JPS63500265A - 2つのコンポ−ネントの2つの幾何学軸を高精度定置する装置 - Google Patents
2つのコンポ−ネントの2つの幾何学軸を高精度定置する装置Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
2つのコンポーネントの2つの幾何学軸を高精度定置する装置
5oclete Coflexlp ならびにLaboratolre d’A
utolIla−tique at d’Analyse des 5yste
a+esとの協力の下で完成されたこの発明は、場合により液体の中に浸す2つ
のコンポーネントを予め設定した相対位置に定置する方法と装置に関する。
海底で作業を行う場合、例えば2つの異なるコンポーネントを、これを接続する
ために予め設定した相対位置に定置しなければならない場合がある(フランス特
許第2.136.291号参照)。コンポーネントは、2本の管であったり、1
本の管と、石油用の井戸、マニホルドなどの1つの構造物とであったりする(フ
ランス特許第FR−A−2,320,862号ならびに、r Diverles
s tool quickly 1nstalls 5ubsea gulde
1ines無人海底配管敷設システムJ G、M、Chateau et a
l、 pp ’IT−’19゜No、B、 Vol 17B、”Worl Oi
l” 、1973年5月、Houston Texas参照)0
この作業は、ダイパーの直接監視の下で行う場合は困難であるが、少なくとも1
台のTVカメラと照明装置を装備したロボットを用いる場合でも色々な難点があ
る。
ロボットを用いる場合は、海面のオペレータが組付け/制御作業を、したがって
ロボットのアーム(マニピュレータ)を監視する。
この方法には、コストが高く、またオペレータが目で監視できるスペースが狭い
ために不便であるという難点がある。照明装置では、直径数メートルの視野しか
確保できず、時にはわずか直径2mの視野しか確保できないこともある。この視
野は、組立てるべきコンポーネントの移動によって生じる海水の運動に伴って動
く海底の移動性沈積物によって遮られることがしばしばある。また視野が全く確
保できない場合もある。組付は精度は、オペレータが監視用に二次元の画像しか
確保できないということによって制限される。
これらの難点を軽減、解消するために、組付けるべきコンポーネントの一方に少
なくとも1つの音響発信/受信システム一体化し、他方のコンポーネントに音響
トランスポンダを取付けた定置システムが考案されている(英国特許第1.59
7.37g、2.034.471号)。この方法によれば、組付けるべきコンポ
ーネントを互いに接近させることはできるが、2つのコンポーネントを高い精度
で定置し、いくつかの継手だけで確実に接続するということはできない。
また、容量効果(effet cacacItil’)の測定によって2つのコ
ンポーネントの相対位置を設定しなければならない場合があるが、環境が導体の
場合は容量効果を測定することは不可能であり、したがってこの方法は本発明の
対象のケースには適用できない。この先行方法の1つの実施態様が米国特許第3
.497.869号に開示されている。
本発明によれば、構造が簡素で、安価であり、在来装置の不便さのない方法と装
置によって、2つのコンポーネントの2つの幾何学軸を高い精度で定置すること
ができる。本発明による場合は、プローブ(capteur)の数をフランス特
許FR−2,517.068号に開示されている方法による場合よりも少なくす
ることができる。
本発明の装置によれば、少なくとも一方を移動手段に係合させた2つのコンポー
ネントの2つの幾何学軸を高精度で相対定置することができる。本発明の装置は
、一方の幾何学軸(第1軸)に対して垂直な面内にあって、第1軸に向って発信
する少なくとも2つの発信器/受信器があり、この2つの受信器/発信器が該第
1軸と交差しない直線上に位置しており、該面外に第3発信器/受信器があるこ
とを特徴とする。
本発明の装置には、該第1軸に対して垂直であり、第3発信器/受信器と交差す
る第2面内にほぼ位置する第4発信器/受信器を備えることができる。
また、本発明の特許請求範囲内において、少なくとも一方の発信器/受信器を一
方のコンポーネントに一体化した棒体(canne)に取付けることができる。
本発明の装置は、該第1幾何学軸を有するコンポーネントが、該第1軸が回転軸
になっている回転円筒体である場合に適用できる。発信器/受信器は、円筒形コ
ンポーネントと、互いに平行であり、円筒形コンポーネントに対して接線になっ
ている2つの面とによって境界が仕切られるスペースの中に配置することができ
るO移動手段を複数の要素方向に移動させる場合は、少なくとも2つの発信器/
受信器を、各発信器/受信器から発信器/受信器が信号を送るコンポーネントま
での距離が最も短い2つの方向によって境界が仕切られる面が、移動手段の2つ
の要素方向によって境界が仕切られる面に対して平行になるように配置すること
が望ましい。この平行性は、第2コンポーネントを定置する場合に考慮するとい
うことは言うまでもない。
本発明の装置には、2つのコンポーネントを第1粗/細接近させる検知手段(m
oyen de reperage)を備えることができる。導電性液体の中で
2つのコンポーネントを定置する場合は、フランス特許第FR−2.517.0
68号に開示されている検知手段を用いることができる。
検知手段の構成要素は次のとおりとすることができるニー 第1コンポーネント
に一体化されており、該第1コンポーネントの軸線の少なくとも1点を形成する
ように幾何学的に配置された第1電極群、
−節2コンポーネントに一体化されており、該第2コンポーネントの軸線の少な
くとも1点を形成するように幾何学的に配置された第2電極群、
−第1電極群の電極に電気的に接続されている第1出力端子と、第2電極群の電
極に電気的に接続されている第2出力端子とを備えている電源、
−一方の電極具の電極を流れる電流に関するパラメータをn1定する測定手段、
−一方のコンポーネントに一体化されており、該コンポーネントの少なくとも1
つの軸先端を形成するように幾何学的に配置されている第1音響装置組、−他方
のコンポーネントに一体化されており、該コンポーネントの少なくとも1つの軸
先端を形成するように幾何学的に配置されている第2音響装置組(ここで、少な
くとも一方の音響装置組が音波を発生する)、−2つの音響装置組間の音波の伝
播の大きさを測定する手段。
本発明の1つの実施態様としては、電流に関するパラメータを測定する該手段と
、音波の伝播の大きさを測定する該手段は各々、該パラメータを示す信号と、音
波の伝播の大きさを示す信号を発する。本発明の装置はさらに、該信号を受けれ
ば該移動手段を作動させて、各電極について測定された該パラメータの値を互い
に等しくさせ、各発信器/受信器で測定された音波の伝播の大きさの値を互いに
等しくさせる自動(または非自動)制御手段を構成要素として備えている。
本発明は特に、重力によらずに平行性を維持しなげればならない、鉛直でない2
本の導管を接続する場合に適用する。したがってこの平行性を人工手段によって
確保し、維持しなければならない;大径管を海底敷設する場合は、トロリー(p
alonnier)によって管を吊り、敷設ずみの管の端部へ案内する2台の走
行うレーンでこれを行う場合が最も多い。
しかし、この案内を行う場合、視野がない場合は、TVカメラで捕えた画像(た
とえレリーフ画像111agelen reliefであっても)やダイパーの
指示では、接続すべき管端の相対的位置を再生することはできない。
それ故、接続すべき管端の位置を絶間なく測定し、走行うレーンのオペレータを
して確実な操作を行わしめる装置を開発する必要がある。
以下の説明において、発信器/受信器は変換器と考えることができる。
本発明においては、限られた数の音響プローブを用い、該音響プローブが係合す
るコンポーネントの軸を基準とするゼロでない成分信号(composante
>を該音響プローブに発生させる。
以下、添附図面を参照しながら本発明の内容をさらに詳しく解説する。
第1図は、導管の軸と、第1接近時に導管を接続すべきコンポーネントの軸とを
整合する本発明の位置検知装置の図である。
第2図は、第1図の位置検知装置の電気回路図である。
第3図は、第2図の電気回路に組合わせた音響回路の図である。
第4A〜40図は、第1接近段階の実施態様を示す。
第5図、少なくとも1枚の平板を用いて音波を反射して接近を行う実施態様を示
す。
第6図は、本発明の精密導管位置決め装置を示す。
第7図は、本発明の別の実施態様の精密導管位置決め装置を示す。
第8.9図は各々、本発明の装置の使用例を示す。
第10図は、2つの円の定置図である。
′−第11.12図は、本発明の装置の2つの実施態様を示す。
以下、1つの代表的応用例として、本発明の位置検知システムを、海底において
導管1とコンポーネント2と接続する場合に適用する場合を紹介する;一方がコ
ンポーネント2に一体化されており、他方が導管2の端部に取付けられている(
またはこの逆)2つのつがい部材で構成されている周知の継手を用いて接続する
。
コンポーネント2は例えば、海底に固定されている、あるいはまた海底に設置さ
れている管あるいは構造物(油井、容器、石油用マニホルド、浸出管(emis
saie)など)である。
接続は、走行うレーンなどによる海面操作で行うこともできるし、また水中移動
用推進手段を装置した遠隔制御ロボット5 (マニピュレータ)で行うこともで
きる。
マニピュレータは、フランス特許79/29.655(1979年12月3日出
願)「海底配管等の水中構造物用遠隔制御接続装置」に開示されているマニピュ
レータとすることができる。
つがい部材3はコンポーネント2に係合しており、つがい部材4はコンポーネン
ト1に係合している。
以下、直径の異なる、非同心の2つの円COI、c。
2を示す第10図を参照することとする。
中心CO2の円の直径両端に2つの点A、Bをとり、この直径に直行する直径の
両端に2つの点C,Dをとる。
直径ABにおいて、点Aから中心01までの距離をLlと、点Bから中心01ま
での距離をL−1とする。
同様に、点Cから中心01までの距離をL2とし、点りから中心01までの距離
をL−2とする。
Ll、LM、L2、L−2が分れば、差(Ll−L゛1)と差(L2−L”2)
をゼロにすることによって2つの円を簡単に同心にすることができる。しかし、
2つの円が同心である時の計算上の距離りは既知であるから、中心01.02の
円の直径が分れば、距離L=1、L−2を知る必要はない。したがって距離L1
、L2だけが分ればよい。
円01が円形管の断面であり、点A%Cを2つの音響変換器(発信器/受信器)
とすれば、距離L1、L2を簡単に測定することができる。円CO2は別の円形
管の断面である。Aと管との間ならびにCと管との間の超音波伝播時間測定をす
れば、水中音速を知って距離L1、L2をめることができる。言うまでもなく、
発信器/受信器は必ずしも円CO2上に位置させる必要はなく、円CO2の半径
と異なる距離02のところに位置させることもできるし、さらには各発信器/受
信器から02までの距離が違っていてもよい。
第10図の場合のように、中心01の円の直径が距離L1、L2よりも大きい場
合は、02から軸01X101Yまでの距離は各々Ll−L、、L2−Lにほぼ
等しい。言替えれば、第1円に接続しているXOIY軸系における02の座標は
既知である。この近似度は、02と01の間隔が小さくなるほど高くなる。
本発明の1つの好ましい実施態様においては、この近似を有効に行って2つのコ
ンポーネントを定置することができる。これによって、測定によって得られるデ
ータを簡単に処理することができる。
A、Cの2つのプローブから適当に距離だけ隔てて、ASCを通る管に平行な円
筒体の母線(generatrlce 陵線)上に少なくとも1つの第3プロー
ブを設置すれば、第2点0″2のXOIY軸系の座標をめることができる。
本発明は特に大径管の接続用に適用できる。
4つのプローブを用いた装置の原理図を第11図に示す。
設置ずみの軸23の管に接続すべき軸22の管に一体化されている架構体(ba
tDに2本の#J定捧体24.25が取付けられており、各棒体23.24に各
々2つの変換器AI/A2、CI/C2が取付けられている。プローブA1、C
I、A2、C2の距離L1、L2ならびにLLI、Ll2を測定することによっ
て軸22.23を一致させる。A1とC1を結ぶ線は軸22と交わらない。
A2とC2を結ぶ線も同様である。
軸22.23の相対位置をブラウン管上にディスプレイすることができる二十字
線(retieule)によって例えばXOIY軸系を描くことができる(実線
の十字が点02を示し、点線の十字が点θ′2を示す。点02は、軸22、プロ
ーブA1、C1と交差し、軸22に対して垂直である面との交点である。プロー
ブA2、C2を考える場合の点m2についても同様である。
2台の走行うレーンを操作するオペレータがトロリー(charlot)とホイ
ストを操作しながら、逐次反復によって02と01を続いて0°2と01を次第
に一致させ、。
02について、続いて0゛2についてXをゼロにし、続 。
いてYをゼロにし、続いて02に戻り、最終的に3つの点01.02.0゛2を
一致させる。これで2つの軸22.23が一致する。3つの発信器/受信器だけ
で軸22.23を整合させることができる。Ll、L2、LLl、Ll2の中の
いずれか1つの測定を省くことができる。
第11図において、プローブが取付けられている棒体は90度間隔で配置されて
いるが、必ずしもこの配置に従う必要はない。
一方のコンポーネントを操作するための移動手段は、互いに直行する複数の要素
方向に移動する。
したがって、移動手段が走行うレーンである場合は、クレーンのホイストが移動
する鉛直方向である第1要素方向と、クレーンのトロリーの移動方向に対して平
行な水平方向である第2方向と、クレーン自身が移動する方向である第3方向を
区別することができる。
一方のコンポーネントに少なくとも2つの発信器/受信器を取付け、該発信器/
受信器から該発信器/受信器が取付けられているコンポーネントの軸までの距離
が最も小さい2つの要素方向によって境界が仕切られる面が、コンポーネントを
設置すれば、移動手段の2つの要素移動方向によって境界が仕切られる面に対し
てほぼ平行になるようにすることが望ましい。
この2つのプローブの最も短い距離が、2つの要素移動方向によって境界が仕切
られる件に対して平行な1つの面に属している場合は、測定によって得られるデ
ータの処理が容易になる。
本発明は、埋設管の接続用に適用できる。
この場合は、変換器C1、C2を管の側面に取付けることは望ましくなく、管に
対して接線である2つの鉛直面26.27の中に設置することが望ましい。また
、安全確保のために装置を二重にすることができる;これを第12図に示す。
第1装置(第11図)には、先述のごとく90度間隔の2つの棒体24.25が
取付けられている(ただし、一方は、管の軸と交差する鉛直面の左手30度の位
置にあり、他方は90度の位置にある(またはこの逆)。本発明の特許請求範囲
内において、2本の棒体は、90度以外の任意の角度の配置にできることは言う
までもない。
2本の棒体28.29が取付けられている第2装置は、例えば前記鉛直面を中心
にして第1装置と対象に配置することができる。この場合は、管に印加される水
平/鉛直方向移動をディスプレイ装置の鉛直/水平基準軸に対して平行な移動に
変換するための軸回転マトリクス(matrlce de rotation
d’axes)が必要である〇上に紹介した装置には、設置ずみの、位置が既知
の管の鉛直面を基準にした、設置すべき管の水平距離を各瞬間ごとに指示する少
なくとも1つの距離測定変換器30を付加することができる。
各棒体にこの変換器を装備できることは言うまでもない。
測定棒体は、互換自在の、管状の、例えばステンレス鋼を素材とする、下記の諸
要素で構成することができるニー 距離測定変換器30、
− 雄電気コネクタ、
−両側の2つの定置測定変換器。
各変換器は、吸収性材料層を間に入れてステンレス鋼裂取容体の中に収容した圧
電小円板体(pastille piezo−electrique)とするこ
とができる。圧電小円板体は、樹脂で外部環境から絶縁する;操作条件に合った
適切な周波数の励起信号と、帰還信号を、圧電小円板体と雄電気コネクタに接続
した1本の同軸(または非同軸)ケーブルで伝送する。
変換器が傷んで棒体の中に海水が侵入するのを防止するために、変換器の後部を
樹脂で防水することができる。
各棒体は架構体31に極めて精密に取付けられており、2つの位置決め突起体に
よって位置決めし、管との関係におけるプローブの位置を正確に知ることができ
る。
接続体は、帰還信号を完全に送るために3本の要素ケーブルで構成した1本のケ
ーブルとすることができる。
ケーブルには遮蔽外装を着せ、両端には防水電気コネクタを取付ける。
変換器30はまた棒体の端部に取付けることもできるが、好ましくは架構体31
の高さに取付ける。
本発明の別の実施態様の装置としては、第1接近用としての第1図の検知システ
ムとすることができる。この装置を組付けるべき一方のコンポーネントに一体化
する。
第1図の場合、検知システム6を、例えばネジ7などの周知の手段、あるいはま
たコンポーネントを組付けた後検知システムを回収できる適切な手段によって継
手の部分3に取付ける。この検知システムの本体8は王冠形をしており、その内
径は継手部材3−4の外径よりも太きい。検知システム本体8は継手部材3と同
軸である。
この実施態様においては、精密定置装置の他に接近用装置がある。
本体8には、本体8の軸線を中心とする円周に沿って等間隔で配置された少なく
とも3つの検知器1oで構成されている第1回路が装備されている。
本体8には、本体8の軸線を中心とする円周に沿って等間隔で配置された少なく
とも3つの検知器1oで構成されている第2回路が装備されている。
第1図の場合は、4つの90度間隔の検知器で各回路が構成されている。
第1回路の検知器10は例えば、互いに絶縁し、また本体8から絶縁した4対の
電極10aslOa−;10b、10b−;10c、10cm ;iod。
10d′で構成されている。
電極10a、10b、10c、10dは、操作スイッチ12aを介して交流(ま
たは直流)電源12(第2図)の−万端子に接続されており、電源12の他方の
端子は接地されている。測定体13a〜13dが電極10a−110b゛、10
c゛、10d′の電位を測定する。測定体13a 〜13dは、電極10a゛、
10b”、10c゛、10d″の電位を示す信号を発生する。この信号が回路1
4へ送られ、同回路14がこの信号を既知の仕方で伝送する。この信号の働きに
ついては後述する。
第2回路の検知器は4つの音波発信器/受信器11a。
11b、llc、lidで構成することができる(第3図)。発信器は、例えば
圧電式発信器とすることができる。
各発信器/受信器は、例えば遠隔制御する制御回路15が発生する電気信号を受
けると一連の音波を発生し、各受信器は、1つの音波を受けるたびに電気信号を
発生し、この信号が制御回路15に同期化されている処理回路16へ送られる。
関係者にとって既知であるところの処理回路(例えば“IBM Technic
al Disclosure Bulletin ” Vol、18 N、8゜
1976年1月、参照)は、音波の発信/受信時間間隔を示す信号を発生する。
回路17がこの信号を既知の仕方で伝送する。
この音響信号は、例えば音波列を構成しているパルスの符号化信号とすることが
できることは言うまでもない。
発信器/受信器の発信ダイアダラムは、発信器/受信器が後述のごとく機能する
ように設定する。
2つのコンポーネントの接近状態を第4A〜4C図に示す。
まず最初に、マニピュレータ5の遠隔制御によって導管1の端部を部材3から距
離D(またはそれ以下)のところまで接近させる(第4A図)。距離りは例えば
1.5〜2mである。この時導管1の軸線とコンポーネント2の軸線とがα(≦
予め設定した角度αO)の角度を成している。
部材4は地電位に維持されている。スイッチ12aを投入して電極10a〜10
dを電源12に接続する。これで各電極10a〜10dと部材4との間に電流が
流れ、その強度は、電極と部材4との間隔によって決まる。電極10a゛、10
b′、10c″、10d−の電位を測定し、マニピュレータ5を操作してこの4
つの電位をほぼ等しくする。この時点で部材4の端部がコンポーネント2とほぼ
同軸になる(第4B図)。言替えれば、コンポーネント1.2が部材4の端部の
点Aにおいて同軸になる。
この時音響検知器回路を付勢する。各発信器/受信器が発生する信号が、部材4
の軸線に対して垂直な部材4の端面に当たる。各発信器/受信器について音波の
発信/受信時間間隔を測定し、マニピュレータ5を操作してこの4つの時間間隔
をほぼ等しくする。するとコンポーネント1がコンポーネント2とほぼ同軸にな
る(第4C図)。十分な同軸整合を確保するために上の手順の中の少なくとも1
つを何回か繰返さなければならない場合もある。
マニピュレータを操作して導管1を矢印Fの方向に移動し、各瞬間ごとに上の条
件を満すようにする、すなわち電極108′、10b”、10c′、10d′の
電位をほぼ等しくし、音波が4つの発振器から部材4の端部まで到達するのに要
する時間をほぼ等しくする。
上の説明から分るとおり、1つの方向において接続部材3の軸線に対してほぼ平
行な発信器/受信器の発信ダイアグラムは、部材4の端部が発信器/受信器を含
む面の中にほぼ完全に入るように音波を反射させるダイアグラムでなければなら
ない。
継手の部材3.4の差込み結合は、両部材を、少なくとも1つの回転面(例えば
円錐面)を存するつがい形状にすることによって容易化することができる。
部材4の位置決めは、例えば、指向性発信ダイアダラムの発信器/受信器に係合
しているコンポーネント2(第5図)の軸線に対して垂直にマニピュレータ5に
取付けた音波反射手板18を用いることによってより正確にチェックすることが
できる。
伝送手段14.17から信号伝送はケーブルで行うことができるが、符号化音波
列で伝送すれば物理的接続体を省くことができる。
伝送手段から発生する信号は、マニピュレータ5を遠隔操作するオペレータ向の
情報として信号値をディスプレイする面に向けて送ることができる。
しかし、本発明の1つの実施態様としては、伝送手段14.17は、マニピュレ
ータ5に取付けられている受信器に向けて音響情報信号を伝送する。受信器に接
続している既知の制御回路がマニピュレータ5の移動手段を自動的に働かせ、コ
ンポーネント1.2の接近段階において両コンポーネントの同軸整合を維持せし
める。
装置6はまた部材4やマニピュレータ5に一体化できるということは言うまでも
ない。
コンポーネント1.2の接続時の精密同軸整合は、本発明の1つの実施態様とし
ての精密位置決め装置によって確保する。
この位置決め装置を第6.7図に示す。この装置の構成要素としては、本体8の
円筒中空部9内に収容されており、継手の部材3の軸線に対してほぼ垂直な面内
に位置している少なくとも2つの音響発信器/受信器20゜20aと、別の面内
に位置している第3発信器/受信器21がある。これらの発信器/受信器は径方
向に音響信号を放出する。
第1、第2発信器/受信器は部材3の軸線の1点と同軸ではない。
部材4の位置に関して、各発信器/受信器について音波の発信と反射音波の受信
との間の時間間隔を測定し、続いて部材4を△Lだけ軸線方向に移動させ、先の
測定を繰返し、部材3の位置を調節して、すべての発信器/受信器の該時間間隔
を部材3.4の所望定置の予め設定した値になるようにする、すなわち部材3.
4を同軸整合する。
別の実施態様の精密位置決め装置の構成要素としては、本体8の円筒中空部9内
に収容されており、部材3の軸線に対して垂直で第3発信器/受信器が含まれて
いる面内に位置しており、径方向に信号を放出する第4発信器/受信器21aが
ある。かくして、第1対発信器/受信器は、部材3の軸線に対して垂直な第1面
内に位置しており、第2対発信器/受信器は、部材3の軸線に対して垂直な第2
面内に位置している。この2つの対発信器/受信器は、相異なる径方向面内に位
置している。この条件の下で、部材3.4の同軸整合は、各発信器/受信器につ
いて音波の発信と反射音波の受信との間の時間間隔を測定し、部材3の位置を調
節して該時間間隔を等しくし、予め設定した値に等しくすることによって確保す
ることができる。
言うまでもなく、発信器/受信器が部材3の軸線から同じ距離だけ隔たった位置
にない時は、音波の発信と反射音波の受信との間の時間間隔を各々予め設定した
相異なる値に等しくしなければならない。一般的に言って、該時間間隔の予設定
値は、定置すべき部材の形状と、部材に対する発信器/受信器の位置によって決
まる。
本発明は、その特許請求範囲内において、上に紹介した実施態様以外の様々な実
施態様が可能である。上に紹介した実施態様においては、同軸整合すべき軸線を
中心とする回転形状を有する2つの部材3.4を接合する場合を考えた。
そうでない場合は、部材4の軸線を中心にして適切に配置した電極を部U’ 4
に係合させ、この電極を電極10a〜10dの電位と異なる同電位に維持する。
一般的には、一方のコンポーネントに係合する電極と音響発信器/受信器を、こ
のコンポーネントの軸線の少なくとも1点を形成するように配置し、電位と音波
伝播の値が、2つのコンポーネントが同軸整合した時に、配置を基準にして予め
設定した値に等しくなるようにする。
また、コンポーネント周囲の電極や音響発信器/受信器の配置は、2つのコンポ
ーネントを同軸整合させるのみならず、2つのコンポーネントを整合軸を中心に
して正しく定置させるように設定することができる。
上に紹介した実施態様においては電極10−、、、の電位を測定する場合を紹介
したが、一般的には、電極を通過する電流、電極と部材4との間の電気抵抗など
、電位以外の電気パラメータを測定することが可能である。
上に紹介した実施態様においては、組付けるべき2つのコンポーネントの中の一
方の端部を移動させて両コンポーネントを接合する場合を考えたが、実際の工事
においては、2つのコンポーネントの重量ならびに寸法の関係から必ずしもそう
できないことがある。例えば長さの極めて大きい2本の管は、海中に水没させる
と一方の管の端部を他方の管の端部との関係において移動させることが困難にな
る。
2本の管3.4(第8図)が、水没させた状態で互いに接近しているが、直接接
続できない場合が少なくない。
この場合は第8図に点線で示す中間継手109を用いる。
この継手はしばしば“スリーブ継手°と呼ばれ、ダイパーがゲージでコンポーネ
ント3.4の端部の相対位置を2IIIJす、それに合せて作る。
本発明によれば、ダイパーが不要であり、ダイパーが到達できないような深い海
底においても2本の管を接続することができる。
そのために、本発明の装置6は、基準座標系を基準にして位置を常に正確に知る
ことのできる既知の移動体110に係合させる。
第9図に示すごとく、移動体110を先述のごとく移動させ、本発明の装置6(
第1図)を第9図において点線で示すコンポーネント3の端部に定置する。続い
て、基準座標系を基準とする移動体110の位置を測定する;この位置が基準座
標系におけるコンポーネント3の端部の位置である。
続いて移動体110を移動させ、装置を部材4の端部(第9図において点線で示
す位置)に定置し、該基準座標系における移動体110の新たな位置を測定する
;この位置が基準座標系における部材4の端部の位置である。
これで2つのコンポーネント3.4を接続するスリーブ継手を簡単に作ることが
できる。このスリーブを例えばロボット(マニピュレータ)(図示しない)を利
用して取付ける。
FIG、7
FjG、8
FIG、9
FIG、10
国際調査報告
ANNEX To THE rNTERNATI○NAL 5EARCHREP
ORT 0NFor more details about this an
nex +
Claims (5)
- (1)少なくとも一方を移動手段に係合させた2つのコンポーネントの2つの幾 何学軸を高精度で相対定置する装置において、一方の幾何学軸(第1軸)に対し て垂直な面内に第1軸に向って発信する少なくとも2つの発信器/受信器を設け 、該2つの受信器/発信器を該第1軸と交差しない直線上に位置させ、該面外に 第3発信器/受信器を設けることを特徴とする2つのコンポーネントの2つの幾 何学軸を相対定置する装置。
- (2)該第1軸に対して垂直であり、第3発信器/受信器と交差する第2面内に ほぼ位置する第4発信器/受信器を備えていることを特徴とする特許請求の範囲 第1項記載の装置。
- (3)クレーム1、2のいずれかに記載したとおりの装置にて、少なくとも一方 の発信器/受信器が一方のコンポーネントに一体化された棒体に取付けられてい ることを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第2項のいずれかに記載の装置 。
- (4)該第1軸が回転軸になっている回転円筒体であり、発信器/受信器が、円 筒形コンポーネントと、円筒形コンポーネントに対して接線をなす互いに平行な 2つの面とによって境界が仕切られるスペースの中に配置されていることを特徴 とする特許請求の範囲第1ないし3項のいずれかに記載の装置。
- (5)少なくとも2つの発信器/受信器が、各発信器/受信器から発信器/受信 器が信号を送るコンポーネントまでの距離が最も短い2つの方向によって境界が 仕切られる面が、移動手段の2つの要素方向によって境界が仕切られる面に対し て、平行になるように設置されており、第2コンポーネントを定置する場合に該 平行性を考慮するということを特徴とする特許請求の範囲第1ないし3項のいず れかに記載の装置。
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