JPS6386238A - 荷電粒子引き込み機構 - Google Patents
荷電粒子引き込み機構Info
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- JPS6386238A JPS6386238A JP61230755A JP23075586A JPS6386238A JP S6386238 A JPS6386238 A JP S6386238A JP 61230755 A JP61230755 A JP 61230755A JP 23075586 A JP23075586 A JP 23075586A JP S6386238 A JPS6386238 A JP S6386238A
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- 230000005684 electric field Effects 0.000 claims abstract description 23
- 230000005284 excitation Effects 0.000 claims description 4
- 150000002500 ions Chemical group 0.000 description 8
- 238000010894 electron beam technology Methods 0.000 description 7
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000010884 ion-beam technique Methods 0.000 description 2
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 1
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 1
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 description 1
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- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
- Electron Tubes For Measurement (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(イ)産業上の利用分野
本発明は、二次イオン質量分析装置等において用いられ
る荷電粒子引き込み機構に係り、特には、サンプルと相
対して前記サンプルとの間に電圧がかけられるように引
き込み電極が設けられ、励起ビームが照射された際に前
記サンプルから放出される荷電粒子を引き込み電極側に
引き込むように構成された荷電粒子引き込み機構に関す
る。
る荷電粒子引き込み機構に係り、特には、サンプルと相
対して前記サンプルとの間に電圧がかけられるように引
き込み電極が設けられ、励起ビームが照射された際に前
記サンプルから放出される荷電粒子を引き込み電極側に
引き込むように構成された荷電粒子引き込み機構に関す
る。
(ロ)従来技術とその問題点
従来のこの種の荷電粒子引き込み機構としては、第2図
に示すようなものがある。
に示すようなものがある。
第2図において、101が質量分析計の引き込み電極で
、この引き込み電極101に相対してサンプル102が
設けられ、電源103により引き込み電極101とサン
プル102間に電圧が印加されている。そして、例えば
二次イオン質量分析計の場合、イオン銃からのイオンビ
ーム104がサンプル102に照射されることにより、
サンプル102表面から放出される正電位の二次イオン
を、負電位の引き込み電極101側に引き込むように構
成されている。
、この引き込み電極101に相対してサンプル102が
設けられ、電源103により引き込み電極101とサン
プル102間に電圧が印加されている。そして、例えば
二次イオン質量分析計の場合、イオン銃からのイオンビ
ーム104がサンプル102に照射されることにより、
サンプル102表面から放出される正電位の二次イオン
を、負電位の引き込み電極101側に引き込むように構
成されている。
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合で
は、図に示すように、サンプル102のイオンビーム1
04の照射面が、引き込み電極101に対して傾いて位
置している場合、電界aが乱れて放出される二次イオン
105の軌道が乱れ、引き込み電極101の上段に位置
する収束レンズ系での二次イオン105の収束が効率良
く行なわれない欠点があった。
は、図に示すように、サンプル102のイオンビーム1
04の照射面が、引き込み電極101に対して傾いて位
置している場合、電界aが乱れて放出される二次イオン
105の軌道が乱れ、引き込み電極101の上段に位置
する収束レンズ系での二次イオン105の収束が効率良
く行なわれない欠点があった。
また、サンプル102面が引き込み電極101に正対し
ていても、サンプル102が絶縁物であると、サンプル
102のチャージアップを補正するために、第3図に示
すように低エネルギーの電子ビーム106を照射する場
合があり、この時、サンプル102と引き込み電極10
1間に電界aが存在すると、電子ビーム106の軌道が
曲げられて、電子ビーム106がサンプル102にうま
く照射できない欠点があった。
ていても、サンプル102が絶縁物であると、サンプル
102のチャージアップを補正するために、第3図に示
すように低エネルギーの電子ビーム106を照射する場
合があり、この時、サンプル102と引き込み電極10
1間に電界aが存在すると、電子ビーム106の軌道が
曲げられて、電子ビーム106がサンプル102にうま
く照射できない欠点があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、サンプルの励起ビームの照射面が引き込み電極に対
してどのような状態であっても、サンプルからの荷電粒
子がその軌道を乱すことなく引き込み電極に引き込まれ
、また、チャージアップ補正のためのサンプル面への電
子ビーム照射が効率良く行えるようにすることを目的と
する。
て、サンプルの励起ビームの照射面が引き込み電極に対
してどのような状態であっても、サンプルからの荷電粒
子がその軌道を乱すことなく引き込み電極に引き込まれ
、また、チャージアップ補正のためのサンプル面への電
子ビーム照射が効率良く行えるようにすることを目的と
する。
(ハ)問題点を解決するだめの手段
本発明は、このような目的を達成するために、冒頭に記
載した荷電粒子引き込み機構において、前記サンプルと
前記引き込み電極間に、前記サンプルと同電位で、しか
も、前記引き込み電極との間に等電位面が平行に位置す
る電界を形成する荷電粒子の導入部を介在する構成とし
た。
載した荷電粒子引き込み機構において、前記サンプルと
前記引き込み電極間に、前記サンプルと同電位で、しか
も、前記引き込み電極との間に等電位面が平行に位置す
る電界を形成する荷電粒子の導入部を介在する構成とし
た。
(ニ)作用
本発明は、上記構成により、荷電粒子の導入部とサンプ
ルとは同電位であるのでその間には電界が形成されず、
さらに、導入部と引き込み電極間に形成される電界は等
電位面が平行で全体にわたって電位勾配が等しいので、
サンプルがどのような状態に位置していてもそのサンプ
ルからの荷電粒子を乱すことなく引き込み電極に引き込
み、また、サンプルのチャージアップ補正のための電子
ビームのサンプルへの照射を妨げない。
ルとは同電位であるのでその間には電界が形成されず、
さらに、導入部と引き込み電極間に形成される電界は等
電位面が平行で全体にわたって電位勾配が等しいので、
サンプルがどのような状態に位置していてもそのサンプ
ルからの荷電粒子を乱すことなく引き込み電極に引き込
み、また、サンプルのチャージアップ補正のための電子
ビームのサンプルへの照射を妨げない。
(ホ)実施例
以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。第1図は、本発明の実施例に係る荷電粒子引き込
み機構の簡略構成図である。
する。第1図は、本発明の実施例に係る荷電粒子引き込
み機構の簡略構成図である。
図において、■が引き込み電極、2がサンプルであり、
両者間に電源3により電圧が印加されている。
両者間に電源3により電圧が印加されている。
そして、4が荷電粒子の導入部としての導電性材料より
なる筒部であり、引き込み電極lとサンプル2間に介在
され、その下端開口5をサンプル2に相対さけている。
なる筒部であり、引き込み電極lとサンプル2間に介在
され、その下端開口5をサンプル2に相対さけている。
この筒部4にも電源3が接続され、筒部4はサンプル2
と同じ正の電位とされている。筒部4は、引き込み電極
lとサンプル2間に荷電粒子6の通過路を形成し、しか
も、引き込み電極lとの間に、等電位面が平行に位置し
て全体にわたって電位勾配が等しい電界aが形成される
ように設けられる。等電位面が平行に位置する電界aを
形成するように、筒部4は、その軸芯位置を引き込み電
極lの軸芯位置に合致して、筒部4と引き込み電極1間
の距離が対称位置においてほぼ等しくなるように設けら
れている。引き込み重陽1及び筒部4は、荷電粒子6の
引き込み効率を良くするために、できるだけサンプル2
に近接するように配置されることが好ましい。また、実
際の筒部4の取り付けは、例えば、引き込み電極lの構
成部の外周に絶縁的に取り付けて行う。
と同じ正の電位とされている。筒部4は、引き込み電極
lとサンプル2間に荷電粒子6の通過路を形成し、しか
も、引き込み電極lとの間に、等電位面が平行に位置し
て全体にわたって電位勾配が等しい電界aが形成される
ように設けられる。等電位面が平行に位置する電界aを
形成するように、筒部4は、その軸芯位置を引き込み電
極lの軸芯位置に合致して、筒部4と引き込み電極1間
の距離が対称位置においてほぼ等しくなるように設けら
れている。引き込み重陽1及び筒部4は、荷電粒子6の
引き込み効率を良くするために、できるだけサンプル2
に近接するように配置されることが好ましい。また、実
際の筒部4の取り付けは、例えば、引き込み電極lの構
成部の外周に絶縁的に取り付けて行う。
次に、この実施例の作用について説明する。
今、電源3により電圧を印加すると、引き込み電極1は
負電位となり、筒部4が正電位となり、サンプル2は筒
部4とほぼ同電圧の正電位となる。
負電位となり、筒部4が正電位となり、サンプル2は筒
部4とほぼ同電圧の正電位となる。
従って、引き込み電極lと筒部4間に電界aが形成され
るが、筒部4とサンプル2間には電界は形成されない。
るが、筒部4とサンプル2間には電界は形成されない。
上記電界aは、筒部4と引き込み電極1間の距離を対称
位置においてほぼ等しくなるようにしているので、図に
示すように筒部4内にほぼ等電位面が平行に位置して全
体にわたって電位勾配が等しくなるように形成される。
位置においてほぼ等しくなるようにしているので、図に
示すように筒部4内にほぼ等電位面が平行に位置して全
体にわたって電位勾配が等しくなるように形成される。
従って、励起ビーム7が照射された際にサンプル2から
放出される荷電粒子6は、電界が存在しないので、直線
的に筒部4に至り、さらに、筒部4内の電界aが等電位
面が平行に位置して全体の電位勾配が等しいので、乱さ
れることなく引き込み電極lに引き込まれる。
放出される荷電粒子6は、電界が存在しないので、直線
的に筒部4に至り、さらに、筒部4内の電界aが等電位
面が平行に位置して全体の電位勾配が等しいので、乱さ
れることなく引き込み電極lに引き込まれる。
また、サンプル2のチャージアップ補正のために照射す
る電子ビームも、電界aが存在しないので曲がることな
くサンプル2面に至る。
る電子ビームも、電界aが存在しないので曲がることな
くサンプル2面に至る。
この発明の荷電粒子の引き込み機構は、二次イオン質量
分析計の他に、X線光電子分析計等にも使用できる。
分析計の他に、X線光電子分析計等にも使用できる。
(へ)効果
以上のように、本発明によれば、荷電粒子の導入部とサ
ンプルとは同電位であるのでその間には電界が形成され
ず、さらに、導入部と引き込み電極間に形成される電界
はその等電位面が平行に位置して全体にわたって電位勾
配が等しいので、引き込み電極に対しどのような状態に
位置するサンプルからの荷電粒子も、乱れることなく導
入部を通過して引き込み電極へ至り、また、上記したサ
ンプルのチャージアップのための電子ビームも電界が存
在しないのでサンプルに効率良く照射できるようになっ
た。
ンプルとは同電位であるのでその間には電界が形成され
ず、さらに、導入部と引き込み電極間に形成される電界
はその等電位面が平行に位置して全体にわたって電位勾
配が等しいので、引き込み電極に対しどのような状態に
位置するサンプルからの荷電粒子も、乱れることなく導
入部を通過して引き込み電極へ至り、また、上記したサ
ンプルのチャージアップのための電子ビームも電界が存
在しないのでサンプルに効率良く照射できるようになっ
た。
第1図は、本発明の実施例の簡略構成図、第2図、第3
図それぞれは、従来例を示す簡略構成図である。 ■は引き込み電極、2はサンプル、4は筒部(荷電粒子
の導入部)。
図それぞれは、従来例を示す簡略構成図である。 ■は引き込み電極、2はサンプル、4は筒部(荷電粒子
の導入部)。
Claims (1)
- (1)サンプルと相対して前記サンプルとの間に電圧が
かけられるように引き込み電極が設けられ、励起ビーム
が照射された際に前記サンプルから放出される荷電粒子
を引き込み電極側に引き込むように構成された荷電粒子
引き込み機構において、前記サンプルと前記引き込み電
極間に、前記サンプルと同電位で、しかも、前記引き込
み電極との間に等電位面が平行に位置する電界を形成す
る荷電粒子の導入部が介在されてなることを特徴とする
荷電粒子引き込み機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61230755A JP2550033B2 (ja) | 1986-09-27 | 1986-09-27 | 荷電粒子引き込み機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61230755A JP2550033B2 (ja) | 1986-09-27 | 1986-09-27 | 荷電粒子引き込み機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6386238A true JPS6386238A (ja) | 1988-04-16 |
JP2550033B2 JP2550033B2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=16912766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61230755A Expired - Lifetime JP2550033B2 (ja) | 1986-09-27 | 1986-09-27 | 荷電粒子引き込み機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2550033B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03191148A (ja) * | 1989-12-20 | 1991-08-21 | Misawa Homes Co Ltd | コーナー用パネルの取付方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5124291A (ja) * | 1974-08-23 | 1976-02-27 | Hitachi Ltd |
-
1986
- 1986-09-27 JP JP61230755A patent/JP2550033B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5124291A (ja) * | 1974-08-23 | 1976-02-27 | Hitachi Ltd |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03191148A (ja) * | 1989-12-20 | 1991-08-21 | Misawa Homes Co Ltd | コーナー用パネルの取付方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2550033B2 (ja) | 1996-10-30 |
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