JPS642993B2 - - Google Patents
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- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T1/00—General purpose image data processing
- G06T1/60—Memory management
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F12/00—Accessing, addressing or allocating within memory systems or architectures
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Description
【発明の詳細な説明】
〔本発明の分野〕
本発明は、ワード編成されたランダム・アクセ
ス・メモリを含むデイジタル・イメージ処理シス
テムに関する。 〔先行技術〕 デイジタル・イメージは、夫々1つの整数又は
1組の整数より成る複数のイメージ点の2次元的
アレイであると考えられる。イメージ処理には、
イメージ・アレイをメモリに貯蔵して、このアレ
イの単一の行又は列における一連のイメージ点
(イメージ点シーケンス)及び小さな4角形領域
内のイメージ点の如き選択されたイメージ点群を
同時に検索する能力が、要求される。このような
イメージ点群は、以後、“核(kernel)”とする。
この場合、選択された核の全てのイメージ点が1
記憶サイクルでアクセスされねばならないという
制約がメモリに課せられる。通常のワード編成メ
モリは、夫々イメージ点の1つの核を貯蔵するこ
とができる複数のランダム・アクセス可能な“ワ
ード”貯蔵場所を含む。しかしながら、全てのイ
メージ点が貯蔵装置の同じワード内に存在しない
ときには、イメージ点の複数の核へのアクセスを
可能とするために、この通常のメモリのアクセス
機構を修正することが必要である。 特公昭56−40861号公報は、N個のイメージ点
のみを有する複数の核が得られる間に、2N個の
メモリ・デイビジヨン(division)即ちメモリ・
ブロツクを有するワード編成ランダム・アクセ
ス・メモリにデイジタル入力イメージを貯蔵する
イメージ処理システムを示している。特に、利用
できる複数の核は、1×pqの水平ストリツプ、
pq×1の垂直ストリツプ又はp×qの4角形で
ある。この場合pq=Nである。 このシステムの不利な点は、次下に示すとおり
である。即ち、 (1) 2N個のメモリ・ブロツクへのワード編成メ
モリの分割は、イメージ点の貯蔵及び検索の両
方の間に、複雑なアドレスの修正を必要とす
る。 (2) 4角形の核内のアクセス可能なイメージ点の
数は、まさにNである。言い換れば、もしN=
16なら、ある種のイメージ向上技術にとつて特
に有用な核の形状である、3×5又は5×3の
核を得ることができない。 〔本発明の概要〕 本発明の目的は、これらの不利な点を改善した
デイジタル・イメージ処理システムを提供するこ
とである。 本発明の利点は、ワード編成メモリがN個のメ
モリ・デイビジヨン即ちメモリ・ブロツクのみを
有し、これにより、かなり簡単なアドレスの修正
が可能になることである。N個のメモリ・ブロツ
クに制限されるにもかかわらず、kの適切な選択
により、入力イメージの任意の位置から、所望の
1×Nの水平の核、N×1の垂直の核、又はN若
しくはNに近いイメージ点(Nが偶数のとき)又
はN−1若しくはN−1に近いイメージ点(Nが
奇数のとき)の4角形の核を得ることができる。
特に、先行技術のシステムでは不可能である。N
が偶数又は奇数であるにかかわらず、N−1のイ
メージ点を含む4角形の核を得ることができる。 整数kは、システムに対して固定されることが
ある。この場合、それは、特定の適用において所
望される核の形状を得るために、適切に選択され
ることになる。そして、kの許される値に対し
て、N若しくはNに近いイメージ点を有する少な
くとも1つの4角形の核が、通常得ることができ
る1×Nの水平の核に加えて、入力イメージの1
部分から得ることができることに、注意すべき
だ。しかしながら、多くの場合、N及びkが互い
に素であるなら、大抵、1×Nの水平の核、N×
1の垂直の核、及びN−1若しくはそれよりもわ
ずかに少ないイメージ点を有する少なくとも1つ
の固定された形状である4角形の核をアクセスす
ることができる。 他方、kは、システムに対して可変となること
がある。この場合、より大きな適応性が達成され
る。実際、メモリ・ブロツクにおける入力イメー
ジの貯蔵の間にkを適切に選択することにより、
N成分の垂直若しくは水平のストリツプ型の核、
又はN若しくはN−1のイメージ点を有する4角
形の核を得ることができる。kのこの変化は、メ
モリ・ブロツクの指定及びアドレスの修正用であ
る索引テーブルを用いることにより、達成され得
る。索引テーブルの内容は、テーブルのプログラ
ミング又はプラグ・イン交換により変えることが
できる。 当然、システムは、システムからの出力である
不所望のイメージ点を無視若しくは抑制すること
により、又は不所望のイメージ点を含むモジユー
ルへのアクセスを抑制することにより、kの所与
の値について可能な最大値よりも小さなサイズの
核を提供することもできる。 〔本発明の実施例〕 さて、添付図面を参照して、本発明の実施例を
述べる。 述べられるシステムでは、典型的には1024×
1024のイメージ点である、最大サイズX行×Y列
のイメージ点即ちピクセルのデイジタル入力イメ
ージを仮定する。各イメージ点は、CRT上の1
つのスポツトのような、オリジナル・イメージ中
の各点についての強度乃至は色を表わす、典型的
には16ビツト長の2進数である。最初に、“行
(row)”及び“列(column)”という用語が、固
体貯蔵装置におけるイメージ点のアレイ即ち貯蔵
位置のアレイに関係付けられる、2つの通常直交
する方向を識別するための便宜として(当分野に
おいて通常そうであるように)用いられ、そし
て、文脈(context)によつて禁止されるところ
以外では、一般的に交換可能であることを、理解
すべきだ。 入力イメージは、少なくともY/N列及びX行
を夫々が含むN個のメモリ・ブロツク(0、1、
2………、N−1)に貯蔵される。従つて、各メ
モリ・ブロツクは、単一のイメージ点の貯蔵につ
いて、夫々少なくともXY/Nの個々にアドレス
可能な位置を提供する。メモリ・ブロツクは、全
てのメモリ・ブロツクが夫々の単一の貯蔵位置か
ら同時的な読出しについて並列にアクセスできる
ように、ワード編成のランダム・アクセス・メモ
リ・システムとして構成される。N=16の場合
に、1024×1024のイメージを仮定すると、各メモ
リ・ブロツクは、1024行×64列を提供する。即
ち、それは、64Kピクセルのメモリ・ブロツクで
ある。 各イメージ点は実用上16ビツトから成ると仮定
されるので、各メモリ・ブロツクは、メモリ・ブ
ロツクが全体としてアクセスされるときには並列
にアクセスされる複数個の貯蔵モジユールより成
る。この場合、1つのメモリ・ブロツクの夫々の
貯蔵場所は、実際、そのメモリ・ブロツクを構成
する16個の貯蔵モジユールのうちの夫々に位置付
けられた、16個の別々のビツト貯蔵位置より成
る。それで、各65Kピクセルのメモリ・ブロツク
は、実際に、16個の64Kビツトの貯蔵モジユール
を含む。しかしながら、各アドレス可能な貯蔵場
所に1ビツト以上、例えば4ビツトを貯蔵するこ
とができる貯蔵モジユールが利用できるので、各
イメージ点におけるビツトの数と同じ数の貯蔵モ
ジユールを含むことは、各メモリ・ブロツクに
は、必ずしも必要ではない。このような場合、16
ビツトのイメージ点を仮定すると、メモリ・ブロ
ツク当り、このようなモジユールが4個必要とな
るだけである。各イメージ点が単一のビツト(0
又は1)のみから成るか、又は、1つのモジユー
ルの各貯蔵場所に貯蔵できるビツトの数が各イメ
ージ点をなすビツトの数に等しいような、基本的
な場合には、各メモリ・ブロツクは1つのモジユ
ールのみから成ることになるのだが、このように
個々のモジユールをブロツクへグループ編成する
ことは、当分野では周知であり、そして以下の説
明では、イメージ点を貯蔵したり又は検索したり
するのに並列にアクセスされる複数のモジユール
を、メモリ・ブロツクが一般的に含み得るという
理解のもとに、“メモリ・ブロツク”という用語
が用いられることになる。 入力イメージの空間的に続いて並んだ
(consecutive)行について、各行i((0i
X−1)の第1番目のイメージ点が、以下のサク
リツク・コードで表わされる循環的な関係に従つ
て、メモリ・ブロツクni(0niN−1)の貯蔵
に対して割り当てられるようにして、メモリ・ブ
ロツクに入力データ(イメージ点)を貯蔵するこ
とが、行なわれる。即ち、 ni+1=〔ni+k〕npd N niは、行iの第1番目のイメージ点に割り当て
られるメモリ・ブロツクである。 kは、0<k<Nの整数である。 N0(i=0の行に対応する)は、N−1以下の
任意の整数であるが、しかし、ゼロが都合良い。 入力イメージの各行iの第1番目のイメージ点
は、その他すべての行の第1番目のイメージ点と
その割り当てられたメモリ・ブロツクの同じ相対
的な列cに、例えば簡単にするために、第1番目
の列(c=0)に、そして簡単にするために(r
=i)のように同じである行rに貯蔵されるが、
しかし、デイジタル入力イメージから得られた行
は、(r=i+z)から共通の数の行zだけ変位
され得る。 一旦開始メモリ・ブロツクが各行の第1番目の
イメージ点について確立されると、各行iの続く
イメージ点は、開始メモリ・ブロツクの第1番目
のイメージ点とその割り当てられたメモリ・ブロ
ツクの同じ行rの貯蔵に対して、N個のメモリ・
ブロツクへ夫々循環的に連続して割り当てられ
る。行の割り当てサイクルは、周期Nを有し、入
力イメージの全ての行に対して共通であり、上記
符号に従い、開始メモリ・ブロツクのみが異な
る。 従つて、デイジタル入力イメージの各行におけ
るj番目のイメージ点(0jY−1)は、そ
の他の全ての行のj番目のイメージ点とその割り
当てられたメモリ・ブロツクにおいて同じ列の場
所に貯蔵される。言い換えれば、入力イメージの
i番目の行のj番目のイメージ点が、その割り当
てられたメモリ・ブロツクの(i+z)番目の行
における〔(j/N)+c〕列の場所に貯蔵され
る。ここで、“1”は、整数の割り算の商を示し
(即ち、余りは無視する)、cは、開始の例であ
り、そしてzは、前記したような固定されるがし
かし任意である行の変位である。c及びzとも
に、以下の義論では、ゼロであると仮定すること
にする。しかしながら、入力イメージの各行の第
1番目のイメージ点が割り当てられたメモリ・ブ
ロツクの第1番目の列に貯蔵されない(c≠0)
場合又は、変位zがゼロでないときは、最大のイ
メージ・サイズX×Y及び最小のメモリ・ブロツ
ク・サイズXY/Nについては、水平乃至は垂直
の方向のイメージ点の貯蔵は、入力イメージ貯蔵
のある段階で、メモリ・ブロツクの第1番目の行
及び列に対して循環されなければならなくなる。 N及びkの所与の値に対してこの貯蔵方法を仮
定すると、入力イメージのどの位置からも、原則
的に次のような最大サイズの核に対する並列なア
クセスを得ることができる。即ち、 (1) 1×Nの水平な核 (2) P×1の垂直な核、ここで、Pは、各行の第
1番目のイメージ点についてのブロツク割り当
符号のサイクル周期である。 (3) p行q列を有する4角形の核。ここで、p、
q列は、夫々次のようなものである。即ち、 qは、k及び(N−k)のうちの小さい方以
下の整数。 pは、1からqまでのjの整数値に対して、
次の関数、即ち、 1(j+pk)npd Nq を満足する最小の値である。 これ故に、このような核について、全てのイメ
ージ点がシステムの異なるメモリ・ブロツクに貯
蔵される。当然、選択されたメモリ・ブロツクへ
のアクセスを抑制したり、又はそれらの出力を無
視若しくは抑制したりすることにより、この最大
のサイズよりも小さな核を得ることができる。 例えば、第1図は、16進法表示で、N=16(0、
1、2、………、E、F)及びk=9について、
入力イメージ点のメモリ・ブロツク割り当て(マ
ツピング)を示している。図中のボツクスの各水
平の行は、デイジタル入力イメージのイメージ点
の各行を表わす。各行の連続するボツクスは、オ
リジナル・イメージの連続するイメージ点に対応
する。各ボツクス中の数(0乃至Fの16進数)
は、各イメージ点が貯蔵されるそのメモリ・ブロ
ツクを識別するためのものである。例えば、入力
イメージの3番目の行の10番目のイメージ点は、
メモリ・ブロツクB(11番目)に貯蔵され、そし
て8番目の行の4番目のイメージ点は、メモリ・
ブロツク2に貯蔵される。 先に述べたような循環的な関係に従つて、入力
イメージの続いて並んだ行における第1番目のイ
メージ点が、ブロツク0,9,2,B,4,D,
6,E,8,1,A,3,C,5,E,7,0,
9………等へ循環的に割り当てられる。これは、
循環的な関係により作られる順序である。即ち、 Ni+1=〔Ni+9〕〕npd16 この割り当ては、第1図の第1列に示されてい
る。 入力イメージの各行の第1番目のイメージ点に
ついてメモリ・ブロツクの割り当てが達成される
と、各行における続くイメージ点が、0,1,
2,………,D,E,F,0,1,2,………等
の順番にメモリ・ブロツクへ循環的に割り当てら
れる。各行の貯蔵が始まるサイクル・ポイント
が、唯一異なる。従つて、入力イメージの各行に
ついては、第1番目の16個のイメージ点が、それ
らが得られる入力イメージの行と同じ行における
それらの第1番目の貯蔵場所の異なるメモリ・ブ
ロツクに、夫々貯蔵される。第2番目の16個のイ
メージ点が、同じ行のそれらの第2番目の貯蔵場
所にある同じメモリ・ブロツクに同じ順に夫々貯
蔵される。この貯蔵の構成は、N=16及びk=5
の第2図の例について、後で述べられることにな
つている。 このような貯蔵の結果、原則的に、入力イメー
ジの16×1の垂直な核(核Aのような)、入力イ
メージの1×16の水平な核(核Bのような)及び
入力イメージの2×7又は7×2の4角形(核C
又はDのような)に夫々含まれるイメージ点を並
列にアクセスすることができるようになる。これ
故に、上記のような核については、各メモリ・ブ
ロツクが、核を定めている濃い線内にただ1回の
み現われている。即ち、核の各イメージ点は、核
がデイジタル入力イメージに関して位置付けられ
得る所ではどこでも、N個のメモリ・ブロツクの
内の異なる1つの物に設定される。2×7の核
が、イメージ向上技術における7×7のコンボリ
ユーシヨン(convolution)にとつて特に適して
いる。 N=16及びk=5の第2図の場合には、同じ理
由から、16×1の核(核Aの様な)、1×16の核
(核Bの様な)、及び3×5の核(核Cの様な)を
並列にアクセスする事ができる。しかしながら、
5×3の核は、第2図では少なくとも1つのメモ
リ・ブロツクを2度含むので、この場合には、得
る事ができない。しかしながら、3×5の核は、
3×3又は3×5のコンボリユーシヨンにとつて
有用な形状である。3×3及び3×5のコンボリ
ユーシヨンは、一般的なイメージ向上技術であ
る。 第1図及び第2図に類似するテーブルの構成で
例証し得る他の例が、以下に示される。即ち、 N=16、k=7;1×16、16×1、7×2又は2
×7の核を並列にアクセスできる。 N=16、k=3;1×16、16×1又は5×3の核
を並列にアクセスできる。 N=16、k=8;2×8又は1×16の核を並列に
アクセスできる。 N=16、k=2;8×2又は1×16の核を並列に
アクセスできる。 N=16、k=4;4×4又は1×16の核を並列に
アクセスできる。 一般に、第1図及び第2図並びに上記の例の初
めから2つのように、N及びkが互いに素である
場合には、大抵、1×Nの水平な核、N×1の垂
直な核、及びN−1若しくはそれよりもわずかに
小さいイメージ点を有する少なくとも1つの固定
された形状(即ち、行及び列の寸法に関して)の
4角形の核をアクセスすることができる。N及び
kが互いに素でない場合には、メモリ・ブロツク
の割り当て符号の循環周期がNよりも小さいの
で、N×1の垂直の核をアクセスすることができ
ない。しかし、まさにN個のイメージ点を含む4
角形の核を代わりに得ることができる。これは、
上記の例の終りから3つに例示されている。全て
の場合、1×Nの水平の核が、入力イメージのい
ずれかの位置から利用できる。 それ故に、所与のNに対して、kを適切に選択
することにより、貯蔵される入力イメージから、
所望する、イメージ点の1×Nの水平な核、イメ
ージ点のN×1の垂直な核、又は、N若しくはそ
れよりも少ないイメージ点(Nが偶数のとき)又
はN−1若しくはそれよりも少ないイメージ点
(Nが奇数のとき)を有する4角形の核を得るこ
とができる。kのすべての値について、このよう
なタイプの核が皆得られるとは限らないであろ
う。しかし、kの全ての値について得ることがで
きる1×Nの水平な核に加えて、上記のようなタ
イプの核のうち、少なくとも1つの他のものが、
貯蔵される入力イメージのいずれかの位置から得
られるように、kの適切な値が見出され得る。 第3図は、N=16及びk=5の第2図につい
て、第1図(N=16、k=9)に関して一般的に
議論した原則に従つて、それらの割り当てられた
メモリ・ブロツク内の貯蔵場所へイメージ点を割
り振ることとを示している。第1図及び第2図に
おけるように、ボツクスの各行は、割り当てられ
るメモリ・ブロツクに対応する数字を各ボツクス
内に有している、入力イメージ点の対応する行を
表わす。前記したように、各行の第1番目の16個
のイメージ点が、それらが割り当てられるメモ
リ・ブロツクの第1番目の列(アドレス000000)
に割り振られる。各行の第2番目の16個のイメー
ジ点が、それらが割り当てられるメモリ・ブロツ
クの第2番目の列(アドレス000001)に割り振ら
れる。そして、第3番目の16個のイメージ点が、
第3番目の列(アドレス000010)へ割り振られ、
以下順次割り振られる。メモリ・ブロツクのイメ
ージ点の行アドレスが、第3図の左側に示され、
そして入力イメージの行アドレスに対応してい
る。示されているアドレスが1024×1024の入力イ
メージに基づいており、それで、各メモリ・ブロ
ツクが64列(6ビツトの列アドレス)及び1024行
(終りの5ビツトのみが第3図に示されている10
ビツトの行アドレス)を有することを理解された
い。第3図に示されたマツピングは、c及びzの
両方をゼロと仮定していることが、明らかになる
であろう。第3図のマツピング構成は、いずれの
循環的な関係にも適用できる。変更される必要が
あるのは、メモリ・ブロツクの割当てであつて、
それらの割り当てられたメモリ・ブロツク内のイ
メージ点の行及び列のアドレスではない。 通常のワード編成されたランダム・アクセス・
メモリ・システムのみが、各メモリ・ブロツクの
同じ相対的な場所への並列なアクセスを可能にす
るので、メモリ・ブロツクへ供給される読出しア
ドレスの選択的な修正により所望の核の引出しを
可能にするために、アドレス機構を修正する必要
がある。 原則として、この後者の修正は、次のようにし
て達成される。即ち、所望の核の1つの予め決め
られた(基準の)イメージ点(好ましくは上部左
側のイメージ点)の実際の行及び列のアドレス
を、その割り当てられたメモリ・ブロツクに提供
し、そして、核の全てのイメージ点への並列なア
クセスを可能とするのに十分な整数量だけ、それ
らの行乃至は列のアドレスを増加する(乃至は、
上部左側のイメージ点が基準として用いられない
場合には減少させる)ことにより、他のメモリ・
ブロツクに貯蔵される、核の関連するイメージ点
の行乃至は列のアドレスを必要とするところを修
正することである。 従つて、第1図を参照するに、核Bを引き出す
ために、始めから12個のイメージ点はそれらの割
り当てられたメモリ・ブロツクにおいて同じ相対
的な場所(第2行、第1列)にあるので、左側の
イメージ点(メモリ・ブロツクDにある)の行及
び列のアドレスを、その行の全てのメモリ・ブロ
ツクD乃至8へ送ることができる。しかし、メモ
リ・ブロツク9乃至Cの終りから4つのイメージ
点は、それらの各メモリ・ブロツクの第2列に位
置するので、それらのアドレスは1だけ増加され
た列アドレスを有しなければならない。 他方、核Aを引き出すためには、各メモリ・ブ
ロツクについての列アドレスは同じままにされ、
一方、行アドレスは、示された垂直シーケンスに
おける各メモリ・ブロツクについては、順次1だ
け増加されなければならない。 第2図を参図するに、核Cは、次のようにして
引き出される。即ち、上部左側のイメージ点(メ
モリ・ブロツク5における)の行及び列のアドレ
スをメモリ・ブロツク5乃至9の全てに与え、メ
モリ・ブロツクA乃至Eについては、1だけ行ア
ドレスを増加させ、メモリ・ブロツクF乃至3に
ついては、2だけ行アドレスを増加させ、そし
て、全てのメモリ・ブロツクについて列アドレス
を変えずそのままにしておくことである。 類似の考えが、第1図及び第2図に示された他
の核の引き出しを可能にする。上記の例では、所
望の核を引き出すのに、行又は列のアドレスのみ
を修正する必要があるが、多くの場合には、両方
を修正しなければならなくなることを理解すべき
だ。例えば、もし第2図の核Cが第3図に示され
ているように右側へ6列ずれて位置するなら、5
つのイメージ点より成る各シーケンスにおける最
後のイメージ点を含むメモリ・ブロツクは、先に
述べた行アドレスの増加に加えて、1だけ列アド
レスを増加される必要がある。 以下に述べられることになる好ましい実施例で
は、必要なアドレスの修正は、書込み及び読出し
の順序の両方の修正を可能とする、プログラム可
能な索引テーブル(LUT)を含むハードウエア
の回路により、達成される。 さて、本発明によるイメージ処理システムの実
施例が、第4図及び第5図を参照して述べられ
る。第4図は、先に議論した原理に従つてイメー
ジ点(ピクセル)を貯蔵するために必要なシステ
ムのそれらの構成成分を示している。一方、第5
図は、核の引き出しのために必要なシステムのそ
れらの構成成分を示している。16の貯蔵モジユ
ール(N=16)及び16ビツトのピクセルを用い
て、1024×1024の入力イメージに基づくシステム
が仮定されることになる。第4図及び第5図に示
された貯蔵及び検索の技術は単一のシステムを形
成するものであるが、しかし、説明を容易にし且
つ図面を簡単にするために、別々に示されたこと
を、理解すべきだ。従つて、第4図と第5図との
間の接続が、印され(即ち、“第5図から”、“第
5図へ”等)、そして、両図に共通の構成成分は、
同じ参照番号が与えられている。最後に、多くの
場所で単一の信号線の接続が示されているが、こ
れらは、関係する複数の線を斜線近くの数字で示
しているように、並列な複数の線を表わすことも
ある。通常の論理減結合(de−coupling)手段
が、貯蔵及び検索のために用いられる、両方の機
能に共通でない、システムの構成成分を分離する
ために、用いられ得ることを理解すべきだ。 最初に、第4図を参照するに、先の議論との一
貫性のために16進数表示を用いている、16個のメ
モリ・ブロツクMB(0),MB(1),MB(2),
…………,MB(F)を、システムは含んでいる。最
初と最後のメモリ・ブロツクMB(0)及びMB
(F)のみが、夫々示されている。各メモリ・ブロツ
クは、関係するアドレス・レジスタAR(0),
AR(1),AR(2),………,AR(F)を有してい
る。再び、最初と最後のアドレス・レジスタしか
示されていない。メモリ・ブロツクMBは、ワー
ド編成のランダム・アクセス・メモリとして、公
知のように構成される。このランダム・アクセ
ス・メモリでは、夫々の単一(16ビツト)貯蔵場
所からの同時的な読出しのために、全てのメモ
リ・ブロツクは、それらの関係するアドレス・レ
ジスタARに存在し、且つメモリ・ブロツクのア
ドレス・イン入力に印加される、アドレスにより
決められる夫々の貯蔵場所において、並列にアク
セスできる。データは、各メモリ・ブロツクの読
出し入力へ信号を印加することにより、データ出
力ライン30の夫々において、並列に提供され
る。各データ出力ライン30は、示されているよ
うに、16個のビツト線を含んでいる。 システムにおける入力イメージ点の初期貯蔵の
間に、連続する16ビツトのピクセルが入力31に
印加され、一方、同期してそれらのアドレスが入
力32に印加される。従つて、各ピクセルが入力
31に印加されるとき、線33における行を定め
る10ビツト及び線34における列を定める10ビツ
トを含む20ビツトの2進数のような、1024×1024
の入力イメージ中のそのアドレスが、入力32に
印加される。入力ピクセル及びそれらのアドレス
は、種々のソースから引き出され得るが、しか
し、2つの一般的なカテゴリが可能である。 (1) そのデータ速度がメモリ・ブロツクMB(0)
乃至MB(F)の最小サイクル時間と両立し得る、
イメージ・プロセツサ又はコンピユータのメモ
リのようなソースから、ピクセルが得られる。
言い換えれば、各ピクセル及びそのアドレスが
入力31及び32に夫々存在する期間が、メモ
リ・ブロツクの最小サイクル時間よりも、短
い。この場合、その割り当てられたメモリ・ブ
ロツクに夫々1度にピクセルを貯蔵することが
できる。 (2) そのデータ速度がメモリ・ブロツクの最小サ
イクル時間と両立し得ない、デイジタル化され
たTV信号の様なソースから、ピクセルが得ら
れる。言い換えれば、ピクセルは余りに長くか
かるので、メモリ・システムにより夫々が順番
に貯蔵され得ない様な速度で、供給される。こ
の場合、複数の入力ピクセルを貯蔵し、それか
ら単一の記憶サイクル内にそれらをそれらの割
り当てられたメモリ・ブロツクへ同時に転送す
る事が、必要である。 第4図の貯蔵システムでは、両モードの動作が
可能であり、(1)の場合が、最初に扱われる。 各ピクセルのアドレスが入力32に印加される
と、10個の全ての行アドレス・ビツトが、全ての
メモリ・ブロツクMBのアドレス・レジスタAR
における行アドレス・データ入力DRへ共通に線
35を経て印加される。しかしながら、列アドレ
スの上位6ビツトのみが、アドレス・レジスタの
列アドレス・データ入力DCへ線36を経て印加
される。それで、アドレス・レジスタARの入力
に存在するアドレスのみが、16個のピクセルごと
に変わる。これは、第3図に示された貯蔵方法に
従うものである。即ち、16個のピクセルから成る
連続するグループが、それらの割り当てられるメ
モリ・ブロツクにおける同じ相対的な場所に貯蔵
されることが示されている。第4図は、またアド
レス・レジスタARへのADDR及びADDCの入力
を示している。即ち、これらは、入力イメージの
初期貯蔵において用いられるのではなくて、核の
検索の間に、アドレス・レジスタへ行乃至は列の
訂正信号を印加するために用いられる。従つて、
ADDR入力は、アドレス・レジスタ中の行アドレ
スの修正を可能にし、またADDC入力は、列アド
レスの修正を可能にする。それ故に、アドレス・
レジスタARは、また、加算機構としても、構成
されている。この点については、第5図に関して
十分に示されることになつている。 このピクセルの行アドレスのうちの下位4ビツ
トが、線37を経て、メモリ・ブロツクのマツピ
ング索引テーブル(LUT)38へ印加される。
そして、同時に、このピクセルの列アドレスのう
ちの下位4ビツトが、線39を経て、同じLUT
38へ印加される。LUT38は、夫々が4ビツ
トを貯蔵する能力を備えた貯蔵場所より成る16行
×16列のマトリツクスを有するランダム・アクセ
ス・メモリ(RAM)である。LUT38に実際の
内容は、貯蔵の循環的な関係に用いられるkの値
に依存することになるが、しかし、k=9につい
ての第1図及びk=5についての第2図における
破線40により示されているように、対応するブ
ロツクの割当てテーブルに関する上部左側の16×
16の部分と同じになる。LUT38は、好ましく
は、kの所望の値についてプログラム可能である
と良い。しかし、それは、種々の交換可能な形式
がkの値について利用できる、プラグ・イン・プ
ログラムされたリード・オンリ・メモリ
(PROM)であつても良い。 線39における4つの列アドレス・ビツトは、
LUT38への列アドレスを構成し、そして、線
37における4つの行アドレス・ビツトは、
LUT38への行アドレスを構成する。調べれば、
線41におけるLUT38の4ビツト出力が、入
力31におけるこのピクセルへ割り当てられるメ
モリ・モジユールをすぐに決めるものであること
が、わかるであろう。割り当てられるメモリ・モ
ジユールを決める4ビツトは、デコーダ42で復
号され、各メモリ・ブロツクに夫々が対応してい
る16個の線43のうちの1つに、信号を提供す
る。 上記メモリ・ブロツクの割り当て及び復号動作
と同時に、入力ピクセル・データが、入力31を
経て、並列に16個のバツフアB1(0)乃至B1(F)に
供給される。このような、バツフアB1は夫々、
16ビツトのトランスペアレント・ラツチ
(transparent latch)を含み、そして線44を経
て、デコーダ出力線43のうちの夫々1つから入
力を受け取る。デコーダの出力線43のうちの1
つが付勢される(即ち、信号を伝達する)とき
は、付勢線43に接続されている、バツフアB1
(0)乃至B1(F)のうちのその1つのみが、16ビツ
トの入力ピクセルを受け取ることについて開かれ
ることになる。一方、その他の全てがブロツクさ
れることになる。選択されたバツフアB1へこの
ようにラツチされたピクセル・データは、同時
に、バツフアの出力線45において利用できる。
各入力ピクセルについて、開いている特定のバツ
フアB1(0)乃至B1(F)のうちの1つは、そのピク
セルに対して割り当てられる復号されたメモリ・
ブロツクにより決められる。バツフアB1(0)乃
至B1(F)は、メモリ・ブロツクMB(0)乃至MB
(F)に夫々関係付けられている。 バツフアB1(0)乃至B1(F)からの出力線45
は、16ビツトのトラスペアレント・ラツチを含む
もう1組のバツフアB2(0)乃至B2(F)の入力へ、
夫々接続されている。これらのバツフアB2は、
その出力線46へ入力ピクセルを直接転送するた
めに、この最初の貯蔵モード(入力データ速度
が、メモリ・システムのサイクル時間と両立し得
る)においては、全て開かれている。これは、イ
メージの全貯蔵の間中47に連続的に印加される
共通の付勢信号により、行なわれる。バツフア
B2の夫々の出力46は、各メモリ・ブロツクMB
のデータ・イン入力に接続される。従つて、バツ
フアB2(0)の出力は、メモリ・ブロツクMB
(0)のデータ・イン入力に接続され、B2(1)
の出力は、NB(1)の入力に接続され、そして
以下同様に、最後に、B2(F)の出力がMB(F)の入力
に接続されるまで、夫々接続される。 それ故に、この段階では、共通のアドレスが全
てのアドレス・レジスタAR(0)乃至AR(F)の入
力DR及びDCに存在し、そして、バツフアB2(0)
乃至B2(F)のうちの1つの出力46が、メモリ・
ブロツクMB(0)乃至MB(F)のうちの1つにつ
いてのデータ・イン入力において、データを提供
する。その割り当てられるメモリ・ブロツクにお
けるピクセルの実際の貯蔵は、線35,36にお
けるアドレスが各レジスタにロードされるように
する、アドレス・レジスタARへのロード・アド
レス信号(図示されず)の印加、並びに続くメモ
リ・ブロツクの書込み入力への書込み信号の提供
により、行なわれる。書込み信号は、16個の線4
8のうちの適切な1つに提供される。これらの線
は、アンド回路49を経て、デコーダ出力線43
に一対一に接続されている。アンド回路49は、
この最初のモードの貯蔵については、50に印加
される付勢信号により不変的に開かれたままにさ
れている16個のアンド・ゲートを含んでいる。第
4図はまた、16個の全ての書込み線48へ同時に
信号を印加できるようなもう1つの入力51を示
している。しかしながら、これは、この最初のモ
ードの貯蔵では用いられないし、また線48のう
ちの1つのみが各入力ピクセルに対して付勢され
ると仮定している。割り当てられたメモリ・ブロ
ツクMBへ書込み信号が印加されると、関連する
バツフアB2(0)乃至B2(F)の出力に存在するピク
セルが、関連付けられたアドレス・レジスタAR
により決められる場所に、貯蔵される。 それ故に、事象の流れは次のようになる。入力
31に存在する各入力ピクセルが、16個の全ての
バツフアB1(0)乃至B1(F)に印加される。同時
に、このピクセルの行及び列のアドレスの両方の
下位4ビツトが、そのピクセルが割り当てられる
メモリ・ブロツクMBを決めるためのLUT38
をアクセスするように、用いられる。デコーダ4
2は、バツフアB1(0)乃至B1(F)のうちの1つを
開けて割り当てられたメモリ・ブロツクへ書込み
信号を提供する。16個の線43のうちの1つに対
応する信号を提供する。それ故に、ピクセルは、
アドレス・レジスタARにおいて特定されたアド
レスでその割り当てられたモジユールに貯蔵する
ために、開いたバツフアB1及びそれが結合して
いるもう1つのバツフアB2を通過する。訂正信
号入力ADDR及びADDCがこの貯蔵モードでは用
いられないので、アドレス・レジスタARの全て
は同じアドレス内容を有し、さらに、夫々16個の
ピクセルが入力した後に、アドレスのみが変化す
ることが、わかるであろう。従つて、16個の連続
するピクセルの各組は、k=5についての第3図
に示されているように、同じ相対的な貯蔵場所
で、LUT38により決められるような種々のメ
モリ・ブロツクに貯蔵される。 典型的には、メモリ・ブロツクMBの最小サイ
クル時間は、データ・ソースが両立できる速度で
ピクセルを供給するように構成される、この最初
の貯蔵モード(前記(1)の場合)については、約
300n秒程度である。即ち、各ピクセル及びその
アドレスは、300n秒乃至はそれ以上の間、入力
31及び32に夫々存在する。LUT38は、約
10n秒の遅延を導入するので、正確なタイミング
が実質的にメモリ・ブロツクMBで保たれる。そ
れにもかかわらず、ピクセル・データ・メモリ・
ブロツク・アドレス、ロード・アドレス及び書込
みの信号が、各ピクセルについてのメモリ・シス
テムに適切な順序で到達することを確実にする必
要があるなら、タイミングのわずかな調節が公知
の方法で行なわれ得る。 貯蔵の第2のモード、即ち前記(2)の場合につい
ては、付勢信号が50から除去される。それで、
アンド回路49は、全入力イメージの貯蔵の間
中、ブロツクされる。さらに、入力47の信号
は、連続しなくて、16個のピクセルごとの後に、
間欠的に印加される。最後に、16個のピクセルご
との後にまた、書込み信号が入力51に印加され
る。動作は、以下のようになる。 先のように、31における各入力ピクセルが
LUT38により選択されて適切なバツフアB1
(0)乃至B1(F)へ順番に転送されるが、47に信
号が存在しないために、関係付けられたバツフア
B2(0)乃至B2(F)の入力は、全て閉じられ、それ
故に、これらの入力ピクセルは、出力線46には
現われない。しかしながら、夫々16個の入力ピク
セルの終りで、入力47に瞬間的に印加される付
勢信号により、バツフアB1(0)乃至B1(F)の全内
容が、もう1組のバツフアB2(0)乃至B2(F)へ転
送される。それから、信号が入力47から除去さ
れ、第2のバツフアB2に前の情報を保つている
間に、次の16個の入力ピクセルが第1のバツフア
B1書込まれるように、2組のバツフアB1及びB2
を再び分離する。それ故に、この後者の情報は、
16個までのビクセルについての時間の間、メモ
リ・ブロツクMBに書込むのに利用できる。これ
は、全てのメモリ・ブロツクの書込み入力を同時
に付勢する信号を入力51に与えることにより、
1記憶サイクル内に達成される。それで、バツフ
アB2(0)乃至B2(F)に貯蔵されている16個のピク
セル全てが、それらの割り当てられたメモリ・ブ
ロツクに同時に書込まれる。この第2のモードで
は、次の組の16個のピクセルのために新しいアド
レスが貯蔵レジスタARの入力に提供されること
になるので、各組の16個の連続するピクセルの間
中にアドレス・レジスタAR(0)乃至AR(F)への
入力に存在する共通のアドレスが、続くメモリ・
ブロツクの貯蔵サイクルの間に維持されねばなら
ないことに、気づくべきである。これは、バツフ
アB1(0)乃至B1(F)における16個のピクセルの各
貯蔵サイクルの終り近くの適切な時点で、線35
及び36におけるアドレスを夫々のアドレス・レ
ジスタARへ公知のようにして転送する、ロー
ド・アドレス信号(図示せず)により、実行され
る。 このように全部で1024×1024のピクセル入力イ
メージが貯蔵されるが、核の引き出しのために用
いられるシステムのそれらの構成成分を説明する
ために、第5図を参照する。先に述べたので、こ
れらの構成成分の多くは、第4図のものと共通し
ている。それ故に、類似するものである。 核の引き出しにさらに必要になる構成成分は、
主に、行及び列のアドレス訂正のための夫々索引
テーブル60及び62である。LUT60は、16
個の機能的に独立した4×4のLUT LR(0)乃
至LR(F)を含んでいる。各LUT LRの16個の貯蔵場
所の夫々は、4ビツトの能力を有している。
LUT62は、16個の機能的に独立した16×16の
LUT LC(0)乃至LC(F)を含んでいる。各LUT
LCの256個の貯蔵場所の夫々は、1ビツトの能力
を有している。述べられることになるが、LUT
60及び62の内容は、引き出すことが所望され
る特定の核の形状及びLUT38により実行され
るオリジナルのマツピングの両方により、決めら
れる。従つて、LUT60及び62は、LUT38
のように、プログラム可能なRAM又はプラグ・
インPROMである。 入力イメージ中のどの位置からも選択された形
状の核を引き出すために、その核の予め決められ
た場所における基準ピクセルのオリジナル入力イ
メージでの行及び列のアドレスが、入力32を経
て線33及び34に置かれる。特に、この実施例
では、関係するメモリ・ブロツク割り当てテーブ
ル(第1図及び第2図)の上部左側角に最も近い
ピクセルが、基準ピクセルとして用いられる。従
つて、この基準ピクセルのアドレスは、全てのア
ドレス・レジスタAR(0)乃至AR(F)のアドレ
ス・データ入力DR及びDCに、共通に存在し、そ
して、核がメモリ・ブロツクの列アドレスの境界
(第3図における濃い垂直な線)を越えない1×
16の水平なストリツプである場合を特に除いて、
基準ピクセル自体を含むメモリ・ブロツク以外の
少なくとも幾くつかのメモリ・ブロツクについて
修正されなければならない初期基準として働ら
く。 垂直な(行の)アドレス訂正は、LUT38の
4ビツト出力により共通にアドレスされる
LUTLR(0)乃至LR(F)により実行される。そのよ
うな出力が基準ピクセルに対して割り当てられる
メモリ・ブロツクMBを決めることが、わかる。
LUT38の4ビツト出力は、基準ピクセルに対
して割り当てられるメモリ・ブロツクに依存し
て、16個の異なる値のうちのいずれか1つをとる
ことができる。従つて、それは、LUTLR(0)乃
至LR(F)の夫々における16個の4ビツト貯蔵場所
のうち夫々の1つをアクセスする。このようにア
クセスされる貯蔵場所、即ち、LUT LR(0)乃
至LR(F)の夫々における唯一のこのような場所に
含まれる情報は、基準ピクセルを含むメモリ・ブ
ロツク以外のメモリ・ブロツクの行アドレスにつ
いての必要な訂正を決める。LUT LR(0)乃至
LR(F)の夫々の4ビツト出力は、DRに存在する基
準の行アドレスに加えるために、アドレス・レジ
スタAR(0)乃至AR(F)の夫々のADDR入力に
夫々の出力線61を経て印加される。 一般に、16個のメモリ・ブロツクが基準ピクセ
ルに対して割り当てられたことに依存して、即
ち、LUT38の出力によりアクセスされるLUT
LR(0)乃至LR(F)の夫々におけるその貯蔵場所に
依存して、16個の4ビツト垂直アドレスの訂正信
号についての異なる組が、LUT LR(0)乃至AR
(F)により、アドレス・レジスタAR(0)乃至AR
(F)に印加される必要になることが、明らかになる
であろう。 先に述べたように、LUT LR(0)乃至LR(F)の
内容は、LUT38により与えられる初期のマツ
ピング及び所望の核の形状の両方により、決ま
る。例えば、第6図は、N=16、k=5について
のLUT LR(0)の内容及び3×5の4角形の核
の形状を示している。一方、第7図は、N=16、
k=5についてのLUT LR(0)の内容及び16×
1の垂直な核の形状を示している。各図の4×4
のボツクス・アレイは、LUT LR(0)の16個の
貯蔵場所を表わしている。このようなボツクスは
夫々斜めに分割され、各ボツクスの上部左側にお
ける16進数の数字は、LUT38の4ビツト出力
41により決められる基準ピクセルのメモリ・ブ
ロツクに換算して、その場所のアドレスを表わし
ている。一方、各ボツクスの下部右側における10
進数の数字は、その場所に貯蔵された4ビツト2
進数の数字により決められるような、必要な行ア
ドレスの訂正を示す。類似のダイヤグラムが、
LUT38によるオリジナル・マツピング及び許
される核の形状に対して、LUT LR(0)乃至LR
(F)の全てについて構成され得る。第6図中、第1
行の2番目の場所の下部右側がブランク・スペー
スになつているのは、訂正が必要ないことを示し
ている。即ち、もし基準ピクセルがメモリ・ブロ
ツクMB(1)に位置するなら、3×5の核のピ
クセルは、メモリ・ブロツクMB(0)に入り込
まない。これは、第2図を調べるとわかる。この
場合のメモリ・ブロツクMB(0)の見せかけの
出力は、図示されないハードウエア又はソフトウ
エアにより、抑制され得る。 水平な(列の)アドレス訂正は、LUT LC(0)
乃至LC(F)により実行される。核は、メモリ・ブ
ロツクの列アドレスの2以上の境界(第3図にお
ける濃い垂直な線)を越えて伸びることはあり得
ないので、いかなるメモリ・ブロツクについても
列アドレスの訂正は、多くて1である。それ故、
LUT LC(0)乃至LC(F)の夫々の貯蔵場所は、1
又は0を含む。しかしながら、列アドレスの訂正
が必要とされるかどうかを決めるために、入力イ
メージ中の基準ピクセルの位置を知る必要がある
ので、核がメモリ・ブロツクの列アドレスの境界
を越えるかどうかを決めるために、これらの
LUT LC(0)乃至LC(F)は、LUT LR(0)乃至LR
(F)よりも、大きくなければならない。それ故に、
LUT LC(0)乃至LC(F)は、夫々が1ビツトを貯
蔵できる256の貯蔵場所を提供する16×16のテー
ブルである。LUT LC(0)乃至LC(F)は、夫々の
単一の場所へのアクセスのために、LUT38と
同じように、基準ピクセルの行及び列のアドレス
の両方についての下位4ビツトにより、共通にア
ドレス指定される。DCに存在する基準に列アド
レスに加えるためにLUT LC(0)乃至LC(F)の
夫々の出力は、アドレス・レジスタAR(0)乃
至AR(F)の夫々のADDC入力へ、夫々の出力線6
3を経て印加される。 貯蔵場所の異なる組、即ちLUT LC(0)乃至
LC(F)の夫々におけるものが、線37及び39の
データにより定まる夫々異なるアドレスについて
アクセスされ、そして、このようにして生じた0
乃至は1の組が、アドレス・レジスタARにおけ
る基準列アドレスへの適切な訂正を提供するため
に、kの値及び所望の核の形状に従つて、予めプ
ログラムされることとが、わかるであろう。 例えば、第8図は、N=16、k=5についての
LUT LC(0)の内容及び3×5の矩形の核の形
状を示している。そして、第9図は、N=16、
k=5についてのLUT LC(0)の内容及び1×
16の水平な核の形状を示している。また、kの値
及び許される核の形状に対して、その他のLUT
LC(1)乃至LC(F)について、対応するテーブルが
構成され得る。第6図及び第7図の場合における
ように、ブランク・ボツクスは、関係するメモ
リ・ブロツクからの出力が用いられないので、
“don′t care”の状態を示す。 アドレス・レジスタARへの入力において、垂
直及び水平のアドレスがこのように正確に修正さ
れてから、修正されたアドレスは、ロード・アド
レス信号によりレジスタARにロードされる。続
いて、読出し信号が入力64において全てのメモ
リ・ブロツクMBへ共通に印加され、所望の核の
ピクセルが、出力30において並列に現われる。 このように引き出された核は夫々、通常使用さ
れるイメージ処理技術を受け得る。そのような処
理の結果得られるものは、オリジナルの核のイメ
ージ点の予め決められたものを交換するために、
メモリへ書き戻される単一のイメージ点であるこ
ともある。このために、第4図の回路が用いられ
得る。 他方、処理の結果得られるものが、オリジナル
の核と同じ形状の新しいイメージ点についての核
であることもある。この場合には、核の全ての成
分が、第5図の回路を用いて、メモリ中のそれら
のオリジナルの場所へ並列に書込まれ得る。この
ために、処理される核のイメージ点は、適切なデ
ータ・インの線46に置かれ、線48への共通の
書込み信号の印加により、メモリ・ブロツクへ並
列に書込まれる。LUT60及び62により提供
される訂正信号は、処理されていない核が引き出
されたときのと同じままである。 今まで、デイジタル入力イメージの各行におけ
る第1番目のイメージ点が、割り当てられたメモ
リ・ブロツクにおける他の全ての行の第1番目の
イメージ点とその割り当てられたメモリ・ブロツ
クの同じ相対的な列に位置付けられ、そして、入
力イメージの続いて並んだ行がメモリ・ブロツク
の続いて並んだ行に貯蔵されるようなシステムを
述べたが、これらの条件が本発明の動作にとつて
本質的なものでないことを、理解すべきだ。しか
しながら、各行の第1番目のイメージ点について
開始メモリ・ブロツクを仮定するなら、上記のよ
うな簡単な配列は、入力イメージを貯蔵して所望
の核を引き出すための比較的簡単なアドレス動作
を可能にする。さらにランダムな分布はより複雑
なアドレス動作を必要とすることになるが、しか
し、種々の索引テーブルにおける適切な内容の使
用により、原則として達成され得るであろう。 必要なことは、niについての前記等式において
定められるように、各行の第1番目のイメージ点
に対して開始メモリ・ブロツクが割り当てられる
こと、そして、各行の続くイメージ点が、周期N
を有するサイクルに基づいて、即ち、サイクルは
1度だけ各メモリ・ブロツクを含むようにしてメ
モリ・ブロツクへ循環的に割り振られることであ
る。
ス・メモリを含むデイジタル・イメージ処理シス
テムに関する。 〔先行技術〕 デイジタル・イメージは、夫々1つの整数又は
1組の整数より成る複数のイメージ点の2次元的
アレイであると考えられる。イメージ処理には、
イメージ・アレイをメモリに貯蔵して、このアレ
イの単一の行又は列における一連のイメージ点
(イメージ点シーケンス)及び小さな4角形領域
内のイメージ点の如き選択されたイメージ点群を
同時に検索する能力が、要求される。このような
イメージ点群は、以後、“核(kernel)”とする。
この場合、選択された核の全てのイメージ点が1
記憶サイクルでアクセスされねばならないという
制約がメモリに課せられる。通常のワード編成メ
モリは、夫々イメージ点の1つの核を貯蔵するこ
とができる複数のランダム・アクセス可能な“ワ
ード”貯蔵場所を含む。しかしながら、全てのイ
メージ点が貯蔵装置の同じワード内に存在しない
ときには、イメージ点の複数の核へのアクセスを
可能とするために、この通常のメモリのアクセス
機構を修正することが必要である。 特公昭56−40861号公報は、N個のイメージ点
のみを有する複数の核が得られる間に、2N個の
メモリ・デイビジヨン(division)即ちメモリ・
ブロツクを有するワード編成ランダム・アクセ
ス・メモリにデイジタル入力イメージを貯蔵する
イメージ処理システムを示している。特に、利用
できる複数の核は、1×pqの水平ストリツプ、
pq×1の垂直ストリツプ又はp×qの4角形で
ある。この場合pq=Nである。 このシステムの不利な点は、次下に示すとおり
である。即ち、 (1) 2N個のメモリ・ブロツクへのワード編成メ
モリの分割は、イメージ点の貯蔵及び検索の両
方の間に、複雑なアドレスの修正を必要とす
る。 (2) 4角形の核内のアクセス可能なイメージ点の
数は、まさにNである。言い換れば、もしN=
16なら、ある種のイメージ向上技術にとつて特
に有用な核の形状である、3×5又は5×3の
核を得ることができない。 〔本発明の概要〕 本発明の目的は、これらの不利な点を改善した
デイジタル・イメージ処理システムを提供するこ
とである。 本発明の利点は、ワード編成メモリがN個のメ
モリ・デイビジヨン即ちメモリ・ブロツクのみを
有し、これにより、かなり簡単なアドレスの修正
が可能になることである。N個のメモリ・ブロツ
クに制限されるにもかかわらず、kの適切な選択
により、入力イメージの任意の位置から、所望の
1×Nの水平の核、N×1の垂直の核、又はN若
しくはNに近いイメージ点(Nが偶数のとき)又
はN−1若しくはN−1に近いイメージ点(Nが
奇数のとき)の4角形の核を得ることができる。
特に、先行技術のシステムでは不可能である。N
が偶数又は奇数であるにかかわらず、N−1のイ
メージ点を含む4角形の核を得ることができる。 整数kは、システムに対して固定されることが
ある。この場合、それは、特定の適用において所
望される核の形状を得るために、適切に選択され
ることになる。そして、kの許される値に対し
て、N若しくはNに近いイメージ点を有する少な
くとも1つの4角形の核が、通常得ることができ
る1×Nの水平の核に加えて、入力イメージの1
部分から得ることができることに、注意すべき
だ。しかしながら、多くの場合、N及びkが互い
に素であるなら、大抵、1×Nの水平の核、N×
1の垂直の核、及びN−1若しくはそれよりもわ
ずかに少ないイメージ点を有する少なくとも1つ
の固定された形状である4角形の核をアクセスす
ることができる。 他方、kは、システムに対して可変となること
がある。この場合、より大きな適応性が達成され
る。実際、メモリ・ブロツクにおける入力イメー
ジの貯蔵の間にkを適切に選択することにより、
N成分の垂直若しくは水平のストリツプ型の核、
又はN若しくはN−1のイメージ点を有する4角
形の核を得ることができる。kのこの変化は、メ
モリ・ブロツクの指定及びアドレスの修正用であ
る索引テーブルを用いることにより、達成され得
る。索引テーブルの内容は、テーブルのプログラ
ミング又はプラグ・イン交換により変えることが
できる。 当然、システムは、システムからの出力である
不所望のイメージ点を無視若しくは抑制すること
により、又は不所望のイメージ点を含むモジユー
ルへのアクセスを抑制することにより、kの所与
の値について可能な最大値よりも小さなサイズの
核を提供することもできる。 〔本発明の実施例〕 さて、添付図面を参照して、本発明の実施例を
述べる。 述べられるシステムでは、典型的には1024×
1024のイメージ点である、最大サイズX行×Y列
のイメージ点即ちピクセルのデイジタル入力イメ
ージを仮定する。各イメージ点は、CRT上の1
つのスポツトのような、オリジナル・イメージ中
の各点についての強度乃至は色を表わす、典型的
には16ビツト長の2進数である。最初に、“行
(row)”及び“列(column)”という用語が、固
体貯蔵装置におけるイメージ点のアレイ即ち貯蔵
位置のアレイに関係付けられる、2つの通常直交
する方向を識別するための便宜として(当分野に
おいて通常そうであるように)用いられ、そし
て、文脈(context)によつて禁止されるところ
以外では、一般的に交換可能であることを、理解
すべきだ。 入力イメージは、少なくともY/N列及びX行
を夫々が含むN個のメモリ・ブロツク(0、1、
2………、N−1)に貯蔵される。従つて、各メ
モリ・ブロツクは、単一のイメージ点の貯蔵につ
いて、夫々少なくともXY/Nの個々にアドレス
可能な位置を提供する。メモリ・ブロツクは、全
てのメモリ・ブロツクが夫々の単一の貯蔵位置か
ら同時的な読出しについて並列にアクセスできる
ように、ワード編成のランダム・アクセス・メモ
リ・システムとして構成される。N=16の場合
に、1024×1024のイメージを仮定すると、各メモ
リ・ブロツクは、1024行×64列を提供する。即
ち、それは、64Kピクセルのメモリ・ブロツクで
ある。 各イメージ点は実用上16ビツトから成ると仮定
されるので、各メモリ・ブロツクは、メモリ・ブ
ロツクが全体としてアクセスされるときには並列
にアクセスされる複数個の貯蔵モジユールより成
る。この場合、1つのメモリ・ブロツクの夫々の
貯蔵場所は、実際、そのメモリ・ブロツクを構成
する16個の貯蔵モジユールのうちの夫々に位置付
けられた、16個の別々のビツト貯蔵位置より成
る。それで、各65Kピクセルのメモリ・ブロツク
は、実際に、16個の64Kビツトの貯蔵モジユール
を含む。しかしながら、各アドレス可能な貯蔵場
所に1ビツト以上、例えば4ビツトを貯蔵するこ
とができる貯蔵モジユールが利用できるので、各
イメージ点におけるビツトの数と同じ数の貯蔵モ
ジユールを含むことは、各メモリ・ブロツクに
は、必ずしも必要ではない。このような場合、16
ビツトのイメージ点を仮定すると、メモリ・ブロ
ツク当り、このようなモジユールが4個必要とな
るだけである。各イメージ点が単一のビツト(0
又は1)のみから成るか、又は、1つのモジユー
ルの各貯蔵場所に貯蔵できるビツトの数が各イメ
ージ点をなすビツトの数に等しいような、基本的
な場合には、各メモリ・ブロツクは1つのモジユ
ールのみから成ることになるのだが、このように
個々のモジユールをブロツクへグループ編成する
ことは、当分野では周知であり、そして以下の説
明では、イメージ点を貯蔵したり又は検索したり
するのに並列にアクセスされる複数のモジユール
を、メモリ・ブロツクが一般的に含み得るという
理解のもとに、“メモリ・ブロツク”という用語
が用いられることになる。 入力イメージの空間的に続いて並んだ
(consecutive)行について、各行i((0i
X−1)の第1番目のイメージ点が、以下のサク
リツク・コードで表わされる循環的な関係に従つ
て、メモリ・ブロツクni(0niN−1)の貯蔵
に対して割り当てられるようにして、メモリ・ブ
ロツクに入力データ(イメージ点)を貯蔵するこ
とが、行なわれる。即ち、 ni+1=〔ni+k〕npd N niは、行iの第1番目のイメージ点に割り当て
られるメモリ・ブロツクである。 kは、0<k<Nの整数である。 N0(i=0の行に対応する)は、N−1以下の
任意の整数であるが、しかし、ゼロが都合良い。 入力イメージの各行iの第1番目のイメージ点
は、その他すべての行の第1番目のイメージ点と
その割り当てられたメモリ・ブロツクの同じ相対
的な列cに、例えば簡単にするために、第1番目
の列(c=0)に、そして簡単にするために(r
=i)のように同じである行rに貯蔵されるが、
しかし、デイジタル入力イメージから得られた行
は、(r=i+z)から共通の数の行zだけ変位
され得る。 一旦開始メモリ・ブロツクが各行の第1番目の
イメージ点について確立されると、各行iの続く
イメージ点は、開始メモリ・ブロツクの第1番目
のイメージ点とその割り当てられたメモリ・ブロ
ツクの同じ行rの貯蔵に対して、N個のメモリ・
ブロツクへ夫々循環的に連続して割り当てられ
る。行の割り当てサイクルは、周期Nを有し、入
力イメージの全ての行に対して共通であり、上記
符号に従い、開始メモリ・ブロツクのみが異な
る。 従つて、デイジタル入力イメージの各行におけ
るj番目のイメージ点(0jY−1)は、そ
の他の全ての行のj番目のイメージ点とその割り
当てられたメモリ・ブロツクにおいて同じ列の場
所に貯蔵される。言い換えれば、入力イメージの
i番目の行のj番目のイメージ点が、その割り当
てられたメモリ・ブロツクの(i+z)番目の行
における〔(j/N)+c〕列の場所に貯蔵され
る。ここで、“1”は、整数の割り算の商を示し
(即ち、余りは無視する)、cは、開始の例であ
り、そしてzは、前記したような固定されるがし
かし任意である行の変位である。c及びzとも
に、以下の義論では、ゼロであると仮定すること
にする。しかしながら、入力イメージの各行の第
1番目のイメージ点が割り当てられたメモリ・ブ
ロツクの第1番目の列に貯蔵されない(c≠0)
場合又は、変位zがゼロでないときは、最大のイ
メージ・サイズX×Y及び最小のメモリ・ブロツ
ク・サイズXY/Nについては、水平乃至は垂直
の方向のイメージ点の貯蔵は、入力イメージ貯蔵
のある段階で、メモリ・ブロツクの第1番目の行
及び列に対して循環されなければならなくなる。 N及びkの所与の値に対してこの貯蔵方法を仮
定すると、入力イメージのどの位置からも、原則
的に次のような最大サイズの核に対する並列なア
クセスを得ることができる。即ち、 (1) 1×Nの水平な核 (2) P×1の垂直な核、ここで、Pは、各行の第
1番目のイメージ点についてのブロツク割り当
符号のサイクル周期である。 (3) p行q列を有する4角形の核。ここで、p、
q列は、夫々次のようなものである。即ち、 qは、k及び(N−k)のうちの小さい方以
下の整数。 pは、1からqまでのjの整数値に対して、
次の関数、即ち、 1(j+pk)npd Nq を満足する最小の値である。 これ故に、このような核について、全てのイメ
ージ点がシステムの異なるメモリ・ブロツクに貯
蔵される。当然、選択されたメモリ・ブロツクへ
のアクセスを抑制したり、又はそれらの出力を無
視若しくは抑制したりすることにより、この最大
のサイズよりも小さな核を得ることができる。 例えば、第1図は、16進法表示で、N=16(0、
1、2、………、E、F)及びk=9について、
入力イメージ点のメモリ・ブロツク割り当て(マ
ツピング)を示している。図中のボツクスの各水
平の行は、デイジタル入力イメージのイメージ点
の各行を表わす。各行の連続するボツクスは、オ
リジナル・イメージの連続するイメージ点に対応
する。各ボツクス中の数(0乃至Fの16進数)
は、各イメージ点が貯蔵されるそのメモリ・ブロ
ツクを識別するためのものである。例えば、入力
イメージの3番目の行の10番目のイメージ点は、
メモリ・ブロツクB(11番目)に貯蔵され、そし
て8番目の行の4番目のイメージ点は、メモリ・
ブロツク2に貯蔵される。 先に述べたような循環的な関係に従つて、入力
イメージの続いて並んだ行における第1番目のイ
メージ点が、ブロツク0,9,2,B,4,D,
6,E,8,1,A,3,C,5,E,7,0,
9………等へ循環的に割り当てられる。これは、
循環的な関係により作られる順序である。即ち、 Ni+1=〔Ni+9〕〕npd16 この割り当ては、第1図の第1列に示されてい
る。 入力イメージの各行の第1番目のイメージ点に
ついてメモリ・ブロツクの割り当てが達成される
と、各行における続くイメージ点が、0,1,
2,………,D,E,F,0,1,2,………等
の順番にメモリ・ブロツクへ循環的に割り当てら
れる。各行の貯蔵が始まるサイクル・ポイント
が、唯一異なる。従つて、入力イメージの各行に
ついては、第1番目の16個のイメージ点が、それ
らが得られる入力イメージの行と同じ行における
それらの第1番目の貯蔵場所の異なるメモリ・ブ
ロツクに、夫々貯蔵される。第2番目の16個のイ
メージ点が、同じ行のそれらの第2番目の貯蔵場
所にある同じメモリ・ブロツクに同じ順に夫々貯
蔵される。この貯蔵の構成は、N=16及びk=5
の第2図の例について、後で述べられることにな
つている。 このような貯蔵の結果、原則的に、入力イメー
ジの16×1の垂直な核(核Aのような)、入力イ
メージの1×16の水平な核(核Bのような)及び
入力イメージの2×7又は7×2の4角形(核C
又はDのような)に夫々含まれるイメージ点を並
列にアクセスすることができるようになる。これ
故に、上記のような核については、各メモリ・ブ
ロツクが、核を定めている濃い線内にただ1回の
み現われている。即ち、核の各イメージ点は、核
がデイジタル入力イメージに関して位置付けられ
得る所ではどこでも、N個のメモリ・ブロツクの
内の異なる1つの物に設定される。2×7の核
が、イメージ向上技術における7×7のコンボリ
ユーシヨン(convolution)にとつて特に適して
いる。 N=16及びk=5の第2図の場合には、同じ理
由から、16×1の核(核Aの様な)、1×16の核
(核Bの様な)、及び3×5の核(核Cの様な)を
並列にアクセスする事ができる。しかしながら、
5×3の核は、第2図では少なくとも1つのメモ
リ・ブロツクを2度含むので、この場合には、得
る事ができない。しかしながら、3×5の核は、
3×3又は3×5のコンボリユーシヨンにとつて
有用な形状である。3×3及び3×5のコンボリ
ユーシヨンは、一般的なイメージ向上技術であ
る。 第1図及び第2図に類似するテーブルの構成で
例証し得る他の例が、以下に示される。即ち、 N=16、k=7;1×16、16×1、7×2又は2
×7の核を並列にアクセスできる。 N=16、k=3;1×16、16×1又は5×3の核
を並列にアクセスできる。 N=16、k=8;2×8又は1×16の核を並列に
アクセスできる。 N=16、k=2;8×2又は1×16の核を並列に
アクセスできる。 N=16、k=4;4×4又は1×16の核を並列に
アクセスできる。 一般に、第1図及び第2図並びに上記の例の初
めから2つのように、N及びkが互いに素である
場合には、大抵、1×Nの水平な核、N×1の垂
直な核、及びN−1若しくはそれよりもわずかに
小さいイメージ点を有する少なくとも1つの固定
された形状(即ち、行及び列の寸法に関して)の
4角形の核をアクセスすることができる。N及び
kが互いに素でない場合には、メモリ・ブロツク
の割り当て符号の循環周期がNよりも小さいの
で、N×1の垂直の核をアクセスすることができ
ない。しかし、まさにN個のイメージ点を含む4
角形の核を代わりに得ることができる。これは、
上記の例の終りから3つに例示されている。全て
の場合、1×Nの水平の核が、入力イメージのい
ずれかの位置から利用できる。 それ故に、所与のNに対して、kを適切に選択
することにより、貯蔵される入力イメージから、
所望する、イメージ点の1×Nの水平な核、イメ
ージ点のN×1の垂直な核、又は、N若しくはそ
れよりも少ないイメージ点(Nが偶数のとき)又
はN−1若しくはそれよりも少ないイメージ点
(Nが奇数のとき)を有する4角形の核を得るこ
とができる。kのすべての値について、このよう
なタイプの核が皆得られるとは限らないであろ
う。しかし、kの全ての値について得ることがで
きる1×Nの水平な核に加えて、上記のようなタ
イプの核のうち、少なくとも1つの他のものが、
貯蔵される入力イメージのいずれかの位置から得
られるように、kの適切な値が見出され得る。 第3図は、N=16及びk=5の第2図につい
て、第1図(N=16、k=9)に関して一般的に
議論した原則に従つて、それらの割り当てられた
メモリ・ブロツク内の貯蔵場所へイメージ点を割
り振ることとを示している。第1図及び第2図に
おけるように、ボツクスの各行は、割り当てられ
るメモリ・ブロツクに対応する数字を各ボツクス
内に有している、入力イメージ点の対応する行を
表わす。前記したように、各行の第1番目の16個
のイメージ点が、それらが割り当てられるメモ
リ・ブロツクの第1番目の列(アドレス000000)
に割り振られる。各行の第2番目の16個のイメー
ジ点が、それらが割り当てられるメモリ・ブロツ
クの第2番目の列(アドレス000001)に割り振ら
れる。そして、第3番目の16個のイメージ点が、
第3番目の列(アドレス000010)へ割り振られ、
以下順次割り振られる。メモリ・ブロツクのイメ
ージ点の行アドレスが、第3図の左側に示され、
そして入力イメージの行アドレスに対応してい
る。示されているアドレスが1024×1024の入力イ
メージに基づいており、それで、各メモリ・ブロ
ツクが64列(6ビツトの列アドレス)及び1024行
(終りの5ビツトのみが第3図に示されている10
ビツトの行アドレス)を有することを理解された
い。第3図に示されたマツピングは、c及びzの
両方をゼロと仮定していることが、明らかになる
であろう。第3図のマツピング構成は、いずれの
循環的な関係にも適用できる。変更される必要が
あるのは、メモリ・ブロツクの割当てであつて、
それらの割り当てられたメモリ・ブロツク内のイ
メージ点の行及び列のアドレスではない。 通常のワード編成されたランダム・アクセス・
メモリ・システムのみが、各メモリ・ブロツクの
同じ相対的な場所への並列なアクセスを可能にす
るので、メモリ・ブロツクへ供給される読出しア
ドレスの選択的な修正により所望の核の引出しを
可能にするために、アドレス機構を修正する必要
がある。 原則として、この後者の修正は、次のようにし
て達成される。即ち、所望の核の1つの予め決め
られた(基準の)イメージ点(好ましくは上部左
側のイメージ点)の実際の行及び列のアドレス
を、その割り当てられたメモリ・ブロツクに提供
し、そして、核の全てのイメージ点への並列なア
クセスを可能とするのに十分な整数量だけ、それ
らの行乃至は列のアドレスを増加する(乃至は、
上部左側のイメージ点が基準として用いられない
場合には減少させる)ことにより、他のメモリ・
ブロツクに貯蔵される、核の関連するイメージ点
の行乃至は列のアドレスを必要とするところを修
正することである。 従つて、第1図を参照するに、核Bを引き出す
ために、始めから12個のイメージ点はそれらの割
り当てられたメモリ・ブロツクにおいて同じ相対
的な場所(第2行、第1列)にあるので、左側の
イメージ点(メモリ・ブロツクDにある)の行及
び列のアドレスを、その行の全てのメモリ・ブロ
ツクD乃至8へ送ることができる。しかし、メモ
リ・ブロツク9乃至Cの終りから4つのイメージ
点は、それらの各メモリ・ブロツクの第2列に位
置するので、それらのアドレスは1だけ増加され
た列アドレスを有しなければならない。 他方、核Aを引き出すためには、各メモリ・ブ
ロツクについての列アドレスは同じままにされ、
一方、行アドレスは、示された垂直シーケンスに
おける各メモリ・ブロツクについては、順次1だ
け増加されなければならない。 第2図を参図するに、核Cは、次のようにして
引き出される。即ち、上部左側のイメージ点(メ
モリ・ブロツク5における)の行及び列のアドレ
スをメモリ・ブロツク5乃至9の全てに与え、メ
モリ・ブロツクA乃至Eについては、1だけ行ア
ドレスを増加させ、メモリ・ブロツクF乃至3に
ついては、2だけ行アドレスを増加させ、そし
て、全てのメモリ・ブロツクについて列アドレス
を変えずそのままにしておくことである。 類似の考えが、第1図及び第2図に示された他
の核の引き出しを可能にする。上記の例では、所
望の核を引き出すのに、行又は列のアドレスのみ
を修正する必要があるが、多くの場合には、両方
を修正しなければならなくなることを理解すべき
だ。例えば、もし第2図の核Cが第3図に示され
ているように右側へ6列ずれて位置するなら、5
つのイメージ点より成る各シーケンスにおける最
後のイメージ点を含むメモリ・ブロツクは、先に
述べた行アドレスの増加に加えて、1だけ列アド
レスを増加される必要がある。 以下に述べられることになる好ましい実施例で
は、必要なアドレスの修正は、書込み及び読出し
の順序の両方の修正を可能とする、プログラム可
能な索引テーブル(LUT)を含むハードウエア
の回路により、達成される。 さて、本発明によるイメージ処理システムの実
施例が、第4図及び第5図を参照して述べられ
る。第4図は、先に議論した原理に従つてイメー
ジ点(ピクセル)を貯蔵するために必要なシステ
ムのそれらの構成成分を示している。一方、第5
図は、核の引き出しのために必要なシステムのそ
れらの構成成分を示している。16の貯蔵モジユ
ール(N=16)及び16ビツトのピクセルを用い
て、1024×1024の入力イメージに基づくシステム
が仮定されることになる。第4図及び第5図に示
された貯蔵及び検索の技術は単一のシステムを形
成するものであるが、しかし、説明を容易にし且
つ図面を簡単にするために、別々に示されたこと
を、理解すべきだ。従つて、第4図と第5図との
間の接続が、印され(即ち、“第5図から”、“第
5図へ”等)、そして、両図に共通の構成成分は、
同じ参照番号が与えられている。最後に、多くの
場所で単一の信号線の接続が示されているが、こ
れらは、関係する複数の線を斜線近くの数字で示
しているように、並列な複数の線を表わすことも
ある。通常の論理減結合(de−coupling)手段
が、貯蔵及び検索のために用いられる、両方の機
能に共通でない、システムの構成成分を分離する
ために、用いられ得ることを理解すべきだ。 最初に、第4図を参照するに、先の議論との一
貫性のために16進数表示を用いている、16個のメ
モリ・ブロツクMB(0),MB(1),MB(2),
…………,MB(F)を、システムは含んでいる。最
初と最後のメモリ・ブロツクMB(0)及びMB
(F)のみが、夫々示されている。各メモリ・ブロツ
クは、関係するアドレス・レジスタAR(0),
AR(1),AR(2),………,AR(F)を有してい
る。再び、最初と最後のアドレス・レジスタしか
示されていない。メモリ・ブロツクMBは、ワー
ド編成のランダム・アクセス・メモリとして、公
知のように構成される。このランダム・アクセ
ス・メモリでは、夫々の単一(16ビツト)貯蔵場
所からの同時的な読出しのために、全てのメモ
リ・ブロツクは、それらの関係するアドレス・レ
ジスタARに存在し、且つメモリ・ブロツクのア
ドレス・イン入力に印加される、アドレスにより
決められる夫々の貯蔵場所において、並列にアク
セスできる。データは、各メモリ・ブロツクの読
出し入力へ信号を印加することにより、データ出
力ライン30の夫々において、並列に提供され
る。各データ出力ライン30は、示されているよ
うに、16個のビツト線を含んでいる。 システムにおける入力イメージ点の初期貯蔵の
間に、連続する16ビツトのピクセルが入力31に
印加され、一方、同期してそれらのアドレスが入
力32に印加される。従つて、各ピクセルが入力
31に印加されるとき、線33における行を定め
る10ビツト及び線34における列を定める10ビツ
トを含む20ビツトの2進数のような、1024×1024
の入力イメージ中のそのアドレスが、入力32に
印加される。入力ピクセル及びそれらのアドレス
は、種々のソースから引き出され得るが、しか
し、2つの一般的なカテゴリが可能である。 (1) そのデータ速度がメモリ・ブロツクMB(0)
乃至MB(F)の最小サイクル時間と両立し得る、
イメージ・プロセツサ又はコンピユータのメモ
リのようなソースから、ピクセルが得られる。
言い換えれば、各ピクセル及びそのアドレスが
入力31及び32に夫々存在する期間が、メモ
リ・ブロツクの最小サイクル時間よりも、短
い。この場合、その割り当てられたメモリ・ブ
ロツクに夫々1度にピクセルを貯蔵することが
できる。 (2) そのデータ速度がメモリ・ブロツクの最小サ
イクル時間と両立し得ない、デイジタル化され
たTV信号の様なソースから、ピクセルが得ら
れる。言い換えれば、ピクセルは余りに長くか
かるので、メモリ・システムにより夫々が順番
に貯蔵され得ない様な速度で、供給される。こ
の場合、複数の入力ピクセルを貯蔵し、それか
ら単一の記憶サイクル内にそれらをそれらの割
り当てられたメモリ・ブロツクへ同時に転送す
る事が、必要である。 第4図の貯蔵システムでは、両モードの動作が
可能であり、(1)の場合が、最初に扱われる。 各ピクセルのアドレスが入力32に印加される
と、10個の全ての行アドレス・ビツトが、全ての
メモリ・ブロツクMBのアドレス・レジスタAR
における行アドレス・データ入力DRへ共通に線
35を経て印加される。しかしながら、列アドレ
スの上位6ビツトのみが、アドレス・レジスタの
列アドレス・データ入力DCへ線36を経て印加
される。それで、アドレス・レジスタARの入力
に存在するアドレスのみが、16個のピクセルごと
に変わる。これは、第3図に示された貯蔵方法に
従うものである。即ち、16個のピクセルから成る
連続するグループが、それらの割り当てられるメ
モリ・ブロツクにおける同じ相対的な場所に貯蔵
されることが示されている。第4図は、またアド
レス・レジスタARへのADDR及びADDCの入力
を示している。即ち、これらは、入力イメージの
初期貯蔵において用いられるのではなくて、核の
検索の間に、アドレス・レジスタへ行乃至は列の
訂正信号を印加するために用いられる。従つて、
ADDR入力は、アドレス・レジスタ中の行アドレ
スの修正を可能にし、またADDC入力は、列アド
レスの修正を可能にする。それ故に、アドレス・
レジスタARは、また、加算機構としても、構成
されている。この点については、第5図に関して
十分に示されることになつている。 このピクセルの行アドレスのうちの下位4ビツ
トが、線37を経て、メモリ・ブロツクのマツピ
ング索引テーブル(LUT)38へ印加される。
そして、同時に、このピクセルの列アドレスのう
ちの下位4ビツトが、線39を経て、同じLUT
38へ印加される。LUT38は、夫々が4ビツ
トを貯蔵する能力を備えた貯蔵場所より成る16行
×16列のマトリツクスを有するランダム・アクセ
ス・メモリ(RAM)である。LUT38に実際の
内容は、貯蔵の循環的な関係に用いられるkの値
に依存することになるが、しかし、k=9につい
ての第1図及びk=5についての第2図における
破線40により示されているように、対応するブ
ロツクの割当てテーブルに関する上部左側の16×
16の部分と同じになる。LUT38は、好ましく
は、kの所望の値についてプログラム可能である
と良い。しかし、それは、種々の交換可能な形式
がkの値について利用できる、プラグ・イン・プ
ログラムされたリード・オンリ・メモリ
(PROM)であつても良い。 線39における4つの列アドレス・ビツトは、
LUT38への列アドレスを構成し、そして、線
37における4つの行アドレス・ビツトは、
LUT38への行アドレスを構成する。調べれば、
線41におけるLUT38の4ビツト出力が、入
力31におけるこのピクセルへ割り当てられるメ
モリ・モジユールをすぐに決めるものであること
が、わかるであろう。割り当てられるメモリ・モ
ジユールを決める4ビツトは、デコーダ42で復
号され、各メモリ・ブロツクに夫々が対応してい
る16個の線43のうちの1つに、信号を提供す
る。 上記メモリ・ブロツクの割り当て及び復号動作
と同時に、入力ピクセル・データが、入力31を
経て、並列に16個のバツフアB1(0)乃至B1(F)に
供給される。このような、バツフアB1は夫々、
16ビツトのトランスペアレント・ラツチ
(transparent latch)を含み、そして線44を経
て、デコーダ出力線43のうちの夫々1つから入
力を受け取る。デコーダの出力線43のうちの1
つが付勢される(即ち、信号を伝達する)とき
は、付勢線43に接続されている、バツフアB1
(0)乃至B1(F)のうちのその1つのみが、16ビツ
トの入力ピクセルを受け取ることについて開かれ
ることになる。一方、その他の全てがブロツクさ
れることになる。選択されたバツフアB1へこの
ようにラツチされたピクセル・データは、同時
に、バツフアの出力線45において利用できる。
各入力ピクセルについて、開いている特定のバツ
フアB1(0)乃至B1(F)のうちの1つは、そのピク
セルに対して割り当てられる復号されたメモリ・
ブロツクにより決められる。バツフアB1(0)乃
至B1(F)は、メモリ・ブロツクMB(0)乃至MB
(F)に夫々関係付けられている。 バツフアB1(0)乃至B1(F)からの出力線45
は、16ビツトのトラスペアレント・ラツチを含む
もう1組のバツフアB2(0)乃至B2(F)の入力へ、
夫々接続されている。これらのバツフアB2は、
その出力線46へ入力ピクセルを直接転送するた
めに、この最初の貯蔵モード(入力データ速度
が、メモリ・システムのサイクル時間と両立し得
る)においては、全て開かれている。これは、イ
メージの全貯蔵の間中47に連続的に印加される
共通の付勢信号により、行なわれる。バツフア
B2の夫々の出力46は、各メモリ・ブロツクMB
のデータ・イン入力に接続される。従つて、バツ
フアB2(0)の出力は、メモリ・ブロツクMB
(0)のデータ・イン入力に接続され、B2(1)
の出力は、NB(1)の入力に接続され、そして
以下同様に、最後に、B2(F)の出力がMB(F)の入力
に接続されるまで、夫々接続される。 それ故に、この段階では、共通のアドレスが全
てのアドレス・レジスタAR(0)乃至AR(F)の入
力DR及びDCに存在し、そして、バツフアB2(0)
乃至B2(F)のうちの1つの出力46が、メモリ・
ブロツクMB(0)乃至MB(F)のうちの1つにつ
いてのデータ・イン入力において、データを提供
する。その割り当てられるメモリ・ブロツクにお
けるピクセルの実際の貯蔵は、線35,36にお
けるアドレスが各レジスタにロードされるように
する、アドレス・レジスタARへのロード・アド
レス信号(図示されず)の印加、並びに続くメモ
リ・ブロツクの書込み入力への書込み信号の提供
により、行なわれる。書込み信号は、16個の線4
8のうちの適切な1つに提供される。これらの線
は、アンド回路49を経て、デコーダ出力線43
に一対一に接続されている。アンド回路49は、
この最初のモードの貯蔵については、50に印加
される付勢信号により不変的に開かれたままにさ
れている16個のアンド・ゲートを含んでいる。第
4図はまた、16個の全ての書込み線48へ同時に
信号を印加できるようなもう1つの入力51を示
している。しかしながら、これは、この最初のモ
ードの貯蔵では用いられないし、また線48のう
ちの1つのみが各入力ピクセルに対して付勢され
ると仮定している。割り当てられたメモリ・ブロ
ツクMBへ書込み信号が印加されると、関連する
バツフアB2(0)乃至B2(F)の出力に存在するピク
セルが、関連付けられたアドレス・レジスタAR
により決められる場所に、貯蔵される。 それ故に、事象の流れは次のようになる。入力
31に存在する各入力ピクセルが、16個の全ての
バツフアB1(0)乃至B1(F)に印加される。同時
に、このピクセルの行及び列のアドレスの両方の
下位4ビツトが、そのピクセルが割り当てられる
メモリ・ブロツクMBを決めるためのLUT38
をアクセスするように、用いられる。デコーダ4
2は、バツフアB1(0)乃至B1(F)のうちの1つを
開けて割り当てられたメモリ・ブロツクへ書込み
信号を提供する。16個の線43のうちの1つに対
応する信号を提供する。それ故に、ピクセルは、
アドレス・レジスタARにおいて特定されたアド
レスでその割り当てられたモジユールに貯蔵する
ために、開いたバツフアB1及びそれが結合して
いるもう1つのバツフアB2を通過する。訂正信
号入力ADDR及びADDCがこの貯蔵モードでは用
いられないので、アドレス・レジスタARの全て
は同じアドレス内容を有し、さらに、夫々16個の
ピクセルが入力した後に、アドレスのみが変化す
ることが、わかるであろう。従つて、16個の連続
するピクセルの各組は、k=5についての第3図
に示されているように、同じ相対的な貯蔵場所
で、LUT38により決められるような種々のメ
モリ・ブロツクに貯蔵される。 典型的には、メモリ・ブロツクMBの最小サイ
クル時間は、データ・ソースが両立できる速度で
ピクセルを供給するように構成される、この最初
の貯蔵モード(前記(1)の場合)については、約
300n秒程度である。即ち、各ピクセル及びその
アドレスは、300n秒乃至はそれ以上の間、入力
31及び32に夫々存在する。LUT38は、約
10n秒の遅延を導入するので、正確なタイミング
が実質的にメモリ・ブロツクMBで保たれる。そ
れにもかかわらず、ピクセル・データ・メモリ・
ブロツク・アドレス、ロード・アドレス及び書込
みの信号が、各ピクセルについてのメモリ・シス
テムに適切な順序で到達することを確実にする必
要があるなら、タイミングのわずかな調節が公知
の方法で行なわれ得る。 貯蔵の第2のモード、即ち前記(2)の場合につい
ては、付勢信号が50から除去される。それで、
アンド回路49は、全入力イメージの貯蔵の間
中、ブロツクされる。さらに、入力47の信号
は、連続しなくて、16個のピクセルごとの後に、
間欠的に印加される。最後に、16個のピクセルご
との後にまた、書込み信号が入力51に印加され
る。動作は、以下のようになる。 先のように、31における各入力ピクセルが
LUT38により選択されて適切なバツフアB1
(0)乃至B1(F)へ順番に転送されるが、47に信
号が存在しないために、関係付けられたバツフア
B2(0)乃至B2(F)の入力は、全て閉じられ、それ
故に、これらの入力ピクセルは、出力線46には
現われない。しかしながら、夫々16個の入力ピク
セルの終りで、入力47に瞬間的に印加される付
勢信号により、バツフアB1(0)乃至B1(F)の全内
容が、もう1組のバツフアB2(0)乃至B2(F)へ転
送される。それから、信号が入力47から除去さ
れ、第2のバツフアB2に前の情報を保つている
間に、次の16個の入力ピクセルが第1のバツフア
B1書込まれるように、2組のバツフアB1及びB2
を再び分離する。それ故に、この後者の情報は、
16個までのビクセルについての時間の間、メモ
リ・ブロツクMBに書込むのに利用できる。これ
は、全てのメモリ・ブロツクの書込み入力を同時
に付勢する信号を入力51に与えることにより、
1記憶サイクル内に達成される。それで、バツフ
アB2(0)乃至B2(F)に貯蔵されている16個のピク
セル全てが、それらの割り当てられたメモリ・ブ
ロツクに同時に書込まれる。この第2のモードで
は、次の組の16個のピクセルのために新しいアド
レスが貯蔵レジスタARの入力に提供されること
になるので、各組の16個の連続するピクセルの間
中にアドレス・レジスタAR(0)乃至AR(F)への
入力に存在する共通のアドレスが、続くメモリ・
ブロツクの貯蔵サイクルの間に維持されねばなら
ないことに、気づくべきである。これは、バツフ
アB1(0)乃至B1(F)における16個のピクセルの各
貯蔵サイクルの終り近くの適切な時点で、線35
及び36におけるアドレスを夫々のアドレス・レ
ジスタARへ公知のようにして転送する、ロー
ド・アドレス信号(図示せず)により、実行され
る。 このように全部で1024×1024のピクセル入力イ
メージが貯蔵されるが、核の引き出しのために用
いられるシステムのそれらの構成成分を説明する
ために、第5図を参照する。先に述べたので、こ
れらの構成成分の多くは、第4図のものと共通し
ている。それ故に、類似するものである。 核の引き出しにさらに必要になる構成成分は、
主に、行及び列のアドレス訂正のための夫々索引
テーブル60及び62である。LUT60は、16
個の機能的に独立した4×4のLUT LR(0)乃
至LR(F)を含んでいる。各LUT LRの16個の貯蔵場
所の夫々は、4ビツトの能力を有している。
LUT62は、16個の機能的に独立した16×16の
LUT LC(0)乃至LC(F)を含んでいる。各LUT
LCの256個の貯蔵場所の夫々は、1ビツトの能力
を有している。述べられることになるが、LUT
60及び62の内容は、引き出すことが所望され
る特定の核の形状及びLUT38により実行され
るオリジナルのマツピングの両方により、決めら
れる。従つて、LUT60及び62は、LUT38
のように、プログラム可能なRAM又はプラグ・
インPROMである。 入力イメージ中のどの位置からも選択された形
状の核を引き出すために、その核の予め決められ
た場所における基準ピクセルのオリジナル入力イ
メージでの行及び列のアドレスが、入力32を経
て線33及び34に置かれる。特に、この実施例
では、関係するメモリ・ブロツク割り当てテーブ
ル(第1図及び第2図)の上部左側角に最も近い
ピクセルが、基準ピクセルとして用いられる。従
つて、この基準ピクセルのアドレスは、全てのア
ドレス・レジスタAR(0)乃至AR(F)のアドレ
ス・データ入力DR及びDCに、共通に存在し、そ
して、核がメモリ・ブロツクの列アドレスの境界
(第3図における濃い垂直な線)を越えない1×
16の水平なストリツプである場合を特に除いて、
基準ピクセル自体を含むメモリ・ブロツク以外の
少なくとも幾くつかのメモリ・ブロツクについて
修正されなければならない初期基準として働ら
く。 垂直な(行の)アドレス訂正は、LUT38の
4ビツト出力により共通にアドレスされる
LUTLR(0)乃至LR(F)により実行される。そのよ
うな出力が基準ピクセルに対して割り当てられる
メモリ・ブロツクMBを決めることが、わかる。
LUT38の4ビツト出力は、基準ピクセルに対
して割り当てられるメモリ・ブロツクに依存し
て、16個の異なる値のうちのいずれか1つをとる
ことができる。従つて、それは、LUTLR(0)乃
至LR(F)の夫々における16個の4ビツト貯蔵場所
のうち夫々の1つをアクセスする。このようにア
クセスされる貯蔵場所、即ち、LUT LR(0)乃
至LR(F)の夫々における唯一のこのような場所に
含まれる情報は、基準ピクセルを含むメモリ・ブ
ロツク以外のメモリ・ブロツクの行アドレスにつ
いての必要な訂正を決める。LUT LR(0)乃至
LR(F)の夫々の4ビツト出力は、DRに存在する基
準の行アドレスに加えるために、アドレス・レジ
スタAR(0)乃至AR(F)の夫々のADDR入力に
夫々の出力線61を経て印加される。 一般に、16個のメモリ・ブロツクが基準ピクセ
ルに対して割り当てられたことに依存して、即
ち、LUT38の出力によりアクセスされるLUT
LR(0)乃至LR(F)の夫々におけるその貯蔵場所に
依存して、16個の4ビツト垂直アドレスの訂正信
号についての異なる組が、LUT LR(0)乃至AR
(F)により、アドレス・レジスタAR(0)乃至AR
(F)に印加される必要になることが、明らかになる
であろう。 先に述べたように、LUT LR(0)乃至LR(F)の
内容は、LUT38により与えられる初期のマツ
ピング及び所望の核の形状の両方により、決ま
る。例えば、第6図は、N=16、k=5について
のLUT LR(0)の内容及び3×5の4角形の核
の形状を示している。一方、第7図は、N=16、
k=5についてのLUT LR(0)の内容及び16×
1の垂直な核の形状を示している。各図の4×4
のボツクス・アレイは、LUT LR(0)の16個の
貯蔵場所を表わしている。このようなボツクスは
夫々斜めに分割され、各ボツクスの上部左側にお
ける16進数の数字は、LUT38の4ビツト出力
41により決められる基準ピクセルのメモリ・ブ
ロツクに換算して、その場所のアドレスを表わし
ている。一方、各ボツクスの下部右側における10
進数の数字は、その場所に貯蔵された4ビツト2
進数の数字により決められるような、必要な行ア
ドレスの訂正を示す。類似のダイヤグラムが、
LUT38によるオリジナル・マツピング及び許
される核の形状に対して、LUT LR(0)乃至LR
(F)の全てについて構成され得る。第6図中、第1
行の2番目の場所の下部右側がブランク・スペー
スになつているのは、訂正が必要ないことを示し
ている。即ち、もし基準ピクセルがメモリ・ブロ
ツクMB(1)に位置するなら、3×5の核のピ
クセルは、メモリ・ブロツクMB(0)に入り込
まない。これは、第2図を調べるとわかる。この
場合のメモリ・ブロツクMB(0)の見せかけの
出力は、図示されないハードウエア又はソフトウ
エアにより、抑制され得る。 水平な(列の)アドレス訂正は、LUT LC(0)
乃至LC(F)により実行される。核は、メモリ・ブ
ロツクの列アドレスの2以上の境界(第3図にお
ける濃い垂直な線)を越えて伸びることはあり得
ないので、いかなるメモリ・ブロツクについても
列アドレスの訂正は、多くて1である。それ故、
LUT LC(0)乃至LC(F)の夫々の貯蔵場所は、1
又は0を含む。しかしながら、列アドレスの訂正
が必要とされるかどうかを決めるために、入力イ
メージ中の基準ピクセルの位置を知る必要がある
ので、核がメモリ・ブロツクの列アドレスの境界
を越えるかどうかを決めるために、これらの
LUT LC(0)乃至LC(F)は、LUT LR(0)乃至LR
(F)よりも、大きくなければならない。それ故に、
LUT LC(0)乃至LC(F)は、夫々が1ビツトを貯
蔵できる256の貯蔵場所を提供する16×16のテー
ブルである。LUT LC(0)乃至LC(F)は、夫々の
単一の場所へのアクセスのために、LUT38と
同じように、基準ピクセルの行及び列のアドレス
の両方についての下位4ビツトにより、共通にア
ドレス指定される。DCに存在する基準に列アド
レスに加えるためにLUT LC(0)乃至LC(F)の
夫々の出力は、アドレス・レジスタAR(0)乃
至AR(F)の夫々のADDC入力へ、夫々の出力線6
3を経て印加される。 貯蔵場所の異なる組、即ちLUT LC(0)乃至
LC(F)の夫々におけるものが、線37及び39の
データにより定まる夫々異なるアドレスについて
アクセスされ、そして、このようにして生じた0
乃至は1の組が、アドレス・レジスタARにおけ
る基準列アドレスへの適切な訂正を提供するため
に、kの値及び所望の核の形状に従つて、予めプ
ログラムされることとが、わかるであろう。 例えば、第8図は、N=16、k=5についての
LUT LC(0)の内容及び3×5の矩形の核の形
状を示している。そして、第9図は、N=16、
k=5についてのLUT LC(0)の内容及び1×
16の水平な核の形状を示している。また、kの値
及び許される核の形状に対して、その他のLUT
LC(1)乃至LC(F)について、対応するテーブルが
構成され得る。第6図及び第7図の場合における
ように、ブランク・ボツクスは、関係するメモ
リ・ブロツクからの出力が用いられないので、
“don′t care”の状態を示す。 アドレス・レジスタARへの入力において、垂
直及び水平のアドレスがこのように正確に修正さ
れてから、修正されたアドレスは、ロード・アド
レス信号によりレジスタARにロードされる。続
いて、読出し信号が入力64において全てのメモ
リ・ブロツクMBへ共通に印加され、所望の核の
ピクセルが、出力30において並列に現われる。 このように引き出された核は夫々、通常使用さ
れるイメージ処理技術を受け得る。そのような処
理の結果得られるものは、オリジナルの核のイメ
ージ点の予め決められたものを交換するために、
メモリへ書き戻される単一のイメージ点であるこ
ともある。このために、第4図の回路が用いられ
得る。 他方、処理の結果得られるものが、オリジナル
の核と同じ形状の新しいイメージ点についての核
であることもある。この場合には、核の全ての成
分が、第5図の回路を用いて、メモリ中のそれら
のオリジナルの場所へ並列に書込まれ得る。この
ために、処理される核のイメージ点は、適切なデ
ータ・インの線46に置かれ、線48への共通の
書込み信号の印加により、メモリ・ブロツクへ並
列に書込まれる。LUT60及び62により提供
される訂正信号は、処理されていない核が引き出
されたときのと同じままである。 今まで、デイジタル入力イメージの各行におけ
る第1番目のイメージ点が、割り当てられたメモ
リ・ブロツクにおける他の全ての行の第1番目の
イメージ点とその割り当てられたメモリ・ブロツ
クの同じ相対的な列に位置付けられ、そして、入
力イメージの続いて並んだ行がメモリ・ブロツク
の続いて並んだ行に貯蔵されるようなシステムを
述べたが、これらの条件が本発明の動作にとつて
本質的なものでないことを、理解すべきだ。しか
しながら、各行の第1番目のイメージ点について
開始メモリ・ブロツクを仮定するなら、上記のよ
うな簡単な配列は、入力イメージを貯蔵して所望
の核を引き出すための比較的簡単なアドレス動作
を可能にする。さらにランダムな分布はより複雑
なアドレス動作を必要とすることになるが、しか
し、種々の索引テーブルにおける適切な内容の使
用により、原則として達成され得るであろう。 必要なことは、niについての前記等式において
定められるように、各行の第1番目のイメージ点
に対して開始メモリ・ブロツクが割り当てられる
こと、そして、各行の続くイメージ点が、周期N
を有するサイクルに基づいて、即ち、サイクルは
1度だけ各メモリ・ブロツクを含むようにしてメ
モリ・ブロツクへ循環的に割り振られることであ
る。
第1図及び第2図は、16のメモリ・ブロツクを
有する、本発明によるシステムにおけるメモリ・
ブロツクへのイメージ・ポイントの指定を、k=
9及びk=5について各々示す図表である。第3
図は、指定されたメモリ・ブロツクにおける入力
イメージ・ポイントのアドレスを、k=5につい
て示す図表である。第4図は、デイジタル入力イ
メージの初期貯蔵として用いられる、本発明の実
施例によるシステムのその部分のブロツク・ダイ
ヤグラムである。第5図は、核検索として用いら
れる、同じシステムのその部分のブロツク・ダイ
ヤグラムである。第6図及び第7図は、k=5及
び2つの異なる核の形状夫々について、第5図の
検索テーブルLR(0)の内容を示す図表である。
第8図及び第9図は、k=5及び2つの異なる核
の形状夫々について、第5図の検索テーブルLC
(0)の内容を示す図表である。
有する、本発明によるシステムにおけるメモリ・
ブロツクへのイメージ・ポイントの指定を、k=
9及びk=5について各々示す図表である。第3
図は、指定されたメモリ・ブロツクにおける入力
イメージ・ポイントのアドレスを、k=5につい
て示す図表である。第4図は、デイジタル入力イ
メージの初期貯蔵として用いられる、本発明の実
施例によるシステムのその部分のブロツク・ダイ
ヤグラムである。第5図は、核検索として用いら
れる、同じシステムのその部分のブロツク・ダイ
ヤグラムである。第6図及び第7図は、k=5及
び2つの異なる核の形状夫々について、第5図の
検索テーブルLR(0)の内容を示す図表である。
第8図及び第9図は、k=5及び2つの異なる核
の形状夫々について、第5図の検索テーブルLC
(0)の内容を示す図表である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 X行Y列のイメージ点を有するデイジタル入
力イメージを貯蔵するワード編成されたランダ
ム・アクセス・メモリであつて、夫々がXY/N
個のイメージ点貯蔵場所を有するN個のメモリ・
ブロツクを含むものと、 前記入力イメージのi行(0iX−1)に
おける第1番目のイメージ点が、ni+1=〔ni+k〕n
pdN(niは、i行における第1番目のイメージ点に
対して割り当てられるメモリ・ブロツクであり、
kは、0<k<Nの整数であり、i=0の行に対
応するn0は、0又はN−1以下の任意の整数であ
る。)の循環的な関係に従つて、メモリ・ブロツ
クni(0niN−1)に貯蔵され、前記入力イメ
ージのi行における続くイメージ点が、周期Nを
有する共通サイクルに基づいて循環的にメモリ・
ブロツクに貯蔵されるように、前記デイジタル入
力イメージを前記メモリに貯蔵するための手段
と、 別々のメモリ・ブロツクに含まれるイメージ点
より成り、少なくとも1つの定まつた形状をなす
核を、並列に検索する検索手段であつて、前記核
に設けられた基準イメージ点の前記入力イメージ
におけるアドレスに応答して、前記基準イメージ
点の割り当てられたメモリ・ブロツクにおけるア
ドレスを提供する手段と、前記基準イメージ点以
外の前記核についてのイメージ点を含むメモリ・
ブロツクへの供給のために、必要に応じて前記基
準イメージ点の割り当てられたメモリ・ブロツク
におけるアドレスを修正する手段とを含むもの
と、 から成るイメージ処理システム。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP82300485.8 | 1982-01-29 | ||
EP82300485A EP0085210A1 (en) | 1982-01-29 | 1982-01-29 | Image processing system |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58132855A JPS58132855A (ja) | 1983-08-08 |
JPS642993B2 true JPS642993B2 (ja) | 1989-01-19 |
Family
ID=8189561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57200512A Granted JPS58132855A (ja) | 1982-01-29 | 1982-11-17 | イメ−ジ処理システム |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0085210A1 (ja) |
JP (1) | JPS58132855A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2542875B1 (fr) * | 1983-03-18 | 1985-10-04 | Thomson Csf | Procede d'adressage de la memoire dans un transformateur numerique d'images |
JPS60160780A (ja) * | 1984-01-31 | 1985-08-22 | Nec Corp | 特殊効果用画像記憶装置 |
DE3584718D1 (de) * | 1984-12-07 | 1992-01-02 | Dainippon Screen Mfg | Bilddatenverarbeitungsverfahren und system dafuer. |
US4740927A (en) * | 1985-02-13 | 1988-04-26 | International Business Machines Corporation | Bit addressable multidimensional array |
JPS62256178A (ja) * | 1986-04-30 | 1987-11-07 | Fanuc Ltd | 画像演算装置 |
EP0255280A3 (en) * | 1986-07-24 | 1990-10-24 | Gec Avionics Limited | Data storage |
GB8622611D0 (en) * | 1986-09-19 | 1986-10-22 | Questech Ltd | Processing of video image signals |
GB2229060B (en) * | 1989-03-07 | 1993-05-19 | Sony Corp | Digital picture signal processing apparatus |
US5208875A (en) * | 1989-03-07 | 1993-05-04 | Sony Corporation | Digital picture signal processing apparatus |
GB2229059B (en) * | 1989-03-07 | 1993-08-04 | Sony Corp | Obtaining access to a two-dimensional portion of a digital picture signal |
FR2657978A1 (fr) * | 1990-02-02 | 1991-08-09 | Philips Electronique Lab | Procede de stockage en memoire pour le traitement d'images, et dispositif pour la mise en óoeuvre du procede. |
JP3278756B2 (ja) * | 1992-09-10 | 2002-04-30 | 日本テキサス・インスツルメンツ株式会社 | 画像処理方法及び装置 |
FR2780185B1 (fr) * | 1998-06-23 | 2000-08-11 | St Microelectronics Sa | Procede et dispositif de traitement d'images, comprimees notamment selon les normes mpeg |
US20140307055A1 (en) | 2013-04-15 | 2014-10-16 | Microsoft Corporation | Intensity-modulated light pattern for active stereo |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3938102A (en) * | 1974-08-19 | 1976-02-10 | International Business Machines Corporation | Method and apparatus for accessing horizontal sequences and rectangular sub-arrays from an array stored in a modified word organized random access memory system |
-
1982
- 1982-01-29 EP EP82300485A patent/EP0085210A1/en not_active Withdrawn
- 1982-11-17 JP JP57200512A patent/JPS58132855A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0085210A1 (en) | 1983-08-10 |
JPS58132855A (ja) | 1983-08-08 |
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