JPS6334204Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6334204Y2 JPS6334204Y2 JP12071081U JP12071081U JPS6334204Y2 JP S6334204 Y2 JPS6334204 Y2 JP S6334204Y2 JP 12071081 U JP12071081 U JP 12071081U JP 12071081 U JP12071081 U JP 12071081U JP S6334204 Y2 JPS6334204 Y2 JP S6334204Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cavity resonator
- klystron
- external cavity
- output aperture
- coupling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000010894 electron beam technology Methods 0.000 claims description 3
- 230000003993 interaction Effects 0.000 claims description 2
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 17
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 17
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 17
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- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 3
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Landscapes
- Microwave Tubes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はクライストロン発振管に関するもので
あり、詳細に言えば内部及び外部空胴共振器を有
する反射形クライストロンの外部空胴共振器の出
力用絞り孔の改良に関するものである。
あり、詳細に言えば内部及び外部空胴共振器を有
する反射形クライストロンの外部空胴共振器の出
力用絞り孔の改良に関するものである。
内部及び外部空胴共振器を有する反射形クライ
ストロンにおいて、クライストロンの発振原理に
よつて内部空胴共振器で発生した電磁波エネルギ
ーの発振出力を外部空胴共振器を通して外部負荷
回路へ供給する場合、クライストロンと負荷との
間の結合が容易にかつ能率的に変えられること、
即ち一層広いバンド幅を得るためにクライストロ
ンのインピーダンスと負荷のインピーダンスとが
整合され得ることが必要とされる。前記結合特性
の調整に関しては一般に外部空胴共振器内にモー
ド連結体及び結合調整用ねじなどと称される部品
を具備する方法が採用されている。また、かかる
方法によつてもなお所望の高周波特性が充分に得
られない場合には、モード連結体及び結合調整用
ねじに加えて更に別の結合特性を改善する方法が
必要とされてくる。本考案の特徴は結合特性の改
善を目的として、外部空胴共振器内の電磁波エネ
ルギー通過出力用絞り孔に改良を施し、高周波特
性の改善されたクライストロン発振管を提供する
ことにある。内部及び外部空胴共振器を有する反
射形クライストロンにおいて、内部空胴共振器で
発生した電磁波エネルギーの発振出力を外部負荷
回路へ供給する場合、従来の外部空胴共振器に設
けられた出力用絞り孔の形状では、クライストロ
ンと負荷との結合特性が良好でなく、モード連結
体及び結合調整用ねじを最適に調整してもなお充
分な整合は得られず、広帯域に亘つて極めて高い
高周波特性が要求される時には、その性能を達し
得なかつた。本考案は前述の如き欠点を改善する
ために、外部空胴共振器内の出力用絞り孔の形状
を特殊なものにすることによつて、クライストロ
ンと負荷との間の結合を広帯域に亘つて良好にな
らしめ、クライストロン発振管の高周波特性の向
上を図つたものである。本考案によれば、内部及
び外部空胴共振器を有する反射形クライストロン
において、発振出力の増大、変調感度の増大、電
子同調範囲の増大等の極めて重要な高周波特性を
向上させた反射形クライストロンが得られる。
ストロンにおいて、クライストロンの発振原理に
よつて内部空胴共振器で発生した電磁波エネルギ
ーの発振出力を外部空胴共振器を通して外部負荷
回路へ供給する場合、クライストロンと負荷との
間の結合が容易にかつ能率的に変えられること、
即ち一層広いバンド幅を得るためにクライストロ
ンのインピーダンスと負荷のインピーダンスとが
整合され得ることが必要とされる。前記結合特性
の調整に関しては一般に外部空胴共振器内にモー
ド連結体及び結合調整用ねじなどと称される部品
を具備する方法が採用されている。また、かかる
方法によつてもなお所望の高周波特性が充分に得
られない場合には、モード連結体及び結合調整用
ねじに加えて更に別の結合特性を改善する方法が
必要とされてくる。本考案の特徴は結合特性の改
善を目的として、外部空胴共振器内の電磁波エネ
ルギー通過出力用絞り孔に改良を施し、高周波特
性の改善されたクライストロン発振管を提供する
ことにある。内部及び外部空胴共振器を有する反
射形クライストロンにおいて、内部空胴共振器で
発生した電磁波エネルギーの発振出力を外部負荷
回路へ供給する場合、従来の外部空胴共振器に設
けられた出力用絞り孔の形状では、クライストロ
ンと負荷との結合特性が良好でなく、モード連結
体及び結合調整用ねじを最適に調整してもなお充
分な整合は得られず、広帯域に亘つて極めて高い
高周波特性が要求される時には、その性能を達し
得なかつた。本考案は前述の如き欠点を改善する
ために、外部空胴共振器内の出力用絞り孔の形状
を特殊なものにすることによつて、クライストロ
ンと負荷との間の結合を広帯域に亘つて良好にな
らしめ、クライストロン発振管の高周波特性の向
上を図つたものである。本考案によれば、内部及
び外部空胴共振器を有する反射形クライストロン
において、発振出力の増大、変調感度の増大、電
子同調範囲の増大等の極めて重要な高周波特性を
向上させた反射形クライストロンが得られる。
以下本考案の実施例を図面に従つて説明する。
第１図は通常の電子銃、空胴格子ならびに反射電
極を内蔵し内部を真空にした内部空胴共振器１と
真空外に位置された外部空胴共振器２とを備えた
反射形クライストロンの縦断面図を示すものであ
る。動作時には電子銃３より放射される電子ビー
ムは加速電極４に印加された正の電圧によつて加
速され、反射電極５の方向に進行する。電子は格
子６及び７の共振空隙を通過し、そこでその空隙
の間のマイクロ波電界との相互作用によつて速度
変調を受けながら適当な負電位を持つた反射電極
５の近傍の空間に入る。そこで、電子はその負電
界により方向転換されて逆もどりし再び格子６と
７の間の共振器空隙を通過する。その間電子は集
群作用を受けて共振器空隙を群をなして通過す
る。集群された電子は共振器空隙の間の電磁界に
エネルギーを与えて電磁波エネルギーを生じ電磁
波エネルギー透過真空密封窓８を通して内部空胴
共振器１から外部空胴共振器２へ取り出される。
外部空胴共振器２はモード連結体９及び結合調整
用ねじ１０によつて内部空胴共振器１に対して最
適な結合が得られるように調整されており、電磁
波エネルギーは外部空胴共振器２内の出力用絞り
孔１１を通つて外部負荷回路に取り出される。こ
の間、外部空胴共振器２においてはその中にさし
込まれた同調棒１２を用いて外部空胴共振器２の
電気容量を可変調整せしめることにより、その動
作周波数に亘つて周波数同調が取られる。従来、
この型の反射形クライストロンにおいて、第２図
に示す如くの円形の出力用絞り孔１１では内部空
胴共振器１と外部空胴共振器２との結合が広帯域
に亘つて良好に得ることが難かしく、内部空胴共
振器１で発生した電磁エネルギーが有効に外部負
荷回路に供給されない欠点があつた。本考案は外
部空胴共振器２と一体化している出力用絞り孔１
１を第３図に示す如く、円形の両側に切りかきを
付ける形状にすることにより、クライストロンと
負荷との間の結合を増大し内部空胴共振器１で発
生した電磁波エネルギーの発振出力を有効に外部
負荷回路へ供給せしめ、クライストロン発振管の
発振出力の増大、リペラ変調感度の増大等の高周
波特性を向上したものである。前記出力用絞り孔
１１は外部空胴共振器２を構成する導波管部品１
３に具備され、導波管部品１３と共にプレス型で
製作される。導波管部品１３の材質は0.5mm程度
の鉄が使用され、同じ鉄材でプレスされた導波管
フランジ１４とろう付によつて取付けられた後導
電性の良い銀めつきが施される。一方、前記出力
用絞り孔１１の寸法はクライストロン発振管の周
波数帯により異り、一般には実験により求められ
ている。例えば6GHz帯のクライストロンにおい
てはl1＝13.5mm、l2＝6.4mm、Ｄ＝φ12mmの寸法に
するのが最適である。しかし他の周波数帯におい
ては寸法l1は12mm〜約15mmの範囲で各々その周波
数帯に応じた最適値が選ばれるのが望ましい。従
つて周波数帯の異るクライストロン発振器に対応
して各々異つた寸法の出力用絞り孔１１が必要と
されることになる。然るに本考案においてはあら
かじめ寸法l1′を約15mmとした絞り孔部品を形成
し、その両端の切りかき部を他の鉄片マスク（図
示せず）で所望の寸法l1が任意に得られるように
カバーし、ろう付けで一体化するようにしてい
る。
第１図は通常の電子銃、空胴格子ならびに反射電
極を内蔵し内部を真空にした内部空胴共振器１と
真空外に位置された外部空胴共振器２とを備えた
反射形クライストロンの縦断面図を示すものであ
る。動作時には電子銃３より放射される電子ビー
ムは加速電極４に印加された正の電圧によつて加
速され、反射電極５の方向に進行する。電子は格
子６及び７の共振空隙を通過し、そこでその空隙
の間のマイクロ波電界との相互作用によつて速度
変調を受けながら適当な負電位を持つた反射電極
５の近傍の空間に入る。そこで、電子はその負電
界により方向転換されて逆もどりし再び格子６と
７の間の共振器空隙を通過する。その間電子は集
群作用を受けて共振器空隙を群をなして通過す
る。集群された電子は共振器空隙の間の電磁界に
エネルギーを与えて電磁波エネルギーを生じ電磁
波エネルギー透過真空密封窓８を通して内部空胴
共振器１から外部空胴共振器２へ取り出される。
外部空胴共振器２はモード連結体９及び結合調整
用ねじ１０によつて内部空胴共振器１に対して最
適な結合が得られるように調整されており、電磁
波エネルギーは外部空胴共振器２内の出力用絞り
孔１１を通つて外部負荷回路に取り出される。こ
の間、外部空胴共振器２においてはその中にさし
込まれた同調棒１２を用いて外部空胴共振器２の
電気容量を可変調整せしめることにより、その動
作周波数に亘つて周波数同調が取られる。従来、
この型の反射形クライストロンにおいて、第２図
に示す如くの円形の出力用絞り孔１１では内部空
胴共振器１と外部空胴共振器２との結合が広帯域
に亘つて良好に得ることが難かしく、内部空胴共
振器１で発生した電磁エネルギーが有効に外部負
荷回路に供給されない欠点があつた。本考案は外
部空胴共振器２と一体化している出力用絞り孔１
１を第３図に示す如く、円形の両側に切りかきを
付ける形状にすることにより、クライストロンと
負荷との間の結合を増大し内部空胴共振器１で発
生した電磁波エネルギーの発振出力を有効に外部
負荷回路へ供給せしめ、クライストロン発振管の
発振出力の増大、リペラ変調感度の増大等の高周
波特性を向上したものである。前記出力用絞り孔
１１は外部空胴共振器２を構成する導波管部品１
３に具備され、導波管部品１３と共にプレス型で
製作される。導波管部品１３の材質は0.5mm程度
の鉄が使用され、同じ鉄材でプレスされた導波管
フランジ１４とろう付によつて取付けられた後導
電性の良い銀めつきが施される。一方、前記出力
用絞り孔１１の寸法はクライストロン発振管の周
波数帯により異り、一般には実験により求められ
ている。例えば6GHz帯のクライストロンにおい
てはl1＝13.5mm、l2＝6.4mm、Ｄ＝φ12mmの寸法に
するのが最適である。しかし他の周波数帯におい
ては寸法l1は12mm〜約15mmの範囲で各々その周波
数帯に応じた最適値が選ばれるのが望ましい。従
つて周波数帯の異るクライストロン発振器に対応
して各々異つた寸法の出力用絞り孔１１が必要と
されることになる。然るに本考案においてはあら
かじめ寸法l1′を約15mmとした絞り孔部品を形成
し、その両端の切りかき部を他の鉄片マスク（図
示せず）で所望の寸法l1が任意に得られるように
カバーし、ろう付けで一体化するようにしてい
る。
本考案によれば外部空胴共振器を構成する導波
管部品の出力用絞り孔の形状を前述の如く改良す
ることにより、比較的簡単にクライストロン発振
管の高周波特性を向上できるものである。なお、
本考案がその他の発振管にも適用できることはい
うまでもない。
管部品の出力用絞り孔の形状を前述の如く改良す
ることにより、比較的簡単にクライストロン発振
管の高周波特性を向上できるものである。なお、
本考案がその他の発振管にも適用できることはい
うまでもない。
第１図は内部及び外部空胴共振器を備えた代表
的な反射形クライストロンの縦断面図、第２図は
従来の反射形クライストロンに用いられている出
力用絞り孔の平面図、第３図は本考案に用いる出
力用絞り孔の平面図である。 １……内部空胴共振器、２……外部空胴共振
器、３……電子銃、４……加速電極、５……反射
電極、６，７……格子、８……真空密封窓、９…
…モード連結体、１０……結合調整用ねじ、１１
……出力用絞り孔、１２……同調棒、１３……導
波管部品、１４……フランジ。
的な反射形クライストロンの縦断面図、第２図は
従来の反射形クライストロンに用いられている出
力用絞り孔の平面図、第３図は本考案に用いる出
力用絞り孔の平面図である。 １……内部空胴共振器、２……外部空胴共振
器、３……電子銃、４……加速電極、５……反射
電極、６，７……格子、８……真空密封窓、９…
…モード連結体、１０……結合調整用ねじ、１１
……出力用絞り孔、１２……同調棒、１３……導
波管部品、１４……フランジ。
Claims (1)
- 真空内部に電子ビームを発生するようになつて
いる機構と、電子ビームと電磁的相互作用を行う
ようにビーム路中に配置された内部空胴共振器と
を具備し、かつ前記内部空胴共振器に密に結合さ
れた外部空胴共振器を備えてなる反射形クライス
トロンにおいて、前記外部空胴共振器内の出力用
絞り孔を、円形の両側に矩形状の切りかきを設け
た形状に形成し、かつ該矩形状切りかき部にその
大きさを所望の寸法にするマスクを設けたことを
特徴とする反射形クライストロン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12071081U JPS5826158U (ja) | 1981-08-14 | 1981-08-14 | 反射形クライストロン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12071081U JPS5826158U (ja) | 1981-08-14 | 1981-08-14 | 反射形クライストロン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5826158U JPS5826158U (ja) | 1983-02-19 |
| JPS6334204Y2 true JPS6334204Y2 (ja) | 1988-09-12 |
Family
ID=29914692
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12071081U Granted JPS5826158U (ja) | 1981-08-14 | 1981-08-14 | 反射形クライストロン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5826158U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61198088U (ja) * | 1985-05-30 | 1986-12-10 |
-
1981
- 1981-08-14 JP JP12071081U patent/JPS5826158U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5826158U (ja) | 1983-02-19 |
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