JPS6371010A - エンドレス搬送ベルト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 （産業上の利用分野） この発明は、例えば、搬送ローラ上の品物をその上方か
ら押え付けながら搬送する場合などに利用されるエンド
レス搬送ベルトに関するものである。

（従来の技術） 従来、この種のエンドレス搬送ベルトにおいては、第１
２〜１４図に示すように、外周可撓帯１が内周可撓帯４
に対しその周方向へ一定の間隔Ｐをおくように固着され
て両可撓帯１，４の各固着部５間で両可撓帯１，４間に
別々な収容空間６が形成され、この各収容空間６にスポ
ンジ１１が入れられて両可撓帯１，４に接着されている
。

（発明が解決しようとする問題点） ところが、この構造ではスポンジ１１の両側面１２が露
出しているため、この両側面１２から水分やごみが入り
込むことがあり、特にベルトを食品用として利用する場
合は大変不衛生であった。

この欠点を解決するため、前記スポンジ１１の両側面１
２をカバーで隠蔽することも考えられる。

この場合、カバーを接着剤により固着すると、この接着
剤により接着部分がこね張るため、ベルトの持つ柔軟性
を損なうおそれがあった。

そこで、接着剤を使用せず、外周可撓帯の両側部に形成
した折曲部でスポンジの両側面を隠蔽することにより、
前記問題点を解決したものが本発明である。

発明の構成 （問題点を解決するための手段） すなわち、本発明は後記する実施例の図面に示すように
、外周可撓帯１の両側部を内側に折曲げて折曲部３を形
成した状態で、この外周可撓帯１を内周可撓帯４に対し
その周方向へ並列させるように固着して、両可撓帯１．
４の各固着部５間で両可撓帯１，４間に別々な収容空間
６を形成し、この各収容空間６内に弾性体１１を入れ、
各収容空間６内にある前記外周可撓帯１の両折曲部３に
より前記弾性体１１の両側面１２を隠蔽したものである
。

（作用） そして、前記外周可撓帯１の両折曲部３はベルト自体の
柔軟性を損なわずに水分やごみを遮断する。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面に従って説明する。

第６〜８図は本実施例に係るエンドレスｒｉ１送ベルト
の製造途中の状態を示し、外周可撓帯１は表皮部２とこ
の表皮部２の両側部を内側に折曲形成した折曲部３とか
らなる。この外周可撓帯１はその折曲部３を内側にした
状態で内周可撓帯４に対しその周方向へ一定の間隔Ｐを
おいて並列する膨らみを持たせて縫製されている。これ
により、両可撓帯１，４の各縫製部５（固着部）間で両
可撓帯１，４間に別々な収容空間６が形成され、同収容
空間６の両側が開放されている。前記表皮部２は土壁部
７と両側壁部８とからなり、前記折曲部３はこの上壁部
７の内側に重合する上面部９とこの両側壁部８の内側に
重合する両側面部１０とからなっている。

第９〜１１図は同じく製造途中の状態を示し、第６〜８
図に示す各収容空間６内にはスポンジ１１（弾性体）が
挟入され、同スポンジ１１の下面が内周可撓帯４に接着
されている。このスポンジ１１の両側面１２は収容空間
６の両側から露出している。

第１〜４図は本実施例に係るエンドレス搬送ベルトの製
造完了状態を示し、第９〜１１図に示す折曲部３の上面
部９が引き出されて、スポンジ１１の両側面１２がこの
上面部９により隠蔽されている。このどき、第５図に示
すように折−曲部３の両側面部１０がその対角線上で折
り返され、この折り目１０ａを斜辺とする直角二等辺三
角形部１Ｑｂ、１０Ｃが重合された状態となる。なお、
折曲部３の上面部９の下縁９ａは内周可撓帯４に接着さ
れている。

図示はしないが、このように構成されたエンドレス搬送
ベルトは、例えば、搬送ローラの上方に設けられた一対
のブーりに掛は渡され、このプーリの回転に伴い、搬送
ローラ上の品物を押え付けながら回転して、この品物を
搬送する。このとき、スポンジ１１を収容した外周可撓
帯１が適度に撓んで品物を押しつぶすことなく確実に搬
送する。

本実施例のエンドレス搬送ベルトは接着剤を使用せず、
外周可撓帯１の両側部に形成した折曲部３でスポンジ１
１の両側面１２を隠蔽する構成であるため、スポンジ１
１に水分やごみが入り込むおそれはなく、又、ベルトの
持つ柔軟性を損なうおそれもなくなる。

なお、前記両可撓帯１，４は合成皮革で形成されている
が、これらは可撓性を有するものであればよく、又、ス
ポンジ１１に代えて他の弾性体を利用してもよい。さら
に、前記折曲部３の上面部９の下縁９ａは必ずしも接着
する必要はない。

発明の効果 要するに本発明によれば、接着剤を使用せずに弾性体１
１の両側面１２を隠蔽できるので、柔軟性に冨みかつ衛
生的なエンドレス搬送ベルトを提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本実施例に係るエンドレス搬送ベルトの製造完
了状態を示す一部破断正面図、第２図は第１図のＸ　　
１−Ｘ　１線拡大断面図、第３図は第２図のＹ　１−Ｙ
　Ｉ線断面図、第４図は第３図の７−２線断面図、第５
図は折曲部を引き出した状態を示す一部切欠斜視図、第
６図は本実施例に係るエンドレス搬送ベルトの製造途中
の状態を示す一部破断正面図、第７図は第６図のＸ２−
Ｘ２線拡大断面図、第８図は第７図のＹ　２−Ｙ　２線
断面図、第９図も同じく製造途中の状態を示す一部破断
正面図、第１０図は第９図のＸ３−Ｘ３線拡大断面図、
第１１図は第１０図のＹ３−Ｙ３線断面図、第１２図は
従来のエンドレス搬送ベルトを示す一部破断正面図、第
１３図は第１２図のＸ４−Ｘ４線拡大断面図、第１４図
は第１３図のＹ４−Ｙ４線断面図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、外周可撓帯（１）の両側部を内側に折曲げて折曲部
   （３）を形成した状態で、この外周可撓帯（１）を内周
   可撓帯（４）に対しその周方向へ並列させるように固着
   して、両可撓帯（１、４）の各固着部（５）間で両可撓
   帯（１、４）間に別々な収容空間（６）を形成し、この
   各収容空間（６）内に弾性体（１１）を入れ、各収容空
   間（６）内にある前記外周可撓帯（１）の両折曲部（３
   ）により前記弾性体（１１）の両側面（１２）を隠蔽し
   たことを特徴とするエンドレス搬送ベルト。