JPS6333068B2 - - Google Patents

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JPS6333068B2
JPS6333068B2 JP55155418A JP15541880A JPS6333068B2 JP S6333068 B2 JPS6333068 B2 JP S6333068B2 JP 55155418 A JP55155418 A JP 55155418A JP 15541880 A JP15541880 A JP 15541880A JP S6333068 B2 JPS6333068 B2 JP S6333068B2
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nozzle
nozzle box
box
hot air
drying
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JP55155418A
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Shigeru Kinomoto
Hajime Oora
Shinichi Kimura
Hidemasa Yoshimura
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Hirano Steel Recycle Co
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Hirano Steel Recycle Co
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Publication date
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は布帛等の乾燥機又は熱処理機、特に熱
風ノズル装置としてテレスコープ式のノズルボツ
クスを具備した、効率および経済性のよい乾燥熱
処理機に関する。
布帛等の乾燥機又は布帛にヒートセツト等を施
す熱処理機としては、ピンテンターにより張設さ
れ送行される布帛の上下に、布帛幅方向に延在し
かつ布帛との対向面に吹出し口を有するノズルボ
ツクスを設け、該ノズルボツクス内に熱風を送り
込んで吹出し口から布帛に向けて吹出すようにし
たものがある。このような乾燥機又は熱処理機に
おいて高能率の乾燥、熱処理を行なうためには、
機内の温度および湿度が一定の条件の下で、下記
およびのごとくするのがよい。
ノズルボツクスの吹出し口からの熱風吹出し
速度をできるだけ速くかつ均一にする。
例えば、吹出し速度(風速)を、10m/sec
から20m/secに上昇させると布帛の乾燥速度
は約1.7倍となり、また10m/secから30m/
secに上昇させると乾燥速度は約2.4倍となる。
布帛とノズルボツクスの面間距離をできるだ
け近づける。
例えば、布帛とノズルボツクスとの面間距隔
を、100mmから50mmに近づけると布帛の乾燥速
度は約1.3倍となり、また100mmから25mmに近づ
けると乾燥速度は約1.8倍となる。
従来のこの種の乾燥、熱処理機においては、第
1図および第2図に示すように、送行する布帛
F′の上下位置に配されたノズルボツクス104,
104へ熱風を送り込むための軸流フアン107
が機体126の両側部に設けられ、熱風をノズル
ボツクス側方より送給するようになつているのが
殆んどであつた。またその構造上ノズルボツクス
104,104は固定されて設けられていた。こ
のような形式の装置の場合、上下のノズルボツク
ス104,104はピンテンター101による幅
出し調整に支障なきようピンテンター101の案
内レール102が当らない位置に設けなければな
らないので、それだけ布帛とノズルボツクスとの
面間距離が大きくなり、ノズルボツクスからの熱
風の吹出し速度を速めても布帛に当るまでに熱風
の勢力(風速)が弱まり、処理能力の向上が望め
ない。また固定されたノズルボツクスでは、布帛
の幅がノズル幅よりも狭くなればなるほど無駄な
熱風吹出しが行なわれることになり不経済であ
る。
上記の欠点を補うために、熱風を送給する軸流
フアンを連結したエヤートランクを配置し、該エ
ヤートランクの布帛との対向面側にノズルボツク
スを突設するとともに、特にそのノズルボツクス
を複数のボツクス構成体にてテレスコープ式に挿
嵌構成し、ノズルボツクスの有効幅をボツクス構
成体のスライド調整により処理すべき布帛の幅に
適合させるようにしたものが提案されている。
このようなテレスコープ式ノズルボツクスの場
合においては、ノズルボツクスに対する熱風供給
口はボツクス構成体のスライド調整の影響を受け
ないよう布帛との対向面とは反対側にノズルボツ
クスの最小有効幅より小なるよう定められ開設さ
れている。そのためフアンにより熱風供給口より
送給される熱風はノズルボツクス内の熱風供給口
近傍で風圧が強く熱風供給口から遠い両端部で風
圧が弱くなり、当然のことながらノズルボツクス
の吹出し口からの熱風吹出し速度は熱風供給口と
対面する中央部で速く、端部に近いほど遅くなつ
て、均一な乾燥や熱処理が行なえないことにな
り、延いては処理能力の増大が望めないことにな
る。
そのため、ノズルボツクス内に、送り込まれる
熱風を両端に分散させる役目を持つ傾斜板と耳部
とからなるバツフルプレートを設けることが提案
(実公昭55―2395号公報)されたのであるが、こ
の場合、熱風供給口より吹き込まれる熱風がバツ
フルプレートに当つて左右両端へ分散されるもの
の、バツフルプレートの裏側へ熱風が回り込み難
く、このプレート裏側に相当する中央部分の風圧
が逆に弱くなるおそれがあり、ノズルボツクスか
らの熱風吹出し速度が不均一になり、その結果処
理むらが生じるおそれがあつた。
またこの種の乾燥、熱処理機においては、通常
機械全長およびフアン能力等の関係で機体長手方
向の所要長さ(例えば1.5m)を1ブロツクとし
て数ブロツクに分けてブロツクごとに構成される
が、第2図に示す従来機のようにノズルボツクス
間隔が各ブロツクの境界部分で他より大きくなつ
ていると、該部でノズルボツクスからの吹出し風
圧に乱れを生じ、布帛が波状にたるんだり上下に
バタついたりして処理むらの生じる虞れがある。
この欠点をなくすためには全てのノズルボツクス
間隔を等しくかつできるだけ小なるよう設ければ
よいが、布帛F′を保持するピンテンター101の
幅出し調整を行なうためのスクリユーシヤフト1
15が上記ブロツク境界部分のノズルボツクス間
隔を利用して設けられているので、このスクリユ
ーシヤフト115の存在を配慮した構造にする必
要がある。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、そ
の第1の目的は、テレスコープ式のノズルボツク
スを備えた構造のものにおいて、処理すべき帯状
物の対向面とは反対側に有する熱風供給口よりノ
ズルボツクス内に送り込まれる熱風をノズルボツ
クス内に全域に積極的に分散させる手段を備え
た、ノズルボツクス内の風圧を均一化すべくなし
た布帛等の乾燥、熱処理機を提供しようとするも
のである。即ち本発明は、ノズルボツクスの内部
に、略全面に渡つて多数の孔を有する有孔板にて
ノズルボツクスと略対応したトラフ状をなしかつ
両端が開放形態をなすインナーノズルを、熱風供
給口の内方部を蔽うようにノズルボツクス内面と
の間に所要の間隔を存して装備し、熱風供給口よ
り送り込まれる熱風をノズルボツクス内の全域に
分散させるようにしたことを特徴としている。
さらに上記に関連した本発明のもう一つの目的
は、帯状物との対向面側が広幅の断面略梯形状を
なしかつインナーノズルを内備した上記構成のノ
ズルボツクスを、処理すべき布帛等の帯状物の上
下において、機械全長に亘り全て等間隔に配列
し、所要個所の相隣るノズルボツクス同士の間隔
内に帯状物を保持する保持部材の幅出し調整用の
スクリユーシヤフトを配した布帛等の乾燥熱処理
機を提供することにある。
上記の構成を備えた本発明の布帛等の乾燥、熱
処理機においては、テレスコープ式のノズルボツ
クス内に送り込まれる熱風は、有孔板よりなるイ
ンナーノズルに当つて、その一部は直接インナー
ノズルの孔を通過してノズルボツクスとの間の空
間部にも流通するとともに、その他はインナーノ
ズルの開放された両端からノズルボツクスの両端
部の方へ送り込まれ、その結果ノズルボツクス内
の全域にほぼ万遍に分散してその風圧が均一化す
る。従つてノズルボツクスからの熱風吹出し速度
が均一化し、布帛の乾燥および熱処理を良好に行
なえ、処理むらを生じることがない。またノズル
ボツクスを全て等間隔に配列したことにより、熱
風の吹出し風圧の乱れおよび布帛の過度のたるみ
やバタつきを解消できる。さらにノズルボツクス
が帯状物との対向面側を広幅にした断面略梯形状
をなすので、ノズルボツクス同士の間隔は帯状物
との対向側から漸次拡がつており、その中間部で
は帯状物保持部材の幅出し調整用のスクリユーシ
ヤフトを配することができる程度の間隔を保有し
ても、前記対向面側ではかなり狭小となり、熱風
によるフローテイング効果を良くし、このことと
上記風圧の乱れ防止効果と相まつて、布帛等の帯
状物を整然と送行させることができる。従つて熱
風吹出し速度を速くしかつ布帛とノズルボツクス
の面間距離を近づけることが問題なく可能とな
り、効率を高め処理能力を増大できる。
次に本発明の実施例を図面に基いて説明する。
第3図〜第11図において、Fは布帛等の処理す
べき帯状物、1,1は左右で対に設けられたピン
テンター等の無端の保持部材で、帯状物Fをその
耳部を保持して連続的に送行される。2,2は保
持部材1,1の案内レール、3,3は帯状物Fの
上下に配置したエヤートランク、4,4は帯状物
Fの幅方向に延在しかつ帯状物Fとの対向面に適
数の吹出し口5,5を有するノズルボツクスであ
つて、前記エヤートランク3,3の帯状物Fとの
対向面側に帯状物送行方向に多数並設されてい
る。6,6はエヤートランク3,3からノズルボ
ツクス4,4への熱風供給口である。7,7は上
下のエヤートランク3,3のノズルボツクス取付
側とは反対側略中央に吐出側を直結して配置した
軸流フアンであり、機内のフアン両側方に配設し
たヒーター8により加熱された熱風を、エヤート
ランク3,3内へ送給するとともに該エヤートラ
ンク3,3を経て熱風供給口6,6からノズルボ
ツクス4,4内へ送り込み、吹出し口5,5から
帯状物Fに向けて吹出せるようになつている。吹
出し口5,5から吹出された熱風はノズルボツク
ス側方へ流れて機内両側部を上方または下方へ流
動し、再びヒーター8を経て軸流フアン7,7に
より送給される。従つて熱風供給は循環方式であ
る。9,9は上下のノズルボツクス4,4からの
全体の送風量を調整すべく機内両側部上下に配設
したダンパー、10,10はエヤーフイルターで
ある。
しかして、ノズルボツクス4は、帯状物Fの幅
方向に伸縮可能なるよう3つのボツクス構成体4
a,4b,4cにてテレスコープ式に挿嵌構成さ
れており、中央のボツクス構成体4bは動かない
よう固定され、これに遊嵌せる両端部のボツクス
構成体4a,4cはスライド調整可能に設けられ
ている。このボツクス構成体4a,4cのスライ
ド調整によりノズルボツクス4の有効幅を処理す
べき帯状物Fの幅に容易に適合させることができ
る。11,11はボツクス構成体4a,4cをス
ライド可能に支持するスライドガイドである。各
ボツクス構成体4a,4b,4cの帯状物Fとの
対向面に存する吹出し口5はスライド調整に拘わ
りなく開口状態を保持できるようスライド方向に
所要長さのスリツト状に形成されている。熱風供
給口6はノズルボツクス4を最も短縮した状態で
ノズルボツクス4の範囲内にあるようノズルボツ
クス4の最小有効幅より小さく設定されている。
上記のノズルボツクス4は各ボツクス構成体4
a,4b,4cが図面に示すように帯状物Fとの
対向面側を広幅にした断面略梯形状に形成されて
いる。そのため相隣るノズルボツクス4,4同士
の間隔が帯状物Fとの対向側で狭小となり、ノズ
ルボツクス4から吹出された熱風が帯状物Fに当
つた後ノズルボツクス4,4間の空間へ流通する
のを前記狭小間隔によつて規制でき、熱風による
帯状物Fのフローテイング効果を良くする。
またノズルボツクス4の内部には熱風供給口6
から送り込まれる熱風をノズルボツクス4内の全
域に分散送風するインナーノズル12が装備され
ている。このインナーノズル12は、図のように
孔13を多数有した有孔板にてノズルボツクス4
と略対応した断面形のトラフ状をなしかつ両端開
放形態に形成してなり、前記熱風供給口6の内方
部を蔽うように装備する。前記多孔板の開孔率は
50%以下が好適で、これ以上になると分散効果が
低下する。インナーノズル12の装着手段として
は図のように熱風供給口6の縁部に嵌着するほか
種々の実施が可能である。もちろんノズルボツク
ス4とインナーノズル12との間には熱風の流通
に支障のない程度の若干の間隙を保有させる。前
記の構成によれば、熱風供給口6から送り込まれ
る熱風は、先ず有孔板よりなるインナーノズル1
2に当り、その一部はインナーノズル12の孔1
3を通過するとともにその他はインナーノズル1
2の開放された両端よりノズルボツクス4の両端
部の方へ送り込まれ、結果的にノズルボツクス4
内の全域にほぼ万遍に分散してその風圧が均一化
することになる。なお、インナーノズル12に有
する孔13の形状および大きさは図示のものに限
らない。
また上記テレスコープ式のノズルボツクス4の
各ボツクス構成体4a,4b,4cには帯状物F
との対向面に互に嵌合する長手方向の凹凸条のガ
イド14a,14b,14cが形成されている。
前記ガイド14a,14b,14cとしては図示
のようにボツクス構成体4a,4b,4cの帯状
物Fとの対向面センターをプレス加工等により内
方へV溝状に凹入してなる形態のものが好適であ
る。この場合、ガイド14a,14b,14cの
部分がリブ的補強作用を果し、ノズルボツクス4
の歪や変形防止効果に優れるとともに、ボツクス
構成体4a,4cのスライド調整が円滑良好に行
なえる。
さらに上記のごとき構成を有する上下の各ノズ
ルボツクス4,4は、それぞれ1ブロツクに相当
するエヤートランク3,3に取付けられている
が、特に機械全長に亘りエヤートランク3,3同
士の境界部分を含め等間隔に配列されている。そ
して帯状物Fを保持する保持部材1,1の幅出し
調整を行なうためのスクリユーシヤフト15は所
要個所の相隣るノズルボツクス4,4同士の間隔
内に配されている。前記ノズルボツクス4の配列
間隔はノズルボツクス4に有する吹出し口5が帯
状物送行方向に略等間隔に配列されるよう設定す
るのがよい。このようにノズルボツクス4が等間
隔に配列されていると、ノズルボツクス4からの
熱風の吹出し風圧に乱れが生じず、従つて帯状物
Fは熱風によるフローテイング効果により整然と
送行される。またノズルボツクス4の形態上、そ
の間隔は帯状物Fとの対向側から漸次拡がつてお
り、従つて帯状物Fとの対向側が狭小であつても
その間隔内にスクリユーシヤフト15を配して上
記のごとく実施できるのである。スクリユーシヤ
フト15には案内レール2,2の支持部16,1
6が螺合しており、スクリユーシヤフト15の回
転により支持部16,16を介して案内レール
2,2つまり保持部材1,1の幅出し調整が行な
われる。
ノズルボツクス4の取付手段として、エヤート
ランク3の帯状物Fとの対向面である腹板に直に
ノズルボツクス4を装着することもできるが、図
示するように熱風供給口6が形成された所要幅の
基板17に各ボツクス構成体4a,4b,4c、
スライドガイド11,11およびインナーノズル
12を装着し、これをエヤートランク3に対し取
外し可能に取付けるのが好ましい。即ちこの場合
各ノズルボツクス4を個々に基板17ごと着脱で
き、補修交換等が容易になる。
さらに上記したようにテレスコープ式のノズル
ボツクス4はその有効幅を帯状物Fの幅に適合さ
せることができるので、図示のように上下のノズ
ルボツクス4,4の対向面間隔を左右の案内レー
ル2,2の上下方向の幅(厚み)より小なるよう
設定することが可能であり、帯状物とノズルボツ
クス4の面間距離を近づけることができる。また
ボツクス構成体4a,4cと案内レール2,2と
を連結してボツクス構成体のスライド調整を保持
部材1,1の幅出し調整に連動させるよう設ける
ことができる。この場合において、処理すべき帯
状物Fの耳部は該部を保持する保持部材1により
熱風の当触が不足気味となるで、これを補うため
に、ノズルボツクス4の両端部に送風増量構造を
設けるのがよい。送風増量構造としては、図示す
るように補助の吹出し口5′を形成したり、本来
の吹出し口5の端部を拡径すること等が考えられ
る。
さらに上記の構造において、上下のエヤートラ
ンク3,3は、それぞれ軸流フアン連結側とノズ
ルボツクス取付側との別体の2部分3a,3bを
ボルト等により結合構成するとともにノズルボツ
クス取付側の部分3aをボルト等が貫挿された長
孔等を利用して上下動可能に設けるのがよい。即
ちこの場合、上下のノズルボツクス4,4の対向
面間隔が調整可能となり、前記間隔を点検清掃等
の際に案内レール2の上下方向の幅より大きくし
てノズルボツクス4の取外し作業を容易にするこ
とができる。
また軸流フアン7は、ケーシング18内におい
て駆動軸19に締結された複数の動翼20をもつ
羽根車21と、この羽根車21の動翼に対しその
送風側に近接する案内羽根22とを備えてなる。
特に案内羽根22は羽根車21の回転による軸方
向の螺旋流を軸方向と回転遠心方向との2方向の
直進流に整流すべく、形状の異なる2種類の静翼
23a,23bをラツパ状静翼枠24の内外面に
それぞれ複数配設してなり、さらに前記ラツパ状
静翼枠24の径小側部分がケーシング18とハブ
用キヤツプ25との間に位置して羽根車21の動
翼20に近接し、径大側部分がケーシング18外
に位置するよう装設されている。この軸流フアン
7は、これより大きい拡がりをもつエヤートラン
ク3に送出側が直結されているので、上記案内羽
根22におけるラツパ状静翼枠24の径大側部分
がエヤートランク3内に位置することになり、エ
ヤートランク3内の軸流フアンから遠いところに
熱風を送り込むのに前記案内羽根22が有効に作
用する。即ち軸流フアン7より送出される熱風は
案内羽根22により軸方向と回転遠心方向の2方
向の直進流に整流されてエヤートランク3内の全
域に送り込まれる。従つてエヤートランク3に取
付けられた各ノズルボツクス4に対する熱風供給
が均一化し、より一層熱風吹出し速度の均一化を
図れる。
また上記の乾燥、熱処理機において、第11図
のように機体26の両側面がエヤートランク3の
長さに相当するブロツクごとに装着された扉27
により全面扉方式に構成されていると、機内の補
修点検、清掃が容易に行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来の布帛の乾燥、熱処
理機を例示する横断面図と一部の縦断面図、第3
図および第4図は本発明の実施例を示す略示横断
面図と一部の略示縦断面図、第5図および第6図
は同上の拡大横断面図と一部の縦断面図、第7図
は前図―線の一部の断面図、第8図はノズル
ボツクス部分の一部欠截分解斜視図、第9図は前
図―線の断面図、第10図はインナーノズル
を例示する斜視図、第11図は本発明の乾燥、熱
処理機の一部欠截斜視図である。 F…布帛等の帯状物、1…保持部材、2…案内
レール、3…エヤートランク、4…ノズルボツク
ス、5…吹出し口、6…熱風供給口、7…軸流フ
アン、4a,4b,4c…ボツクス構成体、12
…インナーノズル、14a,14b,14c…ガ
イド、15…スクリユーシヤフト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 処理すべき布帛等の帯状物に対し幅方向に延
    在しかつ帯状物との対向面に吹出し口を有するノ
    ズルボツクスを備え、該ノズルボツクスを複数の
    ボツクス構成体にてテレスコープ式に挿嵌構成
    し、このノズルボツクスの帯状物との対向面とは
    反対側に有する熱風供給口より送り込まれる熱風
    を吹出し口から帯状物に向けて吹出せるようにし
    た乾燥、熱処理機において、 ノズルボツクスの内部には、略全面に渡つて多
    数の孔を有する有孔板にてノズルボツクスと略対
    応したトラフ状をなしかつ両端が開放形態をなす
    インナーノズルを、前記熱風供給口の内方部を蔽
    うようにノズルボツクス内面との間に所要の間隙
    を存して装備し、熱風供給口より送り込まれる熱
    風をノズルボツクス内の全域に分散させるように
    したことを特徴とする布帛等の乾燥、熱処理機。 2 ノズルボツクスの各ボツクス構成体を帯状物
    との対向面側を広幅にした断面梯形状に形成して
    なる特許請求の範囲第1項記載の布帛等の乾燥、
    熱処理機。 3 ノズルボツクスの各ボツクス構成体には帯状
    物との対向面に互に嵌合する長手方向のガイドが
    設けられてなる特許請求の範囲第1項または第2
    項記載の布帛等の乾燥、熱処理機。 4 ガイドはノズルボツクスの帯状物との対向面
    センターを内方へV溝状に凹入してなる特許請求
    の範囲第3項記載の布帛等の乾燥、熱処理機。 5 インナーノズルが開孔率50%以下の有孔板に
    て形成された特許請求の範囲第1項、第2項、第
    3項または第4項記載の布帛等の乾燥、熱処理
    機。 6 左右で対に設けられた無端の保持部材とそれ
    の案内レールとを備え、前記保持部材により保持
    されて送られる布帛等の帯状物の上下に、その幅
    方向に延在しかつ帯状物との対向面に多数の吹出
    し口を有するノズルボツクスを多数並設し、上下
    のノズルボツクスをそれぞれ複数のボツクス構成
    体にてテレスコープ式に挿嵌構成し、各ノズルボ
    ツクスの帯状物との対向面とは反対側に有する熱
    風供給口より送り込まれる熱風を吹出し口から帯
    状物に向けて吹出せるようにした乾燥、熱処理機
    において、 上下の各ノズルボツクスは、帯状物との対向面
    側を広幅にした断面略梯形状をなし、その内部に
    は、略全面に渡つて多数の孔を有する有孔板にて
    ノズルボツクスと略対応したトラフ状をなしかつ
    両端が開放形態をなすインナーノズルを、前記熱
    風供給口の内方部を蔽うようにノズルボツクス内
    面との間に所要の間隙を存して装備して、熱風供
    給口より送り込まれる熱風をノズルボツクス内の
    全域に分散し得るように設けてなり、前記ノズル
    ボツクスを機械全長に亘り全て等間隔に配列し、
    所要個所の相隣るノズルボツクス同士の間隔内に
    帯状物の幅出し調整用のスクリユーシヤフトを配
    したことを特徴とする布帛等の乾燥、熱処理機。 7 上下のノズルボツクスが帯状物の上下に配置
    されたエヤートランクの帯状物との対向面側に取
    付けられ、上下のエヤートランクのノズルボツク
    ス取付側とは反対側略中央に軸流フアンの送出側
    が連結された特許請求の範囲第6項記載の布帛等
    の乾燥、熱処理機。 8 軸流フアンの案内羽根は、ケーシング内の駆
    動軸に締結された羽根車の回転による軸方向の螺
    旋流を軸方向と回転遠心方向との2方向の直進流
    に整流すべく、形状の異なる2種類の静翼がラツ
    パ状静翼枠の内外面にそれぞれ複数枚配設され、
    さらに前記ラツパ状静翼枠の径小側部分がケーシ
    ングと羽根車のハブ用キヤツプの間に位置しかつ
    径大側部分がケーシング内のエヤートランク内に
    位置するよう装設された特許請求の範囲第7項記
    載の布帛等の乾燥、熱処理機。 9 ノズルボツクスは熱風供給口を有する基板に
    装着され、基板とともに取外し可能なるようエヤ
    ートランクに取付けられている特許請求の範囲第
    7項または第8項記載の布帛等の乾燥、熱処理
    機。 10 上下のノズルボツクスのうち少なくとも一
    方のノズルボツクスの両端部に送風増量構造を備
    え、保持部材による布帛等の耳部への送風不足を
    補うようにした特許請求の範囲第6項、第7項、
    第8項または第9項記載の布帛等の乾燥、熱処理
    機。 11 上下のノズルボツクスの対向面間隔が左右
    の案内レールの上下方向の幅より短かく設定され
    た特許請求の範囲第6項、第7項、第9項または
    第10項記載の布帛等の乾燥、熱処理機。 12 上下のエヤートランクは軸流フアン連結側
    とノズルボツクス側の別体の2部分が結合構成さ
    れるとともにノズルボツクス取付側の部分が上下
    動可能に構成された特許請求の範囲第7項、第8
    項または第9項記載の布帛等の乾燥、熱処理機。 13 機体内の左右両側部に上下のノズルボツク
    スからの全体の送風量を調整するためのダンパー
    を設けてなる特許請求の範囲第6項記載の布帛等
    の乾燥、熱処理機。
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