JPS6337693Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は照明器具、特にその点滅装置の操作性
が良く意匠的にもすつきりした照明器具に関する
ものである。

〔従来の技術〕

第２図はこの種の従来装置を示し、１は照明器
具本体で、円錘台状の基台２とこの基台２上に立
設された円筒状のボデイ３とから構成される。４
はランプで、ボデイ３内において基台２の中央上
面に固定されたランプソケツト５に取付けられて
いる。６はスイツチで、外向きに突出し水平方向
に移動できる操作ノブ７を有し、この操作ノブ７
はボデイ３の下部側壁の抜き孔から突出してい
る。

〔考案が解決しようとする問題点〕

しかるに、上記のような従来装置においては、
点灯、消灯を行う場合、スイツチ６の操作ノブ７
を左右にスライドさせることにより行うことがで
きるが、操作ノブ７が小さいために操作がし難
く、また操作ノブ７が外部に突出しているのは意
匠的に好ましくなかつた。

本考案はかかる問題点を解決するために成され
たものであり、円滑に点滅操作を行うことができ
るとともに、操作ノブが外部に突出せずに意匠的
にもすつきりとした照明器具を得ることを目的と
する。

〔問題点を解決するための手段〕

本考案においては、基台上に設けたボデイを回
転可能にし、このボデイ内にスイツチを収め、そ
の操作ノブをボデイの回転により操作するように
した。

〔作用〕

スイツチの操作ノブの操作をボデイの回転によ
り行うので点滅操作を行い易い。又、操作ノブが
ボデイ内に収められたので外観も向上する。

〔実施例〕

以下、本考案の実施例を図面とともに説明す
る。第１図、第３図および第４図において、１〜
５に示した部材は従来と同様である。ただし、ボ
デイ３は基台２に対して第３図の矢印に示すよう
に自由に回転できるように設けられている。６も
従来同様のスイツチであるが、その操作ノブ７は
ボデイ３内に収められている。８はボデイ３の内
壁から突出した一対のガイド部で、各ガイド部８
は操作ノブ７の両側に位置している。

上記構成において、ボデイ３を回転させると一
方のガイド部８が操作ノブ７を水平方向に動か
す。又、ボデイ３を反対方向に動かすと他方のガ
イド部８が操作ノブ７を反対方向に動かす。これ
によつて、ランプ４の点滅操作を行うことができ
る。

尚、上記実施例においては、ガイド部８をボデ
イ３の内壁から突出したものとして形成したが、
逆にボデイ３の内壁に凹部を設け、この凹部内に
操作ノブ７を挿入し、凹部の周方向両端をガイド
部として点滅操作を行うようにしたも良い。又、
ガイド部８をボデイ３の内壁に接着剤により接着
しても良い。

〔考案の効果〕

以上のように本考案においては、基台上に円筒
状のボデイを回転自在に載置し、ボデイ内壁には
ボデイ内に設けたスイツチの操作ノブの両側に位
置するガイド部を設けており、ボデイの回転によ
つてガイド部を介して操作ノブを操作し、点灯、
消灯を行うことができ、点滅操作が容易となる。
又、スイツチの操作ノブも外面に現われないので
意匠的にもすつきりする。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る照明器具の一部縦断正面
図、第２図は従来の照明器具の一部縦断正面図、
第３図および第４図は夫々本考案に係る照明器具
の斜視図およびスイツチ部分の拡大斜視図であ
る。 １……照明器具本体、２……基台、３……ボデ
イ、４……ランプ、５……ランプソケツト、６…
…スイツチ、７……操作ノブ、８……ガイド部。
尚、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 基台上に円筒状のボデイを回転自在に載置す
   るとともに、このボデイ内において基台上にラ
   ンプソケツトと外向きに突出し水平方向可動な
   操作ノブを有するスイツチを取付け、かつボデ
   イの内壁に操作ノブの両側に位置するガイド部
   を設けたことを特徴とする照明器具。 (2) ガイド部をボデイの内壁に突出して形成した
   ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第１
   項記載の照明器具。 (3) ボデイの内壁に凹部を設けるとともにこの凹
   部内に操作ノブを挿入し、凹部の周方向両端を
   ガイド部としたことを特徴とする実用新案登録
   請求の範囲第１項記載の照明器具。