JPS63501928A - メ−キャップ方法およびそのための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 メーキャップ方法およびそのための装置本発明は、客が所定の顔面メーキャップ 様式ならびにメーキャップに必要な化粧品を選択することのできるメーキャップ 方法およびそのための装置に関するものである。この方法を実施する装置には投 影手段および本方法により得られるメーキャップチャートが含まれる。

ひとつのメーキャップ様式にも多数の変形法があって、特に光の具合に応じてほ とんど意思のままに外観を変えることができる。従って、一般に、昼のメーキャ ソブは、例えば夜のメーキャップとは異なる。

化粧品は多数あるので、客は確たる基準なしにその中から適当に選択する。客は 、所定の様式にメーキャップしてもらうために美容師のもとを訪れることもある が、そのメーキャップ様式を家に帰ってからほぼ同じになるようにひとりで再現 するのは難しい。

本発明の目的のびこつは、客が美容師すなわちメーキャップ師のもとに相談に行 って客自身が自分で非常に簡単に再現できるような自分だけのメーキャップ様式 を提供してもらうサービスを受けられるようにすることである。

本発明の別の目的は、客が、自身の顔のつくり、肌の色、皮ＪＫの特徴、目およ び髪の毛の色にも、とも合った化粧品を選ぶことができるような方法を提供する ことである。

本発明のさらに別の目的は、客が自分に合った様式にメーキャップするだめの簡 単な練習専用装置を提供することである。

本発明は、メーキャップ様式をひとつ決めるには化粧品およびその正確な色合い 、さらに、メーキャップする部分の形状に関する情報が必要であるという事実に 基づくものである。

フランス国特許出願第１．２９７．３３７号には、客の目の前で、客の顔の形が 前もって大まかにスケッチされたチャートの−Ｌの所望の位置に直接メーキャッ プを施すことによりメーキャップ様式を提示する方法が既に提案されている。し かし、前もって類別された顔のタイプの中からひとつタイプを選択する場合には 顔の個性の重要な点が見逃されてしまう。さらに、この方法だとメーキャップ様 式がありふれたものになってしまう危険性がある。

アメリカ合衆国特許第３．３３９．４５３号には、ヘアスタイルを前もって選択 できる方法が記載されている。この目的で、客の髪の毛を隠した状態の写真とヘ アスタイルの写真とを同時に投影してモンタージュ写真をつくる。この方法の場 合、客の写真を撮影しておいてその写真に対して切ったりマスクしたりの作業を 行う必要があるので、かなり時間がかかる。また、写真をスクリーンに投影する ことによっては、実際にメーキャップの色合いを正確に再現することはできない 。さらに、ひとつのメーキャップ様式は彩色された多数の部分で構成されている が、この方法では正確に彩色部分を重ね合わせることができない。

適切に配置した複数の鏡でメーキャップシミュレーション装置を構成することが 考えられたに違いない。しかし、特定のメーキャップ様式をシミュレーションす るには比較的時間がかかるため、そのメーキャップ様式が完成するまで細かい作 業を行っている間ずっと客が静止しているわけにはいかない。

画像を記憶してスクリーン上に表示することのできるテレビ式のシミュレーショ ン装置も知られている。しかし、メーキャップの色合いの選択は伝送された画像 に対してしか行うことができないため、この方法は色合いの表現には十分でない 。さらに、このような装置は高価で、メンテナンスには専門家が必要とされる。

本発明のメーキャップ方法は、メーキャップを行うのに適しており、しかも肌に 実際に塗ったときの色合いを正確に再現するのにも適した不透明な媒体上に客の 顔の像を形成し、この像の適当な位置にメーキャップを施すことにより個性に合 ったメーキャップ様式を提供することを特徴とする。客は、このメーキャップ様 式を自分で容易に再現することができる。

媒体は、戻影面としての機能とメーキャップ面としての機能がある。本発明にお いては反射像に対して作業を行うことが重要である。というのは、通常のメーキ ャップを施すことができるのは透過像に対してではなく、反射像に対してだから である。従って、客はメーキャップの状態と色合いの配置状態を示している媒体 を持って帰ることができるのでメーキャップ位置がどこであるのかを後のために 残しておくことが可能である。この結果、客は自分だけのメーキャップ様式を容 易に再現することができる。

本発明においては、単に化粧品に近いというだけの着色剤を用いるのではなく化 粧品そのものを直接使用して作業を行う。さらに、最初に投影した写真から得ら れる像を反転させることにより、媒体上に客の顔の反射像、すなわち鏡に写る像 が得ることができる。

本発明の方法の別の特徴によれば、顔の像は、適当な媒体上に露出過度のスライ ドを投影することにより得られる。

今やスライドは、「ポラロイド」　（登録商標）カメラを用いて撮影した写真を もとにして作製することができる。この結果、顔の輪郭を容易に投影することが できる。投影された顔が、メーキャップしたりクリームを塗ったりするための基 準となる。写真はスライド、すなわち「透明陽画」にしておくことが好ましい。

しかし、不透明な媒体上の画像を用いて反射投影映機型の装置によりこの画像を 投影することも可能である。同様に、本発明の方法はテレビ受像機からの像に対 しても適用することができる。ただし、この場合には画像は本発明に適した媒体 に投影される必要がある。

客が店に行くときには既にメーキャップをしてしまっていることが普通である。

このメーキャップを落々さすに作業を始めることができるようにする方法が露出 過度である。露出過度にすると、既になされているメーキャップの効果をある程 度消すことができるため、媒体上に新たにメーキャップをすることができる。し かし、テストの結果、客が最初にしているメーキャップが濃すぎるのでなければ 、映写器の光を弱くすることにより正常な像が投影されうろことがわかった。

これは、像を投影することの目的が、メーキャップして覆うことになるいろいろ な部位の形態をメーキャップ師に知らせることだけにあるからである。

投影された像が消されると、スクリーン上には顔面上の様々な色の配置とその分 布状態だけが残る。メーキャップ師はこのスクリーン上に客の顔の輪郭を容易に 描き入れるこきができる。メーキャップを写真媒体上に行うことが考えられたに 違いないが、この写真媒体に特有の性質のため好ましい結果が得られない。メー キャップを施す媒体として適当なのは、ピンクまたは肌色（または、例えば露出 過度による輪郭効果を強調したい場合には灰色）をした、表面が本物の肌と同じ 状態の着色プラスチック材料である。この材料に対しては、ヒトの肌と同じ条件 下で化粧品を塗ることができる。

しかし、画像投影媒体は、裏側を構成する固いカードと表側を構成する作用面と からなる複合体であることが好ましい。

作用面は、化粧品を構成する一般的な成分である水や油を吸収する性質をもつざ らざらしたゴム処理布で構成されている。

メーキャップ師は以前は客の顔に直接メーキャップを施していたが、本発明によ れば客が示した瞬間の表情に対してメーキャップをすることができる。そして、 メーキャップのみが媒体上に永久的に残る。

本発明の別の特徴によると、投影は、利用できる化粧品や色のチャートが前もっ て印刷されている媒体上に行う。

シート状の媒体に投影された顔の一部、例えばくちびるにメーキャップを施す場 合には、メーキャップ師は参照用のパレットを構成する部分の所定の部位に使用 した口紅を付着さ　。

せる。このパレット構成部分は、像が投影される媒体の下縁部または付属の紙の 上に設ける。

第２のメーキャップ方法は、 −客の顔を２回続けて撮影し、しかも第２回目の撮影は露出過度にし、 −２つの像を、露出過度のほうの像にフィルタをかけて両者が同じ色合いとなる ように投影して並置し、−露出過度のほうの像にメーキャップを施すことを特徴 とする。

第１の像は、露出過度の像に対してメーキャップを行う際の比較対象として役に 立つ。しかし、像をひとつのみ投影する場合にも、例えばカード状の白いシート を投影面に覆せることにより、好きなときに比較用の像を見ることができる。

本発明はさらに、上記の方法を実施する装置ならびに上記の方法を実施して得ら れたメーキャップチャートにも関するものである。

本発明の他の特徴および利点は、図面を参照した以下の実施例についての説明に より明らかになろう。なお、実施例は単なる例であって、本発明がこの実施例に 限定されることはない。

第１図は、本発明の方法を実施するためのメーキャップ用ブースの斜視図であり 、 ・　第２図は、メーキャップを行っているところを上から見た図であり、 第３図は、像が投影される作業媒体の左側の部分の図であり、 第４図は、パレット、すなわち使用する化粧品が示されているチャートと化粧品 を塗る部位を示す図である。

第１図はメーキャップ用ブース４０図である。このメーキャップ用ブース４は上 部が屋根５により閉じられており、そこに映写機５が支持されている。映写機５ には回転式スライドカセット７を取りつけておぐとよい。スクリーンが映写機と 対向する位置に配置されている。このスクリーンは（第１図において）媒体の左 側部分１を占める。この左側部分１は右側部分２と連続している場合もある。媒 体を構成する２枚のシート１．２は、映写機６の軸線上直交する台３の上に配置 されている。テーブル８が台３の右方に設けてあって、その上にいろいろなメー キャップ用の化粧品が載せられている。

別の映写機、というよりは映写機６からの光線の一部がシート２を日中の光と似 た光で照らす。本発明では本物の化粧品を常に使用し、しかもその化粧品を自然 光のもとで使用する。

メーキャップ用ブース４を設けであるのは、投影された像を良好な状態で見るこ とができるよう、光の量を減らす必要のある部位が存在するからである。しかし 、十分に薄暗い部屋で直接メーキャップ作業を行うことももちろん可能である。

第２図かられかるように、メーキャップ作業中には客Ｃはメーキャップ師Ｅの隣 りに座っている。メーキャップは、客の顔の露出過度の像が投影されたシート１ に対してまず行う。

この間に客はメーキャップ師に相談することができる。

結果が思わしくない場合には、媒体のシート１および／またはシート２を取り去 って、客とメーキャップ師の両者が互いに満足するまでメーキャップをやり直す 。従って、客はメーキャップが行われる過程と使われた化粧品を知ることができ る。客の顔と似た顔を、回転式スライドカセット７を用いてシート２の上に投影 することも可能である。投影する際の明るさを調整するためには分圧器や、トラ イアックを使用した減光装置を用いることができる。この場合、メーキャップ師 は、客に適したノーキャップ法や、欠点の修正方法を教えることができる。

ノーキャップ後の状態が第３図に示されている。この図には投影された客の顔の 輪郭線１０が点線で示され、メーキャップ部位１１が実線で示されている。

一旦メーキャップが終わると、メーキャップ師Ｅは、第４図に示した印刷済のシ ートすなわちパレット２に特定のメーキャップを行うのに使用する化粧品の名前 と参照事項を記す。

字を書く代わりに、同様の目的で印刷された空欄に単にマークするだけの場合も ある。第４図かられかるように、シート２、より正確にはシートの一部には女性 の顔が半分だけ前もって印刷されている。通常メーキャップされることになる部 位１３、例えばくちびるもやはり前もって印刷されていて、同様に前もって印刷 されている四角形の空欄１２と矢印で結ばれている。メーキャップ師は、使用す る化粧品の名前とその他に必要な任意の参照事項を空欄１２に記入する。客は、 使用した化粧品とその化粧品を塗る顔面上の位置を忘れないために、シートＩと ２を自宅に持ち帰る。従って、客は、メーキャップ師にメーキャップしてもらっ た様式を再現するにはどの化粧品をどのように使用するかを知ることができる。

本発明の別の実施例（図示せず）によれば、露出過度の像をひとつのみ用いる代 わりに、露出過度の像と正常な像を同時に使用する。２つの像は、並置されるよ うに投影する。その際、露出過度の像の光路の途中にはフィルタを取り付けて、 ２つの像が投影面で同じ光強度となるようにする。簡単のため、像をひとつのみ 投影してこの像に対してメーキャップを行うこともできる。従って、客は、その 時点での自分のメーキャップと、メーキャップ師が推薦した化粧品を先に説明し た実施例の第３図に示すように配置したメーキャップとを比較することができる 。本実施例においては当然シート２は必要ない。このシート２の位置には自分の ノーキャップ前の顔が写っている。メーキャップ師は使用した化粧品の名前をシ ート１に記入する。つまり、先の場合と同様、ノーキャップ前現用に持って帰る のはこのシート１である。

国際調査報告 Ａｈ”ＮＥＸ　Ｔｏ　ＴＦ、Ｅ　ＩＮＴＥＲＮＡＴＩＯＮＡＬ　５ＥＡＲＣＦ、 ＲＥＰＯＲＴ　０ＮＩＮＴＥＲＮＡＴＩＯＮＡＬ　ＡＰＰＬＩＣＡＴＩＯＮ　Ｎ ｏ、　ＰＣＴ／ＹＲ８６１００３１２（ＳＡ　１４５１７）ＦＲ−Ａ−１２９７ ３３７、Ｎｏｎｅ ＵＳ−Ａ−３３３９４５３Ｎｏｎｅ ＦＲ−Ａ−２３４３２９８３０／○９／７７　ＥＥ−Ａ−８８９１８７０１／１ ０／８１ｒＲ−Ａ−２３９２６２６２９／１２／７８　Ｎｏｎｅ　＼ＦＲ−Ａ− １５Ｂ２１９６　２６１０９／６９　ＮｏｎｅＦＲ−Ａ−２１７８４４１０９／ １１／７３　Ｎｏｎｅ

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. １．客のメーキャップ方法であって、客の顔の像を、投影面ならびにメーキャツ プ面としての機能をもつ、メーキャップするのに適し、かつ、肌に塗ったときに 正確にメーキャップの色合いを再現することのできる不透明な媒体（１）上に投 影し、この投影像の適当な部位にメーキャップを施して所望のメーキャップ様式 を完成させることを特徴とする方法。
2. ２．顔の像はスライドを上記媒体（１）上に投影することにより形成し、該スラ イドは顔の主要部（１０）のみを再現することを特徴とする請求の範囲第１項に 記載の方法。
3. ３．投影面（１）はチャート（２）を備え、該チャートには使用する化粧品に関 する情報を記入するとともに化粧品のサンプルを塗布することができることを特 徴とする請求の範囲第１項に記載の方法。
4. ４．上記チャート（２）上には女性の顔の概略図を前もって印刷しておき、この 概略図上には、メーキャップされる部位（１３）と、メーキャップ様式をひとつ 完成させるために利用する化粧品のリストを記載しておくことを特徴とする請求 の範囲第３項に記載の方法。
5. ５．客の顔を２回続けて投影し、しかも第２回目の投影は露出過度にし、 両方の像を、露出過度のほうの像にフィルタをかけて両者が同じ色合いとなるよ うに投影して並置し、露出過度の像にメーキャップを施し、 投影面に、使用した化粧品に関する参照事項を記載することを特徴とする請求の 範囲第１項に記載の方法。
6. ６．頂部（５）に映写機（６）を備え、表面が該映写機からの投影軸線と直交す る台（３）を備えることを特徴とする、請求の範囲第１〜５項のいずれか１項に 記載の方法を実施するためのメーキャップ用ブース。
7. ７．固い裏板を備え、その表面にはわずかにざらざらしたゴム処理布を備えるこ とを特徴とする、請求の範囲第１〜５項のいずれか１項に記載の方法を実施する ための投影兼メーキャップ用媒体。
8. ８．投影面に、利用できる化粧品に関する参照事項を記すためのチャートが前も って印刷されていることを特徴とする請求の範囲第７項に記載の媒体。