JPS6337822Y2 - - Google Patents

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JPS6337822Y2
JPS6337822Y2 JP19219983U JP19219983U JPS6337822Y2 JP S6337822 Y2 JPS6337822 Y2 JP S6337822Y2 JP 19219983 U JP19219983 U JP 19219983U JP 19219983 U JP19219983 U JP 19219983U JP S6337822 Y2 JPS6337822 Y2 JP S6337822Y2
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JP
Japan
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rod
ayu
hole
fishing
support
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JP19219983U
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JPS60100989U (ja
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【考案の詳細な説明】 〔利用分野〕 本考案は鮎の友釣時にベルトまたは紐により釣
人の腰に装着して友釣竿を支承し且つ鮎の取込み
時に該竿を保持するために用いる鮎友釣竿支承兼
保持具に係る。
〔従来の問題〕
鮎釣りに親しんでいる者にとつては周知のこと
であるが、鮎の友釣とは「友釣竿」と呼ばれる長
い釣竿(7〜9m)の先端に連結したミチ糸
(「道糸」とも書く)の自由端に「鼻環」と呼ばれ
る開閉自在のリング(牛の鼻環を小形にしたよう
なもの)を連結しておき、この鼻環を「オトリ
(囮)鮎」と呼ばれる手中の生きた鮎の鼻孔に通
すことによつてオトリ鮎をミチ糸につなぎ、オト
り鮎にはその尻びれの後方に「鮎掛け針」と呼ば
れる空(から)針(えさを付けてないむき出しの
針)を装着しておき、この状態で竿を操作してオ
トリ鮎を流水中の所望の位置(「野鮎」と呼ばれ
る水中の鮎が採餌領域としているナワ張り)へ導
いてやり、ナワ張りを守ろうとする野鮎とこのナ
ワ張り内へ侵入したオトリ鮎とを格闘させ、この
格闘中にオトリ鮎に装着されている鮎掛針が野鮎
の魚体につき刺さることを利用した日本独特の漁
法である。
上記のように、鮎の友釣とはオトリ鮎を野鮎の
ナワ張内へ侵入させなければならないので、多く
の場合釣人は水中に立ち込んで釣ることを必要と
される。また、友釣とは上記のようにオトリ鮎と
野鮎とを格闘させることによつて野鮎を掛けさせ
る釣法であるから、オトリ鮎としては野鮎と格闘
する元気のあるものでなければならず、そのた
め、一番最初のオトリ鮎(これは販売所等で購入
する)を用いることによつて得た野鮎を次にはオ
トリ鮎として用い、このようにして、次々と新し
い元気なオトリ鮎を用いるのが普通である。この
ように次々と新しい野鮎をオトリ鮎として用いる
には、古い鮎から鼻環や鮎掛針を外してこれを新
しい鮎に装着しなければならず、しかも、これら
の操作を河川の中で水中に立ち込んだまま行わな
ければならない。この場合、水面上に竿を置けば
流されてしまうから、通常は竿を天秤棒のように
肩にかついでその竿の上から片腕(例えば右腕)
を掛けて保持し、他の腕に属する手でオトリ鮎を
握り、しかも前記片腕に属する手(右手)で鼻環
や鮎掛針を古いオトリ鮎から外して新しいオトリ
鮎に装着する操作を行い、しかも、新、旧の鮎が
万一逃げないようにこの着脱操作をタモ網内で行
うから、釣人の両腕以外の部分もタモ網を保持す
るのに利用される(脚のひざを深く折り曲げて大
腿部の後面とふくらはぎとの間に挾んで保持した
りする)。このように、鮎の友釣には釣人の両手、
両足以外にも身体の他の多くの部分を有効に利用
しなければならないので、非常に疲労の激しい漁
法であるばかりでなく、その技術を会得するのに
長手の練習を要し、短期間では一人前の釣人にな
れないものである。
また、近年、オトリ鮎を自由に泳がせて野鮎を
釣るいわゆる「泳がせ釣り」が多くの釣人により
行われているが、この「泳がせ釣り」の場合は長
竿「7m〜9m」を30〜70度位の角度に立てた状
態で手で支持して釣るので釣人の腕が非常に疲労
する。
〔本考案の目的〕
上述の問題にかんがみ、本考案は友釣竿を片手
でも操作出来るようにするのみでなく、掛つた野
鮎をオトリ鮎と共にタモ網に収容し(この動作を
「取り込み」と呼ぶ)且つこの野鮎に鼻環及び鮎
掛け針を装着する際に竿から手を放して取り込み
操作とオトリ鮎の交換操作とに両手を自由に使え
るようにする鮎友釣竿支承兼保持具を提供するこ
とである。
〔本考案の構成〕
本考案の鮎友釣竿支承兼保持具は釣人の腰に装
着して使用されるものであり、友釣竿の後端を自
由に挿通することの出来る大きさの貫通穴が内部
に形成され且つ周壁にはベルトまたは紐に対する
取付け部が設けられている中空の体部(例えば強
化プラスチツク製)から成る。この体部内には前
記友釣竿の後端面を支承する竿端支承部が前記貫
通穴と連接して設けられている。
〔実施例〕
第1図は本考案の鮎友釣竿支承兼保持具(以下
「竿保持具」と略称する)の一実施例を示す斜視
図である。竿保持具はこの実施例では強化プラス
チツクから一体成形された中空の体部1から成
り、この体部1の内部には友釣竿の後端を自由に
挿通することの出来る大きさの貫通穴2が形成さ
れて体部1の上面3から下面4まで貫通延在して
いる。貫通穴2の上部2aは段部5によつて拡大
されている。この段部5は、後述するように鮎の
友釣竿の後端面を支承するに十分な面積を有する
ものであり、従つて、貫通穴2の拡大された上部
2aの横断面形状は長円形であり、その面積は友
釣竿の元竿(継ぎ竿の場合に一番太いロツド)を
2本並べても自由に入る程度である。また、体部
1の周壁6には釣人の腰に巻き付けたベルトまた
は紐を通すベルト通し7が一体に設けられてい
る。
次に、上述の実施例の竿保持具の使い方を説明
する。
ベルト通し7のベルト孔7aにベルトまたは紐
を通して体部1を釣人の腰に装着し、ベルト通し
7の下端部附近が釣人の腹部または横腹に当接す
る状態とする。オトリ鮎を泳がせたり、野鮎が居
ると思われるポイントにオトリ鮎を入れて野鮎の
掛かるのを待つている時には、友釣竿Rの後端よ
りも先の方を片手で持ち、竿Rの後端面を第2図
に示すように前記段部5に当接させ、この状態で
竿Rを所望の角度に立てておく。このようにする
と、竿Rの重量の相当な部分が段部5により支承
されるので、段部5は竿端支承部と呼ぶことが出
来る。従つて、竿の立ち角度を上下に変えたり、
上流側から下流側へ、或はその逆方向に、竿を横
に動かしたりする操竿動作を片手のみで軽く行う
ことが出来、釣人の腕にかかる負担が小さい。
野鮎がかかりこれを取り込む時には、竿Rをも
つと立ててオトリ鮎と掛つた野鮎とをある程度釣
人の手元に寄せてから竿の後端を段部5から横に
ずらして第3図に示すように貫通穴2の下部2b
に挿通し、竿の後端が水中を通して川河の底(地
上で釣る場合は地面)に当るまで竿を第3図で矢
印Aで示すようにその軸線方向において下方に引
き降してやる。この場合に、竿保持具を釣人の腰
の横(体側部)に来るようにその位置を少しずら
して行うと便利である。
竿Rの後端が川河の底に当接すると竿は川河の
底と竿保持具の貫通穴2の内周面とによつて保持
されるので倒れたり流れたりする必配がなくな
り、従つて、釣人の両手が空くので、ミチ糸をた
ぐり寄せて、タモ網にオトリ鮎と掛つた野鮎とを
取り込み、且つ、必要に応じてこの野鮎を次のオ
トリ鮎として用いるべくミチ糸に付け換える動作
を楽に行うことが出来る。
〔変更実施例〕
図示実施例では、ベルト通し7の位置は、図示
のように、貫通穴2に関して段部5とは反対側と
することが好ましいが、この位置には限定されな
い。すなわち、ベルト通し7は、段部5と貫通穴
2の下部2bとの境界附近の位置で(すなわち、
長円形断面の体部1の凸面状端部ではなくてほぼ
平担な側部に)周壁6に設けてもよい。また、ベ
ルト通しは体部1と一体に成形せずに、金属板を
曲げ加工して体部1の周壁6に取付けても良い。
この場合に、貫通穴2と段部5は釣人の身体の表
面(例えば横腹の外表面)に対して横一列になる
が、貫通穴2と段部5とのうちのいずれが右側に
来るようにするかは釣人が左右いずれの手で竿を
持つて釣ることが多いかによつて決まる事項であ
り、右手を多く使つて竿を持つ釣人の場合には貫
通穴2が右側に来るようにベルト通し7を設けた
方が使い易い(なぜなら、竿Rを貫通穴2を通し
て下方へ引き降す時に、貫通穴2が釣人の身体の
体側に近い方がやり易いからである)。
また、竿端支承部は竿Rの後端面を支承する作
用を奏する構造であれば図示例の段部5以外の構
造のものでもよく、例えば貫通穴2の横断面積の
大きさをその全長にわたつて上部2aの横断面積
に等しくしておき、その貫通穴の途中に、体部1
とは別体の部品(例えば金属製)を棚状に取付け
てもよい。
更に、貫通穴2の横断面形状も図示例に限られ
ず、四角形でも用は足りる。体部1の外面形状も
図示例に限るものではなく、四角形でもよいし、
その他の不定形(釣人の身体に良くなじむ形状)
でもよい。
尚、ベルト通し7の下端部を釣人の身体によく
なじむように傾斜面とすれば更に使い勝手が良い
し、場合によつては、ベルト孔7aを有するベル
ト通し7を周壁6に設ける代りに周壁6の1箇所
において体部1をベルトまたは紐に固定し体部1
とベルトまたは紐との組合わせとして作つてもよ
い(この場合の構造は図示しないが、以上の説明
から当業者に自明である)。この理由により、ベ
ルト通し7は「取付け部」と呼ぶことが出来る。
〔本考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案の竿保
持具を用いれば鮎の友釣り時に友釣竿を片手で楽
に操竿することが出来、しかも、鮎の取り込み時
に手を用いなくても竿が流されないように保持さ
れるから、釣人は両手に自由に用いて鮎の取り込
みとオトリ鮎の交換作業を非常に楽に行い得、疲
労を伴う不自然な姿勢でオトリ鮎交換作業を行う
ことが要求されないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の斜視図、第2図は
友釣竿の後端面を竿端支承部(段部)に当接させ
た状態を示す縦断面図、第3図は貫通穴を通して
竿を下方(斜め後方)に引き降している状態を示
す縦断面図である。 1……体部、2……貫通穴、2a……貫通穴の
拡大上部、2b……同穴の下部、5……段部(竿
端支承部)、6……体部の周壁、7……ベルト通
し(取付け部)、R……鮎友釣竿。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 鮎の友釣時に釣人の腰に装着して友釣竿を支
    承し且つ鮎の取込み時に該竿を保持するのに用
    いる鮎友釣竿支承兼保持具であつて、前記友釣
    竿の後端を自由に挿通することの出来る大きさ
    の貫通穴が内部に形成され且つ周壁にはベルト
    または紐に対する取付け部が設けられている中
    空の体部から成り、前記体部内には前記友釣竿
    の後端面を支承する竿端支承部が前記貫通穴と
    連接して設けられていることを特徴とする鮎友
    釣竿支承兼保持具。 (2) 前記貫通穴の上部が段部によつて拡大され、
    該段部が前記竿端支承部を構成している実用新
    案登録請求の範囲第(1)項に記載の鮎友釣竿支承
    兼保持具。 (3) 前記取付け部が前記貫通穴に関して前記竿端
    支承部とは反対側の外周壁に設けられている実
    用新案登録請求の範囲第(1)項または第(2)項に記
    載の鮎友釣竿支承兼保持具。
JP19219983U 1983-12-15 1983-12-15 鮎友釣竿支承兼保持具 Granted JPS60100989U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19219983U JPS60100989U (ja) 1983-12-15 1983-12-15 鮎友釣竿支承兼保持具

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Publication Number Publication Date
JPS60100989U JPS60100989U (ja) 1985-07-10
JPS6337822Y2 true JPS6337822Y2 (ja) 1988-10-05

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ID=30413689

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JP19219983U Granted JPS60100989U (ja) 1983-12-15 1983-12-15 鮎友釣竿支承兼保持具

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