JPS6351096B2 - - Google Patents
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- JPS6351096B2 JPS6351096B2 JP17415080A JP17415080A JPS6351096B2 JP S6351096 B2 JPS6351096 B2 JP S6351096B2 JP 17415080 A JP17415080 A JP 17415080A JP 17415080 A JP17415080 A JP 17415080A JP S6351096 B2 JPS6351096 B2 JP S6351096B2
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Landscapes
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
Description
本発明は透明で耐衝撃性、耐熱性等に優れたエ
チレン―プロピレンブロツク共重合体のシート、
フイルム等を成形する方法に関するものである。
エチレン―プロピレンブロツク共重合体のシー
トやフイルムは、耐熱性、低温における耐衝撃強
度が優れているばかりか、機械強度にも優れてお
り、そのために特に強さが要求される商品の包装
材料として採用されている。
一般的にエチレン―プロピレンブロツク共重合
体は、相対的に粘度の小さなポリプロピレン部分
と、粘度の大きなエチレン―プロピレン共重合体
ゴムとからなる不均一混合体と見なされており、
特にエチレン濃度が低く低温衝撃強度の弱い特殊
なブロツク共重合体以外は、透明性に難点があ
り、従来の成形法では透明なシートやフイルムな
どを得ることができなかつた。
このシート、フイルムなどの不透明性は、通常
に使用されているT型ダイスや他のダイスより高
温で押出した状態において、既に発生する現象で
あり、今まで行われているどのような手段を使つ
て急速に冷却しても、透明やシートやフイルムを
得ることは困難であつた。
この不透明性は、大きな粘度の異なる不均質な
混合物が、ダイスより膜状に押出されるとき、そ
の流れが不均一となり、その結果、薄膜の状態で
不透明になるのは、低温衝撃強度の優れたエチレ
ン―プロピレンブロツク共重合体である以上、避
けられないことである。
このため耐熱性、強度等において優れたもので
あつても、包装材料としての使用は、透明性が要
求されない商品の包装に限定され、さらに包装材
料としての用途を拡大するには、何等かの手段に
よつて透明性が改善されなければならないとされ
ている。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであ
つて、その目的はきわめて簡単な手段によつて、
エチレン―プロピレンブロツク共重合体の透明な
シート、フイルム等を製造しようとすることにあ
る。なお本発明によつて得られる透明性とはフイ
ルム、シートの表面での先の乱反射が少なく光沢
がありかつ透視性の良好なことをいう。
またこの発明は、同様な手段に基いて通常のシ
ートやフイルムのみならず、他の透明なシート、
フイルムと複合した透明性の優れたシート、フイ
ルム等を製造しようとするものでもある。
本発明者等は、不均一混合体で不透明な共重合
体を透明にする方法について、永年研究を行つて
来た。その結果、エチレン―プロピレンブロツク
共重合体のような粘度の大きく異なる物質の混合
体でも、粘度の影響を受けない状態で、すなわ
ち、変形歪の小さい状態で溶融したのち急冷すれ
ば、透明なシート、フイルムが得られることを見
出した。
そこで、更に上記事実に基いて、鋭意検討し透
明なエチレン―プロピレンブロツク共重合体のシ
ート、フイルムを安定的に得る方法を見出したの
である。即ち、不透明なシート、フイルムを平面
が平滑で耐熱性の良好な支持体の平面に順次固定
し、その支持体と共に融点以上の温度に加熱した
のち、冷却を行うことを骨子とするものである。
本発明において透明化し得るエチレン―プロピ
レンブロツク共重合体は、特公昭44−16668号公
報特公昭55−8011号公報等に記載されたような方
法により製造されるものであり、共重合物中のエ
チレン含有濃度が3〜40%、好ましくは5〜30
%、メルトフローインデツクス(以下MFIとい
うことがある)が0.1〜40g/10min(ASTM―D
―1238による値)好ましくは2゜以下であり、720
cm―1と731cm―1の吸光度比、A720/A731が0.5
以上であるエチレン―プロピレンブロツク共重合
体または上記エチレン―プロピレンブロツク共重
合体を50%以上含む他のポリオレフイン樹脂との
ブレンド物を言う。
この場合、ポリオレフイン樹脂としては、プロ
ピレンポリエチレン、エチレン―プロピレンラン
ダム共重合体、ポリブテン、エチレン―ブテン共
重合体等の炭素数が2〜20のオレフインの単独重
合体及びそれらの共重合体が用いられ、これらに
よつて成形性の改良、耐衝撃性の改良などを図る
ことができる。
本発明において、方法の第1段階とされるエチ
レン―プロピレンブロツク共重合体のシート、フ
イルムの成形には、特定のダイスを用いる必要は
なく、通常に使用されているT型ダイス、円形ダ
イスによる押出成形方法、カレンダーロールを用
いた成形方法などを採用して行なうことができ、
必要ならばナイロン、ポリエステルなどの透明な
耐熱性フイルムの上に押出しラミネートすること
もできる。
上記成形手段のいずれを用いても、溶融材料が
エチレン―プロピレンブロツク共重合体である限
り得られるシート、フイルムは先に述べたとお
り、不透明となる。ポリプロピレン・エチレン―
プロピレンランダム共重合体などの場合には、押
出成形した状態で透明性を有するが、エチレン―
プロピレンブロツク共重合体による場合には、不
透明なシート、フイルムに何等かの手段を施さぬ
限り、透明化することはないのである。
本発明では上記不透明なシート、フイルムの透
明化を溶融と急冷とにより行なつている。本発明
者等はこの透明化を方法の第2段階と称してい
る。この第2段階は、押出成形されたシート、フ
イルムを表面が平滑な支持体の上に置く工程と、
それらを、融点以上に加熱して溶融する工程とを
含み、さらに連続して行なわれる冷却工程をも含
むものである。
透明化されたシート、フイルムを連続して得る
ためには、溶融状態においても、エチレン―プロ
ピレンブロツク共重合体を、シート或はフイルム
状態にて維持することができる耐熱性の良好な支
持体が必要である。
本発明にて用いられる支持体としては、エチレ
ン―プロピレンブロツク共重合体の融点よりも高
い温度で変形しない表面平滑性の優れたシート、
フイルムまたは板状の物質などであり、アルミニ
ウムまたはその合金、ステンレン鋼などの金属材
料からなる薄板、箔材はもとより、アクリルニト
リル、ナイロン、ポリエステル等のプラスチツク
フイルムなども単体或は複合体の状態にて使用す
ることができる。
また上記支持体にシート、フイルムを固定化す
るには、加熱時にニツプロールなどで圧着するだ
けでよく、エチレン―プロピレンブロツク共重合
体のシート、フイルムを他の耐熱性シート、フイ
ルムとその複合体として使用する場合には、その
耐熱性シート、フイルムを支持体として用い、通
常に行なわれているドライラミネート法、押出ラ
ミネート法等により完全に貼合する。
上記シート、フイルムの融点以上の温度に加熱
する方法としては、熱ロールによるのが好まし
く、又熱オーブン、赤外線ヒーター等を活用する
こともできる。また冷却方法に関しても特に規定
しないが、金属ロールによる冷却で最も良い結果
が得られる。
本発明による透明なエチレン―プロピレンブロ
ツク共重合体のシート、フイルムなどを単体で取
り出すためには、冷却後に成形されたシート、フ
イルムなどを支持体から分離すればよく、特に商
業的に廉価に生産するためには、上記支持体をク
ロムメツキにより表面を一層平滑化したステンレ
ス鋼の薄板とし、これをベルト状に加工してエン
ドレスに接続し、熱ロールから冷却ロールを経て
再び熱ロールへ戻る循環構造として用いるのが好
ましい。
また他の耐熱性が良好なプラスチツクシート、
フイルムなどとの複合体として取り出すには、そ
のプラスチツクシート或はフイルムによる支持体
と共に、エチレン―プロピレンブロツク共重合体
をワインダーに巻き取ればよい。また冷却したも
のを融点以下の温度で所要時間熱処理を行なう
と、耐衝撃強度等が一段と向上したシート、フイ
ルムなどが得られる。勿論このようなことは、シ
ート、フイルムなどが単体であつても、また複合
体の状態にあつても同様である。
本発明における上記溶融温度は、エチレン―プ
ロピレンブロツク共重合体の融点が158〜162℃付
近であることから、加熱されるフイルム温度が上
記融点以上の温度でなければならない。また冷却
は、冷却スピード△T≧45℃/secの下に冷却到
達温度90℃以下であることが好ましい。
得られたシート又はフイルムなどの車体または
支持体との複合体を70℃以上融点以下の温度にて
所要時間熱処理することにより、第2段階で得ら
れた単体又は複合体の透明性等の優れた物性を損
なうことなく、さらに耐衝撃性の改良及び高剛性
化を計ることができる。該熱処理の方法としては
熱オーブンによるのが好ましい。
それにより良好な耐熱性と良好な耐衝撃性を有
しながらも、ヘイズ値が50%以上で透明性が悪
く、しかも白化現象(微少区間の変形、すなわ
ち、折り曲げ等によつて白くなること)などのた
めに、包装材料としての価値が低かつたエチレン
―プロピレンブロツク共重合体のシート、フイル
ムの用途が拡がる。即ち、本発明によりエチレン
―プロピレンブロツク共重合体が有する優れた耐
衝撃性、耐熱性、高剛性、易ヒートシール性に加
え透明性、耐白化性を賦与することができ良好な
包装材料に供することができる。
次に本発明の実施例とその結果を示す。
なお、各実施例及び比較例で用いたサンプルは
ダイス温度250℃でエチレン―プロピレンブロツ
ク共重合体を押出し、温度30℃のチルロールを用
いて厚さ70μのフイルムを成形して得た。そのフ
イルム物性を表―1に示す。
実施例 1
支持体となるアルミニウム箔にサンプルAを固
定し、アルミニウム箔の面が熱ロールに接するよ
うに、そしてフイルム温度が180℃になるような
温度の熱ロールを通過させ、その後さらに2秒以
内にフイルム温度が40℃になるような温度の冷却
ロールを通過させて、フイルムとアルミニウム箔
とを急冷し、冷却後、支持体から分離し、その一
部を135℃のオーブン内にて5分間熱処理した。
その結果を表―2に示す。
実施例 2
上記実施例1と同一工程において、熱ロールの
温度だけを、フイルム温度が165℃になるように
設定して、フイルムの溶融を行なう。
実施例 3
上記実施例1と同一工程において、冷却ロール
の温度だけを、フイルム温度で70℃になるように
設定して冷却を行なう。
実施例 4
上記実施例1と同一工程において、熱ロールの
温度を、フイルム温度が165℃になるように、ま
た冷却ロールの温度を、フイルム温度で70℃にな
るように夫々設定して、フイルムの溶融と冷却と
を行なつた。
実施例 5〜7
サンプルAのかわりに、表―2に示すサンプル
を用いるほかは、実施例1と同様に行ない、表―
2に示す結果を得た。
比較例 1
フイルム温度を150℃とするほかは、実施例1
と同様に行ない表―2に示す結果を得た。
実施例 8
サンプルAを厚さ15μのポリエチレンテレフタ
レートフイルムにドライラミネートで一体化した
積層体を用い、支持体となるアルミニウム箔を使
用しないことのほかは実施例1と同様に行なつ
た。溶融急冷後の積層体のヘイズ値は18%、さら
に熱処理後のヘイズ値は22%と良好な透明性の複
合体が得られた。
The present invention is a sheet of ethylene-propylene block copolymer that is transparent and has excellent impact resistance, heat resistance, etc.
This invention relates to a method for forming films and the like. Ethylene-propylene block copolymer sheets and films not only have excellent heat resistance and impact resistance at low temperatures, but also excellent mechanical strength, making them suitable as packaging materials for products that require particularly strong strength. It has been adopted. Ethylene-propylene block copolymers are generally considered to be a heterogeneous mixture consisting of a relatively low-viscosity polypropylene portion and a high-viscosity ethylene-propylene copolymer rubber.
In particular, except for special block copolymers with low ethylene concentration and weak low-temperature impact strength, transparency is difficult, and conventional molding methods have not been able to produce transparent sheets or films. This opacity of sheets, films, etc. is a phenomenon that already occurs when they are extruded at a higher temperature than the commonly used T-type die or other dies. It was difficult to obtain a transparent sheet or film even if the material was heated and cooled rapidly. This opacity is caused by the fact that when a heterogeneous mixture with a large viscosity is extruded from a die into a film, the flow becomes non-uniform, and as a result, the thin film becomes opaque due to its excellent low-temperature impact strength. This is unavoidable since it is an ethylene-propylene block copolymer. For this reason, even if a material has excellent heat resistance and strength, its use as a packaging material is limited to packaging products that do not require transparency. It is said that transparency must be improved through measures. This invention has been made in view of the above points, and its purpose is to
The purpose of this invention is to produce transparent sheets, films, etc. of ethylene-propylene block copolymers. The transparency obtained by the present invention means that the film or sheet has little diffused reflection on the surface, is glossy, and has good transparency. Furthermore, this invention can be applied to not only ordinary sheets and films but also other transparent sheets and films based on similar means.
It is also an attempt to manufacture sheets, films, etc. with excellent transparency by combining them with films. The present inventors have been conducting research for many years on a method of making a heterogeneous mixture of opaque copolymers transparent. As a result, even if a mixture of substances with widely different viscosities, such as ethylene-propylene block copolymer, is melted without being affected by viscosity, that is, with little deformation strain, and then rapidly cooled, a transparent sheet can be formed. , it was discovered that a film could be obtained. Therefore, based on the above facts, we conducted extensive research and discovered a method for stably producing transparent ethylene-propylene block copolymer sheets and films. That is, the main idea is to sequentially fix an opaque sheet or film onto the flat surface of a support with a smooth surface and good heat resistance, heat it together with the support to a temperature above the melting point, and then cool it. . The ethylene-propylene block copolymer that can be made transparent in the present invention is produced by the method described in Japanese Patent Publication No. 44-16668, Japanese Patent Publication No. 55-8011, etc. Ethylene content concentration is 3-40%, preferably 5-30%
%, melt flow index (hereinafter referred to as MFI) is 0.1 to 40g/10min (ASTM-D
- value according to 1238) is preferably 2° or less, and 720
Absorbance ratio of cm- 1 and 731cm- 1 , A720/A731 is 0.5
It refers to the above ethylene-propylene block copolymer or a blend with another polyolefin resin containing 50% or more of the above ethylene-propylene block copolymer. In this case, as the polyolefin resin, homopolymers of olefins having 2 to 20 carbon atoms, such as propylene polyethylene, ethylene-propylene random copolymers, polybutene, and ethylene-butene copolymers, and copolymers thereof are used. , These can improve moldability, impact resistance, and the like. In the present invention, it is not necessary to use a specific die to form a sheet or film of ethylene-propylene block copolymer, which is the first step of the process, but a commonly used T-shaped die or circular die can be used. This can be done by using extrusion molding methods, molding methods using calender rolls, etc.
If necessary, it can also be extruded and laminated onto a transparent heat-resistant film such as nylon or polyester. No matter which of the above molding methods is used, as long as the molten material is an ethylene-propylene block copolymer, the resulting sheet or film will be opaque, as described above. Polypropylene/ethylene
In the case of propylene random copolymers, etc., they are transparent when extruded, but ethylene-
When a propylene block copolymer is used, the opaque sheet or film will not become transparent unless some means is applied to it. In the present invention, the opaque sheet or film is made transparent by melting and rapid cooling. We refer to this transparency as the second step of the method. This second step involves placing the extruded sheet or film on a support with a smooth surface;
The method includes a step of heating them above their melting point to melt them, and further includes a continuous cooling step. In order to continuously obtain transparent sheets and films, a support with good heat resistance that can maintain the ethylene-propylene block copolymer in a sheet or film state even in the molten state is needed. is necessary. Supports used in the present invention include sheets with excellent surface smoothness that do not deform at temperatures higher than the melting point of the ethylene-propylene block copolymer;
Film or plate-like substances, such as thin plates and foils made of metal materials such as aluminum or its alloys and stainless steel, as well as plastic films made of acrylonitrile, nylon, polyester, etc., either singly or in composite form. can be used. In addition, in order to fix a sheet or film to the above-mentioned support, it is sufficient to simply press it with a nip roll or the like during heating, or to fix the sheet or film of ethylene-propylene block copolymer to other heat-resistant sheets or films and their composites. When used, the heat-resistant sheet or film is used as a support, and it is completely laminated by a commonly used dry lamination method, extrusion lamination method, or the like. As a method for heating the sheet or film to a temperature above the melting point, it is preferable to use a hot roll, and a thermal oven, an infrared heater, etc. can also be used. Although there are no particular restrictions on the cooling method, the best results can be obtained by cooling with a metal roll. In order to take out the transparent ethylene-propylene block copolymer sheet, film, etc. of the present invention, it is sufficient to separate the molded sheet, film, etc. from the support after cooling, and it is particularly inexpensive to produce commercially. In order to do this, the above-mentioned support is made of a thin stainless steel plate whose surface has been further smoothed by chrome plating, and this is processed into a belt shape and connected endlessly, creating a circulation structure from the hot roll to the cooling roll and back to the hot roll again. It is preferable to use it as Also, other plastic sheets with good heat resistance,
In order to take out a composite with a film or the like, the ethylene-propylene block copolymer may be wound up in a winder together with the plastic sheet or film support. In addition, when the cooled material is heat-treated at a temperature below the melting point for a required period of time, sheets, films, etc. with even higher impact resistance and strength can be obtained. Of course, this is true whether the sheet, film, etc. is a single unit or a composite. In the present invention, the melting point of the ethylene-propylene block copolymer is around 158 to 162 DEG C., so the temperature of the heated film must be higher than the melting point. Further, the cooling is preferably performed at a cooling rate of ΔT≧45°C/sec and at a cooling temperature of 90°C or less. By heat-treating the resulting composite with the vehicle body or support such as a sheet or film at a temperature of 70°C or higher and below the melting point for a required period of time, the single body or composite obtained in the second step can have excellent transparency, etc. It is possible to further improve impact resistance and increase rigidity without impairing the physical properties. The method of heat treatment is preferably a thermal oven. As a result, although it has good heat resistance and good impact resistance, it has a haze value of 50% or more, poor transparency, and whitening phenomenon (deformation of minute sections, that is, whitening due to bending, etc.) For this reason, the uses of ethylene-propylene block copolymer sheets and films, which had low value as packaging materials, are expanding. That is, according to the present invention, in addition to the excellent impact resistance, heat resistance, high rigidity, and easy heat-sealability of the ethylene-propylene block copolymer, transparency and whitening resistance can be imparted to the ethylene-propylene block copolymer, thereby providing a good packaging material. be able to. Next, examples of the present invention and their results will be shown. The samples used in each of the Examples and Comparative Examples were obtained by extruding an ethylene-propylene block copolymer at a die temperature of 250°C and molding the film into a 70μ thick film using a chill roll at a temperature of 30°C. Table 1 shows the physical properties of the film. Example 1 Sample A was fixed on aluminum foil as a support, passed through a hot roll at a temperature such that the surface of the aluminum foil was in contact with the hot roll, and the film temperature was 180°C, and then further heated for 2 seconds. The film and aluminum foil are rapidly cooled by passing through a cooling roll at a temperature such that the film temperature reaches 40°C within 50 minutes. After cooling, the film and aluminum foil are separated from the support and a portion is placed in an oven at 135°C for 5 minutes. Heat treated for minutes.
The results are shown in Table-2. Example 2 In the same process as in Example 1 above, only the temperature of the hot roll was set so that the film temperature was 165° C., and the film was melted. Example 3 In the same process as in Example 1, only the temperature of the cooling roll was set so that the film temperature was 70° C. for cooling. Example 4 In the same process as in Example 1 above, the temperature of the hot roll was set so that the film temperature was 165°C, and the temperature of the cooling roll was set so that the film temperature was 70°C. was melted and cooled. Examples 5 to 7 The procedure was carried out in the same manner as in Example 1, except that the samples shown in Table 2 were used instead of Sample A.
The results shown in 2 were obtained. Comparative Example 1 Example 1 except that the film temperature was 150°C.
The same procedure as above was carried out, and the results shown in Table 2 were obtained. Example 8 The same procedure as in Example 1 was conducted except that Sample A was integrated into a 15 μm thick polyethylene terephthalate film by dry lamination and no aluminum foil was used as a support. The haze value of the laminate after melting and quenching was 18%, and the haze value after heat treatment was 22%, resulting in a composite with good transparency.
【表】【table】
Claims (1)
デツクス0.1〜40g/10minであり、720cm―1と
731cm―1の吸光度比A720/A731が0.5以上である
エチレン―プロピレンブロツク共重合体または上
記エチレン―プロピレンブロツク共重合体を50%
以上含むポリオレフイン樹脂とのブレンド物から
なる不透明な厚さ1mm以下のシート、フイルム
を、 a 表面が平滑で耐熱性の良好な支持体に固定し
たのち、 b 融点以上の温度にて加熱溶融を行ない、しか
るのち急冷したのち支持体から分離することを
特徴とするエチレン―プロピレンブロツク共重
合体の透明なシート、フイルムの成形方法。 2 エチレン含有量3〜40%、メルトフローイン
デツクス0.1〜40g/10minであり、720cm―1と
731cm―1の吸光度比A720/A731が0.5以上である
エチレン―プロピレンブロツク共重合体または上
記エチレン―プロピレンブロツク共重合体を50%
以上含むポリオレフイン樹脂とのブレンド物から
なる不透明な厚さ1mm以下のシート、フイルム
を、表面が平滑で耐熱性及び透明性の良好な支持
体に貼り合わせて固定したのち、融点以上の温度
にて加熱溶融を行ない、しかるのち急冷して透明
化するとともに、支持体と複合化することを特徴
とするエチレン―プロピレンブロツク共重合体の
シート、フイルムの成形方法。 3 エチレン含有量3〜40%、メルトフローイン
デツクス0.1〜40g/10minであり、720cm―1と
731cm―1の吸光度比A720/A731が0.5以上である
エチレン―プロピレンブロツク共重合体または上
記エチレン―プロピレンブロツク共重合体を50%
以上含むポリオレフイン樹脂とのブレンド物から
なる不透明な厚さ1mm以下のエチレン―プロピレ
ンブロツク共重合体のシート、フイルムを、表面
が平滑で耐熱性の良好な支持体に固定したのち、
融点以上の温度で加熱溶融を行ない、しかるのち
冷却して得たシート、フイルムなどの単体または
支持体との複合体を、70℃以上融点以下の温度に
て所要時間熱処理して、耐衝撃強度に優れかつ高
剛性なシート又はフイルムなどとなすことを特徴
とするエチレン―プロピレンブロツク共重合体の
シート、フイルムの成形方法。[Claims] 1. Ethylene content is 3 to 40%, melt flow index is 0.1 to 40 g/10 min, and 720 cm- 1.
Ethylene-propylene block copolymer with an absorbance ratio A720/A731 of 731cm- 1 of 0.5 or more or 50% of the above ethylene-propylene block copolymer
An opaque sheet or film with a thickness of 1 mm or less made of a blend with a polyolefin resin containing the above is fixed on a support with a smooth surface and good heat resistance, and b. is heated and melted at a temperature above the melting point. , followed by rapid cooling and then separation from the support. 2 Ethylene content is 3-40%, melt flow index is 0.1-40g/10min, and 720cm- 1
Ethylene-propylene block copolymer with an absorbance ratio A720/A731 of 731cm- 1 of 0.5 or more or 50% of the above ethylene-propylene block copolymer
An opaque sheet or film with a thickness of 1 mm or less made of a blend of polyolefin resin containing the above is pasted and fixed on a support with a smooth surface and good heat resistance and transparency, and then heated at a temperature above the melting point. A method for forming a sheet or film of an ethylene-propylene block copolymer, which is characterized by heating and melting the copolymer, followed by rapid cooling to make it transparent and forming a composite with a support. 3 Ethylene content is 3~40%, melt flow index is 0.1~40g/10min, and 720cm- 1
Ethylene-propylene block copolymer with an absorbance ratio A720/A731 of 731cm- 1 of 0.5 or more or 50% of the above ethylene-propylene block copolymer
After fixing an opaque ethylene-propylene block copolymer sheet or film with a thickness of 1 mm or less made of a blend with the polyolefin resin containing the above onto a support with a smooth surface and good heat resistance,
The sheet or film obtained by heating and melting at a temperature above the melting point and then cooling is heat-treated at a temperature above 70°C and below the melting point for a required period of time to improve impact resistance. A method for forming a sheet or film of an ethylene-propylene block copolymer, which is characterized by forming a sheet or film with excellent properties and high rigidity.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17415080A JPS5798321A (en) | 1980-12-10 | 1980-12-10 | Formation of ethylene-propylene block co-polymer sheet or film |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17415080A JPS5798321A (en) | 1980-12-10 | 1980-12-10 | Formation of ethylene-propylene block co-polymer sheet or film |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5798321A JPS5798321A (en) | 1982-06-18 |
JPS6351096B2 true JPS6351096B2 (en) | 1988-10-12 |
Family
ID=15973544
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17415080A Granted JPS5798321A (en) | 1980-12-10 | 1980-12-10 | Formation of ethylene-propylene block co-polymer sheet or film |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5798321A (en) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60238339A (en) * | 1984-05-10 | 1985-11-27 | Nippon Petrochem Co Ltd | Tear sheet |
US5529740A (en) * | 1994-09-16 | 1996-06-25 | Jester; Randy D. | Process for treating liquid crystal polymer film |
JP4952962B2 (en) * | 2011-03-10 | 2012-06-13 | 日本精工株式会社 | Universal joint and shaft connection structure |
-
1980
- 1980-12-10 JP JP17415080A patent/JPS5798321A/en active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5798321A (en) | 1982-06-18 |
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