JPS6347398Y2 - - Google Patents

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JPS6347398Y2
JPS6347398Y2 JP14965380U JP14965380U JPS6347398Y2 JP S6347398 Y2 JPS6347398 Y2 JP S6347398Y2 JP 14965380 U JP14965380 U JP 14965380U JP 14965380 U JP14965380 U JP 14965380U JP S6347398 Y2 JPS6347398 Y2 JP S6347398Y2
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JP
Japan
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tundish
integral structure
wall
bricks
tundish body
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JP14965380U
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JPS5776955U (ja
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  • Continuous Casting (AREA)
  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、鋼の連続鋳造設備に付属するタンデ
イツシユに関するものである。
このタンデイツシユは、その設備の規模にもよ
るが、その幅は1000〜1500m/mさらにはこれを
超えるもの、長さは2000〜6000m/mさらにはこ
れを超えるものもあり、しかもその厚さが65〜
200m/m程度と薄いことから、従来はこれを一
体構造として作ることは全く考えられていなかつ
た。
そして、従来のタンデイツシユの構造は、第1
図に示すように、厚さ例えば30m/m、65m/
m、75m/mのパーマネントライニング層aと、
その内側にJIS並形煉瓦、標準形煉瓦または横ゼ
リ煉瓦を水平積み或は傾斜積みしたウエアライニ
ング層bとを設け、そのウエアライニング層bの
厚みは、例えば65m/m、75m/m、114m/m、
130m/mを有するものが一般的である。この他、
パーマネントライニング層aの内側に断熱ボード
を内張りする方法。或は不定形耐火物を現場鋳込
みする方法が行われている。
この一般的に行われている並形煉瓦、横ゼリ煉
瓦を組合せて構築する方法は、その小型煉瓦をモ
ルタルをかませながら積み上げるものであるた
め、構築に特殊な技術と多くの手間を必要とする
と共に、煉瓦と煉瓦との間に謂ゆる目地が出来る
欠点がある。この目地には操業中溶湯が浸入し易
く、損傷が早くてタンデイツシユの寿命を低下さ
せることになる。また、断熱ボードを内張りする
方法は、断熱ボードにおける通常の耐火物の1/10
以下の熱伝導率を利用するものであり、断熱ボー
ド表面が高熱にさらされてもその表面だけが発
泡、溶融する熱アブレーシヨン効果を利用するの
であるが、断熱ボード自体に断熱性をもたせるた
めに紙、パルプなどの有機繊維、ガラスフアイバ
ーなどの無機繊維、さらには断熱ボードに強度を
附与するために発熱性の金属およびこれらの酸化
促進剤を配合し、熱硬化性樹脂、ケイ酸ソーダな
どの有機、無機質バインダーで固めた通常30〜40
m/m厚みの板を内張りする必要があり、耐火煉
瓦に較べて耐久性に難点があつて連続鋳造用には
使用出来ない欠点がある。さらには、不定形耐火
物を現場鋳込みする方法が試みられているが、ミ
キサーなどの混練設備、鋳込枠を必要とすると共
に、均一な鋳込が困難であり、施工後の充分な乾
燥ができず、操業に際して溶湯が接触することに
より爆裂する恐れがあるなど問題が多い。
本考案は、これらの欠点を除去することを目的
とするものであり、外側壁内に配設するタンデイ
ツシユ本体を耐火煉瓦によつて一体構造として作
ることにより、タンデイツシユ本体の取扱いが容
易となり築炉作業が極めて簡単であつて、築炉時
間を大幅に短縮することができるタンデイツシユ
を提供するにある。
また、本考案の他の目的とするところは、外側
壁内に配設するタンデイツシユ本体を耐火煉瓦に
よつて一体構造として作ることにより、タンデイ
ツシユ本体の壁、底共に目地部がなく、従来のよ
うな目地損傷をなくして耐久性を増して耐用命数
の長いタンデイツシユを提供するにある。
さらに、本考案の他の目的とするところは、外
側壁内に配設するタンデイツシユ本体を耐火煉瓦
によつて一体構造として作ることにより、タンデ
イツシユ本体を予じめ工場において生産すること
ができるので、その生産されるタンデイツシユ本
体を構成する耐火煉瓦は均質なものとなると共
に、その乾燥を充分なものとして強度を附与する
ことができ、操業に際しての爆裂、或は亀裂の発
生などを防ぐことができる安全なタンデイツシユ
を提供するにある。
さらにまた、本考案の他の目的とするところ
は、タンデイツシユ本体における底面の両側間に
作業用フツク支持板を取付ける取付板を設けるこ
とにより、築炉に際して、一体構造としたタンデ
イツシユ本体のクレーンなどによる吊り込み作業
を可能にし、その築炉作業が極めて容易であるタ
ンデイツシユを提供するにある。
即ち、本考案はタンデイツシユ本体を外側壁内
に嵌合する形状に耐火煉瓦により一体構造に成形
し、その一体構造としたタンデイツシユ本体にお
ける底面の両側間に作業用フツク支持板を取付け
る取付板を設けたことを特徴とするタンデイツシ
ユの構造を要旨とするものである。
次に、本考案を図示実施例に従つて説明すれ
ば、1は外側壁であつて、タンデイツシユの外側
全体を囲みこれを保護するためのものであり、通
常鉄製のものとして作られ、必要によりその内側
に小割煉瓦からなるパーマネントライニング層を
設けることもある。2はタンデイツシユ本体であ
つて、一体構造の耐火煉瓦によつて構成され、第
4〜5図に示すように外側壁1内に嵌合する形状
に作られている。この一体構造のタンデイツシユ
本体2は、設備されるタンデイツシユの規模によ
るが、その長さは2000〜6000m/m或は6000m/
mを超える場合もあり、また一体構造のタンデイ
ツシユ本体21個の重量は1500〜6000Kg或は6000
Kgを超える場合もある。従つて、この一体構造の
タンデイツシユ本体2を形成する耐火煉瓦は、従
来の耐火煉瓦における形状、大きさ、重量におい
て全く異なるものとなる。また、この一体構造の
タンデイツシユ本体2を構成する耐火煉瓦の素材
としては、特定な材質に限定するものではなく、
ロー石質、高アルミナ質、炭珪質、塩基性質など
の何れでもよく、タンデイツシユの操業に対応し
た材質を選定すればよいのであつて1種類、或は
数種類のものを組合せて使用することもできる。
また、タンデイツシユの損傷が一般的に大きいス
ラグライン、地金付の多い底部などの箇所には部
分的にスラグに対する対蝕性の大きさに高品位材
料、或はメタルスラグに対する濡れ抵抗の大きい
黒鉛、炭化珪素などを組合せた材料を選択的に使
用して損傷バランスをとつてタンデイツシユ全体
の寿命延長を計ることもできる。この一体構造の
タンデイツシユ本体2は、工場において鋳込生産
をすることができるので、鋳型の形状、鋳込の方
法などの選択を自由に行うことができると共に、
鋳型全体を振動装置に掛けて均質な充填を行うこ
とができる。また、その成型後、乾燥を自由に行
うことができるので充分な強度を附与することが
できる。乾燥手段としては、天日による自然乾
燥、熱風乾燥、加熱乾燥などにより自由に行うこ
とができる。均質に乾燥するためには熱風乾燥す
るのが効果的であり、高温のものを急激に使用す
ることなく、低温のものから使用し時間を掛けて
乾燥するのが望ましい。
このようにして作られた一体構造のタンデイツ
シユ本体2は、外側壁1内に配設されるものであ
り、その外側壁1内と一体構造のタンデイツシユ
本体2との間に断熱材3を充填してこれを支持す
る。この断熱材3としては、モルタル、キヤスタ
ブルなどの不定形耐火物、または耐火断熱煉瓦、
耐火断熱ボードなどが採用される。4は押え煉瓦
であつて、一体構造のタンデイツシユ本体2の上
部と外側壁1との間に挿入され、一体構造のタン
デイツシユ本体2を固定するものである。5は湯
取出口用耐火煉瓦であつて、外側壁1の底部所定
位置に配設されるものであり、一体構造のタンデ
イツシユ本体2に設けられたテーパーを有する取
付穴6に対してモルタルなどの不定形耐火物7に
よつて固定される。8は湯当り用耐火煉瓦であつ
て、湯取出口用耐火煉瓦5と同様に一体構造のタ
ンデイツシユ本体2に設けられたテーパーを有す
る取付穴9に対して不定形耐火物7によつて所定
位置に固定されるのである。10は取付板であつ
て、鉄製などの金属板で構成されており、一体構
造のタンデイツシユ本体2の製造時に、その底面
の両側間に対して一体的に成形するのがよく、一
体構造のタンデイツシユ本体2を吊り込む際の作
業用フツク支持板を取付けるためのものである。
この底面の両側間に設けられる取付板10は、底
面全体を被うものであつてもよい。なお、作業用
フツク支持板と取付板10とは、本来一体のもの
であつてもよい。
本考案のタンデイツシユは叙上のように構成さ
れており、外側壁1内に配設するタンデイツシユ
本体2が一体構造に作られているので、タンデイ
ツシユ本体2の取扱いが容易となり築炉が極めて
簡単であつて、築炉時間を大幅に短縮することが
できる実益を有する。
また、本考案にあつては、外側壁1内に配設す
るタンデイツシユ本体2を一体構造に作られてい
るので、タンデイツシユ本体2の壁面、底面に目
地部分がないから、従来のように目地損傷の恐れ
が全くなく、耐久性が優れ、耐用命数を大幅に延
長することができる実益を有する。
さらに、本考案による時には、外側壁1内に配
設するタンデイツシユ本体2を一体構造として作
るものであるから、その一体構造のタンデイツシ
ユ本体2を予じめ工場において振動鋳込生産する
ことができるので、タンデイツシユ本体2を構成
する耐火煉瓦は均質なものが得られると共に、生
産されるタンデイツシユ本体2を形成した一体構
造の耐火煉瓦を充分に乾燥することが可能であ
り、充分な高強度を附与して、操業に際して溶湯
が接触しても爆裂、或は亀裂の発生などを防止す
ることができる実益を有するのである。
さらにまた、本考案による時には、タンデイツ
シユ本体2を一体構造とし、タンデイツシユ本体
2における底面の両側間に作業用フツク支持板を
取付ける取付板10を設けたものであるから、築
炉に際して、従来予測し得なかつたタンデイツシ
ユ本体2のクレーンなどによる吊り込み作業を可
能にして、その築炉作業を極めて容易にすること
ができる実益を有する。
【図面の簡単な説明】
図において、第1図は従来のタンデイツシユを
示す縦断側面図、第2図は本考案の実施例を示す
平面図、第3図は同じく縦断側面図、第4図は一
体構造耐火煉瓦の平面図、第5図は同じく縦断側
面図である。図中の符号を説明すれば、次の通り
である。 1は外側壁、2はタンデイツシユ本体、3は断
熱材、4は押え煉瓦、5は湯取出口用耐火煉瓦、
6,9は取付穴、7は不定形耐火物、8は湯当り
用耐火煉瓦、10は取付板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タンデイツシユ本体を外側壁内に嵌合する形状
    に耐火煉瓦により一体構造に成形し、その一体構
    造としたタンデイツシユ本体における底面の両側
    間に作業用フツク支持板を取付ける取付板を設け
    たことを特徴とするタンデイツシユ。
JP14965380U 1980-10-22 1980-10-22 Expired JPS6347398Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14965380U JPS6347398Y2 (ja) 1980-10-22 1980-10-22

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14965380U JPS6347398Y2 (ja) 1980-10-22 1980-10-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5776955U JPS5776955U (ja) 1982-05-12
JPS6347398Y2 true JPS6347398Y2 (ja) 1988-12-07

Family

ID=29509030

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JP14965380U Expired JPS6347398Y2 (ja) 1980-10-22 1980-10-22

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JPS5776955U (ja) 1982-05-12

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