminated sign of the present invention according to
次に、請求項4に係る本発明の内照式サインは、前記前面板は、前記サイン本体に取り付けられた枠体により保持され、該枠体は、前記サイン本体への取付部及び外側縁部に設けられた枢軸部を備えた固定部材と、前記枢軸部に嵌着される嵌着部を有して回動可能となされる可動部材とを相対向して備え、前記嵌着部が前期枢軸部に嵌着されて前記可動部材が前記枢軸部を支点に回動自在になされるとともに、前記可動部材と固定部材との間にバネが設けられ、該バネにより前記可動部材は閉合方向に付勢され、該バネの閉合方向への付勢力により前記可動部材が前記前側パッキン材の圧縮手段となされていることを特徴とするものである。
Next, in the internally illuminated sign of the present invention according to
次に、請求項5に係る本発明の内照式サインは、前記サイン本体は矩形であり、該サイン本体の四辺には開閉自在な可動部材が各々設けられ、該可動部材を閉合することにより前記前面板が前記サイン本体に保持され、閉合状態の前記可動部材を前記サイン本体に着脱可能に締結する締結手段を備えることを特徴とするものである。
Next, in the internally illuminated sign of the present invention according to
次に、請求項6に係る本発明の内照式サインは、前記可動部材と前記サイン本体との間にバネが設けられ、該バネにより前記可動部材は閉合方向に付勢され、該バネの閉合方向への付勢力により前記可動部材が前記圧縮手段となされていることを特徴とするものである。
Next, in the internally illuminated sign of the present invention according to
次に、請求項7に係る本発明の内照式サインは、前記前面板は、前記サイン本体に取り付けられた枠体により保持され、該枠体は、前記サイン本体への取付部及び外側縁部に設けられた枢軸部を備えた固定部材と、前記枢軸部に嵌着される嵌着部を有して回動可能となされる可動部材とを相対向して備え、前記嵌着部が前期枢軸部に嵌着されて前記可動部材が前記枢軸部を支点に回動自在になされ、前記枠体には前記サイン本体の四隅のうちの少なくとも二隅に隅部材が前記固定部材に取り付けられ、前記隅部材と前記可動部材とが着脱可能な締結手段により締結されていることを特徴とするものである。
Next, in the internally illuminated sign of the present invention according to
次に、請求項8に係る本発明の内照式サインは、前記サイン本体の背面には、上方にフードを有する換気口が形成されていることを特徴とするものである。 Next, the internally illuminated sign of the present invention according to claim 8 is characterized in that a ventilation port having a hood is formed on the back surface of the sign body.
次に、請求項9に係る本発明の内照式サインは、前記可動部材は閉合状態においてその先端部が前記前面板と当接し、かつ、閉合状態において前記可動部材の先端部と前記前面板との間に段差が生じないように、前記可動部材の先端部は先端に向けて徐々に薄肉とされていることを特徴とするものである。
Next, in the internal illumination type sign of the present invention according to
請求項1に係る本発明の内照式サインによれば、前面板の背面側とサイン本体との間にパッキン材を全周に亘って介在させ、該パッキン材を介して前面板を前側からサイン本体側に押圧する圧縮手段を備えることで、サイン本体の前側からの光源の水密性が高められ、更に圧縮手段を着脱することで、サイン本体から前面板を容易に取り外すことができ、簡便な作業で表示部の表示内容の変更及び光源のメンテナンスを行うことができる。
According to the internally illuminated sign of the present invention according to
請求項2に係る本発明の内照式サインによれば、表示部が前面板を兼ねることで、形成に係わる材料の低減に繋がり好ましい。
According to the internally illuminated sign of the present invention according to
請求項3に係る本発明の内照式サインによれば、前側パッキン材の第1の圧縮手段、後側パッキン材の第2の圧縮手段を各々着脱することで、それぞれ表示部の表示内容の変更、光源のメンテナンスを行うことができ、これらの作業が更に簡便なものとなり好ましい。
According to the internally illuminated sign of the present invention according to
請求項4に係る本発明の内照式サインによれば、可動部材を開閉することで容易に表示部の表示内容の変更ができ、また、可動部材をバネの付勢力によって閉合すれば圧縮手段となることで、表示部の表示内容の変更に係わる作業は極めて簡便且つ迅速なものすることができ好ましい。
According to the internally illuminated sign of the present invention according to
請求項5に係る本発明の内照式サインによれば、通常時においては可動部材の回動が規制されて前面板の保持が確実になされて悪戯や盗難等の防止ができ、締結手段による締結を外すことで表示部の表示内容の変更及び光源のメンテナンスが可能となされる。
According to the internally illuminated sign of the present invention according to
請求項6に係る本発明の内照式サインによれば、可動部材をバネの付勢力によって閉合すれば圧縮手段となることで、サイン本体の前側からの光源の水密性を高めることができ好ましい。
According to the internally illuminated sign of the present invention according to
請求項7に係る本発明の内照式サインによれば、通常時においては可動部材の回動が規制されて前面板の保持が確実になされて悪戯や盗難等の防止ができ、締結手段による締結を外すことで表示部の表示内容の変更及び光源のメンテナンスが可能となされるとともに、隅部材は矩形をなす隅に設けられていることで、前面板の交換時の邪魔になることがない。
According to the internally illuminated sign of the present invention according to
請求項8に係る本発明の内照式サインによれば、サイン本体内の湿気を放出できて結露の発生を防止することができ好ましい。 According to the internally illuminated sign of the present invention according to claim 8, it is preferable that moisture in the sign body can be released and condensation can be prevented.
請求項9に係る本発明の内照式サインによれば、閉合状態において可動部材に手指を引っ掛けることが困難であり、可動部材を容易に開放できず悪戯や盗難等を防止することができ好ましい。
According to the internally illuminated sign of the present invention according to
1 表示部
2 光源
3 前面板
4 背面板(サイン本体)
5 中間板
6 枠体
61 固定部材
62 可動部材
63 枢軸部
64 嵌着部
7 バネ
81 前側パッキン材
82 後側パッキン材
9 隅部材
10A 内照式サイン(第1の実施形態)
10B 内照式サイン(第2の実施形態)
10C 内照式サイン(第3の実施形態)
10D 内照式サイン(第4の実施形態)
10E 内照式サイン(第5の実施形態)1
5
10B internally illuminated sign (second embodiment)
10C internally illuminated sign (third embodiment)
10D internally illuminated sign (fourth embodiment)
10E internally illuminated sign (fifth embodiment)
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施形態の内照式サイン10Aを示す斜視図で、(a)は可動部材の閉合時、(b)は可動部材の開放時である。図2は、図1(a)のA−A線における断面図で、(a)は可動部材62の閉合時、(b)は可動部材62の開放時を示すものである。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. 1A and 1B are perspective views showing an internally illuminated
図1(a)に示すように、内照式サイン10Aは、周囲に枠体6が形成され、枠体6の内側に前面板3が設けられており、前面板3から発光による情報表示がなされる平面矩形のものである。また、枠体6は、図1(b)に示すように、固定部材61に対して可動部材62が開放されるようになされており、四辺の可動部材62の全てを開放することで前面板3及び表示部1が前面側から外れるようになされている、表示部1は、全周に亘って前側パッキン材81により囲まれている。
As shown in FIG. 1A, the internally illuminated
図2(a)に示すように、内照式サイン10Aは、前面側αから透明なポリカーボネートからなる前面板3が配置され、前面板3の背後に透光性の乳半白色のアクリル板に情報が描画されている表示部1が設けられている。表示部1の背後には、エレクトリックルミネセンスである面状の光源2が、表示部1の背後略全体に亘って配置されているが、光源2と表示部1との間には、透明なアクリル板である中間板5が設けられている。光源2の背後にはサイン本体として用いられている白色のアクリル板である背面板4が配置され、これらが一体に積層されることで、表示部1が発光して情報を表示する内照式サイン10Aが形成される。
As shown in FIG. 2A, the internally illuminated
表示部1や光源2等は、周囲に形成された枠体6により保持されているが、枠体6は比較的強度の高い背面板4に取り付けられ、前面側αに開放される可動部材62と、背面板4に固定された固定部材61とが相対向して備えられ、固定部材61及び可動部材62は同一断面が連続して形成されている押出形材からなるものである。固定部材61に設けられた取付部65にボルトB1が挿通され、ナットN1が螺着されることで固定部材61は背面板4に固定されており、固定部材61の外側縁部に設けられた枢軸部63に、可動部材62に備えられ円弧状内面を有する嵌着部64が回動可能に嵌着されて、可動部材62が枢軸部63を支点に開閉自在となされている。更に、可動部材62と固定部材61との間にはバネ7が設けられ、バネ7により可動部材62には閉合方向である矢印Y1の方向に付勢力が備えられている。
The
前面板3と中間板5との間には前側パッキン材81が挟まれているが、バネ7による閉合方向への付勢力により前面板3が背面側に押さえつけられることで、前側パッキン材81が圧縮されて、前面板3と中間板5との間に設けられている表示部1の水密性が高められている。また、背面板4と中間板5との間には後側パッキン材82が挟まれているが、固定部材61に備えられた段差部66と中間板5とが嵌着され、取付部65に挿通されたボルトB1に螺着したナットN1を締め込んでゆくことで、固定部材61が中間板5を背後側に押さえつけ、背面板4と中間板5とにより後側パッキン材82が圧縮されて、背面板4と中間板5との間に設けられている光源2の水密性が高められている。
Although the
バネ7は、可動部材62の開放角度が45度となされたときに開閉方向の付勢力が均衡する構造となされており、図2(b)に示すように、可動部材62の開放角度が約90度となされた場合には、バネ7による付勢力は開放方向である矢印Y2の方向となされる。可動部材62を開放することで、前面板3及び表示部1は枠体6等から前面側αに自由に取り外すことができ、表示部1の変更を容易に行うことができ、また、交換後も可動部材62を再度閉合することのみで、表示部1を水密性の高い状態に復帰させることができる。光源2のメンテナンス時には、前面板3や表示部1等を特に外すことなく、ナットN1を外して背面板4を背面側に取り外すことで容易に行うことができ、また、メンテナンス後に再度ナットN1を螺着するのみで、光源2を水密性の高い状態に復帰させることができる。前側パッキン材81については、可動部材62及びバネ7が第1の圧縮手段となり、後側パッキン材82については、ボルトB1及びナットN1が第2の圧縮手段となされ、それぞれの圧縮手段が別個に設けられていることで、表示部1の表示内容の交換と、光源2のメンテナンスは簡便な作業により行うことができる。
The
また、表示部1は前面板3を兼ねるものとしてもよい。例えば透光性の板状体の裏面側に印刷等により情報を描画して表示部1を形成し、表示部1と中間板5との間に前側パッキン材81を挟み込んで圧縮することで、描画された情報が水分から隔離されてその劣化度合いを小さくできる。
The
光源2については、エレクトリックルミネセンスを用いることで厚みが小さく面状の発光を行うことができるが、面状のものであれば特に限定されるものではなく、LEDを発光体として用いた導光板等、適宜のものを用いることができる。
The
前側パッキン材81及び後側パッキン材82を形成する材料としては、弾性を有する合成樹脂を好適に用いることができ、天然ゴムやブタジエンスチレンゴム、ネオプレン、ブタジエンアクリロニトリルゴム、クロロプレン重合体、ブチルゴム、エチレンプロピレンターポリマー、ウレタン樹脂、ポリイソブチレン樹脂、ポリエチレン樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体、シリコン樹脂、軟質及び硬質塩化ビニル樹脂、スチレン−ブタジエン系やポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリアミド系等のエラストマー等の各種合成ゴムや合成樹脂等からなる弾性材やそれらを発泡させたもの等を用いることができる。
As a material for forming the
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図3は、第2実施形態の内照式サイン10Bを示す斜視図で、(a)は可動部材の閉合時、(b)は可動部材の開放時を示すものである。図4は、図3(b)におけるB部及びC部の詳細図で、(a)がB部、(b)がC部を示すものである。図5は、図3(a)のD−D線における可動部材の閉合時及び開放時の状態を示す断面図で、(a)は可動部材の閉合時、(b)は可動部材の開放時である。図6及び図7は、図3(a)のE−E線及びF−F線における断面図である。尚、図3乃至図7においては、第1の実施形態と同一又は相当する部分には同一符号を付してある。 Next, a second embodiment of the present invention will be described. FIGS. 3A and 3B are perspective views showing the internally illuminated sign 10B of the second embodiment, wherein FIG. 3A shows when the movable member is closed, and FIG. 3B shows when the movable member is opened. 4A and 4B are detailed views of the B part and the C part in FIG. 3B, where FIG. 4A shows the B part and FIG. 4B shows the C part. 5A and 5B are cross-sectional views showing a state of the movable member when closed and opened along line DD in FIG. 3A, wherein FIG. 5A is when the movable member is closed, and FIG. 5B is a state when the movable member is opened. It is. 6 and 7 are cross-sectional views taken along lines EE and FF in FIG. In FIGS. 3 to 7, the same or corresponding parts as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals.
図3(a)に示すように、内照式サイン10Bは、周囲に枠体6が形成され、枠体6の内側には、その背面に表示部1を一体的に有する前面板3が設けられており、前面板3から発光による情報表示がなされる平面矩形のものである。枠体6の平面矩形を形成する四隅には、隅部材9が設けられている。枠体6の背面側には、光源(本図においては図示せず)を収納している照明駆体21が設けられている。また、図3(a)においては、便宜上、内照式サイン10Bの対象物への取り付け時に手前側が上方となるようにしているが、手前側にクランク状の吊り下げ用金具Hが、照明駆体21と枠体6との間に挟持されて取り付けられている。また、枠体6は、図3(b)に示すように、固定部材61に対して可動部材62が開放されるようになされており、四辺の可動部材62の全てを開放することで前面板3が前面側から外れるようになされている。また、前面板3の背面側には、照明駆体21内の光源や機器類等を保護する中間板5が設けられ、中間板5の前面の端縁付近は全周に亘って前側パッキン材81により囲まれている。
As shown in FIG. 3A, the internally illuminated
図4(a)に示すように、枠体6の四隅の内の一隅を占める隅部材9は、枠体6が延設される方向に沿ってビス止め部91が突設され、上方からビスB2がビス止め部91及び固定部材61に螺着されることで、隅部材9が固定部材61に取り付けられる。固定部材61の上面は、前側パッキン材81の上面より僅かに高くなされ、隅部材9が固定部材61に取り付けられることで、隅部材9と前側パッキン材81との間に隙間Sが設けられ、この隙間Sに前面板3の角部31が嵌入されて保持されることで、前面板3の可動部材62による本固定前の仮固定を行うことができる。
As shown in FIG. 4A, the
次に、図4(b)に示すように、枠体6の可動部材62が開放された状態で、固定部材61の前面板3側に切欠き部Kが設けられている。切欠き部Kは、作業者の手指が入る程度の大きさとなされ、表示部1の交換等において前面板3を取り外す必要が生じた場合に、作業者が切欠き部Kに手指を入れて前面板3を前面側にたわませることで、隅部材9と前側パッキン材81との間に嵌入されて仮固定されている前面板3を容易に取り外すことができるようになされている。
Next, as shown in FIG. 4B, a notch K is provided on the
図5に示すように、サイン本体として用いられる照明駆体21は、内側に折り返し部211が設けられた筺状となされ、内部に蛍光管である光源2が設けられている。この折り返し部211が後側パッキン材82の背面に配置されて背面板4として働くことで、後側パッキン材82は表示部1と背面板4との間に圧縮して挟まれる。枠体6は、前面側αに開放される可動部材62と、背面板4に固定された固定部材61とが相対向して備えられ、固定部材61及び可動部材62は同一断面が連続して形成されている押出形材からなるものである。固定部材61はプレートPにボルト部が溶接されたスタッドボルトB3を用いて照明駆体21の折り返し部211に取り付けられ、折り返し部211の下方からスタッドボルトB3が折り返し部211及び固定部材61に挿通され、ナットN3がスタッドボルトB3に螺着されることで固定される。スタッドボルトB3及びナットN3は、可動部材62の閉合時には可動部材62により隠されて周囲から見えることがないようになされている。固定部材61には、更にコーナー部材(本図においては図示せず)を嵌挿して取り付ける蟻溝状の取付溝67が、長さ方向に連続して設けられている。
As shown in FIG. 5, the
スタッドボルトB3のプレートPの上面と折り返し部211の下面との間には、新たなパッキン材を挟むか、防水性の接着剤等を充填することで、挿通されたスタッドボルトB3周辺から照明駆体21内に水分等が侵入するのを防止しておくのが好ましい。
A new packing material is sandwiched between the upper surface of the plate P of the stud bolt B3 and the lower surface of the folded
固定部材61には、下面が切り欠かれて一体に段差部66が設けられ、段差部66に中間板5の上端縁が嵌着されることで、固定部材61に挿通されたスタッドボルトB3に螺着したナットN3を締め込んでゆくことで、固定部材61が中間板5を背後側に押さえつけ、背面板4と中間板5とにより後側パッキン材82が圧縮されて照明駆体21内部の水密性が確保されている。
The fixing
また、クランク状の吊り下げ用金具Hは、その一端が固定部材61と折り曲げ部211との間に挟持され、かつ、スタッドボルトB3が挿通されて固定部材61とともにナットN3が螺着されることで折り曲げ部211に固定されて取り付けられている。内照式サイン10Bは、吊り下げ用金具Hに穿設された取付孔H1を用いて壁面や梁材等の取り付け対象物に吊り下げた状態で取り付けることができる。かかる方法にて吊り下げ用金具Hを取り付けていることで、照明駆体21にリベット孔等を穿設して取り付ける必要がなく、照明駆体21の水密性を確保でき、かつ、強固に内照式サイン10Bに吊り下げ用金具Hを設けることができ得る。
In addition, one end of the crank-shaped hanging bracket H is sandwiched between the fixing
更にまた、枠体6の固定部材61の外側縁部に設けられた枢軸部63に、可動部材62に備えられ円弧状内面を有する嵌着部64が回動可能に嵌着されて、可動部材62が枢軸部63を支点に開閉自在となされている。更に、可動部材62と固定部材61との間には板バネであるバネ7が設けられ、バネ7は、可動部材62の開放角度が約45度となされたときに開閉方向の付勢力が均衡する構造となされており、閉合状態では図5(a)に示す矢印Y1の方向に付勢力がかけられて、前面板3を背面側に押し付けることで前側パッキン材81が圧縮されて、前面板3と中間板5との間への水分等の侵入を防止することができる。前面板3を取り外す必要が生じた場合には、図5(b)に示すように、可動部材62を矢印Y2の方向に回動させて開放することができるが、可動部材62の開放角度が約45度を超えた時点でバネ7による付勢力は開放方向である矢印Y2の方向となされ、バネ7の付勢力により可動部材62の開放状態が維持され、前面板3の取り外し及び取り付けを容易に行うことができる。
Furthermore, a
可動部材62を開放することで、前面板3は枠体6等から前面側αに自由に取り外すことができ、表示部1の変更を容易に行うことができ、また、交換後も可動部材62を再度閉合することのみで、表示部1を水密性の高い状態に復帰させることができる。矢印Y1及びY2の方向に付勢力を加えているのはバネ7であるから、かかる開放及び閉合はバネ7の弾性が失われるまで可能であり、頻繁に前面板3の付け外しを行う用途にも好適に用いることができる。
By opening the
図6に示すように、隅部材9と一体に設けられたビス止め部91が固定部材61と可動部材62との間に嵌入され、ビス止め部91に挿通されたビスB2が固定部材61の取付溝67に嵌着されたコーナー部材Cに螺着されることで、ビス止め部91が固定部材61に固定され、以て隅部材9が固定部材61に取り付けられる。コーナー部材Cは直角に屈曲した板状体で、枠体6の四隅を直角に保つために取付溝67に嵌着されてボルト等により固定部材61に取り付けられるものであり、ビス止め部91が配置される場所には必ず配置されているものである。更に、ビス止め部91には、側面にねじ孔911が刻設されるとともに、そのねじ孔911に可動部材62の側面から閉合された状態の可動部材62に挿通されたビス(以下、締結手段と称す)B4が螺着される。ねじ孔911が予め刻設されていることで、締結手段B4は着脱自在となされるが、閉合時に締結手段B4が螺着されていることで、可動部材62の閉合はバネ7の付勢力のみに頼ることがなくなり、突風等による外力により可動部材62が開放状態となるのを防ぐことができる。また、締結手段B4は、その着脱を特殊工具により行うようにすれば、悪戯や盗難等による前面板3(及び/又は表示部1)の亡失を防止でき好ましい。
As shown in FIG. 6, the
隅部材9は、形成する材料を特に限定するものではなく、合成樹脂、金属、無機材料等を用いることができるが、ビス止め部91により固定部材61に取り付けるにおいては機械的強度及び靱性の高い金属材料を用いるのが好ましく、ビス止め部91等の複雑な形状を一体に形成できるアルミニウム、亜鉛等の鋳物やダイカストを好適に用いることができる。また、締結手段B4により平面矩形の四辺を固定するのには、四隅の内の二隅に隅部材9を設け、それらに締結手段B4により計四箇所で可動部材62を締結すれば締結手段B4による締結箇所も少なくできるが、枠体6が大型である場合等では、四隅にそれぞれ設けた隅部材9の全てに締結手段B4により計八箇所で締結することで、可動部材62の固定をより確実なものとしてもよい。
The material for forming the
固定部材61、可動部材62、隅部材9及びコーナー部材Cを用いることで、枠体6を形成するには固定部材61と可動部材62とを所定の長さに切断し、コーナー部材C及び隅部材9を取り付けることで形成でき、作業が容易となるとともに、枠体6の大きさが様々なものであっても固定部材61と可動部材62とを任意の長さに切断して対応でき、部材類を共通のものとして部材点数の低減及びオーダーに対する迅速な対応が可能となり得る。
By using the fixed
図7に示すように、切欠き部Kは、固定部材61の段差部66の一部が切り欠かれて形成され、取付溝67の一方の壁面が切除された状態となることで幅が拡大されて、前面板3の付け外しの作業が行い易くなされている。
As shown in FIG. 7, the notch portion K is formed by cutting out a part of the stepped
本実施形態において、表示部1は前面板3に設けられたもので、前面板3は透光性の板状体であり、その裏面側に印刷等により情報を描画して表示部1を形成しているものである。かかる前面板3を用いることで、前側パッキン材81により前面板3の背面側に配置された表示部1への水分等の侵入が防止され、水分による屈折により描画された情報が滲んで見えたり、水分の接触による劣化の促進等を防止することができる。但し、表示部1は前面板3に設けられるものに限定されず、例えば前面板3の背後に白色のアクリル板に情報が描画された別体の表示部1を設けるようにすることもできる。
In the present embodiment, the
本実施形態においては光源2として蛍光管を用いているが、特に限定されるものではなくハロゲンランプ、メタルハライドランプ、キセノンランプ、冷陰極管、発光ダイオード(LED)等も用いることができ、更にはエレクトリックルミネセンスやLED等を用いた導光板等を用いることで小さい厚みで面状の発光を行うようにすることもできる。
In the present embodiment, a fluorescent tube is used as the
前側パッキン材81及び後側パッキン材82を形成する材料としては、第1の実施形態と同様に、弾性を有し、かつ、耐水性の高い合成樹脂を好適に用いることができ、天然ゴムやブタジエンスチレンゴム、ネオプレン、ブタジエンアクリロニトリルゴム、クロロプレン重合体、ブチルゴム、エチレンプロピレンターポリマー、ウレタン樹脂、ポリイソブチレン樹脂、ポリエチレン樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体、シリコン樹脂、軟質及び硬質塩化ビニル樹脂、スチレン−ブタジエン系やポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリアミド系等のエラストマー等の各種合成ゴムや合成樹脂等からなる弾性材やそれらを発泡させたもの等を用いることができる。
As a material for forming the
以上、本発明の第1の実施形態及び第2の実施形態について説明したが、本発明は第1の実施形態及び第2の実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、図8乃至図10は、第2の実施形態を変更した各実施形態を示すものであり、第2の実施形態と同一又は相当部分には同一符号を付してその説明を省略する。 Although the first embodiment and the second embodiment of the present invention have been described above, the present invention is not limited to the first embodiment and the second embodiment, and various modifications can be made. For example, FIG. 8 to FIG. 10 show the modified embodiments of the second embodiment, and the same or corresponding parts as those of the second embodiment are denoted by the same reference numerals and the description thereof is omitted.
図8は、第2の実施形態を変更した第3の実施形態の内照式サイン10Cであって、照明駆体21の折り返し部211の内側縁部を延長させて前面側αに向けてコ字状に折り曲げることで、折り返し部211の内側縁部全周に亘って雨樋の機能を有する折曲溝部212が設けられている。折曲溝部212は、その前面側先端部を枠体6の固定部材61の段差部66に嵌着させており、固定部材61に挿通されたスタッドボルトB3に螺着したナットN3を締め込んで前面側先端部が固定部材61の段差部66に押えつけられることで、中間板5として働くようになされている。照明駆体21の折曲溝部212が中間板5として働くことで、中間板5と後側パッキン材82とを省略することができ、前側パッキン材81は前面板3と照明駆体21の折曲溝部212との間に圧縮して挟まれている。以上の点が第2の実施形態と異なっており、他の点は第2の実施形態と同様である。
FIG. 8 shows an internally illuminated
照明駆体21の折り返し部211の内側縁部全周に亘って雨樋の機能を有する折曲溝部212が設けられたことで、降雨時等に吊り下げ用金具Hと固定部材61との間等の小隙間から水分等が浸入しても、水分等は照明駆体21の折曲溝部212内に流れ落ちて受け止められる。照明駆体21の折曲溝部212内に受け止められた水分等は、折曲溝部212の前面側先端部が固定部材61の段差部66に押えつけられ、かつ、折曲溝部212と前面板3との間に前側パッキン材81が圧縮して挟まれていることで、照明駆体21内に浸入することはなく、折曲溝部212内を流れて照明駆体21の側面下端部に折曲溝部212に臨んで開口された排出口(本図においては図示せず)から外部に排出される。これにより、照明駆体21の内部での浸入水等による光源2の故障等を防止できる。
The
図9は、第2の実施形態を変更した第4の実施形態の内照式サイン10Dであって、照明駆体21の背面に水平方向に細長いスリット状の換気口213が開口されるとともに、照明駆体21の背面に換気口213の上方を覆うように下面開放ボックス状フード214が設けられている点が第2の実施形態と異なっており、他の点は第2の実施形態と同様である。
FIG. 9 shows an internally-illuminated
照明駆体21の背面に換気口213が開口されたことで、光源2の発熱により照明駆体21の内部に湿気が発生しても、その湿気は換気口213からフード214内を通って外部に放出される。このため、照明駆体21の内部では湿気による結露の発生を防止でき、結露による光源2の故障等を防止できる。また、照明駆体21の背面に換気口213の上方を覆うように下面開口ボックス状のフード214が設けられたことで、換気口213から照明駆体21の内部への雨水等の防止できる。
Since the
図10は、第2の実施形態を変更した第5の実施形態の内照式サイン10Eであって、枠体6の可動部材62の内側縁部に先端部を先端に向けて徐々に薄肉とした先端リップ部68が延長させて設けられている。先端リップ部68は、枠体6の可動部材62が閉合された状態で、先端部を変形させながら前面板3の表面に当接して押し付けられるようになされている。先端リップ部68は、先端部を先端に向けて徐々に薄肉としたことで、先端部を変形させながら前面板3の表面に押し付けた状態では、先端が前面板3の表面との間に段差が生じないようになっている。以上の点が第2の実施形態と異なっており、他の点は第2の実施形態と同様である。
FIG. 10 shows an internally-illuminated sign 10E according to the fifth embodiment, which is a modification of the second embodiment, and is gradually thinned with the tip end toward the tip at the inner edge of the
枠体6の可動部材62の内側縁部に先端部を先端に向けて徐々に薄肉とした先端リップ部68を設けたことにより、枠体6の可動部材62を閉合した状態では、可動部材62の先端リップ部68の先端が前面板3の表面との間に段差が生じないように前面板3に押し付けられているので、可動部材62の先端リップ部68に手指を掛けることができない。従って、枠体6の可動部材62は先端リップ部68に特殊工具等を差込まない限り開放することができず、可動部材62を容易に開放することは困難である。これにより、悪戯や盗難等による前面板3(及び/又は表示部1)の持ち去り等を防止できる。
In the state where the
図11は、第2の実施形態の内照式サイン10Bの取付例を示すものであって、取り付け対象物Tに予めアンカーボルトB5をその先端部を突出して埋設し、このアンカーボルトB5の先端部に吊り下げ用金具Hの取付孔H1を嵌挿し、アンカーボルトB5の先端部から螺着した特殊ナットN5を締め込んで吊り下げ用金具Hを固定することで、取り付け対象物Tに内照式サイン10Bを取り付けている。特殊ナットN5は、通常の工具では締弛が不可能なナットであり、管理者のみが保有する専用の工具により締弛が可能となるものである。特殊ナットN5は、例えば締弛を行う頭部が極めて特殊な形状に形成されており、この特殊な形状の頭部に嵌め合わせ可能な特殊な専用の工具を使用することによってのみ、締めたり弛めたりすることができるようになされている。 FIG. 11 shows an example of attachment of the internally illuminated sign 10B of the second embodiment. An anchor bolt B5 is previously embedded in the attachment target T so that its tip protrudes, and the tip of the anchor bolt B5 is embedded. The mounting hole H1 of the hanging metal fitting H is inserted into the part, the special nut N5 screwed from the tip of the anchor bolt B5 is tightened, and the hanging metal fitting H is fixed, so that the attachment object T is internally illuminated. An expression sign 10B is attached. The special nut N5 is a nut that cannot be tightened with a normal tool, and can be tightened with a dedicated tool owned only by an administrator. In the special nut N5, for example, the head for tightening / loosening is formed in a very special shape, and tightening / loosening is performed only by using a special dedicated tool that can be fitted to the head of the special shape. It is made to be able to meditate.
取り付け対象物Tに内照式サイン10Bを特殊ナットN5によって取り付けたことにより、特殊な専用工具等を用いない限り特殊ナットN5を締めたり弛めたりすることができず、取り付け対象物Tから内照式サイン10Bを無断で取り外して持ち去る等の悪戯や盗難等を防止できる。 By attaching the internally illuminated sign 10B to the attachment target T with the special nut N5, the special nut N5 cannot be tightened or loosened unless a special dedicated tool or the like is used. It is possible to prevent mischief or theft such as removing the illuminated sign 10B without permission.
尚、図11に示す取付例では、取り付け対象物Tに予めアンカーボルトB5を埋設し、このアンカーボルトB5に特殊ナットN5を螺着することで内照式サイン10Bを取り付け対象物Tに取り付けているが、取り付け対象物Tに予めアンカーナットを埋設するとともに、管理者のみが保有する専用の工具により締弛が可能な特殊ボルトを吊り下げ用金具Hの取付孔H1に挿通し、この特殊ボルトをアンカーナットに螺着して吊り下げ用金具Hを固定することで、取り付け対象物Tに内照式サイン10Bを取り付けるようにすることもできる。 In the mounting example shown in FIG. 11, an anchor bolt B5 is embedded in the mounting target T in advance, and a special nut N5 is screwed onto the anchor bolt B5 so that the internally illuminated sign 10B is mounted on the mounting target T. However, an anchor nut is embedded in the mounting object T in advance, and a special bolt that can be tightened or loosened by a special tool owned only by the administrator is inserted into the mounting hole H1 of the hanging metal fitting H, and this special bolt. It is also possible to attach the internally illuminated sign 10B to the attachment target T by fixing the suspension metal fitting H by screwing to the anchor nut.
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