JPS6339524A - 養豚用給餌器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本考案は養豚用給餌具に関する。

（ロ）従来の技術及びその問題点 従来一般の養豚用給餌器は給餌箱の略中央で区画板によ
り区画され、その区画板の前部を食餌室・後部を飼料室
に区画され、給餌器底部は底板で断面船底形に形成され
、その前部即ち上記食餌室下部は食餌槽とされ、後部は
上記飼料室の傾斜底板とされる。そして上記区画板の下
部に上記食餌槽底板との間に間隙を設け、該間隙を飼料
室から食餌槽への飼料の流出口とし、区画板の背面（飼
料室側）にハンドル操作で上下動されて上記流出口を開
閉し、飼料室から食餌槽に流出する飼料量の調節を行わ
せる調節板を設けるものである。

上記従来の給餌器は上述のように調節板の手動操作によ
り、飼料室から食餌槽への流出口を開閉してやって飼料
の流出量を調節してやるので、豚の丁度満腹時に調節板
の閉鎖を合せると云うことはどうしてもできず、食餌槽
に飼料が残ったのを見て調節板を閉じるようになる。す
ると豚は食餌槽内の残飼を豚舎内に掻出し又よだれ・鼻
息等で濡らして残飼を腐敗させ、豚の発育を阻害し更に
衛生上の障害ともなり又飼料の無駄も大きなものとなる
。

（ハ）発明の目的 本発明は、豚は食餌に際し口（顔）を給餌器の食餌槽内
に差入れた時、そのの先に異物が当るとこれを撥上げる
習性がある。この習性を利用して上記飼料供給の調節板
を設けることなく、給餌器の前部食餌室と後部飼料室を
区画する区画板に沿って自由に上下動して飼料室から食
餌槽への飼料流出口を開閉する飼料流出口開閉板を設け
これを豚の食餌に際し豚自身に行わせる如き給餌器とし
、併せて上記飼料流出口開閉板には飼料室内の飼料の大
きな重量がかからないようにして該開閉板の作動を円滑
なものとし、更に該開閉板の開き過ぎをも防止するもの
である。

（ニ）発明の構成 給餌器の前部食餌室と後部飼料室とを区画しその下部を
後方（飼料室内方）に折曲げて飼料室底板との間に飼料
落下口を形成する区画板の前面（食餌室側）に案内板を
設け、該案内板と上記区画板との間隙に自由に上下動し
飼料室から食餌槽へ流下する飼料の開閉板を設ける。そ
して上記案内板はその下面と食餌槽底板との間に空間を
空け、飼料室から食餌槽への飼料の流出口となり、上記
案内板の上部に上記開閉板の最大開度調節用のストッパ
ーを設（プ、更に上記飼料開閉板の下部前面に上記案内
板下部の飼料流出口中間部で該案内板の前方側（食餌槽
内）に突出する横棒を備える作動棒を附設するものであ
る。

（ホ）実施例 第１図に本発明に係る養豚用給餌器の実施例の縦断面図
を示し、第２図にそのＡ−Ａ断面図（正面図）の中間区
分を示す。即ら第１図は第２図のＢ−８断面図である。

区画板１はその前部を食餌室２・後部を飼料室３に区画
し、底部は断面船底形の底板４で閉じられ、上記食餌室
２の下部は食餌槽５を形成する。上記食餌室２及び食餌
槽５はその横「［Ｊにおいて間仕切り枠６で豚１頭宛に
仕切られる。上記区画板１の下部は後方に折曲げられて
底板４の飼料室傾斜底板４ａとの間に飼料落下ロアを形
成する傾斜部１ａとされる。上記区画板１の前面にＬ形
の案内板８が附設され、該案内板８の前面板８ａの下面
は上記食餌槽５の底板４ｂとの間に飼料室３からの飼料
の流下口９を形成する。上記案内板８の前面板８ａと区
画板１との間隙１０の豚１頭宛の区分Ｐ（第２図）毎に
上記飼料流下口９を開閉する開閉板１１を上下摺動自由
に挿置する。１２は上記区画板１と案内板前面板Ｂａ間
の間隙１０内で豚１頭毎の区分に区切る仕切り板である
。上記開閉板１１はその下部が後方に折曲げられて底面
が飼料室底板４ａに当接して飼料流下口９を閉じ、該折
曲げ部１１ａの前面に先端に横棒”１２ａを形成し側面
形状Ｊ形の作動棒１２が附設される。該作動棒１２先端
の横棒１２ａは上記案内板前面板８ａ下部の飼料流下口
９の中間部で案内板前面板８ａよりも前方（食餌槽５内
）に突出するようにされる。そして該案内板８の天井板
８ｂに上記豚１頭宛の区分Ｐ毎にその中央に上記開閉板
１１の上限調節用のストッパー・ポルト１３が備えられ
る。

上記実施例は開閉板１１の調節ストッパーを食餌室２内
に納める如くしたものでおるが、給餌器の上部即ち飼料
室３の上部で調節するようにした実施例を第３図に示す
。第３図は第１図同様の断面図で、調節杆２１が区画板
１を挿通して上部に延ばされ、該区画板１に固定される
外管２２内でその上部に装着されるハンドル装置２３の
回動によって上下動される。２４は上記調節杆２１に取
付けられ上記外管外面に付けられる目盛２５を目安とし
てストッパー２０の位［δを決める目盛杆である。

（へ）作用 本発明は上記のようにされるから、豚が食餌のために食
餌槽５内に首を突込むと、鼻先が開閉板１１の前面に取
付けられた作動棒１３の先端横棒１３ａに当るから豚は
これを上方に撥上げる。すると開閉板１１が開かれて飼
料が食餌槽５に流下して来る。豚はこれを舐め取る、そ
してその飼料がなくなれば豚は又作動、俸１３の横棒１
３ａを疾上げ飼料を流下させる。即ら豚は満腹する迄開
閉板１１を自分で開きながら食餌し、食餌が終れば作動
棒１３の撥土げもしなくなるから開閉板１１は自動的に
閉じられ飼料の流出は閉止される。

豚が次第に成長して来ると上記作動棒を（父上げる力も
強くなるので開閉板１１の開き方も大となり、１回の撲
上げて条苗の飼料が食餌槽に流下するようになるので、
満腹時には最後の作動棒の疾上げによって流下した飼＊
３１が条苗に食餌槽内に残飼となって残るようにもなる
。従って上記ストッパー（１４・２０＞の位置を適宜の
高さ位置に調節固定しておいてやれば開閉板１１はある
程度以上は聞かなくなるので上記のような現象を生じさ
せることはなくなる。

又区画板１の下部が後方（飼料室内方）に向って折曲げ
られて傾斜部１ａが形成されるので、飼料室３内の飼料
の重量はこの傾斜部１ａにかかり、開閉板１１にかかる
飼料の重量は極く一部のものに軽減される。

（ト）発明の効果 本発明に係る養豚用給餌器によれば、飼料室から飼料槽
への飼料供給は豚が自分で食餌槽への飼料流下口の開閉
板を開閉させて食餌をするので、作業者が絶えず監視し
ていて飼料流下の調節板を調節してやる必要がなく、飼
料流下の開閉板の間きの上限を決めるストッパーを一定
位置にしておくだけでよい。又該開閉板には飼料室内の
飼料の仝重量がかかるようなことがなく、常に極く軽減
された飼料重量がかかるものであるので飼料開閉板の豚
の疾上げは円滑にできて、開閉板の聞き不能の如き不具
合を起すことはない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る養豚用給餌器の一実施例を示す断
面図、第２図はそのＡ−Ａ断面図（給餌器の正面図）の
中間部分を示すもの、第３図は他の実施例を示す第１図
同様の断面図である。 １：・・区画板、　　１ａ・・・傾斜部、２・・・食餌
室。 ３・・・飼料室、　５・・・食餌槽、　８・・・案内板
。 ８ａ・・・前面板、　　１０・・・間隙、　１１・・・
開閉板、　１３・・・作動棒、　　１３ａ・・・横棒。 １４・・・ストッパー・ボルト。 ２０・・・ストッパー。 尾１図　ｒＡ ネ３０１

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 給餌器の前部食餌室２と後部飼料室３とを区画する区画
   板１の下部を後方に折曲げて傾斜部１ａを形成し該区画
   板１の前面に案内板８を設け該案内板８の前面板８ａと
   上記区画板１との間隙１０に自由に上下動する飼料室３
   から食餌槽５への飼料の開閉板１１を挿設し、該開閉板
   １１の下部前面にその先端が上記案内板前面板８ａの下
   部前面に突出する横棒１３ａを備える作動棒１３を取付
   け、上記案内板８の上部に上記開閉板１１の開きの上限
   を調節するストッパー（１４・２０）を設けることを特
   徴とする養豚用給餌器。