【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]
本発明は粒状、板状又は扁平状の穀類、種実
類、果菜類又はこれらの加工物を結着剤及びD.
E.5以下の澱粉加水分解物を用いて成形し焼成し
てなる朝食用食品、菓子等として食用に供するこ
とのできる軽食品の製造法に関する。
食用粒状物又は扁平状組成物を結着成形したよ
うな食品として、おこしのような菓子或いは粒状
食品を付着せしめた米菓のような菓子が一般的に
知られている。前者の菓子の一般的な製造法とし
ては、まず砂糖を水で煮つめ、あめを加えてあめ
が溶けて沸騰したとき火からおろし、おこし種を
を入れて手ばやくこねて、平たい枠にあけ、適宜
の形状に切断するといつた方法を採用している。
又後者の菓子の製造法としては、米菓類に粒状食
品を付着せしめる際に、デキストリン類、糖類を
含有する溶液を菓子生地表面に塗布してから粒状
食品を付着せしめた後、加熱することにより該溶
液を発泡乾燥する方法が公知になつている。
本発明は上記のようなおこし或いは粒状食品を
付着せしめた米菓とは全く異なつたタイプの軽食
品を提供しようとするものである。即ち本発明の
軽食品は各種材料を結着剤等と共に結着成形しか
つ焼成したものであるから、焼成を行はない前記
おこしのような菓子とは異なり、又本発明の軽食
品の主材料は粒状、板状又は扁平状の穀類、種実
類、果菜類又はこれらの加工物であるから、いわ
ゆる米菓とは異なり、まして前記粒状食品を付着
した米菓とは異なる食品であることは明らかであ
る。本発明の軽食品と同タイプの軽食品として、
例えばロールドオーツを糖類溶液と混合し成形し
た後焼成したものがある。
本発明者等はロールドオーツに限らず種々の食
用粒状又は扁平状組成物例えば穀類、種実類、果
菜類又はこれらの加工物を使つて上記方法によつ
てシート状の軽食品の製造を試みたところ、以下
のような問題点を発見した。
即ち、(1)オーブン内での焼成時に成形物が激し
く発泡し、該発泡現象によつて成形物の形状が崩
壊する。(2)オーブン内での焼成時に成形物中から
糖類が流出し、該糖類の流出によつて成形物の形
状が崩壊する。
そこで本発明者等はこれらの問題点を解決すべ
く鋭意研究の結果、上記軽食品を製造するに当り
D.E.5以下の澱粉加水分解物を添加することが有
効であるという知見を得て、本発明を完成した。
以下に本発明の軽食品の製造法について詳述す
る。まず本発明の軽食品の構成成分について述べ
ると、本発明の軽食品は粒状、板状又は扁平状の
穀類、種実類、果菜類又はこれらの加工物、結着
剤及びD.E.5以下の澱粉加水分解物を主たる構成
成分とする。
ここにいう粒状、板状又は扁平状の穀類、種実
類、果菜類又はこれらの加工物とはウルチ米、モ
チ米等の米類、小麦、大麦、エンバク、ライ麦等
の麦類、小豆、大豆類の豆類、トウモロコシ、
粟、ヒエ、キビ等のその他穀類、ピーナツツ、ク
ルミ、アーモンド等の種実類、ニンジン、ダイコ
ン、ジヤガイモ、サツマイモ、白菜、ブドウ、リ
ンゴ、バナナ、パパイヤ、パイナツプル等の果実
類及び野菜類を含む果菜類及びこれらの加工物を
いい、該加工物としては、上記穀類、種実類、野
菜類を膨化処理したもの、圧扁したもの、スライ
スしたもの、粉末にしそれをドウ状にして星形、
環状形等、各種形状に成形したもの等を含む。そ
してこの使用に当つては上記粒状、板状又は扁平
状の穀類、種実類、果菜類、又はこれらの加工物
を１種又は２種以上を混合して使用する。尚、果
菜類を使用する場合は予め乾燥処理によつて水分
含量を低下させたものを使用する方が望ましい。
次に結着剤は上記粒状、板状又は扁平状の穀
類、種実類、果菜類又はこれらの加工物同志を結
着成形するために用いられるものであり、この結
着剤を使つて焼成前に結着成形したものは必ずし
も材料が相互に堅く結着しているとは限らない、
従つて僅かに結着した程度であつても形を保持し
ていれば差支えない。又結着剤は焼成によつて溶
融し冷却によつて固化する性質を有するもので代
表的なものとしては砂糖、水飴、麦芽糖等の糖類
の如きものがある。結着剤の添加量は焼成によつ
て材料が固着するに充分な量であることが必要で
あり、例えば糖類を使用する場合は上記粒状、板
状又は扁平状の穀類、種実類、果菜類又はこれら
の加工物に対し15重量％以上であることが好まし
い。添加方法は結着剤を粉末状、ペースト状或い
は液状にして添加する等実施者において適宜選択
することができる。尚、上記粒状、板状又は扁平
状の穀類、種実類、果菜類又はこれらの加工物に
対する加水量は粒状、板状又は扁平状の穀類、種
実類、果菜類又はこれらの加工物100重量部に対
し、５〜40重量部であることが結着成形のために
好ましい。
次に澱粉加水分解物とは各種澱粉を塩酸、硫
酸、酢酸等の酸により加水分解した酸加水分解澱
粉或いはα−アミラーゼ、イソアミラーゼ等の酵
素により加水分解した酵素加水分解澱粉であり、
そのD.E.値は５以下であることが必要である。こ
のことは本発明方法の実施に当つて最も重要な要
件である。即ち、D.E.5以下の澱粉加水分解物を
添加しなかつた場合は粒状、板状又は扁平状の穀
類、種実類、果菜類又はこれらの加工物を結着成
形した成形物は焼成時に形崩れが生じ、一方D.
E.5以上の加水分解澱粉を添加した場合は最終的
に得られる軽食品の食感が硬くなり、未処理澱粉
を添加した場合は最終的に得られる軽食品の食感
が粉つぽく硬いものになる。D.E.5以下の澱粉加
水分解物の添加量は結着剤の総量に対し10重量％
以上であり、20重量％以上であることが望まし
い。
本発明の方法により製造される軽食品の主たる
構成成分は以上の如くであるが、他の構成成分と
しては着香料、着色料、香辛料、調味料等があ
り、実施者において適宜選択使用することができ
る。
次に本発明の製造法について述べる。まず粒
状、板状又は扁平状の穀類、種実類、果菜類又は
これらの加工物に結着剤とD.E.5以下の澱粉加水
分解物を添加混合して生地を作り、その後結着形
成する。この場合粒状、板状又は扁平状の穀類、
種実類、果菜類又はこれらの加工物との結着を効
果的に行なうためには結着成形前に粒状、板状又
は扁平状の穀類、種実類、果菜類又はこれらの加
工物に対し５〜30重量％の水を添加することが好
ましく、その場合上記材料にそのまま添加しても
よく、又結着剤に予め添加して結着剤溶液とな
し、該結着剤溶液として添加してもよい。尚、上
記結着成形の手段としては特に限定されないが、
圧縮成形による手段が一般的である。
このようにして得られた成形物をオーブン等の
加熱調理機によつて焼成し、更に必要に応じて切
断等の手段によつて再成形して、本発明の目的と
する軽食品を得る。
次に以上の如き方法によつて得られる本発明の
効果を比較実験例によつて明確にする。
比較実験例 １
（D.E.5以下の澱粉加水分解物の添加効果）
試料Ａ……ロールドオーツ120部、上白糖40部、
水20部を混合し、その後長方形の三つの型枠に
充填し、圧縮成形した。よつて得られた三つの
成形物を並べてオーブン中で200℃、160℃、
130℃の温度で各６分間づつ計18分間焼成した。
試料Ｂ……水が30部であること以外はすべて試料
Ａと同一の方法で焼成した。
試料Ｃ……D.E.5の加水分解澱粉（根茎澱粉）を
12部添加すること以外はすべて試料Ａと同一の
方法で焼成した。
試料Ｄ……D.E.5の加水分解澱粉（根茎澱粉）を
12部添加すること以外はすべて試料Ｂと同一の
方法で焼成した。
上記方法によつて得られた各軽食品と焼成前の
成形物の形状を添付図面に示す。即ち第１図は焼
成前の成形物、第２図は試料Ａ、第３図は試料
Ｂ、第４図は試料Ｃ、第５図は試料Ｄの各軽食品
の形状を示す図面である。
第１図〜第５図をそれぞれ対比することによつ
て本発明の効果は明白である。
第１図（焼成前の成形物）と第２図（試料Ａ）
とを対比すると、試料Ａの方法によつて得られた
三つの軽食品は焼成前の形状を保持することがで
きず、外輪の崩れが著しいばかりでなく、隣接す
る軽食品同志が融合して軽食品同志の間隙がほと
んどなくなつている。このような軽食品の形状の
崩れはオーブン内での焼成時に成形物が激しく発
泡し、それによつて生じものである。
次に第１図と第３図（試料Ｂ）とを対比する
と、試料Ｂの方法によつて得られた三つの軽食品
は焼成前の形状を全く保持しておらず、全体に流
れたような形状になつているばかりでなく、試料
Ａの場合と同様に隣接する軽食品同志が融合して
軽食品同志の間隙がほとんどなくなつている。こ
のような軽食品の形状の崩れは、オーブン内での
焼成時に成形物中から糖類が流出し、それによつ
て生じたものである。
これらに対し第４図（試料Ｃ）及び第５図（試
料Ｄ）と第１図とを対比すると、試料Ｃ及び試料
Ｄの方法によつて得られた三つの軽食品は、焼成
前の形状を充分に保持しており、焼成時における
形状の崩壊が全くなかつたばかりでなく、隣接す
る食品同志が融合して軽食品同志の間隙がなくな
るという現象もなく、各々が別個独立の軽食品と
しての形状を保持していた。
以上から明らかなように、D.E.5の加水分解澱
粉を添加することによつて焼成時の形状崩壊を完
全に防止できる。そしてこうした効果については
D.E.5以下の澱粉加水分解物においても確認され
た。
比較実験例 ２
（D.E.値の異なる澱粉の添加効果：食感につい
て）
試料Ｃ……比較実験例１の試料Ｃと同一。
試料Ｅ……D.E.5の加水分解澱粉の代りに無処理
澱粉を使用すること以外はすべて試料Ｃと同一
の方法で焼成した。
試料Ｆ……D.E.5の加水分解澱粉の代りにD.E.8の
加水分解澱粉を使用すること以外はすべて試料
Ｃと同一の方法で焼成した。
上記の方法によつて得られた軽食品の食感を官
能によつて比較した。結果を第１表に示す。
The present invention uses granular, plate-shaped or flat grains, seeds, fruits and vegetables, or processed products thereof, as a binder and D.
This invention relates to a method for producing light foods that can be used as breakfast foods, confectioneries, etc. by molding and baking a starch hydrolyzate of E.5 or less. BACKGROUND ART Confectionery such as okoshi or rice crackers to which granular food is attached are generally known as foods made by bond-molding edible granules or flat compositions. The general method for making the former confectionery is to first boil sugar in water, add candy, and when the candy melts and boils, remove from heat, add okoshi seeds, knead quickly, and pour into a flat frame. , a method is adopted in which the material is cut into an appropriate shape.
The latter method of manufacturing confectionery involves applying a solution containing dextrins and sugars to the surface of the confectionery dough, attaching the granular food to the rice confectionery, and then heating it. A method of foam-drying the solution has become known. The present invention aims to provide a light food of a completely different type from the above-mentioned rice crackers to which the rice crackers or granular food are attached. That is, since the light food of the present invention is made by bond-molding various materials together with a binder and baking the same, it is different from the above-mentioned confectionery such as Okoshi, which does not require baking. Since the ingredients are granular, plate-shaped, or flat grains, seeds, fruits and vegetables, or processed products thereof, it is different from so-called rice crackers, and even more so, it is different from rice crackers with the above-mentioned granular food attached. it is obvious. As a light food of the same type as the light food of the present invention,
For example, rolled oats are mixed with a sugar solution, shaped, and then baked. The present inventors have attempted to produce sheet-like light foods by the above method using not only rolled oats but also various edible granular or flat compositions such as grains, seeds, fruits and vegetables, or processed products thereof. , discovered the following problems. That is, (1) the molded product foams violently during baking in an oven, and the shape of the molded product collapses due to the foaming phenomenon. (2) Sugars flow out from the molded product during baking in an oven, and the shape of the molded product collapses due to the flow of sugars. Therefore, as a result of intensive research to solve these problems, the inventors of the present invention have developed
The present invention was completed based on the knowledge that it is effective to add a starch hydrolyzate with DE5 or less. The method for producing light foods of the present invention will be described in detail below. First, to describe the constituent components of the light food of the present invention, the light food of the present invention consists of granular, plate-like, or flat grains, seeds, fruits and vegetables, or processed products thereof, a binder, and hydrolyzed starch with DE5 or less. The main component is something. The granular, plate-shaped, or flat grains, seeds, fruits and vegetables, and their processed products include rice such as glutinous rice and sticky rice, wheat such as wheat, barley, oats, and rye, adzuki beans, and soybeans. kinds of legumes, corn,
Fruits and vegetables, including other grains such as millet, barnyard millet, and millet; nuts and seeds such as peanuts, walnuts, and almonds; and fruits and vegetables such as carrots, radish, potatoes, sweet potatoes, Chinese cabbage, grapes, apples, bananas, papaya, and pineapple. These processed products include those that have been puffed, pressed, sliced, powdered into a dough shape, and shaped into star-shaped grains, seeds, and vegetables.
Including those molded into various shapes such as annular shapes. For this use, one type or a mixture of two or more of the above-mentioned granular, plate-shaped or flat grains, seeds and nuts, fruits and vegetables, or processed products thereof are used. In addition, when using fruits and vegetables, it is preferable to use those whose water content has been reduced by drying treatment in advance. Next, the binder is used to bind and mold the above-mentioned granular, plate-shaped, or flat grains, seeds, fruits and vegetables, or their processed products together, and this binder is used to bind and mold the grains, seeds, fruits and vegetables, or processed products thereof. In the case of adhesive molding, the materials are not necessarily tightly bound to each other.
Therefore, even if it is only slightly bound, there is no problem as long as it retains its shape. The binder has the property of melting when fired and solidifying when cooled, and typical examples include sugars such as sugar, starch syrup, and maltose. The amount of binder added must be sufficient for the materials to stick together during firing. For example, when using sugars, it is necessary to Or it is preferably 15% by weight or more with respect to these processed products. The method of addition can be appropriately selected by the practitioner, such as adding the binder in the form of powder, paste, or liquid. The amount of water added to the above granular, plate-shaped, or flat grains, seeds, fruits, vegetables, or processed products thereof is 100 parts by weight of granular, plate-shaped, or flat grains, seeds, fruits, vegetables, or processed products thereof. For adhesive molding, it is preferable that the amount is 5 to 40 parts by weight. Next, starch hydrolyzate is acid-hydrolyzed starch obtained by hydrolyzing various starches with acids such as hydrochloric acid, sulfuric acid, and acetic acid, or enzyme-hydrolyzed starch obtained by hydrolyzing with enzymes such as α-amylase and isoamylase.
Its DE value needs to be 5 or less. This is the most important requirement in implementing the method of the present invention. In other words, if a starch hydrolyzate with a DE5 or lower is not added, granular, plate-like, or flat grains, seeds, fruits and vegetables, or molded products formed by binding these products will lose their shape during baking. , while D.
If hydrolyzed starch of E.5 or higher is added, the texture of the final light food will be hard, and if unprocessed starch is added, the texture of the final light food will be powdery and hard. Become something. The amount of starch hydrolyzate with DE5 or less added is 10% by weight based on the total amount of binder.
The content is preferably 20% by weight or more. The main components of the light food produced by the method of the present invention are as described above, but other components include flavorings, colorants, spices, seasonings, etc., and the practitioner can select and use them as appropriate. I can do it. Next, the manufacturing method of the present invention will be described. First, a binder and a starch hydrolyzate with a DE5 or less are added and mixed to granular, plate-shaped, or flat grains, seeds, fruits, vegetables, or processed products thereof to make a dough, and then a binder is formed. In this case, granular, plate-like or flat grains,
In order to effectively bind seeds, fruits, vegetables, or processed products thereof, granular, plate-shaped, or flat grains, seeds, fruits, vegetables, or processed products thereof should be It is preferable to add ~30% by weight of water, in which case it may be added to the above material as it is, or it may be added to the binder in advance to form a binder solution and then added as the binder solution. Good too. Incidentally, the means for the above-mentioned adhesive molding is not particularly limited, but
Compression molding is commonly used. The molded product thus obtained is baked in a heating cooking machine such as an oven, and further reshaped by cutting or other means as necessary to obtain the light food product that is the object of the present invention. Next, the effects of the present invention obtained by the above method will be clarified by comparative experimental examples. Comparative Experiment Example 1 (Effect of adding starch hydrolyzate with DE5 or less) Sample A...120 parts of rolled oats, 40 parts of caster sugar,
20 parts of water was mixed and then filled into three rectangular molds and compression molded. The three molded products obtained were placed side by side in an oven at 200℃, 160℃,
It was baked at a temperature of 130° C. for 6 minutes each for a total of 18 minutes. Sample B: Fired in the same manner as Sample A except that 30 parts of water was used. Sample C...DE5 hydrolyzed starch (rhizome starch)
It was fired in the same manner as Sample A except that 12 parts were added. Sample D... Hydrolyzed starch (rhizome starch) of DE5
It was fired in the same manner as Sample B except that 12 parts was added. The shapes of each light food product obtained by the above method and the molded product before baking are shown in the attached drawings. That is, FIG. 1 shows the shape of the molded product before baking, FIG. 2 shows the shape of sample A, FIG. 3 shows sample B, FIG. 4 shows sample C, and FIG. 5 shows the shape of sample D. The effects of the present invention are clear by comparing FIGS. 1 to 5, respectively. Figure 1 (molded product before firing) and Figure 2 (sample A)
In contrast, the three light foods obtained by the method of Sample A were not able to maintain their pre-baking shapes, and not only did the outer ring collapse significantly, but also the adjacent light foods were fused together. The gap between light food products has almost disappeared. Such deformation of the light food product is caused by the intense foaming of the molded product during baking in the oven. Next, comparing Figure 1 and Figure 3 (Sample B), the three light foods obtained by the method of Sample B do not retain their pre-baked shapes at all, and appear to have flowed throughout. Not only does it have a similar shape, but also, as in the case of sample A, adjacent light foods are fused together and there are almost no gaps between the light foods. Such deformation of the light food product is caused by sugars flowing out from the molded product during baking in the oven. Comparing Figure 4 (Sample C) and Figure 5 (Sample D) with Figure 1, it can be seen that the three light foods obtained by the methods of Samples C and D have a shape before baking. Not only did the shape not collapse at all during baking, but there was also no phenomenon of adjacent foods merging and leaving no gaps between light foods, allowing each light food to function as an independent light food. It held its shape. As is clear from the above, by adding DE5 hydrolyzed starch, shape collapse during baking can be completely prevented. And about these effects
It was also confirmed in starch hydrolysates with DE5 or less. Comparative Experimental Example 2 (Effect of adding starches with different DE values: Regarding texture) Sample C: Same as Sample C of Comparative Experimental Example 1. Sample E: Calcined in the same manner as Sample C except that untreated starch was used instead of the hydrolyzed starch in DE5. Sample F: Calcined in the same manner as Sample C except that DE8 hydrolyzed starch was used instead of DE5 hydrolyzed starch. The textures of the light foods obtained by the above method were compared based on sensory evaluation. The results are shown in Table 1.
【表】
第１表から明らかなように、D.E.5の加水分解
澱粉を添加して得られた軽食品は他のものに比し
明らかに食感の優れた好ましいものであつた。更
にこのような効果についてはD.E.5以下の加水分
解澱粉でも確認された。
上記比較実験例１及び２は粒状、板状又は扁平
状の穀類としてロールドオーツを使用したもので
あるが、他の粒状、板状又は扁平状の穀類、種実
類、果菜類又はこれらの加工物についても同様の
効果が確認された。
以上のように本発明の方法によると焼成前の形
状を崩すことなく焼成することができ得られた軽
食品は常に一定の形状を保持しているので例えば
包装を簡便に実施することができる。またオーブ
ン等で焼成した後天板等からの離脱を容易にする
ことができ、従つて焼成後天板等からの離脱時に
焼成された軽食品の形状を崩壊することがない。
更に本発明の方法によつて得られた軽食品はサク
サクした食べやすい食感を有し、従つて歯の弱い
子供、老人でも何の抵抗もなく喫食でき、朝食用
食品、菓子等として最適である。
要するに本発明方法は軽食品の材料である粒
状、板状又は扁平状の穀類、種実類、果菜類又は
これらの加工物を結着剤と共にD.E.5以下の澱粉
加水分解物を用いて生地を作りこれを成形、焼成
することにより、焼成時の発泡防止及び結着剤で
ある糖料の流出を防止することにより、成形時の
形の保持された食感のすぐれた軽食品の製造を初
めて可能にしたものである。従つて単なる結着力
の改善のみに止まるものではない。
実施例 １
荒砕きしたピーナツツ20部とロールドオーツ80
部とを混合しこれに水30部を添加混入し、その後
上白糖30部とD.E.1の加水分解澱粉30部とを散布
混合した後シート状に圧縮成形し、オーブン200
℃、10分間；160℃、20分間の条件で焼成し、長
方形に切断してピーナツツ風味を有する軽食品を
得た。
実施例 ２
精白米20部を回転式密閉釜に入れた後加熱処理
して13Kg／cm2の加圧状態になつた時速やかに常圧
に戻して膨化ライスを得た。次に該膨化ライス20
部をロールドオーツ40部、押し麦40部と共に混合
し、これに水30部を添加混合し、その後予め三温
糖20部、脱脂粉乳10部及びD.E.1以下の加水分解
澱粉25部を粉体混合したものを散布混合した。更
にレモンフレーバー少量を混合した後三角形の型
枠に入れて圧縮成形し、オーブンで180℃、20分
間；140℃、10分間の条件で焼成してレモン風味
を有する軽食品を得た。
実施例 ３
コーングリツツ120部を回転式密閉釜に入れた
後加熱処理して13Kg／cm2の加圧状態になつた時速
やかに常圧に戻して膨化コーンを得た。得られた
膨化コーンに予め上白糖40部を水20部に溶解した
糖溶液を添加混合し、更にD.E.1の加水分解澱粉
20部を添加混合した後、円形の型枠に入れて圧縮
成形し、オーブンで160℃、20分間焼成してトウ
モロコシ風味を有する軽食品を得た。[Table] As is clear from Table 1, the light foods obtained by adding DE5 hydrolyzed starch had a clearly superior texture and were preferable compared to other foods. Furthermore, this effect was also confirmed for hydrolyzed starch with DE5 or lower. Comparative Experiment Examples 1 and 2 above used rolled oats as the granular, plate-shaped, or flat grain, but other granular, plate-shaped, or flat grains, seeds, fruits, vegetables, or processed products thereof were used. A similar effect was confirmed. As described above, according to the method of the present invention, the light food products can be baked without losing their pre-baking shape, and the resulting light food always maintains a constant shape, so it can be easily packaged, for example. Further, it is possible to easily remove the food from the top plate after baking in an oven, etc., and the shape of the baked light food does not collapse when the food is removed from the top plate after baking.
Furthermore, the light food obtained by the method of the present invention has a crispy and easy-to-eat texture, so even children with weak teeth and the elderly can eat it without any resistance, making it ideal as breakfast food, confectionery, etc. be. In short, the method of the present invention uses granular, plate-shaped, or flat-shaped grains, seeds, fruits, vegetables, or processed products thereof, which are materials for light foods, together with a binder and a starch hydrolyzate with DE5 or less to make dough. By molding and baking, it is possible for the first time to produce light foods that retain their shape and have an excellent texture by preventing foaming during baking and preventing the outflow of sugar, which is a binder. This is what I did. Therefore, it is not just an improvement in binding strength. Example 1 20 parts of crushed peanuts and 80 parts of rolled oats
30 parts of water was added and mixed therein. After that, 30 parts of caster sugar and 30 parts of hydrolyzed starch of DE1 were sprinkled and mixed, and then compression molded into a sheet and heated in an oven at 200 parts.
C. for 10 minutes; 160.degree. C. for 20 minutes and cut into rectangles to obtain a light food with peanut flavor. Example 2 20 parts of polished rice was placed in a rotary sealed pot and heated to a pressurized state of 13 kg/cm 2 .The pressure was then quickly returned to normal pressure to obtain puffed rice. Next, the puffed rice 20
1 part is mixed with 40 parts of rolled oats and 40 parts of rolled oats, 30 parts of water is added and mixed, and then 20 parts of brown sugar, 10 parts of skim milk powder, and 25 parts of hydrolyzed starch with DE1 or less are mixed in powder form in advance. Scattered and mixed. Furthermore, after mixing a small amount of lemon flavor, the mixture was placed in a triangular mold and compression molded, and baked in an oven at 180°C for 20 minutes and 140°C for 10 minutes to obtain a light food with lemon flavor. Example 3 120 parts of corn grits were placed in a rotary sealed pot and heated to a pressurized state of 13 kg/cm 2 .The pressure was then quickly returned to normal pressure to obtain expanded corn. A sugar solution prepared by dissolving 40 parts of caster sugar in 20 parts of water was added and mixed to the obtained puffed corn, and then DE1 hydrolyzed starch was added.
After adding and mixing 20 parts, the mixture was placed in a circular mold and compression molded, and baked in an oven at 160°C for 20 minutes to obtain a light food with a corn flavor.
【図面の簡単な説明】[Brief explanation of drawings]
第１図は焼成前の成形物、第２図は試料Ａ、第
３図は試料Ｂ、第４図は試料Ｃ、第５図は試料Ｄ
の各軽食品の形状を示す図面である。
Figure 1 shows the molded product before firing, Figure 2 shows sample A, Figure 3 shows sample B, Figure 4 shows sample C, and Figure 5 shows sample D.
It is a drawing showing the shape of each light food.