JPS6388404A - 表面処理された回転速度検出用鉄系焼結合金製回転体 - Google Patents

表面処理された回転速度検出用鉄系焼結合金製回転体

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JPS6388404A
JPS6388404A JP23130586A JP23130586A JPS6388404A JP S6388404 A JPS6388404 A JP S6388404A JP 23130586 A JP23130586 A JP 23130586A JP 23130586 A JP23130586 A JP 23130586A JP S6388404 A JPS6388404 A JP S6388404A
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JP
Japan
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layer
film
rotating body
rotational speed
water
Prior art date
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Pending
Application number
JP23130586A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Hattori
憲治 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP23130586A priority Critical patent/JPS6388404A/ja
Publication of JPS6388404A publication Critical patent/JPS6388404A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ll工立且ユニ1 本発明は、自チア11のアンチ[1ツク・ブレーキ・シ
ステムに用いられる回転速度検出用回転体に係り、特に
表面処理された鉄系焼結合金製回転体に関するものであ
る。
【来且韮 走行中の自動車を緊急制動によって走行停止させる場合
、ブレーキ力で単輪がロックされるとスキッド現象(横
滑り)が生じることが知られている。この現象を防ぐた
めのアンチロック・ブレーキ・システムでは、パルυギ
ヤ(パルス発生用ギヤ)あるいはセンサ・ロータなどと
呼称される磁性材料で形成されたギV形状の回転速度検
出用回転体を車軸に取付けて使用している。
第1図は、−例としての回転速度検出用回転体1および
磁気センサ4を示している。円環状に形成された磁性材
料製回転体1は、その外周に沿って相互に一定の間隔を
置いて複数の突起2を備えており、隣接する突起2,2
の間が満3になっている。そして、回転体1の外周に存
する突起2に近接して永久磁石4aとコイル4bとで(
14成された磁気センサ4(磁束の変化を検出する)が
配青されている。
回転体1が、矢印へで示す様に車軸と共に回転すると、
各突起2が次々に磁気ヒンサ4に接近し、離隔するため
、永久磁石4aの磁束が変化し、コイル4bに回転体1
の回転数に比例した周波数信号が1′:#られる。この
正弦波信号は、波形整形回路によりパルス信号に変換さ
れ、アンチロック・ブレーキ・システムの制御信号とし
て与えられる。
しかるに、回転体1の配設位置は土砂、泥水。
盾露水客の影響を受ける苛酷な環境であり、回転体1に
は耐食性が要求される。それ故、従来では、ステンレス
鋼鋼材の切削加工により回転体1を形成するか、あるい
は他の鉄系合金材の切削加工により形成した磁性回転体
1の表面に亜鉛メッキ。
ニッケル・メッキ等の表面処理を施して腐蝕に対処して
いた。
口が Luようと・ろ7EL5 ところが、斯かる従来の回転速度検出用回転体では、車
輪によって跳ね上げられた小石類が突起間の溝に食い込
んで突起の損傷2表面処理皮膜の剥離を惹起し、かつ溝
内に水分、土砂、あるいは他の部品の錆びた液が溜って
腐蝕が促進され、十分な耐食性を冑ることができなかっ
た。
その対応策としては、回転体を泥避は部材で保護する、
車輪の内側に回転体を組み込む等の方法が考えられるが
、回転体を包含するその周囲の構造が複雑化して車輌製
作経費の増大を13<不利がある。
Uするための一′ 本発明の目的は、それ自身の形状が曲中で、周辺部品の
形状を複雑化することのない耐食性良好なる回転速度検
出用回転体を提供する点にある。
この目的は、その表面を、下地第一層としての緻密な四
三酸化鉄皮膜、亜鉛粉末粒子、アルミニウム粉末粒子の
うちの少なくとも一方が分散して含まれる第二層として
の三価のクロム重合物皮膜、および該第三層の空孔内に
進入して、これを封孔する第三層としての水ガラス皮膜
または合成樹脂皮膜で覆うとともに、第三層の表面に旧
水剤を塗布して成る表面処理された鉄系焼結合金製回転
体を提供することによって達成される。
支」L贋 ■Nλ2重母%、 CO,S千R%、残部FQより成る
混合粉末を原料として用い、これを圧搾成形して密度6
.83/cm3の歯車状成形品になし、該成形品を、ブ
タン変成ガス雰囲気、温度1130℃。
焼結時開−時間なる条件で焼結処理して第1図図示の回
転体1と同形状のFe −Nλ−〇合金焼結体をi!′
7だ。
■この焼結体に、を2四種類の表面処理を膿して第2図
図示の如き積層皮膜5を形成したく図中、1Δは焼結体
本体を示している)。この積層皮膜5は、四三酸化鉄皮
膜である下地第−層6.亜鉛が分散して含まれる三価の
クロム重合物皮膜である第二層71合成樹脂皮膜である
第三層8.およびla水性皮膜9(例、18水性ワツク
ス)で形成されている。
0表面処理1:水系ガスを含む本然気中で焼結体本体1
Δを温度550℃に加熱し、その表面に緻密な四三酸化
鉄皮膜(下地第一層6)を形成した。
この皮膜は、焼結体本体1Aの表面に存する空孔を塞ぐ
とともに、耐食性に優れた塗装下地となる。
0表面処理2ニクロム酸塩(ここでは用クロム酸カリ)
55容邑部、亜鉛粉末40容岱部、および界面活性剤5
容幇部より成る混合物を液状媒体中に81合1分散させ
た処理溶液中に下地第一層6でなわれた焼結体本体1A
を浸漬させ、これを液外に引出して余滴を除去した後、
熱風加熱炉中で温喰300℃に加熱処理した。この操作
によって第二図7が形成された。なお、亜鉛粉末は1に
牲陽極効果を狙ったものであり、亜鉛粉末に変えてアル
ミニウム粉末を用いても良く、あるいは1JIi鉛粉末
とアルミニウム粉末を併用してし良い。
0表面処理3:下地第−F7J6および第三層7で覆わ
れた焼結体本体1Aを水ガラス溶液中に浸漬させ、これ
を液外に引出して乾燥、硬化させ、水ガラス皮膜である
第三層8になした。この操作により、三価のクロム重合
物皮膜(第三層7)の表面層に存する微小な連続空孔が
水ガラスで満たされる。なお、水ガラスの代りに合成樹
脂を用いても良い。
■表面処1!!’4:前項■で形成した第三層8の表面
に旧水性ワックス(他の扮水剤でも可)を塗布して1a
水性皮膜9になした。
以上、四種類の表面処理を施した回転速度検出用焼結合
金製回転体を本発明間試料Iになし、表面処理1のみを
施した焼結合金製回転体を比較例話i!l IIになし
、樹脂皮膜を形成(表面処理3に相当)することによっ
てその表面層に存する空孔を塞いだ焼結合金製回転体を
比較例試料■になし、表面処理2のみを施した焼結合金
製回転体を比較例試料■になし、表面処理2.3を施し
!ご焼結合金製回転体を比較例話nvになし、表面処理
1゜2を施した焼結合金製回転体を比較例試料■になし
、かつ表面処理1,2.3を施した焼結合金製磁性回転
体を比較例試料■になした。
ぞして、各試料1. Il、 Il、 rV、 V、 
Vl、■について、JIS Z 2371による塩水噴
霧試験を行なった。ぞの結果を表1に示す。
表1 〈試験結果の評価〉 ■比較例試料■、■と比較例話れ■の比較から、三価の
クロム重合物皮膜の有効性が理解される。
■比較例試料■、■の比較から、三価のクロム重合物皮
膜の下地層として四三酸化鉄皮膜を形成するのが有効で
あることが判る。
■比較例試料V1. VIの比較から、三価のクロム重
合物皮膜上に合成樹脂皮膜を設けることの有効性が理解
される。
■比較例試料■と本発明試料■の比較から、合成樹脂皮
膜上に溌水性皮膜を設けることの有効性が理解され、試
料工では1000時間の塩水噴霧後でも赤錆は生じなか
った。
&班立1皿 以上の訓明から明らかな様に、その表面を、下地第一層
としてのm密な四三酸化鉄皮膜、亜鉛粉末粒子、アルミ
ニウム粉末粒子のうちの少なくとも一方が分散して含ま
れる第二層としての三価のクロム重合物皮膜、および践
第二層の空孔内に進入して、これを封孔づる第三層とし
ての水ガラス皮膜または合成樹脂皮膜で覆うとともに、
第三層の表面にIa撥水剤塗布して成る表面処理された
回転速成検出用鉄系焼結合金製回転体が1′2案された
斯かる表面処理皮膜構造によれば、焼結体であるが故に
回転体本体の表面に存在する空孔を塞いで形成される緻
密な四三酸化鉄皮膜に対する三価のクロム重合物皮膜の
付着性は良好であり、またクロム重合物皮膜上に形成さ
れる水ガラス皮膜または合成樹脂皮膜は、クロム重合物
皮膜を、小石。
土砂、泥水笠の衝突による衝撃から保護するだけでなく
、クロム重合物皮膜に存する空孔内に浸透して該空孔を
塞ぎ、クロム重合物皮膜内への水の進入を効果的に防止
する。さらに、水ガラス皮膜または合成樹脂皮膜の表面
に塗布した撥水剤は、飛散水、着露水等に対して有効に
機能し、水ガラス皮膜または合成樹脂皮膜の表面に水分
の影フでが及び難いため、本発明の表面処理皮膜は極め
て(至)れた防食性を発揮する。なお、撥水剤は定期的
にこれを塗布すれば、下地表面処理皮膜をより効果的に
保ニすることができ・、磁性回転体の耐久性をさらに向
上させ(9る。
【図面の簡単な説明】
第1図は公知に係る回転速度検出用回転体を示す図、第
2図は本発明の一実施例に係る表面処理された回転速度
検出用回転体の要部拡大断面図である。 1・・・回転速度検出用回転体、2・・・突起、3・・
・溝、4・・・磁気センサ、5・・・積層皮膜1.6・
・・下地第一層、7・・・第二層、8・・・第三層、9
・・・1發水性皮膜。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  円形の外周に沿って相互に一定の間隔を置いて複数の
    突起を備え、該突起に近接して配置される磁気センサに
    よってその回転速度が検知される磁性回転体において、 その表面を、下地第一層としての緻密な四三酸化鉄皮膜
    、亜鉛粉末粒子,アルミニウム粉末粒子のうちの少なく
    とも一方が分散して含まれる第二層としての三価のクロ
    ム重合物皮膜、および該第二層の空孔内に進入して、こ
    れを封孔する第三層としての水ガラス皮膜または合成樹
    脂皮膜で覆うとともに、第三層の表面に撥水剤を塗布し
    て成る表面処理された回転速度検出用鉄系焼結合金製回
    転体。
JP23130586A 1986-10-01 1986-10-01 表面処理された回転速度検出用鉄系焼結合金製回転体 Pending JPS6388404A (ja)

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JP23130586A JPS6388404A (ja) 1986-10-01 1986-10-01 表面処理された回転速度検出用鉄系焼結合金製回転体

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JP23130586A JPS6388404A (ja) 1986-10-01 1986-10-01 表面処理された回転速度検出用鉄系焼結合金製回転体

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JPS6388404A true JPS6388404A (ja) 1988-04-19

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JP23130586A Pending JPS6388404A (ja) 1986-10-01 1986-10-01 表面処理された回転速度検出用鉄系焼結合金製回転体

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04134013U (ja) * 1991-06-03 1992-12-14 多摩川精機株式会社 磁気式エンコーダ

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