JPS6344419B2 - - Google Patents

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JPS6344419B2
JPS6344419B2 JP54067357A JP6735779A JPS6344419B2 JP S6344419 B2 JPS6344419 B2 JP S6344419B2 JP 54067357 A JP54067357 A JP 54067357A JP 6735779 A JP6735779 A JP 6735779A JP S6344419 B2 JPS6344419 B2 JP S6344419B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
sintered
crushing
mass
axis
Prior art date
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JP54067357A
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English (en)
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JPS55162358A (en
Inventor
Uradeimiroitsuchi Bajireuitsuchi Serugei
Kuzumitsuchi Borisukin Iwan
Serugeeuitsuchi Buragin Yurii
Serugeeuitsuchi Bikofu Mihairu
Igunacheuitsuchi Gubanofu Uarenchin
Mironoitsuchi Iwanofu Uradoren
Uit
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SHIBIRUSUKII METARURUGICHESUKII INST IMENI SERUGO ORUDOZONIKIDOZE
Original Assignee
SHIBIRUSUKII METARURUGICHESUKII INST IMENI SERUGO ORUDOZONIKIDOZE
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Filing date
Publication date
Application filed by SHIBIRUSUKII METARURUGICHESUKII INST IMENI SERUGO ORUDOZONIKIDOZE filed Critical SHIBIRUSUKII METARURUGICHESUKII INST IMENI SERUGO ORUDOZONIKIDOZE
Priority to JP6735779A priority Critical patent/JPS55162358A/ja
Publication of JPS55162358A publication Critical patent/JPS55162358A/ja
Publication of JPS6344419B2 publication Critical patent/JPS6344419B2/ja
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  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)
  • Disintegrating Or Milling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、鉱業及び冶金に関し、特に凝結団塊
を破砕する方法と装置に関する。
本発明は、凝結団塊を破砕し、焼結塊の形状及
び機械的強度を安定化させるのに有効に使用する
ことができる。
本発明は、また大きい石炭の小塊、スラグ等
(特に熱いとき)、板石ブロツク、冷凍材料及び他
のものを破砕するためにも用いることができる。
本明細書に於て用いられる用語は次の通りであ
る。
凝結団塊という用語は、鉄鉱の精鉱、焼結鉄
鉱、石灰石、固体燃料(粉末コークス、石炭、
等)及び他の成分から成る。焼結した凝結装入物
を示すのに用いられる。燃料の燃焼の際、前記の
成分は溶融し、次いで固化し、強固に凝結した団
塊となる。
焼結ケーキ(スラブ状の凝結団塊)という用語
は、例えば矩形のスラブのような、所定の幾何学
的形状を持つ凝結団塊を意味する。
焼結塊という用語は、特定の大きさの塊に砕か
れた凝結団塊であると理解される。
標準焼結塊という用語は、凝結団塊を破砕し、
適当には、微粉(0〜5mm)を高炉の製錬のため
にふるい分けした後に得られる塊状の鉄鉱材料で
あると理解される。
装入材料特に焼結塊の大きさの配合を最適にす
ることによつて、高炉の性能を他のすべての条件
を変えずに効率及びコークスの定格消費量の点で
改善することができる。
高炉の中へ装入される標準焼結塊は、微粉即ち
直径5mm未満の粒子を含んではならないというこ
とが不可欠であり、高炉製錬用の塊の好ましい寸
法は5mm乃至40mmの範囲であり、最適値は直径10
mm乃至20mmである。
現在、殆んどの高炉は、寸法範囲の上限が100
mmで、標準製品(焼結塊)中に最大5mmの微粉を
10%以上を含有する、鉄鉱材料の塊を用いて作動
している。微粉の大部分は、スキツプ内へ装入し
たときの焼結塊の破砕により生じたものであり、
この量は、直径が全体に80mmより大きい焼結塊が
高炉内を下降する際、自己破砕及び自己摩滅する
ことによつて、更に増加する。
寸法範囲の上限が例えば50mmのシンターの固ま
りを得るための現存の方法と装置は、標準焼結塊
が約50%生産される2段階又は3段階の破砕工程
及びふるい分け工程に要約され、10mm未満の微粒
子は種々の設計のふるいによつて除去される。
フラブ状の凝結団塊を破砕する主な方法は圧潰
(押圧)であり、破壊作用は、焼結ケーキの熱い
側と冷たい側へ直線的な静的圧縮力を同時に加え
ることによつて、又は、方向の異なる剪断力、或
は剥離力を熱い側と冷たい側の双方に加えること
によつて焼結ケーキの個々の部分を剪断(切断)
又は分割することによつて得られる。
凝結団塊の第1の方法による破砕は、ジヨーと
2本ロール破砕機を用いて行なわれ、第2の方法
による破砕は、歯のついた一軸形破砕機によつて
行なわれる。
装入装置から破砕装置の作用帯域へ供給された
加熱したスラブ状の凝結団塊を剪断(剥離)及び
圧潰(押圧)することからなる塊となつた密集体
を破砕する方法は公知であり、この方法では凝結
団塊が供給された後、実質的に焼結ケーキの冷た
い側に作用する一定の力を可動装置で加え、且つ
実質的に焼結ケーキの熱い側に作用する反対方向
に配向された静的反作用力を加えることによつ
て、焼結ケーキを破砕するのである。
加熱した凝結団塊を破砕する上述の寸法及びそ
の他の公知の方法の欠点は、破砕の工程における
動的な力の増大が非常に遅いということであり、
破砕装置の作動部材とこれによつて破砕される焼
結ケーキとの接触が長引くため、凝結団塊を選択
的に破砕することができず、又凝結団塊を破砕す
ることによつて得られる焼結塊の寸法範囲の上限
を如何なるものであつても調節できない。
軸上にしつかりと固定された歯付きスプロケツ
トを備えて形成された回転子が収容されたハウジ
ングと供給装置及び排出装置を有する、塊になつ
た密集体を破砕する装置は公知である。1970年に
モスクワでNIIInformtyazhmashが発行した、N.
V.Molo−chnikova教授による、
“Aglomeratsionnoye、okomkovatel′ noyei
domennoye oborudovaniye”という表題のカタ
ログの第1部の第44頁乃至第54頁を参照のこと。
この装置12は、棒ふるいを支持するベツドが
設けられている。
この装置のハウジングの前壁には、前壁が摩滅
しないように保護する金属板を設けてある。
供給装置は、ベツドの上部に取付けられてお
り、またこの供給装置は焼結ケーキを焼結機の焼
結用パレツトから持上げて外し、これを装置の作
用帯域へ供給するようになつている。
装置は、以下の方法で作動する。
スラブ状の凝結団塊の形態の、加熱した焼結ケ
ーキを持ち上げてパレツトから外し、焼結ケーキ
の熱い側を常に棒ふるいの棒の上に載せた状態で
回転子と棒ふるいとの間に入れる。毎分6回転の
速度で回転する回転子は、その歯付きスプロケツ
トによつて、スラブ状の凝結団塊の上を冷たい側
で転動し、凝結団塊を棒の間で押し、この際、焼
結ケーキの冷たい固化した部分を熱く塑性ある部
分の中へ押し込む。棒を通して押された塊の寸法
は長さ、幅及び厚さの寸法について非常に種類が
多い。これは、ふるいのスロツトの幅と厚さが等
しく長さと幅の寸法がより大きい塊でもふるいの
スロツトを通過できるからであり、これは塊の長
さと幅を制御できなくする。加うるに、凝集団塊
をふるいを通して押圧することは、凝集団塊とス
プロケツトの歯とふるいの棒との間に相当する摩
擦力を生じさせ、火格子を烈しく摩耗させる。
凝集団塊を破砕するための前記装置の主な欠点
は次の通りである。
加熱した凝集団塊の温度が最大900℃に及ぶ温
度に於ける一定の厳しい温度条件及び物理的条件
下での、火格子及び回転子の作用が行なわれると
いうこと、 冷たい凝結団塊の摩食性が大きく、破砕機の作
動部材を激しく摩耗させ、又、装置全体及び装置
の別々の構成要素が所定の寸法外の金属性の物体
により損傷を受ける危険が大きいということ、 焼結ケーキは破砕力(圧縮的)及び剪断力の作
用で破壊され、また、回転子の速度が遅い(毎分
6回転以下)ためスプロケツトの歯及び火格子に
よる材料の破砕速度が低いため、装置の効率が低
いということ、 焼結ケーキを所定の方向に沿つて破砕すること
によつて作用が行われるため、所望の(制御可能
な)上限寸法の標準製品の塊を一段階の破砕工程
で得ることができないのにふるい棒及び回転する
回転子スプロケツトを備えた装置は、スラブ状の
凝結団塊を3つの寸法について破砕するように設
計されていないため、焼結ケーキの破砕に選別性
がないということ、 加熱した凝結団塊が30mm〜40mmまで破砕されず
また、加熱した焼結塊から熱を伝達によつて除去
する上でロータの低速(毎分6回転以下)が不適
当であるため、焼結塊の表面から熱を集中的に除
去することも局部的に除去することもできないと
いうこと、これは、焼結塊冷却装置の作用面上に
装入された焼結塊が非常に大きく、またその内部
温度が非常に高いため焼結塊冷却装置の正常な作
用を妨げるのである。その理由は、 ふるいの効果を高めるための手段がないという
こと、これは、破砕物を大きさの等級に従つてふ
るいの作用面上に再分配することが不可能である
ということを意味する。
この装置は破砕物に適当な機械的作用を加える
ようになつていないため、焼結塊が形状及び機械
的強度に関して安定していないということ。
従つて、本発明の目的は、一段階の破砕工程
で、寸法の配合が最適であり且つ形状及び機械的
強度に関して安定した所望の高炉用焼結塊を得る
ことを可能ならしめる方法及び歯付きスプロケツ
トを備えた装置を提供することである。
この目的は、本発明に従つて、前記凝結団塊の
熱い側上に向けた動的衝撃によつて破砕が行なわ
れることを特徴とする凝結団塊を破砕する方法を
実施することによつて達成される。
回転子の軸線に平行な単一の軸上に固定された
歯付きスプロケツトを直列に配列することによつ
て、回転子の作用帯域へ入つたスラブ状の凝集団
塊の部分上に一群の歯で破砕打撃を同時に加える
ことができる。これのため、塊が不規則に落下す
ることを阻止し、歯の最も活動的な部分、即ちそ
の作用縁で打撃を加えられるようにしてスラブの
並進的で方向を有する規則正しい運動が可能とな
る。頂が最小支持表面積を有する歯の三日月形
は、スラブ状の凝結団塊をスラブの部分として制
約なしに装入させるスラブ状の凝結団塊は回転子
の作用帯域へ入り、歯の頂部がスラブの本体を通
り抜けるときにそこから剪断され、歯の前記三日
月形状は打撃が加えられる点に衝撃荷重を最大に
集中させる。これは、実際には、歯がスラブ状の
凝結団塊の中心以外に荷重を加えることが阻止さ
れ、凝結団塊の回転する未破砕の焼結塊が回転子
の作用帯域から不規則に突出することが阻止さ
れ、それによつて、最小の電力消費でスラブ状の
凝結団塊全体を破壊する上で破砕効果を改善す
る。
加うるに、歯の凹面により衝撃荷重を時間の点
でより効果的に集中させることができ、他方、歯
の作用面が回転子の軸線に関して半径方向に縁部
にしつかりと配置されているため、実質的に垂直
な打撃に近い衝撃を加えることができ、これのた
め衝撃荷重の集中度が高められ、より大きい破砕
効率を与える。
基部を大きくすることによつて、三日月形の歯
の機械的強度を非常に大きくする。
焼結ケーキの破砕効果の観点から最も有利なス
プロケツト歯の高さは、焼結ケーキの最大厚さに
対する歯の高さの比が(1乃至1.5)対1の場合
である。即ち、この場合、焼結ケーキがスプロケ
ツト歯で完全に切断される。
横断面についていえば、歯は、回転子の軸線に
対して直角に配列されているウエブをもつT形横
断面を有し、このウエブは打撃を加えたとき、初
めに応力集中部材即ち分割器の機能を果たす。こ
のT形のウエブは、焼結ケーキの強く白熱した部
分を大きな塊に分割し、衝撃波を発生させ、この
衝撃波はスラブ状の凝結団塊の固化部分を脆弱な
内部ブロツク部分に沿つて選択的に破壊し、冷た
く固化がより進んだ団塊が熱く固化が進んでいな
い塑性の団塊の中へ貫通するのを防ぐ。これは、
スラブ状の凝結団塊の破壊及び標準焼結塊の最適
の寸法の配合の点から見て、破砕の効果を高め
る。
T形の歯のフランジは、白熱光を発する大きな
凝結団塊の最初の破断から生ずる焼結塊を把持で
きるようにし、焼結塊の寸法は単一な列をなした
隣接するスプロケツトの歯の間に形成されたスロ
ツトの寸法を越えており、前記フランジは続いて
起る最終破砕のため、及び焼結塊の寸法及び機械
的性質を安定化させるため十分な運動エネルギを
前記焼結塊に与える。
これは、最終的に分析すると、特定の上限寸法
及び最大機械強度を有する焼結塊を生産できるよ
うにしこれは、回転子の歯が焼結塊の運転方向に
高速度(最大420r.p.m)で回転するため、白熱光
を発する焼結塊の表面を強く冷却する、方向を持
つ空気流を発生するからであり、このようにし
て、固化していないスラブ状の凝結団塊の固化及
び樹枝状結晶の骨組の形態の堅固な酸化鉄構造体
の形成を促進する。
T形断面のウエブに少くとも1つの補強リブを
固定することが有利である。これは、同じ衝撃値
に対して、より小さな上限寸法の、即ちスラブ状
の凝結団塊をより効果的に破砕できるようにす
る。
湾曲面を持つ遮蔽体を、装置のハウジングの内
側に、回転子の母線から回転子直径とほぼ等しい
距離に配置するのがよい。
この種類の遮蔽体は、大型の凝結団塊を更に破
砕する上で役立ち、焼結塊が遮蔽体の湾曲面上を
転がる際に焼結塊の種々の突起が折取られるた
め、その大きさを効果的に安定化させる。これ
は、最終的に分析すると、標準製品(焼結塊)の
すべてが特定の上限寸法を有するようにし、焼結
塊の寸法の配合を最大に安定化させる。
すべての標準製品の約50%乃至25%が遮蔽体上
で最終寸法まで破砕され、遮蔽体の高さに亘つて
より熱い焼結ケーキを処理するのが更に有利であ
る。
回転子の母線と遮蔽体との間の隙間の水平軸線
に沿つた大きさは、回転子が停止するときに焼結
ケーキの楔割れを防ぎ且つ、防護遮蔽体に歯のフ
ランジで投射された焼結塊の運動エネルギをより
効果的に利用するような大きさである。
焼結塊の大きさは、遮蔽体の湾曲面が、頂点が
回転子の軸線と同じ高さに位置決めされた放物線
として形成され且つ焼結塊の大きさを最大に安定
化させるのに十分な長さを有する場合、より効果
的に安定される。
以上提案した構造は信頼性が非常に高く且つ安
全に作動する。それは、焼結塊の製造を自動的に
行う上で容易に適合させることができ、現存する
焼結塊破砕プラントよりも小さく、又、修理及び
取替えが容易であり、標準焼結塊1トン当りに必
要な電力消費及び資本的投資を最小にし、更に、
その生産能力はそれを取付けることのできる焼結
機械の生産能力より何倍も大きい。
本発明を、添付図面を参照して単なる実施例と
して更に説明する。
凝結団塊を破砕するための本発明による方法
は、第1図に図示されており、この方法は、速度
V1で動くスラブ状の凝結団塊1に矢印Cに沿つ
て方向付けられた衝撃を作用させることによつ
て、凝結団塊を破砕することを特徴とする。スラ
ブ状の凝結団塊1は熱い側2及び冷たい側3を有
する。矢印Cに沿つた衝撃は、スラブ1の表面に
対し90゜の角度でスラブの熱い側2上に、加えら
れる。
凝結団塊の熱くて最も堅固な塑性部分に衝撃力
を集中させる。この際、衝撃エネルギの一部は、
スラブ状の凝結団塊1の熱い側2を、ガラスを破
壊するように直接的かつ機械的に破砕し、他方衝
撃波(これは弾性媒体内におけるのと同様に2000
m/s以上の速度で拡がる)のような衝撃エネル
ギの他の部分は、凝結団塊の固化した(冷たい)
部分を最も脆弱な内部ブロツク横断面領域に沿つ
て破砕し、後で破砕される最も堅固な焼結塊のみ
を破砕しないままに残す。
然しながら、最適の寸法までには破砕されず且
つ十分な量の運動エネルギを獲得した熱い塑性の
凝結団塊の破砕物の最も大きい焼結塊は、矢印D
に沿つて速度V2で移動し、90゜以下の角度で堅固
な障害物4(防護遮蔽体)上に衝突し、特定の大
きさまで破砕して回転運動を獲得し、矢印Eに沿
つて堅固な障害物4の凹形に湾曲した滑らかな表
面上に亘つて転がり、その結果、焼結塊の形状及
び機械的性質の両方を安定化する。
破砕の品質(時間と共に一定寸法に破砕するこ
と)を改善するという見地から、スラブ状の凝結
団塊1は、一定の特定の速度V1で供給され、焼
結ケーキが破砕帯域へ無秩序に落下しないよう
に、焼結ケーキの運動に沿つて精密に方向付けら
れる。
このようにして、凝結団塊の熱い側2上への衝
撃を加えることによつて、凝結団塊を選択的に破
砕できるようにし、冷たい凝結団塊を熱い塑性の
焼結ケーキと共に機械的に圧潰し混合することに
よつて、過度に破砕することをなくすことを可能
とし、高炉製錬の要件について上限寸法と大きさ
の配合が最適な標準物を得ることを可能とする。
第2図には凝集団塊を破砕するための装置が示
されている。
この装置はハウジング5を包含し、ハウジング
5は歯9をもつスプロケツト8を備えた回転子6
を収容し、スプロケツト8は回転子6の軸7上に
しつかり取付けられている。
この装置はまた供給装置及び排出装置を包含す
る。供給装置は、基本的には摩耗板で作られた作
用面11をもつ滑降斜面路すなわちシユート10
であり、これは回転子6の軸7に関して半径方向
に取付けられる。
装置のハウジング5は、鋼板と部分から溶接さ
れた、金属構造物であり、これは回転子6を取囲
む帯域が機密に作られている。
排出装置は、基本的には、側部13(第3図)
及びハウジング5の前壁14とで形成されている
出口孔12であり、出口孔12の下側は破砕され
た焼結塊をふるい分けるための装置16の作用面
15により形成されている。
この装置は、第1図の説明の際に堅固な障害物
4と名付けた防護遮蔽体17を有し、この防護遮
蔽体17は、回転子6の軸と同じ高さに頂部が位
置する放物線に近い曲線状をなし、耐摩耗性材料
から作られている。遮蔽体17の凹形の滑らかな
内側表面18は、回転子6の作用帯域内の焼結塊
の受入れ及び排出並びにそれらの寸法が最も安定
化することを保証する角度で、回転子6の周りに
設けられている。遮蔽体17は、摩耗板で内張り
した金属溶接構造体であり、この金属構造体はそ
の位置を所望の間隔をおいて調節しうるように螺
番19によりハウジング5へ固定されている。遮
蔽体17の内側表面すなわち凹形の滑らかな面1
8は、回転子6の母線から回転子6の直径φに実
質的に等しい距離L(第2図)のところで、回転
子6の水平軸線20(第3図)に沿つて取付けら
れる。距離Lは、焼結塊が遮蔽体17上に衝突す
るときの焼結塊の運動エネルギの函数であり、加
うるに、装置の緊急停止の場合に凝結団塊の楔止
めを防ぐようなものでなければならない。
本発明によれば、歯9をもつスプロケツト8
は、回転子6の内部水冷軸7の上に直列に取付け
られると共に、単一列の歯9の作用縁21(第3
図)を回転子6の水平軸線20に平行な同一線に
沿つて配置するような方法で取付けられる。然る
に、把持セクターの弧l(第2図)の長さ(スプ
ロケツトの隣接する歯の縁の間の距離)は、回転
子6の作用帯域へのスラブ状の凝結団塊1の入口
速度V1の、回転子6の歯9の回転の最適周速度
V3に対する比率により決められ、この値は実質
的に1対5に等しい。
歯9は三日月形をしており、その凹型の前面2
2は回転子6に関して半径方向に配置されてい
る。歯9は第4図に示すように断面がT形であ
り、このT形は、回転子6の軸線に対して直角に
配列されたウエブ23及び回転子6の水平軸線2
0に平行に位置決めされたフランジ24を有す
る。このT形の断面は、ウエブ23の高さに従つ
て変えることができる。
歯9がそのT形のウエブ23の端面(前面)で
当たる衝撃点に荷重を最大に加えるためには、前
記ウエブ23がスラブ1内に交互に貫通するよう
になすことが不可欠である。
歯9の三日月形は、歯9の縁21がスラブ状の
凝結団塊1の所定の部分を通り抜けるとき最小の
接触面積を与えるものであり、それ故、前記スラ
ブ1が歯9の縁21に当たるとき前記スラブ1の
速度低下を避けるものである。加うるに、スラブ
1の本体の通つた後の歯9の運動は、その縁21
の速度をスラブ1の運動方向で、少くとも、歯9
がスラブ1を通り抜けるのにかかる時間中の速度
低下に等しい値まで、即ち、1対1を以上の比率
まで低下させる傾向がある。この場合、スラブ状
の凝結団塊1の表面と歯9との接触角度が90度に
近づくならば、凝結団塊が歯9の縁21に沿つて
変位することは起らず、これは歯の材料に及ぼす
凝結団塊の摩滅作用をかなり減少させる。
加うるに、塑性の熱い凝結団塊からの焼結塊と
歯9の作用領域及び遮蔽体17の表面18、との
接触は、その上の摩滅作用を鋭敏に減少させ、そ
れ故、凝結団塊を破砕するための提案された装置
の作動部材は高度に耐摩耗性である。
歯9のT形のウエブ23は、第5図に示すよう
な補強リブを備えても備えなくてもよい。このよ
うな構造により、他のすべてのことを等しくした
まま焼結塊の上限寸法より小さくして凝結団塊を
より効果的に破砕することができる。というの
は、歯9の縁21との最初の接触で剪断された焼
結ケーキの部分が、縁21から距離ρのところで
歯9の作用帯域に設けられた補助縁25(第5
図)によつて付加的に分割されるからである。
歯9の高さhは、焼結ケーキの厚さHに対して
ほぼ(1乃至1.5)対1倍に等しい。隣接するス
プロケツト8の歯9のフランジ24の縁21の間
の距離S(第3図)は、実質的に焼結塊の特定し
た上限寸法に等しくなければならず、またスプロ
ケツト8の歯9の厚さδ(第3図)は実質的にS
に等しくなければならない。然し、歯の厚さδは
歯9の構造的強度をも関連している。
回転子6の軸受26は、t150℃で、ほこり
を含んだ大気中で運転するように設計しなければ
ならない。
焼結技術に応じて回転子の速度を平滑に調節で
きるようにするため、電動駆動装置27を直流電
流で作動するようにすることが非常に便利であ
る。
熱い側2と冷たい側3とを有するスラブ状の凝
結団塊1は、焼結機の焼結用パレツト28(第2
図)から滑り落ち、供給装置のシユート10の作
用面11の上を自由に移動しスラブ状の凝結団塊
1の運動方向に回転する回転子6の作動帯域へ特
定の速度で入る。
回転子6のスプロケツト8の歯9が、スラブ状
の凝結団塊1の熱い側部に直角に衝突し、凝結団
塊の部分を歯9の縁21でスラブ1の長さに沿つ
て剪断し、前記部分を凝結団塊の運動方向で別々
の大きな焼結塊に分割する。細かく破砕された主
として冷たい焼結塊は、隣接するスプロケツト8
の歯9の間の隙間を通して焼結塊をふるうための
装置16の作用面15上に落下するが、然るに上
限寸法まで破断されなかつた主して熱い凝結団塊
から成るより大きな焼結塊は、歯9のT形のフラ
ンジ24により把持され、このフランジ24は防
護遮蔽体17に対して前記固まりを放出する。
十分な量の運動エネルギを獲得した後、焼結塊
は慣性によつて移動し、90度以下の角度で遮蔽体
17の表面18に達し、特定した値に近い上限寸
法をもつ焼結塊に破砕される。湾曲した表面に沿
つて接線運動を行なうため、破砕された焼結塊は
回転運動を与えられて転落する。焼結塊は、突出
部分と弱い構成物のすべてが折り取られ、その表
面が強化され、遮蔽体17の表面18に沿う径路
の所定の長さを通して転がることにより丸い形を
獲得し、この工程で安定化される。
20m/Sより大きい速度で回転する回転子6と
遮蔽体17の両方が、矢印N(第1図)に沿つて
ふるい装置16に向かうかなりの空気流を発生さ
せる。シンターの十分に開かれたブロツク(最も
密な固まり)は激しく冷却され、これは最適寸法
に破断されたシンターの固まりについて特に真実
である。溶融物の残存部分の急速な凝固により、
酸化鉄の樹枝状結晶が焼結塊の中心(コア)に形
成され、この結晶は焼結塊を強化する。
このようにして、衝撃破砕(2衝撃)を受け、
形状及び機械的強度が安定化され、部分的に冷却
された焼結塊は、次でふるいにかけられて更に処
理される。
従つて、本発明による装置上での一段階の衝撃
破砕及び安定化は、寸法の配合が(高炉製錬のた
めに)最適であり、気体と相互作用するのに最も
適した形状を有し、機械的な性質が良好な焼結塊
を提供し、この焼結塊は、公知の装置で処理した
焼結塊に対して耐摩耗性及び衝撃強度の点でそれ
ぞれ2〜3倍と10%優れている。
本発明の装置の効率は、焼結機械の効率の6倍
以上であり、標準焼結塊の生産量は現存する2段
階又は3段階の焼結塊破砕方法の生産量に等しい
か又はそれより大きい。
本発明は好ましい実施態様に関して説明してき
たけれども、図面に画かれここに説明された方法
と装置について、特許請求の範囲に記載した本発
明から離れることなく数多くの変更を施しうるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、スラブ状の凝結団塊を高炉製錬に最
適な寸法の焼結塊が得られるまで本発明に従つて
破砕する連続工程を概略に示す図であり、第2図
は、凝結団塊を破砕する本発明による装置の概略
横断面図であり、第3図は、凝結団塊を破砕する
本発明による装置の破砕室の、第2図の矢印Aに
沿つて見た概略縦断面図であり、第4図は、本発
明による回転子スプロケツトの歯の、第2図の
−線に沿う横断面図であり、第5図は、本発明
による補強リブをもつT形材のウエブの、第2図
上の矢印Bに沿う概略図である。 2……熱い側、5……ハウジング、6……回転
子、7……軸、8……スプロケツト、9……歯、
17……防護遮蔽体、18……遮蔽体の内側表
面、20……回転子の水平軸線、21……作用
面、23……ウエブ、24……フランジ、h……
歯の高さ、H……凝結団塊の厚さ、L……母線か
らの距離、φ……回転子の直径。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 鉄鉱石の焼結ケーキにその熱い側2から衝撃
    を加えて破砕を行なうことを特徴とする鉄鉱石の
    焼結ケーキの破砕方法。 2 装置のハウジングが、軸上にしつかり固定さ
    れた歯付きスプロケツトで形成された回転子を収
    容すると共に、供給装置と排出装置とを包含す
    る、鉄鉱石の焼結ケーキを破砕する装置に於て、
    スプロケツト8は、軸線が滑降斜面路10の作用
    面11と同一平面内にある回転子6の軸7上に直
    列に配置され且つ焼結ケーキの熱い側に縁21で
    衝撃を及ぼす三日月形の歯9を備え、その凹面2
    2が回転子6に対して半径方向に配列され、その
    横断面が回転子6の軸20に直角に配置されたウ
    エブ23をもつと共に回転子6の軸20に平行に
    配置されたフランジ24をもつT形材であること
    を特徴とする鉄鉱石の焼結ケーキの破砕装置。 3 歯9の高さhの、破砕を受ける凝結団塊の厚
    さHに対する比が、(1〜1.5)対1であることを
    特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の装置。 4 T形の横断面のウエブ23が、該ウエブに固
    定された少くとも1つの補強リブを有することを
    特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の装置。 5 ハウジング5は、回転子6を取囲む湾曲面1
    8をもつ防護遮蔽体17を収容し、前記防護遮蔽
    体17は、回転子6の母線から回転子6の直径φ
    に実質的に等しい距離Lのところに配置されてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載
    の装置。 6 防護遮蔽体17の湾曲面18は、頂点が回転
    子6の軸線20と同じ高さに配置された放物線と
    して形成されていることを特徴とする特許請求の
    範囲第5項に記載の装置。
JP6735779A 1979-05-30 1979-05-30 Method and device for crushing lumpy aggregate Granted JPS55162358A (en)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5250163U (ja) * 1975-10-06 1977-04-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5250163U (ja) * 1975-10-06 1977-04-09

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