JPS6360757B2 - - Google Patents

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JPS6360757B2
JPS6360757B2 JP17225879A JP17225879A JPS6360757B2 JP S6360757 B2 JPS6360757 B2 JP S6360757B2 JP 17225879 A JP17225879 A JP 17225879A JP 17225879 A JP17225879 A JP 17225879A JP S6360757 B2 JPS6360757 B2 JP S6360757B2
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なエピチオシクロヘキサン型プロ
スタグランジン類似化合物に関する。 プロスタグランジンは、式 で示されるプロスタン酸の誘導体であり、種々の
種類のプロスタグランジンが知られており、一般
に平滑筋の収縮を刺激する作用、血圧降下作用、
利尿作用、気管支拡張作用、脂肪分解阻害作用、
血小板凝集抑制作用、胃酸分泌抑制作用等を有す
るために高血圧症、血栓症、喘息、胃腸の潰瘍の
治療、妊娠哺乳動物の分娩誘発及び中絶、動脈硬
化の予防又は利尿剤として有用な脂溶性物質であ
る。 「天然」のプロスタグランジンの薬理作用を有
する、あるいはそれらの性質の1個又はそれ以上
の性質でより強い活性を有する新規な化合物を見
い生すため、幅広い研究を行なつた結果、プロス
タン酸のシクロペンタン環をエピチオシクロヘキ
サン環に置き換えた新規なエピチオシクロヘキサ
ン型プロスタグランジン類似化合物は、天然のプ
ロスタグランジンが有している多くの薬理的性質
の活性が非常に弱いか、又はほとんど活性を示さ
ないが、一方次式に示すプロスタグランジンH2
又はG2()からトロンボキサンA2()を経由
してトロンボキサンB2()に変化する生合成に
おいて、天然のプロスタグランジンが有していな
いトロンボキサンA2の生合成を強力に阻害する
活性を有することを見い生し、本発明を完成し
た。 本発明は、一般式 〔式中、Xはエチレン基(−CH2CH2−)、又
はシス−ビニレン基【式】を表わし、Yは エチレン基、又はトランス−ビニレン基
【式】を表わし、R1は水素原子、又は炭素 数1〜12のアルキル基を表わし、R2は水素原子、
又は水酸基を表わし、R3は単結合、又は炭素数
1〜5のアルキレン基を表わし、R4は水素原子、
又は炭素数1〜8のアルキル基、又は置換されて
いないか少なくとも1個の炭素数1〜8のアルキ
ル基で置換されている炭素数4〜7のシクロアル
キル基を表わし、mは1〜6の整数を表わす。た
だしXがシス−ビニレン基を表わし、かつYがエ
チレン基を表わす時には、R2は水素原子でない
ものとする。〕 で示されるエピチオシクロヘキサン型プロスタグ
ランジン類似化合物、及びそれらのシクロデキス
トリン包接化合物、及びR1が水素原子を表わす
時にはそれらの酸の非毒性塩に関する。 本発明は、一般式()で示される化合物、す
なわち光学活性な「天然型」又はその鏡像体、又
はそれらの混合物(特に「天然型」とその鏡像体
との等量混合物からなるラセミ体)に関する。 特許請求の範囲を含む本明細書においてアルキ
ル基、アルキレン基、及び官能基のアルキル及び
アルキレン部分は、直鎖及び分枝鎖を表わす。 特許請求の範囲を含む本明細書中の構造式にお
いて、点線は、一般的に認められている命名法の
規則に従い、それについている基が平面のうしろ
側、すなわちα−配置であり、太線〓は、それに
ついている基が平面の前側、すなわちβ−配置で
あり、波線は、それについている基がα−又はβ
−配置又はそれらの混合物であることを示す。 当業者にとつて明らかなように、一般式(V)
で示される化合物は少なくとも4個の不斉中心を
有しており、これら4個の不斉中心は8位、9
位、11位、及び12位の炭素原子である。更にアル
キル基及びアルキレン基が分枝鎖を表わす場合、
あるいはR2が水酸基を表わす場合にも他の不斉
中心を生じる可能性がある。よく知られているよ
うに不斉中心の存在により異性体が生じる。しか
しながら一般式()で示される化合物は、すべ
てエピチオシクロヘキサン環の8位と12位の炭素
原子についている置換基がトランスであるような
配置を有している。従つて一般式()で示され
る化合物の8位と12位の炭素原子についている置
換基がトランス−配置を有する異性体、及びそれ
らの混合物が一般式()で示される化合物の範
囲に含まれる。そしてR2が水酸基を表わす場合
には15位の炭素原子の立体配置はα−又はβ−配
置、又はそれらの混合物(αβ)である。 一般式(V)で示される化合物中の−(CH2
m−基は、メチレン、エチレン、トリメチレン、
テトラメチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレ
ン基を表わすが、その好ましい基はトリメチレン
基である。 一般式()で示される化合物中のR1が表わ
す炭素数1〜12のアルキル基としては、メチル、
エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシ
ル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウン
デシル、ドデシル基、及びそれらの異性体が挙げ
られる。好ましいR1は水素原子、又は炭素数1
〜4のアルキル基、すなわちメチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、
Sec−ブチル、tert−ブチル基、であり、より好
ましいR1は水素原子又はメチル基である。 好ましい−R3−R4基としては、例えばメチル、
エチル、1−メチルエチル、プロピル、1−メチ
ルプロピル、2−メチルプロピル、1−エチルプ
ロピル、ブチル、1−メチルブチル、2−メチル
ブチル、3−メチルブチル、1−エチルブチル、
2−エチルブチル、ペンチル、1−メチルペンチ
ル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、
4−メチルペンチル、1,1−ジメチルペンチ
ル、1,2−ジメチルペンチル、1,4−ジメチ
ルペンチル、1−エチルペンチル、2−エチルペ
ンチル、1−プロピルペンチル、2−プロピルペ
ンチル、ヘキシル、1−メチルヘキシル、2−メ
チルヘキシル、1,1−ジメチルヘキシル、1−
エチルヘキシル、2−エチルヘキシル、ヘプチ
ル、2−エチルヘプチル、ノニル、ウンデシル、
シクロブチル、1−プロピルシクロブチル、1−
ブチルシクロブチル、1−ペンチルシクロブチ
ル、1−ヘキシルシクロブチル、2−メチルシク
ロブチル、2−プロピルシクロブチル、3−エチ
ルシクロブチル、3−プロピルシクロブチル、
2,3,4−トリエチルシクロブチル、シクロペ
ンチル、シクロペンチルメチル、1−シクロペン
チルエチル、2−シクロペンチルエチル、2−シ
クロペンチルプロピル、3−シクロペンチルプロ
ピル、2−ペンチルシクロペンチル、2,2−ジ
メチルシクロペンチル、3−エチルシクロペンチ
ル、3−プロピルシクロペンチル、3−ブチルシ
クロペンチル、3−tert−ブチルシクロペンチ
ル、(1−メチル−3−プロピル)シクロペンチ
ル、(2−メチル−3−プロピル)シクロペンチ
ル、(2−メチル−4−プロピル)シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、シクロヘキシルメチル、1
−シクロヘキシルエチル、2−シクロヘキシルエ
チル、3−シクロヘキシルプロピル、(1−メチ
ル−2−シクロヘキシル)エチル、2−シクロヘ
キシルプロピル、(1−メチル−1−シクロヘキ
シル)エチル、4−シクロヘキシルブチル、3−
エチルシクロヘキシル、3−イソプロピルシクロ
ヘキシル、4−メチルシクロヘキシル、4−エチ
ルシクロヘキシル、4−プロピルシクロヘキシ
ル、4−tert−ブチルシクロヘキシル、2,6−
ジメチルシクロヘキシル、2,2−ジメチルシク
ロヘキシル、(2,6−ジメチル−4−プロピル)
シクロヘキシル、1−メチルシクロヘキシル、シ
クロヘプチル、シクロヘプチルメチル、1−シク
ロヘプチルエチル、2−シクロヘプチルエチル基
であり、より好ましい−R3−R4基はペンチル基
である。 本発明に従えば、一般式()で示されるエピ
チオシクロヘキサン型プロスタグランジン類似化
合物は、一般式 (式中、R2aは水素原子、又は水酸基、又はア
シルオキシ基を表わし、R5は水素原子、又は
【式】基(基中、Qは酸素又は硫黄原子を表わ し、R7は炭素数1〜4アルキル基、又はフエニ
ル基を表わす。)を表わし、R6はアルキルスルホ
ニル基、又はアリールスルホニル基を表わし、他
の記号は前記と同じ意味を表わす。〕 で示される化合物を環化反応に付すことにより得
られる。 環化反応は、塩基、例えばナトリウム、カリウ
ム、リチウムの如きアルカリ金属の水酸化物、炭
酸塩、炭素数1〜4のアルコキシドの存在下不活
性有機溶媒、例えばメタノール、エタノールの如
き炭素数1〜4のアルカノール、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−
ジメトキシエタンの如きエーテル、ジメチルスル
ホキシドの如きジアルキルスルホキシド、N,N
−ジメチルホルムアミドの如きジアルキルホルム
アミド、又はそれらの2以上の混合溶媒中、−20
℃から反応溶媒の還流温度、好ましくは室温から
反応溶媒の還流温度で行なわれる。 一般式()で示される化合物、すなわち一般
式(A)及び(B)で示される化合物は、次
の図式Aに示した一連の反応工程により得られ
る。式中、R1aは炭素数1〜12のアルキル基を表
わし、R2bは水素原子、又はアシル基を表わし、
R8は酸性条件で除去できる水酸基の保護基を表
わし、R9とR10はともに水素原子を表わすか、又
はいつしよになつてオキソ基を表わし、他の記号
は前記と同じ意味を表わす。 図式Aを説明すると、工程〔a〕及び〔i〕
は、水酸基をオキソ基に変換する酸化反応に付す
ことにより行なわれる。 水酸基をオキソ基に変換する酸化反応は、よく
知られおり、例えば (a) 南江堂発行亀谷哲治編著「有機合成化学合
成編1」176−206ページ(昭和51年8月1日)、
又は (b) John Wiley & Sons,Inc.社(米国)発
行「Compendium of Organic Synthetic
Methods」第1巻(1971年)、第2巻(1974
年)、第3巻(1977年)のセクシヨン48又は168
に詳しく記載されている。特に好ましい緩和な
中性条件下での酸化は、例えばジメチルスルフ
イド−N−クロロスクシンイミド錯体、チオア
ニソール−N−クロロスクシンイミド錯体、ジ
メチルスルフイド塩素錯体、チオアニソール−
塩素錯体「以上、J.Amer.Chem.Soc.,94
7586(1971)参照」、ジシクロヘキシルカルボジ
イミド−ジメチルスルホキシド錯体〔J.Amer.
Chem.Soc.,87,5661(1965)参照〕、ピリジニ
ウムクロロクロマート(C5H5NHCrO3Cl)
〔Tetrahedron Letters,2647(1975)参照〕、
無水硫酸.ピリジン錯体〔J.Amer.Chem.Soc.,
89,5505(1967)参照〕、塩化クロミル〔J.
Amer.Chem.Soc.,97,5929(1975)参照〕、三
酸化クロム−ピリジン錯体(例えばコリンズ試
薬)、又はジヨーンズ試薬等の試薬を用いて行
なわれる。 工程〔b〕は、オキソ基を水酸基に変換する還
元反応に付すことにより行なわれる。 オキソ基を水酸基に変換する還元反応はよく知
られており、例えば不活性有機溶媒、例えばメタ
ノール、エタノール、イソプロパノールの如き低
級アルカノール、又はテトラヒドロフラン、ジオ
キサン、1,2−ジメトキシエタンの如きエーテ
ル、あるいはそれらの2以上の混合溶媒中公知の
還元剤、例えば水素化ホウ素ナトリウム、水素化
ホウ素カリウム、水素化ホウ素リチウム、水素化
ホウ素亜鉛、水素化トリ−tert−ブトキシアルミ
ニウムリチウム、水素化トリメトキシアルミニウ
ムリチウム、水素化シアノホウ素ナトリウム、水
素化トリ−sec−ブチルホウ素カリウム、水素化
アルミニウムリチウム−キニン錯体、(−)−イソ
ボルニルオキシマグネシウムヨージド等を用いて
室温から−78℃の温度で行なわれるか、又は特願
昭52−142283号(特開昭54−76552号)明細書記
載のジイソボルニルオキシアルミニウムイソプロ
ポキシド化合物を用いる方法、特願昭53−62310
号(特開昭54−154739号)明細書記載のジイソブ
チル(置換フエノキシ)アルミニウム化合物を用
いる方法、特願昭53−124704号明細書記載の水素
化1,1−ビナフチル−2,2′−ジオキシアルミ
ニウムリチウム化合物を用いる方法、あるいはJ.
Amer.Chem.Soc.,94,8616(1972)記載の方法
等により行なわれる。得られた生成物は、一般式
()の化合物と一般式()の化合物の混合物
なので、通常の分離手段、例えばシリカゲルの薄
層、カラム又は高速液体クロマトグラフイで各々
の化合物に分離してもよいし、又は分離せずに反
応してもよい。 工程〔c〕は、9α−ヒドロキシ基を9β−ヒド
ロキシ基に反転させる反応に付すことにより行な
われる。 反転させる反応は、不活性有機溶媒、例えばベ
ンゼン又はトルエンの如き炭化水素、ジエチルエ
ーテル、1,2−ジメトキシエタン、ジオキサン
又はテトラヒドロフランの如くエーテル、塩化メ
チレン又はジクロロエタンの如きハロゲン化炭化
水素、又はそれらの2以上の混合溶媒中、一般式
(R113P(式中、R11は炭素数1〜4のアルキル
基、又は置換されていないか少なくとも1個の炭
素数1〜4のアルキル基で置換されているフエニ
ル基を表わす。)で示されるホスフイン化合物、
例えばトリフエニルホスフイン又はトルブチルホ
スフイン、と一般式R12OOCN=NCOOR12(式
中、R12は炭素数1〜4のアルキル基を表わす。)
で示されるアゾジカルボン酸ジアルキルエステ
ル、例えばアゾジカルボン酸ジエチルエステル、
との存在で一般式R13OH(式中、R13は炭素数2
〜5のアルカノイル基、ベンゾイル基、p−フエ
ニルベンゾイル基又はホルミル基を表わす。)で
示されるカルボン酸、例えばギ酸、酢酸、プロピ
オン酸、安息香酸又はp−フエニル安息香酸、を
用いて室温から0℃の温度で行なわれる。 得られた生成物は、水と混和しうる溶媒、例え
ばジオキサン、テトラヒドロフランの如きエーテ
ル、メタノール、エタノールの如き炭素数1〜4
のアルカノールの存在下、ナトリウム、カリウ
ム、リチウムの如きアルカリ金属の水酸化物又は
炭酸塩の水溶液中通常室温で行なうか、無水メタ
ノール、エタノールの如き炭素数1〜4の無水ア
ルカノール中炭酸カリウムを用いて0℃から反応
溶媒の還流温度、好ましくは室温から60℃の温度
でケン化することにより、一般式()で示され
る化合物に変換される。 工程〔d〕は、水素雰囲気下、水素化触媒、例
えばパラジウム炭素、パラジウム黒、二酸化白金
の存在下、不活性有機溶媒、例えばメタノール、
エタノールの如き炭素数1〜4のアルカノール、
又は酢酸エチル中室温から反応溶媒の還流温度
で、常圧下又は大気圧から15Kg/cm2の水素圧の加
圧下で行なわれる。 工程〔e〕は、スルホニル化反応に付すことに
より行なわれる。 スルホニル化反応は、不活性有機溶媒、例えば
塩化メチレン、ピリジン、中、トリエチルアミ
ン、ピリジンの如き三級アミン存在下、アルキル
スルホニルハライド、例えばメタンスルホニルク
ロリド、エタンスルホニルクロリド、又はアリー
ルスルホニルハライド、例えばベンゼンスルホニ
ルクロリド、p−トルエンスルホニルクロリド、
を用いて−30℃から50℃の温度で行なわれる。 工程〔f〕は、不活性有機溶媒、例えばジメチ
ルスルホキシド、又はジメチルスルホキシドと
1,2−ジメトキシエタンとの混合溶媒中一般式
【式】(式中、R7、Qは前記と同じ意味 を表わす。)で示される化合物を用いて0℃から
50℃の温度で行なわれる。 工程〔g〕は、OR8基(基中、R8は前記と同
じ意味を表わす。)を水酸基に変換する反応に付
すことにより行なわれる。 OR8基は水酸基に変換する反応はよく知られて
おり、通常温和な酸性条件下で行なわれる。例え
ばその反応は、 (1) 酢酸、プロピオン酸、シユウ酸、p−トルエ
ンスルホン酸の如き有機酸の水溶液、又は塩
酸、硫酸、リン酸の如き無機酸の水溶液中、好
適には水と混和しうる有機溶媒、例えばメタノ
ール、エタノールの如き炭素数1〜4のアルカ
ノール、好ましくはメタノール、又は1,2−
ジメトキシエタン、ジオキサン、テトラヒドロ
フランの如きエーテル、好ましくはテトラヒド
ロフランの存在下室温から75℃の温度で、 (2) p−トルエンスルホン酸、トリフルオロ酢酸
の如き有機酸の存在下、無水メタノール、エタ
ノールの如き炭素数1〜4の無水アルカノール
中0℃から45℃の温度で、又は (3) p−トルエンスルホン酸−ピリジン錯体又は
トリフルオロ酢酸−ピリジン錯体の存在下、無
水メタノール、エタノールの如き炭素数1〜4
の無水アルカノール中10℃から60℃の温度で行
なわれる。好適には希塩酸とテトラヒドロフラ
ンの混合液、希塩酸とメタノールの混合液、酢
酸と水とテトラヒドロフランの混合液、リン酸
と水とテトラヒドロフランの混合液、p−トル
エンスルホン酸とメタノールの混合液、p−ト
ルエンスルホン酸−ピリジン錯体とメタノール
の混合液、トリフルオロ酢酸−ピリジン錯体と
メタノールの混合液を用いて行なわれる。 工程〔h〕は、一級水酸基をシリル化し、二級
水酸基をOR8基に変換し、次にシリル基を除去す
る反応に付すことにより行なわれる。 シリル化反応は、不活性有機溶媒、例えば塩化
メチレン、アセトン中ピリジン又はトリエチルア
ミン存在下又は不存在下に適当なシリル化剤、例
えばトリメチルシリルクロリド、トリメチルシリ
ルジエチルアミン、トリフエニルシリルクロリ
ド、を用いて室温から−30℃の温度で行なわれ
る。 水酸基からOR8基への変換反応は、不活性有機
溶媒、例えば塩化メチレン、クロロホルム、ジエ
チルエーテル中、縮合剤、例えばp−トルエンス
ルホン酸、硫酸、塩酸、トリフルオロ酢酸、トリ
フルオロボラン−エーテレート、オキシ塩化リ
ン、カンフアスルホン酸の存在下、2,3−ジヒ
ドロピラン、2,3−ジヒドロフラン、2,3−
ジヒドロチオピラン、エチルビニールエーテル、
2−メトキシプロペン、1−メトキシシクロヘキ
セン、又はα−メトキシスチレン等を用いて室温
から−30℃の温度で行なわれる。 脱シリル化反応は、不活性溶媒、例えば酢酸エ
チル、ヘキサメチルホスフアアミドの存在下又は
不存在下、水、フツ化カリウム、又は酸、例えば
シユウ酸を用いて室温から60℃の温度で行なわれ
る。 工程〔j〕は、一般式 〔式中、R14は炭素数1〜4のアルキル基、好
ましくはメチル又はエチル基を表わし他の記号は
前記と同じ意味を表わす。〕で示されるジアルキ
ルホスホナートのナトリウム誘導体(一般式(
)のジアルキルホスホナートと水素化ナトリウ
ムより製造〕、又は一般式 〔式中、R15は置換されていないか炭素数1〜
4のアルキル基で置換されているフエニル基、好
ましくはフエニル基、又は炭素数1〜6のアルキ
ル基基、好ましくはブチル又はヘキシル基、又は
シクロヘキシル基を表わし、他の記号は前記と同
じ意味を表わす。〕 で示されるホスホラン化合物、又は一般式 (R153P=CH−CH2−R3−R4 (XI) 〔式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わ
す。〕 で示されるホスホラン化合物を用いてウイテイヒ
(Wittig)反応に付すことにより行なわれる。 ウイテイヒ反応は、よく知られており、例えば
John Wiley & Song,Inc.(米国)発行
「Organic Reactions」,14巻、3章(1965年)に
記載されている。好ましいウイテイヒ反応は、不
活性有機溶媒、例えばジエチルエーテル、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシ
エタンの如きエーテル、ベンゼン、トルエン、キ
シレン、ヘキサンの如き炭化水素、ジメチルスル
ホキシドの如きジアルキルスルホキシド、N,N
−ジメチルホルムアミドの如きジアルキルホルム
アミド、塩化メチレン、クロロホルムの如きハロ
ゲン化炭化水素、メタノール、エタノールの如き
炭素数1〜4のアルカノール、又はそれらの2以
上の混合溶媒中−78℃から反応溶媒の還流温度で
行なわれる。 一般式()及び()で示されるウイテ
イヒ試薬を用いてウイテイヒ反応を行なつた場合
は、立体特異的にトランス−エノン体を形成する
が、一般式()で示されるウイテイヒ試薬
を用いた場合は、トランス−体とシス−体の混合
物を形成するので、通常の分離手段、例えばシリ
カゲルの薄層、カラム又は高速液体クロマトグラ
フイを用いて分離することにより所望するトラン
ス−体が得られる。一般式()、()及び
()で示されるウイテイヒ試薬はよく知ら
れているか、又は公知の方法により得られる。 工程〔k〕は、R9とR10がいつしよになつてオ
キソ基を表わす場合は、所望によりエノンの二重
結合を還元し、次にオキソ基を前述の工程〔b〕
の条件で還元し、続いて得られた水酸基をアシル
化する反応に付すことにより行なわれ、R9とR10
がともに水素原子を表わす場合は、所望により前
述した工程〔d〕の条件で二重結合を接触還元す
ることにより行なわれる。 エノンの二重結合の還元は、公知の方法、例え
ばリチウム1−ペンチルヒドロクープラート
〔LiCuH−C≡C−C3H7)〔J.Amer..Chem.Soc.,
96,3686(1974)参照〕を用いて行なわれる。 アシル化は、不活性有機溶媒、例えば塩化メチ
レン、ピリジン中、トリエチルアミン、ピリジン
の如き三級アミンの存在下、室温以下の温度、好
ましくは0℃以下の温度で相当する塩化アシル又
は酸無水物を用いて行なわれる。 工程〔l〕は、前述した工程〔c〕のケン化条
件を用いて行なわれる。 R8で示される酸性条件で除去できる水酸基の
保護基としては、その除去に際して化合物の他の
部分に影響をおよぼさないもので、緩和な条件で
容易に除去できる保護基であれば何でもよい。そ
のような保護基として、例えば (1) テトラヒドロピラン−2−イル基、テトラヒ
ドロフラン−2−イル基、テトラヒドロチオピ
ラン−2−イル基の如き複素環基、又は (2) 1−エトキシエチル基、1−メトキシ−1−
メチルエチル基、1−メトキシシクロヘキシル
基、1−メトキシ−1−フエニルエチル基の如
きエーテル基が挙げられるが、好ましい保護基
はテトラヒドロピラン−2−イル基である。 R2a,R2bがアシルオキシ基を表わす場合のア
シル基としては、アセチル基、クロロアセチル
基、ジクロロアセチル基、トリクロロアセチル
基、トリフルオロアセチル基、プロピオニル基、
ブチリル基、イソブチリル基、ベンゾイル基、p
−フエニルベンゾイル基、ナフチロイル基が挙げ
られるが、好ましいアシル基はアセチル基であ
る。 一般式()で示される出発物質は、次の図式
Bに示した一連の反応工程により得られる。式
中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。 図式Bを説明すると、工程〔m〕はジメチルス
ルホキシド、又はヘキサメチルホスフアアミド中
シアン化ナトリウム又はシアン化カリウムを用い
て室温から60℃の温度で行なわれ、工程〔n〕は
炭酸水素カリウム水溶液存在下三ヨウ化カリウム
を用いて室温で行なわれる。工程〔o〕は、公知
の脱ヨウ化水素試薬、例えば1,5−ジアザビシ
クロ〔5.4.0〕ウンデセン−5(DBU)、1,5−
ジアザビシクロ〔4.3.0〕ノネン−5(DBN)、1,
4−ジアザビシクロ〔2.2.2〕オクタン
(DABCO)の如き二環性アミン、あるいはナト
リウム、カリウムの如きアルカリ金属の炭素数1
〜4のアルコキシド、例えばナトリウムメトキシ
ド、カリウムtert−ブトキシド、を用いて、二環
性アミンを用いる場合はトルエン、ベンゼン、ジ
メチルスルホキシド、ジオキサンの如き不活性有
機溶媒存在下又は不存在下、又アルコキシドを用
いる場合はメタノール、tert−ブタノールの如き
炭素数1〜4のアルカノール、又はN,N−ジメ
チルホルムアミド中室温から110℃の温度、好ま
しくは室温から80℃の温度で行なわれる。 工程〔p〕は、メタノール中ナトリウムメトキ
シドを用いて氷冷下に行なわれ、工程〔q〕は、
前述した工程〔h〕での水酸基からOR8基への変
換条件を用いて行なわれる。工程〔r〕は、工程
〔g〕の条件で反応させたのち、エタノール中水
酸化ナトリウム又はカリウム水溶液を用いて反応
溶媒の還流温度で行なわれ、工程〔s〕は、ベン
ゼン中水素化トリブチルスズとアゾビスイソブチ
ロニトリル存在下室温で高圧水銀ランプの光を照
射することにより行なわれ、工程〔t〕は、トル
エン中−60℃以下の温度でジイソブチルアルミニ
ウムヒドリドを用いて行なわれる。工程〔u〕
は、一般式 (R153P−CH2−(CH2)m−COOH・X
() 〔式中、Xはハロゲン原子を表わし、他の記号
は前記と同じ意味を表わす。〕で示されるホスホ
ニウム化合物のイリドを用いてウイテイヒ反応に
付し、得られたカルボン酸を公知の方法でエステ
ル化(後述のエステル化を参照)することにより
行なわれる。ウイテイヒ反応は、前述の工程
〔j〕の条件を用いて行なわれるが、特にシス−
二重結合を得るためにはジメチルスルホキシド中
10℃から60℃の温度で行なわれる。イリドは一般
式()で示されるホスホニウム化合物を
適当な塩基、例えばブチルリチウム、リチウムジ
イソプロピルアミド、ジムシルナトリウム、ナト
リウムメトキシド、カリウムtert−ブトキシド、
トリエチルアミンの存在下で反応させることによ
り得られる。 一般式()で示されるホスホニウム化
合物は、それ自身公知であるか、又は公知の方法
により得られる。 式()で示される出発物質は、(E)−3−
ホルミルアクリル酸メチルと1,3−ブタンジエ
ンを用いてCan.J.Chem.,54,3304(1976)記載
の方法に従つて得られる。 R1が水素原子を表わし、他の記号は前記と同
じ意味を表わす一般式()で示されるカルボン
酸、すなわち一般式 〔式中、R2,R3及びR4は前記と同じ意味を表
わす。〕 で示されるカルボン酸は、R1が水素原子以外を
表わし、他の記号は前記と同じ意味を表わす一般
式()で示される相当するエステル、すなわち
一般式 〔式中、R1a,R2,R3及びR4は前記と同じ意味
を表わす。〕 で示されるエステルを公知の方法でケン化するこ
とにより得られる。例えばケン化の方法はJohn
Wiley & Sons,Inc.社(米国)発行の
「Compenpium of、Organic Synthetic
Methods」第1巻(1971年)、第2巻(1974年)、
第3巻(1977年)のセクシヨン23に記載されてい
るが、好適なケン化は、ナトリウム、カリウム、
リチウムの如きアルカリ金属、又はカルシウム、
バリウムの如きアルカリ土類金属の水酸化物又は
炭酸塩の水溶液を用いて水と混和しうる溶媒、例
えばジオキサン、テトラヒドロフランの如き、エ
ーテル、又はメタノール、エタノールの如き炭素
数1〜4のアルカノールの存在下又は不存在下に
−10℃から100℃の温度、好ましくは室温で行な
うか、又はナトリウム、カリウム、リチウムの如
きアルカリ金属の水酸化物又は炭酸塩を用い、無
水メタノール、エタノールの如き炭素数1〜4の
無水アルカノール中−10℃から100℃の温度、好
ましくは室温で行なわれる。 R1が水素原子以外を表わし、他の記号は前記
と同じ意味を表わす一般式()で示されるエス
テル、すなわち一般式 〔式中、各記号は前記と同じ意味を表わす。〕 で示されるエステルは、R1が水素原子を表わし、
他の記号は前記と同じ意味を表わす一般式()
で示される相当するカルボン酸、すなわち一般式 〔式中、各記号は前記と同じ意味を表わす。〕 で示されるカルボン酸を公知の方法でエステル化
することにより得られる。カルボン酸をエステル
化する方法はよく知られており、例えば (1) ジアゾアルカンを用いる方法、 (2) N,N−ジメチルホルムアミド−ジアルキル
アセタールを用いる方法〔Helu.Chim.Acta,
48,1746(1965)参照〕、 (3) ハロゲン化アルキルを用いる方法、 (4) ジシクロヘキシルカルボジイミドを用いる方
法〔日本特許第762305号明細書参照〕、 (5) ピバロイルハライドを用いる方法〔日本特許
第756972号明細書参照〕、 (6) アルキルスルホニルハライド又はアリールス
ルホニルハライドを用いる方法〔日本特許第
759351号明細書参照〕、 (7) イソブチルクロロホルマートを用いる方法
〔英国特許第1492439号明細書参照〕、 (8) ジピリジルスルフイドとトリフエニルホスフ
インを用いる方法〔Tetrahedron Letters,
3409(1976)参照〕を用いて行なわれる。 ジアゾアルカンを用いるエステル化は、相当す
る酸と適当なジアゾアルカンを用いて不活性有機
溶媒、例えばジエチルエーテル、酢酸エチル、塩
化メチレン、アセトン、メタノール、又はそれら
の2以上の混合溶媒中、室温から−10℃の温度、
好ましくは0℃で行なわれる。 N,N−ジメチルホルムアミド−ジアルキルア
セタールを用いるエステル化は、無水ベンゼン中
相当する酸と適当なN,N−ジメチルホルムアミ
ド−ジアルキルアセタール、例えばN,N−ジメ
チルホルムアミド−ジメチルアセタールを用いて
室温から30℃の温度で行なわれる。 ∴ ハロゲン化アルキルを用いるエステル化
は、相当する酸と適当なハロゲン化アルキル、例
えばヨウ化メチル、臭化ブチル、臭化デシルを用
いて (i) アセトン中ナトリウム、カリウムの如きアル
カリ金属の炭酸塩存在下〔J.Org.Chem.,34
3717(1969)参照〕、 (ii) N,N−ジメチルアセトアミド又はN,N−
ジメチルホルムアミド中ナトリウム、カリウム
の如きアルカリ金属の炭酸水素塩存在下
〔Advan.Org,Chem.,,37(1965)参照〕、 (iii) ジメチルスルホキシド中酸化カルシウム存在
下〔Synthesis,262(1972)参照〕、 (iv) N,N.ジメチルアセトアミド又はN,N−
ジメチルホルムアミド中テトラメチルアンモニ
ウムヒドロオキシド存在下〔Synthetic
Comm.,,215(1972)参照〕 室温から0℃の温度で行なわれる。 ジシクロヘキシルカルボジイミドを用いるエス
テル化は、不活性有機溶媒、例えばクロロホル
ム、塩化メチレンの如きハロゲン化炭化水素中ピ
リジン、ピコリンの如き塩基、好ましくはピリジ
ンの存在下、相当する酸と適当なアルコールを用
いて室温から0℃の温度で行なわれる。 ピバロイルハライド、アルキルスルホニルハラ
イド、アリールスルホニルハライド又はイソブチ
ルクロロホルマートを用いるエステル化は、不活
性有機溶媒、例えばクロロホルム、塩化メチレン
の如きハロゲン化炭化水素、ジエチルエーテル、
テトラヒドロフランの如きエーテルの存在下又は
不存在下にトリエチルアミン、ピリジンの如き三
級アミンと相当する酸、及びピバロイルハライ
ド、例えばピバロイルクロリド、アルキルスルホ
ニルハライド、例えばメタンスルホニルクロリ
ド、エタンスルホニルクロリド、アリールスルホ
ニルハライド、例えばベンゼンスルホニルクロリ
ド、p−トルエンスルホニルクロリド、又はイソ
ブチルクロロホルマートを反応させて混合酸無水
物とし、次に適当なアルコールを加え室温から0
℃の温度で行なわれる。 ジピリジルジスルフイドとトリフエニルホスフ
インを用いるエステル化は、不活性有機溶媒、例
えばトルエン、ベンゼン、キシレン中、相当する
酸と適当なアルコールを用いて室温から80℃の温
度で行なわれる。 一般式()で示されるエピチオシクロヘキサ
ン型プロスタグランジン類似化合物のシクロデキ
ストリン包接化合物は、α−,β−あるいはγ−
シクロデキストリンあるいはそれらの混合物を用
いて特公昭50−3362号及び同52−31404号明細書
記載の方法を用いることにより得られる。シクロ
デキストリン包接化合物に変換することにより一
般式()で示されるプロスタグランジン類似化
合物の安定性が増大される。 R1が水素原子を表わす一般式()で示され
る酸は、公知の方法で塩に変換される。塩は非毒
性の塩であることが好ましい。ここで非毒性の塩
とは動物の組織に対して比較的無毒で、治療に必
要な量を用いたとき一般式()で示される化合
物の有効な薬理的性質がそのカチオンにより生じ
た副作用によつて損なわれないようなカチオンの
塩を意味する。塩は水溶性であることが好まし
い。適当な塩には、例えばナトリウム、カリウム
の如きアルカリ金属の塩、カルシウム、マグネシ
ウムの如きアルカリ土類金属の塩、アンモニウム
塩、及び薬学的に許容される(非毒性の)アミン
塩が含まれる。カルボン酸とそのような塩を形成
する適当なアミンはよく知られており、例えば理
論上アンモニアの1個あるいはそれ以上の水素原
子を他の基に置き換えて得られるアミンが含まれ
る。その基は1個以上の水素原子が置換されてい
るときは同じでも異なつてもよいが、例えば炭素
数1〜6のアルキル基、炭素数2又は3のヒドロ
キシアルキル基から選ばれる。適当な非毒性アミ
ン塩は、テトラメチルアンモニウムの如きテトラ
アルキルアンモニウムの塩、及びメチルアミン、
ジメチルアミン、シクロペンチルアミン、ベンジ
ルアミン、フエネチルアミン、ピペリジン、モノ
エタノールアミン、ジエタノールアミン、リジ
ン、アルギニン如き有機アミンの塩が挙げられ
る。 塩は一般式()で示される酸を公知の方法、
例えば適当な溶媒中で一般式()で示される酸
と適当な塩基、例えばアルカリ金属、アルカリ土
類金属の水酸化物あるいは炭酸塩、水酸化アンモ
ニウム、アンモニア又は有機アミンを理論量ずつ
反応させて得られる。塩は溶液を凍結乾燥するか
あるいは、反応溶媒に充分不溶であるならば、
過するか、あるいは、必要ならば溶媒を一部除去
したのち過することにより単離される。 一般式()で示される本発明化合物は、トロ
ンボキサンA2の生合成を阻害する活性を有して
いるので、人間を含めた哺乳動物のトロンボキサ
ンA2の生合成のコントロールが望まれる場合に
は、その制御に有用である。例えば実験室の実験
では、(5Z,13E)−(9α,11α,15S)−9,11−
エピチオ−15−ヒドロキシ−11a−ホモプロスタ
−5,13−ジエン酸及び(5Z,13E)−(9α,
11α,15R)−9,11−エピチオ−15−ヒドロキシ
−11a−ホモプロスタ−5,13−ジエン酸はウサ
ギの血小板のトロンボキサン−シンセターゼを
各々1.4×10-7及び3.0×10-7モル濃度で50%阻害
した。 トロンボキサンA2生合成をコントロールする
ことは、人間を含めた哺乳動物、特に人間におけ
る炎症、高血圧症、血栓、脳率中、喘息、心筋硬
塞、狭心症、脳硬塞、急性心臓死の予防や治療の
為に有用である。 本発明に含まれる好ましいエピチオシクロヘキ
サン型プロスタグランジン類似化合物として例え
ば (5Z,13E)−(9α,11α,15α)−9,11−エピチ
オ−15−ヒドロキシ−11a−ホモプロスタ−5,
13−ジエン酸、 (5Z,13E)−(9α,11α)−9,11−エピチオ−
11a−ホモプロスタ−5,13−ジエン酸、 (13E)−(9α,11α,15α)−9,11−エピチオ−
15−ヒドロキシ−11a−ホモプロスト−13−エン
酸、 (13E)−(9α,11α)−9,11−エピチオ−11a−
ホモプロスト−13−エン酸、 (9α,11α,15α)−9,11−エピチオ−15−ヒド
ロキシ−11a−ホモプロスタン酸、 (9α,11α)−9,11−エピチオ−11a−ホモプロ
スタン酸、 (5Z)−(9α,11α,15α)−9,11−エピチオ−15
−ヒドロキシプロスト−5−エン酸、 (5Z,13E)−(9α,11α,15β)−9,11−エピチ
オ−15−ヒドロキシ−11a−ホモプロスタ−5,
13−ジエン酸、 (13E)−(9α,11α,15β)−9,11−エピチオ−
15−ヒドロキシ−11a−ホモプロスト−13−エン
酸、 (9α,11α,15β)−9,11−エピチオ−15−ヒド
ロキシ−11a−ホモプロスタン酸、 及びそられのエステル、及びそれらのシクロデキ
ストリン包接化合物及び非毒性塩が挙げられる。 以下、参考例及び実施例により本発明を詳述す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。なお参考例及び実施例中の「TLC」、
「IR」、「NMR」及び「MS」の記号は、各々「薄
層クロマトグラフイ」、「赤外吸収スペクトル」、
「核磁気共鳴スペクトル」及び「質量分析」を表
わし、クロマトグラフイによる分離の箇所に記載
されている溶媒の割合は、体積比を示し、
「TLC」のカツコ内の溶媒は展開溶媒を示し、
「IR」は特別の記載が無い場合は液膜法で測定
し、「NMR」は特別の記載が無い場合は重クロ
ロホルム(CDCl3)溶液で測定している。 実施例 1 (5Z,13E)−(9α,11α,15α)−9,11−エピ
チオ−15−ヒドロキシ−11a−ホモプロスタ−
5,13−ジエン酸メチルエステル メタノール1.5mlに溶かした後述の参考例27の
生成物70mgに28%ナトリウムメトキシドのメタノ
ール溶液0.065mlを滴下し、55℃で30分間かきま
ぜる。反応液を氷冷下、酢酸と飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液で処理し、酢酸エチルで希釈し、飽
和食塩水で洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、減圧濃縮する。残留物を溶出剤としてシクロ
ヘキサンと酢酸エチルの混合液(6:1)を用い
たシリカゲルカラムクロマトグラフイで精製する
と次の物性値を有する標題化合物46mgが得られ
た。 TLC(シクロヘキサン:酢酸エチル=4:1):
Rf=0.23。 IR:ν=3450,1745,975cm-1。 NMR:δ=5.69−5.53(2H,m)、5.46−5.29
(2H,m)、4.19−4.00(1H,m)、3.68(3H,s)、
3.58−3.19(3H,m)、3.02−2.70(1H,m)、2.30
(2H,t)、0.89(3H,m)。 Ms:m/e=380,362,349,329,321,309。 同様にして次の化合物が得られた。 (a) 参考例27(a)の生成物から(5Z,13E)−(9α,
11α,15β)−9,11−エピチオ−15−ヒドロキ
シ−11a−ホモプロスタ−5,13−ジエン酸メ
チルエステルが得られた。 TLC(シクロヘキサン:酢酸エチル=4:1):
Rf=0.28。 IR:ν=3450,1745,975cm-1。 NMR:δ=5.69−5.54(2H,m)、5.47−5.32
(2H,m)、4.20−3.96(1H,m)、3.68(3H,s)、
3.55−3.19(3H,m)、3.02−2.70(1H,m)、2.31
(2H,t)、0.90(3H,m)。 MS:m/e=380,362,349,329,309。 実施例 2 (5Z,13E)−(9α,11α,15α)−9,11−エピ
チオ−15−ヒドロキシ−11a−ホモプロスタ−
5,13−ジエン酸 エタノール0.6mlに溶かした実施例1の生成物
42mgに5%水酸化カリウム水溶液0.6mlを滴下し、
40℃で30分間かきまぜる。反応液を1N塩酸でPH
2に酸性化し、酢酸エチルで希釈し、飽和食塩水
で洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃
縮する。残留物を溶出剤としてシクロヘキサンと
酢酸エチルの混合液(4:1)を用いたシリカゲ
ルカラムクロマトグラフイで精製すると次の物性
値を有する標題化合物38mgが得られた。 TLC(ベンゼン:酢酸エチル=2:1):Rf=
0.29。 IR:ν=3400,2970,2930,2860,1707,1240,
980cm-1。 NMR:δ=5.72−5.55(2H,m)、5.50−5.28
(2H,m)、5.27−5.00(1H,m)、4.28−4.06
(1H,m)、3.61−3.22(3H,m)、3.02−2.70
(1H,m)、2.34(2H,t)、0.90(3H,m)。 MS:m/e=366,348。 同様にして次の化合物が得られた。 (a) 実施例1(a)の生成物から(5Z,13E)−(9α,
11α,15β)−9,11−エピチオ−15−ヒドロキ
シ−11a−ホモプロスタ−5,13−ジエン酸が
得られた。 TLC(ベンゼン:酢酸エチル=2:1):Rf=
0.32。 IR:ν=3370,2960,2930,2850,1705,1240,
980cm-1。 NMR:δ=5.67−5.51(2H,m)、5.50−4.91
(4H,m)、4.28−4.04(1H,m)、3.50−3.25
(2H,m)、2・97−2.70(1H,m)、2.33(2H,
t)、0.89(3H,m)。 MS:m/e=366,348。 参考例 1 トランス−2−ホルミル−4−シクロヘキセン
カルボン酸メチル (E)−3−ホルミルアクリル酸メチル209mg、塩
化メチレン6ml、塩化スズ()0.21mlの混合液
に氷冷下1,3−ブタジエンガスを1時間吹き込
み、反応液を氷水にあけ、酢酸エチルで抽出す
る。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽
和食塩水で洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、
減圧濃縮する。残留物を溶出剤としてシクロヘキ
サンと酢酸エチルの混合液(10:1)を用いてシ
リカゲルカラムクロマトグラフイで精製すると次
の物性値を有する標題化合物217mgが得られた。 IR:ν=2730,1735,1660cm-1。 NMR:δ=9・725(1H,d)、5.72(2H,m)、
3.72(3H,s)、3.05−2.74(2H,m)、2.35(4H,
m)。 Ms:m/e=168。 参考例 2 トランス−2−ヒドロキシメチル−4−シクロ
ヘキセンカルボン酸メチル 参考例1で得られれた化合物201mg、水素化ホ
ウ素ナトリウム181mg、メタノール5mlの混合液
を−40℃で10分間かきまぜ、同温度で酢酸を用い
てPH5に酸性化し、減圧濃縮する。残留物を酢酸
エチルに溶かし、水、飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液、飽和食塩水で洗い、無水硫酸マグネシウム
で乾燥し、減圧濃縮する。残留物を溶出剤として
シクロヘキサンと酢酸エチルの混合液(1:1)
を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフイで精
製すると次の物性値を有する標題化合物154mgが
得られた。 IR:ν=3450,1740,1660cm-1。 Ms:m/e=170,152,139,138。 参考例 3 トランス−2−メタンスルホニルオキシ−4−
シクロヘキセンカルボン酸メチル 塩化メチレン3mlに溶かした参考例2の生成物
150mgにメタンスルホニルクロリド0.10mlを−25
℃で適下し、更にトリエチルアミン0.184mlを同
温度で適下し、−25℃で15分間かきまぜる。反応
液を酢酸エチルで希釈し、水、飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液、飽和食塩水で洗い、無水硫酸ナト
リウムで乾燥し、減圧濃縮すると次の物性値を有
する標題化合物228mgが得られた。 IR:ν=1735,1360,1180,950,840cm-1。 NMR:δ=5.69(2H,m)、4.21(2H,d)、3.73
(3H,s)、3.01(3H,s)。 Ms:m/e=248,217,152。 参考例 4 トランス−2−シアノメチル−4−シクロヘキ
センカルボン酸メチル 参考例3の生成物55g、ヘキサメチルホスフア
アミド500ml、シアン化ナトリウム16.3gの混合
液を60℃で1時間かきまぜる。反応液を氷水にあ
け、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水、飽和食塩
水で洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃
縮する。残留物を溶出剤としてシクロヘキサンと
酢酸エチルの混合液(8:1)を用いたシリカゲ
ルカラムクロマトグラフイで精製すると次の物性
値を有する標題化合物33gが得られた。 IR:ν=2270,1740,1660cm-1。 NMR:δ=5.19(2H,m)、3.74(3H,s)。 MS:m/e=179,164,148。 参考例 5 トランス−2−シアノメチル−4−シクロヘキ
センカルボン酸 参考例4の生成物114mg、エタノール2.5ml、5
%水酸化カリウム水溶液2.5mlの混合液を30分間
室温でかきまぜ、減圧濃縮する。残留物を水に溶
かし、1N塩酸でPH1に酸性化し、酢酸エチルで
抽出する。抽出液を飽和食塩水で洗い、無水硫酸
ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮すると次の物性値
を有する標題化合物108mgが得られた。 IR:ν=3200,2260,1705cm-1。 MS:m/e=165。 参考例 6 2−ヨード−4−シン−シアノメチル−7−オ
キシサ−シス−ビシクロ〔3.2.1〕オクタン−
6−オン 参考例5の生成物2g、炭酸水素カリウム7.2
g、水26mlの混合液に三ヨウ化カリウム溶液(ヨ
ウ素6.15g、ヨウ化カリウム12.0g及び水33mlよ
り調製)を氷冷下滴下し、室温で6時間かきまぜ
る。反応液に亜硫酸ナトリウムと塩化ナトリウム
を加え酢酸エチルで抽出し、抽出液を無水硫酸ナ
トリウムで乾燥し、減圧濃縮する。残留物を溶出
剤としてベンゼンと酢酸エチルの混合液(8:
1)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフイ
で精製すると次の物性値を有する標題化合物26g
が得られた。 IR:ν=2250,1790cm-1。 NMR:δ=4.93(1H,dd)、4.49−4.30(1H,
m)。 MS:m/e=291,164。 参考例 7 4−シン−シアノメチル−7−オキサ−シス−
ビシクロ〔3.2.1〕オクト−2−エン−6−オ
ン ベンゼン300mlに溶かした参考例6の生成物31
gに1,5−ジアザビシロ〔5.4.0〕ウンデセン
−5(DBU)20.6mlを滴下し、室温で1.5時間かき
まぜる。反応液を1N塩酸を含む氷水にあけ、酢
酸エチルで抽出し、抽出液を飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液、飽和食塩水で洗い、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥し、減圧濃縮する。残留物を溶出剤
としてベンゼンと酢酸エチルの混合液(4:1)
を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフイで精
製すると次の物性値を有する標題化合物14.4gが
得られた。 IR:ν=2250,1780,1635cm-1。 NMR:δ=6.43(1H,dd)、5.81(1H,d)、4.83
(1H.t)、2・96(1H,m)、2.91(1H,m)。 MS:m/e=163。 参考例 8 2α−シアノメチル−5β−ヒドロキシ−3−シ
クロヘキセン−1β−カルボン酸メチル メタノール200mlに溶かした参考例7の生成物
14.4gにメタノール50mlに溶かしたナトリウムメ
トキシド5.72gを氷冷下20分間で滴下し、同温度
で30分間かきまぜる。反応液に酢酸65mlを滴下
し、減圧濃縮する。残留物を酢酸エチルに溶か
し、飽和食塩水で洗い、無水硫酸マグネシウムで
乾燥し、減圧濃縮する。残留物を溶出剤としてシ
クロヘキサンと酢酸エチルの混合液(1:1)を
用いたシリカゲルカラムクロマトグラフイで精製
すると次の物性値を有する標題化合物17.3gが得
られた。 IR:ν=3430,2250,1735,1655cm-1。 NMR:δ=5.93(1H,d)、5.65(1H,dt)、4.36
(1H,bs)、3・75(3H,s)。 MS:m/e=195,177,136,118。 参考例 9 2α−シアノメチル−5β−(テトラヒドロピラン
−2−イルオキシ)−3−シクロヘキセン−1β
−カルボン酸メチル 参考例8の生成物1g、塩化メチレン10ml、p
−トルエンスルホン酸17.6mg、2,3−ジヒドロ
ピラン0.60mlの混合液を氷冷下20分間かきまぜ
る。反応液を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗い、無水硫酸
ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮する。残留物を溶
出剤としてシクロヘキサンと酢酸エチルの混合液
(4:1)を用いたシリカゲルカラムクロマトグ
ラフイで精製すると次の物性値を有する標題化合
物1.30gが得られた。 IR:ν=2270,1745,1660cm-1。 NMR:δ=6.08−5.83(1H,m)、5.64(1H,
dt)、4.76(1H,m)、4.40(1H,ds)、3.74(3H,
s)。 MS:m/e=279,248,195,178。 参考例 10 2α−シアノメチル−5β−(テトラヒドロピラン
−2−イルオキシ)−3−シクロヘキセン1β−
カルボン酸 参考例5と同様にして、参考例9の生成物1.30
エステルから次の物性値を有する標題化合物1.2
gが得られた。 TLC(ベンゼン:酢酸エチル=2:1):Rf=
0.17。 参考例 11 1β−ヒドロキシメチル−2α−シアノメチル−
5β−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)
−3−シクロヘキセン ジエチルエーテル5mlに溶かした参考例10の生
成物200mgにトラエチルアミン0.126mlを氷冷下滴
下し、同温度で10分間かきまぜる。ここにクロロ
蟻酸エチル0.079mlを氷冷下滴下し、同温度で30
分間かきまぜる。反応液を硫酸マグネシウムの層
を通して過し、液を減圧濃縮する。残留物に
エタノール5mlと水素化ホウ素ナトリウム114mg
を氷冷下加え、同温度で20分間かきまぜる。反応
液を酢酸でPH5に酸性化して減圧濃縮する。残留
物を酢酸エチルに溶かし、飽和食塩水で洗い、無
水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮する。残
留物を溶出剤としてシクロヘキサンと酢酸エチル
の混合液(1:1)を用いたシリカゲルカラムク
ロマトグラフイで精製すると次の物性値を有する
標題化合物148mgが得られた。 IR:ν=3450,2255,1660cm-1。 NMR:δ=6.10−5.84(1H,m)、5.80−5.59
(1H,m)、4.78(1H,m)、4.30(1H,bs)。 MS:m/e=251,233,167,150,132。 参考例 12 1β−テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)
メチル−2α−シアノメチル−5β−(テトラヒド
ロピラン−2−イルオキシ)−3−シクロヘキ
セン 参考例9と同様にして、参考例11の生成物132
mgから次の物性値を有する標題化合物156mgが得
られた。 IR:ν=2255,1660cm-1。 NMR:δ=6.07−5.84(1H,m)、5.74−5.65
(1H,m)、4.77(1H,m)、4.56(1H,m)、4.50
−4.27(1H,m)。 Ms:m/e=335,251,234,132。 参考例 13 1β−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)
メチル−2α−カルボキシメチル−5β−(テトラ
ヒドロピラン−2−イルオキシ)−3−シクロ
ヘキセン 参考例12の生成物148mg、エタノール2ml、10
%水酸化ナトリウム水溶液2mlの混合液を100℃
で一夜かきまぜ、減圧濃縮する。残留物を水に溶
かし、酢酸でPH5に酸性化し、酢酸エチルで抽出
し、抽出液を飽和食塩水で洗い、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥し、減圧濃縮すると次の物性値を有
する標題化合物156mgが得られた。 IR:ν=3220,1718,1615cm-1。 MS:m/e=270,253。 参考例 14 2−オキサン−6−シン−(テトラヒドロピラ
ン−2−イルオキシ)メチル−8−シン−(テ
トラヒドロピラン−2−イルオキシ)−9−ヨ
ード−シス−ビシクロ〔4.3.0〕ノナン−3−
オン 参考例6と同様にして、参考例13の生成物13g
からの次の物性値を有する標題化合物15.4gが得
られた。 IR:ν=1795cm-1。 NMR:δ=4.93(1H,m)、4.84−4.65(1H,
m)、4.56(1H,m)、2.67(1H,m)。 MS:m/e=480,395。 参考例 15 2−オキサ−6−シン−(テトラヒドロピラン
−2−イルオキシ)メチル−8−シン−(テト
ラヒドロピラン−2−イルオキシ)−シス−ビ
シクロ〔4.3.0〕ノナン−3−オン 参考例14の生成物15.4g、ベンゼン70ml、水素
化トリブチルスズ11.03ml、アゾビスイソブチロ
ニトリル872mgの混合物に室温で高圧水銀ランプ
の光を照射しながら30分間かきまぜる。反応液に
飽和炭酸ナトリウム水溶液140mlを加え、室温で
3時間かきまぜる。反応液をベンゼンで希釈し、
飽和食塩水で洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、減圧濃縮する。残留物を溶出剤としてシクロ
ヘキサンと酢酸エチルの混合液(4:1)を用い
たシリカゲルカラムクロマトグラフイで精製する
と次の物性値を有する標題化合物10.5gが得られ
た。 IR:ν=1785cm-1。 NMR:δ=4.79−4.61(2H,m)、4.60−4.48
(1H,m)。 MS:m/e=354,269,253,169。 参考例 16 2−オキサ−6−シン−(テトラヒドロピラン
−2−イルオキシ)メチル−8−シン−(テト
ラヒドロピラン−2−イルオキシ)−シス−ビ
シクロ〔4.3.0〕ノナン−3−オール トルエン150mlに溶かした参考例15の生成物
10.5gに25%(W/V)ジイソブチルアルミニウ
ムヒドリドのトルエン溶液21mlを−78℃で滴下
し、同温度で20分間かきまぜる。反応液を含水メ
タノールで処理し、過し、液を減圧濃縮する
と次の物性値を有する標題化合物10.3gが得られ
た。 TLC(シクロヘキサン:酢酸エチル=1:1):
R=0.33。 参考例 17 (Z)−2α−(6−メトキシカルボニル−2−
ヘキセニル)−3β−(テトラヒドロピラン−2
−イルオキシ)メチル−5β−(テトラヒドロピ
ラン−2−イルオキシ)シクロヘキサン−1α
−オール ジメチルスルホキシド100mlに溶かした4−カ
ルボキシブチルトリフエニルホスホニウムブロミ
ド31.5gにジムシルナトリウム溶液〔水素化ナト
リウム(含量64.1%)5.3gとジメチルスルホキ
シド100mlより調製〕を25℃で適下し、更にジメ
チルスルホキシド10mlに溶かした参考例16の生成
物10.3gを加え、25゜〜45℃で2時間かきまぜる。
反応液を氷水にあけ、ジエチルエーテルと酢酸エ
チルの混合液(2:1)で洗い、飽和シユウ酸水
溶液でPH5に酸性化し、ジエチルエーテルとヘキ
サンの混合液(2:1)で抽出し、抽出液を飽和
食塩水で洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減
圧濃縮する。残留物に氷冷下ジアゾメタン−エー
テレートを反応液がかすかに黄色を呈するまで加
えて、減圧濃縮する。残留物を溶出剤としてシク
ロヘキサンと酢酸エチルの混合液(1:1)を用
いたシリカゲルカラムクロマトグラフイで精製す
る次の物性値を有する標題化合物12.4gが得られ
た。 IR:ν=3475,1745cm-1。 NMR:δ=5.52−5.34(2H,m)、4.72(1H,
m)、4.57(1H,m)、3.67(3H,s)、2.33(2H,
t)。 MS:m/e=454,370,353,352,286,268,
251。 参考例 18 (Z)−2α−(6−メトキシカルボニル−2−
ヘキセニル)−3β−(テトラヒドロピラン−2
−イルオキシ)メチル−5β−(テトラヒドロピ
ラン−2−イルオキシ)シクロヘキサン−1−
オン 参考例17の生成物3.6g、塩化メチレン30ml、
ピリジニウムクロロクロマート2.84gの混合液を
室温で1.5時間かきまぜる。反応液を無水硫酸ナ
トリウムで乾燥し、減圧濃縮する。残留物を溶出
剤としてシクロヘキサンと酢酸エチルの混合液
(4:1)を用いたシリカゲルカラムクロマトグ
ラフイで精製する次の物性値を有する標題化合物
3.18gが得られた。 IR:ν=1735,1710cm-1。 NMR:δ=5.41−5.27(2H,m)、4.82−4.51
(2H,m)、3.67(3H,s)、2.33(2H,t)。 MS:m/e=452,368,350,284,256。 参考例 19 (Z)−1αβ−メタンスルホニルオキシ−2α−
(6−メトキシカルボニル−2−ヘキセニル)−
3β−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)
メチル−5β−(テトラヒドロピラン−2−イル
オキシ)シクロヘキサン 参考例2及び参考例3と同様にして、参考例18
の生成物3.18gから次の物性値を有する標題化合
物2・89gが得られた。 IR:ν=1745,1360,1180,920cm-1。 NMR:δ=5.54−5.34(2H,m)、4.81−4.44
(3H,m)、3.67(3H,s)、3.03(3H,s)、2.33
(2H,t)。 MS:m/e=268,250。 参考例 20 (Z)−1αβ−アセチルチオ−2α−(6−メトキ
シカルボニル−2−ヘキセニル)−3β−(テト
ラヒドロピラン−2−イルオキシ)メチル−
5β−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)
シクロヘキサン ジメチルスルホキシド6mlに懸濁させた水素化
ナトリウム(含量64.1%)291mgにS−チオ酢酸
0・72mlを滴下し、室温で30分間かきまぜる。こ
こにジメチルスルホキシド3mlに溶かした参考例
19の生成物690mgを滴下し、45℃で24時間かきま
ぜる。反応液を氷水にあけ、ジメチルエーテルで
抽出し、抽出液を水、飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液、飽和食塩水で洗い、無水硫酸ナトリウムで
乾燥し、減圧濃縮する。残留物を溶出剤としてシ
クロヘキサンと酢酸エチルの混合液(8:1)を
用いたシリカゲルカラムクロマトグラフイで精製
すると次の物性値を有する標題化合物400mgが得
られた。 TLC(ベンゼン:酢酸エチル=4:1):Rf=
0.59。 参考例 21 (Z)−1α−アセチルチオ−2α−(6−メトキ
シカルボニル−2−ヘキセニル)−3β−ヒドロ
キシメチルシクロヘキサン−5β−オール 参考例20の生成物400mg、メタノール4ml、ピ
リジン−p−トルエンスルホン酸錯体39mgの混合
液を60℃で1時間かきまぜる。反応液を酢酸エチ
ルで希釈し、飽和食塩水で洗い、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥し、減圧濃縮する。残留物を溶出剤
としてシクロヘキサンと酢酸エチルの混合液
(1:4)を用いたシリカゲルカラムクロマトグ
ラフイで精製すると次の物性値を有する標題化合
物156mgが得られた。 融点:98℃。 IR(KBγ錠剤法):ν=3360,1730,1688cm-1。 NMR:δ=5.46−5.29(2H,m)、4.12(1H,
m)、4.03−3.78(1H,m)、3.71−3.60(5H,m)、
3.67(3H,s)、2.33(3H,s)。 MS:m/e=344,326,313,301,283。 参考例 22 (Z)−1α−アセチルチオ−2α−(6−メトキ
シカルボニル−2−ヘキセニル)−3β−ヒドロ
キシメチル−5β−(テトラヒドロピラン−2−
イルオキシ)シクロヘキサン 参考例21の生成物41mg、塩化メチレン1ml、ト
リエチルアミン0.0182mlの混合液に塩化メチレン
0.3mlに溶かしたトリフエニルシリルクロリド
38.6mgを−25℃で滴下し、同温度で20分間かきま
ぜる。反応液を酢酸エチルで希釈し、水、飽和食
塩水で洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧
濃縮する。残留物に塩化メチレン0.5ml、2,3
−ジヒドロピラン0.01ml、触媒量のカンフアスル
ホン酸を加え、氷冷下10分間かきまぜる。反応液
を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液、水、飽和食塩水で洗い、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥し、減圧濃縮する。残留物にヘキサ
メチルホスフアアミド0.5ml、フツ化カリウム5.9
mgを加え、60℃で20分間かきまぜる。反応液をジ
エチルエーテルで希釈し、水、飽和食塩水で洗
い、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮す
る。残留物を溶出剤としてシクロヘキサンと酢酸
エチルの混合液(2:1)を用いたシリカゲルカ
ラムクロマトグラフイで精製すると次の物性値を
有する標題化合物22mgが得られた。 IR:ν=3450,1740,1690cm-1。 NMR:δ=5.45−5.27(2H,m)、4.83−4.59
(1H,m)、4.13(1H,m)、3.67(3H,s)、2.33
(3H,s)、2.32(2H,t)。 MS:m/e=428,410,397,385,344,326,
301,283。 参考例 23 (5Z,13E)−(9α−11β)−9−アセチルチオ−
11−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)−
15−オキソ−11a−ホモプロスタ−5,13−ジ
エン酸メチルエステル 三酸化クロム−ピリジン錯体溶液(三酸化クロ
ム787mg、ピリジン1.27ml、塩化メチレン12mlよ
り調製)にケイソウ土500mgを氷冷下加え、同温
度で5分間かきまぜ、ここに塩化メチレン5mlに
溶かした参考例22の生成物337mgを氷冷下加え、
同温度で10分間かきまぜる。反応液に硫酸水素ナ
トリウム5.4gを加え、氷冷下5分間かきまぜ、
硫酸マグネシウムの層を通して過し、液を減
圧濃縮すると次の物性値を有する3β−ホルミン
化合物310mgが得られた。 TLC(ベンゼン:酢酸エチル=2:1):Rf=
0.65。 IR:ν=2720,1740,1730,1695cm-1。 テトラヒドロフラン8mlに懸濁させた水素化ナ
トリウム(含量64.1%)44mgにテトラヒドロフラ
ン2mlに溶かしたジエチル2−オキソヘプチルホ
スホナート297mgを滴下し、室温で30分間かきま
ぜ、ここにテトラヒドロフラン2mlに溶かした
3β−ホルミル化合物310mgを滴下し、室温で2時
間かきまぜる、反応液を酢酸でPH5に酸性化し、
シリカゲルの層を通して過し、液を減圧濃縮
する。残留物を溶出剤としてシクロヘキサンと酢
酸エチルの混合液(8:1)を用いたシリカゲル
カラムクロマトグラフイで精製すると次の物性値
を有する標題化合物295mgが得られた。 IR:ν=1740,1695,1675,1630cm-1。 NMR:δ=6.61(1H,dd)、6.08(1H,d)、5.40
−5.18(2H,m)、4.76−4.57(1H,m)、4.11
(1H,m)、3.66(3H,s)、2.52(2H,t)、2.34
(3H,s)、2.28(2H,t)、0.89(3H,m)。 MS:m/e=522,491,479,466,438,420。 参考例 24 (5Z,13E)−(9α,11β,15α)−9−アセチル
チオ−11−(テトラヒドロピラン−2−イルオ
キシ)−15−ヒドロキシ−11a−ホモプロスタ
−5,13−ジエン酸メチルエステル及び(5Z,
13E)−(9α,11β,15β)−9−アセチルチオ−
11−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)−
15−ヒドロキシ−11α−ホモプロスタ−5,13
−ジエン酸メチルエステル 参考例2と同様にして、参考例23の生成物295
mgから次の物性値を有する15α−ヒドロキシ化合
物137mgと15β−ヒドロキシ化合物146mgが得られ
た。 (a) 15α−ヒドロキシ化合物: TLC(ベンゼン:酢酸エチル=4:1):Rf=
0.29。 IR:ν=3450,1740,1695,970cm-1。 NMR:δ=5.53−5.12(4H,m)、4.78−4.52
(1H,m)、4.10(1H,m)、3.67(3H,s)、
2.33(3H,s)、2.29(2H,t)、0.89(3H,m)。 MS:m/e=524,506,481,463,440,
422,404,380。 (b) 15β−ヒドロキシ化合物: TLC(ベンゼン:酢酸エチル=4:1):Rf=
0.39。 IR:ν=3450,1740,1695,980cm-1。 参考例 25 (5Z,13E)−(9α,11β,15α)−9−アセチル
チオ−11−(テトラヒドロピラン−2−イルオ
キシ)−15−アセトキシ−11a−ホモプロスタ
−5,13−ジエン酸メチルエステル 塩化メチレン2mlに溶かした参考例24(a)の生成
物124mgにピリジン0.095mlと塩化アセチル0.025
mlを氷冷下滴下し、同温度で20分間かきまぜる。
反応液を酢酸エチルで希釈し、1N塩酸、飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗い、無
水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮する。残留
物を溶出剤としてシクロヘキサンと酢酸エチルの
混合液(9:1)を用いたシリカゲルカラムクロ
マトグラフイで精製すると次の物性値を有する標
題化合物104mgが得られた。 TLC(ベンゼン:酢酸エチル=9:1):Rf=
0.27。 IR:ν=1745,1695,1245,975cm-1。 同様にして次の化合物が得られた。 (a) 参考例24(b)の生成物から(5Z,13E)−(9α,
11β,15β)−9−アセチルチオ−11−(テトラ
ヒドロピラン−2−イルオキシ)−15−アセト
キシ−11a−ホモプロスタ−5,13−ジエン酸
メチルエステルが得られた。 TLC(ベンゼン:酢酸エチル=9:1):Rf=
0.29。 IR:ν=740,1695,1240,970cm-1。 参考例 26 (5Z,13E)−(9α,11β,15α)−9−アセチル
チオ−11−ヒドロキシ−15−アセトキシ−11a
−ホモプロスタ−5,13−ジエン酸メチルエス
テル 参考例21と同様にして、参考例25の生成物97mg
から次の物性値を有する標題化合物69mgが得られ
た。 TLC(ベンゼン:酢酸エチル=4:1):Rf=
0.17。 IR:ν=3450,1745,1700,1250,980cm-1。 NMR:δ=5.52−5.07(5H,m)、4.06(1H,
m)、3.98−3.74(1H,m)、3.67(3H,s)、2.33
(3H,s)、2.29(2H,t)、2.04(3H,s)、0.88
(3H,m)。 MS:m/e=482,451,439,422,379,346。 同様にして次の化合物が得られた。 (a) 参考例25(a)の生成物から(5Z,13E)−(9α,
11β,15β)−9−アセチルチオ−11−ヒドロキ
シ−15−アセトキシ−11a−ホモプロスタ−
5,13−ジエン酸メチルエステルが得られた。 TLC(ベンゼン:酢酸エチル=4:1):Rf=
0.23。 IR:ν=3400,1740,1695,1245,970cm-1。 NMR:δ=5.52−5.03(5H,m)、4.07(1H,
m)、3.94−3.73(1H,m)、3.67(3H,s)、2.33
(3H,s)、2.30(2H,t)、2.03(3H,s)、0.88
(3H,m)。 Ms:m/e=482,439,422,404,379,361,
346,328。 参考例 27 (5Z,13E)−(9α,11β,15α)−9−アセチル
チオ−11−メタンスルホニルオキシ−15−アセ
トキシ−11a−ホモプロスタ−5,13−ジエン
酸メチルエステル 参考例3と同様にして、参考例26の生成物65mg
から次の物性値を有する標題化合物76mgが得られ
た。なお反応生成物は溶出剤としてシクロヘキサ
ンと酢酸エチルの混合液(4:1)を用いたシリ
カゲルカラムクロマトグラフイで精製した。 TLC(ベンゼン:酢酸エチル=4:1):Rf=
0.53。 IR:ν=1740,1700,1365,1250,1180,980,
950cm-1。 NMR:δ=5.63−5.08(5H,m)、5.00−4.70
(1H,m)、4.10(1H,m)、3.67(3H,s)、2.99
(3H,s)、2.35(3H,s)、2.29(2H,t)、2.04
(3H,s)、0.88(3H,m)。 Ms:m/e=560,529,517,500,464,457,
424,421,404,361,328。 同様にして次の化合物が得られた。 (a) 参考例26(a)の生成物から(5Z,13E)−(9α,
11α,15β)−9−アセチルチオ−11−メタンス
ルホニルオキシ−15−アセトキシ−11a−ホモ
プロスタ−5,13−ジエン酸メチルエステルが
得られた。 TLC(ベンゼン:酢酸エチル=4:1):Rf=
0.54。 IR:ν=1740,1698,1360,1245,1180,970,
950cm-1。 NMR:δ=5.52−5.08(5H,m)、5.02−4.69
(1H,m)、4.10(1H,m)、3.66(3H,s)、2.99
(3H,s)、2.53(3H,s)、0.88(3H,m)。 MS:m/e=560,517,500,457,424,404,
361,328。 本発明はその範囲の中に一般式()で示され
る新規で治療学的に有用な化合物、それらのシク
ロデキストリン包接化合物、R1が水素原子を表
わす時にはそれらの非毒性塩、の少なくともひと
つを含み、その他に薬剤用の担体あるいは剤皮を
含む薬剤組成物をも含有するものである。臨床的
診療において、本発明の新規化合物は通常経口、
直腸内又は非経口投与される。 経口投与のため固体製剤としては、錠剤、丸
薬、散剤、顆粒剤が含まれる。このような固体製
剤においては、ひとつ又はそれ以上の活性物質が
少なくともひとつの不活性な希釈剤、例えば炭酸
カルシウム、バレイシヨデンプン、デキストリ
ン、アルギン酸、乳糖、マンニトール又はカカオ
バターと混合される。製剤は常法に従つて希釈剤
以外の添加剤、例えばステアリン酸マグネシウム
のような潤滑剤を含有してもよい。所望により錠
剤又は丸薬は一層又はそれ以上の層に糖、ゼラチ
ン、腸溶性物質、フイルム等で被膜してもよい。 経口投与のための液体製剤は、薬剤的に許容さ
れる乳濁剤、溶液剤、懸濁剤、シロツプ剤あるい
はエリキシル剤を含み、一般的に用いられる不活
性な希釈剤、例えば水又は流動パラフインを含
む。この製剤は不活性な希釈剤以外に補助剤、例
えば湿潤剤、懸濁補助剤、甘味剤、風味剤、芳香
剤、防腐剤を含む。本発明に従つて経口投与製剤
には、ひとつ又はそれ以上の活性物質と希釈剤又
は賦形剤を含むか又は含まないゼラチンのような
吸収される物質のカプセルも包含される。 直腸内投与のための固体製剤としては、ひとつ
又はそれ以上の活性物質を含み、それ自体公知の
方法により処方される坐剤が含まれる。 本発明による非経口投与のための製品は、無菌
の水性又は非水性の溶液剤、懸濁剤、乳濁剤を包
含する。非水性の溶液剤としては、例えばプロピ
レングリコール、ポリエチレングリコール、エタ
ノール、オリーブ油の如き植物油、オレイン酸エ
チル、ソルビタンエステルの如き注射しうる有機
酸エステルがある。このような製剤はまた、防腐
剤、湿潤剤、乳化剤、分散剤の如き補助剤を含ん
でもよい。これらは例えばバクテリア保留フイル
ターを通す過、殺菌剤の配合又は照射によつて
無菌化される。又無菌の固体製剤を製造し、使用
前に無菌水又は無菌の注射用溶媒に溶解して使用
してもよい。 本発明の薬剤組成物中の活性物質のパーセント
は変化させることができ、目的とする治療効果に
あつた投与量が得られるように割合を設定する必
要がある。勿論、いくつかの単位に分けた製剤を
一度に投与してもよい。一般に、製品を注射によ
つて投与するためには通常少なくとも0.025重量
%の活性物質を含み、経口投与するためには少な
くとも0.1重量%の活性物質を含む。使用する投
与量は目的とする治療効果、投与方法、治療期
間、年令、体重等により決められる。 成人においては、一般的に1人当り1回の投与
量は、炎症、高血圧症、血栓、脳卒中、喘息、心
筋硬塞、狭心症、脳硬塞、急性心臓死の予防や治
療の為の経口、直腸内、静脈内、筋肉内、又は皮
下投与では0.1mgから1gである。
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION The present invention relates to novel epithiocyclohexane-type prostaglandin-like compounds. Prostaglandin formula Various types of prostaglandins are known, and generally have the effect of stimulating smooth muscle contraction, lowering blood pressure, and
diuretic effect, bronchodilator effect, lipolysis inhibitory effect,
A fat-soluble substance that is useful for treating hypertension, thrombosis, asthma, gastrointestinal ulcers, inducing labor and abortion in pregnant mammals, preventing arteriosclerosis, and as a diuretic because of its effects on inhibiting platelet aggregation and gastric acid secretion, etc. It is. Extensive research has been carried out to discover new compounds that possess the pharmacological effects of "natural" prostaglandins, or that have greater activity in one or more of their properties. New epithiocyclohexane-type prostaglandin-like compounds, in which the cyclopentane ring of the acid is replaced with an epithiocyclohexane ring, have very weak activities of many of the pharmacological properties that natural prostaglandins have, or Prostaglandin H 2 shows almost no activity, but has the following formula:
Or, in the biosynthesis in which G 2 () changes to thromboxane B 2 () via thromboxane A 2 ( ), it strongly inhibits the biosynthesis of thromboxane A 2 , which natural prostaglandins do not have. The present invention has been completed based on the discovery that it has the activity of The present invention is based on the general formula [Wherein, X represents an ethylene group (-CH 2 CH 2 -) or a cis-vinylene group [formula], Y represents an ethylene group or a trans-vinylene group [formula], R 1 is a hydrogen atom, or represents an alkyl group having 1 to 12 carbon atoms, R 2 is a hydrogen atom,
or represents a hydroxyl group, R 3 represents a single bond or an alkylene group having 1 to 5 carbon atoms, R 4 represents a hydrogen atom,
or an alkyl group having 1 to 8 carbon atoms, or a cycloalkyl group having 4 to 7 carbon atoms which is unsubstituted or substituted with at least one alkyl group having 1 to 8 carbon atoms, and m is 1 to 6 represents an integer. However, when X represents a cis-vinylene group and Y represents an ethylene group, R 2 is not a hydrogen atom. ] The present invention relates to epithiocyclohexane-type prostaglandin-like compounds shown in the following, their cyclodextrin clathrate compounds, and non-toxic salts of their acids when R 1 represents a hydrogen atom. The present invention relates to a compound represented by the general formula (), that is, an optically active "natural type" or its enantiomer, or a mixture thereof (particularly a racemate consisting of a mixture of equal amounts of the "natural type" and its enantiomer). Regarding. In this specification including the claims, alkyl groups, alkylene groups, and alkyl and alkylene moieties of functional groups represent straight chains and branched chains. In the structural formulas herein, including the claims, dotted lines indicate, in accordance with generally accepted nomenclature rules, that the group attached to it is behind the plane, i.e., in the α-configuration; 〓 indicates that the group attached to it is in front of the plane, that is, β-configuration, and the wavy line indicates that the group attached to it is α- or β-configuration.
- indicates a configuration or a mixture thereof. As is clear to those skilled in the art, general formula (V)
The compound represented by has at least four asymmetric centers, and these four asymmetric centers are at the 8th and 9th positions.
These are carbon atoms at positions 1, 11, and 12. Furthermore, when the alkyl group and alkylene group represent a branched chain,
Alternatively, when R 2 represents a hydroxyl group, other asymmetric centers may occur. As is well known, the presence of asymmetric centers gives rise to isomers. However, all of the compounds represented by the general formula () have a configuration in which the substituents on the 8th and 12th carbon atoms of the epithiocyclohexane ring are trans. Therefore, isomers in which the substituents on the 8th and 12th carbon atoms of the compound represented by the general formula () have a trans configuration, and mixtures thereof are included within the scope of the compound represented by the general formula (). . When R 2 represents a hydroxyl group, the configuration of the carbon atom at position 15 is α- or β-configuration, or a mixture thereof (αβ). -(CH 2 ) in the compound represented by general formula (V)
The m-group is methylene, ethylene, trimethylene,
It represents tetramethylene, pentamethylene, and hexamethylene groups, and the preferred group is trimethylene. The alkyl group having 1 to 12 carbon atoms represented by R 1 in the compound represented by the general formula () is methyl,
Examples include ethyl, propyl, butyl, pentyl, hexyl, heptyl, octyl, nonyl, decyl, undecyl, dodecyl groups, and isomers thereof. Preferably R 1 is a hydrogen atom or has 1 carbon number
~4 alkyl groups, i.e. methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl,
Sec-butyl and tert-butyl groups, and more preferred R 1 is a hydrogen atom or a methyl group. Preferred -R 3 -R 4 groups include, for example, methyl,
Ethyl, 1-methylethyl, propyl, 1-methylpropyl, 2-methylpropyl, 1-ethylpropyl, butyl, 1-methylbutyl, 2-methylbutyl, 3-methylbutyl, 1-ethylbutyl,
2-ethylbutyl, pentyl, 1-methylpentyl, 2-methylpentyl, 3-methylpentyl,
4-Methylpentyl, 1,1-dimethylpentyl, 1,2-dimethylpentyl, 1,4-dimethylpentyl, 1-ethylpentyl, 2-ethylpentyl, 1-propylpentyl, 2-propylpentyl, hexyl, 1- Methylhexyl, 2-methylhexyl, 1,1-dimethylhexyl, 1-
Ethylhexyl, 2-ethylhexyl, heptyl, 2-ethylheptyl, nonyl, undecyl,
Cyclobutyl, 1-propylcyclobutyl, 1-
Butylcyclobutyl, 1-pentylcyclobutyl, 1-hexylcyclobutyl, 2-methylcyclobutyl, 2-propylcyclobutyl, 3-ethylcyclobutyl, 3-propylcyclobutyl,
2,3,4-triethylcyclobutyl, cyclopentyl, cyclopentylmethyl, 1-cyclopentylethyl, 2-cyclopentylethyl, 2-cyclopentylpropyl, 3-cyclopentylpropyl, 2-pentylcyclopentyl, 2,2-dimethylcyclopentyl, 3-ethyl Cyclopentyl, 3-propylcyclopentyl, 3-butylcyclopentyl, 3-tert-butylcyclopentyl, (1-methyl-3-propyl)cyclopentyl, (2-methyl-3-propyl)cyclopentyl, (2-methyl-4-propyl) Cyclopentyl, cyclohexyl, cyclohexylmethyl, 1
-Cyclohexylethyl, 2-cyclohexylethyl, 3-cyclohexylpropyl, (1-methyl-2-cyclohexyl)ethyl, 2-cyclohexylpropyl, (1-methyl-1-cyclohexyl)ethyl, 4-cyclohexylbutyl, 3-
Ethylcyclohexyl, 3-isopropylcyclohexyl, 4-methylcyclohexyl, 4-ethylcyclohexyl, 4-propylcyclohexyl, 4-tert-butylcyclohexyl, 2,6-
Dimethylcyclohexyl, 2,2-dimethylcyclohexyl, (2,6-dimethyl-4-propyl)
These include cyclohexyl, 1-methylcyclohexyl, cycloheptyl, cycloheptylmethyl, 1-cycloheptylethyl, and 2-cycloheptylethyl groups, and a more preferred -R3 - R4 group is a pentyl group. According to the present invention, the epithiocyclohexane-type prostaglandin analog compound represented by the general formula () has the general formula (In the formula, R 2a represents a hydrogen atom, a hydroxyl group, or an acyloxy group, R 5 represents a hydrogen atom, or a [formula] group (wherein, Q represents an oxygen or sulfur atom, and R 7 has 1 to 1 carbon atoms. 4 represents an alkyl group or a phenyl group), R 6 represents an alkylsulfonyl group or an arylsulfonyl group, and the other symbols have the same meanings as above.] A compound represented by the above is subjected to a cyclization reaction. The cyclization reaction is carried out in the presence of a base, such as an alkali metal hydroxide such as sodium, potassium, or lithium, a carbonate, or an alkoxide having 1 to 4 carbon atoms in an inert organic solvent such as methanol or ethanol. Alkanols having 1 to 4 carbon atoms such as diethyl ether, tetrahydrofuran, dioxane, 1,2-
Ethers such as dimethoxyethane, dialkyl sulfoxides such as dimethyl sulfoxide, N,N
- in a dialkylformamide such as dimethylformamide, or a mixed solvent of two or more thereof, -20
C. to the reflux temperature of the reaction solvent, preferably from room temperature to the reflux temperature of the reaction solvent. The compounds represented by the general formula (), that is, the compounds represented by the general formulas (A) and (B), can be obtained by a series of reaction steps shown in the following scheme A. In the formula, R 1a represents an alkyl group having 1 to 12 carbon atoms, R 2b represents a hydrogen atom or an acyl group,
R 8 represents a hydroxyl protecting group that can be removed under acidic conditions, R 9 and R 10 both represent a hydrogen atom, or together represent an oxo group, and other symbols have the same meanings as above. . To explain scheme A, steps [a] and [i]
is carried out by subjecting it to an oxidation reaction that converts a hydroxyl group into an oxo group. The oxidation reaction that converts a hydroxyl group into an oxo group is well known, for example (a) "Organic Synthesis Chemistry Volume 1" edited by Tetsuji Kametani, published by Nankodo, pp. 176-206 (August 1, 1976);
or (b) “Compendium of Organic Synthetic” published by John Wiley & Sons, Inc. (USA).
Methods” Volume 1 (1971), Volume 2 (1974)
), Volume 3 (1977), Section 48 or 168
is described in detail. Particularly preferred oxidation under mild neutral conditions is, for example, dimethylsulfide-N-chlorosuccinimide complex, thioanisole-N-chlorosuccinimide complex, dimethylsulfide-chlorine complex, thioanisole-
Chlorine complexes, J.Amer.Chem.Soc., 94 ,
7586 (1971), dicyclohexylcarbodiimide-dimethylsulfoxide complex [J.Amer.
Chem.Soc., 87 , 5661 (1965)], pyridinium chlorochromate (C 5 H 5 NHCrO 3 Cl)
[See Tetrahedron Letters, 2647 (1975)],
Sulfuric anhydride. Pyridine complex [J.Amer.Chem.Soc.,
89, 5505 (1967)], chromyl chloride [J.
Amer.Chem.Soc., 97 , 5929 (1975)], a chromium trioxide-pyridine complex (for example, Collins reagent), or Johns reagent. Step [b] is carried out by subjecting the oxo group to a reduction reaction that converts it into a hydroxyl group. Reduction reactions for converting oxo groups into hydroxyl groups are well known, and include, for example, inert organic solvents, lower alkanols such as methanol, ethanol, isopropanol, or ethers such as tetrahydrofuran, dioxane, 1,2-dimethoxyethane, or the like. in a mixed solvent of two or more known reducing agents, such as sodium borohydride, potassium borohydride, lithium borohydride, zinc borohydride, lithium tri-tert-butoxyaluminum hydride, lithium trimethoxyaluminum hydride, It is carried out at temperatures from room temperature to -78°C using sodium cyanoborohydride, potassium tri-sec-butylborohydride, lithium aluminum hydride-quinine complex, (-)-isobornyloxymagnesium iodide, etc. , or a method using the diisobornyloxyaluminum isopropoxide compound described in the specification of Japanese Patent Application No. 142283/1983 (Japanese Patent Application No. 76552/1983), Japanese Patent Application No. 62310/1983
The method using a diisobutyl (substituted phenoxy)aluminum compound described in the specification of No. 54-154739, and the hydrogenated 1,1-binaphthyl-2,2'-di A method using oxyaluminum lithium compound or J.
Amer.Chem.Soc., 94 , 8616 (1972). Since the obtained product is a mixture of the compound of general formula () and the compound of general formula (), it can be separated into each compound by conventional separation means, such as a thin layer of silica gel, a column, or high performance liquid chromatography. or may be reacted without separation. Step [c] is carried out by subjecting the 9α-hydroxy group to a reaction that inverts it to a 9β-hydroxy group. The reversal reaction can be carried out using an inert organic solvent, such as a hydrocarbon such as benzene or toluene, an ether such as diethyl ether, 1,2-dimethoxyethane, dioxane or tetrahydrofuran, a halogenated hydrocarbon such as methylene chloride or dichloroethane, or the like. In a mixed solvent of two or more, the general formula (R 11 ) 3 P (wherein R 11 is an alkyl group having 1 to 4 carbon atoms, or is unsubstituted or at least one alkyl group having 1 to 4 carbon atoms) phosphine compound represented by (representing a substituted phenyl group),
For example, triphenylphosphine or tolbutylphosphine, and the general formula R 12 OOCN=NCOOR 12 (wherein R 12 represents an alkyl group having 1 to 4 carbon atoms).
Azodicarboxylic acid dialkyl ester represented by, for example, azodicarboxylic acid diethyl ester,
The presence of the general formula R 13 OH (where R 13 has 2 carbon atoms)
-5 represents an alkanoyl group, benzoyl group, p-phenylbenzoyl group or formyl group. ), such as formic acid, acetic acid, propionic acid, benzoic acid or p-phenylbenzoic acid, at temperatures from room temperature to 0°C. The obtained product is prepared using a water-miscible solvent such as dioxane, ether such as tetrahydrofuran, carbon number 1 to 4 such as methanol, ethanol, etc.
The reaction is carried out in an aqueous solution of a hydroxide or carbonate of an alkali metal such as sodium, potassium, or lithium in the presence of an alkanol, usually at room temperature, or using potassium carbonate in an anhydrous alkanol having 1 to 4 carbon atoms such as anhydrous methanol or ethanol. The compound is converted into a compound represented by the general formula (2) by saponification at a temperature from 0°C to the reflux temperature of the reaction solvent, preferably from room temperature to 60°C. Step [d] is an inert organic solvent such as methanol, in the presence of a hydrogenation catalyst such as palladium on carbon, palladium black, or platinum dioxide in a hydrogen atmosphere.
Alkanols having 1 to 4 carbon atoms such as ethanol,
Alternatively, the reaction may be carried out in ethyl acetate at room temperature to the reflux temperature of the reaction solvent under normal pressure or under a hydrogen pressure of 15 kg/cm 2 from atmospheric pressure. Step [e] is carried out by subjecting it to a sulfonylation reaction. The sulfonylation reaction is carried out using an alkylsulfonyl halide, such as methanesulfonyl chloride, ethanesulfonyl chloride, or an arylsulfonyl halide, such as benzenesulfonyl, in the presence of an inert organic solvent, such as methylene chloride, pyridine, triethylamine, or a tertiary amine such as pyridine. chloride, p-toluenesulfonyl chloride,
The test is carried out at temperatures between -30°C and 50°C. Step [f] is carried out in an inert organic solvent, such as dimethyl sulfoxide or a mixed solvent of dimethyl sulfoxide and 1,2-dimethoxyethane, using the general formula [Formula] (wherein R 7 and Q represent the same meanings as above). ) from 0℃ using the compound shown in
It is carried out at a temperature of 50°C. Step [g] is carried out by subjecting the OR 8 group (R 8 in the group has the same meaning as above) to a reaction to convert it into a hydroxyl group. The reaction of converting the OR8 group into a hydroxyl group is well known and is usually carried out under mild acidic conditions. For example, the reaction may be carried out (1) in an aqueous solution of an organic acid such as acetic acid, propionic acid, oxalic acid, p-toluenesulfonic acid, or in an aqueous solution of an inorganic acid such as hydrochloric acid, sulfuric acid, phosphoric acid, preferably miscible with water; organic solvents such as methanol, alkanols having 1 to 4 carbon atoms such as ethanol, preferably methanol, or 1,2-
(2) in the presence of an organic acid such as p-toluenesulfonic acid, trifluoroacetic acid, anhydrous methanol, ethanol, etc. in anhydrous alkanol having 1 to 4 carbon atoms at a temperature of 0°C to 45°C, or (3) in the presence of p-toluenesulfonic acid-pyridine complex or trifluoroacetic acid-pyridine complex, in anhydrous alkanol having 1 carbon number, such as anhydrous methanol or ethanol. ~4
in anhydrous alkanol at temperatures from 10°C to 60°C. Preferred examples include a mixture of dilute hydrochloric acid and tetrahydrofuran, a mixture of dilute hydrochloric acid and methanol, a mixture of acetic acid, water and tetrahydrofuran, a mixture of phosphoric acid, water and tetrahydrofuran, a mixture of p-toluenesulfonic acid and methanol, and p-toluene. This is carried out using a mixture of a sulfonic acid-pyridine complex and methanol, and a mixture of a trifluoroacetic acid-pyridine complex and methanol. Step [h] is carried out by silylating the primary hydroxyl group, converting the secondary hydroxyl group into an OR 8 group, and then subjecting it to a reaction to remove the silyl group. The silylation reaction is carried out from room temperature using a suitable silylating agent such as trimethylsilyl chloride, trimethylsilyldiethylamine, triphenylsilyl chloride in the presence or absence of pyridine or triethylamine in an inert organic solvent such as methylene chloride, acetone. It is carried out at a temperature of 30°C. The conversion reaction from hydroxyl group to OR8 group is carried out in an inert organic solvent such as methylene chloride, chloroform, diethyl ether, using a condensing agent such as p-toluenesulfonic acid, sulfuric acid, hydrochloric acid, trifluoroacetic acid, trifluoroborane-etherate, In the presence of phosphorus oxychloride, camphorsulfonic acid, 2,3-dihydropyran, 2,3-dihydrofuran, 2,3-
dihydrothiopyran, ethyl vinyl ether,
It is carried out at temperatures ranging from room temperature to -30°C using 2-methoxypropene, 1-methoxycyclohexene, α-methoxystyrene, or the like. The desilylation reaction is carried out using water, potassium fluoride, or an acid, such as oxalic acid, in the presence or absence of an inert solvent such as ethyl acetate, hexamethylphosphamide, at temperatures from room temperature to 60°C. It will be done. Process [j] is the general formula [In the formula, R 14 represents an alkyl group having 1 to 4 carbon atoms, preferably a methyl or ethyl group, and other symbols have the same meanings as above. ] Sodium derivative of dialkylphosphonate (general formula (
) manufactured from dialkylphosphonate and sodium hydride], or the general formula [In the formula, R 15 is unsubstituted or has 1 to 1 carbon atoms
4 represents a phenyl group, preferably a phenyl group, or an alkyl group having 1 to 6 carbon atoms, preferably a butyl or hexyl group, or a cyclohexyl group, and other symbols have the same meanings as above. represent ] A phosphorane compound represented by the general formula (R 15 ) 3 P=CH-CH 2 -R 3 -R 4 (XI) [wherein, all symbols have the same meanings as above. ] This is carried out by subjecting a phosphorane compound represented by the following to Wittig reaction. The Wittig reaction is well known, e.g.
It is described in "Organic Reactions", Volume 14, Chapter 3 (1965), published by John Wiley & Song, Inc. (USA). Preferred Wittig reactions are carried out using inert organic solvents such as diethyl ether, tetrahydrofuran, dioxane, ethers such as 1,2-dimethoxyethane, hydrocarbons such as benzene, toluene, xylene, hexane, dialkyl sulfoxides such as dimethyl sulfoxide, N,N
- Dialkylformamide such as dimethylformamide, methylene chloride, halogenated hydrocarbon such as chloroform, alkanol having 1 to 4 carbon atoms such as methanol, ethanol, or a mixed solvent of two or more thereof in a solvent ranging from -78°C to the reflux temperature of the reaction solvent. It will be held in When the Wittig reaction is carried out using the Wittig reagents represented by the general formulas () and (), a trans-enone form is stereospecifically formed, but when the Wittig reagent shown by the general formula () is used forms a mixture of trans- and cis-isomers, and the desired trans-isomer can be obtained by separation using conventional separation means, such as a thin layer of silica gel, a column, or high performance liquid chromatography. Wittig reagents of the general formulas (), () and () are well known or can be obtained by known methods. In step [k], when R 9 and R 10 are combined to represent an oxo group, the double bond of the enone is optionally reduced, and then the oxo group is converted to the oxo group in the above-mentioned step [b].
It is carried out by reducing the hydroxyl group under the following conditions and then subjecting the obtained hydroxyl group to an acylation reaction, and R 9 and R 10
When both represent hydrogen atoms, the double bond may be catalytically reduced under the conditions of step [d] described above, if desired. The double bond of enone can be reduced by a known method, for example , lithium 1-pentylhydrocuprate [LiCuH-C≡C- C3H7 ] [J.Amer..Chem.Soc.,
96, 3686 (1974)]. Acylation is carried out by reacting the corresponding acyl chloride or acid anhydride in an inert organic solvent, for example methylene chloride, pyridine, in the presence of a tertiary amine such as triethylamine, pyridine, at a temperature below room temperature, preferably at a temperature below 0°C. It is done using Step [l] is carried out using the saponification conditions of step [c] described above. The protecting group for the hydroxyl group that can be removed under acidic conditions as shown in R8 may be any protecting group that does not affect other parts of the compound upon removal and that can be easily removed under mild conditions. . Such protecting groups include, for example, (1) a heterocyclic group such as a tetrahydropyran-2-yl group, a tetrahydrofuran-2-yl group, a tetrahydrothiopyran-2-yl group, or (2) a 1-ethoxyethyl group, 1-methoxy-1-
Examples include ether groups such as methylethyl group, 1-methoxycyclohexyl group, and 1-methoxy-1-phenylethyl group, and a preferred protecting group is tetrahydropyran-2-yl group. When R 2a and R 2b represent an acyloxy group, examples of the acyl group include an acetyl group, a chloroacetyl group, a dichloroacetyl group, a trichloroacetyl group, a trifluoroacetyl group, a propionyl group,
Butyryl group, isobutyryl group, benzoyl group, p
Examples include -phenylbenzoyl group and naphthyloyl group, and a preferred acyl group is acetyl group. The starting material represented by the general formula () can be obtained by a series of reaction steps shown in the following scheme B. In the formula, all symbols have the same meanings as above. To illustrate Scheme B, step [m] is carried out using sodium cyanide or potassium cyanide in dimethylsulfoxide or hexamethylphosphamide at a temperature between room temperature and 60°C, and step [n] is carried out in the presence of an aqueous potassium bicarbonate solution. It is carried out at room temperature using potassium triiodide. Step [o] is a known dehydriodination reagent, such as 1,5-diazabicyclo[5.4.0]undecene-5 (DBU), 1,5-
Diazabicyclo [4.3.0] Nonene-5 (DBN), 1,
Bicyclic amines such as 4-diazabicyclo[2.2.2]octane (DABCO), or alkali metals with 1 carbon number such as sodium and potassium
-4 alkoxides, such as sodium methoxide, potassium tert-butoxide, in the presence or absence of inert organic solvents such as toluene, benzene, dimethyl sulfoxide, dioxane when using bicyclic amines; When using , the reaction is carried out in an alkanol having 1 to 4 carbon atoms such as methanol, tert-butanol, or N,N-dimethylformamide at a temperature of from room temperature to 110°C, preferably at a temperature of from room temperature to 80°C. Step [p] is carried out using sodium methoxide in methanol under ice cooling, and step [q] is carried out using sodium methoxide in methanol.
This is carried out using the conditions for converting a hydroxyl group into an OR 8 group in step [h] described above. Step [r] is carried out under the conditions of step [g] and then carried out using an aqueous solution of sodium or potassium hydroxide in ethanol at the reflux temperature of the reaction solvent, and step [s] is carried out using tributyltin hydride in benzene. This is carried out in the presence of azobisisobutyronitrile at room temperature by irradiation with light from a high-pressure mercury lamp, and step [t] is carried out using diisobutylaluminum hydride in toluene at a temperature below -60°C. Process [u]
is the general formula (R 15 ) 3 P−CH 2 −(CH 2 )m−COOH・X
() [In the formula, X represents a halogen atom, and the other symbols have the same meanings as above. This is carried out by subjecting the ylide of the phosphonium compound represented by ] to the Wittig reaction, and then esterifying the obtained carboxylic acid by a known method (see esterification below). The Wittig reaction is carried out using the conditions of the above-mentioned step [j], but in particular, the cis-
in dimethyl sulfoxide to obtain a double bond.
It is carried out at temperatures between 10°C and 60°C. Ylide is a phosphonium compound represented by the general formula () with a suitable base such as butyl lithium, lithium diisopropylamide, dimsyl sodium, sodium methoxide, potassium tert-butoxide,
Obtained by reaction in the presence of triethylamine. The phosphonium compound represented by the general formula () is known per se or can be obtained by a known method. The starting material represented by formula () is (E)-3-
It is obtained using methyl formyl acrylate and 1,3-butane diene according to the method described in Can. J. Chem., 54 , 3304 (1976). A carboxylic acid represented by the general formula () in which R 1 represents a hydrogen atom and the other symbols have the same meanings as above, that is, the general formula [In the formula, R 2 , R 3 and R 4 have the same meanings as above. ] The carboxylic acid represented by is the corresponding ester represented by the general formula () in which R 1 represents something other than a hydrogen atom, and the other symbols have the same meanings as above, i.e., the general formula [In the formula, R 1a , R 2 , R 3 and R 4 have the same meanings as above. ] It can be obtained by saponifying the ester represented by the following using a known method. For example, John explains how to saponify
"Compenpium of Organic Synthetic" published by Wiley & Sons, Inc. (USA)
Methods” Volume 1 (1971), Volume 2 (1974),
Volume 3 (1977), section 23, preferred saponifications include sodium, potassium,
Alkali metals such as lithium, or calcium,
Using an aqueous solution of an alkaline earth metal hydroxide or carbonate, such as barium, the presence of a water-miscible solvent, such as an ether, such as dioxane, tetrahydrofuran, or an alkanol containing 1 to 4 carbon atoms, such as methanol or ethanol. The reaction is carried out at a temperature of -10°C to 100°C, preferably at room temperature, or using a hydroxide or carbonate of an alkali metal such as sodium, potassium, or lithium in the presence or absence of carbon atoms such as anhydrous methanol or ethanol. The reaction is carried out in anhydrous alkanol of 1 to 4 at a temperature of -10 DEG C. to 100 DEG C., preferably at room temperature. Esters represented by the general formula () in which R 1 represents an atom other than a hydrogen atom and other symbols have the same meanings as above, that is, the general formula [In the formula, each symbol represents the same meaning as above. ] In the ester represented by R 1 represents a hydrogen atom,
Other symbols have the same meanings as above. General formula ()
The corresponding carboxylic acid with the general formula [In the formula, each symbol represents the same meaning as above. ] It is obtained by esterifying the carboxylic acid represented by the following using a known method. Methods for esterifying carboxylic acids are well known, such as (1) a method using a diazoalkane, (2) a method using an N,N-dimethylformamide dialkyl acetal [Helu.Chim.Acta,
48, 1746 (1965)], (3) method using alkyl halide, (4) method using dicyclohexylcarbodiimide [see Japanese Patent No. 762305 specification], (5) method using pivaloyl halide [Japan (6) Method using alkylsulfonyl halide or arylsulfonyl halide [Japanese Patent No. 756972]
759351], (7) a method using isobutyl chloroformate [see British Patent No. 1492439], (8) a method using dipyridyl sulfide and triphenylphosphine [Tetrahedron Letters,
3409 (1976)]. Esterification using a diazoalkane is carried out using the corresponding acid and a suitable diazoalkane in an inert organic solvent such as diethyl ether, ethyl acetate, methylene chloride, acetone, methanol, or a mixture of two or more thereof, starting at room temperature. -10℃ temperature,
Preferably it is carried out at 0°C. Esterification with N,N-dimethylformamide-dialkyl acetals is carried out using the corresponding acid in anhydrous benzene and a suitable N,N-dimethylformamide-dialkyl acetal, e.g. It is carried out at a temperature of °C. ∴ Esterification with alkyl halides is performed using the corresponding acid and a suitable alkyl halide, such as methyl iodide, butyl bromide, decyl bromide (i) carbonate of an alkali metal such as sodium or potassium in acetone. In the presence [J.Org.Chem., 34 ,
3717 (1969)], (ii) N,N-dimethylacetamide or N,N-
(iii) In the presence of an alkali metal bicarbonate such as sodium or potassium in dimethylformamide [see Advan.Org, Chem., 5 , 37 (1965)], (iii) In the presence of calcium oxide in dimethyl sulfoxide [Synthesis, 262 (1972)] ], (iv) N,N.dimethylacetamide or N,N-
In the presence of tetramethylammonium hydroxide in dimethylformamide [Synthetic
Comm., 2 , 215 (1972)] It is carried out at a temperature between room temperature and 0°C. Esterification with dicyclohexylcarbodiimide is carried out using the corresponding acid and a suitable alcohol in the presence of a base such as pyridine, picoline, preferably pyridine, in an inert organic solvent, such as chloroform, a halogenated hydrocarbon such as methylene chloride, at room temperature. It is carried out at temperatures ranging from 0°C to 0°C. Esterification using pivaloyl halide, alkylsulfonyl halide, arylsulfonyl halide or isobutyl chloroformate can be carried out using inert organic solvents such as chloroform, halogenated hydrocarbons such as methylene chloride, diethyl ether,
Acids corresponding to tertiary amines such as triethylamine, pyridine, in the presence or absence of ethers such as tetrahydrofuran, and pivaloyl halides such as pivaloyl chloride, alkylsulfonyl halides such as methanesulfonyl chloride, ethanesulfonyl chloride, An arylsulfonyl halide, such as benzenesulfonyl chloride, p-toluenesulfonyl chloride, or isobutyl chloroformate, is reacted to form a mixed acid anhydride, then a suitable alcohol is added and the temperature is reduced from room temperature to 0.
It is carried out at a temperature of °C. The esterification with dipyridyl disulfide and triphenylphosphine is carried out using the corresponding acid and a suitable alcohol in an inert organic solvent such as toluene, benzene, xylene at temperatures from room temperature to 80°C. The cyclodextrin inclusion compound of the epithiocyclohexane type prostaglandin analog compound represented by the general formula () is α-, β- or γ-
It can be obtained by the method described in Japanese Patent Publication Nos. 50-3362 and 52-31404 using cyclodextrin or a mixture thereof. The stability of the prostaglandin-like compound represented by the general formula () is increased by converting it into a cyclodextrin clathrate. The acid represented by the general formula () in which R 1 represents a hydrogen atom is converted into a salt by a known method. Preferably, the salt is a non-toxic salt. A non-toxic salt is one that is relatively non-toxic to animal tissue and that, when used in the amount necessary for treatment, the effective pharmacological properties of the compound represented by the general formula () are not affected by the side effects caused by the cation. Refers to cationic salts that are not damaged by oxidation. Preferably the salt is water soluble. Suitable salts include, for example, alkali metal salts such as sodium, potassium, alkaline earth metal salts such as calcium, magnesium, ammonium salts, and pharmaceutically acceptable (non-toxic) amine salts. Suitable amines that form such salts with carboxylic acids are well known and include, for example, amines that could theoretically be obtained by replacing one or more hydrogen atoms of ammonia with other groups. The groups may be the same or different when one or more hydrogen atoms are substituted, and are selected from, for example, alkyl groups having 1 to 6 carbon atoms and hydroxyalkyl groups having 2 or 3 carbon atoms. Suitable non-toxic amine salts include salts of tetraalkylammonium such as tetramethylammonium, and methylamine,
Examples include salts of organic amines such as dimethylamine, cyclopentylamine, benzylamine, phenethylamine, piperidine, monoethanolamine, diethanolamine, lysine, and arginine. The salt is obtained by preparing the acid represented by the general formula () by a known method.
For example, by reacting an acid represented by the general formula () with a suitable base, such as an alkali metal or alkaline earth metal hydroxide or carbonate, ammonium hydroxide, ammonia, or an organic amine in a stoichiometric amount in a suitable solvent. can get. The salt can be lyophilized from the solution or, if sufficiently insoluble in the reaction solvent,
It can be isolated by filtration or, if necessary, by filtration after removing a portion of the solvent. The compound of the present invention represented by the general formula () has the activity of inhibiting the biosynthesis of thromboxane A2 , and therefore, when it is desired to control the biosynthesis of thromboxane A2 in mammals including humans. is useful for its control. For example, in a laboratory experiment, (5Z, 13E) - (9α, 11α, 15S) - 9, 11 -
Epithio-15-hydroxy-11a-homoprost-5,13-dienoic acid and (5Z,13E)-(9α,
11α,15R)-9,11-epithio-15-hydroxy-11a-homoprosta-5,13-dienoic acid inhibited rabbit platelet thromboxane-synthetase at 1.4×10 -7 and 3.0×10 -7 molar concentrations, respectively. 50% inhibition. Controlling thromboxane A2 biosynthesis can prevent inflammation, hypertension, thrombosis, cerebral palsy, asthma, myocardial infarction, angina pectoris, cerebral infarction, and acute cardiac death in mammals, including humans, especially humans. It is useful for treatment. Preferred epithiocyclohexane-type prostaglandin analogue compounds included in the present invention include (5Z, 13E)-(9α, 11α, 15α)-9,11-epithio-15-hydroxy-11a-homoprosta-5,
13-dienoic acid, (5Z,13E)-(9α,11α)-9,11-epithio-
11a-Homoprosta-5,13-dienoic acid, (13E)-(9α,11α,15α)-9,11-epithio-
15-hydroxy-11a-homoprost-13-enoic acid, (13E)-(9α,11α)-9,11-epithio-11a-
Homoprost-13-enoic acid, (9α,11α,15α)-9,11-epithio-15-hydroxy-11a-homoprostanic acid, (9α,11α)-9,11-epithio-11a-homoprostanic acid, (5Z) -(9α, 11α, 15α)-9,11-epithio-15
-Hydroxyprost-5-enoic acid, (5Z,13E)-(9α,11α,15β)-9,11-epithio-15-hydroxy-11a-homoprost-5,
13-dienoic acid, (13E)-(9α, 11α, 15β)-9,11-epithio-
15-hydroxy-11a-homoprost-13-enoic acid, (9α, 11α, 15β)-9,11-epithio-15-hydroxy-11a-homoprostanic acid, their esters, and their cyclodextrin clathrates and non-toxic salts. Hereinafter, the present invention will be explained in detail with reference to Reference Examples and Examples, but the present invention is not limited to these Examples. In addition, "TLC" in reference examples and examples,
The symbols “IR,” “NMR,” and “MS” stand for “thin layer chromatography,” “infrared absorption spectrum,” respectively.
"Nuclear Magnetic Resonance Spectrum" and "Mass Spectrometry" and the proportion of solvent described in the section of separation by chromatography indicates the volume ratio,
The solvent inside the “TLC” box indicates the developing solvent.
"IR" is measured by the liquid film method unless otherwise specified, and "NMR" is measured using a deuterated chloroform (CDCl 3 ) solution unless otherwise specified. Example 1 (5Z, 13E)-(9α, 11α, 15α)-9,11-epithio-15-hydroxy-11a-homoprosta-
5,13-dienoic acid methyl ester 0.065 ml of a 28% methanol solution of sodium methoxide was added dropwise to 70 mg of the product of Reference Example 27 (described below) dissolved in 1.5 ml of methanol, and the mixture was stirred at 55°C for 30 minutes. The reaction solution was treated with acetic acid and saturated aqueous sodium hydrogen carbonate solution under ice cooling, diluted with ethyl acetate, washed with saturated brine, dried over anhydrous magnesium sulfate, and concentrated under reduced pressure. The residue was purified by silica gel column chromatography using a mixture of cyclohexane and ethyl acetate (6:1) as an eluent to obtain 46 mg of the title compound having the following physical properties. TLC (cyclohexane: ethyl acetate = 4:1):
Rf=0.23. IR: ν=3450, 1745, 975 cm -1 . NMR: δ=5.69−5.53 (2H, m), 5.46−5.29
(2H, m), 4.19−4.00 (1H, m), 3.68 (3H, s),
3.58-3.19 (3H, m), 3.02-2.70 (1H, m), 2.30
(2H, t), 0.89 (3H, m). Ms: m/e=380, 362, 349, 329, 321, 309. The following compound was obtained in the same manner. (a) From the product of Reference Example 27(a) (5Z, 13E) − (9α,
11α,15β)-9,11-epithio-15-hydroxy-11a-homoprosta-5,13-dienoic acid methyl ester was obtained. TLC (cyclohexane: ethyl acetate = 4:1):
Rf = 0.28. IR: ν=3450, 1745, 975 cm -1 . NMR: δ=5.69−5.54 (2H, m), 5.47−5.32
(2H, m), 4.20−3.96 (1H, m), 3.68 (3H, s),
3.55-3.19 (3H, m), 3.02-2.70 (1H, m), 2.31
(2H, t), 0.90 (3H, m). MS: m/e=380, 362, 349, 329, 309. Example 2 (5Z, 13E)-(9α, 11α, 15α)-9,11-epithio-15-hydroxy-11a-homoprosta-
5,13-dienoic acid Product of Example 1 dissolved in 0.6 ml of ethanol
Drop 0.6ml of 5% potassium hydroxide aqueous solution to 42mg,
Stir for 30 minutes at 40°C. PH the reaction solution with 1N hydrochloric acid
2, diluted with ethyl acetate, washed with saturated brine, dried over anhydrous magnesium sulfate, and concentrated under reduced pressure. The residue was purified by silica gel column chromatography using a mixture of cyclohexane and ethyl acetate (4:1) as an eluent to obtain 38 mg of the title compound having the following physical properties. TLC (benzene: ethyl acetate = 2:1): Rf =
0.29. IR: ν=3400, 2970, 2930, 2860, 1707, 1240,
980 cm -1 . NMR: δ=5.72−5.55 (2H, m), 5.50−5.28
(2H, m), 5.27-5.00 (1H, m), 4.28-4.06
(1H, m), 3.61-3.22 (3H, m), 3.02-2.70
(1H, m), 2.34 (2H, t), 0.90 (3H, m). MS: m/e=366,348. The following compound was obtained in the same manner. (a) From the product of Example 1(a) (5Z, 13E)-(9α,
11α,15β)-9,11-epithio-15-hydroxy-11a-homoprosta-5,13-dienoic acid was obtained. TLC (benzene: ethyl acetate = 2:1): Rf =
0.32. IR: ν=3370, 2960, 2930, 2850, 1705, 1240,
980 cm -1 . NMR: δ=5.67−5.51 (2H, m), 5.50−4.91
(4H, m), 4.28-4.04 (1H, m), 3.50-3.25
(2H, m), 2・97−2.70 (1H, m), 2.33 (2H,
t), 0.89 (3H, m). MS: m/e=366,348. Reference Example 1 Methyl trans-2-formyl-4-cyclohexenecarboxylate (E) 1,3-butadiene gas was added to a mixture of 209 mg of methyl 3-formyl acrylate, 6 ml of methylene chloride, and 0.21 ml of tin chloride under ice cooling. was bubbled in for 1 hour, the reaction solution was poured into ice water, and extracted with ethyl acetate. The extract was washed with saturated aqueous sodium bicarbonate solution and saturated brine, dried over anhydrous sodium sulfate,
Concentrate under reduced pressure. The residue was purified by silica gel column chromatography using a mixture of cyclohexane and ethyl acetate (10:1) as an eluent to obtain 217 mg of the title compound having the following physical properties. IR: ν=2730, 1735, 1660 cm -1 . NMR: δ=9・725 (1H, d), 5.72 (2H, m),
3.72 (3H, s), 3.05−2.74 (2H, m), 2.35 (4H,
m). Ms: m/e=168. Reference Example 2 Methyl trans-2-hydroxymethyl-4-cyclohexenecarboxylate A mixture of 201 mg of the compound obtained in Reference Example 1, 181 mg of sodium borohydride, and 5 ml of methanol was stirred at -40°C for 10 minutes, and acetic acid was added at the same temperature. Acidify to PH5 using a solution and concentrate under reduced pressure. The residue is dissolved in ethyl acetate, washed with water, saturated aqueous sodium bicarbonate solution, and saturated brine, dried over anhydrous magnesium sulfate, and concentrated under reduced pressure. The residue was used as an eluent in a mixture of cyclohexane and ethyl acetate (1:1).
Purification by silica gel column chromatography using 154 mg of the title compound having the following physical properties was obtained. IR: ν=3450, 1740, 1660 cm -1 . Ms: m/e=170, 152, 139, 138. Reference example 3 trans-2-methanesulfonyloxy-4-
Methyl cyclohexenecarboxylate Product of Reference Example 2 dissolved in 3 ml of methylene chloride
-25 0.10ml of methanesulfonyl chloride to 150mg
Add dropwise at ℃, then add 0.184 ml of triethylamine at the same temperature, and stir at -25℃ for 15 minutes. The reaction solution was diluted with ethyl acetate, washed with water, saturated aqueous sodium bicarbonate solution, and saturated brine, dried over anhydrous sodium sulfate, and concentrated under reduced pressure to obtain 228 mg of the title compound having the following physical properties. IR: ν=1735, 1360, 1180, 950, 840 cm -1 . NMR: δ=5.69 (2H, m), 4.21 (2H, d), 3.73
(3H, s), 3.01 (3H, s). Ms: m/e=248, 217, 152. Reference Example 4 Methyl trans-2-cyanomethyl-4-cyclohexenecarboxylate A mixture of 55 g of the product of Reference Example 3, 500 ml of hexamethylphosphamide, and 16.3 g of sodium cyanide was stirred at 60°C for 1 hour. The reaction solution is poured into ice water and extracted with ethyl acetate. The extract is washed with water and saturated brine, dried over anhydrous sodium sulfate, and concentrated under reduced pressure. The residue was purified by silica gel column chromatography using a mixture of cyclohexane and ethyl acetate (8:1) as an eluent to obtain 33 g of the title compound having the following physical properties. IR: ν=2270, 1740, 1660 cm -1 . NMR: δ = 5.19 (2H, m), 3.74 (3H, s). MS: m/e=179, 164, 148. Reference Example 5 Trans-2-cyanomethyl-4-cyclohexenecarboxylic acid 114 mg of the product of Reference Example 4, 2.5 ml of ethanol, 5
Stir the mixture of 2.5 ml of % potassium hydroxide aqueous solution at room temperature for 30 minutes and concentrate under reduced pressure. The residue is dissolved in water, acidified to PH1 with 1N hydrochloric acid and extracted with ethyl acetate. The extract was washed with saturated brine, dried over anhydrous sodium sulfate, and concentrated under reduced pressure to obtain 108 mg of the title compound having the following physical properties. IR: ν=3200, 2260, 1705 cm -1 . MS: m/e=165. Reference example 6 2-iodo-4-syn-cyanomethyl-7-oxycys-bicyclo[3.2.1]octane-
6-one 2 g of the product of Reference Example 5, potassium bicarbonate 7.2
Potassium triiodide solution (prepared from 6.15 g of iodine, 12.0 g of potassium iodide, and 33 ml of water) was added dropwise to a mixed solution of 26 ml of water and 6.15 g of iodine under ice cooling, and the mixture was stirred at room temperature for 6 hours. Add sodium sulfite and sodium chloride to the reaction solution, extract with ethyl acetate, dry the extract over anhydrous sodium sulfate, and concentrate under reduced pressure. Using the residue as an eluent, a mixture of benzene and ethyl acetate (8:
When purified by silica gel column chromatography using 1), 26 g of the title compound having the following physical properties were obtained.
was gotten. IR: ν=2250, 1790cm -1 . NMR: δ = 4.93 (1H, dd), 4.49−4.30 (1H,
m). MS: m/e=291,164. Reference example 7 4-syn-cyanomethyl-7-oxa-cis-
Bicyclo [3.2.1] Oct-2-en-6-one Product of Reference Example 6 31 dissolved in 300 ml of benzene
20.6 ml of 1,5-diazabicylo[5.4.0] undecene-5 (DBU) was added dropwise to the solution and stirred at room temperature for 1.5 hours. Pour the reaction solution into ice water containing 1N hydrochloric acid, extract with ethyl acetate, wash the extract with saturated aqueous sodium hydrogen carbonate solution and saturated brine, dry over anhydrous magnesium sulfate, and concentrate under reduced pressure. Using the residue as eluent, a mixture of benzene and ethyl acetate (4:1)
Purification by silica gel column chromatography using silica gel column chromatography gave 14.4 g of the title compound having the following physical properties. IR: ν=2250, 1780, 1635 cm -1 . NMR: δ=6.43 (1H, dd), 5.81 (1H, d), 4.83
(1H.t), 2.96 (1H, m), 2.91 (1H, m). MS: m/e=163. Reference Example 8 Methyl 2α-cyanomethyl-5β-hydroxy-3-cyclohexene-1β-carboxylate Product of Reference Example 7 dissolved in 200 ml of methanol
Add 5.72 g of sodium methoxide dissolved in 50 ml of methanol to 14.4 g over 20 minutes while cooling on ice, and stir at the same temperature for 30 minutes. Add 65 ml of acetic acid to the reaction solution dropwise and concentrate under reduced pressure. The residue was dissolved in ethyl acetate, washed with saturated brine, dried over anhydrous magnesium sulfate, and concentrated under reduced pressure. The residue was purified by silica gel column chromatography using a mixture of cyclohexane and ethyl acetate (1:1) as an eluent to obtain 17.3 g of the title compound having the following physical properties. IR: ν=3430, 2250, 1735, 1655 cm -1 . NMR: δ=5.93 (1H, d), 5.65 (1H, dt), 4.36
(1H, bs), 3.75 (3H, s). MS: m/e=195, 177, 136, 118. Reference example 9 2α-cyanomethyl-5β-(tetrahydropyran-2-yloxy)-3-cyclohexene-1β
-Methyl carboxylate 1 g of the product of Reference Example 8, 10 ml of methylene chloride, p
- Stir a mixture of 17.6 mg of toluenesulfonic acid and 0.60 ml of 2,3-dihydropyran for 20 minutes under ice cooling. The reaction solution was diluted with ethyl acetate, washed with saturated aqueous sodium hydrogen carbonate solution and saturated brine, dried over anhydrous sodium sulfate, and concentrated under reduced pressure. The residue was purified by silica gel column chromatography using a mixture of cyclohexane and ethyl acetate (4:1) as an eluent to obtain 1.30 g of the title compound having the following physical properties. IR: ν=2270, 1745, 1660 cm -1 . NMR: δ=6.08−5.83 (1H, m), 5.64 (1H,
dt), 4.76 (1H, m), 4.40 (1H, ds), 3.74 (3H,
s). MS: m/e=279, 248, 195, 178. Reference example 10 2α-cyanomethyl-5β-(tetrahydropyran-2-yloxy)-3-cyclohexene 1β-
Carboxylic acid In the same manner as Reference Example 5, the product of Reference Example 9 1.30
The title compound 1.2 from the ester has the following physical properties:
g was obtained. TLC (benzene: ethyl acetate = 2:1): Rf =
0.17. Reference example 11 1β-hydroxymethyl-2α-cyanomethyl-
5β-(tetrahydropyran-2-yloxy)
-3-Cyclohexene To 200 mg of the product of Reference Example 10 dissolved in 5 ml of diethyl ether, 0.126 ml of traethylamine was added dropwise under ice cooling, and the mixture was stirred at the same temperature for 10 minutes. Add 0.079 ml of ethyl chloroformate dropwise to this solution under ice cooling, and incubate for 30 minutes at the same temperature.
Stir for a minute. The reaction solution was filtered through a layer of magnesium sulfate, and the solution was concentrated under reduced pressure. Add 5 ml of ethanol and 114 mg of sodium borohydride to the residue.
Add under ice-cooling and stir at the same temperature for 20 minutes. The reaction solution was acidified to pH 5 with acetic acid and concentrated under reduced pressure. The residue was dissolved in ethyl acetate, washed with saturated brine, dried over anhydrous magnesium sulfate, and concentrated under reduced pressure. The residue was purified by silica gel column chromatography using a mixture of cyclohexane and ethyl acetate (1:1) as an eluent to obtain 148 mg of the title compound having the following physical properties. IR: ν=3450, 2255, 1660 cm -1 . NMR: δ=6.10−5.84 (1H, m), 5.80−5.59
(1H, m), 4.78 (1H, m), 4.30 (1H, bs). MS: m/e=251, 233, 167, 150, 132. Reference example 12 1β-tetrahydropyran-2-yloxy)
Methyl-2α-cyanomethyl-5β-(tetrahydropyran-2-yloxy)-3-cyclohexene The product 132 of Reference Example 11 was prepared in the same manner as in Reference Example 9.
156 mg of the title compound having the following physical properties was obtained. IR: ν=2255, 1660 cm -1 . NMR: δ=6.07−5.84 (1H, m), 5.74−5.65
(1H, m), 4.77 (1H, m), 4.56 (1H, m), 4.50
−4.27 (1H, m). Ms: m/e=335, 251, 234, 132. Reference example 13 1β-(tetrahydropyran-2-yloxy)
Methyl-2α-carboxymethyl-5β-(tetrahydropyran-2-yloxy)-3-cyclohexene 148 mg of the product of Reference Example 12, 2 ml of ethanol, 10
% sodium hydroxide aqueous solution at 100℃.
Stir overnight and concentrate under reduced pressure. The residue was dissolved in water, acidified to pH 5 with acetic acid, extracted with ethyl acetate, the extract was washed with saturated brine, dried over anhydrous magnesium sulfate, and concentrated under reduced pressure to obtain 156 mg of the title compound having the following physical properties. It was done. IR: ν=3220, 1718, 1615 cm -1 . MS: m/e=270, 253. Reference example 14 2-oxane-6-syn-(tetrahydropyran-2-yloxy)methyl-8-syn-(tetrahydropyran-2-yloxy)-9-iodo-cis-bicyclo[4.3.0]nonane-3-
13g of the product of Reference Example 13 in the same manner as Reference Example 6
15.4 g of the title compound having the following physical properties were obtained. IR: ν=1795cm -1 . NMR: δ=4.93 (1H, m), 4.84−4.65 (1H,
m), 4.56 (1H, m), 2.67 (1H, m). MS: m/e=480,395. Reference example 15 2-oxa-6-syn-(tetrahydropyran-2-yloxy)methyl-8-syn-(tetrahydropyran-2-yloxy)-cis-bicyclo[4.3.0]nonan-3-one Reference example 14 A mixture of 15.4 g of the product, 70 ml of benzene, 11.03 ml of tributyltin hydride, and 872 mg of azobisisobutyronitrile was stirred at room temperature for 30 minutes while irradiated with light from a high-pressure mercury lamp. Add 140 ml of saturated aqueous sodium carbonate solution to the reaction solution and stir at room temperature for 3 hours. Dilute the reaction solution with benzene,
Wash with saturated brine, dry over anhydrous sodium sulfate, and concentrate under reduced pressure. The residue was purified by silica gel column chromatography using a mixture of cyclohexane and ethyl acetate (4:1) as an eluent to obtain 10.5 g of the title compound having the following physical properties. IR: ν=1785cm -1 . NMR: δ=4.79−4.61 (2H, m), 4.60−4.48
(1H, m). MS: m/e=354, 269, 253, 169. Reference example 16 2-oxa-6-syn-(tetrahydropyran-2-yloxy)methyl-8-syn-(tetrahydropyran-2-yloxy)-cis-bicyclo[4.3.0]nonan-3-ol in 150 ml of toluene Melted product of Reference Example 15
21 ml of a toluene solution of 25% (W/V) diisobutylaluminum hydride was added dropwise to 10.5 g at -78°C, and the mixture was stirred at the same temperature for 20 minutes. The reaction solution was treated with aqueous methanol, filtered, and concentrated under reduced pressure to obtain 10.3 g of the title compound having the following physical properties. TLC (cyclohexane: ethyl acetate = 1:1):
R=0.33. Reference example 17 (Z)-2α-(6-methoxycarbonyl-2-
hexenyl)-3β-(tetrahydropyran-2
-yloxy)methyl-5β-(tetrahydropyran-2-yloxy)cyclohexane-1α
-ol A solution of dimyl sodium (prepared from 5.3 g of sodium hydride (content 64.1%) and 100 ml of dimethyl sulfoxide) was added dropwise to 31.5 g of 4-carboxybutyltriphenylphosphonium bromide dissolved in 100 ml of dimethyl sulfoxide at 25°C, and then Add 10.3 g of the product of Reference Example 16 dissolved in 10 ml of dimethyl sulfoxide, and stir at 25° to 45°C for 2 hours.
Pour the reaction solution into ice water, wash with a mixture of diethyl ether and ethyl acetate (2:1), acidify to pH 5 with a saturated aqueous oxalic acid solution, and extract with a mixture of diethyl ether and hexane (2:1). The solution is washed with saturated brine, dried over anhydrous sodium sulfate, and concentrated under reduced pressure. Diazomethane etherate was added to the residue under ice-cooling until the reaction mixture turned slightly yellow, and the mixture was concentrated under reduced pressure. The residue was purified by silica gel column chromatography using a mixture of cyclohexane and ethyl acetate (1:1) as an eluent to obtain 12.4 g of the title compound having the following physical properties. IR: ν=3475, 1745 cm -1 . NMR: δ=5.52−5.34 (2H, m), 4.72 (1H,
m), 4.57 (1H, m), 3.67 (3H, s), 2.33 (2H,
t). MS: m/e=454, 370, 353, 352, 286, 268,
251. Reference example 18 (Z)-2α-(6-methoxycarbonyl-2-
hexenyl)-3β-(tetrahydropyran-2
-yloxy)methyl-5β-(tetrahydropyran-2-yloxy)cyclohexane-1-
On 3.6 g of the product of Reference Example 17, 30 ml of methylene chloride,
A mixture of 2.84 g of pyridinium chlorochromate is stirred at room temperature for 1.5 hours. The reaction solution was dried over anhydrous sodium sulfate and concentrated under reduced pressure. The residue was purified by silica gel column chromatography using a mixture of cyclohexane and ethyl acetate (4:1) as the eluent to obtain the title compound having the following physical properties:
3.18g was obtained. IR: ν=1735, 1710cm -1 . NMR: δ=5.41−5.27 (2H, m), 4.82−4.51
(2H, m), 3.67 (3H, s), 2.33 (2H, t). MS: m/e=452, 368, 350, 284, 256. Reference example 19 (Z)-1αβ-methanesulfonyloxy-2α-
(6-methoxycarbonyl-2-hexenyl)-
3β-(tetrahydropyran-2-yloxy)
Methyl-5β-(tetrahydropyran-2-yloxy)cyclohexane In the same manner as Reference Example 2 and Reference Example 3, Reference Example 18
2.89 g of the title compound having the following physical properties were obtained from 3.18 g of the product. IR: ν=1745, 1360, 1180, 920 cm -1 . NMR: δ=5.54−5.34 (2H, m), 4.81−4.44
(3H, m), 3.67 (3H, s), 3.03 (3H, s), 2.33
(2H, t). MS: m/e=268, 250. Reference example 20 (Z)-1αβ-acetylthio-2α-(6-methoxycarbonyl-2-hexenyl)-3β-(tetrahydropyran-2-yloxy)methyl-
5β-(tetrahydropyran-2-yloxy)
0.72 ml of S-thioacetic acid was added dropwise to 291 mg of sodium hydride (64.1% content) suspended in 6 ml of cyclohexane dimethyl sulfoxide, and the mixture was stirred at room temperature for 30 minutes. Here is a reference example dissolved in 3ml of dimethyl sulfoxide.
Add 690 mg of the product No. 19 dropwise and stir at 45°C for 24 hours. The reaction solution is poured into ice water and extracted with dimethyl ether. The extract is washed with water, a saturated aqueous sodium bicarbonate solution, and saturated brine, dried over anhydrous sodium sulfate, and concentrated under reduced pressure. The residue was purified by silica gel column chromatography using a mixture of cyclohexane and ethyl acetate (8:1) as an eluent to obtain 400 mg of the title compound having the following physical properties. TLC (benzene:ethyl acetate=4:1):Rf=
0.59. Reference example 21 (Z)-1α-acetylthio-2α-(6-methoxycarbonyl-2-hexenyl)-3β-hydroxymethylcyclohexane-5β-ol 400 mg of the product of Reference example 20, 4 ml of methanol, pyridine-p-toluenesulfone Stir a mixture of 39 mg of acid complex at 60°C for 1 hour. The reaction solution was diluted with ethyl acetate, washed with saturated brine, dried over anhydrous magnesium sulfate, and concentrated under reduced pressure. The residue was purified by silica gel column chromatography using a mixture of cyclohexane and ethyl acetate (1:4) as an eluent to obtain 156 mg of the title compound having the following physical properties. Melting point: 98℃. IR (KBγ tablet method): ν = 3360, 1730, 1688 cm -1 . NMR: δ=5.46−5.29 (2H, m), 4.12 (1H,
m), 4.03-3.78 (1H, m), 3.71-3.60 (5H, m),
3.67 (3H, s), 2.33 (3H, s). MS: m/e = 344, 326, 313, 301, 283. Reference example 22 (Z)-1α-acetylthio-2α-(6-methoxycarbonyl-2-hexenyl)-3β-hydroxymethyl-5β-(tetrahydropyran-2-
methylene chloride to a mixture of 41 mg of the product of Reference Example 21, 1 ml of methylene chloride, and 0.0182 ml of triethylamine.
Triphenylsilyl chloride dissolved in 0.3ml
Add 38.6 mg dropwise at -25°C and stir at the same temperature for 20 minutes. The reaction solution was diluted with ethyl acetate, washed with water and saturated brine, dried over anhydrous sodium sulfate, and concentrated under reduced pressure. Add methylene chloride 0.5ml to the residue, 2,3
- Add 0.01 ml of dihydropyran and a catalytic amount of camphorsulfonic acid, and stir under ice cooling for 10 minutes. The reaction solution was diluted with ethyl acetate, washed with saturated aqueous sodium hydrogen carbonate solution, water, and saturated brine, dried over anhydrous magnesium sulfate, and concentrated under reduced pressure. The residue contains 0.5ml of hexamethylphosphamide and 5.9ml of potassium fluoride.
mg and stir at 60°C for 20 minutes. The reaction solution was diluted with diethyl ether, washed with water and saturated brine, dried over anhydrous magnesium sulfate, and concentrated under reduced pressure. The residue was purified by silica gel column chromatography using a mixture of cyclohexane and ethyl acetate (2:1) as an eluent to obtain 22 mg of the title compound having the following physical properties. IR: ν=3450, 1740, 1690 cm -1 . NMR: δ=5.45−5.27 (2H, m), 4.83−4.59
(1H, m), 4.13 (1H, m), 3.67 (3H, s), 2.33
(3H, s), 2.32 (2H, t). MS: m/e=428, 410, 397, 385, 344, 326,
301, 283. Reference example 23 (5Z, 13E)-(9α-11β)-9-acetylthio-
11-(tetrahydropyran-2-yloxy)-
15-oxo-11a-homoprosta-5,13-dienoic acid methyl ester 500 mg of diatomaceous earth was added to a chromium trioxide-pyridine complex solution (prepared from 787 mg of chromium trioxide, 1.27 ml of pyridine, and 12 ml of methylene chloride) under ice-cooling. Stir at temperature for 5 minutes, add 337 mg of the product of Reference Example 22 dissolved in 5 ml of methylene chloride under ice cooling,
Stir for 10 minutes at the same temperature. Add 5.4 g of sodium hydrogen sulfate to the reaction solution and stir for 5 minutes under ice cooling.
It was filtered through a layer of magnesium sulfate, and the liquid was concentrated under reduced pressure to obtain 310 mg of a 3β-formin compound having the following physical properties. TLC (benzene:ethyl acetate=2:1):Rf=
0.65. IR: ν=2720, 1740, 1730, 1695 cm -1 . 297 mg of diethyl 2-oxoheptylphosphonate dissolved in 2 ml of tetrahydrofuran was added dropwise to 44 mg of sodium hydride (content 64.1%) suspended in 8 ml of tetrahydrofuran, stirred at room temperature for 30 minutes, and then dissolved in 2 ml of tetrahydrofuran.
Add 310 mg of 3β-formyl compound dropwise and stir at room temperature for 2 hours. Acidify the reaction solution to pH 5 with acetic acid.
Filter through a layer of silica gel and concentrate under reduced pressure. The residue was purified by silica gel column chromatography using a mixture of cyclohexane and ethyl acetate (8:1) as an eluent to obtain 295 mg of the title compound having the following physical properties. IR: ν=1740, 1695, 1675, 1630 cm -1 . NMR: δ=6.61 (1H, dd), 6.08 (1H, d), 5.40
-5.18 (2H, m), 4.76 - 4.57 (1H, m), 4.11
(1H, m), 3.66 (3H, s), 2.52 (2H, t), 2.34
(3H, s), 2.28 (2H, t), 0.89 (3H, m). MS: m/e=522, 491, 479, 466, 438, 420. Reference example 24 (5Z, 13E)-(9α, 11β, 15α)-9-acetylthio-11-(tetrahydropyran-2-yloxy)-15-hydroxy-11a-homoprost-5,13-dienoic acid methyl ester and ( 5Z,
13E)-(9α, 11β, 15β)-9-acetylthio-
11-(tetrahydropyran-2-yloxy)-
15-hydroxy-11α-homoprosta-5,13
-dienoic acid methyl ester The product 295 of Reference Example 23 was prepared in the same manner as in Reference Example 2.
137 mg of a 15α-hydroxy compound and 146 mg of a 15β-hydroxy compound having the following physical properties were obtained from mg. (a) 15α-hydroxy compound: TLC (benzene: ethyl acetate = 4:1): Rf =
0.29. IR: ν=3450, 1740, 1695, 970 cm -1 . NMR: δ=5.53−5.12 (4H, m), 4.78−4.52
(1H, m), 4.10 (1H, m), 3.67 (3H, s),
2.33 (3H, s), 2.29 (2H, t), 0.89 (3H, m). MS: m/e=524, 506, 481, 463, 440,
422, 404, 380. (b) 15β-hydroxy compound: TLC (benzene: ethyl acetate = 4:1): Rf =
0.39. IR: ν=3450, 1740, 1695, 980cm -1 . Reference example 25 (5Z, 13E)-(9α, 11β, 15α)-9-acetylthio-11-(tetrahydropyran-2-yloxy)-15-acetoxy-11a-homoprosta-5,13-dienoic acid methyl ester Methylene chloride Add 0.095 ml of pyridine and 0.025 ml of acetyl chloride to 124 mg of the product of Reference Example 24(a) dissolved in 2 ml of
Add ml dropwise under ice-cooling and stir at the same temperature for 20 minutes.
The reaction solution is diluted with ethyl acetate, washed with 1N hydrochloric acid, saturated aqueous sodium bicarbonate solution, and saturated brine, dried over anhydrous sodium sulfate, and concentrated under reduced pressure. The residue was purified by silica gel column chromatography using a mixture of cyclohexane and ethyl acetate (9:1) as an eluent to obtain 104 mg of the title compound having the following physical properties. TLC (benzene: ethyl acetate = 9:1): Rf =
0.27. IR: ν=1745, 1695, 1245, 975 cm -1 . The following compound was obtained in the same manner. (a) From the product of Reference Example 24(b) (5Z, 13E) − (9α,
11β,15β)-9-acetylthio-11-(tetrahydropyran-2-yloxy)-15-acetoxy-11a-homoprosta-5,13-dienoic acid methyl ester was obtained. TLC (benzene: ethyl acetate = 9:1): Rf =
0.29. IR: ν=740, 1695, 1240, 970 cm -1 . Reference example 26 (5Z, 13E)-(9α, 11β, 15α)-9-acetylthio-11-hydroxy-15-acetoxy-11a
-Homoprosta-5,13-dienoic acid methyl ester 97 mg of the product of Reference Example 25 in the same manner as Reference Example 21
69 mg of the title compound having the following physical properties was obtained. TLC (benzene:ethyl acetate=4:1):Rf=
0.17. IR: ν=3450, 1745, 1700, 1250, 980cm -1 . NMR: δ=5.52−5.07 (5H, m), 4.06 (1H,
m), 3.98−3.74 (1H, m), 3.67 (3H, s), 2.33
(3H, s), 2.29 (2H, t), 2.04 (3H, s), 0.88
(3H, m). MS: m/e = 482, 451, 439, 422, 379, 346. The following compound was obtained in the same manner. (a) From the product of Reference Example 25(a) (5Z, 13E) − (9α,
11β, 15β)-9-acetylthio-11-hydroxy-15-acetoxy-11a-homoprosta-
5,13-dienoic acid methyl ester was obtained. TLC (benzene:ethyl acetate=4:1):Rf=
0.23. IR: ν=3400, 1740, 1695, 1245, 970cm -1 . NMR: δ=5.52−5.03 (5H, m), 4.07 (1H,
m), 3.94-3.73 (1H, m), 3.67 (3H, s), 2.33
(3H, s), 2.30 (2H, t), 2.03 (3H, s), 0.88
(3H, m). Ms: m/e=482, 439, 422, 404, 379, 361,
346, 328. Reference Example 27 (5Z, 13E)-(9α, 11β, 15α)-9-acetylthio-11-methanesulfonyloxy-15-acetoxy-11a-homoprosta-5,13-dienoic acid methyl ester Same as Reference Example 3 , 65 mg of the product of Reference Example 26
76 mg of the title compound having the following physical properties was obtained. The reaction product was purified by silica gel column chromatography using a mixture of cyclohexane and ethyl acetate (4:1) as an eluent. TLC (benzene:ethyl acetate=4:1):Rf=
0.53. IR: ν=1740, 1700, 1365, 1250, 1180, 980,
950cm -1 . NMR: δ=5.63−5.08 (5H, m), 5.00−4.70
(1H, m), 4.10 (1H, m), 3.67 (3H, s), 2.99
(3H, s), 2.35 (3H, s), 2.29 (2H, t), 2.04
(3H, s), 0.88 (3H, m). Ms: m/e=560, 529, 517, 500, 464, 457,
424, 421, 404, 361, 328. The following compound was obtained in the same manner. (a) From the product of Reference Example 26(a) (5Z, 13E) − (9α,
11α,15β)-9-acetylthio-11-methanesulfonyloxy-15-acetoxy-11a-homoprosta-5,13-dienoic acid methyl ester was obtained. TLC (benzene:ethyl acetate=4:1):Rf=
0.54. IR: ν=1740, 1698, 1360, 1245, 1180, 970,
950cm -1 . NMR: δ=5.52−5.08 (5H, m), 5.02−4.69
(1H, m), 4.10 (1H, m), 3.66 (3H, s), 2.99
(3H, s), 2.53 (3H, s), 0.88 (3H, m). MS: m/e=560, 517, 500, 457, 424, 404,
361, 328. The present invention has within its scope novel and therapeutically useful compounds of the general formula (), cyclodextrin clathrates thereof, and at least one non-toxic salt thereof when R 1 represents a hydrogen atom. In addition, it also contains a pharmaceutical composition containing a pharmaceutical carrier or coating. In clinical practice, the novel compounds of the invention are usually administered orally;
Administered rectally or parenterally. Solid formulations for oral administration include tablets, pills, powders, and granules. In such solid formulations, one or more active substances are mixed with at least one inert diluent, such as calcium carbonate, potato starch, dextrin, alginic acid, lactose, mannitol or cocoa butter. The formulations may contain additives other than diluents in conventional manner, such as lubricants such as magnesium stearate. If desired, the tablets or pills may be coated with one or more layers of sugar, gelatin, enteric materials, films, and the like. Liquid preparations for oral administration include pharmaceutically acceptable emulsions, solutions, suspensions, syrups or elixirs, containing commonly used inert diluents such as water or liquid paraffin. including. In addition to inert diluents, the formulations may also contain adjuvants such as wetting agents, suspending agents, sweetening agents, flavoring agents, perfuming agents, and preservatives. Orally administered formulations according to the invention also include capsules of absorbable materials such as gelatin with or without one or more active substances and diluents or excipients. Solid preparations for rectal administration include suppositories containing one or more active substances and formulated in a manner known per se. Products for parenteral administration according to the invention include sterile aqueous or non-aqueous solutions, suspensions, and emulsions. Examples of non-aqueous solutions include propylene glycol, polyethylene glycol, ethanol, vegetable oils such as olive oil, and injectable organic acid esters such as ethyl oleate and sorbitan esters. Such formulations may also contain adjuvants such as preservatives, wetting agents, emulsifying agents, and dispersing agents. These are sterilized, for example, by filtration through a bacteria-retaining filter, by incorporation of a sterilizing agent, or by irradiation. Alternatively, a sterile solid preparation may be prepared and dissolved in sterile water or a sterile injection solvent before use. The percentage of active substance in the pharmaceutical compositions of the invention may vary, and the proportions should be adjusted to provide a dose that is consistent with the desired therapeutic effect. Of course, several units of the preparation may be administered at once. Generally, products will usually contain at least 0.025% by weight of active substance for administration by injection and at least 0.1% by weight of active substance for oral administration. The dosage to be used is determined depending on the desired therapeutic effect, administration method, treatment period, age, body weight, etc. For adults, one dose per person is generally for the prevention and treatment of inflammation, hypertension, blood clots, stroke, asthma, myocardial infarction, angina pectoris, cerebral infarction, and acute cardiac death. For rectal, intravenous, intramuscular, or subcutaneous administration, doses range from 0.1 mg to 1 g.

Claims (1)

【特許請求の範囲】 1 一般式 [式中、Xはエチレン基(−CH2CH2−)、又
はシス−ビニレン基【式】を表わし、Yは エチレン基、又はトランス−ビニレン基
【式】を表わし、R1は水素原子、又は炭素 数1〜12のアルキル基を表わし、R2は水素原子、
又は水酸基を表わし、R3は単結合、又は炭素数
1〜5のアルキレン基を表わし、R4は水素原子、
又は炭素数1〜8のアルキル基、又は置換されて
いないか少なくとも1個の炭素数1〜8のアルキ
ル基で置換されている炭素数4〜7のシクロアル
キル基を表わし、mは1〜6の整数を表わす。た
だしXがシス−ビニレン基を表わし、かつYがエ
チレン基を表わす時にはR2は水素原子でないも
のとする。] で示されるエピチオシクロヘキサン型プロスタグ
ランジン類似化合物、又はそれらのシクロデキス
トリン包接化合物、又はR1が水素原子を表わす
時にはそれらの酸の非毒性塩。 2 (5Z,13E)−(9α,11α,15α)−9,11−エ
ピチオ−15−ヒドロキシ−11a−ホモプロスタ−
5,13−ジエン酸メチルエステルである特許請求
の範囲第1項記載の化合物。 3 (5Z,13E)−(9α,11α,15β)−9,11−エ
ピチオ−15−ヒドロキシ−11a−ホモプロスタ−
5,13−ジエン酸メチルエステルである特許請求
の範囲第1項記載の化合物。 4 (5Z,13E)−(9α,11α,15α)−9,11−エ
ピチオ−15−ヒドロキシ−11a−ホモプロスタ−
5,13−ジエン酸である特許請求の範囲第1項記
載の化合物。 5 (5Z,13E)−(9α,11α,15β)−9,11−エ
ピチオ−15−ヒドロキシ−11a−ホモプロスタ−
5,13−ジエン酸である特許請求の範囲第1項記
載の化合物。
[Claims] 1. General formula [wherein, X represents an ethylene group (-CH 2 CH 2 -) or a cis-vinylene group [formula], Y represents an ethylene group or a trans-vinylene group [formula], R 1 is a hydrogen atom, or represents an alkyl group having 1 to 12 carbon atoms, R 2 is a hydrogen atom,
or represents a hydroxyl group, R 3 represents a single bond or an alkylene group having 1 to 5 carbon atoms, R 4 represents a hydrogen atom,
or an alkyl group having 1 to 8 carbon atoms, or a cycloalkyl group having 4 to 7 carbon atoms which is unsubstituted or substituted with at least one alkyl group having 1 to 8 carbon atoms, and m is 1 to 6 represents an integer. However, when X represents a cis-vinylene group and Y represents an ethylene group, R 2 is not a hydrogen atom. ] An epithiocyclohexane-type prostaglandin-like compound represented by the following, or a cyclodextrin clathrate compound thereof, or a non-toxic salt of an acid thereof when R 1 represents a hydrogen atom. 2 (5Z, 13E)-(9α, 11α, 15α)-9,11-epithio-15-hydroxy-11a-homoprosta-
The compound according to claim 1, which is 5,13-dienoic acid methyl ester. 3 (5Z, 13E)-(9α, 11α, 15β)-9,11-epithio-15-hydroxy-11a-homoprosta-
The compound according to claim 1, which is 5,13-dienoic acid methyl ester. 4 (5Z, 13E)-(9α, 11α, 15α)-9,11-epithio-15-hydroxy-11a-homoprosta-
The compound according to claim 1, which is a 5,13-dienoic acid. 5 (5Z, 13E)-(9α, 11α, 15β)-9,11-epithio-15-hydroxy-11a-homoprosta-
The compound according to claim 1, which is a 5,13-dienoic acid.
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