JPS6349176Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はあゆ釣り用の針に関するものである。
あゆ釣りに用いるおとりは第３図に示したように
鼻環９で釣糸６′を接続し、鼻環９より引出した
釣糸６を魚体１０の後方に導出して釣針を取付け
る。

即ちこのおとりのあゆを他のあゆが撃退するた
め後方より襲う際、針にかゝり易くするため魚体
の後方位置に釣針を取付けるのである。

従来、あゆ釣りに用いられている釣針はいかり
型と鈎型とがあるが、いかり型は重くおとりが弱
る欠点があり、又鈎型は針先が上に向くことがあ
つて針掛りが悪い。

本考案は在来用いられているあゆ釣針の欠陥を
除去し軽量で針掛りが良く、針先の保護もできる
ものを提供することを目的とするものである。

前記の目的を充足するため本考案は次のように
構成したものである。

即ち本考案は鈎型針本体１の基端に連設した結
着部２に、おもり３を下端に設けた弾性線材４の
基端結着部５を重ねて釣糸６と共に糸ｔにより結
着し、かつ前記弾性線材基端結着部５に連続して
ほゞ平行に延長部７を屈曲形成し、浮子８を延長
部７に挿着したあゆ釣針である。尚第１図の実施
例は針本体１を１本設けたものを、又第２図に示
す実施例は針本体１を２本並設したものに実施し
てある。

本考案は上記の構成であるから、全体は浮子８
により適度に軽量となり、おとりを弱らせるおそ
れがない。又弾性線材４の先に固定したおもり３
で針先は常に下方に向き釣り易くなると共に、弾
性線材４により針本体をかばい針先を保護するこ
とができあゆ釣り針としての性能は著しく向上す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係るあゆ釣り針の一実施例を
示す側面図、第２図は釣針を２本並設した他の実
施例を示す斜視図、第３図は使用状態を示す側面
図である。 １……鈎型針本体、２……結着部、３……おも
り、４……弾性線材、５……基端結着部、６……
釣糸、ｔ……糸、７……延長部、８……浮子。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 鈎型針本体１の基端に連設した結着部２に、お
   もり３を下端に設けた弾性線材４の基端結着部５
   を重ねて釣糸６と共に糸ｔにより結着し、かつ前
   記弾性線材基端結着部５に連続してほゞ平行に延
   長部７を屈曲形成し、浮子８を延長部７に挿着し
   たあゆ釣針。