JPS6343977Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、主に海辺等の屋外で使用する携帯用
の枕に関する。

従来、この種の枕としては、ビニール製で膨ら
ますと枕状になるものが存在したが、この枕は単
に枕の機能しか有せず、海辺等の屋外で日光浴を
する際に日差しが眩しかつたり、或は、顔を日に
焼きたくないにも拘わらず日光浴中に顔が日焼け
してしまうという様な不都合が生じた。

本考案は、このような事情に鑑み開発されたも
ので、日差しを遮る事ができ、且つ携帯に便利な
様に折り畳める様にした枕を提供することを目的
とする。

本考案に係る折り畳み式枕につき説明するに、
その構成は、枠体１に枠体２を交差させて回動自
在に取り付け、該枠体の回動軸を介して支持杆３
を水平軸回りに回動する様に設け、該支持杆に庇
４を自在継手９を介して設け、前記枠体１とと枠
体２の上端及び下端に夫々帯体５，６を張設した
ことを特徴とする。

以下本考案を図面に示す一実施例に基づいて説
明する。

図中１は枠体であり、本実施例の枠体１は、縦
枠１ａ，１a′と横枠１ｂ，１b′とから成り、長方
形を呈する。

２は枠体であり、枠体１に、これと交差するよ
うに回動自在に取り付けられる。本実施例の枠体
２は縦枠２ａ，２a′と横枠２ｂ，２b′から成り、
略長方形を呈し、縦枠２a′には段部２ｃを設けて
ある。この段部２ｃは枠体１，２を広げた際に縦
枠１a′と当接して枠体１，２が広がり過ぎない様
になつている。また、本実施例の枠体１と枠体２
は、各々の中央部に於いて交差させ、長軸７及び
短軸８によつて回動自在に取り付けてある。

３は支持杆であり、枠体１，２の適宜箇所に水
平軸回りに回動する様に設けられる。本実施例の
支持杆３は長軸７を介して枠体１，２に回動自在
に設けてある。

４は庇であり、支持杆３に取り付けられる。本
実施例の庇４は長方形の枠体に帯体を張設して成
り、この庇４を支持杆３の上端に自在継手９を介
して取り付けてある。

５は帯体であり、枠体１上端と枠体２上端の間
に張設される。

６は帯体であり、枠体１下端と枠体２下端の間
に張設される。

以上のような構成から成る本考案は次のような
効果を有する。

本考案に係る折り畳み式枕は、庇を設けてある
ので、これによつて日差しを遮ることができ、日
光浴の際の眩しさを防ぐことができ、また顔の日
焼け防止にも役立つ。

また本考案に係る折り畳み式枕は、折り畳むと
平らになり板状となるので、携帯に便利であり、
海辺等の屋外で用いるのに適している。

さらに、庇４を自在継手９を介して支持杆３に
取り付ければ、日差しの方向によつて庇の向きを
変えることができ、且つこの庇を垂直に立てると
椅子としても使用することができ、この際、庇は
背もたれとして作用する。

なお、庇に広告等の表示を施すことも可能であ
るので、本考案に係る折り畳み式枕を景品として
用いれば、宣伝効果を発揮することができる。

以上の如く本考案は極めて実用的な折り畳み式
枕の考案である。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すもので、第１図
は本考案の斜視図、第２図イ，ロは枕を構成する
枠体の平面図、第３図は本考案の折り畳んだ状態
を示す構成図である。 １……枠体、１ａ，１a′……縦枠、１ｂ，１
b′……横枠、２……枠体、２ａ，２a′……縦枠、
２ｂ，２b′……横枠、２ｃ……段部、３……支持
杆、４……庇、５，６……帯体、７……長軸、８
……短軸、９……自在継手。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 枠体１に枠体２を交差させて回動自在に取り付
   け、該枠体の回動軸を介して支持杆３を水平軸回
   りに回動する様に設け、該支持杆に庇４を自在継
   手９を介して設け、前記枠体１と枠体２の上端及
   び下端に夫々帯体５，６を張設して成る折り畳み
   式枕。