JPS6337810Y2 - - Google Patents

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JPS6337810Y2
JPS6337810Y2 JP6881984U JP6881984U JPS6337810Y2 JP S6337810 Y2 JPS6337810 Y2 JP S6337810Y2 JP 6881984 U JP6881984 U JP 6881984U JP 6881984 U JP6881984 U JP 6881984U JP S6337810 Y2 JPS6337810 Y2 JP S6337810Y2
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JP
Japan
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rearing
shelf
compartment
clean
breeding
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JP6881984U
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JPS60190259U (ja
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  • Housing For Livestock And Birds (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は小動物用クリーンラツクの改良に関す
るものである。
周知のとおり近年における医学、薬学および生
物学等の急速な発展に伴い、各種の実験動物を用
いる研究は増加の一途を辿つている。なかでもマ
ウス、ラツト等の小動物を用いる研究にあつて
は、実験成績の正確性、また再現性が強く要求さ
れるところから、従来の通常(conventional)の
動物から微生物的な統御がなされ、特定の病原菌
を全く有しないいわゆるSPF(Specific
Pathogen Free)動物が使用される状況にある。
特に、癌の研究には必須のヌードマウス、ヌード
ラツド等は、かかるSPF環境下以外で飼育・維持
管理することができないとされている。
ところで、これらSPF動物の飼育管理は、通常
バリアー施設においてのみその統御が維持され得
るが、このようなバリアー施設を持たない、ある
いはあつても収容数が限定されているような場合
には、このバリアー施設に代わる簡易な飼育設備
が必要となる。すなわち、バリアー施設を持たな
い繁殖場あるいはその他の比較的小規模な各種試
験、研究機関においては、上述のとおりバリアー
施設に代わる比較的小型の簡易設備を必要とする
場合が少なくない。このような状況から現在クリ
ーンラツク(またはアイソラツク、ラミナフロー
ラツク)と呼ばれる各種の簡易型実験動物用飼育
棚が考案され、また一部実用に供されている。こ
のクリーンラツクは、概ね実験用小動物飼育ケー
ジを1個もしくは複数個ずつ収納し得る1個以上
の隔室からなる飼育棚部と、該飼育棚部の背面ま
たは上部に固定され、前記飼育棚部における各隔
室と通気的に接続されている通気部とから構成さ
れている。かかる公知のクリーンラツクは、大規
模なバリアー施設を要することなく、通常の環境
下、すなわち研究者の居住区内に単に搬入、設置
するのみで直ちに特定空間をバリアー化すること
ができるので、きわめて重要なものであり、今後
もその使用頻度は益々増える状況にある。
しかるに、従来公知のクリーンラツクは、使用
上種々の難点、また不都合がある。すなわち、従
来公知のクリーンラツクは、その飼育棚部と通気
部とが一体となつており、両者を分離することが
できないので、実際の使用に当つてはその設置場
所がかなり制限される。また、公知のクリーンラ
ツクはその前面の蓋板(扉)が横開きまたは下開
きとなつているので、飼育棚部への飼育ケージの
出入れに不便であるばかりでなく、特に蓋板が横
開き式である場合には、研究者または作業者が作
業中この開いた蓋板に不意に頭部または顔面をぶ
つけることが往々にしてあり、安全性の点からも
きわめて問題のあるものであつた。さらに、公知
のクリーンラツクは、飼育ケージが各隔室を形成
する底板に直接載置されているので、隔室内の清
掃(餌あるいは床敷き等の落ちこぼれなど)時に
は逐一飼育ケージを取り出さなければならず作業
的にもきわめて不便なものであつた。
本考案はこのような状況に鑑みて考案されたも
のであつて、上記のような従来公知の小動物用ク
リーンラツクにおける使用時の難点および不都合
の解消をその目的とするものである。
次に本考案クリーンラツクを添付図面に基づき
具体的に詳説する。
図面に例示するとおり本考案にかかる小動物用
クリーンラツクは、大別して実験用小動物飼育ケ
ージ1を1個もしくは複数個(図面では8個)ず
つ収納し得る一定空間の隔室2を1個以上(図面
では8個)具備した飼育棚部Aと、該飼育棚部A
の背面部に対して着脱自在の通気部Bとから構成
されている。
前記隔室2は、スチール、ステンレス、あるい
は合板など任意の素材からなる天板3、底板4,
8、左右側板5,6および垂直方向隔壁7、水平
方向隔壁8でそれぞれ一定空間に区画形成されて
おり、各々の隔室2は実験用小動物、すなわちマ
ウス、ラツト、モルモツト、ウサギあるいは犬、
猫、猿などの所定の飼育ケージ1を1個もしくは
複数個ずつ収納し得る程度の任意の大きさに設計
される。また、各隔室2の前面は、跳ね上げ、押
し込式の蓋板9によりそれぞれ開閉自在にされて
いるがこの蓋板9は、例えばアクリル樹脂製のよ
うに透明または半透明であつて内部を透視できる
ものであるのが実際上好ましいが、必須ではな
い。
前記各隔室2の背面は一応開放されていて、前
記通気部Bとの脱着により開閉自在である。さら
に、各隔室2内には、その底板4,8(水平方向
隔壁8は上部隔室の底板でもある)との間に所定
の間隙をおいてスノコ状桟10が、それぞれ1対
の取付レール11によつて、前面に摺動、かつ着
脱自在に設備されている。このスノコ状桟10と
底板4,8との間隙は、手の出し入れが自由に行
ない得る程度(約10cm)であれば充分である。
一方、前記通気部Bは、前述のとおり前記飼育
棚部Aの背面部に着脱自在であり、該飼育棚部A
に接合したとき、その各々隔室2の背面部を気密
的に閉鎖する。もつとも、該通気部Bは、前記各
隔室2の背面との対向部分に通気孔12を備えて
おり、該通気孔12は、それぞれ図示しないが、
エヤーフイルター〔プレフイルターおよび
HEPAフイルター(High Efficiency Particle
Airフイルター、すなわち、0.3ミクロン以上の微
粒子を99.97%以上除去できるもの)〕を介して当
該通気部B内もしくは通気部Bとは別に設置され
た吸、排気装置に通気的に接続されている。
本考案クリーンラツクの基本構造については以
上のとおりであるが、もちろん本考案は上述の説
明に限定されることなく本考案思想の範囲内で
種々の設計変更を採り得る。例えば図面に例示す
るとおり、各隔室前面の蓋板9の外面にさらに不
透明な遮光板13を着脱自在に取付けること、ま
た、各隔室単位に照明具14を設備することなど
である。なお、図面の例ではこの照明具14が通
気部B側に設置されている場合を示しているが、
所望により照明器具14は隔室内に設けられてい
てもよいことはいうまでもない。なお、図中15
は、前記照明具14用のプラグであり、同16は
飼育棚部Aの背面底部に設けられた通気部Bの設
置台であり、同じく17は飼育棚部Aの底面に設
けられたキヤスターをそれぞれ示すものである。
本考案クリーンラツクは以上のような構成より
なり、飼育ケージ1内にマウス、ラツト、モルモ
ツトなどの実験対象用の任意の小動物を入れ、次
いで、該ケージ1を各々隔室内のスノコ状桟10
上に載置させる。もちろん、この作業は、前記蓋
板9を上方に跳ね上げ、(点線矢印方向)、かつ実
線矢印で示すように後方に押し込み完全に隔室内
に格納した後スノコ状桟10を前方に引き出して
から行なわれ、次いで飼育ケージを載置させたま
ま該スノコ状桟10を隔室内に押し戻し最後に蓋
板9を引き出して施蓋すれば実験準備は完了す
る。こうして各種の動物実験が継続されるが、こ
のとき実験目的または用途に合わせ、通気部Bか
らは通気孔12を経て各隔室内には無菌空気が送
気され、また逆に吸気される。すなわち、通常の
繁殖実験の場合には通気部Bから前記プレフイル
ターおよびHEPAフイルターを通して無菌化さ
れた清浄空気が各々隔室内へ送気される。また、
いわゆる感染実験では、特定の病原菌が隔室外に
逸散し、他の隔室内の動物および当該研究室内の
研究者への伝播を防ぐ目的から前述の場合とは逆
に通気部Bより吸気し、病原菌等を前記フイルタ
ーで捕獲してから清浄空気を通気部外へ排気する
ように吸、排気が切り換えられる。
本考案クリーンラツクは以上詳述したような構
成よりなり、飼育棚部Aと通気部Bとが着脱自在
となつており、必要によりこれらを分割すること
ができるので、当該クリーンラツクの設置、移動
および使用に際してきわめて至便である。また、
本考案クリーンラツクでは、飼育ケージが摺動自
在のスノコ状桟上に載置されているので、給餌、
給水時また飼育ケージの交換時などケージの出し
入れを容易に行なうことができ、作業性が頗るよ
いのみならず、該ケージからの餌(飼料)およ
び/または床敷の落ちこぼれも底板上に落下する
ので、ケージ部分を清潔に保つことができ、ま
た、底板上の汚れは逐一飼育ケージを取り出さな
くても簡単に掃除することができる。さらに各々
隔室前面の蓋板は、開放時には隔室内に完全に格
納することができるので、作業者が不意に頭、顔
等をぶつけることもなく安全性にも優れたもので
ある。
なお、本考案クリーンラツクにおいて、図例に
示すように各隔室前面に遮光板を付設し、また隔
室内に照明具を設備した場合には、前述のクリー
ンラツクとしての通常の使用法以外に、例えば当
該クリーンラツクを用いて、日中明るくした明暗
グループおよび日中暗くした暗明グループ、すな
わち12時間の明期と暗期を逆にした2つのグルー
プにおける実験動物の生殖生理、生態行動等を
種々の観点から比較検討することができ、しかも
従来のクリーンラツクではこれらの実験が専ら飼
育室単位でしかできなかつたものを飼育ケージ単
位で行なうことができるようにするなど、その実
用的特徴はさらに顕著なものとなる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案クリーンラツクの全体を示す斜視
図である。 A……飼育棚部、B……通気部、1……飼育ケ
ージ、2……隔室、4……底板、8……水平方向
隔壁(底板)、9……蓋板、10……スノコ状桟、
12……通気孔、13……遮光板、14……照明
具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 実験用小動物飼育ケージを1個もしくは複数個
    ずつ収納し得る一定空間の隔室を1個以上有し、
    該隔室の前面は跳ね上げ、押し込式蓋板により開
    閉自在に、また、その背面は後記通気部との脱着
    により開閉自在にそれぞれ構成されており、か
    つ、前記各隔室には、その底部との間に所定の間
    隙をおいてスノコ状桟を摺動、かつ、着脱自在に
    設備してなる飼育棚部と、該飼育棚部に対して着
    脱自在であり、かつ、前記各隔室の背面との対向
    部分にそれぞれ通気孔を備えた通気部との組合せ
    からなる小動物用クリーンラツク。
JP6881984U 1984-05-10 1984-05-10 小動物用クリ−ンラツク Granted JPS60190259U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6881984U JPS60190259U (ja) 1984-05-10 1984-05-10 小動物用クリ−ンラツク

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JP6881984U JPS60190259U (ja) 1984-05-10 1984-05-10 小動物用クリ−ンラツク

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Publication Number Publication Date
JPS60190259U JPS60190259U (ja) 1985-12-17
JPS6337810Y2 true JPS6337810Y2 (ja) 1988-10-05

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ID=30603912

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JP6881984U Granted JPS60190259U (ja) 1984-05-10 1984-05-10 小動物用クリ−ンラツク

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JP5520487B2 (ja) * 2009-01-06 2014-06-11 株式会社キンタロー ペット収容部材
JP6333332B2 (ja) * 2016-09-23 2018-05-30 株式会社日本医化器械製作所 実験動物用装置

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JPS60190259U (ja) 1985-12-17

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