JPS635698Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS635698Y2 JPS635698Y2 JP1984168062U JP16806284U JPS635698Y2 JP S635698 Y2 JPS635698 Y2 JP S635698Y2 JP 1984168062 U JP1984168062 U JP 1984168062U JP 16806284 U JP16806284 U JP 16806284U JP S635698 Y2 JPS635698 Y2 JP S635698Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- compression
- compression piece
- slide tube
- column
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、血管の切口を圧迫して止血をするの
に使用する圧迫止血器に関するものである。
に使用する圧迫止血器に関するものである。
心臓を検査する方法には、患者の大腿部の付根
部分において動脈あるいは静脈に切口をつくり、
その切口からチユーブ状の検査器具を動脈あるい
は静脈内へ徐々に挿入していき、心臓へ送り込ん
で検査する方法があるが、この検査方法において
は、検査が終了すると、検査器具を抜き取り、上
記動脈あるいは静脈の切口を医師などが手指で圧
迫することにより止血しているが、血の流出が完
全に止まるまでに10〜20分間あるいはそれ以上の
時間を要するので、その間医師などが止血に拘束
されて、別の作業を行えないという不便な点があ
る。
部分において動脈あるいは静脈に切口をつくり、
その切口からチユーブ状の検査器具を動脈あるい
は静脈内へ徐々に挿入していき、心臓へ送り込ん
で検査する方法があるが、この検査方法において
は、検査が終了すると、検査器具を抜き取り、上
記動脈あるいは静脈の切口を医師などが手指で圧
迫することにより止血しているが、血の流出が完
全に止まるまでに10〜20分間あるいはそれ以上の
時間を要するので、その間医師などが止血に拘束
されて、別の作業を行えないという不便な点があ
る。
本考案は、上記の不便な点を解消し、しかも構
造が簡単で取扱操作の容易な圧迫止血器を提供し
ようとするものである。
造が簡単で取扱操作の容易な圧迫止血器を提供し
ようとするものである。
以下図面にもとづいて本考案の実施例を説明す
ると、1は台板、2は台板1の一方の端部に寄つ
た位置から直立するように設けた支柱で、角型の
パイプからなる。3は支柱2に嵌合したスライド
筒で、支柱2の外周との間に間隙4を形成する角
型の筒体からなる。5はアームで、その一端をス
ライド筒3に固定してある。6は圧迫片支持体
で、アーム5に摺動自在に嵌合したスライダー7
と、スライダー7から下向きに突設した支持棒8
とからなる。9は圧迫片で、円形の板片10の上
面中央部に向つて隆起する隆起部11を設け、隆
起部11の中心位置に上記支持棒8の先端を圧入
する孔12を設けてなる。13はスライダー7の
側面に穿設したねじ孔に螺合した止めねじで、そ
の先端がアーム5の側面に押し当るまでねじ込む
ことによりスライダー7をアーム5の任意位置に
固定するものである。14はスライド筒3の側面
に穿設したねじ孔に螺合した止めねじで、その先
端が支柱2の側面に押し当るまでねじ込むことに
よりスライド筒3を支柱2の任意位置に固定する
ものである。
ると、1は台板、2は台板1の一方の端部に寄つ
た位置から直立するように設けた支柱で、角型の
パイプからなる。3は支柱2に嵌合したスライド
筒で、支柱2の外周との間に間隙4を形成する角
型の筒体からなる。5はアームで、その一端をス
ライド筒3に固定してある。6は圧迫片支持体
で、アーム5に摺動自在に嵌合したスライダー7
と、スライダー7から下向きに突設した支持棒8
とからなる。9は圧迫片で、円形の板片10の上
面中央部に向つて隆起する隆起部11を設け、隆
起部11の中心位置に上記支持棒8の先端を圧入
する孔12を設けてなる。13はスライダー7の
側面に穿設したねじ孔に螺合した止めねじで、そ
の先端がアーム5の側面に押し当るまでねじ込む
ことによりスライダー7をアーム5の任意位置に
固定するものである。14はスライド筒3の側面
に穿設したねじ孔に螺合した止めねじで、その先
端が支柱2の側面に押し当るまでねじ込むことに
よりスライド筒3を支柱2の任意位置に固定する
ものである。
なお、上記の構成において圧迫片9は、プラス
チツクで成形され、圧迫片9以外の各部品は、ア
ルミニウムで成形されている。
チツクで成形され、圧迫片9以外の各部品は、ア
ルミニウムで成形されている。
次に、上記の構成よりなる圧迫止血器の使用態
様について説明すると、止めねじ14をゆるめ
て、スライド筒3を支柱2の上方へ移動させるこ
とにより、アーム5、圧迫片支持体6及び圧迫片
9を台板1の上方へ移動させる。次いで、台板1
を患者の大腿部付根部分15の下側へ差し込ん
で、アーム5を上記付根部分15の上方へ配置す
る。次いで、スライダー7を、圧迫片9が上記付
根部分15において動脈に通じるように開口され
た切口と相対向する位置に到達するまで移動さ
せ、その移動位置において止めねじ13をねじ込
んでスライダー7をアーム5に固定する。次い
で、スライド筒3及びアーム5を、圧迫片9が上
記切口を圧迫する位置に到達するまで押し下げて
いく。この押し下げの過程で、圧迫片9及び圧迫
片支持体6には、大腿部の抵抗力によつてそれら
を押し上げようとする力が作用する。すると、ス
ライド筒3と支柱2の間に間隙4があるため、ア
ーム5が第4図中の矢印方向に若干回転してか
ら、スライド筒3にそれを押し上げる力を伝えよ
うとするが、スライド筒3は、アーム5の上記回
転により支柱2に斜めに押し当てられるため、押
し上げられない。したがつて、圧迫片9は自由に
押し下げられるが、押し下げられた位置から押し
上げようとしても押し上げられなくなるので、
個々の患者に適した圧迫が得られる位置に圧迫片
9を保持することができる。
様について説明すると、止めねじ14をゆるめ
て、スライド筒3を支柱2の上方へ移動させるこ
とにより、アーム5、圧迫片支持体6及び圧迫片
9を台板1の上方へ移動させる。次いで、台板1
を患者の大腿部付根部分15の下側へ差し込ん
で、アーム5を上記付根部分15の上方へ配置す
る。次いで、スライダー7を、圧迫片9が上記付
根部分15において動脈に通じるように開口され
た切口と相対向する位置に到達するまで移動さ
せ、その移動位置において止めねじ13をねじ込
んでスライダー7をアーム5に固定する。次い
で、スライド筒3及びアーム5を、圧迫片9が上
記切口を圧迫する位置に到達するまで押し下げて
いく。この押し下げの過程で、圧迫片9及び圧迫
片支持体6には、大腿部の抵抗力によつてそれら
を押し上げようとする力が作用する。すると、ス
ライド筒3と支柱2の間に間隙4があるため、ア
ーム5が第4図中の矢印方向に若干回転してか
ら、スライド筒3にそれを押し上げる力を伝えよ
うとするが、スライド筒3は、アーム5の上記回
転により支柱2に斜めに押し当てられるため、押
し上げられない。したがつて、圧迫片9は自由に
押し下げられるが、押し下げられた位置から押し
上げようとしても押し上げられなくなるので、
個々の患者に適した圧迫が得られる位置に圧迫片
9を保持することができる。
上記切口の圧迫を解除する場合は、支柱2に斜
めに押し当てられているスライド筒3を若干押し
上げて支柱2に真直に嵌合する状態に戻す。する
と、圧迫片9の圧迫がゆがみ、圧迫片9及び圧迫
片支持体6の押し上げが可能になる。この状態
で、スライド筒3を圧迫片9が患者の大腿部から
はなれる位置まで押し上げてから、止めねじ13
をねじ込んで、スライド筒3を支柱2に固定し、
台板1とともに患者の大腿部から取外すようにす
る。
めに押し当てられているスライド筒3を若干押し
上げて支柱2に真直に嵌合する状態に戻す。する
と、圧迫片9の圧迫がゆがみ、圧迫片9及び圧迫
片支持体6の押し上げが可能になる。この状態
で、スライド筒3を圧迫片9が患者の大腿部から
はなれる位置まで押し上げてから、止めねじ13
をねじ込んで、スライド筒3を支柱2に固定し、
台板1とともに患者の大腿部から取外すようにす
る。
上記実施例における圧迫片9は、サイズの異な
る何種類かをつくり、それらを患者に応じて取換
えて使用することもあり、また上記実施例におけ
る各部品は、上記の材質以外の適当な材質で成形
されるものを使用することもある。また本考案は
人体の大腿部のほか、腕その他の部位において止
血する場合にも使用しうる。
る何種類かをつくり、それらを患者に応じて取換
えて使用することもあり、また上記実施例におけ
る各部品は、上記の材質以外の適当な材質で成形
されるものを使用することもある。また本考案は
人体の大腿部のほか、腕その他の部位において止
血する場合にも使用しうる。
本考案は、叙上のように構成したから、圧迫片
を押し下げるという極く簡単な操作で人体の止血
したい部分を圧迫して止血することができ、しか
もてこの原理により、圧迫片は、押し下げれば押
し下げるほど圧迫を強めることができ、圧迫を解
除する場合は、スライド筒に僅かな力を加えるだ
けで済み、取扱操作が容易であり、また構造が簡
単であるから、製作容易で安価な圧迫止血器を提
供することができる。
を押し下げるという極く簡単な操作で人体の止血
したい部分を圧迫して止血することができ、しか
もてこの原理により、圧迫片は、押し下げれば押
し下げるほど圧迫を強めることができ、圧迫を解
除する場合は、スライド筒に僅かな力を加えるだ
けで済み、取扱操作が容易であり、また構造が簡
単であるから、製作容易で安価な圧迫止血器を提
供することができる。
第1図は本考案に係る圧迫止血器の正面図、第
2図は第1図の右側面図、第3図は第1図の平面
図、第4図は上記圧迫止血器の使用状態を示す図
である。 1……台板、2……支柱、3……スライド筒、
4……間隙、5……アーム、6……圧迫片支持
体、7……スライダー、8……支持棒、9……圧
迫片、13……止めねじ。
2図は第1図の右側面図、第3図は第1図の平面
図、第4図は上記圧迫止血器の使用状態を示す図
である。 1……台板、2……支柱、3……スライド筒、
4……間隙、5……アーム、6……圧迫片支持
体、7……スライダー、8……支持棒、9……圧
迫片、13……止めねじ。
Claims (1)
- 台板に直立する支柱を設け、この支柱には、そ
の外周との間に間隙を形成するスライド筒を嵌合
し、このスライド筒には、アームの一端を固定
し、このアームには、圧迫片を支持する圧迫片支
持体を摺動自在に取付け、この圧迫片支持体に
は、アームの任意位置に止める止め具を設けてな
る圧迫止血器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984168062U JPS635698Y2 (ja) | 1984-11-07 | 1984-11-07 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984168062U JPS635698Y2 (ja) | 1984-11-07 | 1984-11-07 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6182609U JPS6182609U (ja) | 1986-05-31 |
| JPS635698Y2 true JPS635698Y2 (ja) | 1988-02-17 |
Family
ID=30725845
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984168062U Expired JPS635698Y2 (ja) | 1984-11-07 | 1984-11-07 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS635698Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5493376U (ja) * | 1977-12-14 | 1979-07-02 |
-
1984
- 1984-11-07 JP JP1984168062U patent/JPS635698Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6182609U (ja) | 1986-05-31 |
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