JPS6361946B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6361946B2
JPS6361946B2 JP55024840A JP2484080A JPS6361946B2 JP S6361946 B2 JPS6361946 B2 JP S6361946B2 JP 55024840 A JP55024840 A JP 55024840A JP 2484080 A JP2484080 A JP 2484080A JP S6361946 B2 JPS6361946 B2 JP S6361946B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
mixture
fragrance
flavor
added
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP55024840A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JPS56120678A (en
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP2484080A priority Critical patent/JPS56120678A/en
Publication of JPS56120678A publication Critical patent/JPS56120678A/en
Publication of JPS6361946B2 publication Critical patent/JPS6361946B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Tobacco Products (AREA)
  • Seasonings (AREA)
  • Furan Compounds (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Fats And Perfumes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

本発明は下記一般式で示されるオクタン酸類ラ
クトン(以下本発明化合物という)および本発明
化合物を含有することを特徴とする香料組成物に
関する。
The present invention relates to an octanoic acid lactone represented by the following general formula (hereinafter referred to as the compound of the present invention) and a fragrance composition characterized by containing the compound of the present invention.

【式】 但しRはγ位にメチル基を有する炭素数4の直
鎖の二重結合を1個または2個持つアルキル基。 本発明化合物は文献未記載の新規物質であり、
本発明者らによつて始めて合成されたもので次の
ような化合物をいう。 7−メチル−4−ヒドロキシ−5,7−オクタ
ジエン酸ラクトン(R:CH2=C(CH3)−CH=
CH−、以下化合物という) 7−メチル−4−ヒドロキシ−7−オクテン酸
ラクトン(R:CH2=C(CH3)−CH2−CH2−、
以下化合物という) 7−メチル−4−ヒドロキシ−6−オクテン酸
ラクトン(R:CH3−C(CH3)=CH−CH2−、
以下化合物という) 7−メチル−4−ヒドロキシ−5−オクテン酸
ラクトン(R:CH3−CH(CH3)−CH=CH−、
以下化合物という) 本発明化合物のうち化合物はマルメロの果実
より本発明者らによつて抽出、単離し、始めてそ
の構造が明らかにされた化合物、2,7−ジメチ
ル−4−ヒドロキシ−5,7−オクタジエン酸ラ
クトンの関連化合物であり、化合物〜は化合
物の合成過程および化合物より派生して合成
されたものである。 本発明化合物はいずれもそれ自体で特有の香味
を有しているものであり、香料原料として有用な
ものである。即ち化合物はアツプル、ピーチな
どの果肉の非常に熟した、甘さの強い香味を呈
し、化合物はミルク調の中に醗酵臭的要素例え
ばチーズ的な感じを伴なつた香味を呈し、化合物
はミルク調の中にバター的風味を伴なつた甘い
香味を呈し、化合物はやゝ醗酵乳的香気を伴な
つたバター様香味を呈する。 本発明化合物は上述のようにそれ自体で特有の
香味を有するものであるが、公知の香料組成物に
本発明化合物の一種または二種以上を添加した場
合、該香料組成物は夫々の化合物の香気特徴を生
じながら、該香料組成物自身の香気ときわめて効
果的な調和を示し、特に二種以上を組み合わせて
添加した場合、それら化合物の相乗作用により予
測以上の効果が現われ、各種香料組成物の香気の
改善、変調および増強にすぐれた効果を示すもの
である。次にその具体例につき説明する。 フルーツ系の香料組成物に添加、使用すると天
然の感じが強く現われ、熟れた感じが強く出る。
バニラ系の香料組成物に添加、使用すると天然の
感じが倍加すると共に、旨味、力強さがきわ立つ
様になる。ミルク、バター系の香料組成物に添
加、使用すると乳脂のしつこさを押さえ、やわら
か味が増すと共に舌ざわりがすこぶる良くなる。
また煙草系の香料組成物に添加すると、喫煙時、
煙量を増加させ、全体に甘みと、ソフト感を与え
る。一方、本発明化合物は食品系の香料組成物ば
かりでなく、香粧品系の香料組成物に添加すると
天然らしさと共に力強さ、新鮮さ、やわらかさが
倍加される。特にこの傾向はローズ、バイオレツ
ト系の香料組成物に飛躍的な効果をもたらす。本
発明化合物の各種香料組成物への添加、配合率は
単独もしくは二種以上の併用いずれの場合でも添
加しようとしている香料組成物の種類によつて変
化させることが出来る。その範囲は0.001%〜10
%が望ましいが、この範囲に限定されることはな
い。 第1表に化合物の物理化学的および分光学的
データを示し、製造例としてその合成法を記
す。 第1表 (化合物) 見掛けの性状 無色透明な液体 沸点 129〜132℃/9mmHg 示性式 C9H12O2 赤外線吸収スペクトル(cm-1
3090,3020,1775,16421610 核磁気共鳴スペクトル(ppm)
1.70〜2.66(4H,m) 1.85(3H,s) 4.09(2H,s) 4.70〜5.06(1H,m) 5.56(1H,dd,J=6.16Hz) 製造例 1 反応容器に金属マグネシウム(24g)とエーテ
ル(100ml)を秤りとり、触媒量のヨウ素と臭化
エチルを加えて激しく撹拌する。ヨウ素の色が消
えたら、氷水一食塩で冷却し、塩化メタリル
(100g)とエーテル(350ml)の溶液を0〜8℃
でゆつくり滴下する。滴下終了後10〜13℃で更に
1時間撹拌する。ついで再び冷却し、フルフラー
ル(91g)とエーテル(100ml)の溶液を0〜5
℃で滴下する。滴下終了後、徐々に室温にもど
し、約1.5時間撹拌する。反応混合物をよく冷や
し、希硫酸を加えて反応を中止し、エーテルで抽
出する。有機層を飽和重曹水、食塩水で洗浄した
後、常圧でエーテルを留去する。残留物を蒸留す
ると69gの淡黄色の液体、3−メチル−1−フリ
ル−3−ブテン−1−オール(沸点98〜102゜/14
mmHg、収率:47.8%)を得る。 次いで反応容器に上記のフラン誘導体(69g)
とエタノール(150g)を秤りとり、室温で濃塩
酸(2.1g)を滴下する。反応温度をゆつくり上
げ30〜45分間かけて室温から45℃迄上げる。さら
に1.5時間かけて70℃迄温度を上げ、さらに70〜
80℃で2時間撹拌する。反応混合物を18℃迄冷却
し、希カセイソーダ水溶液で中和する。混合物を
トルエンで抽出し、有機層を飽和重曹水、食塩水
で洗浄後、減圧下濃縮する。残留物を減圧蒸留す
ると41gのエチル−7−メチル−4−ケト−7−
オクテノエートが淡黄色の液体として得られる。
(沸点121〜128℃/10mmHg、収率46%) 次に反応容器に上記のケトエステル(20g)と
20%カセイソーダ水溶液(30g)を秤りとり、反
応温度を徐々に上げて70〜75℃で1時間撹拌す
る。混合物を10℃迄冷やし、ソジウムボロハイド
ライド(1.5g)の1%カセイソーダ溶液を滴下
する。滴下終了後、氷水浴をはずし、室温で1時
間撹拌する。混合物を50mlの水にあけ、トルエン
抽出して下油を除く。水層を希硫酸で酸性にもど
してトルエンで抽出する。有機層を食塩水で洗浄
した後、減圧下濃縮する。残留物を減圧蒸留する
と化合物を7.5g無色透明な液体として得る
(収率50%)。 また反応容器に化合物(15g)、パラトルエ
ンスルホン酸(1g)およびトルエン(50ml)を
とり、反応温度を徐々に上げ、還流下1時間撹拌
する。混合物を室温まで冷やし、食塩水で洗浄
し、減圧下濃縮後、残留物を減圧蒸留すると化合
物を15g、無色透明な液体として得る。(収率
100%) 次に化合物(5.0g)と四塩化炭素(40ml)
を秤りとり5〜15℃で塩化スルフリル(7.0g)
をゆつくり滴下する。滴下終了後、20℃で2時間
撹拌し、反応混合物を氷水中に注ぐ。四塩化炭素
で抽出した後、有機層を水洗し、2.5%重曹水で
洗浄、さらに食塩水で洗浄した後、減圧濃縮する
と7−メチル−6−クロロ−4−ヒドロキシ−7
−オクテン酸ラクトンを得る。そして反応容器に
このクロロラクトン(6g)とトルエン(30ml)
を秤りとり、マントルヒーターで徐々に加熱す
る。約40℃になつた所で加熱を中止し、1,8−
ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデク−7−エン
(7g)とトルエン(10ml)の溶液を滴下する。
滴下終了後2時間還流し、反応を終了する。混合
物をよく冷やし、希塩酸で洗う。次いで水洗後、
減圧下濃縮し、残留物を減圧蒸留すると1gの化
合物を無色の液体として得る。(収率20%) 第2および第3表に化合物および化合物の
物理化学的、分光学的データを示す。化合物お
よび化合物の合成法は製造例1に記してあるの
で省略する。 第2表 (化合物) 見掛けの性状 無色液体 沸点 124〜128℃/10mmHg 示性式 C9H14O2 赤外吸収スペクトル(cm-1
3095,1780,1650,895 核磁気共鳴スペクトル(ppm)
1.62〜2.65(8H,m) 1.73(3H,s) 4.20〜4.70(1H,m) 4.70(2H,s) 第3表 (化合物) 見掛けの性状 無色液体 沸点 125〜128℃/10mmHg 示性式 C9H14O2 赤外吸収スペクトル(cm-1) 3040,1780 核磁気共鳴スペクトル(ppm) 1.65(3H,s) 1.73(3H,s) 1.67〜2.63(6H,m) 4.17〜4.64(1H,m) 5.12(1H,t,j=7Hz) 第4表に化合物の物理化学的、分光学的デー
タを示し、製造例2としてその合成法を記す。 第4表 見掛けの性状 無色液体 沸点 125〜127℃/10mmHg 示性式 C9H14O2 赤外吸収スペクトル(cm-1) 1770,2830,1175 核磁気共鳴スペクトル(ppm) 0.94(6H,d) 1.7〜2.8(5H,m) 4.0〜4.5(1H,m) 5.4(1H,m) 5.5(1H,m) 製造例 2 反応容器にマロン酸、モノエチルエステル(53
g)と塩化メチレン(140ml)を秤りとり、THF
中、臭化イソブチル(61g)と金属マグネシユー
ム(12g)より調製したグリニヤー試薬を滴下す
る。プロパンガスが発生しなくなつた時点で滴下
を中止する。この時反応温度は40〜50℃付近迄上
昇する。反応溶液を氷水−食塩浴で冷やし、酸ク
ロライド(26.5g)と塩化メチレン(60ml)の溶
液を滴下する。滴下終了後氷浴をはずし、10分間
撹拌する。混合物を0℃以下に冷やし、10%塩酸
水溶液(600g)を加え二酸化炭素の発生が終つ
たら、塩化メチレンで抽出する。有機層を重曹水
および食塩水で洗浄した後、減圧濃縮し、残留物
を減圧蒸留すると、エチル−6−メチル−3−ケ
ト−4−ヘプテノエートを26g無色透明の液体と
して得る(沸点112〜114℃/15mmHg、収率71%) 次いで金属ナトリウム(2.5g)とエタノール
(150ml)より調製したナトリウムエトキサイド中
に上記のケトエステル(20g)とエタノール(30
ml)の溶液を10〜18℃で滴下し、更に30分間15〜
20℃で滴下し、つづいてヨウ化ナトリウム(1
g)を加える。反応温度を徐々に上げ、還流下7
時間撹拌する。反応が終つたらエタノールを留去
し、残留物に15%カセイソーダ水溶液80gを加
え、70〜80℃、1時間半撹拌し、加水分解、脱炭
酸反応を行う。次いで混合物を氷水浴中で冷や
し、ソジウムボロハイドライド(2g)を5℃で
滴下し、更に20〜30℃で2時間撹拌する。反応混
合物をよく冷やした希硫酸中に注ぎ、弱酸性にな
つたことを確かめてトルエンを抽出する。有機層
を食塩水で洗浄した後、減圧下濃縮する。残留物
を減圧蒸留すると無色透明の化合物7gを得る
(収率41.3%)。 次に香料組成物に本発明化合物を配合した場合
の効果について説明する。 実施例 1 下記成分を調合してピーチ香料を調製した。 (重量比) 95%エタノール 418.5部 プロピレングリコール 350.0 ガンマヘキサラクトン 10.0 ガンマオクタラクトン 11.0 アルデヒドC18 9.5 ガンマデカラクトン 38.0 デルタデカラクトン 10.0 シス−3−ヘキセノール 10.0 トランス−2−ヘキセノール 80.0 ノルマル−ヘキサノール 12.0 ヘキシルアセテート 11.0 シス−3−ヘキセニルアセテート 14.0 2−メチル酪酸 3.5 トランス−2−ヘキセナール 2.0 化合物 2.5 1000.0部 上記香料組成物を「検体」とし、化合物の代
りにプロピレングリコール2.5部を加えて調製し
た「対照」とを19人の香気専門パネルの構成で3
点比較法による良否の識別テストを行ない、香気
を比較、評価した。その結果、18人の構成パネル
が「検体」を「対照」より良とし、ピーチの熟し
た感じが強く出ていることを指摘した。 実施例 2 下記諸成分を調合してバニラ香料を調製した。 (重量比) バニラチンキ 850 部 バニリン 60 エチルバニリン 20 サイクロテン 10 マルトール 6 化合物 0.5 化合物 1.0 95%エタノール 52.5 1000.0部 上記香料組成物を「検体」とし、化合物,
の代りに95%エタノール1.5部を加えて調製した
「対照」とを実施例1の構成パネルで香気を比較
した所、18名のパネルが「対照」より「検体」を
良とし、天然らしさと力強さが顕著に現われるこ
とを指摘した。 実施例 3 下記諸成分を調合してバター香料を調製した。 (重量比) デルタデカラクトン 14 部 デルタウンデカラクトン 20 デルタドデカラクトン 24 エチルミリステート 9 ジアセチル 1.4 アセトイン 1.0 エチルピルベート 0.3 2−ヘプタノン 0.2 エチルレブリネート 0.2 2−ノナノン 0.3 ノルマルプロピルレブリネート 0.1 化合物 2.5 化合物 4.5 トリアセチン 922.5 1000.0部 上記香料組成物を「検体」とし、化合物,
の代りにトリアセチン7部を加えて調製した「対
照」とを実施例1の構成パネルで香気を比較した
所、18名のパネルが「対照」より「検体」を良と
し、天然バターの感じが強く現われることを指摘
した。 実施例 4 下記諸成分を調合して煙草用香料を調製した。 (重量比) バニリン 20 部 エチルバニリン 4 マルトール 0.5 桂皮油 22.0 メントール 5 ペルバルサム 7 アルデヒドC16 6 エチルプロピオネート 4 エチルブチレート 5 エチル−2−メチルブチレート 7 化合物 0.3 化合物 0.1 95%エタノール 919.1 1000.0部 上記香料組成物を「検体」とし、化合物およ
び代りに95%エタノール0.4部加えて調製した
「対照」とを実施例1と同じ構成パネルで香気を
評価した所、18名のパネルが「対照」より「検
体」を良とし、香喫味の点で煙量が増え、甘さ、
ふくよかさが倍加されることを指摘した。 実施例 5 下記諸成分を調合してローズ香料を調製した。 (重量比) ベーターフエニルエチルアルコール 90 部 ゲラニオール 400 ローズオイルブルガリア 100 アルフアヨノン 40 リナロール 15 ゲラニールアセテート 35 ゲラニウムオイル 60 オイゲノール 10 ネロール 200 ロジニールフオーメイト 20 ウンデカナール 2 ドデカナール 2 バニリン 5 化合物 4 トリエチルシトレート 117 1000 部 上記香料組成物を「検体」とし、化合物の代
りにトリエチルシトレート4部を加えたものを調
製した「対照」とを実施例1と同じ構成パネルで
香気を比較した所、19名のパネル全員が「対照」
より「検体」を良として、天然ローズにある幅、
奥行き、強さが出て来ることを指摘した。
[Formula] However, R is an alkyl group having one or two straight chain double bonds having 4 carbon atoms and having a methyl group at the γ-position. The compound of the present invention is a new substance that has not been described in any literature,
This compound was first synthesized by the present inventors and refers to the following compound. 7-Methyl-4-hydroxy-5,7-octadienoic acid lactone (R: CH2 =C( CH3 )-CH=
CH-, hereinafter referred to as compound) 7-methyl-4-hydroxy-7-octenoic acid lactone (R: CH2 =C( CH3 ) -CH2 - CH2- ,
(hereinafter referred to as compound) 7-methyl-4-hydroxy-6-octenoic acid lactone (R: CH3 - C( CH3 )=CH- CH2- ,
(hereinafter referred to as compound) 7-methyl-4-hydroxy-5-octenoic acid lactone (R: CH3 -CH( CH3 )-CH=CH-,
Among the compounds of the present invention, the compound is extracted and isolated by the present inventors from quince fruit, and is a compound whose structure has been clarified for the first time, 2,7-dimethyl-4-hydroxy-5,7 - It is a related compound of octadienoic acid lactone, and the compound ~ is synthesized by the synthesis process of the compound and derived from the compound. All of the compounds of the present invention have a unique flavor by themselves, and are useful as flavor raw materials. In other words, the compound exhibits a very ripe, sweet flavor of fruit pulp such as apple or peach, and the compound exhibits a milk-like flavor with a fermented odor element, such as a cheese-like flavor. The compound exhibits a sweet flavor with a buttery flavor, and the compound exhibits a buttery flavor with a fermented milk aroma. As mentioned above, the compounds of the present invention have a unique flavor by themselves, but when one or more of the compounds of the present invention are added to a known flavor composition, the flavor composition has the unique flavor of each compound. While producing aroma characteristics, the fragrance composition harmonizes very effectively with its own fragrance, and especially when two or more compounds are added in combination, the synergistic action of these compounds produces a more than expected effect, making it possible to create a variety of fragrance compositions. It shows excellent effects on improving, modulating and enhancing the aroma of. Next, a specific example will be explained. When added to and used in a fruit-based fragrance composition, it gives a strong natural feel and a strong ripe feeling.
When added to and used in a vanilla flavoring composition, the natural feel will be doubled, and the flavor and strength will stand out. When added to and used in milk or butter-based flavoring compositions, it suppresses the stickiness of milk fat, increases the softness of the flavor, and improves the texture.
Also, when added to tobacco flavoring compositions, when smoking,
Increases the amount of smoke, giving the overall sweetness and softness. On the other hand, when the compound of the present invention is added not only to food-based fragrance compositions but also to cosmetic-based fragrance compositions, it doubles the strength, freshness, and softness as well as naturalness. In particular, this tendency has a dramatic effect on rose and violet fragrance compositions. The addition and blending ratio of the compounds of the present invention to various fragrance compositions can be changed depending on the type of fragrance composition to be added, either singly or in combination of two or more types. Its range is 0.001%~10
% is desirable, but is not limited to this range. Table 1 shows the physicochemical and spectroscopic data of the compound, and describes its synthesis method as a production example. Table 1 (Compound) Apparent properties Colorless and transparent liquid Boiling point 129-132℃/9mmHg Expression formula C 9 H 12 O 2 Infrared absorption spectrum (cm -1 )
3090, 3020, 1775, 16421610 Nuclear magnetic resonance spectrum (ppm)
1.70-2.66 (4H, m) 1.85 (3H, s) 4.09 (2H, s) 4.70-5.06 (1H, m) 5.56 (1H, dd, J = 6.16Hz) Production example 1 Metallic magnesium (24g) in the reaction vessel and ether (100 ml), add a catalytic amount of iodine and ethyl bromide, and stir vigorously. When the color of iodine disappears, cool it with ice water and monotonic salt, and add a solution of methallyl chloride (100 g) and ether (350 ml) to 0-8℃.
Make and drip. After the addition is complete, the mixture is further stirred at 10-13°C for 1 hour. Then, cool again and add a solution of furfural (91 g) and ether (100 ml) to
Add dropwise at °C. After the dropwise addition is complete, gradually return to room temperature and stir for approximately 1.5 hours. The reaction mixture is thoroughly cooled, diluted sulfuric acid is added to quench the reaction, and the mixture is extracted with ether. After washing the organic layer with saturated sodium bicarbonate solution and brine, the ether was distilled off at normal pressure. Distillation of the residue yielded 69 g of a pale yellow liquid, 3-methyl-1-furyl-3-buten-1-ol (boiling point 98-102°/14
mmHg, yield: 47.8%). Next, the above furan derivative (69 g) was added to the reaction vessel.
and ethanol (150 g), and concentrated hydrochloric acid (2.1 g) was added dropwise at room temperature. The reaction temperature is gradually increased from room temperature to 45°C over 30-45 minutes. Raise the temperature to 70℃ for another 1.5 hours, then continue to 70~
Stir at 80°C for 2 hours. The reaction mixture is cooled to 18°C and neutralized with dilute aqueous caustic soda solution. The mixture is extracted with toluene, and the organic layer is washed with saturated sodium bicarbonate solution and brine, and then concentrated under reduced pressure. The residue was distilled under reduced pressure to yield 41 g of ethyl-7-methyl-4-keto-7-
Octenoate is obtained as a pale yellow liquid.
(boiling point 121-128℃/10mmHg, yield 46%) Next, add the above ketoester (20g) to the reaction vessel.
Weigh out a 20% caustic soda aqueous solution (30 g), gradually raise the reaction temperature, and stir at 70-75°C for 1 hour. The mixture is cooled to 10° C. and a 1% caustic soda solution of sodium borohydride (1.5 g) is added dropwise. After the addition is complete, remove the ice bath and stir at room temperature for 1 hour. Pour the mixture into 50ml of water and extract with toluene to remove the oil. The aqueous layer is made acidic with dilute sulfuric acid and extracted with toluene. After washing the organic layer with brine, it is concentrated under reduced pressure. The residue was distilled under reduced pressure to obtain 7.5 g of the compound as a colorless and transparent liquid (yield 50%). In addition, the compound (15 g), p-toluenesulfonic acid (1 g) and toluene (50 ml) were placed in a reaction vessel, the reaction temperature was gradually raised, and the mixture was stirred under reflux for 1 hour. The mixture was cooled to room temperature, washed with brine, concentrated under reduced pressure, and the residue was distilled under reduced pressure to obtain 15 g of the compound as a colorless transparent liquid. (yield
100%) Next, the compound (5.0g) and carbon tetrachloride (40ml)
Weigh out sulfuryl chloride (7.0g) at 5-15℃.
Slowly drip. After the addition was completed, the mixture was stirred at 20°C for 2 hours, and the reaction mixture was poured into ice water. After extraction with carbon tetrachloride, the organic layer was washed with water, washed with 2.5% sodium bicarbonate solution, further washed with brine, and concentrated under reduced pressure to yield 7-methyl-6-chloro-4-hydroxy-7.
-Octenoic acid lactone is obtained. Then, put this chlorolactone (6g) and toluene (30ml) in a reaction container.
Weigh it out and gradually heat it with a mantle heater. Stop heating when the temperature reaches about 40℃, and
A solution of diazabicyclo[5.4.0]undec-7-ene (7 g) and toluene (10 ml) is added dropwise.
After the dropwise addition was completed, the mixture was refluxed for 2 hours to complete the reaction. Cool the mixture well and wash with dilute hydrochloric acid. Then, after washing with water,
Concentrate under reduced pressure and distill the residue under reduced pressure to obtain 1 g of the compound as a colorless liquid. (Yield 20%) Tables 2 and 3 show the compounds and their physicochemical and spectroscopic data. The compound and the method for synthesizing the compound are described in Production Example 1, so their description will be omitted. Table 2 (Compound) Apparent properties Colorless liquid Boiling point 124-128℃/10mmHg Expression formula C 9 H 14 O 2 Infrared absorption spectrum (cm -1 )
3095, 1780, 1650, 895 nuclear magnetic resonance spectrum (ppm)
1.62-2.65 (8H, m) 1.73 (3H, s) 4.20-4.70 (1H, m) 4.70 (2H, s) Table 3 (Compound) Apparent properties Colorless liquid Boiling point 125-128℃/10mmHg Indicative formula C 9 H 14 O 2 infrared absorption spectrum (cm -1 ) 3040, 1780 Nuclear magnetic resonance spectrum (ppm) 1.65 (3H, s) 1.73 (3H, s) 1.67-2.63 (6H, m) 4.17-4.64 (1H, m) 5.12 (1H, t, j = 7 Hz) Table 4 shows the physicochemical and spectroscopic data of the compound, and its synthesis method is described as Production Example 2. Table 4 Apparent properties Colorless liquid Boiling point 125-127℃/10mmHg Signal formula C 9 H 14 O 2 Infrared absorption spectrum (cm -1 ) 1770, 2830, 1175 Nuclear magnetic resonance spectrum (ppm) 0.94 (6H, d ) 1.7-2.8 (5H, m) 4.0-4.5 (1H, m) 5.4 (1H, m) 5.5 (1H, m) Production example 2 Malonic acid, monoethyl ester (53
Weigh g) and methylene chloride (140ml), add THF
Into the solution, a Grignard reagent prepared from isobutyl bromide (61 g) and magnesium metal (12 g) was added dropwise. Stop dripping when propane gas is no longer generated. At this time, the reaction temperature rises to around 40-50°C. The reaction solution was cooled in an ice water-salt bath, and a solution of acid chloride (26.5 g) and methylene chloride (60 ml) was added dropwise. After the addition is complete, remove the ice bath and stir for 10 minutes. The mixture is cooled to below 0°C, 10% aqueous hydrochloric acid solution (600 g) is added, and when carbon dioxide has ceased to be generated, it is extracted with methylene chloride. The organic layer was washed with aqueous sodium bicarbonate and brine, concentrated under reduced pressure, and the residue was distilled under reduced pressure to obtain 26 g of ethyl-6-methyl-3-keto-4-heptenoate as a colorless and transparent liquid (boiling point: 112-114 ℃/15 mmHg, yield 71%) Next, the above ketoester (20 g) and ethanol (30 g) were added to sodium ethoxide prepared from metallic sodium (2.5 g) and ethanol (150 ml).
ml) solution was added dropwise at 10-18°C and incubated for an additional 30 minutes at 15-18°C.
Dropwise at 20℃, followed by sodium iodide (1
Add g). Gradually raise the reaction temperature and keep under reflux for 7
Stir for an hour. After the reaction is completed, ethanol is distilled off, 80 g of 15% caustic soda aqueous solution is added to the residue, and the mixture is stirred at 70-80°C for 1.5 hours to carry out hydrolysis and decarboxylation reactions. The mixture is then cooled in an ice-water bath, sodium borohydride (2 g) is added dropwise at 5°C, and the mixture is further stirred at 20-30°C for 2 hours. Pour the reaction mixture into well-chilled dilute sulfuric acid, make sure it has become slightly acidic, and extract toluene. After washing the organic layer with brine, it is concentrated under reduced pressure. The residue was distilled under reduced pressure to obtain 7 g of a colorless and transparent compound (yield 41.3%). Next, the effect when the compound of the present invention is blended into a fragrance composition will be explained. Example 1 A peach fragrance was prepared by blending the following ingredients. (Weight ratio) 95% ethanol 418.5 parts Propylene glycol 350.0 Gamma hexalactone 10.0 Gamma octalactone 11.0 Aldehyde C 18 9.5 Gamma decalactone 38.0 Delta decalactone 10.0 Cis-3-hexenol 10.0 Trans-2-hexenol 80.0 Normal-hexanol 12.0 Hexyl acetate 11.0 Cis-3-hexenyl acetate 14.0 2-methylbutyric acid 3.5 Trans-2-hexenal 2.0 Compound 2.5 1000.0 parts The above fragrance composition was used as a "sample", and a "control" prepared by adding 2.5 parts of propylene glycol instead of the compound 3 by a panel of 19 fragrance experts.
A discrimination test was conducted using the point comparison method to compare and evaluate the aroma. As a result, an 18-member panel found the ``sample'' to be better than the ``control,'' noting that it had a strong peach ripeness. Example 2 A vanilla fragrance was prepared by blending the following ingredients. (Weight ratio) Vanilla tincture 850 parts Vanillin 60 Ethyl vanillin 20 Cyclotene 10 Maltol 6 Compound 0.5 Compound 1.0 95% ethanol 52.5 1000.0 parts The above fragrance composition was used as a "sample", and the compounds,
When comparing the aroma with the "control" prepared by adding 1.5 parts of 95% ethanol instead of the "sample" using the panel of Example 1, 18 panelists found the "sample" to be better than the "control" and found it to be natural-like. He pointed out that his strength was clearly visible. Example 3 A butter flavor was prepared by blending the following ingredients. (Weight ratio) Delta decalactone 14 parts Deltawn decalactone 20 Delta decalactone 24 Ethyl myristate 9 Diacetyl 1.4 Acetoin 1.0 Ethyl pyruvate 0.3 2-heptanone 0.2 Ethyl levulinate 0.2 2-nonanone 0.3 Normal propyl levulinate 0.1 Compound 2.5 Compound 4.5 Triacetin 922.5 1000.0 parts The above fragrance composition was used as the "sample", and the compound,
When the aroma was compared with the "control" prepared by adding 7 parts of triacetin instead of the sample using the panel of Example 1, 18 panelists found the "sample" to be better than the "control", indicating that it had a natural butter feel. He pointed out that it appears strongly. Example 4 A tobacco fragrance was prepared by blending the following ingredients. (Weight ratio) Vanillin 20 parts Ethyl vanillin 4 Maltol 0.5 Cinnamon oil 22.0 Menthol 5 Perbalsam 7 Aldehyde C 16 6 Ethyl propionate 4 Ethyl butyrate 5 Ethyl-2-methylbutyrate 7 Compound 0.3 Compound 0.1 95% ethanol 919.1 1000.0 parts Using the above perfume composition as a "sample", the compound and a "control" prepared by adding 0.4 parts of 95% ethanol instead were evaluated for aroma using the same panel as in Example 1, and 18 panelists answered "control". The "sample" is better, the amount of smoke increases in terms of aroma and taste, sweetness,
He pointed out that the plumpness is doubled. Example 5 A rose fragrance was prepared by blending the following ingredients. (Weight ratio) Better fuel Eleethyl alcohol 90 gelaniol 400 Rose oil bulba 100 Alf Ayonon 40 linerol 15 gelanille oil 60 gelanium oil 60 nerolol 200 rosini leh mate 20 dodecanal 2 dodecanal 2 Vanlynlin 5 compound 7 1000 parts The fragrance composition was used as a "sample" and the aroma was compared with a "control" prepared by adding 4 parts of triethyl citrate instead of the compound, using the same panel as in Example 1. All panel members are “controls”
The width of the natural rose is better than the "specimen",
He pointed out that depth and strength will emerge.

Claims (1)

【特許請求の範囲】 1 下記一般式で示されるオクタン酸類ラクトン
【式】 但しRはγ位にメチル基を有する炭素数4の直
鎖の二重結合を1個または2個持つアルキル基。 2 下記一般式で示されるオクタン酸類ラクトン
を含有することを特徴とする香料組成物。 【式】 但しRはγ位にメチル基を有する炭素数4の直
鎖の二重結合を1個または2個持つアルキル基。
[Scope of Claims] 1. An octanoic acid lactone represented by the following general formula [Formula] where R is an alkyl group having one or two straight chain double bonds of 4 carbon atoms and having a methyl group at the γ-position. 2. A fragrance composition characterized by containing an octanoic acid lactone represented by the following general formula. [Formula] However, R is an alkyl group having one or two straight chain double bonds having 4 carbon atoms and having a methyl group at the γ-position.
JP2484080A 1980-02-28 1980-02-28 Novel lactone of octanoic acid Granted JPS56120678A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2484080A JPS56120678A (en) 1980-02-28 1980-02-28 Novel lactone of octanoic acid

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2484080A JPS56120678A (en) 1980-02-28 1980-02-28 Novel lactone of octanoic acid

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56120678A JPS56120678A (en) 1981-09-22
JPS6361946B2 true JPS6361946B2 (en) 1988-11-30

Family

ID=12149399

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2484080A Granted JPS56120678A (en) 1980-02-28 1980-02-28 Novel lactone of octanoic acid

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS56120678A (en)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5374744A (en) * 1991-02-21 1994-12-20 Japan Tobacco Inc. Method for manufacturing 4-substituted-Y-lactone and novel substance
WO2023213386A1 (en) 2022-05-04 2023-11-09 Symrise Ag A fragrance mixture (v)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56120678A (en) 1981-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3970689A (en) Mercapto alcohols and mercaptoalkyl esters
SU1194268A3 (en) Method of producing derivatives of diisoamylene
US3829504A (en) Novel di-lower alkyl and lower alkylene acetals of 2-and 3-phenyl-pentenals
US3962321A (en) Enhancement of coffee flavor
SU685660A1 (en) 2,6,-trimethyl-1-cyclohexene-1-vinylalkanoates exhibiting organoleptic effect
DE69835339T2 (en) Component with a sharp taste
US3582360A (en) Cocoa flavoring composition containing 2-phenyl -2- alkenals and method of using same
US3908023A (en) Imparting cinnamon-like flavor with certain 3-phenyl pentenal acetals
US3652593A (en) Oxa-thia-bicyclo(3.3.0)octadienes
JPS6361946B2 (en)
US4031140A (en) 4- AND 5-Phenyl pentenal acetals
AU606944B2 (en) Use of diketone precursors in food products
US4234616A (en) Flavoring with mixtures of 2,5-dialkyl dihydrofuranones and 2,4,5-trialkyl dihydrofuranones
US3862340A (en) Flavoring with 5-phenyl pentenals
JPS6261033B2 (en)
US3981892A (en) Polycyclic lactones as odor- and taste-modifying agents
US3928644A (en) Novel vegetable flavored foodstuff and vegetable flavor compositions containing 2-phenyl-4-pentenal and/or dimethyl acetal thereof
JP4116982B2 (en) Flavor composition
US4036886A (en) Processes for producing 4- and 5-phenyl pentenals
US3753738A (en) Oxa-thia-bicyclo {8 3.3.0{9 {11 octadienes as flavoring agents
JP2015107114A (en) Method for imparting flavor
JPS5941702B2 (en) Flavor compositions and methods of use thereof
CN114380693B (en) Methyl cyclopentenol ketogeraniol carbonate spice and synthetic method and application thereof
JPS5896014A (en) Flavor composition containing unsaturated fatty acid
JPS62201883A (en) Acetal compound