JPS6339144Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 イ 考案の目的 (i) 産業上の利用分野 本案は、車輛用灯具、とくにナンバープレート
を照明する灯具の内部構造に関する。

(ii) 従来の技術 従来行われている此の種車輛用灯具の内部構造
について、要部縦断面図を示す第２図を以つて述
べると、同図イは灯具の車体取付時を示すが、図
中、Ｃは、その下部が内側に折曲され、その内側
に一体成形されたボス部ｂの形成されたカバー、
ｇは、カバーＣの上端を車体B₀との間に当接し、
車体表面の塗膜保護すると共に車体との〓間を無
くしているガスケツト、Ｂは、その下端が下方に
折曲された略Ｌ字状を呈するブラケツトで、その
下方は前記ボス部ｂにビスb′により、その上方は
前記車体B₀にボルトb″により、夫々図示のよう
に固定され、前記カバーＣを下方より保持してい
る。

(iii) 考案が解決しようとする問題点 然るに、叙上の構成では、カバーＣの全重量が
ボス部ｂに螺着されたブラケツトＢの下端で支持
され、しかも、その上方はガスケツトｇを介して
車体B₀に圧接してあるだけであるので、カバー
上面に手をついて体重をかけられる等の力を加え
られると、同図ロに対抗する矢印で示すよう、ガ
スケツトｇと車体B₀との間に〓間ができる不都
合が生ずる。

即ち、カバー上面に力を加えられても、カバー
Ｃが車体B₀に、充分な圧接力を保持し得るよう、
且つ、ガスケツトｇを使用しない場合は、、車体
との〓間が大きくならないよう、具体的構造に改
良を加えねばならない。

ロ 考案の構成 (i) 問題を解決するための手段 ブラケツトＢで、カバーＣの上方も支持させ
て、上下２ケ所で強力な支持力を得んとする構
成。

(ii) 作用 ブラケツトＢの上方折曲部が、カバーＣの上方
内側に形成した溝ｈに圧入されているため、カバ
ーＣは、下方はボス部ｂで、上方が溝ｈで、上下
２個所で支持されるよう構成されているので、振
動に充分耐え、車体B₀に充分な圧接力を保つ。

(iii) 実施例 第２図イ，ロで述べた従来行われていたものの
構成と、同一部位には同一符号を付け、本案の構
成上の特徴のみを、要部縦断面図を示す第１図を
以て述べると、図中、Ｂは、上方を延長し、これ
を折曲して全体を円断面略コ字状としたブラケツ
トで、下方が折曲され、カバーのボス部ｂにビス
b′で固定され、その中央が、車体B₀にボルトb″で
固定されている点は従来のものと変らない。ｈ
は、カバーＣの上方近傍を肉厚とし、その中に形
成した溝を示す。そして、ブラケツトＢの上方の
折曲部は、カバーＣの溝ｈに圧入され、その中央
部は、従来のもの同様、ボルトb″により車体B₀
に固定されて、同図々示のように組立てられる。

なお、Ｌはレンズ、ｌはランプで、点線図示の
ように配設されている。

ハ 考案の効果 本案は、以上述べたように構成されているの
で、ブラケツトＢの上方折曲部が、カバーＣの上
方内側に形成した溝ｈに圧入されているので、カ
バーＣは、下方はボス部ｂで、上方は溝ｈで、上
下２個所で支持されるため、走行中の振動に充分
耐え、車体B₀に充分な圧接力を保ち、ガスケツ
トｇの部位に〓間が生ずることもなく、良好な防
水性が得られる優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案実施例を示す要部縦断面図、第２
図イは従来技術によるものの要部縦断面図で、同
図ロは前記イ図に示すものの欠点を説明するため
の要部縦断面図である。 Ｂ……ブラケツト、B₀……車体、ｂ……ボス
部、b′……ビス、b″……ボルト、Ｃ……カバー、
ｇ……ガスケツト、ｈ……溝。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. その下部が内側に折曲され、その下方内側にボ
   ス部ｂが一体成形され、その上端近傍内側が肉厚
   とされてその中に溝ｈの形成されたカバーＣと、
   その下端が下方に折曲され、その上端が延長折曲
   された略コ字状を呈するブラケツトＢと、からな
   り、前記ブラケツトＢは、その延長折曲部が前記
   溝ｈに圧入され、その下方が前記ボス部に、その
   中間が車体B₀に、夫々固定されていることを特
   徴とする車輛用灯具。