JPS6332214Y2 - - Google Patents

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JPS6332214Y2
JPS6332214Y2 JP1983005209U JP520983U JPS6332214Y2 JP S6332214 Y2 JPS6332214 Y2 JP S6332214Y2 JP 1983005209 U JP1983005209 U JP 1983005209U JP 520983 U JP520983 U JP 520983U JP S6332214 Y2 JPS6332214 Y2 JP S6332214Y2
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JP
Japan
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shaft
oil
bearings
bearing
bit
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JP1983005209U
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JPS59111885U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は石油井掘削機あるいは地熱井掘削機と
して使用されるターボドリルに関する。
ターボドリルは、第1図に示す如く、円筒状の
ハウジングaの内側に、先端にビツトcを有する
シヤフトbを挿入し、該シヤフトbとハウジング
a内面との間にスラスト軸受部dやラジアル軸受
部e,f,gを適宜設けて、ハウジングaに対し
てシヤフトbが自在に回転すると共に、軸心方向
の反力も支持できるようにし、且つ上記シヤフト
bとハウジングa間のタービン部には、ステータ
ブレードhとロータブレードiとからなるタービ
ンブレードを数十段あるいは百数十段配置し、リ
グ本体のマツドポンプから圧送された圧力エネル
ギーを保有する流体をタービン部jに通して、タ
ービンブレードにより回転運動に変換させ、シヤ
フトbを介してビツトcに回転動力を伝達させて
ドリリングを行わせるようにし、一方、動力とし
て使用された流体は、通路kを経てビツトに設け
た孔より外部へ噴出された後、掘削された穴内を
地上側へ戻される。
かかるターボドリルにおけるスラストあるいは
ラジアル軸受部d,e,f,gの構成として、従
来は軸受としてラバーライニング形式のものが使
用されている。すなわち、スラスト軸受部d、ラ
ジアル軸受部e,f,gにそれぞれ硬質ゴムl,
m,n,oを用い、通過するマツドで潤滑させる
ようにしている。
しかし、上記ラバーライニング形式のスラスト
あるいはラジアル軸受を使用した第1図の如き従
来方式では、次のような問題がある。
ラバーライニング形式の軸受をマツドで潤滑
させるので、軸受が摩耗し易く、寿命も短かく
(30〜40時間)、そのため、交換頻度が多くな
り、メンテナンス費が高くなり、又、スラスト
軸受は摩擦係数が大きいため、トルク損失が大
となる。
使用深度が深くなるにつれて周囲の地熱が高
くなるが、ラバーライニング形式の軸受ではせ
いぜい120〜130℃が限度で耐熱性に劣り、これ
以上の温度では寿命が短かくなり、使用に耐え
なくなる。石油掘削では160℃、地熱掘削では
350℃が要望されている。
ビツトに近い最終段のラジアル軸受のクリア
ランスに一種のシール効果をもたせているが、
シール効果が十分ではなく、ビツト差圧が大き
くとれずジエツテイングを効果的に効かすこと
ができず、又ビツト差圧を大きくとるとバイパ
スによる流体の損失が大きくなるためビツト荷
重が十分とれない。
タービン段数を増加することによつてトルク
を大きくすることができるが、長さと径の比
(L/D)が大きくなり過ぎ、キツクオフ時に
希望する曲率が得られないことになる。そのた
め、タービン段数を少なくして高トルク化を図
ることが望ましい。
本考案は、このような問題点を解消しようとす
るもので、従来のラバーライニング形式の軸受で
マツド潤滑方式としたことに代え、鋼製の軸受に
よる両端支持を採用し、油浴潤滑方式をとり、シ
ヤフト内及びスリーブ内周に油溜を設けて軸シー
ルから油が漏れてもバランスピストンの移動によ
つて内外圧の圧力をバランスさせ、マツドの侵入
を防ぎながら出来るだけ長時間に亘つて軸受が油
浴状態で運転できるようにし、負荷容量と耐久性
の大幅な向上を図るようにしたものである。
以下、図面にもとづき本考案の実施例を説明す
る。
第2図は本考案の装置を施したターボドリルの
断面を示している。
ハウジング1内に、中空状にして先端にビツト
取付ねじ部を有し且つ末端を閉じたシヤフト2を
挿入し、該シヤフト2の末端部と先端部をラジア
ル及びスラスト軸受で支持し、且つシヤフト2と
ハウジング1間にタービン部を設けた構成におい
て、シヤフト末端部の軸受を、ラジアル円筒ころ
軸受4とし、シヤフト先端部の軸受を、スラスト
ころ軸受5及びラジアル円筒ころ軸受6,6′と
してある。上記末端側のラジアル円筒ころ軸受4
の下流側(シヤフト先端側)には、シヤフト2側
に固定のロータブレード7とハウジング1側に固
定のステータブレード8とからなる高負荷のター
ビンブレード9を従来に比して少ない段数として
構成したタービン部Aを配設し、該タービン部A
の下流側におけるシヤフト2とハウジング1間に
はラビリンスパツキン10を設けて、該ラビリン
スパツキン10とタービン部Aとの間の位置にお
けるシヤフト2に、内外方向に貫通するマツド通
過孔11を設け、更にシヤフト2先端のビツト取
付ねじ部にはローラビツトあるいはダイアモンド
ビツトの如きビツト3を着脱自在に取り付けてあ
り、地上のリグ本体のマツドポンプからハウジン
グ1内に圧送されて来たマツドが、シヤフト2の
外側とハウジング1間に流入したタービン部Aを
通るときにタービンブレード9により回転運動に
変換され、シヤフト2が回転してビツトが回転さ
せられ、又、マツドはマツド通過孔11からシヤ
フト2内に入り掘削部に噴出させられるようにす
る。
本考案は、上記のようにシヤフト2の回転、掘
削時の反力を支持する軸受として、鋼製の軸受
4,5,6,6′を採用し、且つ軸受部へのマツ
ドの浸入防止並びに軸受部の潤滑方式として、次
の如きシール装置を採用していることを特徴とし
ている。
すなわち、ビツト側軸受部Bではハウジング1
内に油溜部1を有するシリンダ15を設け、油溜
部12内にバランスピストン13をハウジング1
の軸心方向に移動自在に収納し、該シリンダ15
の軸受5側には油路14を設けて油溜部12内と
軸受5,6,6′部分が連通するようにし、シリ
ンダ15のタービン側の端部には、バランスピス
トン13の左側に通じる流路16を設け、又シリ
ンダ15のタービン部側端部とシヤフト2との間
にシール17を設ける。又、ラジアル円筒ころ軸
受6のビツト側には、ビツト側から軸受6の方向
へは流体を通さないようにしたたとえばメカニカ
ルシール19と、たとえばラビリンスの如きリス
トリクター21との組合わせによるシール機構を
備えている。
従つて、バランスピストン13の働きによつ
て、マツド圧と油溜部12の圧力のバランスが図
られると共に、シール部17,19から微量の油
が漏れても、油溜部12を長くして、バランスピ
ストン13のストロークを長くとつてあるので、
バランスピストン13の移動により常時封入され
た油の状態を定常に保持できる。
又、軸2のもう一方の末端部Cでは、ラジアル
円筒ころ軸受4によつて支持されるシヤフト2の
末端側に固定して形成したシリンダ20の油溜部
22内に、バランスピストン23を該シヤフト2
の軸心方向に移動自在に収納し、該シリンダ20
内に油路24を設けて油溜部22内とラジアル円
筒ころ軸受4部分が連通するようにし、該ラジア
ル円筒ころ軸受4の両端にシール25を設けて油
漏れを防止してある。更に、前記油溜部22の圧
力流体入口側に流路26を設けて、圧力流体の一
部が油溜部22内のバランスピストン23で仕切
つた室27に流入し得るようにして、油溜部22
の油圧とマツド圧の圧力差をなくし、シール25
には低圧シールを採用できるようにしてあると共
に、シール25から微量の油が漏れても、油溜部
22を長くして、バランスピストン23のストロ
ークを長くとつてあるので、バランスピストン2
3の移動により、常時封入された油の状態を定常
に維持できる。
本考案の装置は上記構成としてあるので、マツ
ドが圧送されて来てタービン部Aを通過させられ
ると、該タービン部Aのタービンブレード9によ
りシヤフト2の回転運動に変換されてシヤフト2
は回転させられ、先端のビツト3により掘削が行
われる。このシヤフト2の回転はラジアル円筒こ
ろ軸受4,6,6′にて支持し、掘削時の反力は
スラストころ軸受5で支持される。この際、ラジ
アル円筒ころ軸受4とスラストころ軸受5及びラ
ジアル円筒ころ軸受6,6′とは、これらの両側
に封入された油による油浴潤滑方式により潤滑さ
れており、しかも軸受部B及び末端部Cは油溜部
12,22内と夫々連通していて長時間に亘る油
浴潤滑状態を継続でき、又シール17,19と2
5によりマツドの浸入を防止しているので、マツ
ドにより潤滑させるラバーライニング方式に比し
て数倍の寿命延長を図ることができる。
以上述べた如く本考案の装置によれば、次の如
き優れた効果を奏し得る。
(i) タービン軸を油浴潤滑式の鋼製軸受で両端支
持してあるので、軸の危険振動数が高くなると
共に、ロータとステータのクリアランスが適切
に保持され、広範な回転数で安定して作動す
る。
(ii) 両端の軸受部には、バランスピストンを備え
た油溜部をシヤフト内及びスリーブ内に設け、
シールを取付けて油を封入してあるので、圧力
流体の圧力と封入された油の圧力がバランスし
ていてシール部材に圧力差にもとずく外力が作
用せず、シール部材が安定した働きをする。
(iii) シール部材から油が漏れても、バランスピス
トンの移動により常に安定した状態で軸受が油
浴潤滑される。
(iv) 従つて、従来のラバーライニング形式に比し
て大幅な信頼性の向上と耐久性の向上を図るこ
とができる。又、軸受の交換頻度が少なくな
り、それだけ作業性を向上し得る。
(v) 軸受が鋼製であるから、耐熱性が優れ、高温
にも耐えられて石油井掘削、地熱井掘削にも使
用できて長寿命化が図れる。
(vi) タービン段数が従来に比して少なくしてある
ので、キツクオフ時に希望する曲率が容易に得
られ、且つ高トルク化が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のターボドリルの説明図、第2図
は本考案のターボドリルの説明図である。 図中、1はハウジング、2はシヤフト、4,
6,6′はラジアル円筒ころ軸受、5はスラスト
ころ軸受、12,22は油溜部、13,23はバ
ランスピストン、17,19,25はシール、A
はタービン部、Bは軸受部、Cは末端部を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端にビツトを取り付けたシヤフトをハウジン
    グ内に挿入して、該シヤフトの回転と掘削時のタ
    ービン推力及びビツト反力を支持する両端の軸受
    と、圧送された流体によりシヤフトに回転力を発
    生させる多数段のタービン部を備えたターボドリ
    ルにおいて、上記軸を支持する両端の軸受に鋼製
    軸受を用い、該各軸受を油浴潤滑させるため該各
    軸受を挾むよう両側にそれぞれシールを設けて油
    を封入すると共に、一端が上記各油封入部に、他
    端が圧力流体側にそれぞれ連通する油溜部をシヤ
    フト内及びスリーブ内周にそれぞれ設け、該各油
    溜部内にバランスピストンをそれぞれ収納してな
    ることを特徴とするターボドリル。
JP520983U 1983-01-18 1983-01-18 タ−ボドリル Granted JPS59111885U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP520983U JPS59111885U (ja) 1983-01-18 1983-01-18 タ−ボドリル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP520983U JPS59111885U (ja) 1983-01-18 1983-01-18 タ−ボドリル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59111885U JPS59111885U (ja) 1984-07-28
JPS6332214Y2 true JPS6332214Y2 (ja) 1988-08-29

Family

ID=30136805

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP520983U Granted JPS59111885U (ja) 1983-01-18 1983-01-18 タ−ボドリル

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51149102A (en) * 1975-06-09 1976-12-21 Eng Enterpr Well tool

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51149102A (en) * 1975-06-09 1976-12-21 Eng Enterpr Well tool

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59111885U (ja) 1984-07-28

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