近年、動物を飼う人口が特に増えてきており、動物愛護法も制定されて、動物の愛護や管理が一定の基準で義務付けられるようになった。そのような中で、特にイヌについては、家族の一員として扱う傾向があり、その健康にも十分注意が払われるようになっている。例えば、病気にかかれば獣医の診断を受け血液検査を行うことが通常となり、人間に近い治療も行われている。ところで、歯磨きを考えた場合、イヌはヒトと違って手操作ができないため、ブラッシング動作を行うことは不可能である。そのためブラッシングを行わないイヌ用の簡単な歯磨き具が種々上市されている。しかし、それらもいわゆる遊び具として位置づけられるものであり、医学的に見た場合、ヒトが行う歯磨きのように効果的なものではない。一方では、例えば、ヒトがイヌの歯磨き行為を補助すれば、ヒトと同様な歯磨き効果を得ることができるものと考えられる。ところで、ヒトが歯磨きを行う際に通常用いる歯ブラシとしては、近年、超音波歯ブラシが人気となっている。当然、この超音波歯ブラシは振動部にブラシ毛が植毛されたものである。超音波歯ブラシを示すものとして、例えば、電源と、超音波電流発生部と、超音波振動子とが組み込まれた構成が一般的である（例えば、特許文献１米国特許５１３８７３３号公報、特許文献２特願２００３−１９０６５５号公報、参照）超音波振動をヒトの歯、歯茎、及び口腔に伝えると、柔らかい歯垢がゆるめられて除去されるのである。更にこの際、口膣内の唾液や液状化した歯磨き剤の中にキャビテーションを発生させ、歯の表面に付着した歯垢細菌のバクテリアの繊毛や不溶性グルカンを破壊し、連鎖を解くことでも歯垢を除去する。また、このような超音波歯ブラシに電気的な改良を加え、歯ブラシをマイナス極、ヒトをプラス極として電圧を加え、口膣内にマイナスイオンを発生させて清浄する方法が開発されている（例えば、特許文献３特願２００３−１２８９１号公報参照）。このようにマイナスイオンを発生させると、上述したようなイオンによる電気的な架橋結合が解除され、歯垢が除去されることを目的としている。 In recent years, the population of animals has increased particularly, and the Animal Welfare Law has been enacted, and the protection and management of animals has become mandatory under certain standards. Under such circumstances, dogs, in particular, tend to be treated as family members, and attention is paid to their health. For example, it is common to have a veterinary diagnosis and blood test if a disease occurs, and treatment close to that of human beings is also performed. By the way, when considering brushing teeth, it is impossible to perform a brushing operation because dogs cannot be operated manually unlike humans. For this reason, various simple toothpastes for dogs without brushing are on the market. However, they are also positioned as so-called play equipment, and are not as effective as toothpaste performed by humans from a medical point of view. On the other hand, for example, if a human assists a dog's brushing action, it is considered that the same brushing effect as that of a human can be obtained. Incidentally, in recent years, ultrasonic toothbrushes have become popular as toothbrushes that are usually used when humans brush their teeth. Naturally, this ultrasonic toothbrush has brush hairs implanted in the vibration part. As an example of an ultrasonic toothbrush, for example, a configuration in which a power source, an ultrasonic current generator, and an ultrasonic transducer are incorporated is common (for example, Patent Document 1 US Pat. No. 5,138,733, Patent Document 2). (See Japanese Patent Application No. 2003-190655) When ultrasonic vibration is transmitted to human teeth, gums and oral cavity, soft plaque is loosened and removed. Furthermore, at this time, cavitation occurs in the saliva and liquefied dentifrice in the mouth and vagina, destroying bacterial cilia and insoluble glucans of plaque bacteria adhering to the tooth surface, and releasing the chain Remove. In addition, electrical improvements have been made to such ultrasonic toothbrushes, and a method has been developed in which a voltage is applied with the toothbrush as the negative pole and the human as the positive pole to generate negative ions in the mouth and vagina to clean them (for example, Patent Document 3 Japanese Patent Application No. 2003-12891). When negative ions are generated in this way, the purpose is to release electrical cross-linking by the ions as described above and to remove plaque.
本発明をより詳細に説述するために、最良の形態を添付の図面に従って説明する。
図１、本発明の一実施形態に係る動物用歯ブラシを示している。
図１（ａ）は動物用歯ブラシを正面から見た図であり、図１（ｂ）は動物用歯ブラシを裏面から見た図であり、図１（ｃ）は動物用歯ブラシを側面から見た図である。尚、この動物用歯ブラシ１は、イヌに好適な歯磨きの例として示した。
この動物用歯ブラシ１は、動物が咥え易くするために棒状に形成された歯ブラシ本体２を有している。歯ブラシ本体２は、動物が咥える被咥え部３と、動物が被咥え部３を咥えている間に、ヒトが歯ブラシ本体２を把持するための把持部４とから構成されている。そのため、ヒトが把持する部分と動物が咥える部分との境界が明白になり、これを目印として動物の歯磨き作業を行えば、誤って動物がヒトの手を噛んでしまう危険を防止することができる。また、把持部４をグリップし易い形状にしたり、滑り難い材料を用いたり又は滑り止め用の凹凸を形成すると、動物に対して扱い易くなる。因みに、動物がイヌである場合は、引き込む力が大きいために上記のように握り力を維持できることが大事である。
把持部４と被咥え部３との間、すなわち境には、動物の唾液の把持部への流れを阻止するための仕切りが形成されている。この仕切りは、後述するように、例えばカップリング部材５に鍔部５ａを設けることで形成されている。
被咥え部３の表面側の覆い部６（図３参照）は、弾性部材であるゴム材料（例えば、生ゴム、合成ゴ厶等）を使って射出成形により形成される。ゴム材料としては、例えば、復元力に優れ且つゴムかすが発生し難い生ゴムが好ましく選択される。そのため、動物にとって被咥え部３を加えたときの咥え心地が良くなり、特にイヌに用いる場合には、イヌの習性により自ら積極的に咥えるようになり、歯磨き作業が容易になる。
被咥え部３の覆い部６には、棒状の歯ブラシ本体２の軸方向に沿って多数の輪環状突起６ａが形成されている。このように棒状の歯ブラシ本体２の軸方向に沿って多数の輪環状突起６ａが形成されると、被咥え部３の表面と動物が出す唾液等との接触面積が大きくなり、超音波振動を効率的に動物の歯に伝達することができる。また、輪環状突起６ａが噛み抵抗を有するために動物の口から歯ブラシ本体２が容易に離脱するようなことが防止される。
被咥え部３の覆い部６と把持部４とは、カップリング部材５を用いて両者連結されており、カップリング部材５の回転操作により、覆い部６と把持部４との取り外し又は取り付けが容易に可能である。そのため、長年使用されることにより、覆い部６が、損傷したり、また経済的に劣化したりしても、迅速に新しいものと交換することができる。このカップリング部材５には、動物の唾液等が把持部４に流れてこないようにするため、鰐部５ａが形成されている。そのため動物の歯磨き中に把持部４を握った手に動物の唾液等が付着することがなく、ヒトにとって衛生的に動物の歯磨きを行うことができる。
一方、把持部４の被咥え部３側には、後述する超音波振動発生手段を起動させるためのスイッチＳが設けられている。把持部４を握った状態で容易にこのスイッチＳをＯＮ／ＯＦＦすることができ、振動を発生させたり、またその振動を止めたりすることが可能である。すなわち把持部４を手で握りながらワンタッチでスイッチＳを操作することができ極めて便利である。
把持部４にはストラップを取り付けることが可能である。
把持部４のスイッチＳが設けられた付近には、緑色ランプ８Ｇと黄色ランプ８Ｙと赤色ランプ８Ｒとが設けられている。緑色ランプ８Ｇは超音波振動が発生しているとき点灯し、黄色ランプ８Ｙは歯ブラシを充電しているときに点灯し、赤色ランプ８Ｒは超音波振動が止むまでの時間が１分以内にあるときに表示される。把持部４の表面の一部には、内部に設けられた電源部と導通する導電体９が露出して設けられている。この導電体９に手の平を当て、且つスイッチＳに親指を当てた状態で把持分４を握ることが好ましい。
図２は、図１のＡ−Ａ線に沿う断面を示しており、また図３は、その部品の分解図である。動物用歯ブラシ１の覆い図６には、その中心軸に沿って中空部が形成されている。この中空部は小穴６ｄと大穴６ｃとが連通されてなり、小穴６ｄは矩形状に、また大穴６ｃは円形状に形成されている。この小穴６ｄと大穴６ｃとよりなる中空部に支持部１２が挿入されることとなる。支持部１２は矩形状の細部１２ａと円筒状の太部１２ｂとよりなり太部１２ｂの下端には径大のフランジ部１２ｃが形成されている。なお支持部１２は、このフランジ部１２ｃを介して後述する把持部４の外側にあるカバー体４１に固定されている。支持部１２には、その中心軸に沿って軸方向位置を相互に違えながら２箇所に振動体である振動伝達体１０が設けられている。
すなわち振動伝達体１０は、支持部１２の長手方向位置を違えながら、且つ反対方向に２箇所に形成されている。
材料は、軽量化の観点からジュラルミン製が好ましい。また、振動伝達体１０は図４に示すような断面略コ字状をし、その一部分には切欠が形成されており、支持部１２に埋め込まれた場合確実に固定される。
振動伝達体１０の裏側には振動体である超音波振動子１１が接着固定されている。該超音波振動子１１がこれと導通された後述する電気回路により駆動されて超音波振動し、この振動は振動伝達体１０に伝えられる。なお振動伝達体１０の裏側は、僅かに空間が形成されていた方が良い。ここでの超音波周波数（振動数）は、例えば、１．２ＭＨｚ（１２０万ヘルツ）が好ましく使用される。もつとも、超音波周波数は、歯垢等を除去して口内を清浄できる効果がある範囲内で選択されるが、そのうち動物が感知することができる周波数は、動物が驚かないためにも避けた方が良い。その意味で、イヌでは４０ｋＨｚまでは感じることができるため、イヌに用いる場合には、超音波周波数４０ｋＨｚを超えた周波数を採用することが好ましい。
支持部１２に振動伝達体１０が設けられている位置は、外部に露出するように覆い部６に切欠部６ｅが形成されている。そのため、覆い部６に支持部１２が挿入された状態では、覆い部６の切欠部６ｅから支持部１２の振動伝達体１０が視認できることとなる。従って、動物が被咥え部３を咥えたときに直接的に動物の口の中の唾液等に超音波振動が伝えられ効率良くキャビテーションを発生させることができる。このキャビテーションの発生により歯の表面に付着した歯垢細菌のバクテリアの繊毛や不溶性グルカンが破壊され、連鎖が解かれることになり歯垢が除去される。また被咥え部３の表面にジェル等の歯磨き剤を塗布した場合にも歯磨き剤に直接的に超音波振動が伝えられ唾液と効果的に混ざり合うことができる。
被咥え部３の覆い部６の下端には、把持部４のカバー体４１の上端が外嵌され、このカバー体４１の上端の外周面には雄螺子４ａが形成されている。この雄螺子４ａには、雄螺子が形成されたカップリング部材５が螺合可能であり、このカップリング部材５により覆い部６とカバー体４１との連結、すなわち被咥え部３と把持部４との連結が確実なものとなる。カップリング部材５はカップ状に形成され、その開口端には上述したフランジ状の鍔部５ａが形成されているが、この鍔部５ａの有効性については既に述べた。カバー体４１からカップリング部材５の螺合を外し、把持部４を引き抜くと、支持部１２（被咥え部３の一部）も一体となって覆い部６から離脱する。
さて把持部４の内部には、図１に記載のように、電源部１３が設けられている。この電源部１３と超音波振動子１１とは、図示しない線により電気的に接続されている。また、電源部１３の上方には、電気回路基板１５が設けられている。次に図５のブロック図を用いて動物用歯ブラシに使用される制御回路の一例について説明する。
超音波振動発生手段は、超音波信号発生手段１４と該超音波信号発生手段１４からの信号により超音波を発生する超音波振動子１１が備えられている。
超音波信号発生手段１４には、全体を制御する制御部１６と、超音波信号を発生する超音波１７と、超音波発信時間を制御するタイマー部１８と、イオン発生用の電流を制御するイオン電流制御部１９と、電源部１３とが、備えられている。制御部１６と超音波発信機１７とタイマー部１８とイオン電流制御部１９とは電気回路基板１５に搭載される。
電源部１３には、充電可能な充電池２０と、その充電用コイル端子２１が備えられている。充電池２０としては、例えば、ニッケル水素電池が用いられ、電池寿命は３年程にされている。
制御部１６は、超音波振動とイオン電流の状態を制御するもので、把持部４の外側に設けられているスイッチＳと、タイマー部１８と、電源部１３とから信号の入力が行われる。制御部１６には、把持部４の外側に設けられているスイッチＳからの信号が入力され、その信号を基に超音波振動及びイオン電流のＯＮ／ＯＦＦが行われる。
また、制御部１６は、ランプ８Ｇ，８Ｙ，８Ｒに電流を流し、点灯駆動させる役割も果たしている。電源部１３の充電池２０は、歯ブラシ本体２が充電スタンドに装着されると充電用コイル端子２１を介して充電される。
さて次に、実際の使用手順に基づいて、各部の動作を説明する。
先ず、制御部１６はスイッチＳからの電源ＯＮの信号を検知すると、タイマー部１８と超音波発電器１７と、イオン電流制御部１９へ起動信号を出力する。この信号を検知したタイマー部１８は、所定時間（例えば、３分間）の計測を開始し、計測終了後に終了信号を制御部１６に出力する。また、超音波振動子１１は、同時に起動信号を検知した超音波発信器１７により、超音波周波数で発信した駆動電流が印加される。同じく、起動信号を検知したイオン電流制御部１９は、本体外表面に設けられた導電体９（プラス電極）と、被咥え部３から露出した振動伝達体１０（マイナス電極）との間に電圧を印加し電流を流し、歯の表面にイオンを発生させる。すなわち、導電体９はヒトが触ることによりアースとなり、動物もアースとなり、振動伝達体１０と動物の口の中とには、電圧が発生することになり、唾液の中に微弱電流が流れマイナスイオンが発生する。唾液中にはカルシウムが存在し、架橋結合により歯面に吸着され歯垢となり易いが、マイナスイオンを人工的に唾液中に発生させれば、カルシウムイオンをイオン化していないカルシウムに変化させることができ、唾液中のカルシウムイオンが事後的に歯面に吸着され歯垢となるのを未然に防ぐことができる。また、歯磨き終了後もマイナスイオンがしばらくの間、口の中に残留するので、その間はカルシウ厶イオンの発生を抑えることができる。なお、イオン発生時の電流は、歯の表面の状態等により変化するので、イオン電流制御部１９により安定して制御される。
次に、実際に歯磨きを行う手順について説明する。
先ず、飼い主が動物用歯ブラシ１の把持部４を手で掴み、覆い部６の切欠部６ｅに露出した振動伝達体１０に歯磨き剤を塗布する。歯磨き剤としては、イヌ専用のいわゆる特性ジェルを用いるのが好ましい。具体的には、ジェルの成分として、獣肉、魚肉、鶏肉、又はチーズ類等の乳製品から抽出された粉末状又は液状の誘引剤を混入する。例えば、チキン粉、レバー粉、ハム、七面鳥、牛肉、及び／又は魚肉類等の誘引剤を、ジェルに１〜５重量％混入させると良い。またジェルの中に殺菌成分を入れておくと、より口内を清潔に保つことができる。
次いで、ジェルが塗布された動物用歯ブラシ１をイヌに向けると、イヌは誘引剤の影響もあり被咥え部３を咥え込む。次いで、親指でスイッチＳをＯＮにすると、超音波振動子１１が振動し、振動伝達体１０も振動し超音波振動を行う。この場合、この超音波振動数は、動物（例えばイヌ）の感知しない領域のものを使うため、イヌが驚いたりまた嫌がったりすることはない。またイヌがジェルを使っており、またイヌは棒状の部材を好んで噛む習性があるため、小刻みに被咥え部３を噛み続ける。その間に、ジェルは泡状となり、イヌの口の中は唾液で充満してくる。やがてイヌの口から泡や唾液が溢れてくるが、仕切りが形成されているために把持部の方にそれらの泡や唾液が流れてくる心配がない。また、振動伝達体１０とイヌとの間には電圧が発生し、微弱電流が流れ、マイナスイオンがカルシウムイオンと結びつき、イオン化していないカルシウムに変化し、歯垢の原因となるカルシウムイオンが減少する。
そして、所定時間経過するとタイマー部１８からの信号によりスイッチＳは自動的にＯＦＦにされる。再度、歯磨きを行う場合は、もう一度スイッチＳをＯＮにして超音波振動を発生させれば良い。一方、歯磨きを止める場合は、イヌの口の中から被咥え部３を抜き取り、口の中のジェルを飲み込ませるか掃き出させるかする。このとき、微弱電流によるマイナスイオンが口の中に残留するので、しばらくの間、口の中に歯垢が溜まりにくい状態が維持される。
以上で、イヌの歯磨きが終了する。
以上、本発明を説明してきたが、本発明は上述した一実施形態にのみ限定されるものではなく、その本質を逸脱しない範囲で、他の種々の変形が可能であることはいうまでもない。例えば、上述した一実施形態では、カップリング部材５により被咥え部３と把持部４とを連結した例について説明したが、カップリング部材５を用いずに、直接、被咥え部３と把持部４とを螺合して連結するようにしても良い。このような構成にすれば、部品点数の低減を図ることができる。また、このような構成にする場合、被咥え部３と把持部４との境に、動物の唾液が把持部４に流れてこないようにするために、仕切りを形成することが好ましい。また、上述して一実施形態では、動物用歯ブラシ１をイヌに適用した例について説明したが、イヌ以外にも、ネコ、サル等の他の動物に使用しても良い。また覆い部に形成した輪環状突起は、噛み抵抗や接触面積を大きくすることができる限り、その形状は適宜変更できる。更にまた、切欠部の位置や数は変更が可能である。In order to describe the present invention in more detail, the best mode will be described with reference to the accompanying drawings.
FIG. 1 shows an animal toothbrush according to an embodiment of the present invention.
FIG. 1A is a view of an animal toothbrush viewed from the front, FIG. 1B is a view of the animal toothbrush viewed from the back, and FIG. 1C is a view of the animal toothbrush viewed from the side. FIG. The animal toothbrush 1 is shown as an example of toothpaste suitable for dogs.
This animal toothbrush 1 has a toothbrush body 2 formed in a rod shape so that an animal can easily bark. The toothbrush main body 2 includes a gripping portion 3 that an animal can hold and a gripping portion 4 that allows a human to grip the toothbrush main body 2 while the animal grips the gripping portion 3. Therefore, the boundary between the part gripped by the human and the part that the animal can handle becomes clear, and if this is used as a marker, the risk of the animal accidentally biting the human hand can be prevented. it can. In addition, when the grip portion 4 is shaped to be easily gripped, a non-slip material is used, or unevenness for preventing slip is formed, it becomes easy to handle animals. Incidentally, when the animal is a dog, it is important that the gripping force can be maintained as described above because the pulling force is large.
A partition for preventing the flow of animal saliva to the gripping portion is formed between the gripping portion 4 and the gripped portion 3, that is, at the boundary. As will be described later, this partition is formed, for example, by providing a flange 5a on the coupling member 5.
The cover portion 6 (see FIG. 3) on the surface side of the covering portion 3 is formed by injection molding using a rubber material (for example, raw rubber, synthetic rubber) that is an elastic member. As the rubber material, for example, a raw rubber which is excellent in restoring force and hardly generates rubber debris is preferably selected. For this reason, the comfort of the animal when the barb 3 is added is improved, and especially when used for dogs, the dogs can actively bark due to the habit of the dogs, and the tooth brushing work is facilitated.
A large number of annular projections 6 a are formed on the covering portion 6 of the gripped portion 3 along the axial direction of the rod-shaped toothbrush body 2. When a large number of annular projections 6a are formed along the axial direction of the rod-shaped toothbrush body 2 in this way, the contact area between the surface of the bared portion 3 and saliva or the like produced by the animal increases, and ultrasonic vibrations occur. Can be efficiently transmitted to the animal's teeth. Further, since the annular annular protrusion 6a has a biting resistance, the toothbrush body 2 is prevented from being easily detached from the animal's mouth.
The cover portion 6 and the grip portion 4 of the grip portion 3 are coupled to each other using a coupling member 5, and the cover portion 6 and the grip portion 4 are detached or attached by rotating the coupling member 5. Is easily possible. Therefore, even if the cover 6 is damaged or economically deteriorated after being used for many years, it can be quickly replaced with a new one. The coupling member 5 is formed with a collar portion 5a so that animal saliva and the like do not flow into the grip portion 4. Therefore, animal saliva or the like does not adhere to the hand that grips the grip portion 4 while brushing the animal, and the tooth brushing can be performed hygienically for humans.
On the other hand, a switch S for activating an ultrasonic vibration generating means, which will be described later, is provided on the gripped part 4 side. The switch S can be easily turned on / off while holding the grip 4, and vibration can be generated or stopped. That is, it is very convenient that the switch S can be operated with one touch while holding the grip portion 4 with a hand.
A strap can be attached to the grip portion 4.
A green lamp 8G, a yellow lamp 8Y, and a red lamp 8R are provided in the vicinity of the grip 4 where the switch S is provided. The green lamp 8G is lit when ultrasonic vibration is generated, the yellow lamp 8Y is lit when charging the toothbrush, and the red lamp 8R is within 1 minute until the ultrasonic vibration stops. Is displayed. A part of the surface of the grip portion 4 is provided with an exposed conductor 9 that is electrically connected to a power source provided therein. It is preferable to grip the grip portion 4 with the palm applied to the conductor 9 and the thumb applied to the switch S.
FIG. 2 shows a cross section taken along the line AA of FIG. 1, and FIG. 3 is an exploded view of the component. Covering the animal toothbrush 1 In FIG. 6, a hollow portion is formed along the central axis. The hollow portion is formed by communicating a small hole 6d and a large hole 6c. The small hole 6d is formed in a rectangular shape, and the large hole 6c is formed in a circular shape. The support portion 12 is inserted into the hollow portion composed of the small hole 6d and the large hole 6c. The support portion 12 includes a rectangular detail 12a and a cylindrical thick portion 12b, and a large-diameter flange portion 12c is formed at the lower end of the thick portion 12b. The support portion 12 is fixed to a cover body 41 on the outside of the grip portion 4 described later via the flange portion 12c. The support 12 is provided with vibration transmitting bodies 10 that are vibrating bodies at two locations while being different in axial direction along the central axis.
That is, the vibration transmitting body 10 is formed at two locations in the opposite direction while changing the longitudinal position of the support portion 12.
The material is preferably made of duralumin from the viewpoint of weight reduction. Further, the vibration transmitting body 10 has a substantially U-shaped cross section as shown in FIG. 4, a notch is formed in a part thereof, and the vibration transmitting body 10 is securely fixed when embedded in the support portion 12.
An ultrasonic transducer 11 that is a vibrating body is bonded and fixed to the back side of the vibration transmitting body 10. The ultrasonic transducer 11 is driven by an electric circuit (described later) connected to the ultrasonic transducer 11 to vibrate ultrasonically, and this vibration is transmitted to the vibration transmitting body 10. It should be noted that a slight space should be formed on the back side of the vibration transmitting body 10. The ultrasonic frequency (frequency) here is preferably 1.2 MHz (1.2 million hertz), for example. However, the ultrasonic frequency should be selected within a range that can remove plaque and clean the mouth, but those frequencies that can be detected by animals should be avoided because the animals are not surprised. Is good. In that sense, dogs can feel up to 40 kHz. Therefore, when used in dogs, it is preferable to employ a frequency exceeding the ultrasonic frequency of 40 kHz.
At the position where the vibration transmitting body 10 is provided on the support portion 12, a notch portion 6 e is formed in the cover portion 6 so as to be exposed to the outside. Therefore, in a state where the support portion 12 is inserted into the cover portion 6, the vibration transmitting body 10 of the support portion 12 can be visually recognized from the notch portion 6 e of the cover portion 6. Therefore, when the animal holds the bared portion 3, the ultrasonic vibration is directly transmitted to the saliva or the like in the animal's mouth, and cavitation can be generated efficiently. The occurrence of cavitation destroys the bacterial cilia and insoluble glucan of the plaque bacteria adhering to the tooth surface, and the chain is broken, thereby removing the plaque. In addition, when a dentifrice such as gel is applied to the surface of the prepared portion 3, the ultrasonic vibration is directly transmitted to the dentifrice and can be effectively mixed with saliva.
The upper end of the cover body 41 of the grip portion 4 is fitted on the lower end of the cover portion 6 of the grip portion 3, and a male screw 4 a is formed on the outer peripheral surface of the upper end of the cover body 41. A coupling member 5 in which a male screw is formed can be screwed to the male screw 4a. The coupling member 5 connects the cover portion 6 and the cover body 41, that is, the grip portion 3 and the grip portion. The connection with 4 is ensured. The coupling member 5 is formed in a cup shape, and the flange-shaped flange portion 5a described above is formed at the opening end. The effectiveness of the flange portion 5a has already been described. When the coupling member 5 is unscrewed from the cover body 41 and the grip portion 4 is pulled out, the support portion 12 (a part of the gripped portion 3) is also detached from the cover portion 6 together.
As shown in FIG. 1, a power supply unit 13 is provided inside the grip unit 4. The power supply unit 13 and the ultrasonic transducer 11 are electrically connected by a line (not shown). An electric circuit board 15 is provided above the power supply unit 13. Next, an example of the control circuit used for the animal toothbrush will be described with reference to the block diagram of FIG.
The ultrasonic vibration generating means includes an ultrasonic signal generating means 14 and an ultrasonic transducer 11 that generates an ultrasonic wave by a signal from the ultrasonic signal generating means 14.
The ultrasonic signal generating means 14 includes a control unit 16 that controls the whole, an ultrasonic wave 17 that generates an ultrasonic signal, a timer unit 18 that controls an ultrasonic wave transmission time, and an ion that controls a current for generating ions. A current control unit 19 and a power supply unit 13 are provided. The control unit 16, the ultrasonic transmitter 17, the timer unit 18, and the ion current control unit 19 are mounted on the electric circuit board 15.
The power supply unit 13 includes a rechargeable battery 20 and a charging coil terminal 21. As the rechargeable battery 20, for example, a nickel metal hydride battery is used, and the battery life is about 3 years.
The control unit 16 controls the state of ultrasonic vibration and ion current, and signals are input from the switch S, the timer unit 18, and the power supply unit 13 provided outside the grip unit 4. A signal from a switch S provided outside the grasping unit 4 is input to the control unit 16, and ultrasonic vibration and ion current are turned on / off based on the signal.
The control unit 16 also plays a role of driving the lamps 8G, 8Y, and 8R by supplying current to them. The rechargeable battery 20 of the power supply unit 13 is charged via the charging coil terminal 21 when the toothbrush body 2 is mounted on the charging stand.
Now, the operation of each unit will be described based on the actual use procedure.
First, when the control unit 16 detects a power-on signal from the switch S, it outputs an activation signal to the timer unit 18, the ultrasonic power generator 17, and the ion current control unit 19. The timer unit 18 that has detected this signal starts measurement for a predetermined time (for example, 3 minutes), and outputs an end signal to the control unit 16 after the measurement is completed. The ultrasonic transducer 11 is applied with a drive current transmitted at an ultrasonic frequency by the ultrasonic transmitter 17 that simultaneously detects the activation signal. Similarly, the ion current control unit 19 that has detected the activation signal is between the conductor 9 (plus electrode) provided on the outer surface of the main body and the vibration transmitting body 10 (minus electrode) exposed from the holding portion 3. A voltage is applied and an electric current is applied to generate ions on the tooth surface. That is, the conductor 9 is grounded when touched by a human, the animal is also grounded, a voltage is generated between the vibration transmitting body 10 and the mouth of the animal, and a weak current flows in the saliva minus. Ions are generated. Calcium is present in saliva and is adsorbed on the tooth surface by cross-linking and easily becomes plaque, but if negative ions are artificially generated in saliva, calcium ions can be changed to non-ionized calcium. It is possible to prevent the calcium ions in saliva from being adsorbed on the tooth surface and becoming plaque. In addition, since negative ions remain in the mouth for a while after the end of brushing, generation of calcium ion can be suppressed during that time. Since the current at the time of ion generation changes depending on the state of the tooth surface and the like, it is stably controlled by the ion current controller 19.
Next, a procedure for actually brushing teeth will be described.
First, the owner grasps the grip portion 4 of the animal toothbrush 1 by hand, and applies a dentifrice to the vibration transmitting body 10 exposed at the notch portion 6 e of the cover portion 6. As a dentifrice, it is preferable to use a so-called characteristic gel exclusively for dogs. Specifically, a powdery or liquid attractant extracted from dairy products such as animal meat, fish meat, chicken, or cheese is mixed as a gel component. For example, an attractant such as chicken powder, liver powder, ham, turkey, beef, and / or fish meat may be mixed in the gel at 1 to 5% by weight. Moreover, if a bactericidal component is put in the gel, the mouth can be kept clean.
Next, when the animal toothbrush 1 to which the gel is applied is directed to the dog, the dog grabs the barbed portion 3 under the influence of the attractant. Next, when the switch S is turned on with the thumb, the ultrasonic transducer 11 vibrates, and the vibration transmitting body 10 also vibrates to perform ultrasonic vibration. In this case, since the ultrasonic frequency is in a region that is not perceived by an animal (for example, a dog), the dog is not surprised or disliked. Moreover, since the dog uses gel and the dog has a habit of favoring a rod-shaped member, the dog 3 continues to be bitten in small increments. Meanwhile, the gel becomes foamy and the dog's mouth fills with saliva. Eventually, bubbles and saliva overflow from the dog's mouth, but since the partition is formed, there is no concern that those bubbles and saliva will flow toward the grip. In addition, a voltage is generated between the vibration transmitting body 10 and the dog, a weak current flows, negative ions are combined with calcium ions, change to non-ionized calcium, and calcium ions that cause dental plaque decrease. To do.
When a predetermined time elapses, the switch S is automatically turned off by a signal from the timer unit 18. When brushing teeth again, the switch S should be turned on again to generate ultrasonic vibrations. On the other hand, when stopping the brushing, the barbed portion 3 is extracted from the mouth of the dog, and the gel in the mouth is swallowed or swept away. At this time, since negative ions due to a weak current remain in the mouth, a state in which plaque does not easily accumulate in the mouth is maintained for a while.
This completes the dog's tooth brushing.
Although the present invention has been described above, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various other modifications can be made without departing from the essence thereof. . For example, in the above-described embodiment, the example in which the grip portion 3 and the grip portion 4 are connected by the coupling member 5 has been described. However, without using the coupling member 5, the grip portion 3 can be directly connected to the grip portion 3. The grip portion 4 may be connected by screwing. With this configuration, the number of parts can be reduced. Further, in the case of such a configuration, it is preferable to form a partition at the boundary between the gripped portion 3 and the grip portion 4 in order to prevent animal saliva from flowing into the grip portion 4. Moreover, in the above-described embodiment, an example in which the animal toothbrush 1 is applied to a dog has been described. However, in addition to a dog, the animal toothbrush 1 may be used for other animals such as cats and monkeys. The shape of the annular projection formed on the cover can be changed as appropriate as long as the biting resistance and the contact area can be increased. Furthermore, the position and number of the notches can be changed.
