JPS6339879Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はヒンジタイプの電磁接触器の可動接点
の構造に関する。

電磁接触器の可動接点は保守点検および取替え
が容易なものであることがのぞましい。

第１図は従来のヒンジタイプ電磁接触器の正面
図、第２図はそのＡ−Ａ視側面図、第３図はその
Ｂ−Ｂ視側面図、第４図はその可動接点の側面図
である。これらの図において１は回動軸２を回動
させる電磁石、３は復帰ばねである。回動軸２は
軸受４で支えられている。５は固定接点、６は固
定接触子支持体、７は可動接触子、８は可動接触
子支えである。可動接触子支持体８は回動軸２に
固着されており、回動軸２とともに回動する。可
動接触子７には中央部にピン穴７１が設けられて
おり、このピン穴に支持軸ピン８１を通して可動
接触子支え８の頂部に天秤状に支えられている。
可動接触子７の固定接触子と対向する側と反対側
の一方端は可動接触子支持体８との間に介装した
ばね９により上方に押上げられている。９ａはそ
の押上げ位置を規制するためのボルトである。

回動軸２が電磁石１、復帰ばね３によつて回動
するにつれて可動接触子７は固定接触子５に対し
て開閉動作を行うようになつている。

この構造では可動接触子７の取付け、あるいは
取替えの際には支持軸ピン８１を抜かなければな
らず工具を要し接点着脱が容易でないといつた欠
点があつた。

本考案は上記の欠点を除去し、可動接触子の着
脱が容易な電磁接触器を提供することを目的とす
る。

次に本考案の実施例を図面によつて以下に説明
する。第５図は本考案の実施例による電磁接触器
の側面図、第６図はその可動接触子の側面図であ
る。第１図〜第３図と同一符号で示すものは同一
部品である。図において１０は可動接触子であ
り、棒状でその中央部上面に半円状の凹み１０１
を設けており、この凹み１０１を可動接触子支持
体８の支持軸ピン８１に嵌合するようにしてい
る。したがつて可動接触子１０は接触器を釈放状
態にしてばね９を外せば容易に着脱することがで
きるようになる。

本考案によれば接触器の可動接触子が単純な構
造でその着脱が極めて容易に行えるので接触器の
保守性、信頼性が向上する効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のヒンジタイプ電磁接触器の正面
図、第２図はそのＡ−Ａ視側面図、第３図はその
Ｂ−Ｂ視側面図、第４図はその可動接点の側面
図、第５図は本考案の実施例による電磁接触器の
側面図、第６図はその可動接点の側面図である。 １……電磁石、２……回動軸、３……復帰ば
ね、４……軸受、５……固定接触子、６……固定
接触子支持体、８……可動接触子支持体、９……
ばね、１０……可動接触子。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 電磁石により回動される回動軸に固着された可
   動接触子支持体上に、中央部を回動自在に支持さ
   れ、固定接触子と対向する側と反対側の端部をば
   ねにより押上げられた棒状の可動接触子を備えた
   電磁接触子において、可動接触子の中央部の上面
   に半円状の凹みを設け、この凹みに前記可動接触
   子支持体上に設けた支持軸を嵌め込んで可動接触
   子を支持してなることを特徴とする電磁接触器。