JPS645092Y2 - - Google Patents
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- JPS645092Y2 JPS645092Y2 JP1982068533U JP6853382U JPS645092Y2 JP S645092 Y2 JPS645092 Y2 JP S645092Y2 JP 1982068533 U JP1982068533 U JP 1982068533U JP 6853382 U JP6853382 U JP 6853382U JP S645092 Y2 JPS645092 Y2 JP S645092Y2
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- JP
- Japan
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- stage
- piston
- guide
- final
- top surface
- Prior art date
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Landscapes
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
- Compressor (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本考案は、往復動型の多段式圧縮機におけるガ
イドピストンに関するものである。 〔従来の技術とその問題点〕 周知のように、往復動型の圧縮機において圧力
比が増加し、ピストンの頂面と背面との圧力差に
よつて、ピストンに巻着したピストンリングの本
数が異なつてくる。したがつて、高圧段(100〜
300Kg/cm2)ともなれば、ピストンリングは10〜
16本も必要となるが、ピストンの頂面と背面との
圧力差を小さくすれば、4〜6本ですむ場合もあ
る。一方、ピストンは高圧になればピストンの頂
面にかかるガス圧力によつて発生するピストン力
が、ピストンの直径に比して過大となり、したが
つて、このピストン力に耐え得るだけの直径のピ
ストンピンをピストンに挿着することが不可能と
なる。 そこで一般に、上記不具合を解決する方法とし
て、圧縮用のピストンとは別に、所定のピストン
ピン2が挿着できる直径のガイドピストンを設
け、このガイドピストンの頂面に加圧された作動
流体を導入し、圧縮用ピストンの頂面と背面との
圧力差を少なくすることが行われている(実公昭
49−645号公報)。 しかしながら、従来のガイドピストンの頂面に
は、作動流体にヘリウムまたはアルゴン等を使用
した場合、圧縮用の細いピストンから漏洩したこ
れらの高温の作動ガスも入ることから、ガイドピ
ストンは徐々に高温化され、焼付くおそれがあ
る。 〔問題点を解決するための手段〕 本考案は、かかる問題点を解決しようとするも
ので、その要旨とするところは、少なくとも3段
以上の多段高圧圧縮機における最終段のピスト
ン、および該最終段の圧縮時の位相を異にする最
終前段のピストンに、それぞれガイドピストンを
一体的に連設し、これらガイドピストンに、コン
ロツドと連結したピストンピンを設けた多段高圧
ヘリウムまたはアルゴン等類似のガス圧縮機にお
いて、前記最終段のガイドピストンの頂面と、最
終前段のガイドピストンの頂面とを管で相互に連
通するとともに、該最終前段のガイドピストンの
頂面に、該最終前段のピストンより前段で、最終
前段のピストンの吐出圧力より低い圧縮作動ガス
を分岐して導入したことを特徴とする往復動型の
多段式圧縮機のガイドピストンにある。 〔実施例〕 以下、本考案の構成を添付図面に示す実施例に
したがつて詳細に説明する。 第1図はクランク軸芯に沿つた中央断面図、第
2図は第1図における第3段のシリンダー、第5
段のシリンダーおよび第2段のシリンダーが現れ
るように切断した断面図、第3図は作動流体系統
図を示す。 しかして、本実施例は、5段高圧圧縮機で、W
形配置の形式であつて、作動流体としてヘリウム
ガスまたはアルゴンガス等の稀ガスを取扱うこと
のできるガス圧縮機である。 これらの図において、1はクランクケースで、
箱状に構成され、クランクケース1の一側にコツ
プ状のモータケース2が添設され、両者を一体化
し密閉室を形成している。これらクランクケース
1およびモータケース2には、クランク軸3を延
長したモータ軸とを1本の共通軸とし横架してい
る。このクランク軸3はクランクケース1の両側
壁とモータケース2の一側壁の3点で支持されて
いる。その軸端はカバーされ、機外に露出しない
内包構造としている。クランクケース1の上面に
は、第1段より第5段迄のシリンダー4,4,
5,6,7,8の6個(第1段は2個のシリンダ
ーで構成している)のシリンダーがW形に配置さ
れている。そして、第4段および第5段のシリン
ダー7,8はクランク軸3の軸線に沿つて上方に
向け並設され、第4段シリンダー7の両側には2
個の第1段のシリンダー4,4が配置され、第5
段のシリンダー8の一側には第2段のシリンダー
5が、他側には第3段のシリンダー6がそれぞれ
配置されている。 なお、クランクケース1のモータケース2の反
対側には、ガス冷却器、油分離器および油冷器等
が配設され、冷却フアンでもつて冷却されるよう
になつている。 さて、第4段のシリンダー7の下方には、シリ
ンダー7内を往復動するピストン9が設けられて
いるが、ピストン9が高圧段であるため、小径と
したプランジヤ状に形成されている。そのため、
ピストンピン10が設けられず、ピストンの9下
方にガイドピストン部11を一体的に連設し、こ
れにピストンピン10が設けられている。 第5段のシリンダー8の下方にも、第4段のシ
リンダー7と同じように、ガイドピストン部12
が一体的に連設されている。 これらガイドピストン部11,12はいずれも
その頂面に第3段のシリンダー6で圧縮されたヘ
リウムガスが分岐して導入され、これらピストン
9または52の頂面と背面の圧力差を少なくし、
これらピストン9,52からのガス漏洩を減少さ
せている。 第1段のシリンダー4ないし第5段のシリンダ
ー8のいずれのシリンダー4,4,5,7,8の
外周面にも、またモータケース2の外周面にも、
リング状の冷却フイン13が多数突設され、これ
に冷却風が当てられるようにしている。また特
に、第5段のシリンダー8は、水ジヤケツト14
が形成されている。 ここにおいて、本実施例では、クランク軸3は
モータ軸と兼用になつた、いわゆるモータ直結形
の圧縮機であり、しかもクランクケース1内の作
動ガスもれ防止のため、クランク軸3の両端部が
機外に露出しない構造としていることから、モー
タケース2内では冷却風が貫通できず(通常モー
タの冷却には、冷却風をステータとロータとの間
を貫通して行つている)、モータケース2の外側
から冷却せざるを得ないので、冷却フイン13だ
けでは、モータの冷却は充分でない。そのため、
本実施例では、特に、クランク軸3の軸芯に潤滑
油用の油孔24を穿設・貫通し、その潤滑油の強
制流動によつて、モータの内側を冷却している。 すなわち、クランクケース1の底部には、オイ
ルパン15を形成し、ここにストレーナ15′が
設置され、潤滑油はストレーナ15′を介しトロ
コイドポンプ16によつて揚程し、一旦、油冷器
36(第2図参照)で冷却された後、クランクケ
ース1に設けたキリ孔17へ導入されるようにな
つている。キリ孔17は、クランク軸3の一端に
嵌挿したカラー19の外周溝20に連通されてい
る。ベアリング28の室29は蓋体でクランク軸
3の端部をカバーしている。また、カラー19に
外周に外周溝20が、内周に内周溝21が設けら
れ、内周溝21と外周溝20とは連通孔22で連
通されている。内周溝21は、更にクランク軸3
の半径方向のキリ孔23と連通され、キリ孔23
はクランク軸3の軸芯を貫通した油孔24と連通
されている。油孔24の一端には、クランク軸3
をトロコイドポンプ16に連結するため、連結部
材25が螺着して封鎖されており、他端には、小
孔26が穿設された栓体27が螺着され、油孔2
4内の潤滑油をベアリング28の室29に流出す
るようにしている。室29の底部には、キリ孔3
1が穿設され、室29内の潤滑油をキリ孔31と
連通した連通管32によつて、オイルパン15へ
戻すようにしている。そして、オイルパン15内
の潤滑油がクランク軸3内を貫通し、モータの内
側を冷却している。 なお、クランク軸3の油孔24には、クランク
ピン部33やクランクケース1の側壁に設けたベ
アリング室34へ連通する分岐孔35を設けて、
それぞれを潤滑している。 第1段のシリンダー4ないし第3段のシリンダ
ー8内の各ピストンおよび第4段、第5段のガイ
ドピストン部11,12の背面にオイルジエツト
(図示せず)により潤滑油を吹き付け、各ピスト
ンを冷却している。このオイルジエツトは前記ク
ランクケース1のキリ孔より分岐して連通してい
る。 本実施例は以上のように構成されているので、
その作用を第2図に示す作動流体系統図にしたが
つて説明すれば、真空ポンプ(図示せず)に連通
するバルブ37を開き、各シリンダー4〜8,1
1,12およびガス冷却器、ガス通路、クランク
ケース1、モータケース2等に存在している一切
の空気を抜いた後、ヘリウムガスタンク38に連
通するバルブ39を開き、第1段のシリンダー
4,4へガスを導入する。しかして、第1段で圧
縮されたガスは、第1段のガス冷却器40で冷却
され、第1段の分離器41で油を分離し、第2段
のシリンダー5に導入する。以下、同様に、第2
段のシリンダー5→第2段のガス冷却器42→第
2段の分離器43→第3段のシリンダー6→
イドピストンに関するものである。 〔従来の技術とその問題点〕 周知のように、往復動型の圧縮機において圧力
比が増加し、ピストンの頂面と背面との圧力差に
よつて、ピストンに巻着したピストンリングの本
数が異なつてくる。したがつて、高圧段(100〜
300Kg/cm2)ともなれば、ピストンリングは10〜
16本も必要となるが、ピストンの頂面と背面との
圧力差を小さくすれば、4〜6本ですむ場合もあ
る。一方、ピストンは高圧になればピストンの頂
面にかかるガス圧力によつて発生するピストン力
が、ピストンの直径に比して過大となり、したが
つて、このピストン力に耐え得るだけの直径のピ
ストンピンをピストンに挿着することが不可能と
なる。 そこで一般に、上記不具合を解決する方法とし
て、圧縮用のピストンとは別に、所定のピストン
ピン2が挿着できる直径のガイドピストンを設
け、このガイドピストンの頂面に加圧された作動
流体を導入し、圧縮用ピストンの頂面と背面との
圧力差を少なくすることが行われている(実公昭
49−645号公報)。 しかしながら、従来のガイドピストンの頂面に
は、作動流体にヘリウムまたはアルゴン等を使用
した場合、圧縮用の細いピストンから漏洩したこ
れらの高温の作動ガスも入ることから、ガイドピ
ストンは徐々に高温化され、焼付くおそれがあ
る。 〔問題点を解決するための手段〕 本考案は、かかる問題点を解決しようとするも
ので、その要旨とするところは、少なくとも3段
以上の多段高圧圧縮機における最終段のピスト
ン、および該最終段の圧縮時の位相を異にする最
終前段のピストンに、それぞれガイドピストンを
一体的に連設し、これらガイドピストンに、コン
ロツドと連結したピストンピンを設けた多段高圧
ヘリウムまたはアルゴン等類似のガス圧縮機にお
いて、前記最終段のガイドピストンの頂面と、最
終前段のガイドピストンの頂面とを管で相互に連
通するとともに、該最終前段のガイドピストンの
頂面に、該最終前段のピストンより前段で、最終
前段のピストンの吐出圧力より低い圧縮作動ガス
を分岐して導入したことを特徴とする往復動型の
多段式圧縮機のガイドピストンにある。 〔実施例〕 以下、本考案の構成を添付図面に示す実施例に
したがつて詳細に説明する。 第1図はクランク軸芯に沿つた中央断面図、第
2図は第1図における第3段のシリンダー、第5
段のシリンダーおよび第2段のシリンダーが現れ
るように切断した断面図、第3図は作動流体系統
図を示す。 しかして、本実施例は、5段高圧圧縮機で、W
形配置の形式であつて、作動流体としてヘリウム
ガスまたはアルゴンガス等の稀ガスを取扱うこと
のできるガス圧縮機である。 これらの図において、1はクランクケースで、
箱状に構成され、クランクケース1の一側にコツ
プ状のモータケース2が添設され、両者を一体化
し密閉室を形成している。これらクランクケース
1およびモータケース2には、クランク軸3を延
長したモータ軸とを1本の共通軸とし横架してい
る。このクランク軸3はクランクケース1の両側
壁とモータケース2の一側壁の3点で支持されて
いる。その軸端はカバーされ、機外に露出しない
内包構造としている。クランクケース1の上面に
は、第1段より第5段迄のシリンダー4,4,
5,6,7,8の6個(第1段は2個のシリンダ
ーで構成している)のシリンダーがW形に配置さ
れている。そして、第4段および第5段のシリン
ダー7,8はクランク軸3の軸線に沿つて上方に
向け並設され、第4段シリンダー7の両側には2
個の第1段のシリンダー4,4が配置され、第5
段のシリンダー8の一側には第2段のシリンダー
5が、他側には第3段のシリンダー6がそれぞれ
配置されている。 なお、クランクケース1のモータケース2の反
対側には、ガス冷却器、油分離器および油冷器等
が配設され、冷却フアンでもつて冷却されるよう
になつている。 さて、第4段のシリンダー7の下方には、シリ
ンダー7内を往復動するピストン9が設けられて
いるが、ピストン9が高圧段であるため、小径と
したプランジヤ状に形成されている。そのため、
ピストンピン10が設けられず、ピストンの9下
方にガイドピストン部11を一体的に連設し、こ
れにピストンピン10が設けられている。 第5段のシリンダー8の下方にも、第4段のシ
リンダー7と同じように、ガイドピストン部12
が一体的に連設されている。 これらガイドピストン部11,12はいずれも
その頂面に第3段のシリンダー6で圧縮されたヘ
リウムガスが分岐して導入され、これらピストン
9または52の頂面と背面の圧力差を少なくし、
これらピストン9,52からのガス漏洩を減少さ
せている。 第1段のシリンダー4ないし第5段のシリンダ
ー8のいずれのシリンダー4,4,5,7,8の
外周面にも、またモータケース2の外周面にも、
リング状の冷却フイン13が多数突設され、これ
に冷却風が当てられるようにしている。また特
に、第5段のシリンダー8は、水ジヤケツト14
が形成されている。 ここにおいて、本実施例では、クランク軸3は
モータ軸と兼用になつた、いわゆるモータ直結形
の圧縮機であり、しかもクランクケース1内の作
動ガスもれ防止のため、クランク軸3の両端部が
機外に露出しない構造としていることから、モー
タケース2内では冷却風が貫通できず(通常モー
タの冷却には、冷却風をステータとロータとの間
を貫通して行つている)、モータケース2の外側
から冷却せざるを得ないので、冷却フイン13だ
けでは、モータの冷却は充分でない。そのため、
本実施例では、特に、クランク軸3の軸芯に潤滑
油用の油孔24を穿設・貫通し、その潤滑油の強
制流動によつて、モータの内側を冷却している。 すなわち、クランクケース1の底部には、オイ
ルパン15を形成し、ここにストレーナ15′が
設置され、潤滑油はストレーナ15′を介しトロ
コイドポンプ16によつて揚程し、一旦、油冷器
36(第2図参照)で冷却された後、クランクケ
ース1に設けたキリ孔17へ導入されるようにな
つている。キリ孔17は、クランク軸3の一端に
嵌挿したカラー19の外周溝20に連通されてい
る。ベアリング28の室29は蓋体でクランク軸
3の端部をカバーしている。また、カラー19に
外周に外周溝20が、内周に内周溝21が設けら
れ、内周溝21と外周溝20とは連通孔22で連
通されている。内周溝21は、更にクランク軸3
の半径方向のキリ孔23と連通され、キリ孔23
はクランク軸3の軸芯を貫通した油孔24と連通
されている。油孔24の一端には、クランク軸3
をトロコイドポンプ16に連結するため、連結部
材25が螺着して封鎖されており、他端には、小
孔26が穿設された栓体27が螺着され、油孔2
4内の潤滑油をベアリング28の室29に流出す
るようにしている。室29の底部には、キリ孔3
1が穿設され、室29内の潤滑油をキリ孔31と
連通した連通管32によつて、オイルパン15へ
戻すようにしている。そして、オイルパン15内
の潤滑油がクランク軸3内を貫通し、モータの内
側を冷却している。 なお、クランク軸3の油孔24には、クランク
ピン部33やクランクケース1の側壁に設けたベ
アリング室34へ連通する分岐孔35を設けて、
それぞれを潤滑している。 第1段のシリンダー4ないし第3段のシリンダ
ー8内の各ピストンおよび第4段、第5段のガイ
ドピストン部11,12の背面にオイルジエツト
(図示せず)により潤滑油を吹き付け、各ピスト
ンを冷却している。このオイルジエツトは前記ク
ランクケース1のキリ孔より分岐して連通してい
る。 本実施例は以上のように構成されているので、
その作用を第2図に示す作動流体系統図にしたが
つて説明すれば、真空ポンプ(図示せず)に連通
するバルブ37を開き、各シリンダー4〜8,1
1,12およびガス冷却器、ガス通路、クランク
ケース1、モータケース2等に存在している一切
の空気を抜いた後、ヘリウムガスタンク38に連
通するバルブ39を開き、第1段のシリンダー
4,4へガスを導入する。しかして、第1段で圧
縮されたガスは、第1段のガス冷却器40で冷却
され、第1段の分離器41で油を分離し、第2段
のシリンダー5に導入する。以下、同様に、第2
段のシリンダー5→第2段のガス冷却器42→第
2段の分離器43→第3段のシリンダー6→
本考案によれば、多段高圧圧縮機の最終段およ
び最終前段の各ピストンの頂面および背面の圧力
差を小さくできるので、これらピストンに装着す
るピストンリンクの本数が低減できるのは勿論、
高価なヘリウムまたはアルゴン等類似のガスがピ
ストンの背面より漏洩しなく、しかも最終段と該
最終段の圧縮時の位相を異にする最終前段の各ガ
イドピストンとを管で連通したので、これらガイ
ドピストンがガス漏洩に役立ちながら、ガイドピ
ストンの往復動によつてもそこに封入されたガス
は管内を行つたり来たりし、圧縮仕事をせず、し
たがつてこれによる動力を消費しない。 殊に、最終段および最終前段のピストンの背面
からこれらのガイドピストンの頂面へ漏洩したヘ
リウムまたはアルゴン等類似のガスは、急激に温
度上昇をするが、このガスは、これらガイドピス
トンを連通した管を行つたり来たりする間に冷却
されるので、ガイドピストンの温度上昇を防ぎ、
ひいては、最終段および最終前段のピストンの焼
付きを防止する。
び最終前段の各ピストンの頂面および背面の圧力
差を小さくできるので、これらピストンに装着す
るピストンリンクの本数が低減できるのは勿論、
高価なヘリウムまたはアルゴン等類似のガスがピ
ストンの背面より漏洩しなく、しかも最終段と該
最終段の圧縮時の位相を異にする最終前段の各ガ
イドピストンとを管で連通したので、これらガイ
ドピストンがガス漏洩に役立ちながら、ガイドピ
ストンの往復動によつてもそこに封入されたガス
は管内を行つたり来たりし、圧縮仕事をせず、し
たがつてこれによる動力を消費しない。 殊に、最終段および最終前段のピストンの背面
からこれらのガイドピストンの頂面へ漏洩したヘ
リウムまたはアルゴン等類似のガスは、急激に温
度上昇をするが、このガスは、これらガイドピス
トンを連通した管を行つたり来たりする間に冷却
されるので、ガイドピストンの温度上昇を防ぎ、
ひいては、最終段および最終前段のピストンの焼
付きを防止する。
第1図は本考案の実施例の中央断面図、第2図
は第1図における第3段、第5段および第2段の
シリンダーが現れるように切断した断面図、第3
図は作動流体系統図を示す。 6……第3段のシリンダー、9……第4段のピ
ストン、11,12……ガイドピストン部、52
……第5段のピストン、53……袋小路状管。
は第1図における第3段、第5段および第2段の
シリンダーが現れるように切断した断面図、第3
図は作動流体系統図を示す。 6……第3段のシリンダー、9……第4段のピ
ストン、11,12……ガイドピストン部、52
……第5段のピストン、53……袋小路状管。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 少なくとも3段以上の多段高圧圧縮機における
最終段のピストン、および該最終段の圧縮時の位
相を異にする最終前段のピストンに、それぞれガ
イドピストンを一体的に連設し、これらガイドピ
ストンに、コンロツドと連結したピストンピンを
設けた多段高圧ヘリウムまたはアルゴン等類似の
ガス圧縮機において、 前記最終段のガイドピストンの頂面と、最終前
段のガイドピストンの頂面とを管で相互に連通す
るとともに、該最終前段のガイドピストンの頂面
に、該最終前段のピストンより前段で、最終前段
のピストンの吐出圧力より低い圧縮作動ガスを分
岐して導入したことを特徴とする往復動型の多段
式圧縮機のガイドピストン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6853382U JPS58169176U (ja) | 1982-05-10 | 1982-05-10 | 往復動型の多段式圧縮機のガイドピストン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6853382U JPS58169176U (ja) | 1982-05-10 | 1982-05-10 | 往復動型の多段式圧縮機のガイドピストン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58169176U JPS58169176U (ja) | 1983-11-11 |
JPS645092Y2 true JPS645092Y2 (ja) | 1989-02-08 |
Family
ID=30078308
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6853382U Granted JPS58169176U (ja) | 1982-05-10 | 1982-05-10 | 往復動型の多段式圧縮機のガイドピストン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58169176U (ja) |
-
1982
- 1982-05-10 JP JP6853382U patent/JPS58169176U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58169176U (ja) | 1983-11-11 |
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