JPS6335188B2 - - Google Patents

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JPS6335188B2
JPS6335188B2 JP20892783A JP20892783A JPS6335188B2 JP S6335188 B2 JPS6335188 B2 JP S6335188B2 JP 20892783 A JP20892783 A JP 20892783A JP 20892783 A JP20892783 A JP 20892783A JP S6335188 B2 JPS6335188 B2 JP S6335188B2
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JP
Japan
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image
tube
phosphor
image tube
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Application number
JP20892783A
Other languages
English (en)
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JPS60101176A (ja
Inventor
Yasuhiro Shirakawa
Takeshi Takahara
Takuji Yanagisawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP20892783A priority Critical patent/JPS60101176A/ja
Publication of JPS60101176A publication Critical patent/JPS60101176A/ja
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  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
  • Image-Pickup Tubes, Image-Amplification Tubes, And Storage Tubes (AREA)
  • Luminescent Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の属する技術分野] 本発明はイメージ管に関し、特に残像特性の改
善されたイメージ管に関する。
[発明の技術的背景] イメージ管は微弱な光像を明るい光像に増強す
る機能を有する電子管で、通常は可視光像を対象
とする。特殊なものでは入力光像をX線像、赤外
線像、もしくは紫外線像等の不可視光像を対象と
するものもある。近年イメージ管を光増幅器とし
て撮像管に結合し、高感度テレビカメラとして用
いることが提案されている。このような用途のイ
メージ管としては、入射光像を電子像に変換する
光電面と、増幅された電子像を光像に変換する蛍
光面とを備えた2極のイメージ管が一般に用いら
れている。中には電子増倍機能を有する二次電子
増倍板(通称マイクロチヤンネルプレート)を備
えたものを用いられる。
イメージ管の蛍光面としては、明るさの点です
ぐれるZnS系やZnCdS系の蛍光体が専ら用いられ
る。最も一般的なものは、発光スペクトルのピー
ク波長が比視感度曲線のピーク波長に近い
ZnCdS:Ag(P20)、あるいはZnS:Cu,Cl(P31)
であり、これら蛍光体は低残光性として知られて
きた。これら蛍光体を用いた蛍光面を持つイメー
ジ管は、分光感度特性が長波長光にピークを有す
る光導電面を持つ撮像管と組み合わされる。この
撮像管の光導電面としては、例えばセレン化カド
ミウムを母体として形成されたものや、ZnTe、
ZnSe等を母体として形成されたものがある。
[背景技術の問題点] イメージ管と撮像管とを組合せたテレビカメラ
は、撮像管単独のテレビカメラに比較して実効的
に略10倍の感度が得られている。しかし、反面残
像が大きいというテレビカメラとして致命的な欠
点を持つことが明らかになつた。上述の蛍光体
は、陰極線管に多用されており、明るさが10%低
下する時間(10%減衰時間)が数十マイクロ秒で
比較的残光が少ない。しかし、これら蛍光体は数
ナノアンペア程度の微小刺激電流では、残光特性
において陰極線管の場合と全く異なる振る舞いを
することが判つた。即ち、数ナノアンペア程度の
微小刺激電流下では、減衰が50ミリ秒後において
初期の5乃至6%の残光が測定された。このため
イメージ管に用いられると、残光特性が発光の立
上がり、減衰共に目だつてくる。
[発明の目的] 本発明は、高出力が得られ且つ低照度時におい
ても時間応答特性が劣化しない改善されたイメー
ジ管、特に長波長光に分光感度特性のピークを持
つ光導電界を備えた撮像装置と組合せて好適なイ
メージ管を提供するものである。
[発明の概要] 本発明に係るイメージ管は一般式が下式で表わ
され、且つ平均粒径が0.5乃至3.5ミクロンで有る
蛍光体で出力蛍光面が形成されていることを特徴
とする。
Ln2O2S:xEu (但し、xは5x10-4≦x≦4×10-2でありLn
はLa,Gd,Yのうち少なくとも一種の元素。) 本発明に係る蛍光面は、低刺激電流下において
も、その応答特性は陰極線管で通常用いられる刺
激電流下の場合と変らない。しかもその残像は、
例えば刺激停止後2ミリ秒において2乃至3%以
下と良好である。
Ln2O2S:Eu蛍光体は、周知のとおり付活量の
変化に伴い発光スペクトル及び輝度が変化する。
本発明者等は、前述した撮像管の光導電面の分光
感度特性を考慮し、Ln2O2S:xEu蛍光体の付活
量xを5×10-4≦×≦4×10-2とすることにより
高いイメージ管出力の得られることを見出した。
またイメージ管は、代表的には10乃至30mm径の
小さな領域に凝縮された情報の増幅を行なう必要
がある。そのため、出力蛍光面の成膜性は重要な
因子であることはいうまでもない。従つて蛍光体
の粒径は極力小さいことが望ましい。然し乍ら蛍
光体の微粒子化は、発光効率の低下をもたらし好
ましくない。本発明者等は検討の結果、平均粒径
が0.5乃至3.5ミクロンの蛍光体で螢光面を構成し
たイメージ管が高出力且つ画質が優れることを見
出した。
[発明の実施例] 以下本発明を図面により詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例のイメージ管10の
断面図を示し、ガラスプレート11には光電面1
2が、またフアイバオプテイクスフエースプレー
ト13には蛍光面14が形成され、両プレート1
1,13は光電面12、蛍光面14を対向する様
に配置され、支持金具15,16及び絶縁環体1
7を介して気密封着されている。イメージ管の内
部は高真空に保たれ、動作時には、光電面対して
蛍光面に10KV内外の電圧が印加される。入射光
像が光電面に結像されると、その各部から入射光
像に比例した光電子が放出され、光電子は加速さ
れて蛍光面に射突し、これを刺激して発光させ
る。蛍光面に再生され、入射光像よりも明るい光
像はフアイバオプテイクスフエースプレートより
管外に導かれる。
第2図は、本発明のイメージ管の使用例を示
す。上述したイメージ管10は、フアイバーオプ
テツクスフエースプレート13と撮像管20のフ
エースプレート21とを対向させて結合される。
この撮像管のフエースプレートに設けられる光導
電面としては、セレン化カドミウムを母体とした
ものが用いられる。
第3図は本発明に係るイメージ管の残光特性を
示し、縦軸はイメージ管出力の相対強度、横軸は
励起停止後の経過時間である。第3図中曲線A
は、本発明に係るY2O2S:Eu蛍光体を用いたイ
メージ管の残光特性であり、曲線Bは従来例の
ZnS:Cu,Cl蛍光体を用いたイメージ管の残光
特性である。
前述したように本発明に係る出力蛍光面は、刺
激電流によつてその残光特性がほとんど変化しな
い。第4図は刺激電流密度と10%減衰時間の関係
を示す。第4図中曲線A,B,Cはそれぞれ
Y2O2S:Eu,Gd2O2S:Eu,La2O2S:Eu蛍光体
を用いた出力蛍光面に対応し、曲線DはZnS:
Cu:Cl蛍光体を用いた従来例の出力蛍光面であ
る。第4図から明らかなように、従来例ではイメ
ージ管の通常動作電流密度領域(1×10-2マイ
クロA/cm2)において長残光特性を示すが、本発
明に係る蛍光面では低刺激電流密度においてもそ
の残光特性に何ら変化はみられない。すなわち、
イメージ管出力面として好ましい残光特性を有し
ていることがわかる。また立上り特性についても
同様な良好な特性を示した。
第5図はY2O2S:Eu蛍光体を例とした本発明
に係る出力蛍光面の発光スペクトルであり、図中
a,b,cはそれぞれY2O2S1モルに対してEu付
活量が0.005グラム原子、0.01グラム原子、0.04グ
ラム原子に対応する。縦軸はそれぞれの発光ピー
ク強度を100とした相対強度である。同図から明
らかなようにEu付活量により濃度消光のために
その発光色は橙色から赤色に変化する。これらの
様子は蛍光体母体をGd2O2S,La2O2Sとしても同
様である。
第6図に長波長光に分光感度特性のピークをも
つ光導電面の分光感度特性の例を示す。曲線Aは
セレン化カドミウムを母体として形成された光導
電面、曲線BはZnSeをからなる光導電面の分光
感度特性をそれぞれ示す。
本発明に係るイメージ管とセレン化カドミウム
を母体として形成された光導電面を有する撮像管
とを結合した場合の光利得とEu付活量との関係
を第7図に示す。図中曲線A,B,Cはそれぞれ
Y2O2S:xEu,Gd2O2S:xEu,La2O2S:xEuで
ある。第7図より明らかなようにEu付活量は5
×10-4≦x≦4×10-2が好ましい。
第8図は本発明に係るY2O2S:Eu蛍光体の平
均粒径とイメージ管出力の関係を示す。画質の点
からすれば極力小さな蛍光体が好ましいが、第8
図より明らかなように平均粒径が0.5ミクロン以
下では微粒子化に伴ない発光効率が低下し、イメ
ージ管出力の低下を招く。一方、平均粒径が3.5
ミクロンをこえると蛍光面の成膜性が低下し、解
像度の低下、画質の劣化が著しい。これらの傾向
は、Gd2O2S:Eu,La2O2S:Eu蛍光体において
も全く同様であつた。従つて本発明では蛍光体の
平均粒径は0.5乃至3.5ミクロンが好ましい範囲で
ある。
平均粒径が2.3ミクロンでEu活量が0.01グラム
原子のY2O2S蛍光体を沈降法を用いてフアイバオ
プテイクスフエースプレート上に沈着させて蛍光
体層とし、この層上にアルミメタルバツク層を施
して蛍光面とした。これをイメージ管に組込み、
前述したセレン化カドミウムを母体とした光導電
面を用いた撮像管に結合した。これによれば、
P31蛍光体を用いた従来のイメージ管と比較して
光増倍度は約3割向上した。イメージ管単独の残
光特性は、イメージ管入力面照度1×10-2ルクス
程度の低照度で入射光遮断後2ミリ秒後3%以下
であつた。またこのイメージ管は、更に低照度下
においても残像特性は悪化しないという従来には
見られない好結果を得た。
[発明の効果] 本発明のメメージ管は低い残像特性であり、特
にイメージ管を撮像管に結合したものは、撮像管
単独場合の20倍程度の高感度であり、かつイメー
ジ管付加による残像特性の悪化が見られない優れ
た撮像装置が得られた。
なお、本発明は第1図に示した以外の他の形の
イメージ管にも適用出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例のイメージ管の断面図、第2
図はイメージ管と撮像管とを結合した状態を示す
図、第3図はイメージ管の残光特性を示す図、第
4図は刺激電流密度と10%減衰時間との関係を示
した図、第5図はY2O2S:Eu蛍光体の発光スペ
クトルを示した図、第6図は光導電面の分光感度
特性を示す図、第7図はイメージ管の撮像管に対
する光利得とEu付活量との関係を示した図、第
8図はY2O2S:Eu蛍光体の平均粒径とイメージ
管出力との関係を示した図である。 10…イメージ管、12…光電面、14…蛍光
面、20…撮像管。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式が下式で表わされ、且つ平均粒径が
    0.5乃至3.5ミクロンである蛍光体を出力蛍光面に
    用いたイメージ管。 Ln2O2S:xEu (但し、xは5×10-4≦x≦4×10-2グラム原
    子であり、LnはLa,GdまたはYのうちの少なく
    とも一種の元素。)
JP20892783A 1983-11-09 1983-11-09 イメ−ジ管 Granted JPS60101176A (ja)

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JPS60101176A JPS60101176A (ja) 1985-06-05
JPS6335188B2 true JPS6335188B2 (ja) 1988-07-13

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH07123033B2 (ja) * 1985-07-16 1995-12-25 株式会社島津製作所 X線イメ−ジ・インテンシフアイア及びこれを使用したシステム

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JPS60101176A (ja) 1985-06-05

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