JPS63475Y2 -

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【考案の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この考案は装飾用又は置物として使用されるび
んに関するものである。

〔従来の技術〕

従来の装飾用、置物のとしてのびんは、びんの
口から又はびんの底部を切断して装飾物を挿入し
た後接着して装飾用びんが製造される。

〔考案が解決しようとする問題点〕

しかし、上記の装飾用又は置物としてのびん
に、液体を入れて見る方向によつて変化を楽しむ
びんはないものである。

そこで、この考案は液体を入れたとき見る方向
によつて像が変化するびんを提供するものであ
る。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、この考案は、所定
形状の外側びん体内に、底部を同一にし、液体を
入れたとき外方から見る位置によつて該外側びん
体の内面に接近又は離反するように内側びん体を
配置して一体設した構成とされている。

〔実施例〕

以下本考案の一実施態様を表わした図面に基づ
いて説明する。

この考案の装飾用びん体は、外側びん体１とこ
の外側びん１内に一体に配置される内側びん体２
とから構成されている。

前記外側びん体１は第１図図示のように先細り
形状の筒体形状、若しくは第３図図示のように胴
部を膨出させた形態のもの、又は第５図図示のよ
うに胴部の一部を内側びん体２との関係で、人間
の口周辺を形取つた形状とされている。

他方、内側びん２は、第１図，第２図示のよう
に最大直径が外側びん体１の内径よりも少さくし
たワイングラスを形取つた形状、また第５図図示
のように、外側びん体１の人間の口の周辺を形取
つた形状に対応させて同様に人の口周辺を形取
り、外側びん体１の口周辺と対向する位置に設け
られている。

また、この外側びん体１と内側びん体２の底部
は同一にし配置し、一体設されている。なお、内
外側びん体１，２の色彩は互いに異なるもの又は
両者共透明、半透明のものとしてもよいものであ
る。また、材料としては、ガラス、プラスチツク
等合成樹脂で製作されている。

〔作用，効果〕

上記のように構成した外側びん１に液体例えば
水，酒や、色付きの水，酒を一杯入れると、液体
によつてレンズ現象が生じ、外方から見る角度や
位置によつて外側びん体１の内面と内側びん体２
の外面とが接近したり離反して様々な像を作る。

従つて、見る角度位置によつて、液体を介して
外側びん体と内側びん体とが結合したり、接近し
たりして様々な像を楽しむことができ、装飾用又
は置物として極めて有用なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は装飾用びん体の斜視図、第２図は第１
図の中央縦断面図、第３図は外実施例のびん体の
斜視図、第４図は第３図の中央縦断面図、第５図
は別実施例のびん体の斜視図、第６図は第５図の
中央縦断面図である。

【実用新案登録請求の範囲】

所定形状の外側びん体内に、底部を同一にし、
液体を入れたとき外方から見る位置によつて該外
側びん体の内面に接近又は離反するように内側び
ん体を配置して一体設してなる装飾用びん体。