JPS63853Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この考案は給水栓の先端流水口と、そのバルブ
部間に介装される給水栓用流水量調節部材に関す
る。

（従来の技術、考案が解決しようとしている問題
点） 従来より、家庭用等の給水栓はハンドル操作の
みによつて、流水量を調節している。この為、バ
ルブを全開にした時、必要以上と思われる水量の
水が流れすぎたり、跳ね返りが生ずる。

そこで、この考案は、各家庭等において最適で
あると思われる水量の流水に予め調節できるよう
にした給水栓用流水量調節部材を提案するもので
あつて、その予めの調節により節水効果を図るこ
とを目的とする。

（考案の構成） この考案に係る給水栓用流水量調節部材は前記
目的を達成する為、給水栓１の先端流水口２と、
そのバルブ部３間の流水通路４内に介装される本
体５と、この本体５内を貫通し、且つ、テーパ部
６を有する流水路７と、そのテーパ部６内をその
流れ方向への移動が調節できるように本体５と連
結している制禦部材８とから構成される。

（実施例） 以下、この考案に係る給水栓用流水量調節部材
の実施例を説明する。

前記制禦部材８は前記流水路７のテーパ部６と
同様に本体５の入口９側から出口１０側に向かつ
て次第に狭窄しているテーパ状に形成されてい
る。その制禦部材８のテーパは流水路７のテーパ
部６と同一角度である。

また、制禦部材８の移動調節は、それと一体的
になつている螺棒１１が、前記入口９を有する入
口部材１２の雌螺子部１３に昇降自在に螺合して
いることにより為される。

図中１４はその制禦部材８の移動調節の際、使
用するドライバー用溝である。また、図中１５は
制禦部材８の移動調節後の移動を固定する為の固
定部材である。１６は、Ｏリング１７用の嵌合溝
である。

（考案の効果） 以上のように構成されたこの考案に係る給水栓
用流水量調節部材の使用に際しては流水路７のテ
ーパ部６内における制禦部材８の位置を適宜移動
調節する。例えば、図示例（第１図）で示すもの
にあつては、実線で描かれている制禦部材８を点
線で描かれている位置まで降下させれば、制禦部
材８とテーパ部６間の間隔Ｗが先の実線状態より
狭くなることにより、実線状態での流水量より少
量の水量が流出することになる。

その後、本体５を第３図に示すように給水栓１
の先端流水口２とそのバルブ部３間の流水通路４
内に装着する。

この装着により、給水栓１の先端流水口２から
流出する水量は以後、前記制禦部材８とテーパ部
６間の間隔に対応して流出する。

従つて、この考案に係る給水栓用流水量調節部
材によれば、制禦部材８の移動調節により、各家
庭等において最適であると思われる水量の流水に
予め調節することができ、その予めの調節により
節水効果を図ることができるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案に係る給水栓用流水量調節部材
に関し、第１図は縦断面図、第２図は平面図、第
３図は使用状態を示す一部切欠した側面図であ
る。 図中の主な符号、１……給水栓、２……先端流
水口、３……バルブ部、４……流水通路、５……
本体、６……テーパ部、７……流水路、８……制
禦部材。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 給水栓１の先端流水口２と、そのバルブ部３間
   の流水通路４内に介装される本体５と、 この本体５内を貫通し、且つ、テーパ部６を有
   する流水路７と、そのテーパ部６内をその流れ方
   向への移動が調節できるように本体５と連結して
   いる制禦部材８とから構成される給水栓用流水量
   調節部材。