JPS6352688A

JPS6352688A - 電動機の制御装置

Info

Publication number: JPS6352688A
Application number: JP61195956A
Authority: JP
Inventors: Shoji Mizoguchi; 溝口　昭次
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1986-08-21
Filing date: 1986-08-21
Publication date: 1988-03-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は、停電後の復電時に電動機を自動的に再始動
させるための自動再始動手段をそなえた電動機の制御装
置に関するものである。

［従来の技術］第３図は例えば実公昭５９−１５２７７号公報に示され
た従来の自動再始動機能を有する電動機（誘導電動機）
の制御装置を示すブロック図であり、図において、１は
外部指令入力ライン、２は同外部指令入カライン１から
外部周波数指令値ｆ１を入力されるランプ関数発生器、
３は電圧指令値発生器、４はスイッチング信号発生器、
５はインバータ、６は電動機であり、スイッチング信号
発生器４は、ランプ関数発生器２からのインバータ出力
周波数指令値ｆ２および電圧指令値発生器３からのイン
バータ出力電圧指令値■を受け、インバータ５へ所要の
スイッチング信号を出力するものである。

また、インバータ５は、スイッチング信号発生器４から
のスイッチング信号により、図示しない直流電源からの
直流を、インバータ出力周波数指令値ｆ２およびインバ
ータ出力電圧指令値■に応じた周波数および電圧をもつ
交流に変換して電動機６へ出力して、同電動機６の回転
数等を制御するものである。

さらに、７は自動再始動手段としての再始動時制御器、
８は停電検出手段としての停電検出器であり、再始動時
制御″ｉａ７は、停電検出器８による停電検出時に電動
機６の端子電圧周期から自然減速中の電動機回転数を検
出して、復電してからの再始動時に再始動時電圧に！Ｊ
ｌ整信号Ｓ１および再始動時運転指令調整信号Ｓ２を適
当に調節して出力するものである。

次に動作について説明する。瞬間的な停電（瞬停）の発
生時に、スイッチング信号発生器４は、停電検出器８の
停電信号を受けてインバータ５へのスイッチング信号を
カットし、同インバータ５は出力を中止する。

これに伴って、電動機６への電力供給が止まるため、電
動機６は慣性により自然減速する。

このとき、残留磁束によって電動機６の回転数に比例し
た周期の端子電圧が発生し、再始動時制御器７によって
上記端子電圧の周期を検出することにより、電動機回転
数が検出される。

そして、復電後、再始動時制御器７は、電圧指令値発生
器３からスイッチング信号発生器４への出力つまりイン
バータ出力電圧指令値■を再始動時の電動機回転数に対
応した値に一旦絞り込んでから徐々に上昇させるように
再始動時電圧調整信号Ｓ□を出力するとともに、同様に
インバータ出力周波数指令値ｆ２を一旦再始動時の電動
機回転数に等しくてから徐々に外部周波数指令値ｆ１に
近づけるように再始動時運転指令調整信号Ｓ２を出力し
て、停電後の復電時に電動機６の再始動が自動的に行な
われる。

［発明が解決しようとする問題点コ従来の電動機の制御装置において自動再始動手段は以上
のように構成されているので、電動機６が一定速度運転
状態に入った後の停電時、あるいは外部運転指令である
外部周波数指令値ｆ１が上昇／下降指令中の停電時にお
いても、再始動後のスイッチング信号発生器４への運転
指令としてのインバータ出力周波数指令値ｆ２やインバ
ータ出力電圧指令値Ｖを、−旦、復電後の電動機回転数
（速度）あるいは交流周波数（インバータ発振周波数）
に対応した値に調整しなければならず、電動４２に６の
状態を必要な運転速度にするためには、復電後の上昇／
下降調整が必要となり、電動機６の運転に支障を来すな
どの問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、復電後の自動再始動時における電動機回転数
あるいは交流周波数に対応した調整を行なうことなく、
停電前に予定した所望の回転数に電動機の運転状態を自
動的に設定できる電動機の制御装置を得ることを目的と
する。

［問題点を解決するための手段］この発明に係る電動機の制御装置は、停電が発生したこ
とを検出する停電検出手段と、同停電検出手段によって
停電が発生したことが検出されるとこの停電時における
電動機の状態量あるいは同記電動機のための制御・操作
量を記憶する不揮発性の記憶手段とが設けられて、復電
時に上記記憶手段の記憶情報に基づいて上記電動機を制
御するように構成したものである。

［作　　　用］この発明における電動機の制御装置では、停電検出手段
によって停電が発生したことが検出されると、この停電
時における電動機の状態量あるいは同電動機のための制
御・操作量が、不揮発性の記憶手段に記憶される。そし
て、復電時には、上記記憶手段の記憶情報に基づいて、
上！ｉｌ！電動機が制御される。

［発明の実施例］以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図はこの発明の一実施例による電動機の制御装置を示す
ブロック図であり、図において、既述の符号は第３図に
おいて示す従来のものと同じものであるので、その説明
は省略する。

また、第１図において、９は外部入力ライン、１０は再
始動後運転指令初期値選択器であり、この再始動後運転
指令初期値選択器１ｏは、外部入力ライン９を通じて復
電してからの再始動後運転指令を入力されるほか、同再
始動後運転指令初期値選択器１０には、停電検出器８で
停電を検出した際にこの停電時における運転指令すなわ
ち電動機６のための制御・操作量としての外部周波数指
令値ｆ工を再始動後の運転指令として記憶するための不
揮発性の記憶手段が内蔵されている。さらに、この再始
動後運転指令初期値選択器１０は、復電時に、上記記憶
手段の記憶情報と、外部入力ライン９からの運転指令と
のいずれを再始動後の運転指令として使用するかを決定
するものである。

なお、上記不揮発性の記憶手段としては、ＥＥＰ（Ｅｌ
ｅｃｔｒｉｃａｌｌｙ　Ｅｒａｓａｂｌｅ　ａｎｄ　Ｐ
ｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ）ＲＯＭ　、　Ｅ　Ｐ　（Ｅｒ
ａｓａｂｌｅ　ａｎｄ　Ｐｒｏｇｒａｍｌｌａｂｌｅ）
　ＲＯＭ、ＥＥＰ　　ＲＡＭなどが用いられる。

一方、１１は定周波数パルス、１２は指令値上昇／下降
（ｕｐ／ｄｏｗｎ）選択スイッチ、１３は上昇／下降カ
ウンタであり、この上昇／下降カウンタ１３は、再始動
後運転指令初期値選択器１０からの運転指令をプリセッ
ト値として入力され、このプリセット値に基づき定周波
数パルス１１をカウントすることにより、運転指令値の
上昇／下降調節を行なって外部周波数指令値ｆ１を出力
するものである。

なお、第２図（ａ）〜（ｃ）はいずれも本実施例による
停電発生時刻ｔ□、復電時刻ｔｚ＋復電後運転指令に電
動機回転数（速度）あるいは交流周波数（インバータ発
振周波数）が等しくなる時刻ｔ、までの回転数の動きを
示すグラフであり、第２図（ａ）は瞬間的体ｆＭ、（瞬
停）時、第２図（ｂ）は比較的長期の停電時、第２図（
ｃ）は長期の停電に際し復電後。

再始動後運転指令初期値選択器１０において外部入力ラ
イン９からの運転指令が選択された場合のグラフである
。

次に動作について説明する。停電後の再始動動作は従来
例と同一かそれに相当する動きであるので、その説明を
省略する。

本実施例では、停電時には、まず、停電検出器８から停
電信号を発生し、その時点での外部運転指令つまり電動
機６の制御・操作量としての外部周波数指令値ｆ１を、
再始動後運転指令初期値選択器１０内の不揮発性の記憶
手段に記憶させる。

そして、復電後、再始動後運転指令初期値選択器１０は
、上昇／下降カウンタ１３のカウント値のプリセット値
として、上記再始動後運転指令初期値選択器１０内の上
記記憶手段に格納されている停電検出時の外部指令値、
あるいは駆動システムによって決められた外部入力ライ
ン９からの指令値のいずれを選択するか予め設定された
方を選択して、上昇／下降カウンタ１３のプリセットを
行なう。

以上のように、上昇／下降指令時の再始動後、外部周波
数指令値ｆ１が決定されると、ランプ関数発生器２の出
力つまりインバータ出力周波数指令値ｆ２は決められた
ランプ時間で上昇あるいは下降し、瞬停時には、第２図
（ａ）に示すように。

時刻ｔ工で停電発生後、電動機回転数Ｎは自然減速し、
時刻ｔ２で再始動すると、加速後、時刻ｔ。

で元の外部周波数指令値ｆ□に対応する運転回転数に復
帰する。また、比較的長期の停電時には、第２図（ｂ）
に示すように、瞬停時と同様、時刻ｔ工で停電発生後、
時刻ｔ２で再始動し加速後、時刻ｔ３で元の回転数に復
帰する。さらに、再始動後運転指令初期値選択器１０に
おいて電動機６の駆動システムで決められた再始動後の
外部入力ライン９からの運転指令が選択された場合には
、第２図（Ｃ）に示すような電動機回転数Ｎの動きとな
る。

このように、本実施例によれば、復電後の自動再始動時
における電動機回転数に対応した調整を行なうことなく
、停電前に予定した所望の電動機６の運転状態を自動的
に設定できるのである。

また、再始動後運転指令初期値選択器１０により、駆動
システム条件によって決められた再始動後回転数に設定
することが可能で、この場合、再始動運転状態あらゆる
システムに適合させることが可能となる利点もある。

なお、上記実施例では、従来例が電圧／周波数（Ｖ／Ｆ
）一定制御の誘導電動機駆動システムであったため、そ
れに合わせて説明したが、電動機制御であ九ば制御手段
が異なっても、あるいは直流電動機であっても、本発明
は上記実施例と同様に適用できる。

また、上記実施例では、ハードウェア（Ｈ／Ｗ）的な構
成例での説明を行なったが、マイコン等によるソフトウ
ェア（Ｓ／Ｗ）アルゴリズムで動作を構成してもよい。

さらしこ、上記実施例では、不揮発性の記憶手段に記憶
する情報を、電動機６のための制御・操作量としての外
部周波数指令値ｆ□としているが、電動機６の状態量（
回転数等）を、記憶させるようにしてもよい。

また、上記実施例においては、停電検出後、不揮発性の
記憶手段に少なくとも電動機６の状態量あるいは電動機
６のための制御・操作量のうちいずれか一種を格納する
ことが可能な時間、制御装置の制御電源電圧を規定値以
内に保つことが可能な制御電源がそなえられている。

［発明の効果］以上のように、この発明によれば、電動機の状態量ある
いは同電動機のための制御・操作量を不揮発性の記憶手
段に記憶し、復電時に上記記憶手段の記憶情報に基づい
て上記電動機を制御するように構成したので、定速運転
中の瞬間的停電や長期的停電に際し復電時の再始動後に
おける指令値の上昇／下降調整を行なうことなく、元の
電動機運転状態に戻すことができ、あたかも停電発生が
なかったかのような電動機運転が可能となり、停電が発
生したとしても電動機の運転に支障を来すことがなくな
る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による電動機の制御装置を
示すブロック図、第２図（ａ）〜（ｃ）はいずれも本実
施例による作用を説明するためのグラフ、第３図は従来
の電動機の制御装置を示すブロック図である。図において、６・電動機、７−・自動再始動手段として
の再始動時制御器、８−停電検出手段としての停電検出
器、１０−不揮発性の記憶手段を内蔵する再始動後運転
指令初期値選択器。なお２図中、同一の符号は同一、又は相当部分を示して
いる。

Claims

【特許請求の範囲】

停電後の復電時に電動機を自動的に再始動させる自動再
始動手段をそなえた電動機の制御装置において、停電が
発生したことを検出する停電検出手段と、同停電検出手
段によって停電が発生したことが検出されるとこの停電
時における上記電動機の状態量あるいは上記電動機のた
めの制御・操作量を記憶する不揮発性の記憶手段とが設
けられて、上記復電時に上記記憶手段の記憶情報に基づ
いて上記電動機を制御するように構成されたことを特徴
とする電動機の制御装置。