JPS63315974A - 空気中放射能個人モニタ装置 - Google Patents

空気中放射能個人モニタ装置

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JPS63315974A
JPS63315974A JP15253787A JP15253787A JPS63315974A JP S63315974 A JPS63315974 A JP S63315974A JP 15253787 A JP15253787 A JP 15253787A JP 15253787 A JP15253787 A JP 15253787A JP S63315974 A JPS63315974 A JP S63315974A
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tritium
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radioactivity
electrode
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Hiroo Sato
佐藤 博夫
Masayasu Mito
三戸 正康
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Hitachi Ltd
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Aloka Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は個人モニタ装置、特に空気中に存在する放射能
濃度を実時間で高感度に測定するための携帯式の空気中
放射能個人モニタ装置に関する。
[従来の技術] 近年、原子力施設の増設や病院等におけるトレーサとし
て放射線の使用等に伴い放射性物質とのかかわりが多く
なっており、放射能に対する個人のモニタリングが重要
である。
個人のモニタリング装置としては、フィルムバッジ式の
ものやポケット線量計等が用いられている。前者は放射
線がフィルムを感光させた濃度により被曝した放射能を
測定し、後者は放射線の入射による電離電荷をローリッ
ツエン箔検電器等にて測定するもので、これらをポケッ
ト部分に取り付けることにより、放射能に関する個人管
埋が行なわれている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、従来のモニタ装置では、低エネルギの放
射能を、1p1定することは困難であり、例えば平均エ
ネルギ5.7keVのβ線を放出するトリチウムや、空
気中許容濃度がトリチウムの最大許8濃15X10  
μct/cn+  よりも10−3程度−6..−3 も低いヨウ素はそのエネルギが低いので、従来の携帯式
のものでは実時間に測定することができないという問題
があった。
すなわち、トリチウムは空気中(latm)での最大飛
程がわずか51Tla+程度(平均飛程約0. 6mm
)であり、このトリチウムβ線を入射窓(1mg/cm
2)ををする従来のモニタ装置では測定することかでき
ない。従って、低エネルギの放射能は検出器内に取り込
む電離箱や液体シンチレーションカウンタ等でall+
定しなければならない。
しかし、電離箱では放射線によって生じる電離電流が少
ないことから、電離箱を大きくしてΔJIJ定空気を増
大させなければならないので、携帯用として小型化する
ことはできない。
また、液体ンンチレーションカウンタでもトリチウムを
ある程度捕集しなければ良好な1(III定ができない
ので、装置が大型化して携帯用としては不適当なものと
なり、更にトリチウムを捕集し測定するという連続的な
測定を行うことが困難である。
これらのことはトリチウムに限らず、ヨウ素等の他の放
射性物質についても同(、ηであり、特にヨウ素につい
ては自然に存在するラドン(Rn)やトロン(Tn)等
の放射性物質の影響を考慮し、これらの放射能の減衰を
待って測定しなければならず、測定に30分以上の遅れ
が生じるという問題がある。
発明の「1的 本兇明は前記従来の問題点に鑑みなされたものであり、
その目的は、低エネルギの放射能を携帯式のもので実時
間に測定できる空気中放射能個人モニタ装置を提供する
ことにある。
r問題点を解決するための手段] 前記目的を達成するために、本発明に係る空気中放射能
個人モニタ装置は、トリチウムをトリチウム水に変換す
る変換容器と、トリチウム水及びその他の放射性物質を
含む測定空気を導入する流通部と、この流通部の流れ方
向に沿って設けられ!・リチウム水及びその他の放射性
物質を吸着する薄い捕集板と、この捕集板を一部に有し
この捕集板に沿って集電極である棒状電極を配設した検
出部と、この検出部からの検出電流を計1定値に変換し
て表示する測定表示部と、を有することを特徴とする。
[作用] 以上の構成によれば、空気中トリチウムは水蒸気気体と
してのトリチウム水に変換され、このトリチウム水及び
その他の放射性物質を含む測定空気が流通部に導入され
ており、これにより流通部の一部に設けられた薄板から
成る捕集板にトリチウム水及びその他の放射性物質が吸
着される。
そして、この捕集板は検出部の一部を構成しているので
、捕集板に吸着された放射性物質の放射能を棒状電極に
て検出することができる。従って、低エネルギの放射線
であっても捕集板に水分として集積させることにより、
良好に測定できることになる。
[実施例コ 以下、図面に基づいて本発明の好適な第1実施例を説明
する。
第1図には、本発明の個人モニタ装置の概略(111成
が示され、これは従来のポケット線量計に本発明を応用
したものである。
すなわち、放射線の入射により生じる電離電荷を検出す
る検出部10が設けられており、この検出部10の内面
には薄膜の陰極10aが塗装あるいは蒸着にて形成され
、一方陽極であり集電極でもある棒状電極工2が絶縁体
14を介して取り付けられている。そして、前記検出部
10から外側に突出する棒状電極12後端部を内含する
1411I定表示部16が設けられ、前記棒状電極12
の後端部には2枚の電極箔から成るローリッツエンの箔
検電極18が取り付けられている。また、この測定表示
部16にはレンズ等を介して前記箔検電極18を視認す
る観察窓20か配設され、その内部に濃度を示す目盛が
付されている。
従って、検出部10にて検出された電離電荷はその瓜に
応じて箔検電極18を開かせることになり、この2枚の
電極の開き度合いにて放射能濃度を測定することができ
る。
本発明において特徴的なことは、携帯式のもので低エネ
ルギの放射線をも容易に測定できるようにしたことであ
り、このために、トリチウムを気体であるトリチウム水
に変換する変換容器22と、このトリチウム水を及びそ
の他の放射性物質を含む測定空気を導入する流通部24
と、放射性物質を吸着して捕集する捕集板26とを設け
ている。
すなわち、変換容器22はその内壁に白金やパラジウム
から成る触媒22aを配置して不図示の加熱装置にて加
熱するようにしており、これによって流入口22bから
導入される測定空気中のトリチウムを、次の反応式にて
水蒸気としてのトリチウム水に変換する。
2T  +O→ 2T20 また、流通部24にはトリチウム水やその他の気体状の
放射性物質、例えば既に空気中に存在するトリチウム水
、ヨウ素(I2)等を含む測定空気を導入しており、こ
の測定空気内の放射性物質を捕集板26にて吸着するよ
うにする。この捕集板26は、モレキュラシーブ、シリ
カゲル又は活性炭等の吸イ1物質を祠ねとして1mm以
下の厚さで形成しており、成層された放射性物質は数秒
にて検出部10側に移動し、時間とともに集積される。
従って、捕集の時間遅れはほとんとツ11(硯でき、か
つ捕集される放射性含釘水は厚さに対して均等に集積さ
れる。この場合、捕集板26からのトリチウムβ線の放
射率にはβ線吸収係数μとすると、次の関係式で表され
る。
k−1/2110X (1−e−”x)−(1)(ρは
密度、Xは捕集板の厚さ) 従って、捕集板26の厚さを0.5m+nとした場合、
k≠10−3となり、捕集中のトリチウムからは崩1f
PtをAとすると捕集板面にA−に=10−3・Aの放
射線が放射されることになる。
そして、この捕集板26の放射線は検出部10で検出さ
れるが、このために実施例では、捕集1d226の検出
側面にはメツシュ状の陰極板10bが陰極10 aに接
続された状態で設けられる。この陰極板10bはメツシ
ュの開口率が80%程度とされ、陰極10a及び陰極板
10bと棒状電極12との間に電圧を印加することによ
り、放射線による電離電荷を検出することができる。
この場合の電離電荷Qは次式で表されるものとなる。
Q −(77e E/W) kA t ”;1O−12kat   (クーロン)   −(2
)ここで、A≠3.7X10−4・aであり、ηは集電
率(牛1)、eは電子1個の電荷量、Eは電離箱内で費
されるβ線のエネルギ(トリチウム平均エネルギ)、t
は測定(捕集)時間、Wは空気中に1個の電荷を生じる
ための平均電離エネルギ(35eV程度)、aは時間t
における平均崩懐二(μCi)とする。
例えば、空気中トリチウム濃度が最大許容濃度の5 X
 10−6μCi /cn+3である空気を10時間に
100J1通気すると、約1gの水が捕集される(温度
20°Cで湿度60%のとき)。この場合、のトリチウ
ムの平均崩壊iaは5X10−6μCi/cm3X10
5 = ”xlO−’μCiとなり、従って、Q=lO
−12XIQ−3x 5X10−’X 3.GxlO4
−2xlo”  (クーロン)となり、棒状電極12に
は2X10    (クーロン)の電荷が集電される。
また、ヨウ素についても同様にal11定でき、ヨウ素
のβ線のエネルギは300 keV程度であるから、k
≠5X10−1となり、許容濃度についての測定が可能
である。
本発明では、単にalll定値を表示するたけでなく、
所定の被曝を受けた場合に警報を発するようにしてもよ
く、この場合には前記検出部10の静電容量を29Fに
設計し、電極間にはIOVを印加して充電すると、検出
部10の電荷は2X10”であり、集電前が前記許容濃
度と同じ放射能かある場合は相殺して0電位となる。
従って、この状態を検出部10でu+定することにより
、警報をランプやブサーで発することができる。
第1実施例は以上の構成からなり、まず測定空気は流入
口22bから変換容器22内に供給され、ここでトリチ
ウムは水蒸気としての!・リチウム水に変換される。こ
の71111定空気の中には既に気体として存在するト
リチウム水やヨウ素等のその他の放射性物質を含んでお
り、この測定空気は変換されたトリチウム水とともに流
通部24に導入される。
そうすると、この流通部24と検出部10の間に設けら
れた捕集板26にトリチウム水及びその他の放射性物質
(特にトリチウム水)が吸着される。
この捕集板26の片面は検出部10の内壁を構成してい
るので、吸着された放射性物質の放射線によって検出器
内に電離電荷を生じさせる。そして、この電離電荷は棒
状電極12にて検出され、この電離電荷のiJJに応じ
てalllll不定表示の箔険電極18か開くことにな
る。
従って、観察窓20から前記の開き度合を目盛にて読み
取ることにより、放射能量を測定することができ、トリ
チウムやヨウ素等の低エネルギの放射線であっても良好
に測定することができる。
また、図には示されていないが、許容濃度をこえたとき
に前述した構成により、警報を発することができる。
第2図には第2実施例が示されており、第2実施例にお
いて特徴的なことは捕集板を波形状としたことであり、
図のように捕集板28が測定空気の流通方向に沿って流
通部24に配置される。これによれば、測定空気が波形
状捕集板28の山部分を越えながら通過することとなり
、この測定空気中に含まれる放射性物質は捕集板28に
効率良く捕集される。
[発明の効果コ 以上説明したように、本発明によれば、トリチウムをト
リチウム水に変換するとともに、捕集板にて水蒸気中に
含まれる放射性物質を効率良く捕集して測定するように
したので、低エネルギの放射線を正確に411定するこ
とかできる携・掛川の個人モニタを提供可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る空気中放射能個人モニタ装置の第
1実施例の概略構成を示す断面図、第2図は第2実施例
の構成を示す断面図である。 10 ・・・ 検出部 12 ・・・ 棒状電極 16 ・・・ alll定表示部 18 ・・・ 箔険電極 22 ・・・ 変換容器 24 ・・・ 流通部 26.28  ・・・ 捕集板。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)トリチウムをトリチウム水に変換する変換容器と
    、トリチウム水及びその他の放射性物質を含む測定空気
    を導入する流通部と、この流通部の流れ方向に沿って設
    けられトリチウム水及びその他の放射性物質を吸着する
    薄い捕集板と、この捕集板を一部に有しこの捕集板に沿
    って集電極である棒状電極を配設した検出部と、この検
    出部からの検出電流を測定値に変換して表示する測定表
    示部と、を有することを特徴とする空気中放射能個人モ
    ニタ装置。
  2. (2)特許請求の範囲(1)記載の装置において、前記
    捕集板は波板状に形成したことを特徴とする空気中放射
    能個人モニタ装置。
JP15253787A 1987-06-19 1987-06-19 空気中放射能個人モニタ装置 Granted JPS63315974A (ja)

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JP15253787A JPS63315974A (ja) 1987-06-19 1987-06-19 空気中放射能個人モニタ装置

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JP15253787A JPS63315974A (ja) 1987-06-19 1987-06-19 空気中放射能個人モニタ装置

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JPS63315974A true JPS63315974A (ja) 1988-12-23
JPH0534633B2 JPH0534633B2 (ja) 1993-05-24

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ID=15542611

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JP15253787A Granted JPS63315974A (ja) 1987-06-19 1987-06-19 空気中放射能個人モニタ装置

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JP (1) JPS63315974A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011509409A (ja) * 2008-01-10 2011-03-24 ピーイーアットマークアールエル ラドン検出器及び該検出器を備える連続検出装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011509409A (ja) * 2008-01-10 2011-03-24 ピーイーアットマークアールエル ラドン検出器及び該検出器を備える連続検出装置

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JPH0534633B2 (ja) 1993-05-24

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