JPS6348927Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6348927Y2 JPS6348927Y2 JP12924982U JP12924982U JPS6348927Y2 JP S6348927 Y2 JPS6348927 Y2 JP S6348927Y2 JP 12924982 U JP12924982 U JP 12924982U JP 12924982 U JP12924982 U JP 12924982U JP S6348927 Y2 JPS6348927 Y2 JP S6348927Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ray tube
- container
- insulating oil
- heat exchanger
- pump
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005855 radiation Effects 0.000 claims description 16
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 13
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 4
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- 238000005192 partition Methods 0.000 description 2
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
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Landscapes
- X-Ray Techniques (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
この考案は大容量X線管の冷却構造に関する。
〔考案の技術的背景及び問題点〕
従来、大容量X線管の冷却構造は、第1図及び
第2図に示すように構成され、X線管から発生し
た熱を得て高温(約80℃)になつたX線管容器1
内の絶縁油をポンプ2で圧送し、熱交換器3を通
し、送風機4により強制空冷させ、X線管容器1
に戻している。尚、図中5はホースを示し、6は
ボツクスである。 ところが、通常のポンプは通過する絶縁油の温
度約80℃の高温とモータから発生する熱伝達を受
け、長時間稼働させると、封止部の気密性が悪化
して油漏れを生じる。従つて、絶縁油中に空気が
入り、絶縁油の高電圧に対する耐圧が悪くなるば
かりか、油漏れによりX線管の循環系としての機
能を果たさなくなる。 〔考案の目的〕 この考案の目的は、高温の絶縁油を直接ポンプ
に流入させず、熱伝達の良いタンクを通し、予め
絶縁油の温度を下げて流入させ、循環系の油漏れ
を防止した大容量X線管の冷却構造を提供するこ
とである。 〔考案の概要〕 この考案は、X線管を収容した容器から出た絶
縁油を、空盆及び過負荷装置を内蔵する放熱タン
クに入れた後、ポンプ、熱交換器に順次送り、再
び上記容器内に戻すようにした大容量X線管の冷
却構造である。 〔考案の実施例〕 この考案の冷却構造は第3図及び第4図に示す
ように構成され、従来例(第1図及第2図)と同
一箇所は同一符号を付すことにする。 即ち、図中の1はX線管容器であり、この容器
1内にはX線管が収容されると共に絶縁油が充填
されている。そして容器1の陰極側から絶縁油用
ホース5が引き出され、放熱タンク7に接続され
ている。この放熱タンク7はホースによりポンプ
2に接続され、このポンプ2はホースを介して熱
交換器3に接続され、この熱交換器3はホース5
を介して上記容器1の陽極側に接続されている。
そして放熱タンク7、ポンプ2及び熱交換器3は
送風機4と共にボツクス6内に収容されている。 この場合の立体的配置は第4図のようになり、
放熱タンク7及びポンプ2は熱交換器3に対向し
て配設され、熱交換器3に近接して送風機4が設
けられ、この送風機4からの風が熱交換器3を通
して放熱タンク7とポンプ2に当るようになつて
いる。 上記の場合、放熱タンク7は第5図に示すよう
に構成され、容器8、空盆9及び過負荷防止装置
10からなつている。即ち、容器8はアルミニウ
ム等の熱伝導の良い材料からなり、絶縁油が通過
する内部11は筒状にして両側にはそれぞれホー
ス5が接続されている。又、容器8の両開口端
は、それぞれ側板12で封止され、この側板12
の内側には、複数の絶縁油入出孔13を有する仕
切板14が容器8と一体に設けられている。更
に、この仕切板14と上記側板12との間には、
絶縁油の膨張、収縮に応じて変形するゴム製空盆
(伸縮自在袋)9が配設され、その周縁部9aが
空盆押え15により容器8に固定されている。更
に、この空盆9の外側、つまり空盆9と側板12
との間には、空盆押え15に沿つて外方へ摺動可
能な摺動板16が設けられている。この摺動板1
6には、常に内方への偏倚力を与えるべく、摺動
板16の外側には複数のスプリング17が配設さ
れている。即ち、このスプリング17の一端は摺
動板16の突出部18に嵌合され、他端は側板1
2の突出部19に嵌合されている。尚、上記摺動
板16及び側板12には、それぞれ複数の空気孔
20,21が穿たれている。更に、上記摺動板1
6の内側には、筒状ガイド22が取付けられ、こ
のガイド22には複数の空気孔23が穿たれてい
る。 さて動作時には、高温になつた絶縁油を直接ポ
ンプ2へ流入させずに放熱タンク7を通し、絶縁
油の温度を下げポンプ2へ流入させる。放熱タン
ク7は既述の如く熱交換器3を冷却させる送風機
4と対向する位置に設置され、熱交換器3を通過
した風を放熱タンク7へ当て、放熱タンク7を冷
却させて絶縁油の温度を下げる。 〔考案の効果〕 この考案によれば、X線管を収容した容器1か
ら出た絶縁油を、空盆9及び過負荷防止装置10
を内蔵する放熱タンク7に入れた後、ポンプ2、
熱交換器3に順次送り、再び上記容器1内に戻し
ているので、絶縁油の温度が著しく下がり、高温
度の絶縁油を流入させることがなく、ポンプ2の
寿命が長くなると共に、冷却効率が向上する。
又、放熱タンク7には空盆9と過負過防止装置1
0を内蔵させているので、X線管容器1及び冷却
構造が非常にコンパクトになつている。 尚、上記実施例において、高温度(80℃以上)
になる場合には、第6図乃至第8図に示すよう
に、放熱タンク7に放熱フイン24,25,26
を設ければよい。第8図の放熱フイン26は圧入
式である。通常空気30℃熱交換器を通過してくる
風は、40数℃程度になるので、上記のような放熱
フイン24,25,26を設ければ、冷却効果が
ある。
第2図に示すように構成され、X線管から発生し
た熱を得て高温(約80℃)になつたX線管容器1
内の絶縁油をポンプ2で圧送し、熱交換器3を通
し、送風機4により強制空冷させ、X線管容器1
に戻している。尚、図中5はホースを示し、6は
ボツクスである。 ところが、通常のポンプは通過する絶縁油の温
度約80℃の高温とモータから発生する熱伝達を受
け、長時間稼働させると、封止部の気密性が悪化
して油漏れを生じる。従つて、絶縁油中に空気が
入り、絶縁油の高電圧に対する耐圧が悪くなるば
かりか、油漏れによりX線管の循環系としての機
能を果たさなくなる。 〔考案の目的〕 この考案の目的は、高温の絶縁油を直接ポンプ
に流入させず、熱伝達の良いタンクを通し、予め
絶縁油の温度を下げて流入させ、循環系の油漏れ
を防止した大容量X線管の冷却構造を提供するこ
とである。 〔考案の概要〕 この考案は、X線管を収容した容器から出た絶
縁油を、空盆及び過負荷装置を内蔵する放熱タン
クに入れた後、ポンプ、熱交換器に順次送り、再
び上記容器内に戻すようにした大容量X線管の冷
却構造である。 〔考案の実施例〕 この考案の冷却構造は第3図及び第4図に示す
ように構成され、従来例(第1図及第2図)と同
一箇所は同一符号を付すことにする。 即ち、図中の1はX線管容器であり、この容器
1内にはX線管が収容されると共に絶縁油が充填
されている。そして容器1の陰極側から絶縁油用
ホース5が引き出され、放熱タンク7に接続され
ている。この放熱タンク7はホースによりポンプ
2に接続され、このポンプ2はホースを介して熱
交換器3に接続され、この熱交換器3はホース5
を介して上記容器1の陽極側に接続されている。
そして放熱タンク7、ポンプ2及び熱交換器3は
送風機4と共にボツクス6内に収容されている。 この場合の立体的配置は第4図のようになり、
放熱タンク7及びポンプ2は熱交換器3に対向し
て配設され、熱交換器3に近接して送風機4が設
けられ、この送風機4からの風が熱交換器3を通
して放熱タンク7とポンプ2に当るようになつて
いる。 上記の場合、放熱タンク7は第5図に示すよう
に構成され、容器8、空盆9及び過負荷防止装置
10からなつている。即ち、容器8はアルミニウ
ム等の熱伝導の良い材料からなり、絶縁油が通過
する内部11は筒状にして両側にはそれぞれホー
ス5が接続されている。又、容器8の両開口端
は、それぞれ側板12で封止され、この側板12
の内側には、複数の絶縁油入出孔13を有する仕
切板14が容器8と一体に設けられている。更
に、この仕切板14と上記側板12との間には、
絶縁油の膨張、収縮に応じて変形するゴム製空盆
(伸縮自在袋)9が配設され、その周縁部9aが
空盆押え15により容器8に固定されている。更
に、この空盆9の外側、つまり空盆9と側板12
との間には、空盆押え15に沿つて外方へ摺動可
能な摺動板16が設けられている。この摺動板1
6には、常に内方への偏倚力を与えるべく、摺動
板16の外側には複数のスプリング17が配設さ
れている。即ち、このスプリング17の一端は摺
動板16の突出部18に嵌合され、他端は側板1
2の突出部19に嵌合されている。尚、上記摺動
板16及び側板12には、それぞれ複数の空気孔
20,21が穿たれている。更に、上記摺動板1
6の内側には、筒状ガイド22が取付けられ、こ
のガイド22には複数の空気孔23が穿たれてい
る。 さて動作時には、高温になつた絶縁油を直接ポ
ンプ2へ流入させずに放熱タンク7を通し、絶縁
油の温度を下げポンプ2へ流入させる。放熱タン
ク7は既述の如く熱交換器3を冷却させる送風機
4と対向する位置に設置され、熱交換器3を通過
した風を放熱タンク7へ当て、放熱タンク7を冷
却させて絶縁油の温度を下げる。 〔考案の効果〕 この考案によれば、X線管を収容した容器1か
ら出た絶縁油を、空盆9及び過負荷防止装置10
を内蔵する放熱タンク7に入れた後、ポンプ2、
熱交換器3に順次送り、再び上記容器1内に戻し
ているので、絶縁油の温度が著しく下がり、高温
度の絶縁油を流入させることがなく、ポンプ2の
寿命が長くなると共に、冷却効率が向上する。
又、放熱タンク7には空盆9と過負過防止装置1
0を内蔵させているので、X線管容器1及び冷却
構造が非常にコンパクトになつている。 尚、上記実施例において、高温度(80℃以上)
になる場合には、第6図乃至第8図に示すよう
に、放熱タンク7に放熱フイン24,25,26
を設ければよい。第8図の放熱フイン26は圧入
式である。通常空気30℃熱交換器を通過してくる
風は、40数℃程度になるので、上記のような放熱
フイン24,25,26を設ければ、冷却効果が
ある。
第1図及び第2図は従来の大容量X線管の冷却
構造を示す概略構成図と斜視図、第3図及び第4
図はこの考案の一実施例に係る大容量X線管の冷
却構造を示す概略構成図と斜視図、第5図はこの
考案で用いる放熱タンクの一例を示す断面図、第
6図乃至第8図は同じく放熱タンクの変形例を示
す断面図である。 1……X線管容器、2……ポンプ、3……熱交
換器、4……送風機、5……ホース、6……ボツ
クス、7……放熱タンク、8……容器、9……空
盆、10……過負荷防止装置。
構造を示す概略構成図と斜視図、第3図及び第4
図はこの考案の一実施例に係る大容量X線管の冷
却構造を示す概略構成図と斜視図、第5図はこの
考案で用いる放熱タンクの一例を示す断面図、第
6図乃至第8図は同じく放熱タンクの変形例を示
す断面図である。 1……X線管容器、2……ポンプ、3……熱交
換器、4……送風機、5……ホース、6……ボツ
クス、7……放熱タンク、8……容器、9……空
盆、10……過負荷防止装置。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) X線管を収容した容器から出た絶縁油を、空
盆及び過負荷装置を内蔵する放熱タンクに入れ
た後、ポンプ、熱交換器に順次送り、再び上記
容器内に戻すように構成したことを特徴とする
大容量X線管の冷却構造。 (2) 上記放熱タンクは熱伝達の良い材料からな
り、上記熱交換器に対向する位置に設けられて
いる実用新案登録請求の範囲第1項記載の大容
量X線管の冷却構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12924982U JPS5951440U (ja) | 1982-08-27 | 1982-08-27 | 大容量x線管の冷却構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12924982U JPS5951440U (ja) | 1982-08-27 | 1982-08-27 | 大容量x線管の冷却構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5951440U JPS5951440U (ja) | 1984-04-04 |
JPS6348927Y2 true JPS6348927Y2 (ja) | 1988-12-15 |
Family
ID=30292915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12924982U Granted JPS5951440U (ja) | 1982-08-27 | 1982-08-27 | 大容量x線管の冷却構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5951440U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2769286B2 (ja) * | 1993-12-28 | 1998-06-25 | 日本碍子株式会社 | 放熱装置 |
US6963632B2 (en) * | 2003-05-22 | 2005-11-08 | Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc | Optimized x-ray tube cooling device |
-
1982
- 1982-08-27 JP JP12924982U patent/JPS5951440U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5951440U (ja) | 1984-04-04 |
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