JPS6335947Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は包装用仕切体に関するもので、構成簡
単で安価に提供することを目的とする。

包装箱内に壜類等を収納するために、従来から
各種仕切体が用いられているが、それらは何れも
互いに直交する板部を有し、これら板部を互いに
直交するように組み立てて構成する作業に手間が
かかつた。

本考案は従来のような仕切体の組み立てを必要
とせず、構成簡単で安価な仕切体を提供せんとす
る。

以下、本考案を実施例を示す図面に基づいて説
明する。先ず第１実施例について第１図〜第４図
に基づいて説明する。図において１は仕切体で、
２枚の長尺状片面段ボール板２，２を平面から見
て波状に成形貼着して構成されている。このとき
各片面段ボール板２の波板の溝は上下方向に向い
ている。３は段ボール製の包装箱で、この包装箱
３内には６本の壜４…が収納される。包装箱３内
において６本の壜４…を互いに仕切るために、前
記仕切体１を２枚用い、１枚の仕切体１で１列の
３本の壜４…を仕切つている。即ち１枚の仕切体
１には互いに仕切られて上下方向に向く３つの凹
部５…があり、各凹部５内に壜４が上下方向に向
いて保護されている。第２図、第３図に壜４…と
仕切体１，１との位置関係を示しており、１列が
３本で、２列の各列の壜４…は包装箱３内におい
て仕切体１，１によつて完全に仕切られている。
尚第４図は内部に仕切体１，１によつて仕切られ
た６本の壜４…を収納した包装箱３の閉蓋状態を
示し、包装完了状態では第４図に示すように上蓋
フラツプ６…が閉じられて封止される。

ところでこの第１実施例では仕切体１の両端の
凹部５，５内面に一方の片面段ボール板２の波板
が存在しているが、第５図に示す第２実施例のよ
うに仕切体１の両端の凹部５，５の外面に一方の
片面段ボール板２の波板が存在するように構成す
ることも可能である。

次に第３実施例について第６図に基づき説明す
る。この第３実施例は包装箱３内に12本の壜４…
を入れ、これら壜４…を３枚の仕切体１…により
仕切る場合である。この実施例において１枚の仕
切体１によつて１列４本の壜４…を保護すべく互
いに仕切られて上下方向に向く４つの凹部５…を
備えている。他の構成は前記第１実施例と同じで
ある。

本考案包装用仕切体は以上述べたように実施し
得るもので、複数枚の片面段ボール板を平面波状
になるように成形貼着して構成されるため、従来
の仕切体のような組み立て作業を必要とせず、構
成簡単にして安価な仕切体を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図は本考案の第１実施例を示し、
第１図は仕切体の斜視図、第２図は仕切体と壜と
の関係を示す斜視図、第３図は同平面図、第４図
は包装完了状態を示す斜視図、第５図は本考案の
第２実施例を示す平面図、第６図は本考案の第３
実施例において仕切体と壜との関係を示す平面図
である。 １……仕切体、２……片面段ボール板、３……
包装箱、４……壜、５……凹部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 複数枚の片面段ボール板を平面波状になるよう
   に成形貼着して構成されると共に互いに仕切られ
   て上下方向に向く複数の凹部を備えてなることを
   特徴とする包装用仕切体。