JPS64936Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS64936Y2 JPS64936Y2 JP15573584U JP15573584U JPS64936Y2 JP S64936 Y2 JPS64936 Y2 JP S64936Y2 JP 15573584 U JP15573584 U JP 15573584U JP 15573584 U JP15573584 U JP 15573584U JP S64936 Y2 JPS64936 Y2 JP S64936Y2
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- Japan
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- tube
- drainage
- wall
- shape
- drain
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- Expired
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Landscapes
- External Artificial Organs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、胸部の術後における血液等の体液の
排出や、胸部における腹水等を含む体液の排出に
使用する医療用排液装置に関するものである。
排出や、胸部における腹水等を含む体液の排出に
使用する医療用排液装置に関するものである。
通常は、胸腔内や腹腔内などに留置したチユー
ブ(以後ドレーンと称する)を通して、排液チユ
ーブ及び吸引装置に接続し、体腔内に貯留した血
液、体液成分等を体外に排出するが、その際に血
液或いは体液中の線維素成分がドレーンや排液チ
ユーブ内で凝固し、排液を妨げる原因となつてい
る。このため、排液促進と凝血や線維素塊の排除
を目的として、一定時間間隔でチユーブを外側か
ら圧迫或は屈曲するなどの操作(以後ミルキング
操作と称する)を必要としている。この操作はチ
ユーブ壁が厚く或は硬い程強い力を要する作業で
あり、ローラーなど特殊な装置を併用する等し
て、ドレーン腔を常に開存させ吸引効果を保つた
めに、医療従事者の多大な労力と注意力が必要と
されている。また、従来の丸型ドレーンチユーブ
では、チユーブ内面に付着した血餅等を剥ぎ取
り、砕くことが困難であつた。
ブ(以後ドレーンと称する)を通して、排液チユ
ーブ及び吸引装置に接続し、体腔内に貯留した血
液、体液成分等を体外に排出するが、その際に血
液或いは体液中の線維素成分がドレーンや排液チ
ユーブ内で凝固し、排液を妨げる原因となつてい
る。このため、排液促進と凝血や線維素塊の排除
を目的として、一定時間間隔でチユーブを外側か
ら圧迫或は屈曲するなどの操作(以後ミルキング
操作と称する)を必要としている。この操作はチ
ユーブ壁が厚く或は硬い程強い力を要する作業で
あり、ローラーなど特殊な装置を併用する等し
て、ドレーン腔を常に開存させ吸引効果を保つた
めに、医療従事者の多大な労力と注意力が必要と
されている。また、従来の丸型ドレーンチユーブ
では、チユーブ内面に付着した血餅等を剥ぎ取
り、砕くことが困難であつた。
本考案は、従来の丸型ドレーンチユーブでは不
可能であつた、チユーブ内面に付着した血餅等を
剥ぎ取り、砕くことを可能にし、また多大の労力
を必要としたミルキング操作の改良を得んとして
研究した結果、ドレーンチユーブの断面形状を検
討することにより、チユーブ内面に付着凝固した
血餅等を剥ぎ取り、砕くことが可能になるとの知
見を得、更にこの知見に基づき種々研究を進めて
本考案を完成するに至つたものである。
可能であつた、チユーブ内面に付着した血餅等を
剥ぎ取り、砕くことを可能にし、また多大の労力
を必要としたミルキング操作の改良を得んとして
研究した結果、ドレーンチユーブの断面形状を検
討することにより、チユーブ内面に付着凝固した
血餅等を剥ぎ取り、砕くことが可能になるとの知
見を得、更にこの知見に基づき種々研究を進めて
本考案を完成するに至つたものである。
即ち本考案は、長手方向両端部が肉厚になつた
断面形状を有する偏平状の排液チユーブと、バツ
グ、中空容器などの集液装置とより構成されるこ
とを特徴とする医療用排液装置である。
断面形状を有する偏平状の排液チユーブと、バツ
グ、中空容器などの集液装置とより構成されるこ
とを特徴とする医療用排液装置である。
以下図面により、本考案の一実施例となる医療
用排液装置について詳細に説明する。
用排液装置について詳細に説明する。
第1図は医療用排液装置の全体を示す概略図、
第2図は本考案で使用する偏平状チユーブの断面
図、第3図は偏平状チユーブをねじつた状態を示
す図である。
第2図は本考案で使用する偏平状チユーブの断面
図、第3図は偏平状チユーブをねじつた状態を示
す図である。
排液装置は排液チユーブ1と集液装置2から構
成されており、排液チユーブ1の先端には体腔に
留置されたドレーンと接続するためのコネクター
3等が取付けてある。また、集液装置2は、第1
図に示した様な集液部4と水封部5を備えたもの
の他、単に集液部のみからなるものや、集液部内
に排液チユーブ1の先端を挿入し水封する形式の
もの等であつても何ら差支えなく各種の集液方式
に適用出来、且つその形状も中空容器、バツグ等
のいずれであつてもその方式に適したものであれ
ば良い。
成されており、排液チユーブ1の先端には体腔に
留置されたドレーンと接続するためのコネクター
3等が取付けてある。また、集液装置2は、第1
図に示した様な集液部4と水封部5を備えたもの
の他、単に集液部のみからなるものや、集液部内
に排液チユーブ1の先端を挿入し水封する形式の
もの等であつても何ら差支えなく各種の集液方式
に適用出来、且つその形状も中空容器、バツグ等
のいずれであつてもその方式に適したものであれ
ば良い。
排液チユーブ1は偏平状であつて、その断面形
状は第2図aの様に対手方向の壁7が平行なも
の、第2図bの様に対手方向の壁7が凹状にくぼ
んだもの、第2図cの様に対手方向の壁7が凸状
に膨らみ外形が卵形を呈するもの、第2図dの様
に対手方向の壁7が非対称形のもの等種々あり、
内腔6を形成する壁部の長手方向両端部8が、対
手方向の壁7より肉厚になつたものであれば特に
限定されるものではないが、第2図cの様に対手
方向の壁7が若干凸状に膨らみを持つているのが
好ましく、また、内腔6の形状は対手方向の壁7
の外形と肉厚により自ずから定まるが、内腔の形
状保持の点から基本的にはだ円形乃至若干凸状に
膨らみを持つた形状であるのが好ましい。
状は第2図aの様に対手方向の壁7が平行なも
の、第2図bの様に対手方向の壁7が凹状にくぼ
んだもの、第2図cの様に対手方向の壁7が凸状
に膨らみ外形が卵形を呈するもの、第2図dの様
に対手方向の壁7が非対称形のもの等種々あり、
内腔6を形成する壁部の長手方向両端部8が、対
手方向の壁7より肉厚になつたものであれば特に
限定されるものではないが、第2図cの様に対手
方向の壁7が若干凸状に膨らみを持つているのが
好ましく、また、内腔6の形状は対手方向の壁7
の外形と肉厚により自ずから定まるが、内腔の形
状保持の点から基本的にはだ円形乃至若干凸状に
膨らみを持つた形状であるのが好ましい。
更に、本考案における排液チユーブ1は、長手
方向両端部8が肉厚で対手方向の壁7が肉薄の断
面形状を有する偏平状であるため、チユーブ偏平
部を肉厚部を支えとして手でつかみ、第3図に示
した様に容易にねじることが出来、また、ねじつ
た手を離すことにより反発力でもとの偏平状のチ
ユーブに戻る。このような操作を数回くり返すこ
とによつて、チユーブの内面に付着した血餅や線
維素塊を容易に剥離させ、砕くことが出来る。
方向両端部8が肉厚で対手方向の壁7が肉薄の断
面形状を有する偏平状であるため、チユーブ偏平
部を肉厚部を支えとして手でつかみ、第3図に示
した様に容易にねじることが出来、また、ねじつ
た手を離すことにより反発力でもとの偏平状のチ
ユーブに戻る。このような操作を数回くり返すこ
とによつて、チユーブの内面に付着した血餅や線
維素塊を容易に剥離させ、砕くことが出来る。
排液チユーブ1の材質は軟質状のものであれば
特に限定されるものではなく、ラテツクスゴム、
シリコンゴム、熱可塑性エラストマーや、軟質塩
化ビニル樹脂等の軟質の熱可塑性樹脂が使用出来
る。透明性、加工性と言う点では熱可塑性エラス
トマーや軟質の熱可塑性樹脂が適切である。更
に、排液チユーブの内面または内外面に、細い凹
凸を付与する梨地状の処理を施こすことにより、
体液の凝固物の付着防止と、チユーブをねじるこ
とにより既に付着した凝固物の剥離がより効果的
に行える利点が得られる。
特に限定されるものではなく、ラテツクスゴム、
シリコンゴム、熱可塑性エラストマーや、軟質塩
化ビニル樹脂等の軟質の熱可塑性樹脂が使用出来
る。透明性、加工性と言う点では熱可塑性エラス
トマーや軟質の熱可塑性樹脂が適切である。更
に、排液チユーブの内面または内外面に、細い凹
凸を付与する梨地状の処理を施こすことにより、
体液の凝固物の付着防止と、チユーブをねじるこ
とにより既に付着した凝固物の剥離がより効果的
に行える利点が得られる。
以上の説明で明らかなように、本考案は第2図
に示した様な肉厚の薄い部分と厚い部分を持つ偏
平状のチユーブを排液チユーブとして使用したこ
とによつて、従来の丸型チユーブ、特に肉厚のも
のでは難しかつたチユーブ自体をねじる操作が可
能となり、排液チユーブ内面に付着した血餅、線
維素塊等を容易に剥ぎ取り、砕くことができる。
また、このねじる操作は従来のミルキング操作に
比べて非常に軽い力でできるので、医療従事者の
負坦を著るしく軽減することが出来る。更に、肉
厚の厚い部分が支えとなり、チユーブが曲がつた
状態になつても閉鎖せず、必ずチユーブ内腔を保
つことができる利点も得られ、医療用排液装置と
して有用である。
に示した様な肉厚の薄い部分と厚い部分を持つ偏
平状のチユーブを排液チユーブとして使用したこ
とによつて、従来の丸型チユーブ、特に肉厚のも
のでは難しかつたチユーブ自体をねじる操作が可
能となり、排液チユーブ内面に付着した血餅、線
維素塊等を容易に剥ぎ取り、砕くことができる。
また、このねじる操作は従来のミルキング操作に
比べて非常に軽い力でできるので、医療従事者の
負坦を著るしく軽減することが出来る。更に、肉
厚の厚い部分が支えとなり、チユーブが曲がつた
状態になつても閉鎖せず、必ずチユーブ内腔を保
つことができる利点も得られ、医療用排液装置と
して有用である。
第1図は本考案の一実施例となる医療用排液装
置の全体を示す概略図、第2図は本考案で使用す
る偏平状チユーブの例を示す断面図、第3図は偏
平状チユーブをねじつた状態を示す図である。
置の全体を示す概略図、第2図は本考案で使用す
る偏平状チユーブの例を示す断面図、第3図は偏
平状チユーブをねじつた状態を示す図である。
Claims (1)
- 長手方向両端部が肉厚になつた断面形状を有す
る偏平状の排液チユーブと、バツグ、中空容器な
どの集液装置とより構成されることを特徴とする
医療用排液装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15573584U JPS64936Y2 (ja) | 1984-10-17 | 1984-10-17 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15573584U JPS64936Y2 (ja) | 1984-10-17 | 1984-10-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6171135U JPS6171135U (ja) | 1986-05-15 |
JPS64936Y2 true JPS64936Y2 (ja) | 1989-01-10 |
Family
ID=30713748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15573584U Expired JPS64936Y2 (ja) | 1984-10-17 | 1984-10-17 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS64936Y2 (ja) |
-
1984
- 1984-10-17 JP JP15573584U patent/JPS64936Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6171135U (ja) | 1986-05-15 |
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