JPS6376920A - トルク伝達機構 - Google Patents
トルク伝達機構Info
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- JPS6376920A JPS6376920A JP62228205A JP22820587A JPS6376920A JP S6376920 A JPS6376920 A JP S6376920A JP 62228205 A JP62228205 A JP 62228205A JP 22820587 A JP22820587 A JP 22820587A JP S6376920 A JPS6376920 A JP S6376920A
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- JP
- Japan
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- ball
- shaft
- transmission mechanism
- torque transmission
- chambers
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 22
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D43/00—Automatic clutches
- F16D43/02—Automatic clutches actuated entirely mechanically
- F16D43/20—Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by torque, e.g. overload-release clutches, slip-clutches with means by which torque varies the clutching pressure
- F16D43/202—Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by torque, e.g. overload-release clutches, slip-clutches with means by which torque varies the clutching pressure of the ratchet type
- F16D43/204—Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by torque, e.g. overload-release clutches, slip-clutches with means by which torque varies the clutching pressure of the ratchet type with intermediate balls or rollers
- F16D43/208—Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by torque, e.g. overload-release clutches, slip-clutches with means by which torque varies the clutching pressure of the ratchet type with intermediate balls or rollers moving radially between engagement and disengagement
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T403/00—Joints and connections
- Y10T403/60—Biased catch or latch
- Y10T403/602—Biased catch or latch by separate spring
- Y10T403/604—Radially sliding catch
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
- One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)
- Surgical Instruments (AREA)
- Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、工作機械としてのタップホルダまたはドリル
ホルダ(チャック)のトルク伝達機構として利用するに
適する。
ホルダ(チャック)のトルク伝達機構として利用するに
適する。
本発明は、中心を共通にする二軸間のトルク伝達機構に
関する。特に、一方の軸の凹みにそれぞれ対応する複数
のトルク伝達用のボールを備え、伝達トルクが限界値を
越えたことにすべりを生ずる機構に関する。
関する。特に、一方の軸の凹みにそれぞれ対応する複数
のトルク伝達用のボールを備え、伝達トルクが限界値を
越えたことにすべりを生ずる機構に関する。
本発明は、同心状に配置された二つの軸の間にトルク伝
達用のボールおよびこのボールがバネにより押しつけら
れる凹みを設け、伝達トルクが所定の限界値を越える場
合にボールが凹みから飛び出してすべりを発生し、トル
クの伝達を抑制する機構において、 ボールが凹みから飛び出たときに周方向に逃げる空間を
設け、かつ逆転ロック手段を設けることにより、 すべり発生時の振動と熱を少くし、軸の逆回転時に生ず
る逆方向のすべりを防ぐようにしたものである。
達用のボールおよびこのボールがバネにより押しつけら
れる凹みを設け、伝達トルクが所定の限界値を越える場
合にボールが凹みから飛び出してすべりを発生し、トル
クの伝達を抑制する機構において、 ボールが凹みから飛び出たときに周方向に逃げる空間を
設け、かつ逆転ロック手段を設けることにより、 すべり発生時の振動と熱を少くし、軸の逆回転時に生ず
る逆方向のすべりを防ぐようにしたものである。
スウェーデン国特許出願第8602529−3号その他
により、第一軸と、この第一軸の外側に同心状に形成さ
れた第二軸との間に回転トルクを伝達する機構であって
、両軸の間に複数のボールが配置され、第一軸にはこの
ボールの外周にほぼ等しい形状の凹みが形成され、第二
軸にはこのボールを収容しかつこのボールが径方向に移
動できる大きさのチャンバが形成され、このボールに接
するボルスタリングと、このボルスタリングを押圧し上
記ボールを上記凹みに押しつける方向にバイアス力を与
えるバネと、このバネのパイアスカを調節する手段とを
備えたトルク伝達機構が知られている。
により、第一軸と、この第一軸の外側に同心状に形成さ
れた第二軸との間に回転トルクを伝達する機構であって
、両軸の間に複数のボールが配置され、第一軸にはこの
ボールの外周にほぼ等しい形状の凹みが形成され、第二
軸にはこのボールを収容しかつこのボールが径方向に移
動できる大きさのチャンバが形成され、このボールに接
するボルスタリングと、このボルスタリングを押圧し上
記ボールを上記凹みに押しつける方向にバイアス力を与
えるバネと、このバネのパイアスカを調節する手段とを
備えたトルク伝達機構が知られている。
この構造のトルク伝達機構では、定常状態ではすべての
ボールが凹みに嵌まり込んでいて、両軸の間に回転トル
クが伝達されるが、伝達トルクの大きさが所定の限界値
を越えると、ボールはバネのパイアスカに抗してボルス
タリングを押上げて、凹みからチャンバの中に飛び出し
て、両軸の間にすべりが発生する構造となっている。
ボールが凹みに嵌まり込んでいて、両軸の間に回転トル
クが伝達されるが、伝達トルクの大きさが所定の限界値
を越えると、ボールはバネのパイアスカに抗してボルス
タリングを押上げて、凹みからチャンバの中に飛び出し
て、両軸の間にすべりが発生する構造となっている。
この構造は、タップホルダあるいはドリルホルダなどの
トルク伝達機構として利用するときに、伝達トルクが所
定の限界値を越えたときにすべりを発生させて、装置や
工作物を破壊することを防止できる優れたものである。
トルク伝達機構として利用するときに、伝達トルクが所
定の限界値を越えたときにすべりを発生させて、装置や
工作物を破壊することを防止できる優れたものである。
しかしこの構造の装置では、伝達トルクが所定の限界値
を越えてボールが凹みから飛び出した状態では、ボール
はその凹みを連絡するように形成された溝に沿って移動
し、つぎの凹みに達すると、ボールにはひきつづきバネ
によるパイアスカが加えられているから、その凹みの中
に強制的に落ち込むことになり、ボールの凹みに対する
振動と熱が発生し、この機構に摩耗が生じることになる
。
を越えてボールが凹みから飛び出した状態では、ボール
はその凹みを連絡するように形成された溝に沿って移動
し、つぎの凹みに達すると、ボールにはひきつづきバネ
によるパイアスカが加えられているから、その凹みの中
に強制的に落ち込むことになり、ボールの凹みに対する
振動と熱が発生し、この機構に摩耗が生じることになる
。
さらにこの機構のもうひとつの欠点として、意図しない
逆方向のすべりが生じることがある。これはボールにバ
ネにより与えられるパイアスカが小さく調整されている
場合に見られる。すなわち、タッピングしたタップを孔
から抜くなど第一軸を逆回転するとき、タップと孔との
接触抵抗が大きいと、弱いパイアスカによってボールは
凹みから出て、逆方向のすべりがおこる。これは、夕7
プや工作物を破壊する原因となることがある。
逆方向のすべりが生じることがある。これはボールにバ
ネにより与えられるパイアスカが小さく調整されている
場合に見られる。すなわち、タッピングしたタップを孔
から抜くなど第一軸を逆回転するとき、タップと孔との
接触抵抗が大きいと、弱いパイアスカによってボールは
凹みから出て、逆方向のすべりがおこる。これは、夕7
プや工作物を破壊する原因となることがある。
本発明はこれらの欠点を解消するもので、限界値を越え
る伝達トルクが発生したときにも、振動、発熱および摩
耗が少なく、逆方向のすべりを防止することができるト
ルク伝達機構を提供することを目的とする。
る伝達トルクが発生したときにも、振動、発熱および摩
耗が少なく、逆方向のすべりを防止することができるト
ルク伝達機構を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、第一軸と、この第一軸の外側に同心状に形成
された第二軸との間に複数のボールを介して回転トルク
を伝達するトルク伝達機構において、 第二軸に形成され上記ボールを収容するチャンバの一部
のチャンバは、上記ボールの直径より大きい幅に形成さ
れ、上記大きい幅に形成されたチャンバの一つは、その
壁面が第一軸に形成された凹みに嵌まり込んだボールと
の間で逆転方向のすべりを禁止する形状に形成された逆
転ロック手段を含むことを特徴とする。
された第二軸との間に複数のボールを介して回転トルク
を伝達するトルク伝達機構において、 第二軸に形成され上記ボールを収容するチャンバの一部
のチャンバは、上記ボールの直径より大きい幅に形成さ
れ、上記大きい幅に形成されたチャンバの一つは、その
壁面が第一軸に形成された凹みに嵌まり込んだボールと
の間で逆転方向のすべりを禁止する形状に形成された逆
転ロック手段を含むことを特徴とする。
上記一部のチャンバは軸の中心に対して対称な二つのチ
ャンバであるか、または上記一部のチャンバは軸まわり
に120度の角度をなす三つのチャンバとすることがで
きる。
ャンバであるか、または上記一部のチャンバは軸まわり
に120度の角度をなす三つのチャンバとすることがで
きる。
上記逆転ロック手段は、ボールを軸に対して放射方向に
保持する角度に対して小さい角度αだけ回転方向の前側
に傾斜させた壁面を含むことができる。
保持する角度に対して小さい角度αだけ回転方向の前側
に傾斜させた壁面を含むことができる。
上記大きい幅に形成されたチャンバは、その直径が上記
ボールの直径より大きい球形状に形成された開学間を回
転方向の後側に含むことができる。
ボールの直径より大きい球形状に形成された開学間を回
転方向の後側に含むことができる。
大きい幅はボールの直径の1.5倍以上であることが好
ましい。
ましい。
定常状態では、バネのパイアスカによりすべてのボール
が凹みに嵌まり込んでいて、トルクは凹み、ボールの表
面、チャンバの内壁面のそれぞれの接触面を介して伝え
られる。このとき両軸の間にすべりはない。
が凹みに嵌まり込んでいて、トルクは凹み、ボールの表
面、チャンバの内壁面のそれぞれの接触面を介して伝え
られる。このとき両軸の間にすべりはない。
伝達トルクが所定の限界値を越えると、ボールはバネに
よるパイアスカに抗してチャンバの内壁面により凹みか
ら外に引き出され、凹みとボールとの間の嵌まり合いは
解放され、溝に沿って摺動するので、両軸の間にはすべ
りが生じる。このとき、大きい幅に形成されたチャンバ
では、ボールが周方向に沿って移動し、この位置でボル
スタリングを押し上げる。このためポルスクリングを介
するバネのパイアスカは上記性のボールには作用しな(
なる。また、大きい幅に形成されたチャンバのボールが
ちょうど凹みに達するタイミングては、他のボールがボ
ルスタリングを押し上げているからこれにパイアスカが
作用しなくなる。したがって、他のボールが凹みに強制
的に押し込まれることがないので、振動がなくなる。こ
れにより、発熱および摩耗はいちじるしく少なくなる。
よるパイアスカに抗してチャンバの内壁面により凹みか
ら外に引き出され、凹みとボールとの間の嵌まり合いは
解放され、溝に沿って摺動するので、両軸の間にはすべ
りが生じる。このとき、大きい幅に形成されたチャンバ
では、ボールが周方向に沿って移動し、この位置でボル
スタリングを押し上げる。このためポルスクリングを介
するバネのパイアスカは上記性のボールには作用しな(
なる。また、大きい幅に形成されたチャンバのボールが
ちょうど凹みに達するタイミングては、他のボールがボ
ルスタリングを押し上げているからこれにパイアスカが
作用しなくなる。したがって、他のボールが凹みに強制
的に押し込まれることがないので、振動がなくなる。こ
れにより、発熱および摩耗はいちじるしく少なくなる。
また、何らかの原因によって、意に反して逆方向のすべ
り力が作用することがあっても、大きい幅に形成された
チャンバのうち逆転ロック手段が形成されたチャンバで
は、ボールはその壁面に対してロックされて逆転が防止
される。
り力が作用することがあっても、大きい幅に形成された
チャンバのうち逆転ロック手段が形成されたチャンバで
は、ボールはその壁面に対してロックされて逆転が防止
される。
つぎに本発明による実施例を図面を参照して詳細に説明
する。
する。
図面は、タップホルダに用いられるトルク伝達機構に実
施した場合を示す。
施した場合を示す。
第1図は、本発明実施例装置の径方向の断面図で、第二
軸に設けられた異った形態のチャンバを示す。第2図は
第1図に示す■−■視の断面図であり、第3図は逆転ロ
ック手段の一実施形態の説明図である。
軸に設けられた異った形態のチャンバを示す。第2図は
第1図に示す■−■視の断面図であり、第3図は逆転ロ
ック手段の一実施形態の説明図である。
第1図および第2図において、本実施例では第一軸1と
第二軸2 (スウェーデン国特許出願第8602529
−3号におけるキャリアおよびドックにそれぞれ対応す
る)を備える。この例では第一軸1が駆動軸、第二軸2
が被駆動軸である。
第二軸2 (スウェーデン国特許出願第8602529
−3号におけるキャリアおよびドックにそれぞれ対応す
る)を備える。この例では第一軸1が駆動軸、第二軸2
が被駆動軸である。
複数の凹み3は第一軸1に設けられ、これらの凹みは溝
19によりすべて連結される。第一軸1から第二軸2へ
のトルクが小さい正常の運転の場合には、ボール11は
凹み3にそれぞれ嵌まり込み、チャンバ18を備えた第
二軸2と結合して回転力を1云える。チャンバ18は一
般にはボール11の直径りとほぼ等しい幅B1を有する
。凹み3の深さは、ボルスタリング9 (第2図参照)
によるバネ10のパイアスカが、ボール11をこの凹み
3に押しつけ回転トルクを伝達するに適するようになっ
ている。
19によりすべて連結される。第一軸1から第二軸2へ
のトルクが小さい正常の運転の場合には、ボール11は
凹み3にそれぞれ嵌まり込み、チャンバ18を備えた第
二軸2と結合して回転力を1云える。チャンバ18は一
般にはボール11の直径りとほぼ等しい幅B1を有する
。凹み3の深さは、ボルスタリング9 (第2図参照)
によるバネ10のパイアスカが、ボール11をこの凹み
3に押しつけ回転トルクを伝達するに適するようになっ
ている。
このパイアスカの強さは自由に調整できる。
第二軸2を駆動するのに必要なトルクが、あらかじめ調
整されたバネのパイアスカによる限界値を超えると、ボ
ール11は凹み3より飛び出して位置4に移る。このよ
うにボール11は凹み3から離れ、チャンバ18の方に
飛び出すと、両軸の結合はなくなる。この種のトルク伝
達機構の詳細は、先願例に記載されている通りである。
整されたバネのパイアスカによる限界値を超えると、ボ
ール11は凹み3より飛び出して位置4に移る。このよ
うにボール11は凹み3から離れ、チャンバ18の方に
飛び出すと、両軸の結合はなくなる。この種のトルク伝
達機構の詳細は、先願例に記載されている通りである。
本発明によるトルク伝達機構の特徴は、少くとも一つの
チャンバ(例えば符号17のもの)は、ボールの直径り
よりも大きい幅B2を備えた大きさにある。この幅B2
は少くとも1.5Dに等しいか、それより大きいものが
よい。
チャンバ(例えば符号17のもの)は、ボールの直径り
よりも大きい幅B2を備えた大きさにある。この幅B2
は少くとも1.5Dに等しいか、それより大きいものが
よい。
トルク伝達機構にすべりが生ずるとき、すなわちトルク
が調整されたパイアスカによる限界値を超えたとき、ボ
ール11はチャンバ17および18に飛び出す。しかし
チャンバ17に移ったボール11は、鎖線で示す位置5
に移動し、穿孔作業が終了し、タップやドリルを抜くた
めの逆回転動作をおこすときまで、この位置5にとどま
る。位置5にとどまったボールはボルスタリング9を押
し上げるので、その他のボールにはボルスタリング9に
よるパイアスカは加えられないので、その他のボールが
凹みの内面を押す力は無視される。このようにしてすべ
りが発生すると、位置5にあるボールはボルスタリング
9を押し上げながら溝19をすべってつぎの凹みに達し
たとき、その他のボールはそれぞれ凹みに達せず、上記
位置5のボールが凹みに対向したときは、このボールに
代わってボルスタリング9を押し上げる。このようにす
べりが生じているとき、凹みに対向しているボールには
ハ。
が調整されたパイアスカによる限界値を超えたとき、ボ
ール11はチャンバ17および18に飛び出す。しかし
チャンバ17に移ったボール11は、鎖線で示す位置5
に移動し、穿孔作業が終了し、タップやドリルを抜くた
めの逆回転動作をおこすときまで、この位置5にとどま
る。位置5にとどまったボールはボルスタリング9を押
し上げるので、その他のボールにはボルスタリング9に
よるパイアスカは加えられないので、その他のボールが
凹みの内面を押す力は無視される。このようにしてすべ
りが発生すると、位置5にあるボールはボルスタリング
9を押し上げながら溝19をすべってつぎの凹みに達し
たとき、その他のボールはそれぞれ凹みに達せず、上記
位置5のボールが凹みに対向したときは、このボールに
代わってボルスタリング9を押し上げる。このようにす
べりが生じているとき、凹みに対向しているボールには
ハ。
イアスカが作用しないので、ボールは強制的に凹みに落
ち込むことがない。したがって振動やそれに伴う熱の発
生が少く、機構に大きな摩耗を与えることはない。
ち込むことがない。したがって振動やそれに伴う熱の発
生が少く、機構に大きな摩耗を与えることはない。
本実施例が軸回転方向が逆転し、タップなどを抜くとき
に好ましくないすべりの発生を防ぐため、複数のチャン
バ18のうちの少くとも一つのチインバに逆転ロック手
段を設ける。この逆転ロック手段は、チャンバ16とし
て図示されたもののように、その内壁面7.8が(チャ
ンバ17の壁面と対比して)所定の角度で傾斜させたこ
とにある。このチャンバ16の内壁面7.8は、定常の
回転方向Vにむけて一般のチャンバの内壁面と所定の角
度αだけ傾斜させている。ここに一般のチヱンハの内壁
面は、軸の中心とそのチャンバに入るボールの中心とを
結ぶ径方向にそれぞれ平行な面である。この角度αはつ
ぎのようにして決定される。すなわち第3図に示すよう
に、ボールが第一軸1および第二軸2にそれぞれ接する
点P2およびPlを結ぶ仮想線りが、第一軸1および第
二軸2の回転軸R方向からみて、ボールの中心Cまたは
その外方を通るように決定される。軸が逆回転したとき
は、ボールに働く力の分力によってボールは凹みに押し
込まれる。
に好ましくないすべりの発生を防ぐため、複数のチャン
バ18のうちの少くとも一つのチインバに逆転ロック手
段を設ける。この逆転ロック手段は、チャンバ16とし
て図示されたもののように、その内壁面7.8が(チャ
ンバ17の壁面と対比して)所定の角度で傾斜させたこ
とにある。このチャンバ16の内壁面7.8は、定常の
回転方向Vにむけて一般のチャンバの内壁面と所定の角
度αだけ傾斜させている。ここに一般のチヱンハの内壁
面は、軸の中心とそのチャンバに入るボールの中心とを
結ぶ径方向にそれぞれ平行な面である。この角度αはつ
ぎのようにして決定される。すなわち第3図に示すよう
に、ボールが第一軸1および第二軸2にそれぞれ接する
点P2およびPlを結ぶ仮想線りが、第一軸1および第
二軸2の回転軸R方向からみて、ボールの中心Cまたは
その外方を通るように決定される。軸が逆回転したとき
は、ボールに働く力の分力によってボールは凹みに押し
込まれる。
この逆転ロック手段の他の実施形態は第1図にチャンバ
15として示される。このチャンバ15の内壁面には開
空間12が設けられ、この開空間12は矢印Vで示す定
常の回転方向Vに対して後方となる側の内壁面に設けら
れたものである。この開空間12の形状は、回転方向が
矢印Vの反対方向となり、トルクがバネのパイアスカで
調整された値以上のものとなったとき、ボールを収容し
ておくに適した形状とする。第1図に示す位置14に示
すように、開空間X2に収容されたボールは凹み3に保
持され、すべりが発生する状況となっても、開空間12
の内壁面によってボールはその位置にとどまる。
15として示される。このチャンバ15の内壁面には開
空間12が設けられ、この開空間12は矢印Vで示す定
常の回転方向Vに対して後方となる側の内壁面に設けら
れたものである。この開空間12の形状は、回転方向が
矢印Vの反対方向となり、トルクがバネのパイアスカで
調整された値以上のものとなったとき、ボールを収容し
ておくに適した形状とする。第1図に示す位置14に示
すように、開空間X2に収容されたボールは凹み3に保
持され、すべりが発生する状況となっても、開空間12
の内壁面によってボールはその位置にとどまる。
以上の説明より判るように、チャンバの少くとも一つは
ボールの直径より大きい幅を備え、さらにそのうちの少
くとも一つに逆転ロック手段が設けられる。これら二つ
の機能を、一つのチャンバ、例えばチャンバ16で行う
こともできる。
ボールの直径より大きい幅を備え、さらにそのうちの少
くとも一つに逆転ロック手段が設けられる。これら二つ
の機能を、一つのチャンバ、例えばチャンバ16で行う
こともできる。
さらに好ましくは、軸中心に対称な二つのチャンバのそ
れぞれの幅を大きいものとし、すべりが発生したときに
、この機構に加えられる力を均一にする。
れぞれの幅を大きいものとし、すべりが発生したときに
、この機構に加えられる力を均一にする。
またこれらのチャンバの一方また両方の内壁面をそれぞ
れ角度αだけ傾斜させるか、あるいは第三のチャンバに
開空間を設けることもてきる。
れ角度αだけ傾斜させるか、あるいは第三のチャンバに
開空間を設けることもてきる。
本発明の範囲には、さらに他の実施例も包含される。す
なわち大きい幅を有する3個のチャンバが軸まわり12
0°の間隔で配置され、そのうちの一つまたはそれ以上
のものは傾斜した内壁面を備え、または第3図に示す開
空間を備えたものとすることにある。
なわち大きい幅を有する3個のチャンバが軸まわり12
0°の間隔で配置され、そのうちの一つまたはそれ以上
のものは傾斜した内壁面を備え、または第3図に示す開
空間を備えたものとすることにある。
第1図の矢印Vに示すように軸の定常時の回転方向に対
して、チャンバの傾斜した内壁面または開空間はその後
側に設けられるものである。
して、チャンバの傾斜した内壁面または開空間はその後
側に設けられるものである。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、伝達できるトルク
の大きさを所定の限界値に調整できるトルク伝達装置に
おいて、すべり時の振動および発熱量を小さくし、ボー
ルの摩耗を低減し、かつ逆転時に生じる意図しない逆方
向のすべりを防止できる効果がある。
の大きさを所定の限界値に調整できるトルク伝達装置に
おいて、すべり時の振動および発熱量を小さくし、ボー
ルの摩耗を低減し、かつ逆転時に生じる意図しない逆方
向のすべりを防止できる効果がある。
第1図は、本発明の実施例装置の径方向の断面図。
第2図は、第1図に示す■−■視の断面図。
第3図は、上記実施例の逆転ロック手段の説明図。
1・・・第一軸、2・・・第二軸、3・・・凹み、4.
5.14・・・ボールのとる位置、7.8・・・傾斜し
た内壁面、9・・・ポルスクリング、10・・・ハネ、
11・・・ボーノヘ12・・・開空間、15〜18・・
・チャンバ、19・・・溝。 特許出願人 ニス・ラント・エル・ マスキン・アーベー
5.14・・・ボールのとる位置、7.8・・・傾斜し
た内壁面、9・・・ポルスクリング、10・・・ハネ、
11・・・ボーノヘ12・・・開空間、15〜18・・
・チャンバ、19・・・溝。 特許出願人 ニス・ラント・エル・ マスキン・アーベー
Claims (6)
- (1)第一軸(1)と、この第一軸の外側に同心状に形
成された第二軸(2)との間に回転トルクを伝達する機
構であって、 両軸の間に複数のボール(11)が配置され、第一軸に
はこのボールの外周にほぼ等しい形状の複数の凹み(3
)が形成され、 第二軸にはこのボールを収容しかつこのボールが径方向
に移動できる大きさのチャンバ(18)が形成され、 このボールに接するボルスタリング(9)と、このボル
スタリングを押圧し上記ボールを上記凹みに押しつける
方向にバイアス力を与えるバネ(10)と、 このバネのバイアス力を調節する手段と を備えたトルク伝達機構において、 上記チャンバの一部のチャンバは、上記ボールの直径(
D)より大きい幅(B2)に形成され、上記大きい幅に
形成されたチャンバの一つは、その壁面が上記凹みに嵌
まり込んだボールとの間で逆転方向のすべりを禁止する
形状に形成された逆転ロック手段を含む ことを特徴とするトルク伝達機構。 - (2)上記一部のチャンバは軸の中心に対して対称な二
つのチャンバである特許請求の範囲第(1)項に記載の
トルク伝達機構。 - (3)上記一部のチャンバは軸まわりに120度の角度
をなす三つのチャンバである特許請求の範囲第(1)項
に記載のトルク伝達機構。 - (4)上記逆転ロック手段は、ボールを軸に対して放射
方向に保持する角度に対して小さい角度αだけ回転方向
の前側に傾斜させた壁面を含む特許請求の範囲第(1)
項に記載のトルク伝達機構。 - (5)上記大きい幅に形成されたチャンバは、その直径
が上記ボールの直径より大きい球形状に形成された開空
間(12)を回転方向の後側に含む特許請求の範囲第(
1)項に記載のトルク伝達機構。 - (6)大きい幅(B2)はボールの直径(D)の1.5
倍以上である特許請求の範囲第(1)項に記載のトルク
伝達機構。
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